JPH08252216A - 内視鏡の吸引管路切換装置 - Google Patents
内視鏡の吸引管路切換装置Info
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Abstract
ル部分が汚れにくく且つ洗浄しやすい内視鏡の吸引管路
切換装置を提供することを目的とする。 【構成】吸引管路4,5の少なくとも一端をシリンダ3
1の側壁部に開口接続し、ピストン34外周面の吸引管
路4の接続開口に対応する位置に連通孔44を開口形成
すると共に、その連通孔44の開口44bの周囲を囲む
シール部材50を設けた。
Description
装置に関する。
引管路の途中に接続されたシリンダ内にピストンを軸方
向に移動自在に嵌挿して、シリンダ内でピストンを進退
させることによって吸引管路の接続と閉塞を切り換える
ようになっている。
された吸引管路を連通させるための連通孔の一端が外周
面に開口形成されているが、その開口からの吸引漏れを
防ぐ必要がある。
分を挟んでその前後位置にシール用のOリングを装着し
ていた(例えば、特開昭63−286129号)。
ストンにOリングを装着するためには、ピストンの外周
に円周溝を形成してその中にOリングを嵌め込む必要が
ある。そして、そのような円周溝に嵌め込まれたOリン
グは汚れやすくて洗浄しにくいので、一つのピストンに
多数のOリングが装着されていると内視鏡使用後の掃除
に非常に手間がかかる欠点がある。
成された連通孔のシール部分が汚れにくく且つ洗浄しや
すい内視鏡の吸引管路切換装置を提供することを目的と
する。
め、本発明の内視鏡の吸引管路切換装置は、吸引管路の
途中に接続されたシリンダ内にピストンを軸方向に移動
自在に嵌挿して、上記シリンダ内で上記ピストンを進退
させることによって上記吸引管路の接続と閉塞を切り換
えるようにした内視鏡の吸引管路切換装置において、上
記吸引管路の少なくとも一端を上記シリンダの側壁部に
開口接続し、上記ピストン外周面の上記吸引管路の接続
開口に対応する位置に連通孔を開口形成すると共に、そ
の連通孔の開口の周囲を囲むシール部材を設けたことを
特徴とする。
視鏡の全体的構成を示しており、可撓管によって外装さ
れた挿入部1の基端には操作部2が連結され、その上半
部に吸引管路切換装置3が配置されている。
引管4,5の途中に接続されており、その一方の吸引管
4の端部は図示されていない外部吸引器に接続され、他
方の吸引管5の端部は挿入部1の先端に開口している。
7はその先端開口、8は鉗子挿入口、9は送気送水切換
装置である。
シリンダ31は操作部2内に配置されていて、外方に向
けて開口する状態に、固定ナット32によって操作部2
に固定されている。33はシール用のOリングである。
がシリンダ31の中間部分の側壁面に開口形成され、挿
入部1の先端に至る吸引管5の端部がシリンダ31の底
端部に開口接続されている。
に進退自在に嵌挿されていて、その先側の半部はシリン
ダ31から前方に突出している。そして、ピストン34
の頭部には接続環35を介して操作ボタン36が取り付
けられている。
色のプラスチックで形成された指標軸37が、外面から
その突端面が見えるように、接続環35と操作ボタン3
6との間に挟み込まれて固定されている。
イルスプリング38によって一体的に外方向けて付勢さ
れており、そのスプリング38の基端側を受ける受け筒
39は、ピストン34が所定状態以上にシリンダ31内
から抜け出すのを阻止するストッパになっている。
たゴム製の固定環40は、下端部の内周部分が固定ナッ
ト32の突端部に引っ掛かり係合して、ピストン34と
操作ボタン36のユニットをシリンダ31に固定してい
る。
2との係合を解けば、ピストン34をシリンダ31から
外方に引き出すことができる。42,43は、ピストン
34がシリンダ31に対して回転するのを規制するため
にシリンダ31から突設されたピンと、そのピンが係合
する縦溝である。
する部分に連通孔44が穿設されており、その連通孔4
4の一端側の開口44aはピストン34の奥側の端部に
位置し、もう一方の端部の開口44bは、外部吸引器に
接続された吸引管4のシリンダ31における接続開口に
対応して、ピストン34の外周面に位置している。
吸引管4のシリンダ開口の直径とほぼ同寸法であり、そ
の連通孔44の開口44bの周囲を囲むように、弾力性
のあるゴム製の環状のシール部材50がピストン34に
嵌め込まれていて、シリンダ31の内周面に密接してい
る。
て、その内径は連通孔44の内径とほぼ同寸法であり、
連通孔44の開口44bの内径が座ぐり状に太く形成さ
れていて、そこにシール部材50が嵌め込まれている。
したがって、シール部材50への汚物の付着などは非常
に少ない。
されるように、ピストン34をシリンダ31内に押し込
んだ状態の時に、外部吸引器に接続された吸引管4のシ
リンダ開口に対向するように形成されている。
態の位置では、図3に示されるように、ピストン外周面
の開口44bは吸引管4のシリンダ開口とシリンダ31
の口元との中間に位置し、ピストン34に形成された円
周溝45が吸引管4のシリンダ開口に面している。
部分的に切除して形成された通気部46と、さらにその
頭部寄りの位置に形成された通気孔47とを介して、大
気と連通している。
を通じて大気が吸引管4に吸引されており、二つの吸引
管4,5の間は、シール部材50と、ピストン34の奥
側端部に装着されたOリング48によって閉塞されてい
る。したがって、挿入部1に至る吸引管5側には吸引力
は全く作用しない。
先で操作ボタン36を押してピストン34をシリンダ3
1内に押し込むと、シリンダ外周面の開口44bが吸引
管4のシリンダ開口と対向する位置に来て、二つの吸引
管4,5が連通孔44を介して連通し、先端開口7から
の吸引が行われる。
44の端部開口44aの周囲はOリング48でシールさ
れ、ピストン外周面の開口44bの周囲はシール部材5
0でシールされる。したがって、ピストン34の周辺か
ら吸引管4への大気の吸い込みは全く発生しない。
定ナット32の係合を外すことにより、図4に示される
ように、ピストン34と操作ボタン36等をユニットと
して一体的にシリンダ31から取り外すことができる。
ール部材50がピストン34の外周面に大きく露出する
ので、その部分を容易に十分に洗浄することができる。
通孔を開口形成して、その連通孔の開口の周囲を囲んで
シール部材を設けたので、シール部の構造が簡単で汚れ
にくく且つ洗浄しやすい優れた効果を有する。
の縦断面図である。
の縦断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】吸引管路の途中に接続されたシリンダ内に
ピストンを軸方向に移動自在に嵌挿して、上記シリンダ
内で上記ピストンを進退させることによって上記吸引管
路の接続と閉塞を切り換えるようにした内視鏡の吸引管
路切換装置において、 上記吸引管路の少なくとも一端を上記シリンダの側壁部
に開口接続し、上記ピストン外周面の上記吸引管路の接
続開口に対応する位置に連通孔を開口形成すると共に、
その連通孔の開口の周囲を囲むシール部材を設けたこと
を特徴とする内視鏡の吸引管路切換装置。
Priority Applications (3)
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