JP2678442B2 - 独立基礎の施工方法とそれに使用する基礎ブロツク - Google Patents

独立基礎の施工方法とそれに使用する基礎ブロツク

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、建築構造物の独立基礎の施工方法に関す
るものである。 従来の技術 従来における独立基礎の施工方法としては、現場で掘
削した溝へ鉄筋及び型枠を設置してコンクリートを打設
する湿式工法と、予め製作したコンクリート基礎を現場
へ搬入して溝内へ設置する乾式の工法とがある。 発明が解決しようとする問題点 上記従来の工法において、現場でコンクリートを打設
する湿式工法においては、鉄筋の配筋や型枠の設置等に
非常に手間を要し、施工期間が長くなるという欠点があ
る。 他方、工場生産した基礎を現場へ搬入して設置する乾
式工法では、このようなコンクリート打設のための作業
が不要である半面、設置した各基礎のレベル調整作業が
非常に面倒となる欠点を有している。即ち、このような
プレハブ式基礎のレベル調整は、まず予め溝内に地業を
行なって割ぐり石等を敷き、その上に上記基礎を設置す
るとともに、レベルを見ながら割ぐり石を取除くか或い
は追加することとなるが、このような割ぐり石等の削減
または追加作業そのものが繁雑であるのみならず、その
度に重い基礎を持上げなければならず、殆ど正確なレベ
ル調整は不可能であると言っても良い程困難な作業が必
要であった。 この発明は、このような従来工法の欠点を解消して、
レベル調整は簡単に行なうことができるようにした独立
基礎の施工方法を提供するものである。 問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明の第1の発明に
よれば、コンクリートブロック体(2)より下方へ鉄筋
(4)を突設した基礎ブロック(1)を予め成形して溝
内へ設置し、この設置した一対の基礎ブロック(1)
(1)間に跨って土台(7)を連結し、この土台(7)
をジャッキ(8)で持上げてレベル調整を行なった後、
上記溝内へベースとなるコンクリート(10)を打設して
前記基礎ブロック(1)と一体化させることを特徴とす
る独立基礎の施工方法が得られる。 同じく、この出願の第2の発明は、コンクリートブロ
ック体(2)より下方へ鉄筋(4)を突設した基礎ブロ
ック(1)を予め成形して溝内へ設置し、この設置した
一対の基礎ブロック(1)(1)間に跨って土台(7)
を連結し、この土台(7)をジャッキ(8)で持上げて
レベル調整を行なうとともに、土台へ床パネル(9)を
取り付けて対角調整を行った後、上記溝内へベースとな
るコンクリート(10)を打設して前記基礎ブロック
(1)と一体化させることを特徴とする独立基礎の施工
方法が得られる。 作用 上記この発明の施工方法によれば、一対の基礎ブロッ
ク(1)に土台(7)を連結し、この土台(7)を持上
げてレベル調整を行なうことができるため、例えば、土
台の下にジャッキ(8)を設置する等によって極めて容
易にレベル調整を行なうことができる。また、このレベ
ル調整の後にベースとなるコンクリート(10)を打設す
ることによって、この基礎ブロック(1)とベースコン
クリート(10)とが一体となり、調整されたレベル位置
に保持される。 実 施 例 次に、この発明の構成は、その施工順序に従って説明
すると、第5図において、(1)は、基礎ブロックであ
り、この基礎ブロック(1)は、断面正方形に形成され
たコンクリートブロック体(2)と、このブロック体
(2)内に埋設されて、その上端螺子部を上方へ突出さ
せたアンカーボルト(3)(3)と、同じくコンクリー
トブロック体(2)に埋設されて、かつ、その下端を下
向きに突出させた4本の足筋(4)(4)…とからな
り、この足筋(4)の下端は、水平外方向へ略直角に折
曲げられている。なお、上記アンカーボルト(3)及び
足筋(4)の本数はその使用目的等に応じて任意に増減
する。 第5図は、上記基礎ブロック(1)を設置した状態を
示しており、このように、現場で掘削した溝(5)内
へ、割ぐり石等の地業を行なった後、その上にまず、図
のようにネット状に連結したベース筋(6)(6)を設
置し、その上に、この基礎ブロック(1)を載置する。
このとき、基礎ブロック(1)は、前記足筋(4)の水
平部がベース筋(6)上に載置されて、自立した状態に
保持される。 このようにして、第2図の如く所要個所に各基礎ブロ
ック(1)(1)を設置した後、第3図で示すように、
建物の躯体の一部を構成する土台(7)を、前記アンカ
ーボルト(3)へ取付けて、この土台(7)によって、
一対の基礎ブロック(1)(1)間を連結する。なお、
この土台(7)は、通常、溝形鋼等の鋼材からなるもの
である。 上記のように土台(7)を取付けた後、第4図で示す
ように、この土台(7)の下側にジャッキ(8)(8)
を設置して、各基礎ブロック(1)のレベルを見ながら
このジャッキ(8)を操作して、土台(7)を持上げ或
いは下げて、レベル調整を行なう。このとき土台(7)
には予め床パネル(9)を取付けて、対角調整をも行な
うこととする。 しかる後、第1図で示すように、上記ジャッキ(8)
によって土台(7)及び基礎ブロック(1)を持上げた
ままの状態で、溝(5)内にベースコンクリート(10)
を打設して、乾燥固化させる。これにより、基礎ブロッ
ク(1)のコンクリートブロック体(2)とベースコン
クリート(10)とは、前記足筋(4)によって相互に一
体化されるとともに、前記調整されたレベルの位置に保
持されるから、ジャッキ(8)(8)を取除いて、作業
を終了する。勿論、溝(5)は、その後に埋め戻しを行
なう。 発明の効果 以上のように、この発明によれば、基礎ブロック間に
跨って連結した土台をジャッキによって持上げることに
より、容易にレベル調整を行なうことができるととも
に、このように調整されたレベルは、ベースコンクリー
トを打設して基礎ブロックと一体化させることにより、
そのまま正確なレベル位置に保持されるものであり、従
来のように、ブロック下面の割ぐり石を加えたり或いは
除いたりする繁雑な作業が不要で、レベル調整を短時間
で迅速に行なうことができるとともに、コンクリートの
打設はベースコンクリート部分のみであるため、従来の
ように立上がり部迄をも含めてコンクリートを打設する
場合に比較して、立上がり筋やアンカーボルトの設置及
び型枠の施工が不要であり、作業を大幅に省力化できる
効果がある。 特に、この発明では、基礎ブロックに土台を先に連結
した状態で土台をジャッキで持上げてレベル出しを行う
ものであり、土台のレベルの出しを行った後から基礎ブ
ロックへ連結する場合に比較して、ボルト・ナットでの
連結作業の際にレベルが狂う虞がなく、この連結作業の
際に基礎ブロックを持上げるといった不都合もなく、作
業性が極めて良好となり、加えて、ジャッキでのレベル
出し作業は、レベルの上げ下げが容易で精度の高いレベ
ル出しが行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第4図は、この発明の施工方法を示す横断面
図、第5図は、基礎ブロックの設置状態を示す斜視図で
ある。 (1)……基礎ブロック、 (2)……コンクリートブロック体、 (3)……アンカーボルト、(4)……足筋、 (5)……溝、(7)……土台、(9)……床パネル。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.コンクリートブロック体より下方へ鉄筋を突設した
    基礎ブロックを予め成形して溝内へ設置し、この設置し
    た一対の基礎ブロック間に跨って土台を連結し、この土
    台をジャッキで持上げてレベル調整を行なった後、上記
    溝内へベースとなるコンクリートを打設して前記基礎ブ
    ロックと一体化させることを特徴とする独立基礎の施工
    方法。 2.基礎ブロックの下側へベース筋を配置する特許請求
    の範囲第1項記載の独立基礎の施工方法。 3.コンクリートブロック体より下方へ鉄筋を突設した
    基礎ブロックを予め成形して溝内へ設置し、この設置し
    た一対の基礎ブロック間に跨って土台を連結し、この土
    台をジャッキで持上げてレベル調整を行なうとともに、
    土台へ床パネルを取り付けて対角調整を行った後、上記
    溝内、ベースとなるコンクリートを打設して前記基礎ブ
    ロックと一体化させることを特徴とする独立基礎の施工
    方法。
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