JP4629203B2 - ゲート - Google Patents

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JP4629203B2
JP4629203B2 JP2000274111A JP2000274111A JP4629203B2 JP 4629203 B2 JP4629203 B2 JP 4629203B2 JP 2000274111 A JP2000274111 A JP 2000274111A JP 2000274111 A JP2000274111 A JP 2000274111A JP 4629203 B2 JP4629203 B2 JP 4629203B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、施工が容易で、しかも、均一な品質を備えた外観体裁の良好なゲートの提供に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種の建造物の出入り口や、各種の境界手段の出入り口などを構成するゲートは、例えば、鉄骨構造にラス網モルタル塗りの表面仕上げを施して構成したものや、打込み鉄筋コンクリート造で構成したものや、鉄骨構造に窯業系サイディング材で表面仕上げを施して構成したものなどがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の鉄骨構造にラス網塗り造りの表面仕上げを施して構成されるゲートにあっては、短かい施工期間で当該ゲートを構成し得る反面、満足し得る表面化粧を備えたゲートの構成に多くの資材と人手とを要する不具合があり、また、当該ゲート表面の仕上げ材部分が振動に弱く、外部に亀裂を生じ易く、また、防水処理に難があって、内部で生じた錆びが滲み出して表面仕上げ面の美観を損ねるなどの不具合があった。
【0004】
また、前記の打込み鉄筋コンクリート造りのゲートにあっては、施工現場において仮型枠などの型枠施工や、支保工処理、コンクリートの打込み処理、打設コンクリートの養生処理、脱型処理や、形成される打設コンクリート面に対する表面化粧処理などの多くの施工手間と、多くの施工資材とを要し、また、養生などのために多くの施工期間を要するなどの不具合があった。
【0005】
また、鉄骨構造に表面仕上げ材として窯業系サイディング材を用いる前記の方法にあっては、このゲートの構成に住宅に用いられている窯業系サイディング材を転用することが難しく、しかも、専用のサイディング材を用意しない限り住宅の外観との調和を図り難い問題を有しており、かかる専用のサイディング材の使用によって構成されるゲートが割高となる不具合があった。
【0006】
この発明は、かかる従来のゲートにおける不具合を解消するために、前もって成形用意されたプレキャストコンクリート側枠材とプレキャストコンクリート上枠材とで、前もって打設用意された基礎上に、短い施工期間で、格別の技術を要することなく、均一な品質と良好な外観体裁とを有するように構成されているゲートの提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、基礎に備えられているアンカーボルトを受け入れる受入部を有すると共に、該受入部に受け入れたアンカーボルトで前記基礎に止着されている少なくとも一対のプレキャストコンクリート側枠材と、この基礎に備えられている前記プレキャストコンクリート側枠材の上部側間に架け渡されて該プレキャストコンクリート側枠材に両側部を止着されているプレキャストコンクリート上枠材とを備えていることを特徴とするゲートとしてある。
【0008】
このように構成されるゲートにあっては、前記基礎に備えられているアンカーボルトで該基礎上にプレキャストコンクリート側枠材を止着し、且つ、この基礎に止着されたプレキャストコンクリート側枠材の上部側間に渡るように前記プレキャストコンクリート上枠材を該プレキャストコンクリート側枠材に止着することによって、均一な強度を有すると共に均一な外観を備えたコンクリート造のゲートを構成できる。
【0009】
また、かかる構成からなるゲートにあっては、構成されるゲート表面がコンクリート板面とされ、このコンクリート板面をゲート面として用いることができ、且つ、化粧仕上げの際の下地面として用いることができる。
【0010】
次いで、請求項2に記載の発明は、前記目的を達成するために前記請求項1に記載の発明において、前記プレキャトコンクリート側枠材を、互いに板面を向き合わせるように前記基礎に備えられている一対のプレキャストコンクリート側板としてあり、且つ、前記プレキャストコンクリート上枠材を、前記プレキャストコンクリート側板における両側縁部の互いに向き合っている上部側間に架け渡されて該プレキャストコンクリート側板に両側部を止着されている一対のプレキャストコンクリート梁板と、このプレキャストコンクリート梁板及び前記プレキャストコンクリート側板の上端面に接するように添装されて該プレキャストコンクリート梁板と該プレキャストコンクリート側板とに止着されているプレキャストコンクリート上板としてることを特徴とするゲートとしてある。
【0011】
このように構成されるゲートにあっては、前記特長に併せて、奥行き幅を備えると共に、上部側にプレキャストコンクリート梁板とプレキャストコンクリート上板との間に下面開口の収納空間を備えたゲートを構成することができる。
【0012】
次いで、請求項3に記載の発明は、前記目的を達成するために前記請求項2に記載の発明において、前記プレキャストコンクリート側板が、長方形状をなす板状本体部と、この板状本体部の一方の板面側の両側縁部に沿って該板面から突き出すように該側縁部の下端と上部側との間に亙って備えられている受け板部とを有しており、この受け板部上が前記プレキャストコンクリート梁板の載置面としてあることを特徴とするゲートとしてある。
【0013】
このように構成されるゲートにあっては、前記特長に併せて、プレキャストコンクリート梁板を確実に且つ容易にプレキャストコンクリート側板に組み付け止着することができる。
【0014】
また、このように構成されるゲートにあっては、構成されるゲートの前後面に備えられる受け板部によって、当該ゲートに十分な強度がもたらされると共に、体裁の良好な外観のゲートとされる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の典型的な一実施の形態に係るゲートAについて詳細に説明する。
【0016】
図1は、この典型的な実施の形態に係るゲートAを構成するプレキャストコンクリート側枠材1を基礎40に設置する状態を斜め上方から見て示しており、図2は、この基礎40に仮止めの状態で備えられたプレキャストコンクリート側枠材1の要部を該基礎40の一部と共に断面して示している。
図3〜図7は、この基礎40に備えられたプレキャストコンクリート側枠材1にプレキャストコンクリート上枠材2であるプレキャストコンクリート梁板20とプレキャストコンクリート上板30とを順次に組み付ける工程を斜め上方から見て示している。
図8は、このように基礎40上に組み付けられたプレキャストコンクリート側枠材1とプレキャストコンクリート上枠材2であるプレキャストコンクリート梁板20及びプレキャストコンクリート上板30とを一部を破断して斜め上方から見て示している。
【0017】
図9は、基礎40上に組み付けられたプレキャストコンクリート側枠材1とプレキャストコンクリート上枠材2であるプレキャストコンクリート梁板20及びプレキャストコンクリート上板30に備えられる連結用の各孔部にセメントモルタル70を充填して構成されたゲートAを状態を斜め上方から見て示している。
また、図10は、この構成されたゲートAを、その長手側で縦向きに断面して、また、図11では、このゲートAを幅側で縦向きに断面して、更に図12では、このゲートAを水平の向きで断面して示している。
【0018】
図13は、このゲートAにおけるプレキャストコンクリート側枠材1とされるプレキャストコンクリート側板10の基礎40に対する取付け部の要部を該基礎40の要部と共に断面して、図14及び図15では、これを、その切断の位置を変えて示している。図16は、プレキャストコンクリート側枠材1とされるプレキャストコンクリート側板10とプレキャストコンクリート上枠材2とされるプレキャストコンクリート梁板20との接合部の要部を、また、図17及び図18は、プレキャストコンクリート側枠材1とされるプレキャストコンクリート側板10とプレキャストコンクリート上枠材2とされるプレキャストコンクリート梁20及びプレキャストコンクリート上板30との接合部を夫々向きを変えて切断して示しており、図19及び図20は、プレキャストコンクリート側枠材1とされるプレキャストコンクリート側板10とプレキャストコンクリート上枠材2とされるプレキャストコンクリート上板30との接合部を夫々向きを変えて切断して示しており、図21及び図22は、プレキャストコンクリート上枠材2とされるプレキャストコンクリート梁板20とプレキャストコンクリート上板30との接合部を夫々向きを変えて切断して示している。
【0019】
図23は、このゲートAの構成に用いられるプレキャストコンクリート側枠材1とされるプレキャストコンクリート側板10を側方から見て、図24は、これを前方から見て、図25は、これを上方から見て、図26は、これを下方から見て夫々示している。
【0020】
図27は、このゲートAをシャッターゲートとして用いる状態を長手側で縦向きに断面して、図28は、これを幅側で縦向きに断面して夫々示している。
【0021】
この典型的な実施の形態に係るゲートAは、基礎40に備えられているアンカーボルト41を受け入れる受入部1aを有すると共に、該受入部1aに受け入れたアンカーボルト41で前記基礎40に止着されているプレキャストコンクリート側枠材1と、該基礎40に備えられている該プレキャストコンクリート側枠材1の上部側間に架け渡されて該プレキャストコンクリート側枠材1に両側部を止着されているプレキャストコンクリート上枠材2とを備えて構成してある。
【0022】
この実施の形態に係るゲートAは、各種のシャッターゲートなどのゲートとして用いられるものであって、例えば、戸建住宅や集合住宅や各種駐車場などにおける車の出入口用のゲートとして、戸建住宅や集合住宅などにおける出入口のゲートなどとして用いられる。
【0023】
この実施の形態に係るゲートAは、設置対象地面50に当該ゲートAを構成する基礎40を前もって形成用意し、この形成用意された基礎40上に、少なくとも一対の前記プレキャストコンクリート側枠材1を、この基礎40に備えられているアンカーボルト41で、この基礎40に止着してあり、この基礎40に止着されているプレキャストコンクリート側枠材1の上部側間に架け渡される前記プレキャストコンクリート上枠材2の両側部を、このプレキャストコンクリート側枠材1に止着した構成としてあり、この基礎40に対する当該プレキャストコンクリート側枠材1の組み付けと、このプレキャストコンクリート側枠材1に対する前記プレキャストコンクリート上枠材2の組み付けとによって、コンクリート製のゲートAを構成してある。
【0024】
かかるゲートAを構成するプレキャストコンクリート側枠材1は、当該ゲートAの構成材として都合の良い強度などの品質を備えるように各種の成形方法で成形用意した当該ゲートAの構成に都合の良い形状、寸法を備えたものとしてあって、例えば、当該ゲートAに柱状ないしは袖壁状の構成を付与し得る形状、寸法、強度などを備えるように各種の成形方法で成形用意してある。
【0025】
かかるゲートAを構成するプレキャストコンクリート側枠材1は、前記基礎40に備えられているアンカーボルト41を受入れる受入部1aを備えたものとして構成してあり、この受入部1aに、この基礎40におけるアンカーボルト41を受入れて、この受入部1aに受入れたアンカーボルト41で、該基礎40に一体に止着してある。
【0026】
かかるゲートAを構成するプレキャストコンクリート側枠材1は、互いに向き合うように備えられる一対のプレキャストコンクリート側枠材1としてあっても、また、互いに向き合う複数対のプレキャストコンクリート側枠材1としてあっても、また、一方側を一個のプレキャストコンクリート側枠材1とし且つ他方側を複数個のプレキャストコンクリート側枠材1としてあってもよい。
【0027】
かかるゲートAを構成するプレキャストコンクリート上枠材2は、当該ゲートAの構成材として都合の良い強度などの品質を備えるように各種の成形方法で成形用意した当該ゲートAの構成に都合の良い形状、寸法を備えたものとしてある。
【0028】
かかるゲートAを構成するプレキャストコンクリート上枠材2は、前記基礎40に備えられているプレキャストコンクリート側枠材1の上部側間に架け渡されて、その両側部を該プレキャストコンクリート側枠材1に止着し得る構成を備えたものとしてあり、前記一対のプレキャストコンクリート側枠材1間に備えられる一個のプレキャストコンクリート上枠材2としてあっても、この一対のプレキャストコンクリート側枠材1間に備えられる複数個一組のプレキャストコンクリート上枠材2としてあっても、また、前記複数対のプレキャストコンクリート側枠材1間に備えられる一個のプレキャストコンクリート上枠材2としてあっても、また、該複数対のプレキャストコンクリート側枠材1間に備えられる複数個のプレキャストコンクリート上枠材2としてあっても、また、一方側を一個のプレキャストコンクリート側枠材1とし且つ他方側を複数個のプレキャストコンクリート側枠材1とした前記プレキャストコンクリート側枠材1間に備えられる一個又は複数個のプレキャストコンクリート上枠材2としてあってもよい。
【0029】
このように構成されるゲートAにあっては、前記基礎40に備えられているアンカーボルト41で該基礎40上にプレキャストコンクリート側枠材1を止着し、且つ、この基礎40に止着されたプレキャストコンクリート側枠材1の上部側間に渡るように前記プレキャストコンクリート上枠材2を該プレキャストコンクリート側枠材1に止着することによって、均一な強度を有すると共に均一な外観を備えたコンクリート造のゲートAを構成できる。
【0030】
また、かかる構成からなるゲートAにあっては、構成されるゲートA表面がコンクリート板面とされ、このコンクリート板面をゲートA面として用いることができ、且つ、化粧仕上げの際の下地面として用いることができる。
【0031】
この実施の形態に係るゲートAを、更に具体的に説明する。
【0032】
前記ゲートAを構成するプレキャストコンクリート側枠材1は、典型的には、所定の幅を有する長尺板状に構成されるプレキャストコンクリート側板10として構成される。
かかるプレキャストコンクリート側板10は、典型的には、当該ゲートAの柱ないしは耐力壁として機能する比較的幅拡のプレキャスト鉄筋コンクリート板状体として構成される。
【0033】
また、前記ゲートAを構成するプレキャストコンクリート上枠材2は、典型的には、前記プレキャストコンクリート側枠材1を構成するプレキャストコンクリート側板10の両側縁部10aの互いに向き合っている上部側間に架け渡されて該プレキャストコンクリート側板10に両側部を止着される一対のプレキャストコンクリート梁板20と、このプレキャストコンクリート梁板20及び前記プレキャストコンクリート側板10の上端面20a、10’bに接するように添装されて該プレキャストコンクリート梁板20及びプレキャストコンクリート側板10とに止着されるプレキャストコンクリート上板30とによって構成される。
【0034】
この図示例にあっては、前記プレキャストコンクリート側板10を、上下方向に長い長方形状で、しかも、比較的厚さを有する板状本体部10’と、この板状本体部10’の一方の板面10’a側における上下方向を向いている両側縁部10a、10aに沿って、この板面10’aから突き出すように該板状本体部10’に一体に備えられる受け板部10”とを備えた構成としてあり、この板状本体部10’の両側縁部10a、10aに沿って備えられる受け板部10”を、該側縁部10aの下端と上部側との間に亙るように設け、この受け板部10”上をプレキャストコンクリート梁板20の載置面として構成してある。
【0035】
かかるプレキャストコンクリート側板10を構成する板状本体部10’は、比較的厚さを有する上下方向に長い長方形状板としてあり、この板状本体部10’における各板面10’a、10’aが平行とされており、また、各側端面10’d、10’dが互いに平行な垂直面としてあり、また、この板状本体部10’における上端面10’bと下端面10’cとが互いに平行で、しかも、該側端面10’dに直交する面として構成されている。
【0036】
かかる板状本体部10’に一体に備えられる受け板部10”は、この板状本体部10’における前記板面10’aの一方側の板面10’aにおける両側縁部10aに沿い、且つ、該側縁部10aの下端と上部側との間に亙って、該板面10’aから突き出すように備えられた上下方向に長い長方形の板状部として構成してあり、一方側の面を前記板状本体部10’における側端面10’dに連続する側面10”aとした一対の平行な側面10”a、10”aと、この各側面10”a、10”a間に備えられる垂直な前端面10”dと、この前端面10”dに直交する上端面10”b及び下端面10”cとを備えた構成としてあって、この受け板部10”における上端面10”b上を、前記板状本体部10’の板面10’aに側端面を接するように組み付けられて前記プレキャストコンクリート梁板20の載置面として構成してある。
【0037】
かかる構成からなるプレキャストコンクリート側板10は、典型的には当該プレキャストコンクリート側板10に所要の強度をもたらすように配筋された鉄筋11を備えた、所謂プレキャスト鉄筋コンクリート側板として構成してあり、コンクリート打込み型枠を利用して各種インサート金物などを埋設状態に備えた構成としてある。
【0038】
かかる構成からなるプレキャストコンクリート側板10の下部には、アンカーボルト41を受入れて、この受入れアンカーボルト41で当該プレキャストコンクリート側板10を基礎40に止着する受入部1aを設けてある。
このプレキャストコンクリート側板10に備えられる受入部1aは、該プレキャストコンクリート側板10の下端面に開口され且つ該プレキャストコンクリート側板10の上方に延びるように備えられていると共に、アンカーボルト41を受け入れ且つ該アンカーボルト41で、当該プレキャストコンクリート側板10を基礎40に取付ける取付け孔12として構成してあり、前記基礎40に備えられる各アンカーボルト41に夫々対応するように当該プレキャストコンクリート側板10の下部に夫々設けてある。
【0039】
この受入部1aを構成する取付け孔12は、前記板状本体部10’の下端面10’cと、受け板部10”の下端面10”cの夫々から夫々上方に向けて延びるように、基礎40に備えられている各アンカーボルト41に対応して設けてあり、この図示例にあっては、各受け板部10”の下部に夫々一個の取付け孔12を設けてあると共に板状本体部10’の下部に二個の当該取付け孔12を設けてある。
【0040】
このプレキャストコンクリート側板10に備えられる取付け孔12は、前記各下端面10’c、10”cに開口して上方に延びる垂直な細径孔部12aと、この細径孔部12aの上部側にあって、この細径孔部12aを外部と連通する操作穴部12bとを有する構成としてある。また、この細径孔部12aは、パイプ12a’を備えた構成としてあり、プレキャストコンクリート側板10の成形において当該パイプ12a’をインサートした状態でプレキャストコンクリート側板10の成形型枠にコンクリートを打設することによって構成してある。
【0041】
かかる受入部1aを構成する取付け孔12は、前記板状本体部10’と受け板部10”とに設けてあり、該取付け孔12を構成する細径孔部12aの上部側に、該細径孔部12aを外部に連通する操作穴部12bを、該板状本体部10’及び受け板部10”における夫々の内側に面した板面10’aに開口するように設けてある。
【0042】
この板状本体部10’及び受け板部10”の板面10’aに開口するように前記細径孔部12aに連通して設けられる操作穴部12bは、この操作穴部12b内に突き出されるアンカーボルト41の上部側に対してナット60などによる締め付け操作をなし得る開口形状と大きさとを有するものとして構成してあり、該操作穴部12bにおける下側の面が平坦面12b’としてあり、座金61などの受け面をなすようにしてある。
【0043】
この図示例にあっては、前記受け板部10”の夫々に各1個の取付け孔12を、また、前記板状本体部10’に所定間隔を離して2個の取付け孔12を設け、当該プレキャストコンクリート側板10を基礎40に備えられているアンカーボルト41によって立設状態に当該基礎40に確実に固着してある。
【0044】
また、このプレキャストコンクリート側板10を構成する受け板部10”の上端面に雌ねじ孔を開口するように該受け板部10”の上部にインサートナット15を一体に埋設状態に設けてある。
また、このプレキャストコンクリート側板10を構成する板状本体部10’の上端面に開口するように該板状本体部10’の上部に任意数のインサートナット14を所定間隔を離して一体に埋設状態に設けてある。
【0045】
このプレキャストコンクリート側板10に埋設状態に備えられるインサートナット14、15は、該プレキャストコンクリート側板10の形成において、型枠を利用して該型枠内に配置し、この型枠内にコンクリートを打設することによって、当該プレキャストコンクリート側板10に一体に設けてある。
【0046】
また、前記受け板部10”の上端面10”bの上方にある前記板状本体部10’の上部側に、この板状本体部10’における板面10’a、10’a間に連通するように取付け孔13を設けてある。
【0047】
この板状本体部10’に備えられる取付け孔13は、略水平方向に備えられる細径孔部13aと、板状本体部10’の外側にある板面10’a側にあって、この細径孔部13aの開口部分に備えられる操作穴部13bとを有する構成としてある。
【0048】
この取付け孔13を構成する細径孔部13aは、当該プレキャストコンクリート側板10の形成に際して、該プレキャストコンクリート側板10の打込み型枠を利用してパイプ13a’を配置し、当該打込み型枠内にコンクリートを打設して構成されており、この取付け孔13を介してボルト65を挿通孔23に備えられるインサートナット24にねじ入れ操作をするのに都合の良い開口形状と開口大きさとを備えた操作穴部13bを該細径孔部13aの開口部に備えた構成としてある。
【0049】
この細径孔部13aの開口部に構成される操作穴部13bは、該細径孔部13aに連通する側にボルト65の取付け座金66の当接される垂直面13b’を有する構成としてあり、しかも、この操作穴部13bから該垂直面13b’を通って前記細径孔部13aに至る充填溝13cを有する構成としてある。
【0050】
この図示例にあっては、該板状本体部10’に備えられる取付け孔13を、前記受け板部10”の上方にある該板状本体部10’部分の上下方向に所定間隔を離して複数個を設けた構成としてある。
【0051】
かかるプレキャストコンクリート側板10の立設される基礎40は、当該プレキャストコンクリート側板10の設置予定地面50を掘削して、割栗石を敷き並べると共に型枠組をして、この型内に配筋した鉄筋42に、前記プレキャストコンクリート側板10の取付けに用いられるアンカーボルト41を起立状態に備え付けて、この型枠内に基礎コンクリートを打設して構成してある。
かかる基礎40に備えられているアンカーボルト41を、前記プレキャストコンクリート側板10における受入部1aとして構成される前記取付け孔12に挿通させて、該基礎40上に前記プレキャストコンクリート側板10を、互いに向き合うように、即ち、該プレキャストコンクリート側板10の板状本体部10’における板面10’aを互いに向き合わせて起立状態にセットし、この取付け孔12における操作穴部13bに突き出されている当該アンカーボルト41に座金61を介装すると共にナット60を該アンカーボルト41に螺合して、このナット60で該プレキャストコンクリート側板10を基礎40に仮止めの状態に止めつける。
【0052】
このように基礎40上に互いに向き合うように備えられたプレキャストコンクリート側枠材1を構成する一対の立設状態に備えられるプレキャストコンクリート側板10の上部側間に前記プレキャストコンクリート上枠材2を架け渡すと共に、このプレキャストコンクリート上枠材2の両側部を該プレキャストコンクリート側枠材1を構成するプレキャストコンクリート側板10に止着する。
【0053】
かかるプレキャストコンクリート側板10間に架け渡されるプレキャストコンクリート上枠材2は、典型的には、該プレキャストコンクリート側板10における板状本体部10’の上端間に亙って備えられるプレキャストコンクリート上板30と、この各プレキャストコンクリート側板10間に渡るように該プレキャストコンクリート上板30の各長手縁に沿って備えられ一対のプレキャストコンクリート梁板20として構成してある。
【0054】
このプレキャストコンクリート上枠材2を構成するプレキャストコンクリート梁板20は、板面20aを前後方向に向けて前記プレキャストコンクリート側板10間に備えられる横方向に長い長方形状に構成してあり、側端面20dを前記プレキャストコンクリート側板10における板状本体部10’の板面10’aに突き当てるように、前記受け板部10”における上端面10”bに該プレキャストコンクリート梁板20の下端面20cを乗せかけて、該プレキャストコンクリート側板10に備えられる構成としてあり、このプレキャストコンクリート側板10に備えられるプレキャストコンクリート梁板20の上端面20bが前記プレキャストコンクリート側板10の板状本体部10’における上端面10’bに面一となる構成としてある。
【0055】
このプレキャストコンクリート側板10に備えられるプレキャストコンクリート梁板20は、前記プレキャストコンクリート側板10と同様に、ゲートAを構成するのに都合の良い強度などの特性を備えるように各種の方法で前もって成形用意されており、例えば、鉄筋21を成形型枠内に配設すると共に、この成形型枠を利用して各種インサート金物などを当該型枠内に備えた状態で、コンクリートを打設、脱型して形成したプレキャスト鉄筋コンクリート板などとして構成される。
【0056】
この図示例に係るプレキャストコンクリート梁板20にあっては、該プレキャストコンクリート梁板20の側端面20dにねじ孔を開口するように該側端部にインサートナット24を埋設状態に備え、また、該プレキャストコンクリート梁板20における両側部に、このプレキャストコンクリート梁板20の上端面20bと下端面20cとを連通する挿通孔23を備え、しかも、この各挿通孔23間にある該プレキャストコンクリート梁板20の上端部の所定間隔毎に、該プレキャストコンクリート梁板20の上端面20bにねじ孔を開口するようにインサートナット22を埋設状態に備えた構成としてある。
【0057】
このように構成されるプレキャストコンクリート梁板20を、前記プレキャストコンクリート側板10における両側縁部10aの互いに向き合った上部側間、この図示例にあっては、該プレキャストコンクリート側板10を構成する受け板部10”上にある板状本体部10’の板面10’aに、該プレキャストコンクリート梁板20の側端面20dを当接して、該プレキャストコンクリート梁板20を該受け板部10”の上端面10”b上に乗せかけ状に組み付けるようにしてある。
【0058】
かかるプレキャストコンクリート側板10に対するプレキャストコンクリート梁板20の組み付けは、先ず、このプレキャストコンクリート側板10における受け板部10”の上端面10”bに設けられているインサートナット15に両ねじボルト62をねじ入れて立設し、この両ねじボルト62をプレキャストコンクリート梁板20における前記挿通孔23に挿通するように該プレキャストコンクリート梁板20を前記受け板部10”上に乗せかけ、この受け板部10”上に乗せかけ状態に備えられたプレキャストコンクリート梁板20を、前記プレキャストコンクリート側板10の板状本体部10’における板面10’aに備えられた取付け孔13から該プレキャストコンクリート梁板20の前記インサートナット24に座金66を介装して螺入したボルト65によって該プレキャストコンクリート側板10に止着する。
【0059】
なお、このプレキャストコンクリート梁板20の組み付けに用いられる前記両ねじボルト62は、その上端側を、このプレキャストコンクリート側板10に組み付けられるプレキャストコンクリート梁板20の上端面20bから上方に突き出す長さを備えたものとしてあり、前記プレキャストコンクリート上板30に備えられる取付け孔32に差入れられる構成としてある。
【0060】
かかるプレキャストコンクリート梁板20と共にプレキャストコンクリート上枠材2を構成するプレキャストコンクリート上板30は、前記プレキャストコンクリート側枠材1を構成するプレキャストコンクリート側板10における板状本体部10’の上端面10’bと、前記プレキャストコンクリート梁板20の上端面20bに接するように添装されて、このプレキャストコンクリート側板10とプレキャストコンクリート梁板20とに止着される構成としてあり、前記プレキャストコンクリート梁板20と同様に、ゲートAを構成するのに都合の良い強度などの特性を備えるように各種の方法で前もって成形用意されており、例えば、鉄筋31を成形型枠内に配設すると共に、これにコンクリートを打設、脱型して形成したプレキャスト鉄筋コンクリート板などとして構成される。
【0061】
このプレキャストコンクリート上枠材2を構成するプレキャストコンクリート上板30は、板面30aを上下方向に向けて前記各プレキャストコンクリート側板10に渡るように備えられる横方向に長い長方形状に構成してあり、長手側端面30bを前記板状本体部10’の側端面10’b及び前記プレキャストコンクリート梁板20の板面20aに面一の状態とされ、また、短手側端面30cを前記板状本体部10’の板面10’aに面一の状態となるように前記プレキャストコンクリート側板10及びプレキャストコンクリート梁板20に組み付けられる構成としてある。
【0062】
この図示例に係るプレキャストコンクリート上板30にあっては、該プレキャストコンクリート上板30の周側部に沿って、このプレキャストコンクリート上板30における各板面30a、30a間を連通するように取付け孔32を備えた構成としてある。
【0063】
このプレキャストコンクリート上板30における各板面30a間を連通するように備えられる取付け孔32は、上部側が操作孔部32bとされており、且つ、下部側が細径孔部32aとして構成されている。
かかる取付け孔32を構成する操作孔部32bは、上方に向けて長方形状の開口を備えた構成としてあり、その底部に座金64及び座金68を受ける水平面32b’を備えた構成としてあって、この底部の水平面32b’からプレキャストコンクリート上板30の下面側の板面30aに連通するように漸次下方に向けて縮径となる細径孔部32aを備えた構成としてある。
【0064】
かかるプレキャストコンクリート上板30の、前記プレキャストコンクリート側板10及びプレキャストコンクリート梁板20に対する組み付けは、前記プレキャストコンクリート梁板20の挿通孔23から上方に突き出されている両ねじボルト62を該プレキャストコンクリート上板30における前記取付け孔32に挿通するように、該プレキャストコンクリート上板30における前記細径孔部32aの開口側にある板面30aを該プレキャストコンクリート側板10の板状本体部10’における上端面10’bとプレキャストコンクリート梁板20の上端面20cとに添装し、この状態で、前記取付け孔32内にある両ねじボルト62に長方形状の座金64を被嵌し、且つ、この座金64を前記水平面32b’間に架け渡すようになすと共に、ナット63を該両ねじボルト62に螺合、締め込み、次いで、該プレキャストコンクリート上板30に備えられる他の各取付け孔32から、前記座金64と同様に該取付け孔32の前記水平面32b’間に渡るように備えられる長方形状をなす座金68に挿通したボルト67を、前記板状本体部10’の上端部に備えられているインサートナット14及び前記プレキャストコンクリート梁板20の上端部に備えられているインサートナット22に螺合、締め込み、当該プレキャストコンクリート上板30を、このプレキャストコンクリート梁板20とプレキャストコンクリート側板10の板状本体部10’に止着する。
【0065】
なお、前記ボルト62の挿通される座金64と、前記ボルト67の挿通される座金68は、夫々ボルト62及びボルト67の挿通穴が横長状の構成としてあり、挿通されるボルト62及びボルト67の側方にグラウト69の注入隙間64a及び注入隙間68aを夫々に生ずるように構成してある。
【0066】
このように基礎40上に組み付けられた前記プレキャストコンクリート側枠材1を構成するプレキャストコンクリート側板10及び基礎40との連結部と、このプレキャストコンクリート側板10と前記プレキャストコンクリート上枠材2を構成するプレキャストコンクリート梁板20及びプレキャストコンクリート上板30との夫々の連結部、即ち、前記アンカーボルト41の挿通されている取付け孔12の細径孔部12aにおけるパイプ12a’内と、前記両ねじボルト62の挿通されている前記プレキャストコンクリート梁板20における挿通孔23のパイプ23a内及び前記プレキャストコンクリート上板30における取付け孔32の細径孔部32a内と、前記ボルト65の挿通されている前記プレキャストコンクリート側板10における取付け孔13の細径孔部13aのパイプ13a’内と、前記ボルト67の挿通されている前記プレキャストコンクリート上板30における細径孔部32a内とに、夫々グラウト69を充填する。
【0067】
なお、前記アンカーボルト41と取付け孔12の細径孔部12aのパイプ12a’との間に対するグラウト69の充填は、このアンカーボルト41に螺着されている前記ナット60と座金61とを一旦取り外し、当該アンカーボルト41とパイプ12a’間にグラウト69を充填した後、再度、このアンカーボルト41に座金61を被嵌してナット60を締め込み、当該プレキャストコンクリート側枠材1を構成するプレキャストコンクリート側板10を基礎40に固着状態とする。
【0068】
また、前記ボルト65とパイプ13a’との間に対するグラウト69の充填は、このパイプ13a’の備えられている細径孔部13aに操作穴部13bから連通するように備えられている充填溝13cを用いて該ボルト65とパイプ13a’間にグラウト69を注入、充填する。
【0069】
また、前記両ねじボルト62の挿通されているパイプ23a内と取付け孔32の細径孔部32a内とに対するグラウト69の充填と、前記ボルト67の挿通されている取付け孔32の細径孔部32a内に対するグラウト69の充填は、この両ねじボルト62に被嵌されている座金64と、前記ボルト67に被嵌されている座金68とが、夫々に、該両ねじボルト62及びボルト67の挿通側方に有する注入隙間64a、68aを用いてなされる。
【0070】
次いで、前記グラウト69の充填された取付け孔12における操作穴部12b内と、前記取付け孔13における操作穴部13b内と、前記取付け孔32における操作孔部32b内にセメントモルタル70を充填して、表面を夫々の板面に面一となるように鏝仕上げをする。
【0071】
このように構成されるゲートAは、このゲートAの各表面に適宜の化粧を施し、あるいは、化粧を施すことなく、これを前記の各種態様のゲートとして用いることができる。
【0072】
かかるゲートAにおける化粧を必要とされる面に対して、各種塗料の塗り付けや吹き付けによる化粧仕上げ、セメントモルタルによる化粧仕上げ、化粧タイル材などの貼着による化粧仕上げなどの各種の化粧処理を施して用いることができる。
【0073】
また、かかる構成からなるゲートAにシャッター手段を組入れて、図27及び図28で示されるように、当該ゲートAをシャッターゲートとして用いることができる。
【0074】
かかるシャッターゲートとして構成されるゲートAは、前記プレキャストコンクリート上枠材2における各プレキャストコンクリート梁板20及びプレキャストコンクリート上板30と、プレキャストコンクリート側枠材1を構成するプレキャストコンクリート側板10の板状本体部10’の板面10’aとの間に構成される空間内にシャッターボックス71を都合よく納め入れ得る形状、寸法に構成してあり、この空間内にシャッターボックス71を納め入れ状態で取付け、このシャッターボックス71から出し入れ可能に引き出されるシャッター72で、このゲートAにおけるプレキャストコンクリート側枠材1及びプレキャストコンクリート上枠材2間に構成される開口を開閉可能に塞ぐように構成する。
なお、図中、73は、このシャッター72のシャッタードラムを、また74は、その駆動手段を示している。
【0075】
前記構成に係るゲートAにあっては、現場施工が容易であり、当該ゲートAの組立に格別の技術を必要とされることがなく、短期間で当該ゲートAを構成することができると共に、ゲートAが所期の強度特性や外観特性などの各種の特性を備えたものとして構成され、しかも、外面に化粧処理を施し易いゲートAとして構成される。
【0076】
【発明の効果】
この発明に係るゲートは、基礎に備えられているアンカーボルトを受け入れる受入部を有すると共に、該受入部に受け入れたアンカーボルトで前記基礎に止着されている少なくとも一対のプレキャストコンクリート側枠材と、この基礎に備えられている前記プレキャストコンクリート側枠材の上部側間に架け渡されて該プレキャストコンクリート側枠材に両側部を止着されているプレキャストコンクリート上枠材とを備えている構成としてあることから、
前記基礎に備えられているアンカーボルトで該基礎上にプレキャストコンクリート側枠材を止着し、且つ、この基礎に止着されたプレキャストコンクリート側枠材の上部側間に渡るように前記プレキャストコンクリート上枠材を該プレキャストコンクリート側枠材に止着することによって、均一な強度を有すると共に均一な外観を備えたコンクリート造のゲートを容易に構成できる利点を有している。
【0077】
また、かかる構成からなるゲートにあっては、構成されるゲート表面がコンクリート板面とされ、このコンクリート板面をゲート面として用いることができると共に、化粧仕上げの際の下地面として当該ゲート面を都合良く用い得る利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な一実施の形態に係るゲートを構成する一工程を示す斜視図
【図2】同ゲートの構成過程にあるプレキャストコンクリート側枠材の仮止め部分を示す要部断面図
【図3】同ゲートを構成する他の工程を示す斜視図
【図4】同ゲートを構成する更に他の工程を示す斜視図
【図5】同ゲートを構成する更に他の工程を示す斜視図
【図6】同ゲートを構成する更に他の工程を示す斜視図
【図7】同ゲートを構成する更に他の工程を示す斜視図
【図8】同構成過程のゲートの要部を破断して示す斜視図
【図9】同構成されたゲートを示す斜視図
【図10】同構成されるゲートを長手側で断面した縦断面図
【図11】同短手側で断面した縦断面図
【図12】同平断面図
【図13】同アンカーボルトによる取付け部の要部断面図
【図14】同受け板部におけるアンカーボルトによる取付け部の要部断面図
【図15】同板状本体部におけるアンカーボルトによる取付け部の要部断面図
【図16】同ボルトによるプレキャストコンクリート梁板の取付け部の要部断面図
【図17】同両ねじボルトによるプレキャストコンクリート上枠材の取付け部の要部断面図
【図18】同向きを変えて切断した該取付け部の要部断面
【図19】同ボルトでプレキャストコンクリート上板をプレキャストコンクリート側板に取り付けた取付け部の要部断面図
【図20】同向きを変えて切断した該取付け部の要部断面図
【図21】同ボルトでプレキャストコンクリート上板をプレキャストコンクリート梁板に取り付けた取付け部の要部断面図
【図22】同向きを変えて切断した該取付け部の要部断面図
【図23】同プレキャストコンクリート側枠材を構成するプレキャストコンクリート側板の側面図
【図24】同正面図
【図25】同平面図
【図26】同底面図
【図27】同ゲートをシャッターゲートとして用いる状態を示すゲートの断面図
【図28】同切断の向きを変えて示すゲートの断面図
【符号の説明】
A ゲート
1 プレキャストコンクリート側枠材
1a 受入れ部
2 プレキャストコンクリート上枠材
10 プレキャストコンクリート側板
10’ 板状本体部
10” 受け板部
20 プレキャストコンクリート梁板
30 プレキャストコンクリート上板
40 基礎
41 アンカーボルト

Claims (3)

  1. 基礎に備えられているアンカーボルトを受け入れる受入部を有すると共に、該受入部に受け入れたアンカーボルトで前記基礎に止着されている少なくとも一対のプレキャストコンクリート側枠材と、
    この基礎に備えられている前記プレキャストコンクリート側枠材の上部側間に架け渡されて該プレキャストコンクリート側枠材に両側部を止着されているプレキャストコンクリート上枠材とを備えていることを特徴とするゲート。
  2. 前記プレキャトコンクリート側枠材を、互いに板面を向き合わせるように前記基礎に備えられている一対のプレキャストコンクリート側板としてあり、
    且つ、前記プレキャストコンクリート上枠材を、前記プレキャストコンクリート側板における両側縁部の互いに向き合っている上部側間に架け渡されて該プレキャストコンクリート側板に両側部を止着されている一対のプレキャストコンクリート梁板と、
    このプレキャストコンクリート梁板及び前記プレキャストコンクリート側板の上端面に接するように添装されて該プレキャストコンクリート梁板と該プレキャストコンクリート側板とに止着されているプレキャストコンクリート上板としてることを特徴とする請求項1に記載のゲート。
  3. 前記プレキャストコンクリート側板が、長方形状をなす板状本体部と、この板状本体部の一方の板面側の両側縁部に沿って該板面から突き出すように該側縁部の下端と上部側との間に亙って備えられている受け板部とを有しており、この受け板部上が前記プレキャストコンクリート梁板の載置面としてあることを特徴とする請求項2に記載のゲート。
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