JP3247755B2 - 土間・ポーチ構造 - Google Patents

土間・ポーチ構造

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JP3247755B2
JP3247755B2 JP07539293A JP7539293A JP3247755B2 JP 3247755 B2 JP3247755 B2 JP 3247755B2 JP 07539293 A JP07539293 A JP 07539293A JP 7539293 A JP7539293 A JP 7539293A JP 3247755 B2 JP3247755 B2 JP 3247755B2
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彰一 上野
英樹 辻山
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築現場でコンクリー
トを打設し養生する作業を省略でき、作業の簡略化及び
工期の短縮化を図ることのできる土間・ポーチ構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】建築物、特に住宅において、玄関の土間
は、床部よりも低い位置で、地面の上に直接コンクリー
トを打設して、その上にモルタル仕上げを行うかあるい
はタイルを貼るなどして形成されている。また、玄関の
みならず、勝手口など他の出入口内部の土間についても
同様の構造になっており、さらに、これらの出入口の外
側に設けられるポーチについても、直接地面の上にコン
クリートを打設して形成されるものである。
【0003】これらの土間等は、いずれも基礎部を構築
するときに基礎部構築位置にコンクリートを打設するの
と同時に、土間等構築位置にもコンクリートを打設し
て、モルタル仕上げやタイル貼りなどを行うという作業
を経て構築されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の土
間等の構築方法によれば、これらの土間等は、コンクリ
ートを打設して、モルタル仕上げやタイル貼りが終り養
生期間を経て表面が乾き固化することで完成するもので
あるから、この養生期間は、土間等の付近を避けながら
その後の作業を行わなければならなかった。従って、現
場での作業の能率が悪く、作業者に負担をかけるもので
あった。
【0005】また、コンクリートの打設作業自体が面倒
であり時間のかかるものであるうえに、土間等の付近の
作業が遅れることから、全体的な工期が長くなりコスト
が高くなるものであった。
【0006】この発明は、上記問題点を解決することを
課題としてなされたものであり、その目的は、土間等の
構築作業を簡略化し、しかも短期間で土間等を完成でき
ることで、作業能率の向上及び工期の短縮を図ることの
できる乾式の土間・ポーチ構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る土間・ポーチ構造は、プレキャストの
底盤と支持材とスラブ材と、を含む土間・ポーチ構造で
あって、前記底盤は、土間・ポーチの構築位置の地面に
形成される掘削穴の底部に設置され、前記支持材は、
形の板部が四方を囲って側面部を形成し、上下面が開口
した箱状で、前記底盤上に設置され、前記側面部内側に
前記スラブ材を支持する支持部を有しかつ該支持部にイ
ンサートが埋設されると共に、前記一の側面部が他の側
面部よりも高さ方向に長く形成されて上部構造物を支持
する基礎兼用とされ、前記スラブ材は、前記支持部に支
持され少なくとも前記インサートに対応する位置に凹部
を有し、この凹部にボルト挿通用の穴が穿設される、こ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に係る土間・ポーチ構造によれば、底盤
と支持材とスラブ材とがプレキャストである、即ち、そ
れぞれが予め出来上がっているので、建築現場ではこれ
らを組み立てるだけでよく、湿式のコンクリート打設作
業が必要ではなくなる。従って、コンクリートを養生す
ることも不要であるので、このコンクリートが乾くまで
土間・ポーチ構築位置付近での作業を中断しなくてもよ
い。
【0009】また、支持材にはインサートが埋設されて
おり、スラブ材には前記インサートに対応する位置にボ
ルト挿通用の穴が穿設されているので、支持材の支持部
にスラブを載置し、インサートとボルト挿通用の穴とを
合わせて、ここにボルトを挿通して螺合するだけでスラ
ブ材の取り付けが完了し、簡単に土間・ポーチを構築で
きる。さらに、支持材の一の側面部が他の側面部よりも
高さ方向に長く形成されて上部構造物を支持する基礎兼
用とされることで、一部基礎の構築も同時に行うことが
できる。 また、スラブ材の少なくともインサート対応位
置に凹部を形成し、この凹部にボルト挿通用の穴を穿設
することで、ボルトの頭部がスラブ表面に突出するのを
防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0011】図1は実施例に係る土間・ポーチ構造の全
体断面図であり、土間42は玄関における土間であり、
ポーチ46は玄関の外部に形成されたポーチである。ま
た、図2は図1の実施例における支持材20を示す図、
図3はスラブ材30を示す図である。なお、図1におい
て支持材20は、図2におけるA−A線で切られる断面
で示されている。
【0012】図1において、本実施例の土間・ポーチ構
造は、底盤10と支持材20とスラブ材30とから構成
され、これらの部材は土間42及びポーチ46のいずれ
においても、大きさ以外の点では同じ構成のものを使用
している。
【0013】底盤10は、土間42とポーチ46の構築
位置において、地面50に形成された掘削穴12の底部
に設置されるもので、方形のプレキャストコンクリート
板からなる部材である。この底盤10の上には支持材2
0が設置されており、支持材20の全体図が図2に示さ
れている。なお、図2(1)は平面図、(2)は正面
図、(3)は背面図、(4)は左側面図、(5)は右側
面図である。
【0014】支持材20は、方形の板部が四方を囲って
側面部22を形成し、上面及び下面が開口した箱状に形
成されている。この支持材20もプレキャストコンクリ
ートからなるものである。四方の側面部22のうち、一
の側面部22aは、他の側面部22よりも高さ方向に長
く形成され、図1に示すように、土間42においては床
部48を支持し、ポーチ46においては玄関ドア44の
ドア枠44aを支持している。従って、側面部22a
は、建築用基礎としての機能も果たすものである。
【0015】また、側面部22aには、他の側面部22
の上端面と面一になる上端面を有する突出部22bが内
側に形成されている。こうして、側面部22aの突出部
22bの上端面と、他の側面部22の上端面とが、支持
部24として機能するようになっている。この支持部2
4には、それぞれの側面部22に2箇所ずつのインサー
ト26が埋設され、後述するように、スラブ材30との
取り付けが簡単に行えるようになっている。
【0016】次に、図3はスラブ材30を示す図であ
る。スラブ材30は、砂と樹脂を混ぜ合わせてこれを加
熱して形成したものであって、このようにして形成する
ことから、着色するなどの装飾を容易に施すことができ
る。このスラブ材30の表面周囲には、段差34が形成
されて、この段差34の凹部34aに、ボルト挿通用穴
32が穿設されている。このように、凹部34aにボル
ト挿通穴32を形成することで、ボルト36(図1参
照)を挿通して螺合したときに、該ボルト36の頭部が
スラブ材30の表面から突出することがなくなる。
【0017】本実施例に係る土間・ポーチ構造は、上述
したような部材から構成されており、以下、図1に基づ
いて、その構築手順について説明する。
【0018】まず、建築物の基礎部(図示せず)を構築
するときに、土間42及びポーチ46の構築位置におい
て、地面50に掘削穴12を形成し、この掘削穴12の
底部に底盤10を水平に設置する。次に、この底盤10
の上に、箱状の支持材20を設置し、該支持材20の支
持部24に、スラブ材30を載置する。このとき、スラ
ブ材30のボルト挿通穴32と、支持材20のインサー
ト26との位置を合わせて載置する。そして、スラブ材
30のボルト挿通穴32からボルト36を挿通して、支
持材20のインサート26と螺合させて固定すること
で、土間42及びポーチ46の構築が完了する。また、
こうして取り付けられたボルト36の上をモルタル(図
示せず)で埋めることによってボルト36の頭部を隠し
見栄えをよくすることもできる。
【0019】このように、本実施例に係る土間・ポーチ
構造は、簡単な乾式の工程により構築されるものであ
り、従来の土間・ポーチ構造のようにコンクリートを打
設し、養生するという湿式の工程がないため、作業の簡
略化及び工期の短縮を図ることができる。また、スラブ
材30を支持材20に固定する作業が完了すれば土間4
2又はポーチ46の構築が完了し、すぐにスラブ材30
の上に乗ってその後の作業を行うことができ、作業能率
を向上させることができる。
【0020】なお、この発明は上記各実施例に限定され
るものではなく発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能
である。
【0021】例えば、支持材やスラブ材は、上述し
状に限定されるものではなく、図4に示すような形状で
あってもよい。
【0022】同図(A)は、支持材の変形例を示し、こ
の支持材60は、3つの側面部62a、62a、62b
において、その内側には支持部64としての突出部64
bが形成され、外側には立上板部66が形成されて、こ
の立上板部66が土間の蹴込み部となるような形状にな
っている。さらに、対向する側面部62a、62aが、
床部を支持する側面部62b(図2における側面部22
aに相当する。)から突出して延設され、これらの対向
する側面部62aも床部を支持するように形成されてい
る。
【0023】次に、図4(B)は、スラブ材の変形例を
示し、このスラブ材70は特にポーチを形成するときに
好適な平面形状を有するように構成されている。
【0024】また、スラブ材は、方形のプレキャストコ
ンクリート板の上面に予めモルタル仕上げ(図示せず)
をしてなるものであってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る土間
・ポーチ構造によれば、底盤と支持材とスラブ材とを設
置して固定するだけで土間・ポーチが完成するので、湿
式のコンクリート打設作業が必要ではなくなる。従っ
て、構築作業の簡略化及び工期の短縮を図ることができ
る。
【0026】また、支持材にはインサートが埋設されて
いる、支持材とスラブ材との取り付けが簡単に行えると
いう効果がある。さらに、支持材の一の側面部が他の側
面部よりも高さ方向に長く形成されて上部構造物を支持
する基礎兼用とされることで、一部基礎の構築も同時に
行うことができる。 また、スラブ材の少なくともインサ
ート対応位置に凹部を形成し、この凹部にボルト挿通用
の穴を穿設することで、ボルトの頭部がスラブ表面に突
出するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例に係る土間・ポーチ構造の全
体断面図である。
【図2】図1の実施例における支持材20を示す図であ
って、同図(1)は平面図、(2)は正面図、(3)は
背面図、(4)は左側面図、(5)は右側面図である。
【図3】図1の実施例におけるスラブ材30を示す図で
ある。
【図4】本発明の他の実施例を示す図であり、図中、
(A)(1)は支持材の平面図、(A)(2)は支持材
の正面図、(B)はスラブ材の平面図である。
【符号の説明】
10 底盤 12 掘削穴 20 支持材 24 支持部 26 インサート 30 スラブ材 32 ボルト挿通穴 42 土間 46 ポーチ 50 地面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/00 E04F 15/00 E04B 5/02 E02D 27/00 - 27/52

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレキャストの底盤と支持材とスラブ材
    と、を含む土間・ポーチ構造であって、 前記底盤は、土間・ポーチの構築位置の地面に形成され
    る掘削穴の底部に設置され、 前記支持材は、方形の板部が四方を囲って側面部を形成
    し、上下面が開口した箱状で、前記底盤上に設置され
    前記側面部内側に前記スラブ材を支持する支持部を有し
    かつ該支持部にインサートが埋設されると共に、前記一
    の側面部が他の側面部よりも高さ方向に長く形成されて
    上部構造物を支持する基礎兼用とされ、 前記スラブ材は、前記支持部に支持され少なくとも前記
    インサートに対応する位置に凹部を有し、この凹部に
    ルト挿通用の穴が穿設される、 ことを特徴とする土間・ポーチ構造。
JP07539293A 1993-03-09 1993-03-09 土間・ポーチ構造 Expired - Fee Related JP3247755B2 (ja)

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JP4351014B2 (ja) * 2003-09-30 2009-10-28 大和ハウス工業株式会社 断熱基礎建物における融雪システム
JP5357211B2 (ja) * 2011-05-20 2013-12-04 住友不動産株式会社 集合住宅の開口部に設けた移設可能な玄関ドアの構造

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