JP2556144Y2 - 内視鏡の鉗子栓 - Google Patents

内視鏡の鉗子栓

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JP2556144Y2
JP2556144Y2 JP1992037119U JP3711992U JP2556144Y2 JP 2556144 Y2 JP2556144 Y2 JP 2556144Y2 JP 1992037119 U JP1992037119 U JP 1992037119U JP 3711992 U JP3711992 U JP 3711992U JP 2556144 Y2 JP2556144 Y2 JP 2556144Y2
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slit
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Inventor
一郎 二ノ宮
Original Assignee
旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、内視鏡の処置具挿入
口部に着脱自在に設けられた内視鏡の鉗子栓に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の内視鏡の鉗子栓は、例え
ば実開平1−110703号に示されているように、処
置具挿入口部の基部に取り付けられる取り付け部から側
方に延出して形成された一本の帯状部の先端に、処置具
挿入口を塞ぐための栓体を設けていた。ただし、栓体に
形成された閉鎖膜には、処置具を挿通するためのスリッ
トが形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】一回の内視鏡検査や処
置に際して、複数種類の処置具が用いられる場合が少な
くない。
【0004】そのような場合に、処置具の太さが異なっ
ていると、鉗子栓部分の密閉性や挿通性を一様に良好に
確保することができない。例えば、処置具に対してスリ
ットが大きすぎる場合には、図5に示されるように、ス
リット91に処置具92を挿通したときに、スリット9
1の口が開きすぎて十分な密閉性能が得られず、体腔内
の空気や汚液等が漏れ出してしまう。
【0005】逆に、処置具に対してスリットが小さい場
合には、処置具を挿脱する際の挿通抵抗が大きくて、処
置具及びスリットを破損してしまう場合がある。そこで
本考案は、一回の内視鏡検査中であっても、良好な密閉
性と挿通性を維持して太さが異なる複数種類の処置具を
使用することができる内視鏡の鉗子栓を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の内視鏡の鉗子栓は、内視鏡の処置具挿入口
部に着脱自在な弾性材からなる栓体であって、上記処置
具挿入口部に取り付けられる取り付け部と、上記取り付
け部から側方に延出して形成された複数の連結部と、処
置具を挿通可能なスリットが形成された閉鎖膜によって
上記処置具挿入口を塞ぐように上記処置具挿入口部に着
脱自在に上記各連結部の先端に設けられた栓部とを有
し、上記各栓部のスリットを各々異なる形状又は寸法に
形成したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は内
視鏡を示しており、1は操作部、2は挿入部、3は接眼
部である。
【0008】挿入部2内には、各種処置具を挿通するた
めの処置具挿通チャンネル4が挿通配置されている。そ
して、処置具挿通チャンネル4の基端部側は、操作部1
に突設された処置具挿入口部5の処置具挿入口5aに連
通している。
【0009】図3及び図4は、処置具挿入口部5に着脱
自在に取り付け可能な鉗子栓10を示しており、図3は
側面断面図、図4は平面図である。鉗子栓10は、ゴム
等の電気絶縁性のある弾性材によって全体が一体に形成
されており、その中央部分には、内視鏡の処置具挿入口
部5の基部に着脱自在に取り付けられる環状の取り付け
部11が形成されている。
【0010】取り付け部11からは、2本の帯状の連結
部12(12a,12b)が側方に180度対称の方向
に延出して形成されている。そして、各連結部12(1
2a,12b)の先端には、処置具挿入口5aを塞ぐよ
うに処置具挿入口部5に着脱自在な栓部13(13a,
13b)が形成されている。
【0011】各栓部13は筒状に形成されている。そし
てその下半部には、処置具挿入口部5に係止させるため
の係止部14が内方に突出して形成され、上半部には、
注射筒の先端を差し込んで係止するためのくびれ部15
が、挿入口16の内側に形成されている。
【0012】そして、処置具を挿通するためのスリット
17(17a,17b)が形成された閉鎖膜18が、筒
状の各栓部13(13a,13b)の中央部分に形成さ
れている。
【0013】したがって、通常はスリット17(17
a,17b)が閉じていて、閉鎖膜18によって栓部1
3(13a,13b)が閉鎖されており、処置具を使用
するときには、処置具を挿入口16側からスリット17
(17a,17b)に通して処置具挿通チャンネル4に
挿通することができる。
【0014】この実施例においては、2つの栓部13
(13a,13b)ともに、スリット17(17a,1
7b)は「−」状に形成されているが、その長さが異な
っている。
【0015】そして、図4に示されるように、短いスリ
ット17aが形成された栓部13aの上端面には「S」
のマークが印され、長いスリット17bが形成された栓
部13bの上端面には「L」のマークが印されている。
これによって、栓部13にどのようなスリット17(1
7a,17b)が形成されているのかを見分けることが
できる。
【0016】この二つのスリット17a,17bのう
ち、短いスリット17aは細い処置具を挿通するのにち
ょうどよく、長いスリット17bは太い処置具を挿通す
るのにちょうどよい寸法になっている。
【0017】図1は、鉗子栓10を内視鏡の処置具挿入
口部5に取り付けた状態を示している。鉗子栓10中央
の取り付け部11は、内視鏡の操作部1から突設された
処置具挿入口部5の根部外周に形成された溝部6に、着
脱自在に嵌め込まれている。
【0018】そして、短いスリット17aを有する栓部
13aが処置具挿入口部5に取り付けられ、その係止部
14が処置具挿入口部5の突出部外周の溝に嵌め込まれ
て係止されている。
【0019】したがってこの状態では、その栓部13a
から細い処置具を処置具挿通チャンネル4内に挿通すれ
ば、スリット17a部分での密閉性が確保され、しかも
軽く挿脱することができる。
【0020】この状態では、長いスリット17bを有す
る方の栓部13bは、側方に向いた連結部12bの先に
取り付けられて空中に浮いた状態になっている。内視鏡
検査中に、太い処置具を使用する必要が生じた場合に
は、短いスリット17aが形成された栓部13aを処置
具挿入口部5から取り外し、それに代えて、太いスリッ
ト17bが形成された栓部13bを処置具挿入口部5に
取り付ける。
【0021】そうすれば、その栓部13bから太い処置
具を処置具挿通チャンネル4内に挿通して、スリット1
7b部分での密閉性が確保され、しかも軽く挿脱するこ
とができる。
【0022】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えばスリットは「−」状ではなく「+」
状又は「Y」状その他の形状であってもよく、スリット
の形状又は寸法が異なる栓体を3つ以上設けてもよい。
【0023】
【考案の効果】本考案の内視鏡の鉗子栓によれば、スリ
ットの形状又は寸法が異なる複数の栓部を内視鏡の処置
具挿入口部に常時選択して取り付けることができるの
で、一回の内視鏡検査中であっても、良好な密閉性と挿
通性を維持して太さが異なる複数種類の処置具を使用す
ることができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の鉗子栓を内視鏡に取り付けた状態の側
面断面図である。
【図2】実施例の内視鏡の全体略示図である。
【図3】実施例の鉗子栓の側面断面図である。
【図4】実施例の鉗子栓の平面図である。
【図5】長いスリットに細い処置具を挿通した状態の断
面略示図である。
【符号の説明】
5 処置具挿入口部 5a 処置具挿入口 10 鉗子栓 11 取り付け部 12 連結部 13 栓部 17 スリット 18 閉鎖膜

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の処置具挿入口部に取り付けられる
    取り付け部から複数方向に延出する弾性材からなる連結
    部を設け、処置具を挿通可能なあい異なる形状又は寸法
    のスリットが形成された閉鎖膜を有する複数の栓部を、
    処置具挿入口を塞ぐ状態に選択的に着脱できるように上
    記連結部の先端に設けたことを特徴とする内視鏡の鉗子
    栓。
JP1992037119U 1992-06-02 1992-06-02 内視鏡の鉗子栓 Expired - Fee Related JP2556144Y2 (ja)

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JPH0595501U JPH0595501U (ja) 1993-12-27
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3499991B2 (ja) * 1995-11-27 2004-02-23 ペンタックス株式会社 内視鏡の管路内洗浄用栓
JP5291163B2 (ja) * 2011-08-29 2013-09-18 富士フイルム株式会社 内視鏡用鉗子栓
JP5686711B2 (ja) * 2011-09-27 2015-03-18 富士フイルム株式会社 内視鏡用栓体及びこれを備えた内視鏡
JP5400118B2 (ja) * 2011-09-30 2014-01-29 富士フイルム株式会社 内視鏡用鉗子栓

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