JPH0434802Y2 - - Google Patents

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JPH0434802Y2
JPH0434802Y2 JP1984139279U JP13927984U JPH0434802Y2 JP H0434802 Y2 JPH0434802 Y2 JP H0434802Y2 JP 1984139279 U JP1984139279 U JP 1984139279U JP 13927984 U JP13927984 U JP 13927984U JP H0434802 Y2 JPH0434802 Y2 JP H0434802Y2
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JP
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slit
small hole
insertion port
forceps plug
port body
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JP1984139279U
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、処置具挿入用チヤンネルの挿入口を
閉塞するための内視鏡用鉗子栓に関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 一般に内視鏡を用いた医療検査および手術等に
おいては、内視鏡を通して患者の体内に薬液を注
入したり、病変部位を切除・採取するといつた
種々の処置を行つている。このため、内視鏡には
上記処置をするための処置具を挿通する鉗子チヤ
ンネルが設けられているが、体腔内圧の変化によ
つて体腔内の空気や汚物が鉗子チヤンネルを通つ
て外部へ洩れ出すことがある。このため、鉗子挿
入口に鉗子栓を設けて、空気や汚物の洩出を防止
している。この鉗子栓はゴムなどの弾性材料で作
られ、処置具を挿通するためのスリツトが設けら
れている。このスリツトは通常気密に閉じてい
て、処置具を押し当てることによつて開き、処置
具をチヤンネル内に挿通することができる。
しかし、スリツトの場合、処置具挿通時に鉗子
栓からのもれがあるため、さらに、中央に処置具
の径より小さい径の孔を設けた弾性部材を加えて
気密にする方法が特開昭59−14837号公報に開示
されている。鉗子栓1は、第8図に示すように、
内視鏡操作部2の挿入口体3と、同軸の鉗子栓本
体4内に設けられている。この鉗子栓1は中央部
に処置具の径より小さい孔5を開設した弾性栓6
と、中央部にスリツト7を形成した弾性栓8とを
重ね合せ、これらを一対の締付けリングによつて
挟持し、固定リング9によつて固定してなるもの
である。しかし、この方法では、2つの弾性栓を
用いるので部品点数が増え、高価になり、組み込
みが煩雑で2つの弾性栓の間を洗浄しにくいとい
う欠点があつた。
[考案の目的] 本考案は、簡単な構造で、複数の弾性部材間の
結合、分離が容易で、洗浄も簡単な内視鏡用鉗子
栓を提供することを目的とする。
[考案の概要] 本考案は、処置具挿入口を閉塞するために弾性
部材で作られた鉗子栓であり、処置具が挿通可能
な複数の弾性弁を連結部によつて連結して形成
し、弾性弁に設けられた互いに結合できる結合部
を設け、嵌合部によつて内視鏡操作部に設けた挿
入口を覆い、処置具を挿通することができる。
[考案の実施例] 以下に本考案の一実施例を第1図から第5図に
基づいて説明する。第2図は内視鏡全体を示す図
で、内視鏡本体10は操作部12と挿入部14と
からなり、操作部12にはユニバーサルコード1
5が連結され、その先端は図示しない光源に接続
される。また、挿入部14の先端には弯曲部16
を介して先端構成部18が連結してなり、上記弯
曲部16は操作部12に設けた図示しないアング
ル操作ノブにより遠隔的に弯曲操作ができるよう
になつている。さらに、操作部12には、鉗子等
の処置具19を挿入するための処置具挿入口20
をもつ挿入口体21が設けられ、この挿入口体2
1には、挿入部14、弯曲部16の内部を通つて
先端構成部18の先端に一端が開口するチヤンネ
ル22の他端が接続されている。尚、挿入口体2
1には処置具挿入口20を閉塞する鉗子栓24が
設けられている。
次に第1図は挿入口体21に処置具挿入口20
を閉塞する鉗子栓24を取り付けたときの断面
図、第3図は正面図、第4図は平面図である。鉗
子栓24は、シリコンゴム・フツ素ゴム・ニトリ
ルブチルゴム等の弾性材料で作られており、スリ
ツト部26と小孔部28と連結部30とからなつ
ている。スリツト部26は略円筒状で、その上面
は半球状の凹面31となり、中心には−球、+球
あるいはY状のスリツト32が形成されている。
そして、スリツト部26の側面より、断面が矩形
状で弯曲自在な連結部30が延出し、小孔部28
の側面に連結している。小孔部28は断面Hの略
円筒状で、その上面は凹部34となり、中心には
処置具の径より小さい径の孔36が形成されてい
る。さらに挿入口体21の先端は、溝38を掘つ
てフランジ部40を形成しており、小孔部28に
設けられた嵌合部42と嵌合している。
さらに、スリツト部26と小孔部28には互い
に結合する結合部44,45が設けられている。
スリツト部26側の結合部44は溝部46とフラ
ンジ48よりなり、また、小孔部28側の結合部
45は溝部50とフランジ52よりなつている。
そして、スリツト部26側の溝部46と小孔部2
8側のフランジ52、スリツト部26側のフラン
ジ48と小孔部28側の溝部50が互いに同軸に
連結するようになつている。尚、フランジ48,
52は面取りがしてあるため、結合しやすくなつ
ている。
次に本考案の作用を述べると、まず、内視鏡1
0の挿入部14を体腔内へ挿入する。この際、鉗
子栓24はスリツト部26と小孔部28とにそれ
ぞれ設けられた結合部44,45によつて互いに
結合され、さらに、小孔部28に設けられた嵌合
部42によつて挿入口体21に取りつけられる。
この状態でスリツト32は密着しているので、体
腔内と外部とは気密が保たれている。次に鉗子口
体21に取り付けられた鉗子栓24より処置具1
9をチヤンネル22を通して体腔内へ挿入する。
処置具19は、スリツト部26の中心に設けられ
たスリツト32を割つて入り、さらに小孔部28
に設けられた処置具19の径より小さい孔36を
通過してチヤンネル22に至る。
また、第5図で示すように、小孔部28を挿入
口体21に取り付けたまま、スリツト部26を結
合部45より取りはずしてチユーブなどの処置具
19を挿通することもできる。
上述のように、鉗子栓24は、スリツト部26
と小孔部28とを連結部30によつて一体化した
ことによつて、構造が簡単で安価になり、また、
スリツト部26と小孔部28にそれぞれ結合部4
4,45を設け、小孔部28に嵌合部42を設け
て挿入口体21に嵌合させたことにより結合・分
離や挿入口体21への着脱が容易となり、そのた
めスリツト部26と小孔部28との間や挿入口体
21の洗浄が容易に行なえるようになつた。さら
に、第5図のように小孔部28を挿入口体21に
取り付けたまま、スリツト部26のみをはずして
処置具19を挿通すれば、スリツト32を押し拡
げる必要がないので軽い力量で、また気密を保つ
たまま処置具の挿脱が可能となり、チユーブのよ
うな可撓性の良い処置具も使用できる。また、特
にスリツト32の長さを処置具19の径よりも長
くすれば、スリツト32を押し拡げる力量が軽く
てすむので同様の効果が得られる。
第6図は本考案の他の実施例を示す図である。
尚、前記実施例と同一の部分には同一の符号を付
して説明を省略する。本実施例では、スリツト部
54に挿入口体21との嵌合部56を設けて、さ
らに小孔部58に凹面60を形成している。
上述のような構成により、スリツト部54を挿
入口体21に取り付けたまま、小孔部58のみを
はずしても、スリツト32は密着しているので体
腔内と外部との気密を保つことができる。
第7図は本考案のさらに他の実施例を示す図で
ある。挿入口体21に取り付けられた鉗子栓24
の小孔部62の嵌合部42側には半球状の凹面6
4が設けられ、さらにまたスリツト部66にも嵌
合部68が設けられていて、挿入口体21と嵌合
自在となつている。
上述のような構成により、挿入口体21に鉗子
栓24を取り付ける際に、小径部62、スリツト
部66側のいずれも取り付けることができる。
尚、小径部の孔の上面を面取りして、処置具の
挿入性を高めることもできる。
[考案の効果] 本考案は、複数の弾性弁を連結部によつて一体
成形し、それぞれに結合部を設けたことにより、
構成が簡単で安価であり、複数の弾性弁間の結
合・分離が容易となり、洗浄が容易に行なえるよ
うになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す図、第2図は
本考案の鉗子栓を内視鏡に取りつけた全体図、第
3図は本考案の正面図、第4図は本考案の平面
図、第5図は一実施例のスリツト部を取りはずし
処置具を挿入した図、第6図は他の実施例を示す
図、第7図はさらに他の実施例を示す図、第8図
は先行技術を示す図である。 19……処置具、21……挿入口体、24……
鉗子栓、26,54,66……スリツト部、2
8,58,62……小孔部、30……連結部、4
2,68……嵌合部、44,45……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内視鏡に設けられ、処置具を挿通するチヤンネ
    ルが接続される挿入口体に嵌合し、弾性部材より
    なる内視鏡用鉗子栓において、上記鉗子栓はスリ
    ツトを有するスリツト部と、処置具の径よりも小
    さい孔を有する小孔部と、前記スリツト部と小孔
    部を連結して形成する連結部と、上記スリツト部
    と小孔部の両者に設けられ、互いに結合できる結
    合部と、上記スリツト部または小孔部の少なくと
    も一方に設けられ、上記挿入口体と嵌合自在な嵌
    合部とからなることを特徴とする内視鏡用鉗子
    栓。
JP1984139279U 1984-09-13 1984-09-13 Expired JPH0434802Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984139279U JPH0434802Y2 (ja) 1984-09-13 1984-09-13
US06/773,122 US4653477A (en) 1984-09-13 1985-09-06 Endoscope forceps stopcock
DE19853532560 DE3532560A1 (de) 1984-09-13 1985-09-12 Verschlussvorrichtung fuer das mundstueck eines endoskopes
US07/001,157 US4715360A (en) 1984-09-13 1987-01-07 Endoscope forceps stopcock

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984139279U JPH0434802Y2 (ja) 1984-09-13 1984-09-13

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Publication Number Publication Date
JPS6154801U JPS6154801U (ja) 1986-04-12
JPH0434802Y2 true JPH0434802Y2 (ja) 1992-08-19

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ID=30697657

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JP1984139279U Expired JPH0434802Y2 (ja) 1984-09-13 1984-09-13

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