JPH0117282Y2 - - Google Patents

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JPH0117282Y2
JPH0117282Y2 JP1978047864U JP4786478U JPH0117282Y2 JP H0117282 Y2 JPH0117282 Y2 JP H0117282Y2 JP 1978047864 U JP1978047864 U JP 1978047864U JP 4786478 U JP4786478 U JP 4786478U JP H0117282 Y2 JPH0117282 Y2 JP H0117282Y2
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forceps
plug
cap
cylindrical wall
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【考案の詳細な説明】 本考案は、内視鏡の手許操作部に開口した鉗子
挿入口に位置し、鉗子等の挿入時にその挿通を許
容し、鉗子等の不使用時には気密栓として機能す
る鉗子口栓に関する。
内視鏡における鉗子導入管は、鉗子及びブラシ
等の生検具の挿入路として用いられる他に、吸気
及び吸水管あるいはレントゲン写真撮影のための
造影剤などの注入管としても用いられる。
一方、内視鏡による体腔内観察並びに写真撮影
等に際しては、体腔内被検部迄達した内視鏡先端
部の内視窓と被検部面との間に適当な距離を確保
するために、体腔内に空気を送り込み、この被検
部位を膨らませた状態に保つ必要があり、この体
腔内送気下で、前記鉗子挿入口を密栓状態に保つ
て該口から体腔内空気の洩れるのを防がなければ
ならない。そして、この鉗子挿入口の密栓状態は
これに生検具等が挿入されている場合にも同様に
要求される。
このことからして、鉗子挿入口を閉塞する口栓
としては、該挿入口へ生検具挿入の有無にかかわ
らず密栓状態を保つことが出来るならば使用上便
利である。
このような機能を発揮させることを意図して、
二枚の弾性蓋をそれぞれ直径方向に1本の切込み
部を形成し、その各切込み部が互に略直交するよ
うに重ね合せ、この二枚の重合体を鉗子挿入口端
に押え環をもつて上下方向から挾持させる手段
(実公昭52−26226号公報参照)が即に提案されて
いる。この手段によると、鉗子を使用しない時は
互に重ね合せた複数の弾性蓋で閉塞し、鉗子を口
金内に挿入すると弾性蓋は鉗子の外周面の形状に
合わせて、その各切込み部を開口し、両開口部が
重なり合つて鉗子の周囲をほぼ閉塞するようにな
る。
ところが、この従来手段によると、栓体部分が
重ねられた二枚の収置弾性蓋であるために、これ
等重なり間に体腔内汚物等が溜り易く、而もその
清掃除去が困難なことから、連続して患者の診断
を行なう際に患者間に感染等の虞れがあつて衛生
的でないばかりか、生検具等の挿入操作時には重
なりによつて本来開き難い切込みを押し開くに当
たつて二重の弾性蓋の切込みを夫々異なる方向に
開かねばならず、抜き差し操作に対する抵抗が大
きくなつて被検部の微妙な位置へ生検具を持ち来
す操作に難がある。また、細胞採取用擦過ブラシ
による標本採取などにあつては、せつかく擦過採
取した被検部細胞が先の重なつた弾性蓋を通過す
る際に脱落し易といつた使用上の欠点を有し、し
かも、二枚の弾性蓋を略緊張状態で重ね挾み込み
固定した上で押え環を圧入しなければならないの
で、その固定方法が難しく、生検具を強く挿入す
る場合には脱落等の虞れがある。
そして、特に、この種生検具等の挿通を許容す
る従来の口栓では、その栓体構造部を鉗子導入口
金端に固定的に配置するものであるために、前述
の如く擦過ブラシによる細胞の採取をする時に前
記栓体を鉗子導入口金端から容易に取り外しがで
きず、この点甚だ不便であつた。
そこで、本考案では生検具等の挿通を許容する
口栓でありながら、前記従来手段における諸欠点
を解消しようとするものである。
以下、図示の実施例を参照して本考案口栓の要
旨とするところを更に詳細に説明する。
第1図は、本考案口栓を用いた場合の鉗子挿入
口部を示す縦断側面図で、ルアーロツク型等の既
定の注射口金形状をもち挿通具を挿通する開口を
有した注射筒接合部材3を内視鏡の手許操作部本
体1の筐壁に開口固定してある。この注射筒接合
部材3には、前記開口から内視鏡先端部(図示せ
ず)迄延設した鉗子導入管2が接続されている。
4は、前記接合部材3の基部に螺合緊締した挿入
部口金で、その開口縁内周壁に嵌着溝5を周回穿
設してあり、且つ、外周壁にもこれとは別の嵌着
溝6を設けてある。そして、前記挿入部口金4の
嵌着溝6に対して、本考案の鉗子口栓8に設けた
保持環7(第2図参照)を嵌入させ、嵌着溝5に
対しては、鉗子口栓8の周回鍔部11を圧入嵌合
させてある。鉗子口栓8は、鉗子等の押通孔9を
もつ筒状の弾性体からなり、その筒底部には前記
押通孔9を閉じる閉鎖面となる底面10を同体で
形成してあり、該底面10の外周付近を前記嵌着
溝5と係合する周回鍔部11となしてある。更
に、前記底面10には、押通孔9の中心部に相当
する筒中央部を横切る切込み12を設けてある。
第3図は第1図上A−A線部分で横断して示す
鉗子挿入状態の平面図で、13は鉗子軸である。
このような構成よりなる本考案の鉗子口栓で
は、ゴムあるいは合成樹脂等の弾性材をもつて鉗
子口栓8を第2図示形状に一体物で構成し、これ
を挿入部口金4に装着するに際しては、先ず、保
持環7を該口金4の外周に通して、該環7をその
弾性変形下に押し入れながら嵌着溝6に落ち込ま
せて嵌入係合状態に置き、続いて、鉗子口金8の
周回鍔部11を該口金4の中に押し入れる。この
操作で、鉗子口栓8の周回鍔部11は挿入部口金
4の内周面に圧入嵌合され、ついで周回鍔部11
が嵌着溝5と係合し、該口金内周壁と該鉗子口栓
8の周回鍔部11の外周面とが密着する。この場
合、該口栓8の外側垂直円周面は、口金4の内側
周壁によつて内側に向けられた圧縮圧力を受け、
被圧嵌合面14(図中太線で示した面)となつ
て、前記底面10の部分が外方から中心に向けて
の圧縮圧を受け、緊窓に嵌合装着される。この装
着状態で、鉗子口栓8の底面10は挿入部口金4
内に臨む注射筒接合部材3の上端面と圧接するよ
うに、これ等の寸法形状を構成してあり、前記嵌
着溝5への周回鍔部11の嵌入係合によつて、強
い圧接状態を保ち且つ抜け止め状態の下に保持さ
れる。
鉗子等が使用されない状態では、前記装着下の
鉗子口栓8は、その底面10の切込み12が外方
からの圧縮圧を受けて強く密着しており、注射筒
接合部材3と該口栓8との突き合せ面が圧着状態
に保たれているので、充分な施栓状態におかれ
る。
鉗子等の使用に際しては、鉗子口栓8の挿入孔
9を通して底面10の切込み12を押し開きなが
ら鉗子等を挿入する。その結果、鉗子等の挿入下
にある底面10は、第3図示の如く、切込み12
の部分が挿入された鉗子軸13の周りを囲むよう
に切り口を変形した状態におかれる。即ち、底面
10が外周から適度の圧縮圧を受けており、鉗子
軸13の挿入で押し開かれた切込み12の部分は
前記圧縮圧で該軸13の周りに伸張して周囲全域
に可及的に均等な圧力を受けるように切り口変化
を起す結果、先の鉗子軸13を囲む状態となる。
そして、この状態は該軸13と切込み12との間
に生じる虞れのある〓間を可及的に少なくして、
実用上密栓状態とみなし得る程度の施栓状態とな
る。従つて、鉗子等の挿入下においても、この鉗
子口栓8によつて気密状態を保ち得る。
第4図は本考案装置の他の実施例を示す縦断側
面図で、鉗子口栓8を強く圧入して一体化した金
属製口金4′を注射筒接合材3の先端係合部に係
合螺着するようになしてある。
この第4図示実施例の構成によつても、金属製
口金4′の内側円周壁により鉗子口栓8の外側垂
直円筒面は内側に向から圧縮圧力を受けて被圧嵌
合面14となつて切込み12を互に圧着閉鎖す
る。従つて、その金属製口金4′を注射筒接続部
材3の先端に注射筒接続と同様な操作で装着した
状態で、鉗子口栓8は前記第1図示実施例の場合
と全く同様に作用するが、殊に、当該実施例では
該口金4′による前記部材3への装着性の容易さ
を利用して、その切込み12に生検ブラシなどを
予め挿通しておき、該ブラシを鉗子導入管2に挿
入した後に該口金4′を前記部材3に係合螺着す
る取付け手段により使用することが出来る。
本考案による鉗子口栓は、施栓下のそれを指先
等によつて摘み、強く引き上げることによつて挿
入部口金3から抜き取つたり(第1図示実施例)、
金属製口金4′の注射筒接続部材3からの螺脱に
よつて(第4図示実施例)、容易に取外せるので、
前記装着操作が容易であると共にその取外し操作
も簡便であることから、本体側に予め装着しての
使用及び鉗子等の生検具側に取付けての使用が可
能であり、特に擦過ブラシ使用直前に鉗子口栓8
を取外して細胞採取し、該ブラシの離脱後にすぐ
前記口栓8を取付けて使用することができ、栓体
による細胞の脱落がなく、体腔内の空気の洩れも
最小限に防ぐことができる。また、該口栓8を取
外し、注射筒接続部材3に注射器を接続して麻酔
剤等の薬液注入や外部吸引チユーブとの接続によ
る生体内の血液、痰等の吸引等緊急を要するこれ
らの動作に際しても甚だ便利であり、多目的な使
用が出来る。しかも、この鉗子口栓8は一体化さ
れた単一部品で構成されたから装脱操作が容易と
なり、該口栓8並びに挿入口部分の洗浄清掃を容
易且つ適切に行なう上でも効果的であり、且つ部
品交換等も容易に行えるという利点もある。
このように、本考案の鉗子口栓は、実用に供し
て従来周知のこれ等口栓に比して多目的な施栓手
段として卓越した効果を発揮するものである。
なお、本考案による鉗子口栓8の挿入部口金3
への装着保持は、使用時に容易に脱落しない程度
に保たれており、外部操作で引き抜くことの出来
るものであればよいので、それ等嵌合部分の形状
構造等は図示実施例に限定されるものではなく、
本考案口栓の意図するところを逸脱しない範囲で
自由に変更し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の口栓を用いた場合の鉗子挿
入口部を示す縦断側面図、第2図は、本考案に係
る鉗子口栓の斜視図、第3図は、第1図上A−A
線部分で横断して示す鉗子挿入下の本考案鉗子口
栓の平面図、第4図は、本考案に係る鉗子口栓の
他の実施を示す要部の縦断側面図である。 1……手許操作部本体、2……鉗子導入管、3
……注射筒接続部材、4……挿入部口金、6……
嵌着溝、8……鉗子口栓、9……挿通孔、10…
…底面、11……周回鍔部、12……切込み、1
4……被圧嵌合面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 閉鎖面となる底面とその外周を囲む円筒壁とを
    弾性材をもつて一体に構成し、該円筒壁には、鉗
    子挿入部口金の内周面により加圧される被圧嵌合
    面を形成し、且つこの被圧嵌合面に囲まれた前記
    底面には、前記円筒壁の中心部を横切る切込みを
    設け、この切込みを押し開いて鉗子導入管内に鉗
    子その他の生検具を圧入挿通し得べくなした内視
    鏡用鉗子口栓。
JP1978047864U 1978-04-12 1978-04-12 Expired JPH0117282Y2 (ja)

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JPS54150687U JPS54150687U (ja) 1979-10-19
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59196204U (ja) * 1983-06-13 1984-12-27 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡
JPH0434802Y2 (ja) * 1984-09-13 1992-08-19
JP2008029366A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Pentax Corp 内視鏡の処置具挿通チャンネル洗浄用栓体
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JPS5226226U (ja) * 1975-08-14 1977-02-24

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