JPH0797150A - 油圧エレベータを制御する方法及び装置 - Google Patents

油圧エレベータを制御する方法及び装置

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JPH0797150A
JPH0797150A JP6205717A JP20571794A JPH0797150A JP H0797150 A JPH0797150 A JP H0797150A JP 6205717 A JP6205717 A JP 6205717A JP 20571794 A JP20571794 A JP 20571794A JP H0797150 A JPH0797150 A JP H0797150A
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signal
travel
control
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JP6205717A
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Inventor
Kjell Johansson
キエル・ヨハンソン
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Inventio AG
Original Assignee
Inventio AG
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/24Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Elevator Control (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧エレベータにおいて、クローリング速度
での走行の必要なしに、階への正確で直接的な到着を行
うことができる方法及び装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 ケージは減速相中に走行に応じて制御され、
そのために制御範囲(CS)が形成され、パーセント値
に細分される。パーセント値は、測定された実走行値に
表形式で関連付けられる。ある実走行値に達すると、対
応するパーセント値に制御範囲の値(CS)が乗算さ
れ、制御偏差(C0)および予備制御信号(S0)が、
与えられたケースでこの積に加算され、この和が実制御
信号(S)を形成する。実制御信号(S)はそれぞれ減
速相中に使用され、調整弁構造に送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調整装置が、エレベー
タのケージが加速され、一定の速度で移動され、ブレー
キ操作点を通知するシャフト情報が到着したときに減速
されるように圧力流体の通過流量を調整する調整弁構成
に送られる制御信号を生成する、油圧エレベータの制御
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のエレベータでは、走行速度が、
程度の差こそあれ、ケージ負荷および油圧流体の温度の
変化に強く依存し、それによって、調整弁で制御される
通過流量がそれに応じて変化し、階に正確に到着するこ
とが不可能になる。この欠陥を除去するために、負荷ま
たは温度、あるいはその両方の変化によって発生する停
止点の高さの差を補償できるように(図3)、階に到着
する直前に一定の低クローリング速度に切り替えられて
いる。これによって、ユーザの走行時間および待ち時間
が長くなり、高エネルギー消費量が必要になる。油圧エ
レベータでは、クローリング走行の長さは、知られてい
るように、負荷および温度の条件に依存する。
【0003】前述の欠陥を除去するための油圧エレベー
タ用の装置はドイツ特許第3638247号によって知
られるようになった。この場合、ケージの速度動作を決
定し、調整弁に送られる、出力信号を生成する制御装置
が提供されている。調整弁によって、圧力流体は出力信
号に従って、圧力流体源から、ケージを駆動する油圧シ
リンダに、あるいはその逆に導かれる。負荷または温
度、あるいはその両方の異なる条件に関する何らかの動
作状態に対応する基準速度値が、制御装置を含む演算装
置を介して接続された記憶装置に記憶されている。ケー
ジに配置された測定センサが実際の速度を検出し、変換
器装置を介して演算装置に導く。この場合、加速相中に
測定された実際の速度と所定の基準速度の間の差が形成
され、その差に基づいて、演算装置が制御速度曲線を計
算する。この制御速度曲線は記憶され、実速度を、事前
に設定された基準速度の値に補正するために減速相中に
使用される。このように、正確かつ急速で制御された、
目的位置への駆動が可能になり、それによってエレベー
タの動作時間が短縮される。この場合、制御装置は調整
ループも、ブレーキ操作点に適応するための調整も表示
しないが、クローリング速度なしでは管理されない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、クローリング
速度での走行なしで階に直接到着できるようにする、請
求項1の分類条項に記載の方法を実施する方法および装
置を提案する作業に基づくものである。
【0005】この問題は、請求項1および8で特徴付け
られた本発明によって解決される。この場合、ケージは
減速相中に走行に応じて制御され、そのために走行特有
の制御範囲が形成され、パーセント値に細分される。パ
ーセント値は、測定された実走行値に表形式で関連付け
られる。ある実走行値に達すると、対応するパーセント
値に制御範囲の値が乗算され、その結果から、それぞれ
減速相中に使用される実制御信号が形成される。この信
号は、調整弁構造に送られる。
【0006】本発明によって達成される利点は、走行時
間および待ち時間が短縮され、圧力流体に対する加熱が
減り、エネルギー消費量が低減されることである。簡単
な構成の位置フィードバックを含む調整弁構造の適用に
よる提案された直接的な到着によって、さらにレベルを
調整することなしに正確な停止が達成され、走行の快適
さおよび最小走行時間に関する最適減速結果が得られ
る。この場合、負荷および温度の変化は、停止精度に影
響を与えないままである。ケージの加速および公称速度
での走行が非調整的に行われ、油圧駆動の効率に有利に
働くことも利点である。他の利点は、調整装置と相互作
用する調整弁構造を適用することにより、学習走行によ
ってエレベータ特有のパラメータの自動確認が可能にな
ることである。それによって、エレベータの試運転中の
手動調整操作が不要になる。
【0007】従属請求項に記載した方法によって好都合
な開発および改良が可能になる。図面に示した実施例を
参照して、本発明を以下で詳細に説明する。
【0008】
【実施例】ピストン3およびシリンダ4を示す油圧引上
げ装置2によって移動できるケージは、図1で1で示さ
れている。この移動は、ケージ1がシャフト9中で案内
される間に、ピストン3に固定された2つのローラ6、
ケージ1に固定された2つのローラ7、固定位置に据え
付けられたローラ8を介して走るケーブル5を介して伝
達される。シャフト9中に配列されたシャフト・スイッ
チ10、ケージ1に接続された測定センサ11、および
コマンド制御装置12は、ディジタル調整装置20に接
続することが好ましい。測定センサ11は、シャフト9
に沿って張られたケーブルに沿って走るホイールを表示
し、走行信号をパルス信号の形で送る。測定センサ11
は、前述のようにあるいはその他の方法で機械的に動作
することも、電気的または光学的に動作することもでき
る。図2に関して以下で詳細に説明する調整弁構造13
は、調整装置20の出力に電気的に接続され、圧力流体
ダクトを介して油圧引上げ装置2および圧力流体源14
に接続されている。
【0009】コマンド制御装置12は、走行コマンドを
調整装置20に導く。ブレーキ操作信号は、調整装置2
0の構成要素である制御装置21によって調整装置20
に導かれる。ブレーキ操作信号は、各階の床の前方にあ
る間隔で据え付けられたシャフト・スイッチ10から発
行される。ブレーキ操作信号は、たとえば、ある数の加
算走行信号に対して対応するシャフト情報信号が生成さ
れた場合に、測定センサ11から得ることができる。調
整装置20は信号Sを生成し、該信号は調整弁構造13
に送られる。
【0010】制御装置21は速度信号変換器22に接続
されている。速度信号変換器22は、測定センサ11に
よって供給される走行信号を、実速度値viまたは実走
行値siに変換する。速度調整機23は入力において、
実速度値viを供給する速度信号変換器22の出力と、
目標速度値vsを供給する目標速度値生成装置24の出
力とに接続され、かつ入力において制御装置21に接続
されている。速度調整機23は、制御装置21に接続さ
れた他の入力を介して新たに設定し、あるいは始動させ
ることができる。速度調整機23には従来の比例積分微
分調整機を使用することができる。図5に関して以下で
詳細に説明され、入力において、制御装置21と、実走
行値siを供給する速度信号変換器22の出力とに接続
された、走行調整機が25で示されている。走行調整機
25にはテーブル26が属している。該テーブル26に
は、図4に関して後述する、実走行値siと制御範囲C
Sのパーセント値%Sとの関連性が記憶されている。切
替え装置27は、制御装置21の出力と、速度調整機2
3の出力と、走行調整機25の出力と、ディジタル・ア
ナログ変換器28との入力に接続されている。走行調整
機25の出力は、ブレーキ操作点を通知するシャフト情
報が到着したときに、切替え装置27によってディジタ
ル・アナログ変換器28の入力に切り替えることができ
る。ディジタル・アナログ変換器の出力は、増幅器29
に接続されており、増幅器29の出力は調整装置20の
出力を形成している。
【0011】図2に示した調整弁構造13は、同様の種
類の2つの電気油圧絞り弁30および30′を示してい
る。下降動作の制御用の絞り弁30に関する以下の説明
は、ケージの引上げ用の、ミラー・イメージで示した絞
り弁30′にも同様にあてはまる。後者については、同
様の参照符号を、アポストロフィを付けて使用してい
る。
【0012】背部でピストン・ロッド33が突き出てい
るメイン・ピストン32は、弁チャンバ31中を導かれ
る。これらの周りに機能接続なしで、電磁石35付きの
パイロット弁34が配置されている。電磁石35は調整
装置20(図1)の出力に電気的に接続されている。ピ
ストン・ロッド33はパイロット弁34の背部から突き
出ており、端部にアバットメント36を備えているが、
アバットメント36とパイロット弁34の間に圧縮ばね
37が配置されている。圧縮ばね37は、電磁石35の
力に対抗して働く。パイロット弁34中の内部フィード
バックを含む閉鎖された調整ループは、圧縮ばね37に
よって生成される。パイロット弁は、接続ダクト38中
に配置され、該ダクトの通過流量を調整する。接続ダク
ト38は、前部チャンバ39を弁チャンバ31の背部チ
ャンバ40に接続する。
【0013】前部チャンバ39は、可変ポート39.1
を介して出口Tに接続された入口Cを示している。出口
Tは、タンク42内に開放されている。入口Cは、引上
げ装置2のシリンダ4に接続されている。背部チャンバ
40は同様に、流出ダクト41を介してタンク42に接
続されている。流出ダクト41中に電磁閉鎖弁44が配
設されている。
【0014】調整弁構造は、引上げ力復元、すなわち圧
縮ばね37の力によって動作する。この力は、メイン・
ピストンの設定を表し、測定され、フィードバック信号
として働く。これによって、電磁石35の力または制御
信号Sの強度は、メイン・ピストン32の位置に比例す
ることになる。この解決策は良好な動的動作を示し、コ
ストが適度であると共に構成が簡単である。しかし、た
とえば油圧、電気、機械による他の復元を使用すること
もできる。
【0015】絞り弁30′の場合、前部チャンバ39′
の出口T′は同様にタンク42に接続される。Pで示し
た入口は、圧力流体源14のモータ駆動ポンプ45と連
通している。ポンプ45はタンク42から流体を導く。
絞り弁30′は、流出ダクト41′中に閉鎖弁を必要と
しない。
【0016】入口Cと入口Pは共に、接続ダクト47を
介して逆止め弁48に接続されている。逆止め弁48
は、引上げ装置2からの圧力流体がポンプ45の方向に
逆流しないように働く。
【0017】ケージ1の静止時には、信号Sはゼロであ
り、絞り弁30は(油圧によって)閉鎖されている。こ
れは、弁チャンバ39および40が接続され、背部チャ
ンバ40中のメイン・ピストン32の大きな背部表面上
に作用する圧力がこのピストンをチャンバ39の方向に
変位させるように、わずかに開放されたパイロット弁3
4によって行われる。閉鎖弁44は、ケージ1の静止時
および上昇時に閉鎖される。絞り弁30′は、ケージ1
の静止時に開放される。
【0018】下降が要求されると、調整装置20は、絞
り弁30の閉鎖設定に対応する信号Sを生成する。すな
わち、開口部断面積が流出ダクト41の開口部断面積よ
り大きくなる程度にパイロット弁34が開放される。次
いで閉鎖弁44が開放されている間、圧力媒体がダクト
41を介して流出するにもかかわらず、メイン・ピスト
ン32は閉鎖設定のままである。次いで、電磁石35は
信号S′を受け取る。信号S′は信号Sに反比例し、原
則的に以下の効果を有する。電磁石35の力は圧縮ばね
37の力に対抗して作用する。接続ダクト38の通過流
量が流出ダクト41の通過流量と等しくなる程度に、チ
ャンバ39および40中の圧力差によってメイン・ピス
トン32が変位されると、メイン・ピストン32が停止
し、制御信号Sが変更されるまでこの設定のままにな
る。
【0019】信号Sが増大し、したがって信号S′が低
減するにつれて、パイロット弁34の開口部断面積も小
さくなり、背部チャンバ40中の圧力が低下するために
メイン・ピストン32が引き込まれる。ここで、ポート
39.1が解放され、圧力媒体が引上げ装置2からタン
ク42内に流れ込み、それによってケージ1が下降す
る。信号Sは、ケージ1が所望の最大速度に達するまで
増大し続ける。信号Sは、ブレーキ操作信号が発生する
までこのレベルのままである。ブレーキ操作信号発生時
から、信号Sは調整装置20によって走行に応じて再び
低減し、それによって、メイン・ピストン32はポート
39に向かって移動し、最終的に、ポート39を完全に
閉鎖してケージを静止させる。この瞬間に、閉鎖弁44
も閉鎖される。絞り弁30′は下降中、閉鎖されたまま
である。
【0020】ケージ1を引き上げるための絞り弁32′
は原則的に、絞り弁32と同様に機能するが、電磁石3
5′用の信号S′が信号Sに比例するという違いがあ
る。上昇が要求されると、ポンプ45がオンになり、圧
力流体をチャンバ39′に送り込み、弁間隙39.1′
を通過させて、タンク42に送り込む。次いで、パイロ
ット弁34′は、接続ダクト38′の開口部に至る信号
S′を受け取る。その時点で、圧力媒体が前部チャンバ
39′から背部チャンバ40′に流れる。ある量の信号
Sの場合、パイロット弁34′の開口部断面積が流出ダ
クト41′の断面積よりも大きくなる。それによって、
背部チャンバ40′で圧力が上昇し、メイン・ピストン
32′が前方に移動して弁間隙39.1′を狭くする。
チャンバ39′中の圧力が引上げ装置2中の圧力を超え
た直後に、逆止め弁48が開放され、ケージ1が移動を
開始する。弁間隙39.1′が完全に閉鎖されると、エ
レベータが最大速度で上昇する。
【0021】加速度プロセスと、公称速度または作動速
度での走行とは、非調整的に行うことができる。それに
よって、上昇時にポンプ45のフル・アンスロットル・
パワーを使用することができる。ケージ1の最大速度は
ポンプの性能によって決定される。下降の速度は、引上
げ装置2の流出ダクト中の対応する寸法の開口部によっ
て制限することができる。
【0022】図の実施例では、各走行方向ごとに各回に
1つしか起動されない2つのパイロット弁構造が提供さ
れている。他の実施例では、両走行方向用に1つのパイ
ロット弁構造しか提供されていない。この弁構造は、絞
り弁30と絞り弁30′を共に交互に制御する。
【0023】従来技術を表す図3で、速度はvで時間は
tで示されている。圧力流体の負荷および温度に応じ
て、減速相中に異なる速度/時間特性AおよびBが発生
し、正確に到着するにはクローリング速度Cが必要であ
る。
【0024】図4によれば、速度および時間は再び、そ
れぞれvおよびtで示されている。v軸は、調整装置2
0によって生成される制御信号Sに関連している。特性
Dは実速度の経過を表すが、特性Eはケージ1の走行中
の調整装置20の出力での制御信号Sの経過を表す。ま
た、以下のものが示されている。
【0025】S0、S1、S2 制御信号Sのある値 CS 制御範囲 H ヒステリシス値 C0 制御偏差 図5によれば、実走行値siに関連する制御信号を減速
相中に調整弁構造13用に形成するためのテーブル26
はマルチプライヤ25.1の入力に接続されている。マ
ルチプライヤ25.1は毎回、現在の実走行値si′に
対応する、制御範囲のパーセント値%Sに制御範囲の算
出値CSを乗算する。調整結果を向上するために、マル
チプライヤ25.1の出力は加算器25.2の入力に接
続されている。加算器25.2は制御偏差C0および予
備制御信号S0にマルチプライヤ25.1の積を加算
し、その出力は走行調整器25の出力を形成する。
【0026】前述の調整装置20は以下のように動作す
る。コマンド制御装置12から走行コマンドが到着する
と、速度調整器23が新たに設定され、あるいは制御装
置21によって起動され、ディジタル・アナログ変換器
28の入力が、切替え装置27によって速度調整器23
の出力に切り替えられる。これで、ケージ1は、加速相
および一定速度での走行中に実速度値viを目標速度値
vsと比較することによって制御されるようになる。こ
のために、調整装置20の出力での制御信号Sは特性E
に従って動作する(図4)。走行コマンドが到着した
後、開始時点t1でケージ1が移動を開始し、同時に制
御信号Sの第1の値S1が記憶される(図4)。ケージ
1がブレーキ操作点に到達すると、関連するシャフト・
スイッチ10または測定センサ11がシャフト情報を制
御装置21に送り、その時点で減速相が開始される。こ
の場合、走行調整器25が起動され、その出力が制御装
置27によってディジタル・アナログ変換器28の入力
に切り替えられる。同じ瞬間に、制御信号Sの第2の値
S2が記憶され、制御範囲CSが関係CS=S2−S1
+H(図4)に従って計算される。ここで、S1および
S2は制御信号Sの第1および第2の値であり、Hは、
以下で詳細に説明するように確認されるヒステリシス値
である。ここで、走行調整器25は、図5に関してすで
に説明したように、実走行値siに対応するパーセント
値%Sに制御範囲CSの算出値を乗算して、制御偏差C
0および予備制御信号S0をそれに加算するように動作
する。ここで、C0=S2−S0−CSである(図
4)。このように求められた和は、切替え装置27およ
びディジタル・アナログ変換器28を介して増幅器29
に送られ(図1)、増幅器29の出力でそれぞれ最新の
制御信号Sとして現れる。
【0027】図2に関する説明ですでに述べたように、
メイン・ピストン32の設定は、選択された調整弁構造
13用の制御信号Sに正確に比例する。速度調整器23
によって生成される制御信号Sは実際には、ブレーキ操
作の瞬間まで負荷および温度に依存するが、減速相の制
御範囲CSが、走行中一定な、負荷および温度の実条件
に関する値S1、S2、およびHの助けで新たに決定さ
れるので、それ以上レベルを調整する必要なしに正確で
直接的な到着を達成することができる。
【0028】ヒステリシス値Hは学習走行時に以下のよ
うに確認される。制御信号Sは、速度が、事前に設定さ
れた値に達するまで、増大し続ける。事前に設定された
値に達すると、制御信号Sの強度が測定され、記憶され
る。次いで、制御信号Sがさらに増大し、しばらくした
後、事前に設定された速度値に再び達するまで再び低減
し続ける。次いで、制御信号Sの強度がもう1度測定さ
れ、両方の測定値から、ヒステリシス値Hを表す差が形
成される。
【0029】たとえば、直接的な到着に接続された予備
制御信号S0や限界制御信号SLなどの他のエレベータ
特有のパラメータは同様に、学習走行中に確認される。
【0030】予備制御信号S0:予備制御信号S0は一
方では、始動コマンドの後にエレベータ・ケージを迅速
に出発させ、他方では、スターティング・ジャークをか
なり低減することができる。予備制御信号S0を決定す
るために、エレベータ・ケージが出発するまで段階的に
増大する制御信号Sによって調整弁構造の電磁石35が
起動される。この場合に確認される制御信号は、一定の
値だけ低減され、予備制御信号S0として記憶される。
走行コマンドが到着すると、予備制御信号S0によって
直接、調整弁構造13が起動される。
【0031】限界制御信号SL:限界制御信号SLは、
調整弁構造13のメイン・ピストン32が端部位置に到
達するための制御信号Sである。調整装置20は、制御
信号Sの値が限界制御信号SLの値を超えないように動
作する。上述のように、油圧エレベータは通常、速度を
調整されて操作される。限界制御信号SLが学習走行中
に決定されることによって、一定走行中の非調整動作
と、その後の減速相中の走行調整動作が可能になる。
【0032】速度調整動作中には、圧力流体源14によ
って運ばれる圧力流体の一部が流出ダクトによってタン
ク42に送り返される。非調整動作の場合、圧力流体源
14の運搬力全体が引上げ装置2中で有効になり、それ
によって引上げ装置2の効率がかなり向上するように、
限界制御信号SLによって調整弁構造13が起動され
る。非調整一定走行から走行調整減速走行への遷移は、
調整の遅延なしに行われる。なぜなら、限界制御信号S
Lの値が、前の非調整動作中も、メイン・ピストン32
が遅延なしに限界制御信号SLに追従できるようなもの
であるからである。制御信号SLを決定するために、エ
レベータ・ケージの速度がもはや増加しなくなるまで段
階的に増大する制御信号Sによって調整弁構造のコイル
が起動される。この場合に確認される制御信号は、調整
装置20によって限界制御信号SLとして記憶される。
【0033】本発明による装置は、マイクロコンピュー
タ・システムによって実現することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の概略図である。
【図2】図1による装置の調整弁構造の概略図である。
【図3】従来技術による油圧エレベータの速度/時間図
である。
【図4】本発明による装置によって制御される油圧エレ
ベータの速度/時間図および制御信号/時間図である。
【図5】図1による装置の走行調整器のブロック概略図
である。
【符号の説明】
1 ケージ 2 油圧引上げ装置 3 ピストン 4 シリンダ 5 ケーブル 6 ローラ 9 シャフト 10 シャフト・スイッチ 11 測定センサ 12 コマンド制御装置 20 ディジタル調整装置 21 制御装置 22 速度信号変換器 23 速度調整機 24 目標速度値生成装置 25 走行調整機 26 テーブル 27 切替え装置 28 ディジタル・アナログ変換器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのケージ(1)に接続された
    測定センサ(11)の助けを得る調整装置(20)が、
    ケージ(1)が上向きおよび下向きに加速され、作動速
    度で運転され、ブレーキ操作点を通知するシャフト情報
    が到着したときに減速されるように圧力流体の通過流量
    を調整する調整弁構造(13)に送られる制御信号
    (S)を生成する油圧エレベータを制御する方法であっ
    て、測定センサ(11)が走行信号を受け取ってケージ
    (1)が減速相での走行に応じて調整され、制御信号
    (S)の第1の値(S1)が、走行コマンドの入力後の
    ケージ(1)の始動時点で確認されて記憶され、調整装
    置(20)の制御信号(S)の第2の値(S2)が、ブ
    レーキ操作信号が到着したときに記憶され、関係CS=
    S2−S1+Hに応じて制御範囲(CS)が形成され、
    ここで、S1は制御信号の第1の値であり、S2は制御
    信号の第2の値であり、Hは最初に確認されたヒステリ
    シス値であり、減速相中に走行信号から実走行値(s
    i)が生成され、各実走行値(si)が制御範囲(C
    S)のパーセント値(%S)に関連付けられ、パーセン
    ト値(%S)に制御範囲(CS)の値が乗算され、この
    ように確認された積が、減速相中に使用される制御信号
    (S)の大きさを決定することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 メイン・ピストン(32または32′)
    の設定を表し、ピストン・ロッド(33または33′)
    に結合されたばね(37または37′)で得られること
    が好ましい、信号が復元信号として働くことを特徴とす
    る請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 制御偏差(C0)および予備制御信号
    (S0)が前記制御信号を決定する前記積に加算され、
    ここで、C0は関係C0=S2−S0−CSに従って求
    められ、S2は制御信号の第2の値であり、S0は予備
    制御信号であり、CSは制御範囲であり、このように確
    認された和が、減速相中に使用される制御信号(S)を
    表すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 ヒステリシス値(H)が学習走行中に確
    認され、該学習走行中に、速度が、事前に設定された値
    に達するまで、制御信号(S)が増大し、事前に設定さ
    れた値に達すると、制御信号(S)の強度が測定されて
    記憶され、次いで、制御信号(S)が増大し、しばらく
    した後、事前に設定された速度値に再び達するまで再び
    低減し続け、制御信号(S)の強度がもう一度測定さ
    れ、ヒステリシス値(H)を表す差が2つの測定値から
    形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 予備制御信号(S0)が学習走行中に確
    認され、該学習走行中に、ケージ(1)が出発するまで
    段階的に増大する制御信号(S)によって調整弁構造
    (13)のコイルが起動され、この場合に確認される制
    御信号が、一定の値だけ低減され、予備制御信号(S
    0)として記憶されることを特徴とする請求項3に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 限界制御信号(SL)が学習走行中に確
    認され、該学習走行中に、ケージ(1)の速度がもはや
    増加しなくなるまで段階的に増大する制御信号(S)に
    よって調整弁構造(13)のコイルが起動されることを
    特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 ケージ(1)が減速相の前の走行中に非
    調整的に駆動され、このために、たとえばポンプ(4
    5)などの油圧構成要素の設計によって速度が上昇方向
    で制限されることを特徴とする請求項1から5のいずれ
    か一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 調整弁構造(13)を制御する調整装置
    (20)と、ケージ(1)に接続された測定センサ(1
    1)とを含む請求項1から7のいずれか一項に記載の方
    法を実施するための装置において、調整装置(20)が
    少なくとも1つの速度信号変換器(22)を備え、測定
    センサ(11)が速度信号変換器(22)の入力に接続
    され、調整装置(20)がさらに、入力において、実走
    行値(si)を供給する速度信号変換器(22)の出力
    に接続され、減速相中に出力で調整弁構造(13)に接
    続される、走行調整機(25)を備え、走行調整機(2
    5)が、実走行値(si)と制御範囲(CS)のパーセ
    ント値(%S)の関連性が記憶されたテーブル(26)
    を備え、 マルチプライヤ(25.1)が提供され、前記マルチプ
    ライヤの一方の入力がテーブル(26)に接続されてい
    るが、他方の入力が制御範囲(CS)の値によって作用
    され、 前記マルチプライヤの出力が走行調整機(25)の出力
    を形成することを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 調整弁構造(13)が、好ましくは圧縮
    ばね(37、37′)によって生成されるストローク・
    フォース復元を備えることを特徴とする請求項8に記載
    の装置。
  10. 【請求項10】 調整装置(20)がディジタル走行調
    整機(25)を含むことを特徴とする請求項8に記載の
    装置。
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