JP2002061320A - コンクリート躯体の嵩上げ工法およびコンクリート型枠板の型枠固定金具 - Google Patents

コンクリート躯体の嵩上げ工法およびコンクリート型枠板の型枠固定金具

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JP2002061320A
JP2002061320A JP2000245631A JP2000245631A JP2002061320A JP 2002061320 A JP2002061320 A JP 2002061320A JP 2000245631 A JP2000245631 A JP 2000245631A JP 2000245631 A JP2000245631 A JP 2000245631A JP 2002061320 A JP2002061320 A JP 2002061320A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本発明はコンクリート躯体の嵩上げ工法およ
びコンクリート型枠板の型枠固定金具に関し特にL形擁
壁ブロック、擁壁ブロック、護床ブロック、基礎コンク
リート構造物等のコンクリート躯体の嵩上げを効率的に
かつ構造堅牢に行おうとする。 【解決手段】 コンクリート躯体に立設される多数の差
筋6に型枠固定金具5を挿着する工程と、型枠板2,2
を型枠固定金具の両側面にコンクリート打設空隙部Kを
確保して適宜固着手段により固着する工程と、差筋に対
して横筋を配筋する工程と、型枠板間に形成されるコン
クリート打設空隙部内に生コンクリートを打設し養生、
固化させる工程から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート躯体の
嵩上げ工法およびコンクリート型枠板の型枠固定金具に
関し、特にコンクリートにより形成されるL形擁壁ブロ
ック、擁壁ブロック、勾配可変形のブロック、護岸ブロ
ック、護床ブロック、基礎コンクリート構築物等から形
成されるコンクリート躯体の嵩上げを効率的にしかも構
造堅牢に行おうとする。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリートを用いて擁壁、護岸
等を施工現場にて構築する場合に、例えば合板を用いて
予め工場または資材置場にて型枠板を製作する。次いで
この型枠板を施工現場に持ち込んでから敷設寸法を測定
して墨出しを行い、組立を行う。この際、型枠板の組立
には支保工事を行って型枠板を支える。それから、型枠
板間に形成されるコンクリート打設空隙部内にコンクリ
ートを打設することにより養生・固化させていた。その
後、コンクリートが養生・固化されてから、型枠板を解
体して出来上がったコンクリート躯体から剥型し、擁
壁、護岸等を構築していた。このようにして、構築され
るコンクリート躯体の上面にコンクリート構築物をさら
に嵩上げするにも同様の施工方法、工程を経て嵩上げが
行われる。また、従来、鉄板やアルミニウムを用いて形
成される型枠板があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、合板を
用いて擁壁、護岸等のコンクリート構造物を構築する上
記従来の工法は、コンクリートの養生・固化後に型枠板
の解体作業が必要になるので、工期が長くなり、作業性
が低く非能率であった。しかも、型枠板は、一度使用す
ると、その表面にコンクリートの固化かすが固まって付
着するので、剥型後に直ちに再度のコンクリート構築物
を構築するのには使用することができなかった。このよ
うに型枠板に付着されたコンクリートの固化かすを掻き
取って型枠板の表面を滑らかにかつ綺麗にするための清
掃作業をするには多くの時間と労力が必要であった。ま
た合板よりなる型枠板は一度使用に供すると破損や傷み
が激しいので、補修して再使用するには、補修費が高価
になるので、廃棄せざるを得なかった。また従来、鉄
板、アルミニウム板等を用いて形成される型枠板は、コ
ンクリート構造物を構築する場合の作業性が低く非能率
であった。また、型枠板の表面に付着したコンクリート
の固化かすの掻取作業を行わなければならないので、同
様に施工には多くの時間と労力とを必要としていた。し
かも製作するには製作コストが高価である。昨今では、
廃棄処分されることなく、可能な限り再使用しようとす
る観点から、PC板や合成樹脂よりなる型枠板を用いる
ことが推奨されている。
【0004】本発明は上記のような従来の欠点を解決
し、コンクリートの固化かすの掻き取作業や清掃作業を
省略化して工期が短縮されることにより作業性が効率化
され、しかも構造堅牢なコンクリート構築物をコンクリ
ート躯体の上に構築して嵩上げすることができ、また工
事費、資材費、製作コストが安価なコンクリート躯体の
嵩上げ工法およびコンクリート型枠板の型枠固定金具を
提供しようとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
なされたものであり請求項1は、コンクリート躯体の表
面に立設される多数の差筋に型枠固定金具を所望間隔毎
に挿着する工程と、所望形状の型枠板を前記型枠固定金
具の左右の両側面にコンクリート打設空隙部を確保して
適宜固着手段により固着する工程と、前記差筋に対して
横筋を配筋する工程と、型枠板間に形成されるコンクリ
ート打設空隙部内に生コンクリートを打設し養生、固化
させる工程とから成るという手段を採用した。
【0006】また本発明の請求項2は、コンクリート躯
体の表面に立設される多数の差筋に型枠固定金具を所望
間隔毎に挿着する工程と、所望形状の型枠板を前記型枠
固定金具の左右の両側面に適宜固着手段により固着する
とともに型枠板の上縁に間隔保持金具を嵌装することに
より該間隔保持金具と型枠固定金具とにより型枠板を内
外から挟持してコンクリート打設空隙部を型枠板間に形
成する工程と、前記差筋に対して横筋を配筋する工程
と、型枠板間に形成される前記コンクリート打設空隙部
内に生コンクリートを打設し、養生、固化させる工程と
から成るという手段を採用した。
【0007】また本発明の請求項3は、請求項1または
請求項2の何れかにおいて型枠板は、コンクリート打設
空隙部内に打設される生コンクリートの養生、固化後に
おいて捨型枠となることを特徴とするという手段を採用
した。
【0008】また本発明の請求項4は、請求項1、また
は請求項2、請求項3の何れかにおいて型枠板は、セメ
ントモルタルに無機繊維を混入した複合材料により形成
され、表面には樹脂塗装により絹目模様が形成され、裏
面にはショットブラスト加工によりコンクリート打設空
隙部内に打設される生コンクリートに対して親しむ疎面
部が形成されたことを特徴とするという手段を採用し
た。
【0009】また本発明の請求項5は、請求項1または
請求項2、請求項3、請求項4の何れかにおいて型枠板
は、コンリート打設空隙部に望む少なくとも裏面上方に
ゴムパッキングを貼着するかまたは接着剤のコーキング
層よりなる生コンクリートに対する付着手段を設けたこ
とを特徴とするという手段を採用した。
【0010】また本発明の請求項6は、請求項1、また
は請求項2、請求項3、請求項4、請求項5の何れかに
おいて型枠固定金具は、該型枠固定金具に挿着される差
筋とともにコンクリートが打設される生コンクリートの
養生、固化後に構造材として形成されることを特徴とす
るという手段を採用した。
【0011】また本発明の請求項7は、請求項1、また
は請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6
の何れかにおいて型枠固定金具に対する型枠板の固着手
段は、ボルトを型枠板および型枠固定金具に螺入してナ
ットを螺合することにより形成され、該ボルトはコンク
リート打設空隙部内に打設する生コンクリートが養生、
固化した後に螺退されて型枠板の残ったボルト孔がセメ
ントモルタル、接着剤等で埋められることを特徴とする
という手段を採用した。
【0012】また本発明の請求項8は、セメントモルタ
ルに無機繊維を混入した複合材料により形成される型枠
板をコンクリート躯体の上面にコンクリート打設空隙部
を介して組付けるコンクリート型枠板の型枠固定金具に
おいて、金具本体は正面略コ字状に形成され、型枠板の
内側面が固着可能な左右の側板部とコンクリート躯体の
表面に立設される多数の差筋のうち所望間隔毎に配置さ
れる差込孔を有し前記側板部間に設けられる連結板とか
ら形成されるという手段を採用した。
【0013】また本発明の請求項9はセメントモルタル
に無機繊維を混入した複合材料により形成される型枠板
をコンクリート躯体の上面にコンクリート打設空隙部を
介して組付けるコンクリート型枠板の型枠固定金具にお
いて、間隔保持金具本体は正面略コ字形もしくは上面が
コンクリート打設空隙部に対して上方に突出された正面
略台形に形成され、型枠板の外側面に嵌合される左右の
側板部と該側板部間に設けられる結合板とから形成され
るという手段を採用した。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を図面を参照して説明する。図1ないし図12に示す
ものは本発明の一実施態様を示しコンクリート躯体とし
てのL形擁壁ブロックの上に嵩上げする場合について使
用に供する用具とともに説明する。1はコンクリート躯
体としてのL形擁壁ブロックであり、このコンクリート
躯体として本実施態様ではL形擁壁ブロック1が例示さ
れるが、コンクリート躯体はこれに限ることなく例えば
擁壁ブロック、勾配可変形のブロック、護岸ブロック、
護床ブロック、基礎コンクリート構築物等があげられ
る。
【0015】2はコンクリート躯体であるL形擁壁ブロ
ック1の上面に嵩上げのためのコンクリート構造物3を
構築する場合に略平行に組付けられる型枠板であり、こ
の型枠板2,2は後記コンクリート打設空隙部K内に打
設される生コンクリート4の養生・固化後に分解するこ
となく組付けられたまま捨型枠として使用される。また
この型枠板2,2は、セメントモルタルに無機繊維を混
入した複合材料により形成され、表面は樹脂塗装により
絹目模様が形成され、裏面にはショットブラスト加工が
施されることによりコンクリート打設空隙部K内に打設
される生コンクリート4に対して親しむ疎面部2aが形
成される。この疎面部2aとしては凹凸面である。
【0016】また、型枠板2,2は、コンクリート打設
空隙部Kに望む裏面上方または必要に応じて裏面下方に
ゴムパッキングg1 ,g2 を貼着するか、または接着剤
として好ましくはエポキシ系接着剤のコーキング層
1 ,c2 よりなる付着手段Tを設けるのは、コンクリ
ート打設空隙部K内に打設される生コンクリート4がコ
ンクリート躯体の上方部において型枠板2,2との間に
生ずる隙間から接着剤よりなる下方のコーキング層c2
の付着力とゴムパッキングg2 の止水性により洩れ出る
のを防止する。また、上方のコーキング層c1 の生コン
クリート4に対する付着力とゴムパッキングg1 の止水
性により型枠板2,2間のコンクリート打設空隙部K内
に打設される生コンクリート4が養生・固化する際に混
和水が型枠板2,2内を横移動し、型枠板2,2に沿っ
て上昇してブリーディング水となり、混和水が通った後
の生コンクリート4に空隙が生じて型枠板2,2に対す
る縁切れを防止するためである。
【0017】また、前記無機繊維としては、例えばガラ
ス繊維が使用されるが、このガラス繊維は短繊維入の部
分と長繊維入の部分とを縦横に混入した複合層により形
成される。このように、型枠板2をセメントモルタルに
ガラス繊維等の無機繊維を混入した複合材料を用いて形
成したのは、薄肉軽量で運搬および取扱が簡便に行え、
しかも構造的に曲強度および引張強度に優れ、また耐久
性、耐候性、耐火性等に優れ、さらにはデザインの自由
度を豊富に発揮するようにするためである。
【0018】そして、型枠板2は工場において何種類か
の規格化された大きさの矩形または方形に形成されて施
工現場に運搬され、施工時に構築すべきコンクリート構
造物3に合わせて適宜形状に裁断されることにより使用
に供せられる。型枠板2を裁断するには例えばダイヤモ
ンド・カッターを用いる等すれば施工現場での切断は容
易に行うことができる。
【0019】5は型枠板2,2をコンクリート躯体の上
面に組付けるために使用される型枠固定金具であり、こ
の型枠固定金具5はコンクリート躯体に所望列、所望間
隔l 1 に下方部6aを差し込んで表面に立設される多数
の差筋6に所望間隔l2 毎に挿着される。この型枠固定
金具5は、図7に示すように金具本体5Aが正面略コ字
形に形成され、金具本体5Aの左右には型枠板2,2の
内側面が固着可能な左右の側板部5a,5aと前記差筋
6を挿着する差込孔5b1 を有し前記側板部5a,5a
間に設けられる連結板5bとから形成される。またこの
型枠固定金具5は、コンクリート打設空隙部K内に打設
される生コンクリート4の養生・固化後にほかの鉄筋と
ともに構造材として使用され、引張力および圧縮力等の
外力に対して強い剛性を発揮するようにする。差筋6に
型枠固定金具5を固定するには、差筋6の下方部6aの
外周に形成される雄ねじ部6a1 にナット7を螺合する
ことにより差筋6に型枠固定金具5を固定する(図2、
図3参照)。
【0020】型枠板2,2を型枠固定金具5に取付ける
ための固着手段8は、型枠板2,2の取付時にボルト9
aを型枠板2,2および型枠固定金具5のボルト孔2
b,2b;5a1 ,5a1 に挿入したボルト9aにナッ
ト9bを螺合する。そして、ボルト9aは略平行に組付
けられた型枠板2,2間に形成するコンクリート打設空
隙部K内に打設する生コンクリート4が養生、固化した
後に螺退されて型枠板2,2に設けられた残ったボルト
孔2b,2b;5a1 ,5a1 がセメントモルタル、接
着剤等で埋められる。
【0021】10は前記型枠固定金具5と協同して型枠
板2,2をコンクリート躯体の上面にコンクリート打設
空隙部Kを介して組付けるための図10に示すように上
面がコンクリート打設空隙部Kに対して上方に突出され
た正面略台形もしくは図には示さないが正面略コ字形に
形成される間隔保持金具本体であり、この間隔保持金具
本体10は型枠板2,2の外側面に嵌合される左右の側
板部10a,10aと該側板部10a,10a間に上方
に突設される結合板10bとから形成される。このよう
に、間隔保持金具本体10の上面の結合板10bをコン
クリート打設空隙部Kに対して上方に突出されたものを
用いるのは、コンクリート打設空隙部K内に打設される
生コンクリート4の上面に対して空隙部が存するように
してコテを挿入し易くし、コンクリート構造物3に対す
るコテ仕上げの作業をし易くするためである。そして、
間隔保持金具本体10が図1、図4、図5、図6に示す
ように型枠板2,2の外側に嵌合されることにより型枠
板2,2の内側面が取付けられる型枠固定金具5とによ
り型枠板2,2を所望幅Wに内外から挟持して生コンク
リート4を打設するためのコンクリート打設空隙部Kを
形成するようになっている。
【0022】11は差筋6に対してコンクリート構造物
3の長手方向Xに配筋される適宜本数の横筋である。
【0023】本発明を実施する上で使用する用具として
のコンクリート型枠板並びに型枠固定金具等の一実施態
様は以上の構成からなり、以下コンクリート躯体の上面
について嵩上げ工法につき図を参照しながら工程順に説
明する。先ず第1工程としてコンクリート躯体の表面に
所望配列、所望間隔l1 にて多数の差筋6を立設する
(図2,図3参照)。図3ではコンクリート躯体の幅方
向Yの中央部分に1列に所望間隔l1 にて差筋6を立設
している。この際、差筋6をコンクリート躯体に立設す
るには、コンクリート躯体の墨だしをしてドリル等の工
具を用いて穿孔し、この孔内に差筋6の下方部6aを挿
入してセメントモルタルや接着剤を用いて固化するよう
にして差筋6を立設する。そして、この差筋6を型枠固
定金具5に挿着する。差筋6を型枠固定金具5に挿着す
るには、型枠固定金具5の側板部5a,5a間を連結す
る連結板5bに設けた差込孔5b1 内に差筋6を挿入す
ることにより容易に行える。それから、差筋6の下方部
6aに形成された雄ねじ部5a1 にナット7を螺合する
ことにより型枠固定金具5に差筋6を固定する。
【0024】次いで第2工程として所望形状、本実施態
様では図2に示すように正面矩形に切断された左右の型
枠板2,2を前記型枠固定金具5の左右の両側面にコン
クリート躯体の幅方向Yにコンクリート打設空隙部Kを
確保するように適宜固着手段8により固着する(図4参
照)。左右の型枠板2,2を型枠固定金具5の左右の両
側面に固着するには、ボルト9aを正面略コ字形に形成
される左右の側板部5a,5aおよび該型枠板2,2に
重合して設けられるボルト孔5a1 ,5a1 ;2b,2
b内に挿入の上ナット9bを螺合することにより型枠板
2,2を型枠固定金具5に取付ける。また、型枠板2,
2を型枠固定金具5に強固に固定するためには、型枠板
2,2の上縁に間隔保持金具10を嵌装することにより
該間隔保持金具10と型枠固定金具5とにより型枠板
2,2を型枠板2,2の内外から挟持するようにすれば
強固にかつ構造堅牢に型枠板2,2を組付けることがで
きる。
【0025】また、第3工程として前記差筋6,6…に
対して適宜本数の横筋11,11…を配筋して取付けれ
ば、コンクリート構造物3の強固な構造材を形成するこ
とができる(図5参照)。差筋6に横筋11を取付ける
には、例えば金属線を用いて結着するようにすれば容易
に取付けることができる。
【0026】その後、第4工程として型枠板2,2間に
形成されるコンクリート打設空隙部K内に生コンクリー
ト4を打設して養生、固化させる(図6参照)。この
際、生コンクリート4がコンクリート躯体に接着し易く
するために、接着剤をコンクリート躯体に塗布するよう
にしておけばよい。また、間隔保持金具本体10に上面
の結合板10bが図10に示すように上方に突設されて
いるものを用いれば、コンクリート打設空隙部K内に打
設される生コンクリート4の上面に対して空隙部が設け
られてコテが挿入され易くなりコテ仕上げがし易くな
る。
【0027】また、左右の型枠板2,2は、セメントモ
ルタル内にガラス繊維等の無機繊維を混入した複合材料
により形成されるので、軽量であり、曲強度、引張強
度、耐久性、耐候性、耐火性に優れる。しかも型枠板2
の表面は樹脂塗装により絹目模様が形成されるので、デ
ザイン的に自由度を発揮する。また型枠板2,2の裏面
はショットブラスト加工により凹面および凸面よりなる
疎面部2aが形成されているので、養生、固化される生
コンクリート4に対して左右の型枠板2,2は一体化さ
れて剥離を防止することができる。また、型枠板2,2
の裏面下方には必要に応じて接着剤して、例えばエポキ
シ系接着剤よりなる下方のコーキング層c2 を設け、ゴ
ムパッキングg2 が貼着されているので、コーキング層
2 の付着力と、ゴムパッキングg2 の止水性によりコ
ンクリート打設空隙部K内に打設される生コンクリート
4がコンクリート躯体と型枠板2,2の下方部との間に
生ずる間隙から洩れ出てコンクリート躯体の表面に付着
して美感を損ねたり、固化された後のコンクリート固形
物の掻き落とし作業を不要とする。しかも、型枠板2,
2の裏面上方には同様に接着剤よりなるコーキング層c
1 が形成され、ゴムパッキングg1 が貼着されているの
で、型枠板2,2間のコンクリート打設空隙部K内に打
設される生コンクリート4が養生・固化する際に生コン
クリート4内に含まれる混和水が型枠板2,2内を横移
動し、次いで型枠板2,2に沿って上昇してブリーディ
ング水となり、生コンクリート4内を混和水が通った跡
に空隙を生じて型枠板2,2に対する縁切れを防止する
ことができる。従って、型枠板2,2と、該型枠板2,
2内に設けられるコンクリート打設空隙部K内に打設さ
れる生コンクリート4と、その下面のコンクリート躯体
との一体性が確保されて特に引張や曲げ強度が大きい構
造堅牢なコンクリート構造体を構築することができる。
【0028】そして、コンクリート打設空隙部K内に打
設される生コンクリート4の養生、固化後は、左右の型
枠板2,2を型枠固定金具5から取外してコンクリート
構造体3から剥離することなくそのまま捨型枠とする。
その後、左右の型枠板2,2を型枠固定金具5に取付け
るために用いたボルト9aを螺退させられた左右の型枠
板2,2および型枠固定金具5の側板部5a,5aに設
けられたボルト孔2b,2b;5a1 ,5a1 内にセメ
ントモルタルを詰込んで固化させる。また型枠板2,2
の外面に嵌装した間隔保持金具10を型枠板2,2から
外す。こうして、型枠板2,2を用いてコンクリート打
設空隙部Kに生コンクリート4を打設することによりコ
ンクリート躯体の上面にコンクリート構造物3を構築し
て嵩上げを完了する。
【0029】上記のようにしてコンクリート躯体の上面
に構築して嵩上げされたコンクリート構造物3内には縦
に多数の差筋6が、また長手方向には差筋6と交又して
横筋11が配筋され、さらに幅方向Yには差筋6が挿着
される型枠固定金具5が配挿されているので、コンクリ
ート構造物3は圧縮力はもとより引張力等の外力に対し
て構造堅牢に形成される。
【0030】上記説明の施工例では、コンクリート躯体
としてL形擁壁の嵩上げをする場合を代表的に説明した
が、コンクリート躯体は上記説明に限ることなく、例え
ば擁壁、護岸、護床、基礎コンクリート構造物、さらに
はそれらのコンクリートブロックでもよく、その嵩上げ
工事は上記操作、説明の施工することにより容易に実施
することができる。
【0031】また図示する上記説明では、型枠板2,2
の裏面に形成する接着剤よりなるコーキング層c1 ,c
2 とゴムパッキングg1 ,g2 とは型枠板2,2の裏面
上方と裏面下方との双方に設けているが、これは例示で
あってブリーディング水の上昇を防止するのと、コンク
リートに対する付着性を確保して一体性をはかる観点か
ら、特にコンクリート構造物3の曲げ強度を増大して構
造堅牢なコンクリート構造物3を得るために少なくとも
型枠板2,2の裏面上方にコーキング層c1 とゴムパッ
キングg1 とを備えることが効果的であるが、これに限
ることなく型枠板2,2の裏面下方のみにコーキング層
2 とゴムパキングg2 とを設けるものであっても本発
明の適用範囲である。
【0032】
【発明の効果】本発明の請求項1または請求項2は以上
のようにコンクリート躯体の表面に立設される多数の差
筋に型枠固定金具を所望間隔毎に挿着する工程と、所望
形状の型枠板を前記型枠固定金具の左右の両側面にコン
クリート打設空隙部を確保して適宜固着手段により固着
する工程と、前記差筋に対して横筋を配筋する工程と、
型枠板間に形成されるコンクリート打設空隙部内に生コ
ンクリートを打設し、養生、固化させる工程とから成
り、また請求項2は、コンクリート躯体の表面に立設さ
れる多数の差筋に型枠固定金具を所望間隔毎に挿着する
工程と、所望形状の型枠板を前記型枠固定金具の左右の
両側面に適宜固着手段により固着するとともに型枠板の
内外から挟持してコンクリート打設空隙部を型枠板間に
形成する工程と、前記差筋に対して横筋を配筋する工程
と、型枠板間に形成される前記コンクリート打設空隙部
内に生コンクリートを打設し養生、固化させる工程とか
ら成るので、コンクリートの固化かすの掻き取作業や清
掃作業を省略化して工期が短縮化されることにより作業
性が効率化され、しかも構造堅牢なコンクリート構造物
をコンクリート躯体の上に構築して嵩上げをすることが
できる。
【0033】また本発明の請求項3は、請求項1または
請求項2は、型枠板はコンクリート打設空隙部内に打設
される生コンクリートの養生、固化後において捨型枠と
なるので、型枠板の分解、撤去作業が省略化され、施工
作業が効率化される。
【0034】また本発明の請求項4は、請求項1、また
は請求項2、請求項3の何れかにおいて型枠板は、セメ
ントモルタルに無機繊維を混入した複合材料により形成
され、表面には樹脂塗装により絹目模様が形成され、裏
面にはショットブラスト加工によりコンクリート打設空
隙部内に打設される生コンクリートに対して親しむ疎面
部が形成されたので、外観的にデザイン性に優れ、コン
クリート打設空隙部内に打設されるコンクリートに親し
む。
【0035】また本発明の請求項5は、請求項1、また
は請求項2、請求項3、請求項4の何れかにおいて型枠
板は、コンクリート打設空隙部に望む少なくとも裏面上
方にゴムパッキングを貼着するかまたは接着剤のコーキ
ング層よりなる生コンクリートに対する付着手段を設け
たので、コーキング層の付着性によりコンクリート打設
空隙部内に打設されるコンクリートとの一体性が保証さ
れ、またゴムパッキングによりブリーディング水を止水
し、型枠板に対するコンクリートの縁切れを防止するこ
とができる。
【0036】また本発明の請求項6は、請求項1、また
は請求項2、請求項3、請求項4、請求項5の何れかに
おいて型枠固定金具は、該型枠固定金具に挿着される差
筋とともにコンクリート打設空隙部内に打設される生コ
ンクリートの養生、固化後に構造材として形成されるの
で、コンクリートの養生、固化後に差筋は型枠固定金具
と一緒の構造材になり、圧縮力、引張力等の外力に対し
て構造堅牢になり、強い剛性を発揮する。
【0037】また本発明の請求項7は、請求項1、また
は請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6
の何れかにおいて型枠固定金具に対する型枠板の固着手
段は、ボルトを型枠板および型枠固定金具に螺入するこ
とにより形成され、該ボルトはコンクリート打設空隙部
内に打設する生コンクリートが養生、固化した後に螺退
されて型枠板の残ったボルトがセメントモルタル、接着
剤等で埋められるので、型枠板を型枠固定金具に構造堅
牢に固定することができる。
【0038】また本発明の請求項8は、セメントモルタ
ルの無機繊維を混入した複合材料により形成される型枠
板をコンクリート躯体の上面にコンクリート打設空隙部
を介して組付けるコンクリート型枠板の型枠固定金具に
おいて、金具本体は正面略コ字形に形成され、型枠板の
内側面が固着可能な左右の側板部とコンクリート躯体の
表面に立設される多数の差筋のうち所望間隔毎に配置さ
れる差筋を挿着する差込孔を有し前記側板部間に設けら
れる連結板とから形成されるので、型枠板を構造堅牢に
取付けて生コンクリートを打設するためのコンクリート
打設空隙部を形成することができる。
【0039】また本発明の請求項9は、セメントモルタ
ルに無機繊維を混入した複合材料により形成される型枠
板をコンクリート躯体の上面にコンクリート打設空隙部
を介して組付けるコンクリート型枠板の型枠固定金具に
おいて、間隔保持金具本体は正面略コ字形もしくは上面
がコンクリート打設空隙部に対して上方に突設されて正
面略台形に形成され、型枠板の外側面に嵌合される左右
の側板部と該側板部間に設けられる結合板とから形成さ
れるので、型枠固定金具の左右の側板部に取付けられる
型枠板の外側に間隔保持金具を嵌装することにより型枠
板を構造堅牢に組付けることができるとともに生コンク
リートを打設するためのコンリート打設空隙部を形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート躯体の嵩上げ工法の一実
施態様を示す斜視図である。
【図2】同じく断面図である。
【図3】同じく本発明のコンクリート躯体の嵩上げ工法
の第1工程を示し、コンクリート躯体の上面に差筋を立
設して型枠固定金具の左右に型枠板を取付ける状態の断
面図である。
【図4】同じく第2工程を示し型枠固定金具と間隔保持
金具を用いて型枠板を組付けた状態の縦断面図である。
【図5】同じく第3工程を示し差筋に横筋を配筋した状
態の縦断面図である。
【図6】同じく第4工程を示し生コンクリートを型枠板
間のコンクリート打設空隙部内に打設した状態の縦断面
図である。
【図7】同じく本発明のコンクリート躯体の嵩上げ工法
を実施するのに使用される型枠固定金具の拡大正面図で
ある。
【図8】同じく型枠固定金具の拡大平面図である。
【図9】同じく型枠固定金具の一例を示す拡大側面図で
ある。
【図10】同じく間隔保持金具の拡大正面図である。
【図11】同じく間隔保持金具の拡大底面図である。
【図12】同じく間隔保持金具の拡大側面図である。
【符号の説明】
1 擁壁ブロック体 2 型枠板 3 コンクリート構造物 4 生コンクリート 5 型枠固定金具 5a 側板部 5a1 ボルト孔 5b 連結板 5b1 差込孔 6 差筋 6a 下方部 6a1 雄ねじ部 7 ナット 8 固着手段 10 間隔保持金具本体 10a 側板部 10b 結合板 11 横筋 K コンクリート打設空隙部 c1 コーキング層 c2 コーキング層 g1 ゴムパッキング g2 ゴムパッキング

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート躯体の表面に立設される多
    数の差筋に型枠固定金具を所望間隔毎に挿着する工程
    と、所望形状の型枠板を前記型枠固定金具の左右の両側
    面にコンクリート打設空隙部を確保して適宜固着手段に
    より固着する工程と、前記差筋に対して横筋を配筋する
    工程と、型枠板間に形成されるコンクリート打設空隙部
    内に生コンクリートを打設し養生、固化させる工程とか
    ら成るコンクリート躯体の嵩上げ工法。
  2. 【請求項2】 コンクリート躯体の表面に立設される多
    数の差筋に型枠固定金具を所望間隔毎に挿着する工程
    と、所望形状の型枠板を前記型枠固定金具の左右の両側
    面に適宜固着手段により固着するとともに型枠板の上縁
    に間隔保持金具を嵌装することにより該間隔保持金具と
    型枠固定金具とにより型枠板を内外から挟持してコンク
    リート打設空隙部を型枠板間に形成する工程と、前記差
    筋に対して横筋を配筋する工程と、型枠板間に形成され
    る前記コンクリート打設空隙部内に生コンクリートを打
    設し養生、固化させる工程とから成るコンクリート躯体
    の嵩上げ工法。
  3. 【請求項3】 型枠板は、コンクリート打設空隙部内に
    打設される生コンクリートの養生、固化後において捨型
    枠となることを特徴とする請求項1または請求項2の何
    れかに記載のコンクリート躯体の嵩上げ工法。
  4. 【請求項4】 型枠板は、セメントモルタルに無機繊維
    を混入した複合材料により形成され、表面には樹脂塗装
    により絹目模様が形成され、裏面にはショットブラスト
    加工によりコンクリート打設空隙部内に打設される生コ
    ンクリートに対して親しむ疎面部が形成されたことを特
    徴とする請求項1、または請求項2、請求項3の何れか
    に記載のコンクリート躯体の嵩上げ工法。
  5. 【請求項5】 型枠板は、コンクリート打設空隙部に望
    む少なくとも裏面上方にゴムパッキングを貼着するかま
    たは接着剤のコーキング層よりなる生コンクリートに対
    する付着手段を設けたことを特徴とする請求項1、また
    は請求項2、請求項3、請求項4の何れかに記載のコン
    クリート躯体の嵩上げ工法。
  6. 【請求項6】 型枠固定金具は、該型枠固定金具に挿着
    される差筋とともにコンクリート打設空隙部内に打設さ
    れる生コンクリートの養生、固化後に構造材として形成
    されることを特徴とする請求項1、または請求項2、請
    求項3、請求項4、請求項5の何れかに記載のコンクリ
    ート躯体の嵩上げ工法。
  7. 【請求項7】 型枠固定金具に対する型枠板の固着手段
    は、ボルトを型枠板および型枠固定金具に螺入してナッ
    トを螺合することにより形成され、該ボルトはコンクリ
    ート打設空隙部内に打設する生コンクリートが養生、固
    化した後に螺退されて型枠板の残ったボルト孔がセメン
    トモルタル、接着剤等で埋められることを特徴とする請
    求項1、または請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5、請求項6の何れかに記載のコンクリート躯体の嵩上
    げ工法。
  8. 【請求項8】 セメントモルタルに無機繊維を混入した
    複合材料により形成される型枠板をコンクリート躯体の
    上面にコンクリート打設空隙部を介して組付けるコンク
    リート型枠板の型枠固定金具において、金具本体は正面
    略コ字形に形成され、型枠板の内側面が固着可能な左右
    の側板部とコンクリート躯体の表面に立設される多数の
    差筋のうち所望間隔毎に配置される差筋を挿着する差込
    孔を有し前記側板部間に設けられる連結板とから形成さ
    れるコンクリート型枠板の型枠固定金具。
  9. 【請求項9】 セメントモルタルに無機繊維を混入した
    複合材料により形成される型枠板をコンクリート躯体の
    上面にコンクリート打設空隙部を介して組付けるコンク
    リート型枠板の型枠固定金具において、間隔保持金具本
    体は正面略コ字形もしくは上面がコンクリート打設空隙
    部に対して上方に湾曲された正面略台形に形成され、型
    枠板の外側面に嵌合される左右の側板部と該側板部間に
    設けられる結合板とから形成されるコンクリート型枠板
    の型枠固定金具。
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