JP3434834B2 - プリント配線板のエッチング装置およびそれを用いたプリント配線板の製造方法 - Google Patents

プリント配線板のエッチング装置およびそれを用いたプリント配線板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子機器などに使
用されるプリント配線板の製造方法、特にプリント配線
板上に導体パターンをエッチングにより形成するプリン
ト配線板のエッチング装置およびそれを用いたプリント
配線板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器などに数多く使用さ
れているプリント配線板は電子機器の小型化や多機能化
に伴い、配線の高密度化とともに高い信頼性が要求され
るようになってきている。プリント配線板の製造工程の
中でも導体パターンの形成を行うエッチング工程は重要
な工程である。
【0003】以下に、従来のプリント配線板のエッチン
グ方法について説明する。図5は従来のプリント配線板
のエッチング方法の概念を示すものである。図5におい
て、1はスプレーノズル、2はスプレー装置、3は圧力
計、4はポンプ、5は圧力調整バルブ、6は送りローラ
ー、7はエッチングブース、8はプリント配線板、9は
エッチング液である。
【0004】まず、所定の大きさに切断された銅張積層
板(図示せず)にスクリーン印刷法や写真・現像法など
によりエッチングレジストを形成する。エッチングレジ
ストを形成したプリント配線板8をエッチングブース7
内に搬送方向に平行またはある角度で上下に配管された
スプレー装置2の間を送りローラー6上で所定の速度で
搬送させ、プリント配線板の上下面に塩化第2銅などの
エッチング液9をスプレーノズル1から噴射し、エッチ
ングを行う。この際、一般的には上下のスプレー装置2
をプリント配線板搬送方向に対して45〜60°の角度
で揺動(オシレーション)する。その後、水洗およびエ
ッチングレジストの剥離などを行い、プリント配線板上
に導体パターンを形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、プリント配線板の上面と下面のエッチン
グスピードに大きな差が生じやすく、かつプリント配線
板上面においては、プリント配線板中央部分にエッチン
グ劣化したエッチング液が滞留しやすく、またプリント
配線板周辺部分ではエッチング劣化したエッチング液が
直ちに流れ落ちるため滞留することがなく、プリント配
線板上面の中央部分と周辺部分ではエッチング状態に大
きな差が生じ、プリント配線板の上下面とも精度よく均
一なエッチングを行うことは困難であり、高精度プリン
ト配線板の製造工程歩留りを著しく損なうという問題点
を有している。
【0006】これらの問題を解決するため従来では、プ
リント配線板を傾斜、または垂直に配設し、プリント配
線板側面のスプレーノズルからエッチング液を噴射さ
せ、エッチング液のプリント配線板上での滞留をなす装
置が実用化されているが、プリント配線板の搬送機構が
複雑となること、プリント配線板の表面に形成されたエ
ッチングレジストに不具合が生じ易いことや最近のプリ
ント配線板の板厚の薄化などに対応が困難であるなどの
問題点を有している。
【0007】また、特開平2−298281号公報に開
示されるように、スプレーでエッチングを行う金属板な
どの材料にエッチング液を噴射すると共に、空気などの
ガス体を間欠的に噴射し、一時的にエッチング液を金属
板などの材料の表面から除去しつつ、エッチングする方
法も提案されているが、一方向のみ、かつ間欠的ガス体
噴射の方法では、プリント配線板上における劣化したエ
ッチング液は一時的に表面より除去されるが、ガス体の
噴出しない間欠部においてスプレーノズルよりのエッチ
ング新液と劣化した旧液の混合状態が生じ易く、また間
欠部分を構成するためのエッチングブースが必要以上に
冗長になるなどプリント配線板の導体パターン精度の維
持および生産性に影響を及ぼすという問題点を有してい
る。
【0008】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、プリント配線板のエッチングの生産性を低下させ
ることなく、特にプリント配線板上面の導体パターンエ
ッチング状態を均一にし、高精度のプリント配線板を歩
留りよく生産することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のプリント配線板のエッチング装置は、プリン
ト配線板を所定の速度で搬送する送りローラーと、スプ
レーノズルを複数個取り付けたスプレー装置と、前記ス
プレー装置を揺動させる機構と、エッチング液を前記ス
プレー装置に供給するポンプとを備え、前記スプレー装
置は、プリント配線板の進行方向に対して平行に配管さ
れかつ配管方向に対して直角方向にエッチング液を噴出
する第1のスプレー装置と、前記第1のスプレー装置の
位置から進行方向に一定距離の位置でかつ平行に一定間
隔を持たせ、前記第1のスプレー装置とは逆方向にエッ
チング液を噴出するように対向して配管された第2のス
プレー装置を少なくとも1組と、プリント配線板の進行
方向に対して一定角度で配管されかつ配管方向に対して
直角方向にエッチング液を噴出する第3のスプレー装置
と、前記第3のスプレー装置の位置から進行方向に一定
距離の位置でかつ平行に一定間隔を持たせ、前記第3の
スプレー装置とは逆方向にエッチング液を噴出するよう
に対向して配管された第4のスプレー装置を少なくとも
1組と、プリント配線板の進行方向に対して直角に配管
されかつ進行方向にエッチング液を噴出する第5のスプ
レー装置と、前記第5のスプレー装置の位置から進行方
向に一定距離の位置でかつ平行に一定間隔を持たせ、前
記第5のスプレー装置とは逆方向にエッチング液を噴出
するように対向して配管された第6のスプレー装置を少
なくとも1組と、を備えたものである。
【0010】また、本発明のプリント配線板のエッチン
グ装置は、上記の構成において、スプレー装置と供給す
るポンプとの間に圧力調整バルブと圧力計を備えたもの
である。
【0011】また、本発明のプリント配線板の製造方法
は、上記のプリント配線板のエッチング装置を用いた製
造方法であって、一定の角度でノズルパイプを揺動しエ
ッチング液を基板に吹きつけながら所定の速度で一定方
向のみに搬送し、導体パターンを形成するものである。
【0012】
【作用】この構成によって、エッチング液はプリント配
線板上において必ず対向する方向より一定間隔をもち、
流動するので、プリント配線板の上面中央部分にエッチ
ング液が滞留することがなく、プリント配線板上の各部
位におけるエッチング力をほぼ同一にすることが可能と
なり、プリント配線板の中央部分と周辺部分のエッチン
グ状態を均一にすることができる。
【0013】
【実施例】(実施例1) 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。図1は、本発明の第1の実施例におけるプリン
ト配線板のエッチング方法の概念を示すものである。図
1において、11はスプレーノズル、12aおよび12
bは、第1及び第2のスプレー装置、13は圧力計、1
4は圧力調整バルブ、15はスプレーポンプ、16は送
りローラー、17はプリント配線板、18はエッチング
液である。
【0014】まず、所定の大きさに切断された銅張積層
板(図示せず)にスクリーン印刷法や写真・現像法など
によりエッチングレジストを形成する。次に、エッチン
グレジストが形成されたプリント配線板17は、送りロ
ーラー16によりエッチングブース(図示せず)内に搬
送され、エッチングが開始される。搬送されたプリント
配線板17は、プリント配線板の搬送方向に平行に配設
された第1のスプレー装置12aの複数のスプレーノズ
ル11より噴射された塩化第2銅などのエッチング液1
8でエッチングされる。
【0015】ついで第1のスプレー装置12aに対向
し、プリント配線板の搬送方向と平行な第2のスプレー
装置12bのスプレーノズル11より噴射されたエッチ
ング液18により、引続きエッチングされる。この際、
第1、第2のスプレー装置12aおよび12bは、約4
5〜60°の角度で揺動(オシレーション)する。スプ
レーポンプ15から第1、第2のスプレー装置12aお
よび12bへ供給されるエッチング液18の量は、圧力
調整バルブ14の開閉により、スプレー圧力を約1.5
〜2.0kg/cm2に圧力計13にて調整される。
【0016】図1において、プリント配線板17上に第
1のスプレー装置12aのスプレーノズル11から噴射
したエッチング液18は、プリント配線板17の搬送方
向と直角方向へまず流出し、ついで第1のスプレー装置
12aと対向する第2のスプレー装置12bのスプレー
ノズル11より噴射したエッチング液18は、第1のス
プレー装置12aにおけるエッチング液の流れ方向と逆
方向に流出する。これによりプリント配線板17上のエ
ッチング液18の流れの始点Pと流れの終点Qにおける
エッチング力をほぼ等しく設定することが可能となる。
【0017】本実施例によるエッチング方法によれば、
従来のエッチング方法でのエッチング後の導体パターン
幅のばらつきは、プリント配線板上下面および中央部分
と周辺部分において50〜100μmであったが、10
〜20μmと著しく向上し、導体パターンのエッチング
精度の点で優れた効果が得られた。
【0018】(実施例2) 以下本発明の第2の実施例について図面を参照しながら
説明する。図2は本発明の第2の実施例を示すプリント
配線板のエッチング方法の概念図である。図2におい
て、11はスプレーノズル、13は圧力計、14は圧力
調整バルブ、15はスプレーポンプ、16は送りローラ
ー、17はプリント配線板、18はエッチング液で、以
上は図1の構成と同様なものである。実施例1のスプレ
ー装置とは異なり、プリント配線板17の搬送方向に角
度をもたせた第1、第2のスプレー装置12c、12d
とした点である。
【0019】まず、エッチングレジストが形成されたプ
リント配線板17は、送りローラー16によりエッチン
グブース(図示せず)内に搬送され、エッチングが開始
される。搬送されたプリント配線板17は、プリント配
線板17の搬送方向に約45°の角度に配設された第1
のスプレー装置12cの複数のスプレーノズル11より
噴射されたエッチング液18でエッチングされる。つい
で第1のスプレー装置12cに対向し、プリント配線板
の搬送方向に約45°の角度で配設された第2のスプレ
ー装置12dのスプレーノズル11より噴射されたエッ
チング液18により、引続きエッチングされる。この
際、第1、第2のスプレー装置12cおよび12dは、
約45〜60°の角度で揺動(オシレーション)する。
スプレーポンプ15から第1、第2のスプレー装置12
aおよび12bへ供給されるエッチング液18の量は、
圧力調整バルブ14の開閉により、スプレー圧力を約
1.5〜2.0kg/cm2に圧力計13にて調整され
る。
【0020】図2において、プリント配線板17上に第
1のスプレー装置12cのスプレーノズル11から噴射
したエッチング液18は、プリント配線板17の搬送方
向と約135°の方向へまず流出し、ついで第1のスプ
レー装置12cと対向する第2のスプレー装置12dの
スプレーノズル11より噴射したエッチング液18は、
第1のスプレー装置12cにおけるエッチング液の流れ
方向と逆方向に流出する。これによりプリント配線板1
7上のエッチング液18の流れの始点Pと流れの終点Q
におけるエッチング力をほぼ等しく設定することが可能
となる。
【0021】本実施例によるエッチング方法によれば、
実施例1と同様な優れた効果を得ることができた。
【0022】(実施例3) 以下本発明の第3の実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。図3は、本発明の第3の実施例を示すプリ
ント配線板のエッチング方法の概念図である。図3にお
いて、11はスプレーノズル、13は圧力計、14は圧
力調整バルブ、15はスプレーポンプ、16は送りロー
ラー、17はプリント配線板、18はエッチング液で、
以上は図1の構成と同様なものである。実施例1のスプ
レー装置とは異なり、プリント配線板17の搬送方向に
直角な方向とした第1、第2のスプレー装置12e、1
2fとした点である。
【0023】まず、エッチングレジストが形成されたプ
リント配線板17は、送りローラー16によりエッチン
グブース(図示せず)内に搬送され、エッチングが開始
される。搬送されたプリント配線板17は、プリント配
線板17の搬送方向に直角に配設された第1のスプレー
装置12eの複数のスプレーノズル11より噴射された
エッチング液18でエッチングされる。
【0024】ついで第1のスプレー装置12eに対向
し、プリント配線板17の搬送方向と直角な方向に配設
された第2のスプレー装置12fのスプレーノズル11
より噴射されたエッチング液18により、引続きエッチ
ングされる。この際、第1、第2のスプレー装置12a
および12bは、約45〜60°の角度で揺動(オシレ
ーション)する。スプレーポンプ15から第1、第2の
スプレー装置12eおよび12fへ供給されるエッチン
グ液18の量は、圧力調整バルブ14の開閉により、ス
プレー圧力を約1.5〜2.0kg/cm2に圧力計1
3にて調整される。
【0025】図3において、プリント配線板17上に第
1のスプレー装置12eのスプレーノズル11から噴射
したエッチング液18は、プリント配線板17の搬送方
向と平行かつ逆方向へ流出し、ついで第1のスプレー装
置12eと対向する第2のスプレー装置12fのスプレ
ーノズル11より噴射したエッチング液18は、第1の
スプレー装置12eにおけるエッチング液18の流れ方
向と逆方向、すなわちプリント配線板17の進行方向に
流出する。これによりプリント配線板17上のエッチン
グ液18の流れの始点Pと流れの終点Qにおけるエッチ
ング力をほぼ等しく設定することが可能となる。
【0026】本実施例によるエッチング方法によれば、
実施例2と同様な優れた効果を得ることができた。
【0027】(実施例4) 以下本発明の第4の実施例について図面を参照しながら
説明する。図4は本発明の第4の実施例を示すプリント
配線板のエッチング方法の概念図である。図4におい
て、11はスプレーノズル、13は圧力計、14は圧力
調整バルブ、15はスプレーポンプ、16は送りローラ
ー、17はプリント配線板、18はエッチング液、19
はエッチングブースで、以上は実施例1乃至3の構成と
同様なものである。実施例1乃至3のスプレー装置の構
成とは若干異なり、プリント配線板17の搬送方向に平
行な方向、任意の角度、直角な方向をもたせた第1乃至
第6のスプレー装置12a、12b、12c、12d、
12e、12fとした点である。
【0028】まず、エッチングレジストが形成されたプ
リント配線板17は、送りローラー16によりエッチン
グブース19内に搬送され、エッチングが開始される。
搬送されたプリント配線板17は、プリント配線板17
の搬送方向に平行に配設された第1のスプレー装置12
aの複数のスプレーノズル11より噴射されたエッチン
グ液18でエッチングされ、ついで第1のスプレー装置
12aに対向し、プリント配線板17の搬送方向と平行
な第2のスプレー装置12bのスプレーノズル11より
噴射されたエッチング液18により、エッチングが継続
される。
【0029】次に、プリント配線板17の搬送方向に約
45°の角度に配設された第3のスプレー装置12cの
複数のスプレーノズル11より噴射されたエッチング液
18でエッチングが継続され、ついで第3のスプレー装
置12cに対向し、プリント配線板17の搬送方向に約
45°の角度で配設された第4のスプレー装置12dの
スプレーノズル11より噴射されたエッチング液18に
より、エッチングは継続される。さらに、プリント配線
板17の搬送方向に直角に配設された第5のスプレー装
置12eの複数のスプレーノズル11より噴射されたエ
ッチング液18でエッチングが継続され、ついで第5の
スプレー装置12eに対向し、プリント配線板17の搬
送方向と直角な方向に配設された第6のスプレー装置1
2fのスプレーノズル11より噴射されたエッチング液
18により、引続きプリント配線板17はエッチングさ
れる。この際、第1乃至第6のスプレー装置12a、1
2b、12c、12d、12eおよび12fは、約45
〜60°の角度で揺動(オシレーション)する。スプレ
ーポンプ15から各スプレー装置12へ供給されるエッ
チング液18の量は、圧力調整バルブ14の開閉によ
り、スプレー圧力を約0.7〜1.2kg/cm2に圧
力計13にて調整される。
【0030】図4において、噴射したエッチング液18
は、プリント配線板17の搬送方向と直角方向へまず流
出し、ついで第1のスプレー装置12aと対向する第2
のスプレー装置12bのスプレーノズル11より噴射し
たエッチング液18は、スプレー装置12aにおけるエ
ッチング液の流れ方向と逆方向に流出し、ついで第3の
スプレー装置12cによりプリント配線板17の搬送方
向と約135°の方向へ流出し、第3のスプレー装置1
2cと対向する第4のスプレー装置12dのスプレーノ
ズル11より噴射したエッチング液18は、第3のスプ
レー装置12cにおけるエッチング液の流れ方向と逆方
向に流出する。さらにエッチング液18は、第5のスプ
レー装置12eによりプリント配線板17の搬送方向と
平行かつ逆方向へ流出し、ついで第5のスプレー装置1
2eと対向する第6のスプレー装置12fのスプレーノ
ズル11より噴射したエッチング液18は、スプレー装
置12eにおけるエッチング液18の流れ方向と逆方
向、すなわちプリント配線板17の進行方向に流出す
る。これによりプリント配線板17上のエッチング液1
8のエッチング力を等しく設定することが可能となる。
【0031】本実施例によるエッチング方法によれば、
実施例1、2および3と同等以上の優れた効果を得るこ
とができた。
【0032】なお、本発明の実施例においてプリント配
線板17は両面プリント配線板としたが、プリント配線
板17は片面や多層プリント配線板であってもよく、ま
たエッチングレジストは、剥離可能な樹脂としたがエッ
チングレジストは、はんだなどの金属レジストや感光性
の電着レジストなどとしてもよく、同様にエッチング液
18は塩化第2銅としたがエッチング液18は塩化第2
鉄やアンモニアなどのアルカリエッチャントとしてもよ
いことは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明は、プリント配線板
上のエッチング液の滞留を解消し、プリント配線板表面
上のエッチング液の劣化を対向方向へのエッチング液の
噴射を組合せることにより、プリント配線板上の導体パ
ターンのエッチング状態を均一にすることができ、プリ
ント配線板製造工程歩留りの向上と高精度のプリント配
線板を製造することができる優れたプリント配線板のエ
ッチング方法を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるプリント配線板
のエッチング方法の概念図
【図2】本発明の第2の実施例におけるプリント配線板
のエッチング方法の概念図
【図3】本発明の第3の実施例におけるプリント配線板
のエッチング方法の概念図
【図4】本発明の第4の実施例におけるプリント配線板
のエッチング方法の概念図
【図5】従来のプリント配線板のエッチング方法の概念
【符号の説明】
11 スプレーノズル 12a〜12f スプレー装置 13 圧力計 14 圧力調整バルブ 15 スプレーポンプ 16 送りローラー 17 プリント配線板 18 エッチング液 19 エッチングブース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−202087(JP,A) 特開 平1−132780(JP,A) 実開 平4−18434(JP,U) 実開 昭59−177943(JP,U) 特公 昭57−44750(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/06 C23F 1/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板を所定の速度で搬送する
    送りローラーと、スプレーノズルを複数個取り付けたス
    プレー装置と、前記スプレー装置を揺動させる機構と、
    エッチング液を前記スプレー装置に供給するポンプとを
    備え、 前記スプレー装置は、プリント配線板の進行方向に対し
    て平行に配管されかつ配管方向に対して直角方向にエッ
    チング液を噴出する第1のスプレー装置と、前記第1の
    スプレー装置の位置から進行方向に一定距離の位置でか
    つ平行に一定間隔を持たせ、前記第1のスプレー装置と
    は逆方向にエッチング液を噴出するように対向して配管
    された第2のスプレー装置を少なくとも1組と、 プリント配線板の進行方向に対して一定角度で配管され
    かつ配管方向に対して直角方向にエッチング液を噴出す
    る第3のスプレー装置と、前記第3のスプレー装置の位
    置から進行方向に一定距離の位置でかつ平行に一定間隔
    を持たせ、前記第3のスプレー装置とは逆方向にエッチ
    ング液を噴出するように対向して配管された第4のスプ
    レー装置を少なくとも1組と、 プリント配線板の進行方向に対して直角に配管されかつ
    進行方向にエッチング液を噴出する第5のスプレー装置
    と、前記第5のスプレー装置の位置から進行方向に一定
    距離の位置でかつ平行に一定間隔を持たせ、前記第5の
    スプレー装置とは逆方向にエッチング液を噴出するよう
    に対向して配管された第6のスプレー装置を少なくとも
    1組と、を備えたプリント配線板のエッチング装置。
  2. 【請求項2】 スプレー装置と供給するポンプとの間に
    圧力調整バルブと圧力計を備えた請求項1に記載のプリ
    ント配線板のエッチング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のプリント配線板のエッ
    チング装置を用いた製造方法であって、一定の角度でノ
    ズルパイプを揺動しエッチング液を基板に吹きつけなが
    ら所定の速度で一定方向のみに搬送し、導体パターンを
    形成するプリント配線板の製造方法。
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