JPS6351690B2 - - Google Patents

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JPS6351690B2
JPS6351690B2 JP56152689A JP15268981A JPS6351690B2 JP S6351690 B2 JPS6351690 B2 JP S6351690B2 JP 56152689 A JP56152689 A JP 56152689A JP 15268981 A JP15268981 A JP 15268981A JP S6351690 B2 JPS6351690 B2 JP S6351690B2
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JP
Japan
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cylinder
tube
suction
piston
brush
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Application number
JP56152689A
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English (en)
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JPS5854925A (ja
Inventor
Hisao Yabe
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP86102292A priority patent/EP0189947B1/en
Priority to AT86102292T priority patent/ATE45487T1/de
Priority to EP82108251A priority patent/EP0075188B1/en
Priority to DE8282108251T priority patent/DE3277682D1/de
Priority to AT82108251T priority patent/ATE30840T1/de
Priority to DE8686102292T priority patent/DE3279883D1/de
Publication of JPS5854925A publication Critical patent/JPS5854925A/ja
Priority to US06/685,618 priority patent/US4562830A/en
Publication of JPS6351690B2 publication Critical patent/JPS6351690B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は吸引管路のブラツシングを容易に行
なえるようにした内視鏡の吸引装置に関する。
一般に内視鏡には、体腔内の粘液、汚物、血液
などを吸引除去するための吸引管路が設けられた
ものがある。この吸引管路は、通常内視鏡の操作
部から挿入部先端部ままでの上流側となる第1の
チユーブと、操作部からユニバーサルコードの末
端に接続されたコネクタまでの下流側となる第2
のチユーブとに分割されていて、これらチユーブ
の操作部内に位置する一端部は操作部に設けられ
た吸引切換弁に接続されている。そして、この吸
引切換弁を操作することによつて吸引が行なえる
ようになつている。
ところで、近年、HB坑原などによる院内感染
が問題となつており、とくに患者の血液で汚染さ
れる吸引管路は単に消毒液を通すだけでなく、ブ
ラシを挿通して内部をブラツシングする必要性が
訴えられている。そこで、このようなブラツシン
グを可能とするために上記吸引切換弁を構成する
ピストンをシリンダから着脱自在にし、ピストン
を取り外すことによつて操作部に開口するシリン
ダからこのシリンダに一端部を接続した吸引管路
の上流側と下流側のチユーブにそれぞれブラシを
挿通してブラツシングをすることが考えられてい
る。すなわち、ブラシを挿入部の先端面に開口し
た第1のチユーブの他端部やコネクタに開口した
第2のチユーブの他端部から挿通したのでは、吸
引管路内の汚物などが吸引切換弁から操作部に漏
れてしまう。この操作部にはアングルノブや接眼
部が設けられているので、これらが汚染されると
その洗浄消毒に多大な労力が必要となる。したが
つて吸引管路をブラツシングする場合には、上述
したごとく吸引切換弁のシリンダから上流側と下
流側のチユーブにそれぞれブラシを挿通すること
が最良である。
しかしながら、従来の内視鏡は、上記吸引管路
の上流側または下流側のチユーブの一端部のう
ち、少なくとも一方がシリンダの周壁に接続され
ていた。そのため、シリンダの周壁に接続された
チユーブは、シリンダの軸線に対して直交した状
態で開口しているので、このチユーブにブラシを
挿通するのが極めて困難であり、また無理にブラ
シを挿通すると、このブラシをすぐに傷めてしま
うなどの問題が生じる。
この発明は上記事情にもとづきなされたもの
で、その目的とするところは、吸引管路の上流側
と下流側との一端部をシリンダの底部に接続する
ことによつて、シリンダから上記吸引管路の上流
側と下流側にそれぞれブラシを容易に、しかもす
ぐに傷めるようなことなく挿通してブラツシング
を行なえるようにした内視鏡の吸引装置を提供す
ることにある。
以下、この発明の第1の実施例を第1図乃至第
4図を参照して説明する。第1図中1は内視鏡で
ある。この内視鏡1は挿入部2と操作部3とから
なり、操作部3には末端にコネクタ4を有するユ
ニバーサルコード5が接続されている。また、挿
入部2には観察光学系6が設けられ、この観察光
学系6は操作部3に設けられた接眼部7と光学的
に接続されている。
一方、内視鏡1には吸引管路8が形成されてい
る。この吸引管路8は、挿入部2から操作部3に
至る上流側となる第1のチユーブ9と、操作部3
からユニバーサルコード5を介してコネクタ4に
至る下流側となる第2のチユーブ10とから形成
されている。上記第1のチユーブ9の一端部は操
作部3に設けられた吸引切換弁11に接続され、
他端部は挿入部2の先端面2aに開口している。
また、第2のチユーブ10の一端部は上記吸引切
換弁11に接続され、他端部は上記コネクタ4に
設けられた図示せぬ吸引ポンプに接続される口金
4aに連通している。
上記吸引切換弁11は第2図と第3図に示すよ
うに構成されている。すなわち、操作部3の壁体
3aには取付孔12が穿設され、この取付孔12
には第1のシリンダ13が嵌挿されている。この
第1のシリンダ13は壁体3aから操作部3の外
部に突出した一端が開口した有底筒状をなしてい
て、外周壁中途部には上記壁体3aの内面に係合
する段部14が形成され、一端部外周面にはねじ
15が形成されている。そして、このねじ15に
螺着された環状の止め体16によつて第1のシリ
ンダ13が壁体3aに固定されている。上記止め
体16は上部フランジ16aと、この上部フラン
ジ16aよりも大径な下部フランジ16bを有す
る断面ほぼコ字状をなしていて、下部フランジ1
6bが壁体3aの外面に接合している。また、第
1のシリンダ13の底部には、径方向の中心から
ずれた位置に第1の接続管17と、径方向の中心
に第2の接続管18とが設けられている。この第
2の接続管18は大径部18aと小径部18bと
からなり、これらの境界部には当接段部19が形
成されている。そして、第1の接続管17に上記
第1のチユーブ9の一端部が接続され、第2の接
続管18の小径部18bに上記第2のチユーブ1
0の一端部が接続されている。すなわち、第1,
第2のチユーブ9,10の一端部は第1のシリン
ダ13の底部に開口するように接続されている。
また、第1のシリンダ13には第2のシリンダ2
0が嵌入されている。この第2のシリンダ20
は、外周面を第1のシリンダ13の内周面に気密
に接合させているとともに、第1のシリンダ13
から突出した上端部には上記止め体16の上部フ
ランジ16aとほぼ同径のフランジ21が形成さ
れ、また中心部には軸方向に貫通した挿通孔22
が穿設されている。この挿通孔22には、ピスト
ン23が上下動自在に嵌挿されている。このピス
トン23には軸方向全長にわたるリーク路24が
穿設され、周壁中途部にはリーク路24と連通す
る連通孔25が設けられている。さらに、ピスト
ン23には第2のシリンダ20から外部に突出し
た一端部には断面ほぼコ字状の凹部26が形成さ
れている。そして、ピストン23は合成樹脂やゴ
ムなどの弾性材料からなる付勢部材27よつて第
2図に示すよう一端部が第2のシリンダ20から
突出する状態に弾性的に保持されている。すなわ
ち、この付勢部材27は上下面が開口したほぼス
カート状をなしていて、上端部には径方向内方へ
突出した環状鍔部28が形成され、下端部内周面
には第1の環状溝29と第2の環状溝30とが形
成されている。そして、付勢部材27は第1,第
2の環状溝29,30を止め体16の上部フラン
ジ16aと第2のシリンダ20のフランジ21に
それぞれ着脱自在に嵌合させ、環状鍔部28を上
記ピストン23の凹部26に嵌合させることによ
りピストン23の外周面を覆うように設けられて
いる。したがつて、付勢部材27の第1の環状溝
29を止め体16の上部フランジ16aから外す
ことにより、この付勢部材27とともにピストン
23と第2のシリンダ20とを第1のシリンダ1
3から取り外すことができるようになつている。
なお、ピストン23が付勢部材27によつて第
2図に示すように保持されているときには、ピス
トン23に形成された連通孔25が第2のシリン
ダ20の挿通孔22内に位置するとともに下端部
が第2の接続管18に嵌入しているため、第1の
チユーブ9と第2のチユーブ10とは遮断されて
いる。また、第3図に示すようにピストン23を
その下端面が第2の接続管18に形成された当接
段部19に当接するまで付勢部材27の復元力に
抗して押し込むと、上記連通孔25が第2のシリ
ンダ20の挿通孔22から露出するので、この連
通孔25を介して第1のチユーブ9と第2のチユ
ーブ10とが連通するようになつている。
このような構成の内視鏡において、コネクタ4
の口金4aに接続された図示せぬ吸引ポンプを作
動させると、吸引切換弁11が第2図に示すよう
になんら操作されていない状態では、第1のチユ
ーブ9と第2のチユーブ10とはピストン23に
よつて遮断されているので、第2のチユーブ10
に作用した吸引力によつてピストン23のリーク
路24を介して大気が吸引される。したがつて、
体腔内の汚物などが吸引されることがない。体腔
内の汚物などを吸引除去するには、第3図に示す
ように上記リーク路24を指で塞いでピストン2
3を押し込む。すると、第1のチユーブ9と第2
のチユーブ10とがピストン23の連通孔25を
介して連通するので、吸引力が第2のチユーブ1
0を介して第1のチユーブ9に作用して体腔内の
汚物などが吸引除去されることになる。
このようにして使用された内視鏡1は、その吸
引管路8が汚物などによつて汚染されるから、使
用後には上記吸引管路8を洗浄しなければならな
い。その場合には第4図に示すような洗浄装置3
1を用いる。この洗浄装置31は、ブラシ32
と、可撓性合成樹脂やゴムなどの透明な弾性材料
によつて成形されたカバー33とからなる。すな
わち、ブラシ32は撚合したワイヤ34の先端部
に所定長さでブラシ毛を設けて毛部35を形成し
ている。また、カバー33は下面が開口したキヤ
ツプ状をなしていて、下端内周面には上記止め体
16の上部フランジ16aに着脱自在に嵌合する
取付溝36が形成されているとともに頂部には通
孔37が穿設されていて、この通孔37に上記ブ
ラシ32のワイヤ34がほぼ気密状態に挿通され
ている。なお、カバー33の高さ寸法は、後述す
るごとくカバー33を止め体16取着したとき
に、カバー33と第1のシリンダ13とがなす空
間部の高さ寸法がブラシ32の毛部35の長さ寸
法よりも長くなるように設定されている。
このような洗浄装置31を用いて吸引管路8を
洗浄するには以下のごとく行なう。まず、通常の
吸引操作によつて吸引管路8に消毒液を十分吸引
したのち、空気を吸引して吸引管路8の水切りを
行なつたならば、吸引ポンプを停止する。つぎ
に、付勢部材27とともにピストン23と第2の
シリンダ20とを第1のシリンダ13から取り外
したのち、ブラシ32が挿通されたカバー33を
第1のシリンダ13の開口部、すなわち止め体1
6の上部のフランジ16aに取付溝36を嵌合さ
せて取着する。カバー33を取着したならば、こ
のカバー33は透明であるから中を覗きながらブ
ラシ32をまず第1の接続管17から第1のチユ
ーブ9側に挿入し、毛部35を挿入部2の先端面
2aから突き出してから、挿入部2の先端部を消
毒液の中に入れる。ここで、再び吸引ポンプを作
動させ、消毒液を吸引しながらブラシ32を引
き、第1のチユーブ9をブラツシングしながら消
毒する。このとき、第1のシリンダ13にはカバ
ー33が取着されているとともに、ブラシ32の
ワイヤ34とカバー33の通孔37とがほぼ気密
状態にあるので、消毒液や汚物などが外部に飛散
することがない。そして、透明なカバー33を介
して第1のシリンダ13内を流れる消毒液の色を
見ながら、第1のチユーブ9内をブラツシングす
る。
このようにして、第1のチユーブ9内のブラツ
シングを終えたなら、ブラシ32の毛部35を第
1のチユーブ9から引き出して第2のチユーブ1
0に入れる。このとき、ブラシ32の毛部35の
長さ寸法は、第1のシリンダ13とカバー33と
がなす空間部の高さ寸法よりも短かいから、カバ
ー33を外さずにブラシ32の毛部35を第1の
チユーブ9から第2のチユーブ10に移すことが
でき、衛生的である。このようにしてブラシ32
を第2のチユーブ10に通したならば、この第2
のチユーブ10を第1のチユーブ9と同様に消毒
液を流がしながらブラツシングする。この第2の
チユーブ10のブラツシングに際しては、コネク
タ4の口金4aと吸引ポンプとを透明ホースで接
続しておけば、ブラシ32を第2のチユーブ10
に通したときにその毛部35が口金4aから突出
したかどうかを確認することができ、また第2の
チユーブ10を流れる消毒液の色も確認すること
ができる。
すなわち、上記構成の吸引切換弁11によれ
ば、吸引管路8の上流側と下流側とを形成する第
1,第2のチユーブ9,10の一端部が第1のシ
リンダ13の底部に開口するよう接続されている
ので、ブラシ32を第1のシリンダ13から各チ
ユーブ9,10に挿通するとき、ブラシ32の先
端部を折曲させずに容易に挿通させることができ
る。
なお、カバー33を用いずに吸引管路8をブラ
ツシングするときには、吸引ポンプを停止して消
毒液を流がさずにブラツシングだけを行なえばよ
い。
第5図乃至第8図はこの発明の第2乃至第5の
実施例を示し、これら各実施例は第1の実施例と
吸引切換弁11の構成が異なる。
すなわち、第5図に示す第2の実施例は、ピス
トン23が挿通される第2のシリンダ20の挿通
孔22をこの第2のシリンダ20の偏心位置に穿
設した。そして、付勢部材27に形成されるピス
トン23を保持するための環状鍔部28を挿通孔
22と対応させて偏心させるとともに、第2のチ
ユーブ10の一端部が接続される第2の接続管1
8も第1のシリンダ13の底部の上記ピストン2
3と対応する偏心位置に接続した。さらに、第1
のチユーブ9の一端部が接続される第1の接続管
17を第1のシリンダ13の底部にこの第1のシ
リンダ13の軸線に対して傾けて接続した。
このような構成によれば、第2の接続管18を
偏心させて第1のシリンダ13の底部に接続した
ことにより、第1の接続管17を第1の実施例に
比べて第1のシリンダ13の底部の中心軸方向に
ずらして接続することができるから、この第1の
接続管17から第1のチユーブ9へのブラシ32
の挿入がしやすくなり、さらに第1の接続管17
が傾いていることによつてもブラシ32の挿入が
容易となる。
第6図に示す第3の実施例は、1つのシリンダ
38によつて吸引切換弁11を構成した。すなわ
ち、上記シリンダ38には、その中心に挿通孔2
2が穿設されているとともに挿通孔22と軸線を
平行にしてブラシ孔39が穿設されている。上記
シリンダ38の底部には、ブラシ孔39に連通す
る第1のチユーブ9が接続された第1の接続管1
7と、挿通孔22に連通する第2のチユーブ10
が接続された第2の接続管18とが設けられてい
る。また、挿通孔22に挿入されたピストン23
は、中途部にシリンダ38の内径寸法とほぼ同径
の第1の鍔40が設けられ、上端に第1の鍔40
に比べて小径な第2の鍔41が設けられている。
このピストン23を弾性的に保持する付勢部材2
7は、ほぼ半球形状をなしていて、下端部内周面
には止め体16の上部フランジ16aと着脱自在
に嵌合する第1の環状溝29およびシリンダ38
の上端開口面からこの径方向内側に突出する突条
42が設けられている。また、付勢部材27の頂
部には係合孔43が穿設されている。そして、ピ
ストン23は、上記係合孔43に第2の鍔41を
係合させて弾性的に保持されているとともにシリ
ンダ38に嵌入させた第1の鍔40の周辺部上面
を上記突条42に係合させてシリンダ38から抜
出しないように設けられている。さらに、ピスト
ン23には、その下端面に開放した位置決め溝4
4が形成され、この位置決め溝44にはシリンダ
38の径方向に螺挿された位置決めピン45の先
端部が係合してピストン23の回転方向の位置決
めがなされている。また、シリンダ38には、挿
通孔22とブラシ孔39とを隔別した壁部に横孔
46が穿設されている。そして、ピストン23を
その第1の鍔40がシリンダ38内に形成された
段部38cに当接するまで押し込むと、ピストン
23に設けられた連通孔25と上記横孔46が対
向するので、第1のチユーブ9と第2のチユーブ
10とが連通するようになつている。
このような構成においても、ブラシ孔39を介
して第1のチユーブ9と、挿通孔22を介して第
2のチユーブ10とにそれぞれブラシ32を挿通
してこれらチユーブ9,10をブラツシングする
ことができる。
第7図に示す第4の実施例の吸引切換弁11
は、第3の実施例同様1つのシリンダ38よつて
形成されているが、各部の構成がわずかに異な
る。すなわち、シリンダ38は、本体38aとこ
の本体38aの偏心位置に挿通された筒体38b
とが一体に固着されてなり、上記筒体38bによ
つてピストン23が挿通される挿通孔22が形成
されているとともに本体38aの下端面である底
部から突出した下端部が第1のチユーブ9が接続
される第1の接続管17を兼ねている。なお、本
体38a内の残りの空間部はブラシ孔39となつ
ている。さらに、本体38aの底部には、第2の
チユーブ10を接続した第2の接続管18が本体
38aの軸線に対して傾いて接続されている。上
記ピストン23は、上端が閉塞され下端が開口し
た筒状をなしていて、この内部空間を連通路47
としている。すなわち、ピストン23には大気に
直接開口するリーク路24が設けられていない。
さらに、ピストン23の周壁上部には位置決め溝
44が軸方向に沿つて形成され、ここには上記筒
体38bの周壁に設けられた位置決めピン45が
係合し、ピストン23の回転方向の位置決めがな
されている。
また、シリンダ38を操作部3の壁体3aに穿
設された取付孔12に取着する止め体16には、
上記シリンダ38が螺合するねじ孔48が筒体3
8bと対応して偏心して穿設されている。したが
つて、上記止め体16の上部フランジ16aに下
端部内周面に形成された第1の環状溝29を嵌合
させて設けられる付勢部材27はこの軸線に対し
て対称な回転体に形成されている。この付勢部材
27には、頂部に穿設された係合孔43の内周面
に凹溝49が刻設され、この凹溝49にピストン
23の上端に設けられた鍔50が気密に嵌合して
いる。さらに、付勢部材27の周壁には内方へ折
曲されたくびれ部51が形成され、このくびれ部
51を形成する一方の壁部27aには吸引孔52
が穿設されている。そして、付勢部材27によつ
てピストン23が弾性的に保持された状態におい
ては、ピストン23に形成された連通孔25とシ
リンダ38の筒体38bに穿設された横孔46と
が遮断されているため、第2のチユーブ10に発
生した吸引力によつてブラシ孔39を介して付勢
部材27に穿設された吸引孔52から大気を吸引
する。また、ピストン23を押し込むと、連通孔
25と横孔46を介して第1のチユーブ9と第2
のチユーブ10とが連通するとともに、付勢部材
27が圧縮されることによりくびれ部51の一方
の壁部27aに他方の壁部27bが密着して吸引
孔52が密閉されるので、第2のチユーブ10に
発生した吸引力が第1のチユーブ9に作用して体
腔内の汚物などが吸引されることになる。
したがつて、このような構成によれば、上記各
実施例同様第1,第2のチユーブ9,10にブラ
シ32を挿通してこれらチユーブ9,10をブラ
ツシングすることができるとともに、挿通孔22
が偏心していることおよび第2の接続管18が傾
いていることにより、第5図に示す第2の実施例
同様第1,第2のチユーブ9,10へのブラシ3
2の挿通がしやすい。
第8図はこの発明の第5の実施例で、この実施
例の吸引切換弁11は第6図に示す第3の実施例
と第7図に示す第4の実施例とを組合せた構成と
なつている。すなわち、シリンダ38にはこの偏
心位置に挿通孔22を穿設し、この挿通孔22の
下端部、すなわちシリンダ38の底部に第2のチ
ユーブ10が接続される第2の接続管18を設け
るとともに、上記シリンダ38にはこの軸線に対
して傾き一端が上記挿通孔22に連通し他端がシ
リンダ38の底部に開放したブラシ孔39を穿設
し、このブラシ孔39に第1のチユーブ9を直接
に接続した。
また、上記挿通孔22に挿入されるピストン2
3は上端が閉塞され下端が開口した筒状をなして
いて、この内部空間を連通路47としている。す
なわち、ピストン23には大気に直接開口するリ
ーク路24が設けられていない。さらに、ピスト
ン23には、その下端面に開放した位置決め溝4
4が形成され、この位置決め溝44にはシリンダ
38の径方向に設けられた位置決めピン45の先
端部が係合してピストン23の回転方向の位置決
めがなされている。また、ピストン23の上端に
はこのピストン23に対して偏心しシリンダ38
に対して軸心を一致させた軸体53が設けられて
いる。この軸体53の下端部には第1の鍔54が
形成され、上端部には第2の鍔55が形成されて
いる。そして、ピストン23を弾性的に保持する
付勢部材27は、周壁が凹凸状となつていて、こ
の周壁の凸部となる部分に吸引孔52が穿設さ
れ、頂部には上記軸体53の第2の鍔55が嵌合
する係合溝57が形成されている。さらに、付勢
部材27の下端部内周面にはピストン23がシリ
ンダ38から抜出するのを防止するために、ピス
トン23の外周面中途部に穿設された突起58の
上面と係合する突条42が設けられている。
上記付勢部材27によつてピストン23が保持
された状態においては、このピストン23の周壁
に穿設された連通孔25がシリンダ38の上端面
から突出していて、この連通孔25および付勢部
材27に穿設された吸引孔52を介して第2のチ
ユーブ10を大気に連通させ、また、ピストン2
3の挿通孔22内に位置する部分によつて上記ブ
ラシ孔39が閉塞されている。なお、シリンダ3
8の上端面には、上記連通孔25と対向する壁体
59が穿設され、この壁体59によつて連通路4
7からの汚物などが連通孔25を介して吸引孔5
2から噴出するのを防止している。また、ピスト
ン23を付勢部材27の復元力に抗して軸体53
の下端部に設けられた第1の鍔54がシリンダ3
8の上端面に当接するまで押し込めば、連通孔2
5がブラシ孔39と対向するから、第1のチユー
ブ9と第2のチユーブ10とがピストン23に形
成された連通路47を介して連通する。
このような構成においても、シリンダ38から
付勢部材27とともにピストン23を取り外せ
ば、第1のチユーブ9と第2のチユーブ10にそ
れぞれブラシ32を挿通してこれらチユーブ9,
10をブラツシングすることができる。
以上述べたようにこの発明は、吸引管路の上流
側と下流側の一端部を吸引切換弁のシリンダの底
部に接続したから、上記吸引管路をブラツシング
するときに、上記シリンダから吸引管路の上流側
と下流側とにブラシを傷めるようなことなく容易
に挿通することができる。したがつて、吸引管路
のブラツシングを確実かつ能率よく行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの発明の第1の実施例を
示し、第1図は内視鏡の概略的構成図、第2図は
吸引切換弁の断面図、第3図は同じく吸引状態に
操作したときの断面図、第4図は吸引管路を洗浄
するときの説明図、第5図乃至第8図はそれぞれ
この発明の第2乃至第5の実施例を示す吸引切換
弁の断面図である。 8……吸引管路、9……第1のチユーブ(上流
側)、10……第2のチユーブ(下流側)、11…
…吸引切換弁、13……第1のシリンダ、23…
…ピストン、38……シリンダ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有底筒状のシリンダおよびこのシリンダに対
    して着脱自在なピストンからなる吸引切換弁を有
    し、この吸引切換弁の上記シリンダに吸引管路の
    上流側と下流側との一端部が接続される内視鏡の
    吸引装置において、上記吸引管路の上流側と下流
    側との一端部を上記シリンダの底部近傍に接続し
    たことを特徴とする内視鏡の吸引装置。 2 吸引管路の上流側と下流側との一端部をシリ
    ンダの中心軸からずらしてこのシリンダの底部近
    傍に接続したことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の内視鏡の吸引装置。 3 吸引管路の上流側と下流側との一端部のうち
    少なくとも一方をシリンダの中心軸に対して傾け
    て上記シリンダの底部近傍に接続したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    内視鏡の吸引装置。 4 一端部をシリンダの中心軸に対して傾けてこ
    のシリンダの底部近傍に接続された吸引管路は他
    端部が内視鏡の挿入部の先端に至る上流側である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の内
    視鏡の吸引装置。
JP56152689A 1981-09-17 1981-09-26 内視鏡の吸引装置 Granted JPS5854925A (ja)

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