JPH067701U - 内視鏡の送気装置 - Google Patents

内視鏡の送気装置

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JPH067701U
JPH067701U JP4615892U JP4615892U JPH067701U JP H067701 U JPH067701 U JP H067701U JP 4615892 U JP4615892 U JP 4615892U JP 4615892 U JP4615892 U JP 4615892U JP H067701 U JPH067701 U JP H067701U
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piston
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air
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JP4615892U
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隆之 荻野
洋志 岩田
弘之 桂田
慶時 伊藤
真一 松野
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旭光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ピストンを洗浄する際にピストンから逆止弁と
キャップを容易に取り外すことができ、取り外した逆止
弁を紛失し難い内視鏡の送気装置を提供することを目的
とする。 【構成】挿入部3の先端から空気を噴出させるために上
記挿入部3内に挿通された送気管路23の基端側をシリ
ンダ30の底部に接続して、送気操作を行うためのピス
トン32を上記シリンダ30内に着脱自在に嵌挿すると
共に、上記シリンダ30側から上記送気管路23側へ向
かう空気の流れは阻止せず上記送気管路23側から上記
シリンダ30側へ向かう空気の逆流は阻止する逆止弁4
2bと上記ピストン32の内端開口を閉塞するためのキ
ャップ42aとを上記ピストン32に対して着脱自在に
設けた内視鏡の送気装置において、上記逆止弁42bと
上記キャップ42aとを弾性材によって一体に形成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は内視鏡の送気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡の送気装置は、一般に、挿入部の先端から空気を噴出させるために挿入 部内に挿通された送気管路の基端側をシリンダの底部に接続して、送気操作を行 うためのピストンをシリンダ内に着脱自在に嵌挿している。
【0003】 そして、挿入部の先端側からシリンダ側への空気の逆流を防ぐための逆止弁と ピストンの内端開口を閉塞するためのキャップとを、ピストンに対して着脱自在 に設けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
内視鏡を介しての感染を防止するために、内視鏡を使用した後は、内視鏡の外 面だけでなく送気操作を行うためのピストン等も充分に洗浄する必要がある。
【0005】 そこで、上述のような送気装置を有する従来の内視鏡では、使用後にはシリン ダからピストンを取り外し、さらにピストンから逆止弁とキャップを取り外して それらとピストンとを洗浄している。
【0006】 ところが、非常に小さな逆止弁とキャップとをピストンから取り外すのは作業 がはなはだ面倒であり、また、取り外した逆止弁を紛失してしまうことが少なく ないという不都合がある。
【0007】 そこで本考案は、ピストンを洗浄する際にピストンから逆止弁とキャップを容 易に取り外すことができ、取り外した逆止弁を紛失し難い内視鏡の送気装置を提 供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の内視鏡の送気装置は、挿入部の先端から 空気を噴出させるために上記挿入部内に挿通された送気管路の基端側をシリンダ の底部に接続して、送気操作を行うためのピストンを上記シリンダ内に着脱自在 に嵌挿すると共に、上記シリンダ側から上記送気管路側へ向かう空気の流れは阻 止せず上記送気管路側から上記シリンダ側へ向かう空気の逆流は阻止する逆止弁 と上記ピストンの内端開口を閉塞するためのキャップとを上記ピストンに対して 着脱自在に設けた内視鏡の送気装置において、上記逆止弁と上記キャップとを弾 性材によって一体に形成したことを特徴とする。
【0009】
【実施例】
図面を参照して実施例を説明する。 図2において、2は内視鏡の操作部であり、挿入部3と可撓性連結管4とが連 結されている。可撓性連結管4の先端には、光源装置5に接続されるコネクタ6 が設けられている。
【0010】 8は、光源装置5内に設けられた送気ポンプ9によって内部が加圧される貯水 タンクであり、その加圧圧力によって、導気管11と導水管12から空気と水が 送り出される。
【0011】 操作部2には、送気送水操作を行うための切換弁装置20が設けられており、 切換弁装置20に空気と水を供給するための給気管路21と給水管路22とが、 切換弁装置20に接続されて可撓性連結管4内に通されている。そして、その給 気管路21と給水管路22の端部に、コネクタ6において導気管11と導水管1 2とが着脱自在に接続されている。
【0012】 また、挿入部3の先端の開口部から空気と水を噴出させるために挿入部3内に 通された送気管路23と送水管路24とが、切換弁装置20に接続されている。 図1は切換弁装置20を示しており、左半部と右半部とで異なる状態を示して いる。
【0013】 外方に向けて開口するように操作部2に固定ナット28により固定されたシリ ンダ30は、底部に向かうにしたがって内径が4段階に細くなるように形成され ていて、内径の変化部分はいずれも斜面に形成されている。29はシール用のO リングである。
【0014】 そして、そのシリンダ30の斜面に、口元側から順に給水管路22、送水管路 24及び給気管路21が接続され、シリンダ30の底部に送気管路23が接続さ れている。
【0015】 これは洗浄ブラシを各管路21〜24の開口部から挿入部3の先端開口部とコ ネクタ6側の開口部へ挿入する際、各管路21〜24の開口部を全てシリンダ3 0内に視認してブラシ挿通を可能ならしめるためである。なお、各管路21〜2 4は、各管路を形成するチューブ21a〜24aを金属パイプ21b〜24bを 介してシリンダ30に接続してある。
【0016】 シリンダ30内には、シリンダ30の内径に合わせて外径を4段階に変化させ たピストン32が摺動自在に嵌挿され、シリンダ30との摺動面部には各々シー ル用のOリングが装着されている。
【0017】 そして、ピストン32には中心軸位置に貫通孔34が穿設されており、各Oリ ングの間の部分に、通気又は通水用の孔及び溝36,37,38,39,40が 形成されている。通気用の孔36は、内部の貫通孔34に連通している。
【0018】 ピストン32の内端部には、貫通孔34の端部開口を塞ぐように、弾力性のあ るゴム製の逆止弁付きキャップ42が着脱自在に取り付けられている。 この逆止弁付きキャップ42は、図3にも示されるように、貫通孔34の端部 開口を塞ぐためのキャップ42aと薄肉の逆止弁42bとを一体成形したもので あり、内方に向けて突出形成された鍔部42cがピストン32内端のくびれ部に ひっかかることによってピストン32に固定される。
【0019】 逆止弁42bは、断面が内方に凸のV字状の環状体であり、図1に示されるよ うに、逆止弁42bの内側に位置するピストン32の壁部には、貫通孔34に連 通する通気孔44が穿設され、逆止弁42bがその通気孔44の周囲を覆ってい る。
【0020】 46は、指先で操作される操作釦であり、ピストン32の頭部にねじ込まれて いる。操作釦46に穿設されたリーク孔47はピストン32の貫通孔34に同軸 に連通している。
【0021】 また、ピストン32がシリンダ30から一定以上抜け出さないようにするため に、シリンダ30の外縁端部にストッパ筒48が着脱自在に螺合して取り付けら れており、ストッパ筒48と操作釦46との間に圧縮コイルスプリング49が介 装されている。
【0022】 したがって、ピストン32と操作釦46はシリンダ30内からとび出す外方に 向けて付勢されていて、待機状態においては、ピストン32の太径部端面32b がストッパ筒48の鍔部48aにぶつかる位置で静止している。
【0023】 このように構成された内視鏡の送気装置は、図1の左半側に示される通常の待 機状態においては、給水管路22と送水管路24との間はピストン32で塞がれ 、給気管路21と送気管路23との間はピストン32によっては塞がれていない 。
【0024】 しかし、逆止弁42bのゴム弾性に比べてリーク孔47と貫通孔34の管路抵 抗が著しく小さいので、給気管路21から給気シリンダ31内に送り込まれてく る空気は、すべてリーク孔47から大気に放出され、逆止弁42bにより連通孔 37が塞がれて送気管路23内には空気は送り込まれない。
【0025】 そして、挿入部3が挿入された体腔内の気圧が高くて、送気管路23側からシ リンダ30内方向に向かって空気が逆流しようとしても、その空気の流れは逆止 弁42bによって阻止される。
【0026】 操作釦46のリーク孔47を指先で塞ぐと、リーク孔47から大気へ放出され ていた空気は行き場がなくなり、貫通孔34内の気圧が上昇するので、給気管路 21から供給される空気が送気管路23に送り出されて、挿入部3の先端へ送気 される。この時は、図1の左半部に示されるように、逆止弁42bは弁の内外の 気圧差によって弾性的に変形して押し開かれる。
【0027】 リーク孔47を指先で塞いだ状態で操作釦46を押し込み操作すると、図1の 右半部に示されるように、ピストン32の先端に取り付けられたキャップ42a がシリンダ30の底部テーパ面に押し付けられて、送気管路23の入口が完全に 塞がれる。
【0028】 したがって、給気管路21内の空気は完全に逃げ場がなくなって、貯水タンク 8内の水に高圧が加わる。また、ピストン32外周に形成された通水用の溝39 ,40を介して、給水管路22と送水管路24とが連通する。
【0029】 したがって、空気圧で貯水タンク8から押し出された水が、給水管路22から 送水管路24内に送り出され、挿入部3の先端へ送水される。 内視鏡検査が終了したら、ストッパ筒48をシリンダ30から緩めて取り外す ことによって、ピストン32をシリンダ30から抜き出すことができる。
【0030】 そして、ピストン32の貫通孔34や通気孔44等を洗浄する際には、逆止弁 付きキャップ42を弾性的に変形させてピストン32から取り外すことができる が、キャップ42aと逆止弁42bはそのような着脱作業の際及びピストン32 から取り外された状態でも、常に一体になっている。
【0031】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、例えば図4に示される ように、内径が途中で変化していない円筒状のシリンダ30を用いると共にシリ ンダ30に対する管路の接続位置が異なるようにして、挿入部3側に向かう送水 管路24をシリンダ30開口部口元に、又送気管路23をシリンダ30底部に設 け、汚れやすい上記2つの管路に洗浄ブラシが通り易くした切換弁装置等、種々 のものに適用してもよい。
【0032】
【考案の効果】
本考案の内視鏡の送気装置によれば、ピストンに着脱される逆止弁とキャップ を一体に形成したので、ピストンを洗浄する際に逆止弁とキャップをピストンか ら一体として容易に取り外すことができ、取り外した逆止弁を紛失するおそれも ほとんどなくなる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の切換弁装置の縦断面図であ
る。
【図2】本考案の実施例の内視鏡の送気送水装置の全体
略示図である。
【図3】本考案の実施例の逆止弁付きキャップの半断面
図である。
【図4】本考案の第2の実施例の切換弁装置の縦断面図
である。
【符号の説明】
3 挿入部 20 切換弁装置 21 給気管路 23 送気管路 30 シリンダ 32 ピストン 42 逆止弁付きキャップ 42a キャップ 42b 逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 慶時 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)考案者 松野 真一 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部の先端から空気を噴出させるために
    上記挿入部内に挿通された送気管路の基端側をシリンダ
    の底部に接続して、送気操作を行うためのピストンを上
    記シリンダ内に着脱自在に嵌挿すると共に、上記シリン
    ダ側から上記送気管路側へ向かう空気の流れは阻止せず
    上記送気管路側から上記シリンダ側へ向かう空気の逆流
    は阻止する逆止弁と上記ピストンの内端開口を閉塞する
    ためのキャップとを上記ピストンに対して着脱自在に設
    けた内視鏡の送気装置において、 上記逆止弁と上記キャップとを弾性材によって一体に形
    成したことを特徴とする内視鏡の送気装置。
JP1992046158U 1992-07-02 1992-07-02 内視鏡の送気装置 Expired - Lifetime JP2558172Y2 (ja)

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