JPH0595501U - 内視鏡の鉗子栓 - Google Patents

内視鏡の鉗子栓

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JPH0595501U
JPH0595501U JP3711992U JP3711992U JPH0595501U JP H0595501 U JPH0595501 U JP H0595501U JP 3711992 U JP3711992 U JP 3711992U JP 3711992 U JP3711992 U JP 3711992U JP H0595501 U JPH0595501 U JP H0595501U
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JP
Japan
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plug
insertion port
instrument insertion
treatment
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JP3711992U
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Inventor
一郎 二ノ宮
Original Assignee
旭光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一回の内視鏡検査中であっても、良好な密閉性
と挿通性を維持して太さが異なる複数種類の処置具を使
用することができる内視鏡の鉗子栓を提供することを目
的とする。 【構成】内視鏡の処置具挿入口部5に着脱自在な弾性材
からなる栓体であって、上記処置具挿入口部5に取り付
けられる取り付け部11と、上記取り付け部11から側
方に延出して形成された複数の連結部12と、処置具を
挿通可能なスリット17が形成された閉鎖膜18によっ
て上記処置具挿入口5aを塞ぐように上記処置具挿入口
部5に着脱自在に上記各連結部12の先端に設けられた
栓部13とを有し、上記各栓部13のスリット17を各
々異なる形状又は寸法に形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、内視鏡の処置具挿入口部に着脱自在に設けられた内視鏡の鉗子栓 に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の内視鏡の鉗子栓は、例えば実開平1−110703号に示され ているように、処置具挿入口部の基部に取り付けられる取り付け部から側方に延 出して形成された一本の帯状部の先端に、処置具挿入口を塞ぐための栓体を設け ていた。ただし、栓体に形成された閉鎖膜には、処置具を挿通するためのスリッ トが形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
一回の内視鏡検査や処置に際して、複数種類の処置具が用いられる場合が少な くない。
【0004】 そのような場合に、処置具の太さが異なっていると、鉗子栓部分の密閉性や挿 通性を一様に良好に確保することができない。 例えば、処置具に対してスリットが大きすぎる場合には、図5に示されるよう に、スリット91に処置具92を挿通したときに、スリット91の口が開きすぎ て十分な密閉性能が得られず、体腔内の空気や汚液等が漏れ出してしまう。
【0005】 逆に、処置具に対してスリットが小さい場合には、処置具を挿脱する際の挿通 抵抗が大きくて、処置具及びスリットを破損してしまう場合がある。 そこで本考案は、一回の内視鏡検査中であっても、良好な密閉性と挿通性を維 持して太さが異なる複数種類の処置具を使用することができる内視鏡の鉗子栓を 提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の内視鏡の鉗子栓は、内視鏡の処置具挿入 口部に着脱自在な弾性材からなる栓体であって、上記処置具挿入口部に取り付け られる取り付け部と、上記取り付け部から側方に延出して形成された複数の連結 部と、処置具を挿通可能なスリットが形成された閉鎖膜によって上記処置具挿入 口を塞ぐように上記処置具挿入口部に着脱自在に上記各連結部の先端に設けられ た栓部とを有し、上記各栓部のスリットを各々異なる形状又は寸法に形成したこ とを特徴とする。
【0007】
【実施例】
図面を参照して実施例を説明する。 図2は内視鏡を示しており、1は操作部、2は挿入部、3は接眼部である。
【0008】 挿入部2内には、各種処置具を挿通するための処置具挿通チャンネル4が挿通 配置されている。そして、処置具挿通チャンネル4の基端部側は、操作部1に突 設された処置具挿入口部5の処置具挿入口5aに連通している。
【0009】 図3及び図4は、処置具挿入口部5に着脱自在に取り付け可能な鉗子栓10を 示しており、図3は側面断面図、図4は平面図である。 鉗子栓10は、ゴム等の電気絶縁性のある弾性材によって全体が一体に形成さ れており、その中央部分には、内視鏡の処置具挿入口部5の基部に着脱自在に取 り付けられる環状の取り付け部11が形成されている。
【0010】 取り付け部11からは、2本の帯状の連結部12(12a,12b)が側方に 180度対称の方向に延出して形成されている。 そして、各連結部12(12a,12b)の先端には、処置具挿入口5aを塞 ぐように処置具挿入口部5に着脱自在な栓部13(13a,13b)が形成され ている。
【0011】 各栓部13は筒状に形成されている。そしてその下半部には、処置具挿入口部 5に係止させるための係止部14が内方に突出して形成され、上半部には、注射 筒の先端を差し込んで係止するためのくびれ部15が、挿入口16の内側に形成 されている。
【0012】 そして、処置具を挿通するためのスリット17(17a,17b)が形成され た閉鎖膜18が、筒状の各栓部13(13a,13b)の中央部分に形成されて いる。
【0013】 したがって、通常はスリット17(17a,17b)が閉じていて、閉鎖膜1 8によって栓部13(13a,13b)が閉鎖されており、処置具を使用すると きには、処置具を挿入口16側からスリット17(17a,17b)に通して処 置具挿通チャンネル4に挿通することができる。
【0014】 この実施例においては、2つの栓部13(13a,13b)ともに、スリット 17(17a,17b)は「−」状に形成されているが、その長さが異なってい る。
【0015】 そして、図4に示されるように、短いスリット17aが形成された栓部13a の上端面には「S」のマークが印され、長いスリット17bが形成された栓部1 3bの上端面には「L」のマークが印されている。これによって、栓部13にど のようなスリット17(17a,17b)が形成されているのかを見分けること ができる。
【0016】 この二つのスリット17a,17bのうち、短いスリット17aは細い処置具 を挿通するのにちょうどよく、長いスリット17bは太い処置具を挿通するのに ちょうどよい寸法になっている。
【0017】 図1は、鉗子栓10を内視鏡の処置具挿入口部5に取り付けた状態を示してい る。 鉗子栓10中央の取り付け部11は、内視鏡の操作部1から突設された処置具 挿入口部5の根部外周に形成された溝部6に、着脱自在に嵌め込まれている。
【0018】 そして、短いスリット17aを有する栓部13aが処置具挿入口部5に取り付 けられ、その係止部14が処置具挿入口部5の突出部外周の溝に嵌め込まれて係 止されている。
【0019】 したがってこの状態では、その栓部13aから細い処置具を処置具挿通チャン ネル4内に挿通すれば、スリット17a部分での密閉性が確保され、しかも軽く 挿脱することができる。
【0020】 この状態では、長いスリット17bを有する方の栓部13bは、側方に向いた 連結部12bの先に取り付けられて空中に浮いた状態になっている。 内視鏡検査中に、太い処置具を使用する必要が生じた場合には、短いスリット 17aが形成された栓部13aを処置具挿入口部5から取り外し、それに代えて 、太いスリット17bが形成された栓部13bを処置具挿入口部5に取り付ける 。
【0021】 そうすれば、その栓部13bから太い処置具を処置具挿通チャンネル4内に挿 通して、スリット17b部分での密閉性が確保され、しかも軽く挿脱することが できる。
【0022】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、例えばスリットは「− 」状ではなく「+」状又は「Y」状その他の形状であってもよく、スリットの形 状又は寸法が異なる栓体を3つ以上設けてもよい。
【0023】
【考案の効果】
本考案の内視鏡の鉗子栓によれば、スリットの形状又は寸法が異なる複数の栓 部を内視鏡の処置具挿入口部に常時選択して取り付けることができるので、一回 の内視鏡検査中であっても、良好な密閉性と挿通性を維持して太さが異なる複数 種類の処置具を使用することができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の鉗子栓を内視鏡に取り付けた状態の側
面断面図である。
【図2】実施例の内視鏡の全体略示図である。
【図3】実施例の鉗子栓の側面断面図である。
【図4】実施例の鉗子栓の平面図である。
【図5】長いスリットに細い処置具を挿通した状態の断
面略示図である。
【符号の説明】
5 処置具挿入口部 5a 処置具挿入口 10 鉗子栓 11 取り付け部 12 連結部 13 栓部 17 スリット 18 閉鎖膜

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の処置具挿入口部に着脱自在な弾性
    材からなる栓体であって、 上記処置具挿入口部に取り付けられる取り付け部と、 上記取り付け部から側方に延出して形成された複数の連
    結部と、 処置具を挿通可能なスリットが形成された閉鎖膜によっ
    て上記処置具挿入口を塞ぐように上記処置具挿入口部に
    着脱自在に上記各連結部の先端に設けられた栓部とを有
    し、 上記各栓部のスリットを各々異なる形状又は寸法に形成
    したことを特徴とする内視鏡の鉗子栓。
JP1992037119U 1992-06-02 1992-06-02 内視鏡の鉗子栓 Expired - Fee Related JP2556144Y2 (ja)

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JP2556144Y2 JP2556144Y2 (ja) 1997-12-03

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