JPH0451767Y2 - - Google Patents

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JPH0451767Y2
JPH0451767Y2 JP12117587U JP12117587U JPH0451767Y2 JP H0451767 Y2 JPH0451767 Y2 JP H0451767Y2 JP 12117587 U JP12117587 U JP 12117587U JP 12117587 U JP12117587 U JP 12117587U JP H0451767 Y2 JPH0451767 Y2 JP H0451767Y2
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slit
tube
forceps
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inner diameter
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は鉗子チヤンネルに連通する処置具挿
通用口金を閉塞するための鉗子栓に関する。
[従来の技術] 一般に、内視鏡を用いた医療検査および手術な
どにおいては、内視鏡を通して患者の体内に薬液
を注入したり、病変部位を切除、採取するといつ
た種々の処置が行なわれている。そのため、内視
鏡にはそれらの処置をするための処置具を挿通す
る鉗子チヤンネルが設けられているが、体腔内圧
の変化などによつて体腔内の汚物や空気が鉗子チ
ヤンネルを通つて外部へ漏れ出すことがある。そ
のため、鉗子チヤンネルに連通する口金に鉗子栓
を設け、汚物や空気が漏れるのを防止している。
この鉗子栓はゴムなどの弾性材料で作られ、処置
具を挿通するためのスリツトが切設されている。
このスリツトは通常気密に閉じていて、処置具を
押し当てることよつて開き、処置具をチヤンネル
内に挿通することができるようになつている。
従来、そのような鉗子栓としてはたとえば特開
昭61−268224号公報に示されるものがある。すな
わち、この先行技術においては、その第1図に示
されるように鉗子栓は本体と、この本体の開口部
に着脱自在に嵌着されるふた体とから構成されて
いる。上記本体には比較的薄肉の弁部が設けら
れ、この弁部には小孔が穿設されている。そし
て、ふた体を外して上記弁部の小孔からチヤンネ
ルへ処置具を挿通できるようになつている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上述した先行技術においては、本体
の弁部に穿設された小孔(あるいはスリツト)の
内径(あるいは長さ)寸法が上記本体の内径寸法
よりも小さく形成されている。そのため、処置具
を挿脱する際に、上記小孔が本体の内径まで広げ
られるということが繰り返されるので、上記弁部
に亀裂が入り易く、亀裂が入つた状態で使用し続
けるとついにはその弁部の一部が脱落するという
ことがある。
この考案は上記事情にもとずきなされたもの
で、その目的とするところは、処置具の出入れを
繰返しても、鉗子栓に亀裂が生じ、その一部が脱
落するというようなことがないようにした内視鏡
用鉗子栓を提供することにある。
[問題点を解決するための手段及び作用] 上記問題点を解決するためにこの考案は、鉗子
チヤンネルに連通する処置具挿通用口金に接続さ
れ、弁部と挿通孔とが形成された鉗子栓におい
て、弁部に上面から挿通孔まで処置具挿通用のス
リツトを形成するとともに、上面側のスリツトの
長さは挿通孔の内径よりも長く形成されているこ
とを特徴とする。
それによつて、処置具の出入れの際に鉗子栓に無
理な力が加わることがないようにした。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図乃至第3図
を参照して説明する。第2図は内視鏡を示し、こ
の内視鏡は操作部1を備えている。この操作部1
には接眼部2、アングルノブ3、吸引制御装置4
が設けられているとともに、挿入部5が連結され
ている。この挿入部5の先端部は湾曲部5aに形
成され、この湾曲部5aは上記アングルノブ3に
よつて湾曲操作できるようになつている。
上記吸引制御装置4は第1図に示すように外管
6を有する。この外管6は上記操作部1に設けら
れ、操作部1内に突出した一端には接続管7を介
して鉗子チヤンネル8が接続されている。また、
外管8の一端部内周面には凸条9が形成され、こ
の凸条9の近傍には図示しない吸引ポンプに連通
する吸引孔11が穿設され、さらに他端には断面
コ字状のフランジ12が形成されている。
上記外管6内には内管13が下端を上記接続管
7のテーパ部7aに接合させて設けられている。
この内管13の下端部にはスカート状に形成さ
れ、そこには内管13の内部である鉗子チヤンネ
ル8と内管13外周面と外管6内周面との間の空
間部14とを連通する第1の通孔15が穿設され
ている。
上記内管13にはスライド管16がスライド自
在に外嵌されている。このスライド管16の第1
図における下端部には第1のシール材17が設け
られ、上端には第2のシール材18が設けられて
いる。また、スライド管16は中途部から上端側
が大径部19に形成され、この上端には短管21
が接続されていて、この短管21と上記大径部1
9の上端面とでレバー22が保持固定されてい
る。
上記外管16の上端に形成されたフランジ12
には口金としての第1の取付け管23の一端が連
結されている。この取付け管23の周壁には第2
の通孔24が形成され、この第2の通孔24から
上記レバー22の端部が突出されている。レバー
22の突出端には操作ノブ25が設けられてい
る。また、上記内管13の上端には同じく口金と
しての第2の取付け管26の一端部が外嵌されて
いる。そして、上記第1、第2の取付け管23,
26の他端には鉗子栓27が取着されている。こ
の鉗子栓27はゴムなどの弾性材料で作られた本
体28とふた体29とからなる。すなわち、本体
28は短管状をなし、その一端側内周面に形成さ
れた第1の溝部31を上記第1の取付け管23の
上端に形成された鍔23aに嵌合させて設けられ
ている。また、本体28の内部の軸方向中途部に
は薄膜状の第1の弁部32が設けられている。こ
の第1の弁部32は下端が閉塞され、外形寸法が
上記第2の取付け管26の内径寸法よりも小さな
筒状に形成されていて、その下端には通常気密な
状態に閉じている第1のスリツト33が切られて
いる。さらに、第1の弁部32の内周面には上記
第1のスリツト33に向かつて内径が次第に小さ
くなる状態でテーパ部34が形成されている。そ
して、上記第1の弁部32は上記第2の取付け管
26内に挿入されている。 上記ふた体29は上
記本体28に可撓性の連結部材35によつて連結
されていて、外周面下端部に形成された凸条36
を上記本体28の内周面上部に形成された第2の
溝部37に弾性的に嵌合させ、かつ上端に形成さ
れた鍔38を本体28の上端面に当接させて着脱
自在に設けられている。このふた体29には凹面
状の第2の弁部39が形成されているとともに、
この第2の弁部39の下側には図示せぬ処置具を
挿通するための鉗子栓27の内径となる挿通孔4
1が形成されている。上記第2の弁部39には通
常気密に閉じている第2のスリツト42が切られ
ている。この第2のスリツト42は第2の弁部3
9の上面側から下面側に向かつて幅が小さくなる
テーパ状に形成され、その上面側に位置する一端
側の最大幅寸法Dは上記挿通孔41の径よりも大
きく、下面側に位置する最小幅寸法は挿通孔41
の内径dと同じになつている。
なお、上記短管21の上部内周面には第3のシ
ール材43が設けられ、下部内周面には鍔44が
突設されている。上記第3のシール材43は上記
短管21と第2の取付け管26との間の気密を維
持する。また、上記鍔44と上記内管13の中途
部に外嵌固定されたストツパ45との間にはばね
46が設けられている。そして、このばね46に
よつてスライド管16を第1図の右半分に示すよ
うに上昇方向に付勢している。スライド管16が
上昇方向に付勢された状態において、その下端に
設けられた第1のシール材17は外管6の内周面
に設けられた凸条9に当接している。したがつ
て、その状態では吸引孔11が空間部14と第2
の通孔24を介して外気に連通するので、この吸
引孔11に連通する吸引ポンプは図中矢印のよう
に外気を吸引する。また、スライド管16をレバ
ー22によつて第1図の左半分に示すように押込
めば、その上部に設けらた第2のシール材18が
外管6の開口端縁に当接するとともに第1のシー
ル材17と凸条9との当接が離れる。そによつて
上記第2の通孔24と空間部14との連通状態が
遮断され、空間部14と鉗子チヤンネル8とが連
通するから、吸引ポンプの吸引力が空間部14と
第1の通孔15を介して鉗子チヤンネル8に作用
するようになつている。
また、上記第1の取付け管23を管体6より取
り外す時、吸引制御装置が一体となつて外れてく
るように第2の取付け管26にはOリング47を
設け、かつ第1の取り付け管23には係止部が設
けてある。
このような構造の鉗子栓27においては、図示
せぬ鉗子などの処置具を鉗子チヤンネル8に挿通
するには、その処置具の先端をふた体29の第2
の弁部39の上面に押し当てる。そして、ふた体
29の第2の弁部39の第2のスリツト42を押
し開けるとともに、挿通孔41を通して本体28
の第1の弁部32の第1のスリツト33を押し開
ければ、その処置具を内管13から鉗子チヤンネ
ル8に挿通することができる。また、鉗子チヤン
ネル8に挿通された処置具を抜取るには、それを
第1,第2の弁部32,39の弾性力に抗して引
抜けばよい。
ところで、上記第2の弁部39の第2のスリツ
ト42はその幅寸法の最小がふた体29の挿通孔
41の内径寸法dと同じで、最大寸法Dは挿通孔
41の内径寸法dに比べて十分に大きい。そし
て、処置具の外形寸法は上記挿通孔41の内径寸
法よりも小さなものが用いられる。そのため、処
置具を鉗子チヤンネル8に挿脱するに際し、上記
第2の弁部39の第2のスリツト42が無理に押
し広げられるということがないから、上記第2の
弁部39に亀裂が入るのが防止されることにな
る。
第4図はこの発明の他の実施例を示す。この実
施例は鉗子栓27の変形例で、これは第1の弁部
32と第2の弁部39とが別体に形成されてい
る。つまり、第1の弁部32は有底筒状でその底
部に第1のスリツト33が設けられているととも
に上端には鍔51が形成されている。また、第2
の弁部39は第1、第2の取付け管23,26の
上端に取着された本体52に形成されている。こ
の本体52には上記第2の弁部39、挿通孔41
が形成されているとともに、この挿通孔41を形
成する周壁は押え部53に形成されている。そし
て、この押え部53と上記第2の取付け管26の
上端に形成された鍔26aとで上記第1の弁部3
2の鍔51が挟持されている。また、本体52の
押え部53より下端側には凸部54が形成されて
いる。この凸部54の内径寸法は上記第1の弁部
32の鍔51の外形寸法よりも小さく形成され、
上記第2の取付け管26の鍔26aに弾性的に係
合している。したがつて、本体52の凸部54を
第2の取付け管26の鍔26aから外じてこの本
体52を取り外すと、上記凸部54に鍔51が係
合するから、第1の弁部32も同時に取外すこと
ができるようになつている。
また、スライド管16には大径部19が形成さ
れておらず、また短管21はスライド管16の上
端外周面に取付けられている。この短管21の外
周面には上部ストツパ55が設けられ、また外管
6の中途部内にはリング状の下部ストツパ56が
取着されている。これらストツパ55,56間に
はスライド管16を上昇方向に付勢したばね46
が設けられている。また、上記下部ストツパ56
には空間部14を遮断することがないように透孔
56aが穿設されている。このような構成におい
ても、上記一実施例と同様第2の弁部39は処置
具の挿脱を繰返しても、亀裂が入りずらい。
なお、この考案は上記一実施例に限定されず、
たとえば上記各実施例に示された第1の弁部32
はなくてもよい。また、第2の弁部39に形成さ
れる第2のスリツト42はテーパ状とせずに挿通
孔41と同径以上のストレート状であつてもよ
い。
[考案の効果] 以上述べたようにこの考案は、鉗子チヤンネル
に連通する処置具挿通用口金に接続され、弁部と
挿通孔とが形成された鉗子栓において、弁部に上
面から挿通孔まで処置具挿通用のスリツトを形成
するとともに、上面側のスリツトの長さは挿通孔
の内径よりも長く形成するようにした。したがつ
て、上記スリツトを介して処置具の挿脱を繰返し
ても、その処置具によつてスリツトが無理に広げ
られるということがないから、鉗子栓に亀裂が生
じたり、その亀裂によつて鉗子栓の一部が脱落す
るなどのことをなくすことができる。つまり、ス
リツトが鉗子栓の内径とほぼ同じあるいは短く形
成されていると、処置具の挿脱を繰返すことによ
つてスリツト端に亀裂が生じて鉗子栓の内径まで
達し、さらには内径に沿つて亀裂が進展するた
め、ついには鉗子栓の一部が脱落することにな
る。しかしなから、上記スリツトを鉗子栓の内径
よりも長く形成しておけば、そのスリツトの両端
は鉗子栓の内径の外側の厚肉部にあるから、処置
具の挿脱を繰返しても、スリツトが裂けたり、亀
裂が鉗子栓の内径に沿つて進展するなどのことが
生じずらい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す吸引制御装
置の断面図、第2図は内視鏡の全体図、第3図は
鉗子栓の平面図、第4図はこの考案の他の実施例
を示す吸引制御装置の断面図である。 8……鉗子チヤンネル、23……第1の取付け
管(口金)、26……第2の取付け管(口金)、2
7……鉗子栓、41……挿通孔(鉗子栓の内径)、
42……第2のスリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉗子チヤンネルに連通する処置具挿通用口金に
    接続され、弁部と挿通孔とが形成された鉗子栓に
    おいて、弁部に上面から挿通孔まで処置具挿通用
    のスリツトを形成するとともに、上面側のスリツ
    トの長さは挿通孔の内径よりも長く形成されてい
    ることを特徴とする内視鏡用鉗子栓。
JP12117587U 1987-08-07 1987-08-07 Expired JPH0451767Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12117587U JPH0451767Y2 (ja) 1987-08-07 1987-08-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12117587U JPH0451767Y2 (ja) 1987-08-07 1987-08-07

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Publication Number Publication Date
JPS6426003U JPS6426003U (ja) 1989-02-14
JPH0451767Y2 true JPH0451767Y2 (ja) 1992-12-07

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JP12117587U Expired JPH0451767Y2 (ja) 1987-08-07 1987-08-07

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