JP3595160B2 - 残存型枠 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンクリ−ト製の擁壁,砂防ダム,橋脚等の構造物を施工する際に、そのものがコンクリ−ト打設の型枠として使用し、打設後はそのままコンクリ−トの表面に固着し残存するタイプの残存型枠に関し、特には構造物の裏側に使用するためのものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリ−ト製の擁壁,砂防ダム,橋脚等の構造物を施工する際に、施工の容易さ及び表面の仕上の美しさあるいは建設廃材等の環境との面からも、構造物の表面に取付ける壁材として、残存型枠が使用されている。
【0003】
この残存型枠は、通常表型枠部材であり、つまり、片側表面を天然石風の外観化粧仕上されたコンクリ−ト製のプレ−トである。この一定面積のプレ−トを、後に打設するコンクリ−トの表側に順次並べて表型枠部材とし、対向する人目に触れない裏側の対向部材と間を種々の固定具を用いて全体を枠組し、枠組された表型枠部材と対向部材との間にコンクリ−トを打設し、表型枠部材はそのまま壁板としてコンクリ−トに結合し残存させ、対向部材はコンクリ−トを打設後に取外しするものであった。この打設コンクリ−トの裏面側に枠組する対向部材は、合板又は鉄製の型枠を枠組したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記打設するコンクリ−トの裏側に枠組する対向部材は、合板型枠工法では大工の技量に左右され熟練を要し、脱型作業も手間を要し、その際に廃材も多く出て環境的にも悪影響を及ぼす。他方金型枠では廃材は殆ど出ないとしても、必ず脱型作業を必要とし、その重量も重いので搬出に多大な手間を要し、又、脱型後の型枠の清掃作業も必要となり、このため、従来の対向部材ではいずれにしても作業性が悪く、コスト面で有利でなく、又コンクリ−ト打設時に空気を逃がすことができず空気溜りが生じ、特に合板では廃材の発生により環境面からも良くない等の問題点を有していた。このため裏面側用の残存型枠が要望されていた。
【0005】
本発明は、前記の問題点に鑑み、コンクリ−ト打設における枠組、特に人目に触れない構造物の裏側の枠組が容易で、コンクリ−ト打設後の脱型作業を不要とし、且つ廃材が出ず、省力化及び環境的にもよい残存型枠を提供することを目的とする。
【0006】
他の目的は、比較的軽量で強く、且つ打設コンクリ−トとの結合性が良く、しかも打設時の空気の逃げも良く、又安価な残存型枠を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明(請求項1記載)の残存型枠は、網(2)入りで表面がコンクリ−ト素地のままのコンクリ−ト系パネル(1)に、少なくとも多数の貫通穴(1a)を、前記網(2)の網目(3)位置に穿設する。その各貫通穴(1a)の最小径部における穴径が1mm〜25mmの範囲である。
【0008】
又、第2の本発明(請求項2記載)の残存型枠は、網(2)入りで表面がコンクリ−ト素地のままのコンクリ−ト系パネル(1)に、少なくとも多数の溝穴(1b)を穿設したものである。
【0009】
第1の本発明の残存型枠における貫通穴(1a)が、その中間で穴径を変化させると、ストレ−ト穴でなくなり、片面側の穴径を最小穴径より大きく穿設することができ、コンクリ−ト系パネル(1)全体の軽量化が容易となり、特に貫通穴(1a)が、コンクリ−ト系パネル(1)の裏面側を表面側より大きな穴径にすると、打設コンクリ−トとの結合性がよく、コンクリ−ト打設時の空気の逃げもよい点で好ましい。尚、コンクリ−ト系パネル(1)の裏面側とは、打設コンクリ−トと結合して見えなくなる側のコンクリ−ト系パネル(1)の面を言い、その反対の見える側を表面側という。又、貫通穴(1a)がストレ−ト穴の場合には、穴の全域が最小径部を意味する。
【0010】
第1の本発明の貫通穴(1a)は、テ−パ−状の段付貫通穴とすると、打設コンクリ−トとの結合性がよく、コンクリ−ト打設時の空気の逃げもよい点で好ましい。
【0011】
第2の本発明の溝穴(1b)は、テ−パ−状の溝穴とすると、打設コンクリ−トとの結合性がよく、特に溝穴(1b)ではコンクリ−ト打設時に空気が溝穴(1b)に残留し易いが、空気の逃げもよく残存せず、又打設コンクリ−トが溝穴(1b)内に入り易い点で好ましい。
【0012】
前記網(2)は、表面処理を施すのが長期間錆ることなく全体の強度を維持でき好ましい。
【0013】
前記網(2)は、エキスパンドメタルが特有な網目形状なため、補強骨材として強く、又、網目(3)が規則正しく配列されているため、網目(3)内に多数の貫通穴(1a)あるいは溝穴(1b)を穿設するのに都合が良く好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態につき説明する。先ず本発明の第1発明(請求項1記載)の実施形態につき、図1は本発明の第1発明を示す断面図である。図2は本第1発明の平面図である。この図1,2中において、(1)は一定の厚さと面積を有した表面が化粧仕上を施していないコンクリ−ト素地のままのコンクリ−ト系パネルであり、コンクリ−ト製構造物の人目に触れない裏側の枠組に使用するため、表面化粧仕上は不要である。該コンクリ−ト系パネル(1)としては、通常セメントに砂及び砂利等を適宜に配合して固化させるコンクリ−トが使用され、通常は、そのコンクリ−トを鉄製のコンクリ−ト型枠内に流し込み四角形状のパネルに形成し固化したままのものである。このコンクリ−トとしては、強度的な面から、単にレジンコンクリ−トや特殊シリカセメントが用いたコンクリ−トの他に、硬化したコンクリ−トに低粘度のビニル系モノマ−を含浸.重合させたり、コンクリ−トに金属短繊維を混入し硬化させ、その中に低粘度のビニル系ポリマ−を含浸.重合させたりすると耐久性及び機械的強度を著しく向上させることができる。又、軽量化対策として発泡コンクリ−トとして使用する場合もある。更にコンクリ−ト系パネル(1)の厚さとしては、軽量化のため50mm以下の厚さが望ましく、好ましくは30mm〜50mmの範囲が軽量化及び強度の面でよい。
【0015】
又、本第1発明では、コンクリ−ト系パネル(1)に多数の貫通穴(1a)を後述する網(2)の網目(3)の中に一定間隔で穿設している。この貫通穴(1a)は、その形状が打設コンクリ−トが流れ込む側の裏面側を大きくテ−パ−状に座ぐり、その座ぐり穴から表面側に小径の穴を貫通させ、この貫通穴(1a)の断面形状は、全体としてテ−パ−状の段付貫通穴に形成したものである。従って、貫通穴(1a)の最小径部とは、貫通穴(1a)の一番細い部分の穴径部を示し、図1ではコンクリ−ト系パネル(1)の表面側の穴径に相当するが、必ずしも表面側と限らず図9に示す貫通穴(1a)のようにコンクリ−ト系パネル(1)の中間の場合もあり、この図9の貫通穴(1a)では中間が狭く表面側も大きくしているため、打設コンクリ−トが多少流れ出しても、その表面側の貫通穴(1a)内に溜って納まり、あまりコンクリ−ト系パネル(1)外にでない利点がある。この貫通穴(1a)の配列としては、通常平行に規則正しく配列されるが、千鳥状に配列することもある。又、この貫通穴(1a)の最小径部の穴径は1mm〜25mmの範囲とし、好ましくは6mm〜20mmがその貫通穴(1a)を利用する枠組の際の強度やコンクリ−トの流出量の面で良い。この最小径部の穴径は、コンクリ−ト系パネル(1)を枠組する際に針金又はボルトで固定する関係上、1mm以下では強度的に満足な針金が挿通できず、又、25mm以上では打設するコンクリ−トが大量に流出する恐れが生じる。この流出の恐れは、コンクリ−トに混入する砂利の大きさが殆ど25mm以下であるため、穴径が25mm以上では砂利が穴で止められず、コンクリ−トが流出しつづけるからである。
【0016】
(2)は補強用の骨材としての金属製の網であり、特にはエキスパンドメタルが特有な網形状でコンクリ−ト系パネル(1)との結合性もよく、又、強度も強く、安価な点で好ましい。更に網(2)は、表面処理を施して錆の発生を防止させる。この表面処理としては、メッキ、塗装等であり、特にコンクリ−トとの接触ではカチオン電着塗装が防錆の面で好ましく、エキスパンドメタルを使用した場合に塗料の乗りにくいエッジ(角部)が多いため、ダブルコ−トカチオン電着塗装を行うとよい。このダブルコ−トカチオン電着塗装とは、カチオン電着塗装を2回行う塗装方法であり、特にエキスパンドメタルのエッジが確実に塗装でき、強固な塗膜を形成できる。尚、本発明の残存型枠は、鉄製のコンクリ−ト型枠を用いて、その中に網(2)を入れ、コンクリ−トを流して固化させることにより、貫通穴(1a)や溝穴(1b)も同時に成形される。
【0017】
次に本発明の第2発明(請求項2記載)の実施形態につき説明する。図3は本第2発明を示す断面図である。図4は本第2発明の平面図である。この図3,4中において、(1)は前記第1発明と同じ網(2)入りで表面が化粧仕上をしていないコンクリ−ト素地のままのコンクリ−ト系パネル(1)であるので説明を省略し、第1発明と相違する溝穴(1b)について説明すると、第2発明では、コンクリ−ト系パネル(1)に、第1発明の貫通穴(1a)でなく貫通していない溝穴(1b)を穿設したもので、枠組の際に必要に応じて貫通させるものである。この溝穴(1b)は、打設コンクリ−トが流れ込み結合する側の裏面側を大きくテ−パ−状に座ぐって、貫通しない溝穴(1b)を多数形成したもので、その底部は枠組の際に、ボルトや針金等を挿通させたり、空気の逃げ及びコンクリ−ト充填状態の確認用に、必要な箇所を貫通して使用するため、なるべく薄くし、厚さを3mm〜5mm程度が好ましい。又、この溝穴(1b)の配列は前記の第1発明の貫通穴(1a)と同様である。
【0018】
更に、テ−パ−状の溝穴(1b)では、枠組の際に溝穴(1b)を貫通させるにも、溝穴(1b)から鉄棒やドリル等を挿入する際に、入口がテ−パ−状のため容易に挿入でき、溝穴(1b)を簡単に貫通させることができる。更に、テ−パ−状の溝穴(1b)では、コンクリ−トを打設する際に、コンクリ−トが溝穴(1b)内に入り易いと共に、溝穴(1b)内の空気は溝穴(1b)の上方から自然に逃げ易く、溝穴(1b)内に空気溜りが起き難い。又、施工や構造物の種類に応じて、適当な箇所の溝穴(1b)に最小限の数だけ貫通させることにより、打設コンクリ−トの充填状態の確認穴としての役目を成し得ると同時に確認穴からの打設コンクリ−トの流れ出る箇所も少なくでき、表面側の仕上り具合も好ましい。尚、溝穴(1b)は網目(3)位置に設けると、後で貫通する際に網(2)に当らず簡単に穿設できる。
【0019】
更に、図5は本発明のコンクリ−ト系パネル(1)に貫通穴(1a)と溝穴(1b)の両方を穿設したものを示す平面図であり、この場合の両者の配列は交互に千鳥状に配列させている。この貫通穴(1a)と溝穴(1b)の両方を穿設したものは、本発明の残存型枠をより軽量化できると共にコンクリ−ト系パネル(1)一枚当りのコンクリ−トの使用量も少なくできコスト的にも安価に製造でき、又、表面積が増大し打設コンクリ−トとの結合がより大きくできる。
【0020】
次に本発明の残存型枠を打設コンクリ−トの裏側に使用した枠組について説明する。図6は本発明の残存型枠と表残存型枠(4)との枠組状態を示す斜視図である。図7は本発明の残存型枠と表残存型枠との間隔保持する枠組状態を示した断面図である。図8は本発明の残存型枠を並べるための接続状態を示す断面図である。この図6に示すように、本発明の残存型枠は表面化粧仕上した表残存型枠(4)の対向面(裏面側)に適宜離して配置し段積みされている。この表残存型枠(4)及び本発明の残存型枠間は連結プレ−ト(5),長短のセパレ−タ−(6),パイプ(7),ホ−ムタイ(8)及び袋ナット付ボルト(9),ナット(10),間隔保持金具(12)等で間隔を保持して枠組される。そしてこの両残存型枠間にコンクリ−トを打設し、固化後に両残存型枠が残存した状態で構造物を施工させるのである。
【0021】
図7はこの枠組について、貫通穴(1a)を利用して本発明の残存型枠と表残存型枠(4)との間隔を保持する枠組状態で本発明の残存型枠側を示している。この図中で、貫通穴(1a)には、表残存型枠(4)から伸びた長短のセパレ−タ−(6)の一端ネジ部が挿通され、その際、打設コンクリ−ト側のコンクリ−ト系パネル(1)の裏面側には、そのネジ部が貫通する間隔保持金具(12)を、ネジ部に2個のナット(11)で挾持して固定し、コンクリ−ト系パネル(1)の表面側には、2本のパイプ(7)間まで伸びた長短のセパレ−タ−(6)のネジ部と袋ナット付ボルト(9)とを更に螺合させて接続させ、ホ−ムタイ(8)とナット(10)とでパイプ(7)を残存型枠に固定させ補強するのであるが、必ずしもパイプ(7)を使用せずに場合によっては、貫通穴(1a)を挿通したセパレ−タ−(6)のネジ部に直接座金を介してナットを螺合し固定させてもよい。
【0022】
又、図8に示すように本発明の残存型枠を段積み又は横に並べる際の接続は、互いのコンクリ−ト系パネル(1)の端部の貫通穴(1a)にそれぞれボルト(13)を表面側から板座金(16)を介して挿通し、そのボルト(13)とナット(14)で両貫通穴(1a)を跨ぐ断面C形状の接続金具(15)を取付けることにより両コンクリ−ト系パネル(1)は確実に固定される。
【0023】
【発明の効果】
本発明は以上説明した構成により次の効果を有する。
【0024】
(イ)本発明の残存型枠では、打設コンクリ−トの固化した後の脱型の際にそのものが残存するため、表面側のパイプ(7)やホ−ムタイ(8)或いは袋ナット付ボルト(9),ナット(10)等だけの撤去で済み、簡単であり、又、従来のコンパネ,サン木,釘等の廃材の発生がなく、そのために環境問題も少ない。又、パイプ(7)を使用しない枠組では、脱型の際に殆ど撤去するものもなく、廃材もない。
【0025】
(ロ)本発明の残存型枠は工場製作で施工現場に搬入し枠組するのみで、現場での型枠製作の手間がなく枠組の工期も短くなると共に、打設コンクリ−トの固化後における型枠の取り外し及び搬出の必要もない。
【0026】
(ハ)本発明の残存型枠には、多数の貫通穴(1a)を穿設したことにより、その貫通穴(1a)を利用して枠組が簡単にでき、又、その貫通穴(1a)は、打設コンクリ−トつまりモルタルの充填状態が確認できる。つまりモルタルが貫通穴(1a)から出てきた時点で打設バイブ作業を終了できる目安とすることができ良好なコンクリ−トの打設を可能とする。更に貫通穴(1a)からはコンクリ−ト打設時に空気を逃がせられ、空気だまりも防止できる。
【0027】
(ニ)更にこの貫通穴(1a)あるいは溝穴(1b)を貫通させた場合は打設コンクリ−トの余分な水分を外部に排出でき、固化したコンクリ−トの強度を高める。
【0028】
(ホ)本発明の貫通穴(1a)及び溝穴(1b)において、コンクリ−ト系パネル(1)の裏面側を大きく広げたテ−パ−状の段付貫通穴あるいは溝穴に形成したものは、裏面側の表面積が大きく打設コンクリ−トとの結合がより大きく、且つコンクリ−ト打設時の裏面側からの空気逃げを可能とし、貫通穴(1a)及び溝穴(1b)内に入るコンクリ−トの流動性もよい。
【0029】
(ヘ)本発明の貫通穴(1a)及び溝穴(1b)は、網(2)の網目(3)の位置に穿設したことにより、本発明の残存型枠を製作するのに型で穴(1a),(1b)成形の際や、コンクリ−ト打設における枠組の際にそれらの穴(1a),(1b)にセパレ−タ−(6)やボルト(9)を通す場合にも、網(2)が当らず邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1発明の残存型枠を示す断面図である。
【図2】本発明の第1発明の平面図である。
【図3】本発明の第2発明の残存型枠を示す断面図である。
【図4】本発明の第2発明の平面図である。
【図5】本発明の残存型枠に貫通穴と溝穴の両方を穿設した状態を示す平面図である。
【図6】本発明の残存型枠と表残存型枠との枠組状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の残存型枠と表残存型枠との間隔保持する枠組状態を示す断面図である。
【図8】本発明の各残存型枠を並べるための接続状態を示す断面図である。
【図9】本発明の貫通穴の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリ−ト系パネル
1a 貫通穴
1b 溝穴
2 網
3 網目

Claims (8)

  1. 網(2)入りで表面がコンクリ−ト素地のままのコンクリ−ト系パネル(1)に、少なくとも多数の貫通穴(1a)を、前記網(2)の網目(3)位置に穿設し、且つ前記各貫通穴(1a)の最小径部における穴径が1mm〜25mmの範囲であることを特徴とする残存型枠。
  2. 網(2)入りで表面がコンクリ−ト素地のままのコンクリ−ト系パネル(1)に、少なくとも多数の溝穴(1b)を穿設したことを特徴とする残存型枠。
  3. 前記貫通穴(1a)が、その中間で穴径を変化させた請求項1記載の残存型枠。
  4. 前記貫通穴( 1a が、前記コンクリート系パネル(1)の裏面側を表面側より大きな穴径とした請求項1記載の残存型枠。
  5. 前記貫通穴(1a)が、テ−パ−状の段付貫通穴である請求項1記載の残存型枠。
  6. 前記溝穴(1b)が、テ−パ−状の溝穴である請求項2記載の残存型枠。
  7. 前記網(2)が、表面処理を施してある請求項1乃至6記載の残存型枠。
  8. 前記網(2)が、エキスパンドメタルである請求項1乃至7記載の残存型枠。
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