JP2584445B2 - 内視鏡の吸引制御装置 - Google Patents

内視鏡の吸引制御装置

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JP2584445B2
JP2584445B2 JP62036723A JP3672387A JP2584445B2 JP 2584445 B2 JP2584445 B2 JP 2584445B2 JP 62036723 A JP62036723 A JP 62036723A JP 3672387 A JP3672387 A JP 3672387A JP 2584445 B2 JP2584445 B2 JP 2584445B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は体腔内の汚物などを吸引除去するための内
視鏡の吸引制御装置に関する。
[従来の技術] 内視鏡を用いて体腔内の診断や観察などを行なう場
合、体腔内に汚物などが溜るとそれらの作業を良好に行
なうことができない。そこで、内視鏡に吸引制御装置を
設け、体腔内に汚物などが溜ったならば、それを吸引除
去するようにしている。
従来、上記吸引制御装置としては、たとえば実開昭60
−23001号公報に示されるものが知られている。つま
り、この先行技術は、支持筒内に案内筒を設け、この案
内筒にはスライド筒を弾性材からなるキャップで保持し
てスライド自在に設ける。上記支持筒には内視鏡側のチ
ャンネルおよび吸引管が連通しているとともに、上記キ
ャップには上記支持筒の内部空間を外気に連通させる連
通孔が形成されている。したがって、通常は上記吸引管
が連通孔から外気を吸引しているが、上記連通孔を術者
が指で塞げば、吸引管に発生している吸引力が支持筒の
内部空間を介してチャンネルに作用するから、これによ
って体腔内の汚物などを吸引除去することができるよう
になている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上述した従来技術によると、術者がキ
ャップの吸引孔を指で塞いだ吸引状態から上記連通孔を
開放する非吸引状態へ切換操作するとき、チャンネルか
ら支持筒内へ勢いよく吸引された体液などの汚物が上記
連通孔へ流れてくることがある。すると、上記汚物が術
者の手指に付着したり、周囲に飛散するなどして極めて
不衛生であるということがあった。
この発明は上記事情にもとずきなされたもので、その
目的とするところは、吸引状態から非吸引状態へ切換操
作するときに、体液などの汚物が術者の手指に付着した
り、周囲に飛散するなどのことがないようにした内視鏡
の吸引制御装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段及び作用] 上記問題点を解決するためにこの発明は、内視鏡のチ
ャンネルに連通する管路と、吸引器側に連通する管路お
よびこれら管路を結ぶ通路とが弾性材料によって一体的
に形成されている内視鏡の吸引制御装置において、 内視鏡のチャンネルに連通する管路と、吸引器側に連
通する管路が弾性部材の下端面に開口し、この弾性部材
の吸引器側に連通する管路内には、その弾性部材の弾性
力で上記通路を閉じる方向に付勢されかつ上記閉じる方
向とは逆方向から押圧することによって上記通路を開く
ことが可能な弁部材が設けられるとともに、上記チャン
ネルに連通する管路の上端部には、その弾性部材の弾力
性でこの管路を密閉するように付勢されかつ押圧するこ
とによって開口可能なスリットが設けられてなることを
特徴とする。
そして、吸引器の吸引力の切換を上記弁部材の押圧操
作で行なうことにより、チャンネルからの汚物などが飛
散しずらいようにするとともに、弾性部材にはチャンネ
ルに連通する管路の上端部に、通常はこの管路を密閉
し、押圧することで開口するスリットを設けたから、こ
のスリットから上記管路に注射器や処置具を挿入するこ
とができる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を第1図乃至第4図を参照
して説明する。第4図に示す内視鏡1は操作部2を備え
ている。この操作部2には挿入部3とユニバーサルコー
ド4とが接続されている。また、操作部2には接眼部5
が設けられているとともに、湾曲操作レバー6および吸
引制御装置7が設けられている。そして、この吸引制御
装置7を操作することによって後述するごとく体腔内の
汚物などを吸引除去できるようになっている。
上記吸引制御装置7は第1図に示すようにシリコンゴ
ム、フッ素ゴムあるいはニトリルブチルゴムなどの弾性
部材からなる本体8を有する。この本体8は鉗子栓部9
と吸引弁部11とからなる。鉗子栓部9には上記内視鏡1
の図示せぬチャンネルに連通する第1の管路12が形成さ
れている。この第1の管路12の一端は本体8の下端面に
開放し、他端には狭径部13を介して注射器の先端部が嵌
合するテーパ状の嵌合部14が連通している。この嵌合部
14の上端側の壁には+、−あるいはY字状などのスリッ
ト15が切設されている。このスリット15は通常上記嵌合
部14を密閉していて、ここから上記第1の管路12へ図示
せぬ鉗子を挿通することができるようになっている。な
お、本体8の鉗子栓部9の上面は鉗子をスリット15へ案
内しやすくするために凹面16に形成されている。
一方、上記本体8の吸引弁部11には一端が本体8の下
端面に開放した第2の管路17が上記第1の管路12とほぼ
平行に形成されている。この第2の管路17の中途部には
断面楕円形で平面形状が円形をなした空間部18が形成さ
れている。この空間部18の内底部には第2図に示すよう
に連通溝19が形成されている。さらに、上記第2の管路
17の他端は吸引弁部11の上面に形成された球形状のクッ
ション部21に連通している。このクッション部21は上記
吸引弁部11と一体成形されていて、その頂部には通孔22
が穿設されている。この通孔22から上記第2の管路17へ
は弁部材23が挿通されている。この弁部材23は軸方向全
長にわたって連通孔24が穿設された中空状をなしてい
て、その上下端にはそれぞれフランジ25、26が形成され
ている。下端のフランジ26は上端のフランジ25に比べて
十分小さく形成されている。そして、弁部材23はその下
端のフランジ26が空間部18に位置するようクッション部
21の通孔22から第2の管路17を弾性変形させて挿入され
ている。この弁部材23はクッション部21によって抜出方
向に付勢され、それによって下端のフランジ26が空間部
18に係合して第2の管路17を遮断しているとともに、抜
出するのが阻止されている。さらに、上記本体8には一
端を第1の管路12に連通させ、他端を第2の管路17に連
通させた通路27がこれら第1、第2の管路12、17に対し
てほぼ直角に形成されている。この通路27の他端は上記
第2の管路17の空間部18よりも上方の箇所に接続されて
いる。したがって、弁部材23がクッション部21によって
上方に付勢された状態においては、その下端フランジ26
によって上記通路27と第2の管路17の空間部18側とが遮
断されている。
そして、上記構成の本体8は、上記操作部2に突出し
たチャンネル口金28と吸引口金29に第1の管路12と第2
の管路17との一端をそれぞれ弾性的に嵌着させて着脱自
在に設けられている。上記チャンネル口金28は内視鏡1
の挿入部3の全長にわたって形成された図示しないチャ
ンネルに連通し、上記吸引口金29は第4図に示すように
その他端が操作部2の外部に導出され、そこには吸引チ
ューブ31の一端が接続されている。この吸引チューブ31
の他端は吸引器32に接続されている。したがって、吸引
器32で発生する吸引力は吸引チューブ31を介して第2の
管路17に作用するようになっている。
つぎに、上記構成の吸引制御装置7を使用する場合に
ついて説明する。まず、吸引操作を必要としないときに
は、第1図に示すように弁部材23を上昇させ、かつその
連通孔24を開放した状態にしておく。この状態で吸引器
32を作動させると、それによって発生する吸引力は第2
の管路17を作用する。この第2の管路17は上記弁部材23
の下端側のフランジ26によって通路27との連通が遮断さ
れているので、上記連通孔24から大気を吸引し、その吸
引力がチャンネルに作用することがない。
つぎに、体腔内の汚物などを吸引除去す場合には、第
3図に示すように術者は弁部材23の連通腔24を指で塞い
でこの弁部材23をクッション部21の弾力性に抗して押込
む。すると、それまで弁部材23の下端側のフランジ26に
よって遮断されていた第2の管路17と通路27とが連通す
ることになるから、吸引器32の吸引力がその通路27から
第1の管路12を介してチャンネルに作用する。このと
き、上記フランジ26が空間部18の内底面に当接するが、
そこには連通溝19が形成されているので、そのフランジ
26によって第2の管路17が遮断されることはない。した
がって、体腔内の汚物などは上記第1の管路12、通路27
および第2の管路17を通って上記吸引器32に吸引される
ことになる。第1の管路12から通路27へ流入する汚物な
どはほぼ直角に進路を変え、つぎに弁部材23の外周面に
衝突しながら第2の管路17に流入する。そして、連通溝
19を通って吸引口金29から吸引器32へ吸引される。した
がって、体腔内から吸引された汚物などの流れ方向が弁
部材23に穿設された連通腔24から流出する方向に向くこ
とがないから、その連通孔24を塞いだ術者の指に汚物な
どが付着するようなことがない。
一方、鉗子栓部9からは図示しないが鉗子などの処置
具を体腔内に挿通することができる。すなわち、スリッ
ト15から第1の管路12へ処置具を挿通する。そのとき、
処置具はその径より細い狭径部13を通るから、体腔内と
外部との気密を維持した状態で上記処置具による処置を
行なうことができる。また、注射器の先端をスリット15
から嵌合部14へ押込めば、薬液を体腔内へ注入すること
ができ、そしてそのとき上記注射器の先端が上記嵌合部
14に液密に嵌合するから、この場合も体腔内の気密を維
持することができる。さらに、鉗子栓部9に処置具を挿
通した状態あるいは注射器を接続した状態で弁部材23を
その連通孔24を閉塞して押込めば、体腔内の汚物などの
吸引を同時に行なうことができる なお、この発明は上記一実施例に限定されず、たとえ
ば第5図に示すように本体8は鉗子栓部9と吸引弁部11
とを別体にするとともに、鉗子栓部9の一側面に凹部4
1、吸引弁部11の一側面に凸部42を形成し、これらを嵌
合させることによって鉗子栓部9と吸引弁部11とを一体
的に結合するようにしてもよい。
また、鉗子栓部9は第6図に示すようにキャップ43を
着脱自在に設け、これにスリット15を形成するようにし
てもよい。このようにすれば、処置具の出入れによって
上記スリット15が早期に損傷しても、キャップ43だけを
交換するだけでよいから、経済的である。
〔発明の効果〕
以上述べたようにこの発明は、内視鏡のチャンネルに
連通する管路と、吸引器側に連通する管路およびこれら
管路を結ぶ通路とが弾性部材によって一体的に形成され
ており、この弾性部材の吸引器側に連通する管路を形成
する部分には、その弾性部材の弾力性で上記通路を閉じ
る方向に付勢されかつ押圧することによって開閉操作が
可能な弁部材を設けた。したがって、体腔内の汚物など
を吸引除去する場合には弁部材を押圧操作するため、従
来のように単に連通孔を閉塞する場合のように汚物など
が術者の指に付着したり、外部に飛散するなどのことが
ない。
また、上記弾性部材には、上記チャンネルに連通する
管路の上端部にその弾性部材の弾力性でこの管路を密閉
するように付勢されかつ押圧することによって開口可能
なスリットを設けたから、このスリットから上記管路に
注射器や処置具を挿入することができる。つまり、この
発明は吸引を切換えるための弁部材と、内視鏡のチャン
ネルに連通する管路に注射器や処置具を挿入するための
スリットとが1つの弾性部材に形成されているため、吸
引操作と挿入操作の切換えを容易かつ確実に行なうこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す吸引制御装置の断面
図、第2図は第1図A−A線に沿う断面図、第3図は吸
引操作時の断面図、第4図は内視鏡の斜視図、第5図は
この発明の他の実施例を示す断面図、第6図はこの発明
のさらに他の実施例を示す断面図である。 11……吸引弁部、12……第1の管路、17……第2の管
路、23……弁部材、27……通路、32……吸引器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡のチャンネルに連通する管路と、吸
    引器側に連通する管路およびこれら管路を結ぶ通路とが
    弾性部材によって一体的に形成されている内視鏡の吸引
    制御装置において、 内視鏡のチャンネルに連通する管路と、吸引器側に連通
    する管路が弾性部材の下端面に開口し、この弾性部材の
    吸引器側に連通する管路内には、その弾性部材の弾性力
    で上記通路を閉じる方向に付勢されかつ上記閉じる方向
    とは逆方向から押圧することによって上記通路を開くこ
    とが可能な弁部材が設けられるとともに、上記チャンネ
    ルに連通する管路の上端部には、その弾性部材の弾力性
    でこの管路を密閉するように付勢されかつ押圧すること
    によって開口可能なスリットを設けてなることを特徴と
    する内視鏡の吸引制御装置。
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