JPH0678293B2 - 除草活性をもつフルオロフエノキシフエノキシアルカン酸及びその誘導体 - Google Patents
除草活性をもつフルオロフエノキシフエノキシアルカン酸及びその誘導体Info
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- JPH0678293B2 JPH0678293B2 JP63195283A JP19528388A JPH0678293B2 JP H0678293 B2 JPH0678293 B2 JP H0678293B2 JP 63195283 A JP63195283 A JP 63195283A JP 19528388 A JP19528388 A JP 19528388A JP H0678293 B2 JPH0678293 B2 JP H0678293B2
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Description
ノキシフェノキシアルカノエート類及びその誘導体に関
する。また、本発明はこれらの新規化合物を含む除草剤
組成物に関し、及び非作物領域、広葉作物、並びに小
麦、大麦、及び特に米の如き或種の有価な草作物の存在
に於けるイネ科雑草の出芽後防除にこれらの化合物を用
いる方法に関する。また本発明は、顕著な活性を有す
る、このような化合物の新規な立体異性体、すなわちR
−鏡像体に関する。
シ)フェノキシ)アルカン酸及びその誘導体が除草剤と
して知られている。例えば、特開昭第54−5935号はシア
ノ−及びカルバミルフェノキシ基が更に塩素、臭素また
はヨウ素で置換されている種々の2−(4−(シアノ−
及びカルバミルフェノキシ)フェノキシアルカン酸及び
その誘導体を開示している。英国特許第1,545,001号は
シアノフェノキシ基が更にハロゲン、トリフルオロメチ
ルまたはシアノにより置換されていてもよい2−(4−
(シアノフェノキシ)フェノキシ)アルカン酸及びそれ
らの或種の誘導体を開示している。特に好ましい置換基
は塩素及びトリフルオロメチルであると教示されてい
る。米国特許第4,550,192号は或種の除草剤の2−(4
−(2′−フルオロ−4′−ハロ−,ハロアルキル−及
びハロアルコキシフェノキシ)−フェノキシ)アルカン
酸及びその誘導体を開示しているが、シアノ置換を開示
していない。
ノキシ)フェノキシ)アルカン酸及びその農業的に許容
し得る誘導体は開示されていなかった。
ェノキシフェノキシアルカノエート類及び農業的に許容
し得る誘導体、特にそのアルカン酸基の塩、アミド及び
エステルに関する。“*”はキラル炭素原子を表わす。
このようなキラル原子をもつ化合物は鏡像体、すなわち
重ね合わすことができない鏡像異性体(エナンチオマ
ー)として存在し得る。
広葉作物の存在下で除草剤として活性であることが見い
出され、しかも当業界で公知の化合物に較べて活性に於
いて予想外に優れている。更に、式(I)の化合物は或
種の穀草作物、特に米に対して驚く程選択的であり、す
なわち米に対して実質的に無害である。従って、本発明
はまた一種以上の上記活性成分を含む除草剤組成物並び
に望ましくない植生を防除する方法を包含する。斯る方
法は、例えば、望ましくない植生の場所、特に有価作物
が成長、繁茂する場所に除草有効量の一種以上の活性成
分を出芽後散布することを含む。
を防除または逆作用で変性する活性成分を意味するのに
用いられる。“成長防除”量または“除草有効”量は、
逆作用で変性する効果を生じ、自然な発育からの逸脱、
枯殺、制御、乾枯、遅延等を含む活性成分の量を意味す
る。
木、根茎、ほふく枝、及びその他の地下の珠芽、並びに
定着した植生を含むことを意味する。
中に開示される活性成分を記載するのに使用される時、 (1) 該活性成分の除草活性に実質的に影響せず、し
かも (2) pHに応じて解離及び/又は非解離された形態で
ある式(I)のアルカン酸基への植物または土壌中で加
水分解及び/又は酸化されるか、または加水分解及び/
又は酸化され得る該活性成分の塩、アミド、エステルま
たはその他の誘導体を包含することを意味する。
は、式(II)の化合物を含むが、これに限定されない。
素原子を含有する飽和もしくな不飽和のアルキル基を表
わし、 nは0または1を表わし、 R1はC1−C3アルキル基を表わし、且つ R2は次式の一つに相当する基を表わす。
はアルキル(飽和もしくは不飽和)、脂環式、複素環式
もしくは芳香族の基、(これらの基は全てハロ、シア
ノ、及び無置換もしくは置換のチオール、ヒドロキシ、
アミノまたはカルボキシル基及び付加的に無置換もしく
は置換の飽和もしくは不飽和のアルキル基、例えばトリ
フルオロメチル、クロロメチル、シアノメチル及びビニ
ルで置換された脂環式、複素環式及び芳香族基に限定さ
れないがこれらを含む種々のその他の基で置換もしくは
無置換されている)を典型的に、しかし排他的ではなく
含む有機アミン陽イオンを表わす] (式中、Wは−OR6,SR6またはハロゲンを表わし、 AはOまたはSを表わし、 R3はHまたはR6を表わし、 R4はH,アルコキシまたはR6を表わし、 R5はH,金属陽イオンまたはR6を表わし、且つ R6はハロ、シアノ、ニトロ、無置換もしくは置換アルコ
キシ、無置もしくは置換チオール、ヒドロキシ、アミノ
またはカルボキシ基及び付加的に無置換もしくは置換の
飽和もしくは不飽和のアルキル基、例えばトリフルオロ
メチル、クロロメチル、シアノメチル及びビニルで置換
された脂環式、複素環式及び芳香族の基に限定されない
がこれらを含む種々のその他の基で置換された、または
無置換のアルキル(飽和もしくは不飽和)、脂環式、複
素環式または芳香族の基である) (式中、BはO,SまたはNである) (式中、R7は、無置換もしくは置換の複素環系を完成
し、且つAはOまたはSを表わす) 上記の式(II)に於いて、脂肪族基は好ましくは1〜6
個の炭素原子を含み、アルケニル及びアルキニル基は好
ましくは2〜6個の炭素原子を含み、脂環式基は好まし
くは3〜6個の炭素原子を含み、芳香族基は好ましくは
フェニルであるが複素環基を含むその他の環系を所望に
より用いてもよい。
アルカリ土類金属塩、そのアンモニウム塩または有機ア
ミン塩、そのアミドまたは低級アルキルアミドまたはそ
の低級アルキルエステルであり、ここで“低級アルキ
ル”は6個以下の炭素原子を含む直鎖、分岐鎖もしくは
環状の飽和もしくは不飽和のアルキル基を含む。好まし
くは、nは零でありR1はメチルである。
ロピル、イソプロピル、イソブチルまたはn−ブチルで
ある) 最も好ましい化合物は、そのR−鏡像体である。
ノキシフェノキシ化合物は、公知のフェノキシフェノキ
シアルカン酸及びその誘導体の公知の製造方法に似た方
法を用いて調製し得る。米国特許第4,550,192号、同第
4,600,432号及び英国特許第1,545,001号はこのような方
法を記載している。例えば、式(II)の幾つかの化合物
は、3,4−ジフルオロベンゾニトリルを適当な(4−ヒ
ドロキシフェノキシ)−アルカン酸誘導体アルカリ金属
塩またはアルカリ土類金属塩とジメチルスルホキシド
(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、N−メチル
ピロリドン、ヘキサメチルホスホルアミド(HMPA)また
はテトラヒドロフラン(THF)の如き好適な溶媒媒体中
で反応させることにより調製し得る。この反応は20℃〜
150℃の温度で行なうのが有利である。この反応は以下
のように特徴づけることができる。
い。金属塩基は、例えばNaON,KOH,Na2CO3またはK2CO3の
如き塩基である。
オロ−4′−シアノフェノキシ)フェノールのアルカリ
金属塩またはアルカリ土類金属塩を脱離基(Br,Clまた
はアルキルもしくはアリールスルホネート)を含有する
適当なアルカノエート誘導体とDMSO,DMF,THF,HMPAまた
はN−メチルピロリドンの如き好適な反応媒体中で反応
させることにより調製し得る。この反応は、20℃〜150
℃の温度で行なうことが有利である。この反応は、以下
のように特徴づけることができる。
またはR8SO2O(式中R8はC1−C4アルキルまたは無置換も
しくは置換フェニルである)である。金属塩基は例えば
NaOH,KOH,Na2CO3またはK2CO3の如き塩基である。
ノール及びそのアルカリ金属塩は新規中間化合物であ
り、本発明の範囲内にある。これらの中間体は3,4−ジ
フルオロベンゾニトリルをDMSO,DMF,THF,HMPA,またはN
−メチルピロリドンの如き好適な溶媒媒体中で金属塩基
の存在下にヒドロキノンと反応させることにより調製し
うる。この反応は20℃〜150℃の温度で行なうのが有利
であり、金属塩基は例えばNaOH,KOH,Na2CO3またはK2CO3
の如き塩基である。この反応は以下のように特徴づける
ことができる。
オロベンゾニトリルを化学量論量の4−メトキシフェノ
ールと反応させることにより調製することができる。得
られる4−(2′−フルオロ−4′−シアノフェノキ
シ)−1−メトキシ−ベンゼンのメチルエーテルは、ひ
き続いて例えば酢酸/無水酢酸の如き、好適な溶媒媒体
中で臭化水素酸またはヨウ化水素酸で開裂することがで
きる。この反応は0〜120℃の温度で行なうことが有利
である。この反応は以下のように特徴づけることができ
る。
し得るとは限らない。それらは、使用される反応条件下
で変換され易いことがあるからである。それにもかかわ
らず、それらは当業者に一般に知られた米国特許第4,56
5,568号及び同第4,550,192号及びこれら特許に含まれる
特許、文献に記載された方法によりつくることができ
る。例えば、相当する酸ハロゲン化物をアルコールまた
はアミンと反応させて所望のエステルまたはアミドをつ
くったり、グリニヤール試薬と反応させて所望のケトン
をつくったり、KSHと反応させて所望のチオール酸をつ
くることができる。
精製技術、例えば溶媒抽出、結晶化またはクロマトグラ
フィー分離を用いて回収される。
発明の範囲を限定するものと解すべきではない。
シアノフェノキシ)フェノキシ)プロピオネートの調製 A) メチル2−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート(5.88g;0.03モル)をジメチルスルホキシド50ml
に溶解し、2.40gの50%NaOH(0.03モル)を添加した。
この混合物を80℃に温め、3,4−ジフルオロベンゾニト
リル(アルドリッヒ・ケミカル・カンパニィ(Aldrich
Chemical Company))4.17g(0.03モル)を添加した。
この溶液を加熱し80℃で4時間攪拌した。冷却後、生成
物を酢酸エチルで抽出することにより単離した。未反応
のフェノール系出発物質を希NaOHで洗浄することにより
除去した。未反応の3,4−ジフルオロベンゾニトリルを
クーゲルロール(Kugelrohr)を用いて濃縮抽出物から
除去した。残った粘稠油状物は放置すると最後には結晶
化した。融点57〜58℃。
(q,1,CH),δ6.7−7.6(m,7,芳香族) B) ヒドロキノン(5.5g;0.05モル)をジメチルスル
ホキシド50mlに溶解し、この溶液に50%NaOH8.0g(0.1
モル)を添加した。この溶液を加熱し80℃で攪拌し、ジ
メチルスルホキシド10mlの3,4−ジフルオロベンゾニト
リル7.0g(0.05モル)を滴下して添加した。反応混合物
を80℃で2時間保った。冷却後、反応混合物を冷希塩酸
中に注いだ。生成した沈殿をろ過し乾燥した。所望の4
−(2′−フルオロ−4′−シアノフェノキシ)−フェ
ノールは、シリカゲルカラムからクロロホルムで溶離す
ることにより精製した。単離生成物は白色固体として得
られた、融点144〜146℃。
ェノール(2.29g/0.01モル)をジメチルスルホキシド25
mlに溶解し、この溶液にK2CO32.0gを添加した。この混
合物を攪拌し、乳酸メチルのベンゼンスルホネート[CH
3CH(OSO2C6H5)CO2CH3]2.46g(0.011モル)を添加し
た。反応混合物を80℃に加熱して4時間攪拌した。冷却
後、生成物をベンゼンによる抽出で単離した。赤外吸収
スペクトル及びNMRスペクトルにより、生成物が実施例
1−Aで調製されたものと同じであることを確認した。
シアノフェノキシ)フェノキシ)−プロピオネートのR
−鏡像体の調製 上記のR−鏡像体を、実施例1−Aに記載された方法と
実質的に同じ方法により調製した。但し、無水K2CO3を
塩基として使用し、光学活性のR−メチル2−(4−ヒ
ドロキシフェノキシ)プロピオネートの出発原料として
使用した。生成物は融点50〜53℃の固体であった。鏡像
体比88.7R/11.3Sは、市販のチラセル(Chiracel)OKカ
ラム(セルローストリシンナメート;ダイセル(Daice
l)から入手可能)を用いHPLC(高圧液クロマトグラフ
ィー)により測定した。
フェノキシ)フェノキシ)プロピオン酸の調製 メタノール30mlのメチル2−(4−(2′−フルオロ−
4′−シアノフェノキシ)フェノキシ)−プロピオネー
ト1.5g(4.8ミリモル)及び85%KOH(6.1ミリモル)の
溶液を、室温で24時間攪拌した。メタノールを減圧下で
蒸発させ、残渣を水に溶解した。この溶液を37%HClで
酸性にしpH2としエーテル100mlで抽出した。エーテル抽
出物を無水MgSO4で乾燥し、ろ過し減圧下に濃縮して白
色固体を得た。この固体を熱いメチルシクロヘキサン及
びトルエンの4:1混合物で再結晶し白色微粉末1.1gを得
た。融点145〜146℃。
フェノキシ)フェノキシ)プロピオン酸のR−鏡像体の
調製 メチル2−(4−(2′−フルオロ−4′−シアノフェ
ノキシ)フェノキシ)プロピオン酸のR−鏡像体を出発
原料として用いた以外は、実施例3に記載の方法と実質
的に同じ方法により、上記鏡像体を調製した。生成物は
融点範囲115〜136℃の固体であった。鏡像体比88.5R/1
1.5SはHPLCにより測定した。
フェノキシ)フェノキシ)プロピオン酸ナトリウム塩の
調製 2−(4−(2′−フルオロ−4′−シアノフェノキ
シ)フェノキシ)プロピオン酸[R/S:97/3]1.60g(0.0
05モル)をメタノール50mlに溶解し、メタノール50ml中
の50%NaOH0.40g(0.005モル)を上記の有機酸及び溶液
に添加し、メタノールを回転エバポレーターで除去して
融点209〜212℃の白色固体を得た。
チン),δ6.75−8.20(m,7,芳香族) IR(ヌジョール) 1525cm-1(C=O),2255cm-1(C
≡N) 実施例6 2−(4−(2′−フルオロ−4′−シアノ
フェノキシ)フェノキシ)プロピオン酸アンモニウム塩
の調製 2−(4−(2′−フルオロ−4′−シアノフェノキ
シ)フェノキシ)プロピオン酸[R/S:97/3]1.60g(0.0
05モル)をメタノール中に溶解し無水アンモニアで室温
で飽和させた。溶媒を回転エバポレーターで蒸発した
後、固体を四塩化炭素−ジクロロメタン中でスラリー化
し、ろ過して融点155〜170゜(分解)の生成物を得た。
ン),δ6.70−8.20(m,11,HN4 +芳香族) IR(ヌジョール) 1600cm-1(C=O),2255cm-1(C
≡N) 実施例7 2−(4−(2′−フルオロ−4′−シアノ
フェノキシ)フェノキシ)プロピオン酸トリエチルアン
モニウム塩の調製 2−(4−(2′−フルオロ−4′−シアノフェノキ
シ)フェノキシ)プロピオン酸[R/S:97/3]1.60g(0.0
05モル)をメタノール中に溶解し、この溶液に過剰のト
リエチルアミンを添加した。溶媒の蒸発後、生成物を粘
稠な油状物として単離した。
00(q,6,CH2CH2),δ4.60(q,1メチン),δ6.65−7.9
5(m,7,芳香族) 実施例8 ラセミ体の2−(4−(2′−フルオロ−
4′−シアノフェノキシ)フェノキシ)プロピオン酸の
調製 粉末にされた無水K2CO3(48g)を150mlのジメチルスル
ホキシドに添加し、このジメチルスルホキシドスラリー
に2−(4−ヒドロキシフェノキシ)プロピオン酸を添
加した。この混合物を60℃に加熱し1時間攪拌した。こ
の混合物に3,4−ジフルオロベンゾニトリル(20g)を添
加し、温度を85℃に上げ更に4時間攪拌した。冷却後、
塩をろ過しろ液に水200mlを添加した。この水性溶液のp
Hを希塩酸で約1.0に調節した。この水性溶液をトルエン
(2回)で抽出し、合せた有機抽出物を1.0N塩酸で100m
lで洗浄した。溶媒をMgSO4で乾燥し、溶媒を蒸発させて
粗酸を得た。粗酸をトルエンで再結晶して融点145〜146
℃の生成物を得た。
フェノキシ)フェノキシ)プロピオン酸塩化物の調製 2−(4−(2′−フルオロ−4′−シアノフェノキ
シ)フェノキシ)プロピオン酸、29.3g(0.097モル)を
トルエン200ml中に溶解しジメチルホルミド(1ml)を触
媒として添加した。この攪拌溶液に塩化チオニル(約15
g,25%過剰)を室温で添加し、溶液を2時間攪拌した。
温度を約1.5時間かけて80〜85℃に上げ、反応混合物を
冷却し回転エバポレーター中で蒸発させた。この粘稠な
液体は冷却すると結晶化し、融点55〜58℃の生成物を得
た。
ン)δ6.80−7.70(m,7,芳香族) IR(ヌジョール) 1775cm-1(C=O),2200cm-1(C
≡N) 実施例10 n−ブチル2−(4−(2′−フルオロ−
4′−シアノフェノキシ)フェノキシ)プロピオネート
の調製 2−(4−(2′−フルオロ−4′−シアノフェノキ
シ)フェノキシ)プロピオン酸塩化物3.19g(0.01モ
ル)を四塩化炭素25ml中に溶解した。n−ブタノール0.
74g(0.01モル)及びピリジン1mlを等量の溶媒中に溶解
した。上記の酸塩化物溶液をアルコール−ピリジン溶液
に室温で15分間で滴下して添加した。室温で1時間スラ
リー化した後、生成物を抽出により粘稠油状物として単
離した。ガスクロマトグラフィー分析は純度99%以上を
示した。
H3),δ1.10−1.50(m,4,CH2CH2CH3),δ4.20(t,2,C
H2O),δ4.70(q,1,メチン),δ6.70−7.60(m,7,芳
香族) IR(ヌジョール) 1750cm-1(C=O),2250cm-1(C
≡N) 実施例11 2−(4−(2′−フルオロ−4′−シアノ
フェノキシ)フェノキシ)プロピオン酸の1−メトキシ
−2−プロピルエステルの調製 この化合物は、1−メトキシ−2−プロパノールを使用
した以外は実施例10に記載したのと実質的に同じ方法に
より調製した。生成物は粘稠な油状物であった。ガスク
ロマトグラフィー分析は純度99%以上を示した。
H3),δ3.30(s,3,OCH3),δ3.20−3.45(m,2,CH
2O),δ4.70(q,1,メチン),δ5.20(q,1,メチンCH
O),δ6.70−7.60(m,7,芳香族) IR(ヌジョール) 1750cm-1(C=O),2250cm-1(C
≡N) 実施例12 n−ノニル2−(4−(2′−フルオロ−
4′−シアノフェノキシ)フェノキシ)プロピオネート
の調製 この化合物は、n−ノニルアルコールを使用した以外は
実施例10に記載したのと実質的に同じ方法で調製した。
生成物は粘稠な油状物であった。ガスクロマトグラフィ
ー分析は純度99%以上を示した。
H2),δ1.55(t,3,CH3),δ4.20(t,3,CH2O),δ4.7
5(q,1,メチン),δ6.70−7.65(m,7,芳香族) IR(ヌジョール) 1750cm-1(C=O),2250cm-1(C
≡N) 実施例13 2−(4−(2′−フルオロ−4′−シアノ
フェノキシ)フェノキシ)プロピオンアミドの調製 2−(4−(2′−フルオロ−4′−シアノフェノキ
シ)フェノキシ)プロピオン酸塩化物約4gをトルエン10
0mlに溶解し過剰の無水アンモニアで散布した。生成物
をろ過により単離し水洗した。乾燥したアセトンで再結
晶した後、生成物は163〜165℃の融点を有していた。
ン),δ6.80−8.15(m,9,芳香族及びNH2) IR(ヌジョール) 3200 and 3400cm-1(NH2),2250c
m-1(C≡N),1600cm-1(C=O) 実施例14 N−メチル−2−(4−(2′−フルオロ−
4′−シアノフェノキシ)フェノキシ)プロピオンアミ
ドの調製 この化合物は、アンモニアを無水メチルアミンに代えた
以外は実施例13に記載したのと実質的に同じ方法により
調製した。この化合物は抽出により単離した。アセント
ン−ヘキサンで再結晶して融点118〜120℃の生成物を得
た。
H3),δ4.65(q,1,メチン),δ6.80−8.20(m,7,芳香
族) IR(ヌジョール) 3300cm-1(N-H),2250cm-1(C
≡),1600cm-1(C=O) 実施例15 N,N−ジメチル2−(4−(2′−フルオロ
−4′−シアノフェノキシ)フェノキシ)プロピオンア
ミドの調製 この化合物は、アンモニアを無水ジメチルアミンに代え
た以外は実施例13に記載したのと実質的に同じ方法で調
製した。この化合物は抽出により単離した。アセントン
−ヘキサンで再結晶して融点93〜95℃の生成物を得た。
δ5.25(q,1,メチン),δ6.70−8.15(m,7,芳香族) IR(ヌジョール) 2240cm-1(C≡N) 1655cm-1(C=O) 実施例16 n−ブチル2−(4−(2′−フルオロ−
4′−シアノフェノキシ)フェノキシ)プロピオネート
の調製 K2CO3(24.0g)及びR(+)2−(4−ヒドロキシフェ
ノキシ)プロピオン酸(13.0g)をDMSO(100ml)に添加
した。この混合物に、3,4−ジフルオロベンゾニトリル
(10.0g)を添加した。ついで反応混合物を85℃に加熱
し、同温度に8時間保った。反応混合物を25℃に冷却し
た後、1−ブロモブタン(12.0g)を反応混合物に添加
し混合物を一夜攪拌した。水200mlを添加して塩を溶解
した。パークロロエタン(100ml)を使用して生成物を
2回抽出した。合せた有機層を水100mlで洗浄した。溶
媒を蒸留した後、粗生成物25.4gを得た。
テンサイの如き、広葉作物の存在でイヌビエ、ヒメシ
バ、及びセイバンモロコシの如き草の出芽後防除法に使
用するのに好適であることがわかった。更に、上記式
(I)の化合物は、望ましくない雑草を防除する濃度で
小麦、大麦及び特に米に対して選択性である、すなわち
殆どもしくは全く有害作用がないことが驚くべきことに
わかった。
使用し得る。しかしながら、本発明は固形または液体形
態の農薬補助剤または担体として当業界で公知の不活性
物質と共に組成物形態で除草有効量の上記活性成分を使
用することを包含する。このような補助剤または担体
は、作物の存在で選択的な雑草防除を試みる際に、特に
組成物の適用に用いられる濃度で有価作物に対し有害で
あってはならない。雑草防除が作物の不在下で望まれる
場合、一般には持続的な有害残渣を残さない補助剤また
は担体を使用すれば充分である。
剤として使用することができる。また、活性成分は、一
種以上の活性成分を含む液状濃厚物または固形組成物と
して、典型的には湿潤剤の助けにより、水に分散するこ
とができ、得られる水性分散液を散布液として使用し得
る。その他の方法に於いて、上記活性成分は、湿潤剤、
分散剤、または乳化剤を添加してあるいはこれらを添加
せずに、有機液体組成物、水中油乳剤及び油中水乳剤、
または分散液の一成分として使用し得る。
に、固体または液体の除草剤配合物を散布する方法も当
業者に公知である。
ーゼル燃料、燃料油、及び石油ナフサ、アセトン、メチ
ルエチルケトン及びシクロヘキサノンの如きケトン類、
トリクロロエチレン及びパークロロエチレンの如き塩素
化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸アミル及び酢酸ブチル
の如きエステル類、エーテル類、例えばエチレングリコ
ールモノメチルエーテル及びジエチレングリコールモノ
メチルエーテル、アルコール類、例えばメタノール、エ
タノール、イソプロパノール、アミルアルコール、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、酢酸ブチルカ
ルビトール及びグリセリンを含む。乳剤または溶剤とし
て、水及び有機溶剤の混合物が使用し得る。
活性成分を、フルオロカーボンの一種またはその炭化水
素代替物の一種の如き圧接ガスにより分散することによ
り、散布し得る。
合成微粉シリカ、アタパルガスクレー、けいそう土、チ
ョーク、石灰、炭酸カルシウム、ベントナイトフラー
土、綿実外皮、小麦粉、大豆粉、軽石、トリポリ、木
粉、クルミ殻粉、赤色木材粉及びリグニンの如き、固体
の補助剤または担体と共に散布し得る。
することがしばしば望ましい。このような表面活性剤ま
たは湿潤剤は、固体組成物及び液体組成物の両方に有利
に使用される。表面活性剤はその性質がアニオン性、カ
チオン性またはノニオン性であってもよい。
ルキルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールポリエ
ーテルアルコール、多価アルコールの脂肪酸エステル及
びこのようなエステルのアルキレンオキシド付加生成
物、及び長鎖メルカプタンとアルキレンオキシドとの付
加生成物を含む。このような表面活性剤の典型例は、10
〜18個の炭素原子のアルキル基を有するアルキルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、アルキルフェノールエチレン
オキシド縮合生成物、例えば20個のエチレンオキシド単
位と縮合されたp−イソオクチルフェノール、石けん、
例えばステアリン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム、
プロピルナフタレンスルホン酸のナトリウム塩、ナトリ
ウムスルホコハク酸のジ(2−エチルヘキシル)エステ
ル、ラウリル硫酸ナトリウム、デシル硫酸ナトリウム、
ヤシ油脂肪酸のスルホン化モノグリセリド、ソルビタン
セスキオレート、ラウリルトリメチルアンモニウムクロ
ライド、オクタデシルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ポリエチレングリコールラウリルエーテル、脂肪酸
のポリエチレングリコールエステル及びロジン酸のポリ
エチレングリコールエステル例えばエソファット(Etho
fat)7及び13、ナトリウムN−メチル−N−オレイル
タウレート、ナトリウムジブチルナフタレンスルホネー
ト、ナトリウムリグニンスルホネート、ポリエチレング
リコールステアレート、ナトリウムドデシルベンゼンス
ルホネート、ターシャリードデシルポリエチレングリコ
ールチオエーテル(ノニオニック218)、長鎖エチレン
オキシド−プロピレンオキシドの縮合生成物、例えばプ
ルロニック(Pluronic)61(分子量約1000)、トール油
脂肪酸のポリエチレングリコールエステル、ナトリウム
オクトフェノキシエチルスルホネート、トリスポリオキ
シエチレン)ソルビタンモノステアレート(トウイーン
(Tween)60)、及びナトリウムジヘキシルスルホスク
シネートを含む。
般に0.003〜95重量%またはそれ以上である。0.05〜50
重量%の濃度がしばしば使用される。濃厚物として使用
される組成物に於いて、活性成分は5〜98重量%、好ま
しくは15〜50重量%の濃度で存在してもよい。また活性
成分組成物はその他の混合適合性の添加剤、例えば殺草
剤(phytotoxicants)、植物成長抑制剤、殺虫剤等を含
み、硝酸アンモニウム、尿素等の如き固体粒状の肥料担
体と配合されてもよい。
機、噴霧散粉機の使用により、潅水への添加により、及
びその他の手段により散布し得る。また、上記組成物
は、活性成分が極めて低い散布量で有効であるが、粉剤
または散布液として飛行機から散布されてもよい。
る。
の防除に好適な濃度の乳剤を与えることができる。
粉砕されて優れた湿潤性及び懸濁粉の水和剤を生じる。
これらの水和剤で希釈することにより、植物栽培に於け
る雑草の防除に好適な濃度の懸濁液を得ることができ
る。
でその他成分と混合され粉末に粉砕される。粉末は水で
凝集され、篩にかけられて−10〜+60メッシュの範囲の
粒剤を得る。これらの粒剤を水に分散することにより、
植物栽培に於ける雑草の防除に好適な濃度の懸濁液を得
ることができる。
ォクステイル(foxfail)、野生エンバク、イヌビエ及
びヒメシバの如き雑草に対し望ましい除草活性をもつこ
とがわかった。上記活性成分は、上記の如き雑草に対し
望ましい除草活性をもつと同時に、綿及び大豆の如き広
葉作物に許容性または選択性である。驚くべきことに、
式(I)の化合物は小麦、大麦及び特に米に許容性また
は選択性である。
存するだけではなく、所望の特別な作用(例えば一般的
な防除か、あるいは選択的な防除)、改質すべき植物
種、及びその成長段階並びに毒性の活性成分と接触され
る一部の植物にも依存する。かくして、本発明の活性成
分及びそれを含有する組成物の全てが同様の濃度で、あ
るいは同じ植物種に対し等しく有効であるとはかぎらな
いことがある。
タールあるいはそれ以上の投与量が一般に散布し得る
が、化合物の全てが等しく有効であるとはかぎらず、或
種の雑草は一層防除し難い。一年雑草の選択的な出芽後
散布の防除に於いて、0.01〜1.0kg/ヘクタールの範囲の
投与量が好ましく、一方多年性雑草の選択的な出芽後散
布の防除については0.025〜5kg/ヘクタールが好まし
く、005〜2kg/ヘクタールが更に好ましい。
後散布の防除について評価した。これらの評価に於い
て、約4インチ(約10cm)の高さに成長した表Aに示し
た植物種のプロットを用いた。2−(4−(2′−フル
オロ−4′−シアノフェノキシ)フェノキシ)プロピオ
ン酸メチルエステルの種々の量、すなわち夫々1000ppm,
500ppm,250ppm,125ppm,62.5ppm及び31.25ppmを含有する
水性噴霧組成物を別々のプロットに散布した。噴霧組成
物は、上記活性成分をアセトン中に混合して最終容量の
1/2、すなわち最終濃度の2倍とすることによりつくっ
た。等量の水性噴霧溶液を活性成分/アセトン混合物に
添加した。ここで、水性噴霧溶液はイソプロピルアルコ
ール20%、作物油濃厚物2%及びトリトン(Triton)X
−155(ローム・アンド・ハウス・カンパニィの商標)
0.04%を含有していた。植物への散布は流亡点まで行な
い、手に保持したシリンジで行なった。その他のプロッ
トは、防除として役立つ毒物を含まない同様の組成物で
噴霧した。その後、プロットを、植物成長を促す条件下
に保った。処理2時間後に、プロットを植物成長につき
調べ、0〜100の等級で評価した。ここで0は高価なし
を表わし、100は完全な枯殺を表わす。処理したプロッ
トの試験結果を下記の表Aに示す。
ノキシ)フェノキシ)プロピオネートは、1000ppm以下
で、綿、大豆、テンサイ、チョウセンアサガオ、アサガ
オ、アカザ、オナモミ、シロザ、野生ソバ、キクニガナ
及びイエローナットセッジ(yellow nutsedge)に選択
的であった、すなわち薬害作用をもたなかった。
アソシエーション(Journal of the American Statisic
al Association)48巻,565頁(1953)のJ.Berkson及び
ケンブリッジ・ユニバーシティ・プレス(Cambrideg Un
ivnersity Press)(1952年)の“プロビット法(Probi
t Analysis)”のD.Finneyにより記載されているよう
に、よく認めらているプロビット法を適用することによ
り、上記のデータを用いてGR50値及びGR80値を計算する
ことができる。ここでGR50値及びGR80値は夫々、対象植
物の50%または80%を枯殺もしくは防除するのに必要と
される除草剤の有効投与量に相当する成長減少因子と定
義される。上記のデータから、雑草に対してGR50132ppm
及びGR80546ppmが計測により導びくことができる。
フェノキシ)フェノキシ)プロピオン酸メチルエステル
の光学活性なR−鏡像体であった以外は、実施例Aに記
載の方法と実質的に同じ方法を繰り返した。結果を表B
に示す。
シアノフェノキシ)フェノキシ)プロピオネートは、10
00ppm以下で、綿、大豆、テンサイ、チョウセンアサガ
オ、アサガオ、キクニガナ、野生ソバ、アカザ、オナモ
ミ、シロザ及びイエローナットセッジに選択的であっ
た。
のデータから夫々計算して導くことができる。
た。植物を、示した葉期(1f)で処理した。処理は、17
8/ヘクタールの散布容量でトラックスプレイヤーに
よりg/ヘクタール基準で施された。26.2%の乳化性濃厚
物としてメチル2−(4−(2′−フルオロ−4′−シ
アノフェノキシ)フェノキシ)プロピオネートのR−鏡
像体(90.5%のR−配置)を、予め定めた量の0.25%の
ノニオン性界面活性剤X−77(シェブロン・ケミカル・
カンパニィ(Chevron Chemical Company))を含有する
水性溶液と混合し、連続希釈として七つの等級の活性成
分で散布した。処理2週間後に評価を行なった。0は目
視で効果なしを表わし、100は完全な枯殺を表わす。結
果を表Cに示す。
p)を、植物が処理に適当な成長段階(種に応じて1〜
3週間)に達するまで直径5cmのポット中の土壌で成長
させた。ついで植物を直径10cmのコテージチーズ容器に
移植し、砂状の土壌をその容器に加えた。容器を約2.5c
mの深さの水に浸し、植物を処理前に24時間順応させ
た。処理時に、水の水準を雑草が水中に一部浸漬される
が米が露出されるのに必要なように調節した。メチル2
−(4−(2′−フルオロ−4′−シアノフェノキシ)
フェノキシ)プロピオネートを、予め定めた量のアセト
ンに溶解し、g/ヘクタールの割合で水田米にニードルシ
リンジで散布した。5つの割合を連続の希釈で散布し
た。処理後2週間で評価した。0は目視で効果なしを表
わし、100は完全な枯殺を表わす。結果を表Dに示す。
理に適した成長段階(種に応じて1〜3週間)に達する
まで直径5cmのポット中の土壌中で成長させた。つい
で、植物を10cmのコテージチーズ容器に移植し、砂状の
土壌をその容器に加えた。容器を約2.5cmの深さの水に
浸し、植物を処理前に24時間順応させた。処理時に、水
の水準を、植物の葉が露出されるのに必要な程度に低く
した。メチル2−(4−(2′−フルオロ−4′−シア
ノフェノキシ)フェノキシ)プロピオネートのR−鏡像
体(90.5%R−配置)の26%の乳化性濃厚物を水及び1
%の作物油濃厚物と混合し、予め定めた活性成分濃度で
ハイドシリンジ(スプレーノズル)を散布した。五つの
濃厚物を連続の希釈として噴霧した。処理後2週間で評
価した。0は目視で効果なしを表わし、100は完全な枯
殺を表わす。結果を表Eに示す。
フェノキシ)フェノキシ)プロピオン酸の光学活性のD
−鏡像体にあった以外は、実施例Aに記載したのと実質
的に同じ方法を繰り返した。結果を表Fに示す。
キシ)フェノキシ)プロピオン酸は、250ppm以下で、
綿、大豆、セイヨウアブラナ、テンサイ、キクニガナ、
オナモミ、チョウセンアサガオ、シロザ、アサガオ、ア
カザ、ヴェルベットリーフ、野生ソバ、及びイエローナ
ットセッジに対して選択的であった、すなわち薬害作用
がなかった。
フェノキシ)フェノキシ)プロピオン酸であった以外
は、実施例Dに記載したのと実質的に同じ方法を繰り返
した。結果を表Gに示す。
シアノフェノキシ)フェノキシ)プロピオネートを水性
噴霧組成物として配合した以外は、実施例Cに記載のも
のと実質的に同じ方法を用いた。この噴霧組成物は実施
例Aのようにして調製した。結果を表Hに示す。
フエノキシ)フエノキシ)プロピオン酸メチルエステル
(以下、化合物Aという)及び下記式(B) で示される2−(4−(2′−クロロ−4′−シアノフ
エノキシ)フエノキシ)プロピオン酸メチルエステル
(以下、化合物Bという)の発芽後除草活性を注意深く
制御された条件下で評価した。
の発芽後抑制について評価した。これらの評価におい
て、約10cmの草丈に生長した植物種の試験区を用いた。
種々の濃度(すなわち、100ppm、500ppm、250ppm、125p
pm、62.5ppm及び31.25ppm)で2−(4−(2′−フル
オロ−4′−シアノフエノキシ)フエノキシ)プロピオ
ン酸メチルエステル(化合物A)を含む水性噴霧組成
物、及び種々の濃度(すなわち、2000ppm、1000ppm、50
0ppm、250ppm、125ppm及び62.5ppm)で2−(4−
(2′−クロロ−4′−シアノフエノキシ)フエノキ
シ)プロピオン酸メチルエステル(化合物B)を個々の
試験区に施用した。
混合し、その活性成分/アセトン混合物に等量の水性噴
霧溶液(20%のiso−プロピルアルコール、2%クロツ
プオイル(crop oil)濃縮物及び0.04%のTriton X−
155(Rohm and Ha as Company商標)を含有する)を添
加することにより調製した。
ちる程度に施用した。対照としての他の試験区には活性
成分を含まない同様の組成物を噴霧した。
内)に保持した。処置の2週間後、各試験区の植物の生
長を調べ、0〜100のスケールで評価した。ここで0は
高価なし、100は完全枯殺を意味する。処置した試験区
の調査結果を下記の表I及びIIに示す。
とイヌビエをクレイローム土(clay loam soil)に植
え、2〜3葉(1f)期に薬剤処理した。処理はトラツク
スプレイヤーにより187/haの施用容量で行なった。
溶液を0.25%の非イオン界面活性剤X−77(Chevron Ch
emical Company製)を含む所定量の水溶液と混合し、活
性成分を6〜8段階に希釈して施用した。
し、100は完全枯殺を表わす。対照を0とした。結果を
下記表III及びIVに示す。
及びイヌビエを薬剤処理に適した生長期(植物種によっ
て1〜3週間)に達するまで5cm径のポットの土壌中で
生育した。次いで植物を10cm径のカテージチーズ容器に
移植し、砂質土壌を加えた。その容器を約2.5cmの深さ
に湛水し、薬剤処理前24時間順化させた。薬剤処理の時
点で、イヌビエは部分的に水につかるがイネは露出する
程度に水位を調節した。
注射器で施用した。5段階の希釈率で施用した。薬剤処
理の2週間後に評価した。0は目視しうる影響なし、10
0は完全枯殺を表わす、対照と0とした。結果を下記表
V及びVIに示す。
位)に示されるように光学活性中心部を含み、光学活性
立体異性体形態で存在し得る。上記のR−鏡像体は、高
められた除草活性により識別される。純粋な鏡像体及び
これらの種々の混合物の両者は、本発明の範囲内にあ
る。
組成物は、一種以上の追加の農薬化合物と組合せて有利
に使用し得る。このような追加の農薬化合物は、散布用
に選ばれた媒体中で本発明の化合物と相容性があり本発
明の化合物の活性に拮抗しない殺虫剤、殺線虫剤、殺節
足動物剤(arthropodicides)、除草剤、殺かび剤、ま
たは殺菌剤であってもよい。従って、このような態様に
於いて、上記の農薬化合物は同じ農薬用または異なる農
薬用の補充毒物として、または添加物として使用され
る。組み合せる化合物は一般に本発明の化合物1〜100
部に対し追加の化合物100〜1部の割合で存在し得る。
草種のスペクトルを拡大する目的で、上記活性成分とそ
の他の補足除草剤の混合物を与えることが時として好ま
しい。上記活性成分と混合し得る補足除草剤は、下記の
化合物が含むが、これらに限定されるものではない。
2−イル)アミノ]カルボニル]アミノ]スルフォニ
ル]メチル]−ベンゾエート 3−イソプロピル−1H−2,1,3−ベンゾチアジアジン−
4(3H)オン−2,2−ジオキサイト(ベンタゾン(benta
zon)) エチル5−[3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−
イル)ウレイドスルフォニル]−1−メチルピラゾール
−4−カルボキシレート(NC−311) 2−(3,5−ジクロロフェニル)−2−(2,2,2−トリク
ロロエチル)オキシラン(トリジファン(tridiphan
e)) 4−アミノ−3,5−ジクロロ−6−フルオロ−2−ピリ
ジニルオキシ酢酸(フルオロキシピル(fluoroxypy
r)) 3,5,6−トリクロロ−2−ピリジニルオキシ酢酸(トリ
クロピル(triclopyr)) メチル2−[4−[[3−クロロ−5−[トリフルオロ
メチル]−2−ピリジニル]オキシ]フェノキシ]プロ
ピオネート(ハロキシフォプ(halozybop)) N−(3,4−ジクロロフェニル)プロパンアミド(プロ
パニル(propanil)) 式(II)の活性成分は、pHに応じて未解離形態及び/ま
たは解離形態であるカルボキシル基に、植物または土壌
中で加水分解及び/または酸化されてもよい。例えば、
エステル−COOR3またはアミド−CONR3R4は、土壌または
植物中で酸−COOHに加水分解されてもよく、この酸はpH
に応じて未解離形態−COOH、解離形態−COO 、または
これらの両形態の平衡混合物である。同様に、例えば、
吉草酸−CH(CH3)CH2CH2COOHは微生物または植物代謝
のβ−酸化により相当するプロピオン酸−CH(CH3)COO
Hに酸化されてもよい。本発明の最も好ましい態様に於
いて、雑草中の実際のトキサフォール(toxahore)は式
(III)のプロピオン酸である。これは一般に残留研究
により確立することができ、この研究に於いてその未解
離形態及び/または解離形態のカルボン酸またはその酸
素接合としてのカルボン酸は植物中に検出される最も広
く行き渡っている種である。式(II)の農業的に許容し
得る誘導体はこのようなプロセスを受けやすいので、本
発明は、 式 (式中、R1C1−C3アルキル基である) を有する酸もしくは塩の形態の化合物の除草有効量を望
ましくない草植物に施こすことを含む該植物の成長を枯
殺及び/または防除する方法を意図する。
発明に於いてなされることができ、本件出願人は特許請
求の範囲に特定されたとおりに限定するものと理解され
る。
Claims (10)
- 【請求項1】式 式中、R2は次の基: a) CO2Hまたはその農業的に許容し得る塩、 b) CO2R3、ここでR3はアルキルまたはアルコキシア
ルキル基を表わす、 c) CON(R4)2、ここで各R4は独立にHまたはアル
キル基を表わす、及び d) COCl のうちの1つを表わす、 を有するラセミ混合物または部分的ないし完全に分割さ
れたR−エナンチオマーとしての化合物。 - 【請求項2】部分的ないし完全に分割されたR−異性体
である請求項1の化合物。 - 【請求項3】CO2Hの農業的に許容し得る塩が式 CO2 -H+ 式中、H+はアルカリ金属もしくはアルカル土類金属カチ
オン、式R4H+のアンモニウムもしくは有機アミンカチオ
ンを表わし、ここで各Rは独立にHまたは各アルキル及
びアルコキシ部分が1〜6個の炭素原子を含むアルキ
ル、アルコキシアルキル、フエニルアルキルまたはヒド
ロキシアルキルを表わす、 で示されるものである請求項2の化合物。 - 【請求項4】R2がCO2Hを表わす請求項2の化合物。
- 【請求項5】R2がCO2R3を表わし、ここでR3がメチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチルまたはイ
ソブチルを表わす請求項2の化合物。 - 【請求項6】R3がn−ブチルを表わす請求項5の化合
物。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれかの化合物の1種ま
たはそれ以上を有効成分として含有することを特徴とす
る除草剤。 - 【請求項8】請求項7の除草剤をイネ科雑草の場所に施
用することを特徴とするイネ科雑際の枯殺または防除方
法。 - 【請求項9】該組成物を小麦、大麦または稲の存在下に
望ましくないイネ科の植生を防除するために発芽後施用
する請求項8の方法。 - 【請求項10】3,4−ジフルオロベンゾニトリルを式 式中、基R2は a) CO2H b) CO2R3、ここでR3はアルキルもしくはアルコキシ
アルキル基を表わす、または c) CON(R4)2、ここで各R4は独立にHもしくはア
ルキル基を表わす、 の化合物と、20℃〜150℃の温度において、溶媒及び少
なくとも1モル当量の金属塩基の存在下に反応させるこ
とを特徴とする式 式中、R2は上記定義のとおりである、 を有する化合物をラセミ混合物または部分的ないし完全
に分割されたR−エナンチオマーとして製造する方法。
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