JPH0677624A - プリント配線板のエッチング方法とエッチング装置 - Google Patents

プリント配線板のエッチング方法とエッチング装置

Info

Publication number
JPH0677624A
JPH0677624A JP22560192A JP22560192A JPH0677624A JP H0677624 A JPH0677624 A JP H0677624A JP 22560192 A JP22560192 A JP 22560192A JP 22560192 A JP22560192 A JP 22560192A JP H0677624 A JPH0677624 A JP H0677624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed wiring
wiring board
etching
conductor pattern
etching liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22560192A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Hashiguchi
勝典 橋口
Kazutomo Higa
一智 比嘉
Akiko Tsujii
章子 辻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP22560192A priority Critical patent/JPH0677624A/ja
Publication of JPH0677624A publication Critical patent/JPH0677624A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種電子機器などに使用されるプリント配線
板のエッチング方法とその装置に関し、生産性を低下さ
せることなく、エッチング状態を均一にし、歩留りよく
生産することを目的とする。 【構成】 送りローラ16群が搬送水平方向に対して連
続的に上方向および下方向あるいは左傾斜および右傾斜
に角度設定されたエッチング装置を用い、プリント配線
板18上にエッチング液19を噴射すると同時にプリン
ト配線板18を搬送方向に対して上方向および下方向あ
るいは左方向および右方向に順次傾斜させることによ
り、エッチング液19を強制的に流動させ滞留を解消
し、断面が溝状である被エッチング部において、エッチ
ング液19はプリント配線板18表面の流動速度よりそ
の流動速度が速くなり、導体パターンの粗密にかかわら
ずプリント配線板18の中央部分と周辺部分の導体パタ
ーンのエッチング状態を均一化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子機器などに使
用されるプリント配線板の製造方法、特にプリント配線
板上に導体パターンを形成するエッチング方法とエッチ
ング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器などに数多く使用さ
れているプリント配線板は、電子機器の小型化や多機能
化に伴い、配線の高密度化とともに高い信頼性が要求さ
れるようになってきている。プリント配線板の製造工程
の中でも導体パターンの形成を行うエッチング工程とそ
の装置はとりわけ重要である。
【0003】以下に、従来のプリント配線板のエッチン
グ方法とエッチング装置について説明する。
【0004】図3は従来のプリント配線板のエッチング
装置の概念を示すものである。図3において、1はスプ
レーノズル、2はノズルパイプ、3は圧力計、4はスプ
レーポンプ、5は圧力調整バルブ、6は送りローラ、7
はエッチングブース、8はプリント配線板、9はエッチ
ング液である。
【0005】以上のように構成されたプリント配線板の
エッチング方法について、以下その動作について説明す
る。
【0006】まず、所定の大きさに切断された銅張積層
板(図示せず)にスクリーン印刷法や写真現像法などに
よりエッチングレジストを形成する。エッチングレジス
トを形成したプリント配線板8を図3に示すようにエッ
チングブース7内に進行方向に平行またはある角度で上
下に配管されたノズルパイプ2の間を送りローラ6上で
所定の速度で搬送し、プリント配線板8上下面に塩化第
2銅などのエッチング液9をスプレーノズル1から噴射
し、エッチングを行う。この際、上下のノズルパイプ2
はプリント配線板8の進行方向に対して約45〜60°
の角度で揺動(オシレーション)する。
【0007】エッチング終了後、プリント配線板8上に
残留しているエッチング液9を水洗・除去、エッチング
レジストの剥離などを行い、プリント配線板8上に導体
パターンを形成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、プリント配線板8の上面と下面のエッチ
ングスピードに大きな差が生じやすく、特にプリント配
線板8上面においては、プリント配線板8中央部分にエ
ッチング劣化したエッチング液9が滞留しやすく、プリ
ント配線板8周辺部分ではエッチング劣化したエッチン
グ液9が直ちに流れ落ちるため滞留することがなく、プ
リント配線板8上面の中央部分と周辺部分ではエッチン
グ状態に大きな差が生じ、精度よく均一なエッチングを
行うことは困難であり、高精度プリント配線板の製造工
程歩留りを著しく損なうという問題点を有している。
【0009】これらの問題を解決するため従来では、プ
リント配線板を垂直あるいは垂直に近い状態に配設し、
プリント配線板側面のスプレーノズルからエッチング液
を噴射させ、エッチング液のプリント配線板上での滞留
をなくす装置が実用化されているが、プリント配線板の
搬送機構が複雑となること、プリント配線板の表面に形
成されたエッチングレジストに不具合が生じ易いことや
最近のプリント配線板の板厚の薄化などに対応が困難で
あるなどの問題点を有している。
【0010】また、特開平2−298281号公報に開
示されたように、スプレーでエッチングを行う金属板な
どの材料にエッチング液を噴射すると共に、空気などの
ガス体を間欠的に噴射し、一時的にエッチング液を金属
板などの材料の表面から除去しつつ、エッチングする方
法も提案されているが、一方向のみ、かつ間欠的ガス体
噴射の方法では、プリント配線板上における劣化したエ
ッチング液は一時的に表面より除去されるが、ガス体の
噴出しない間欠部においてスプレーノズルよりのエッチ
ング新液と劣化した旧液の混合状態が生じ易く、また間
欠部分を構成するためエッチングブースが必要以上に冗
長になるなどプリント配線板の導体パターン精度の維持
および生産性に影響を及ぼすという問題点を有してい
る。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、プリント配線板のエッチングの生産性を低下させる
ことなく、特にプリント配線板上面の導体パターンのエ
ッチング状態を均一にし、高精度のプリント配線板を歩
留りよく生産することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、プリント配線板上にエッチング液を噴射す
ると同時に、搬送されるプリント配線板を搬送方向に対
して上方向および下方向あるいは左方向および右方向に
順次傾斜させながら搬送する構成を有している。
【0013】
【作用】この構成によって、プリント配線板上のエッチ
ング液に強制的流動を起こし、プリント配線板中央部分
におけるエッチング液の滞留を解消すると同時に、断面
が溝状、すなわちプリント配線板上に形成されたエッチ
ングレジストが側壁、被エッチング部である銅はくが底
部であり、エッチングが進行するに伴い徐々に深くなる
溝状である被エッチング部において、エッチング液は傾
斜したプリント配線板全体表面の流量が一定のため、プ
リント配線板表面の流動速度よりその流動速度が速くな
り、被エッチング部の幅が狭ければより加速され、導体
パターンの粗密にかかわらずプリント配線板の中央部分
と周辺部分の導体パターンのエッチング状態を均一化す
ることができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施例におけるプ
リント配線板のエッチング装置の概略図である。図1に
おいて、11はスプレーノズル、12はノズルパイプ、
13は圧力計、14はスプレーポンプ、15は圧力調整
バルブ、16は送りローラ、17はエッチングブース、
18はプリント配線板、19はエッチング液である。送
りローラ16群はプリント配線板18の搬送水平方向に
対して連続的に上方向および下方向あるいは左傾斜およ
び右傾斜に最大約3〜5゜の角度に設定されている。
【0016】以上のように構成されたプリント配線板の
エッチング方法について、以下に説明する。
【0017】まず、所定の大きさに切断された紙基材フ
ェノール樹脂銅張積層板(図示せず)の銅はく面にスク
リーン印刷法や写真現像法などによりエッチングレジス
トを形成する。次に、図1に示すようにエッチングブー
ス17内のプリント配線板18搬送方向に平行またはあ
る角度に配管された上下のノズルパイプ12の間の送り
ローラ16によりプリント配線板18を所定の速度で搬
送し、プリント配線板18の上下面に塩化第2銅を主成
分とするエッチング液19をスプレーノズル11から噴
射し、エッチングを開始する。
【0018】この際、上下のノズルパイプ12はプリン
ト配線板18の搬送方向に対して約45゜〜60゜の角
度で揺動(オシレーション)する。スプレーポンプ14
から上下のノズルパイプ12へ供給されるエッチング液
20の量は、圧力調整バルブ15の開閉によりスプレー
圧力を約1.5〜2.0kg/cm2 に圧力計13にて調整
する。
【0019】エッチングブース17内に搬送されたプリ
ント配線板18は、先頭部分より徐々に上方傾斜しなが
らエッチング液19の噴射を受ける。噴射されたプリン
ト配線板18上のエッチング液19は、搬送されるプリ
ント配線板18の搬送方向と逆方向に強制流動を開始し
始め、被エッチング部において全体のプリント配線板1
8上の流動速度より速くなり、特にエッチング液19の
流動方向先であるプリント配線板18の搬送方向の後半
部分で加速され、急速にエッチングが進行する。
【0020】プリント配線板18の搬送方向の前半部分
の所定の銅はく厚の約40〜50%がエッチングされ、
後半部分の所定の銅はく厚の約50〜60%がエッチン
グされた段階で、図1に示すようにプリント配線板18
は、先頭部分より徐々に下方傾斜を開始し、搬送され
る。先頭部分より徐々に下方傾斜するプリント配線板1
8のエッチング液19は、搬送されるプリント配線板1
8の搬送方向と同方向に強制流動を開始し、エッチング
レジスト間のエッチングされ深い溝状となった被エッチ
ング部において、全体のプリント配線板18上の流動速
度より速くなり、特にエッチング液の流動方向先である
プリント配線板18の搬送方向の前半部分で加速され、
急速にエッチングが進行し、エッチングレジスト下に導
体パターンが形成される。
【0021】従来のプリント配線板エッチング方法での
エッチング後の導体パターン幅のばらつきは、プリント
配線板上面の中央部分と周辺部分において50〜100
μmであったが、本発明でのエッチング方法ではばらつ
きが10〜20μmと著しく向上し、導体パターンのエ
ッチング精度の点で優れた効果が得られた。
【0022】また、プリント配線板を搬送方向に対して
上方向および下方向とした傾斜方向を、図2に示すよう
に左方向および右方向に順次傾斜させながら搬送した場
合においても、エッチング後の導体パターン幅のばらつ
きは10〜20μmと同様の効果を得ることができた。
【0023】以上のように本実施例によれば、プリント
配線板上にエッチング液を噴射すると同時に、プリント
配線板を搬送方向に対して上方向および下方向あるいは
左方向および右方向に順次傾斜させながら搬送すること
により、エッチング液の滞留を解消し、導体パターンの
粗密にかかわらずプリント配線板の中央部分と周辺部分
の導体パターンのエッチング状態を均一化できる。
【0024】なお、本発明の実施例においてエッチング
液19は塩化第2銅としたがエッチング液19は塩化第
2鉄やアンモニア等のアルカリエッチャントとしてもよ
い。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、プリント
配線板上にエッチング液を噴射すると同時に、プリント
配線板を搬送方向に対して上方向および下方向あるいは
左方向および右方向に順次傾斜させながら搬送すること
により、プリント配線板のエッチングの生産性を低下さ
せることなく、特にプリント配線板上面の導体パターン
のエッチング状態を均一にし、高精度のプリント配線板
を歩留りよく生産することができる優れたプリント配線
板のエッチング方法とその装置を実現できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるプリント配線板のエ
ッチング装置の概念図
【図2】本発明の他の実施例におけるプリント配線板の
エッチング装置の概念図
【図3】従来のプリント配線板のエッチング装置の概念
【符号の説明】
11 スプレーノズル 12 ノズルパイプ 13 圧力計 14 スプレーポンプ 15 圧力調整バルブ 16 送りローラ 17 エッチングブース 18 プリント配線板 19 エッチング液

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エッチング液を供給ポンプを介してスプレ
    ーで噴射するエッチング方法において、プリント配線板
    上にエッチング液を噴射すると同時に、プリント配線板
    を搬送方向に対して上方向および下方向あるいは左方向
    および右方向に順次傾斜させながら搬送し、導体パター
    ンを形成するプリント配線板のエッチング方法。
  2. 【請求項2】エッチング液を供給ポンプを介してスプレ
    ーで噴射するエッチング装置において、プリント配線板
    の搬送用の送りローラ群を、搬送水平方向に対して連続
    的に上方向および下方向あるいは左傾斜および右傾斜に
    角度を持たせて配置したプリント配線板のエッチング装
    置。
JP22560192A 1992-08-25 1992-08-25 プリント配線板のエッチング方法とエッチング装置 Pending JPH0677624A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22560192A JPH0677624A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 プリント配線板のエッチング方法とエッチング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22560192A JPH0677624A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 プリント配線板のエッチング方法とエッチング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0677624A true JPH0677624A (ja) 1994-03-18

Family

ID=16831886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22560192A Pending JPH0677624A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 プリント配線板のエッチング方法とエッチング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0677624A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503077A (ja) * 2000-03-23 2004-01-29 アトーテヒ ドイッチュラント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 回路担体のパルス状刺激での処理
JP2008024989A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Seiko Epson Corp 配線基板の製造方法及びエッチング装置
JP2017166070A (ja) * 2009-06-25 2017-09-21 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 自己組織化単層パターン化基材の湿式エッチング方法、及び金属パターン化物品

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503077A (ja) * 2000-03-23 2004-01-29 アトーテヒ ドイッチュラント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 回路担体のパルス状刺激での処理
JP2008024989A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Seiko Epson Corp 配線基板の製造方法及びエッチング装置
JP4697455B2 (ja) * 2006-07-21 2011-06-08 セイコーエプソン株式会社 配線基板の製造方法及びエッチング装置
JP2017166070A (ja) * 2009-06-25 2017-09-21 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 自己組織化単層パターン化基材の湿式エッチング方法、及び金属パターン化物品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1153665B1 (en) Device for surface treatment of sheet material
JPH07231155A (ja) プリント配線板のエッチング装置及びエッチング方法
CN107333398A (zh) 大尺寸线路板蚀刻方法及设备
JP4015667B2 (ja) メッキ基板のエッチング装置
US5180465A (en) Etching method of forming microcircuit patterns on a printed circuit board
CN214458338U (zh) 具有预蚀刻制程的蚀刻装置
JPH0677624A (ja) プリント配線板のエッチング方法とエッチング装置
TW556459B (en) Substrate processing equipment
JP2670835B2 (ja) 微細パターン形成用エッチング方法とエッチング装置
JP3082359B2 (ja) プリント配線板のエッチング装置およびそれを用いたプリント配線板のエッチング方法
JP3434834B2 (ja) プリント配線板のエッチング装置およびそれを用いたプリント配線板の製造方法
JP2778262B2 (ja) プリント配線板のエッチング装置およびそれを用いたプリント配線板の製造方法
JP2003200090A (ja) 印刷回路基板用の噴射ノズルおよびこれを用いたウェットライン設備
JPH0372088A (ja) スプレー処理装置
JP4316816B2 (ja) フレキシブル回路基板の露光方法
JP2005220370A (ja) 両面エッチング方法及び両面エッチングシステム
JP3981874B2 (ja) 薬液処理方法および薬液処理装置
JP2001196723A (ja) プリント配線板の製造装置
JPH0456382A (ja) プリント配線板のエッチング方法
JP2001200379A (ja) エッチング装置
JP2004055711A (ja) 基板処理装置
JP2903789B2 (ja) プリント配線板のエッチング方法とエッチング装置
JPS60182184A (ja) 基板製造装置
JP2910193B2 (ja) プリント配線板の製造方法
JP2005093642A (ja) 半導体装置用テープキャリアおよびその製造方法