JPH0680325A - 油圧エレベータの制御装置 - Google Patents

油圧エレベータの制御装置

Info

Publication number
JPH0680325A
JPH0680325A JP4237138A JP23713892A JPH0680325A JP H0680325 A JPH0680325 A JP H0680325A JP 4237138 A JP4237138 A JP 4237138A JP 23713892 A JP23713892 A JP 23713892A JP H0680325 A JPH0680325 A JP H0680325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
oil
speed
hydraulic elevator
elevator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4237138A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Hatano
一尋 幡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4237138A priority Critical patent/JPH0680325A/ja
Publication of JPH0680325A publication Critical patent/JPH0680325A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧エレベータのかごの昇降を制御するの
に、従来は始動直前の油温を用い温度補償をしていた。
しかし、温度により油の速度特性が変わるので、始動時
の油温だけでは実際の油温と異なり、データとして不十
分である。より正確な油温を用いて精度の良い制御が出
来るようにすることが目的である。 【構成】 かごの上昇時は油タンクに設けた温度センサ
を用い、下降時には油圧ジャッキに設けた温度センサの
検出値を用いることにより、より正確なデータが得ら
れ、温度左右されない安定した走行特性を得ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧エレベータの制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に油圧エレベータは、流量制御弁を
用いた流量制御方式を採用している。
【0003】この制御方式では、エレベータの上昇時は
電動機を一定速度で回転させ、油圧ポンプからの定吐出
量の油をタンクへ戻しておき、起動指令が出るとタンク
へ戻す量を流量制御弁で調整することによりかごの速度
を制御する。そして、エレベータの下降時は、かごの自
重により油圧シリンダ内の油がタンクへ還流する油量を
流量制御弁で制御することによりかごの速度を制御す
る。
【0004】しかし、この制御方式では、上昇時に余分
な油を循環させる必要があることと、下降時に位置エネ
ルギを油の発熱で消費するのでエネルギーロスが大き
く、また油温上昇も著しい問題点がある。このため、油
の温度により、エレベータの走行特性が大きく変化する
ので、油の温度に拘らずエレベータの走行特性が一定と
なるよう、始動直前の油の温度を用いて、油の温度特性
による速度の温度補償を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の温度補償では、温度センサを設置する場所によっ
て、検出温度の値が異なるため、設置場所により走行特
性が異なる場合があった。
【0006】すなわち、従来の油圧エレベータでは、始
動直前の油温の値に基づき前記速度パターンを補正して
いるため、上昇する場合と下降する場合で、油圧エレベ
ータ走行中に油温が大きく変化する場合があった。従っ
て、変化した場合にも、始動直前の油温の値に基づいた
補正パターンで制御することになり、目標とする速度パ
ターンが得られないという問題点があった。
【0007】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るためなされたもので、油圧エレベータの走行特性を適
正な温度センサの検出値により補正し、常に一定の走行
特性を得ることの出来る油圧エレベータの制御装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の油圧エレベータ
の制御装置は、エレベータのかごを昇降させる油圧ジャ
ッキと、油圧ジャッキに流通する圧油の油量を制御する
バルブと、油圧ジャッキに前記バルブを介して接続さ
れ、圧油を通過させる油圧ポンプと、油圧ジャッキに設
置されたる油温センサと、油タンクに設置された油温セ
ンサと、センサからの信号を入力し、油圧ジャッキが所
定の速度パターンで昇降できるようにバルブに対して、
所定の速度パターンに基づく制御指令値を生成する速度
制御装置とを備えたものである。
【0009】
【作用】このような速度制御装置なので、油圧エレベー
タの上昇時には、タンクに設置された温度センサの検出
値を、また、油圧エレベータの下降時には、ジャッキに
設置された温度センサの検出値を、それぞれ用いて速度
の温度補償を行うので、常に安定した油圧エレベータの
速度制御が実現する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づいて説明
する。
【0011】かご1は、油圧ジャッキ2のプランジャ3
によって上下するプーリ4に巻き掛けられたロープ5に
より吊り下げられている。電動機7により回転駆動され
る油圧ポンプ8からの圧油を電磁制御バルブ9を経て油
圧ジャッキ2に送り、かごの昇降を行う。
【0012】このような油圧エレベータにおいて、ジャ
ッキに油温センサ12、タンクに油温センサ14を設
け、これらの検出値をかご1の走行速度を制御する速度
制御装置13に入力し、速度の温度補償時に使用するよ
うにする。
【0013】この構成による速度の温度補償方法につい
て説明する。
【0014】油の温度により油圧ポンプの吐出量や制御
バルブを通過する油の流量は変化するため、結果とし
て、油圧エレベータの速度が変動する。このため、油の
温度に応じた速度データ(高速走行、低速走行、加速
度、減速度等)をテーブルとしてあらかじめ制御装置内
に格納しておき、油温センサの検出値によりテーブルか
ら対応する速度データを参照し、このデータを基に制御
バルブに対して制御指令を出力する。
【0015】ところで、油圧エレベータ上昇時には、油
タンク内の油がポンプやバルブ内を通過するため、制御
に影響する油の温度は、油タンク内の油温が支配的とな
る。そこで、上昇時には、油タンク内の油温すなわち油
タンク内の油温センサ14の検出値により、テーブルか
ら対応する速度データを参照し、このデータを元にバル
ブに対して制御指令値を出力する。
【0016】また、油圧エレベータ下降時には、ジャッ
キ内の油がポンプやバルブ内を通過するため、制御に影
響する油の温度は、ジャッキ内の温度が支配的となる。
そこで、下降時には、ジャッキ内の油温すなわちジャッ
キ内の油温センサ12の検出値により、テーブルから対
応する速度データを参照し、このデータを基に制御バル
ブに対して制御指令を出力する。
【0017】
【発明の効果】本発明により、油圧エレベータの上昇時
には、油タンクに設置した温度センサの検出値を、ま
た、油圧エレベータの下降時には、油圧ジャッキに設置
した温度センサの検出値を、夫々用いて速度の温度補償
を行うので、常に安定した油圧エレベータの速度制御の
実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による油圧エレベータの構成図である。
【符号の説明】
1…かご 2…油圧ジャッキ 3…プランジャ 6…油圧配管 7…電動機 8…油圧ポンプ 9…制御バルブ 10…油タンク 12…ジャッキ油温センサ 13…速度制御装置 14…タンク油温センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油温に応じた速度特性を基に予め決めた
    制御パターンに従って、上昇時は油圧ポンプにより油タ
    ンクの油を制御バルブを経て油圧ジャッキに送油してか
    ごを上昇させ、かごの下降時は、かごの自重によりジャ
    ッキ内の油を制御バルブを経て油タンクに還流させて、
    かごの昇降を制御する油圧エレベータの制御装置におい
    て、 前記油温として上昇時には油タンクに設置した油温セン
    サの検出値で、下降時には油圧ジャッキに設置した油温
    センサの検出値に基づき制御パターン指令を発してかご
    速度の温度補償を行うことを特徴とする油圧エレベータ
    の制御装置。
JP4237138A 1992-09-04 1992-09-04 油圧エレベータの制御装置 Pending JPH0680325A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4237138A JPH0680325A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 油圧エレベータの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4237138A JPH0680325A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 油圧エレベータの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0680325A true JPH0680325A (ja) 1994-03-22

Family

ID=17010972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4237138A Pending JPH0680325A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 油圧エレベータの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0680325A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4835608A (en) * 1988-05-31 1989-05-30 Zenith Electronics Corporation Image trap filter circuit

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4835608A (en) * 1988-05-31 1989-05-30 Zenith Electronics Corporation Image trap filter circuit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS632866B2 (ja)
US5281774A (en) Drive control unit for hydraulic elevator
JPH03259873A (ja) 油圧エレベータの制御装置
US4593792A (en) Apparatus for controlling a hydraulic elevator
JPH0680325A (ja) 油圧エレベータの制御装置
JPH0797150A (ja) 油圧エレベータを制御する方法及び装置
JP3122294B2 (ja) 油圧エレベーターの制御装置
JPH03111385A (ja) 油圧エレベータの制御方法
JPS6210299Y2 (ja)
JPH075240B2 (ja) 油圧エレベ−タ弁装置
JPH04235871A (ja) 油圧エレベーターの制御装置
JPH0266083A (ja) 油圧エレベータの制御装置
JPH0543147A (ja) 油圧エレベーターの制御装置
JP3175258B2 (ja) 油圧エレベータ装置
JPH06255907A (ja) 油圧エレベーターの制御方法および装置
JPH0218053Y2 (ja)
JPH0466481A (ja) 油圧エレベータの制御装置
JPH0524750A (ja) 油圧エレベータの駆動制御装置
JPH04121375A (ja) 油圧エレベータの制御装置
JP3454434B2 (ja) エレベータの制御装置
JPS6082420A (ja) 車高調整装置
JPH11343077A (ja) 油圧式エレベーターの制御装置
JPH04125272A (ja) 油圧エレベーターの制御装置
JP2507530B2 (ja) 流体圧エレベ―タの制御装置
JPH06227763A (ja) 油圧エレベータの制御装置