JPS5850919Y2 - 医療用デイスポ−ザブルチユ−ブのコネクタ− - Google Patents
医療用デイスポ−ザブルチユ−ブのコネクタ−Info
- Publication number
- JPS5850919Y2 JPS5850919Y2 JP6997181U JP6997181U JPS5850919Y2 JP S5850919 Y2 JPS5850919 Y2 JP S5850919Y2 JP 6997181 U JP6997181 U JP 6997181U JP 6997181 U JP6997181 U JP 6997181U JP S5850919 Y2 JPS5850919 Y2 JP S5850919Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- connector
- tube connector
- sealing member
- medical disposable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は医療用テ゛イスポーサ゛プルチューブのコネク
ターに関するものである。
ターに関するものである。
人口腎臓等に使用される血液回路には外部の機器たとえ
ば静脈圧モニター、シリンジ、輸液セット等に接続する
ための分岐ライン（ヘパリンライン、モニターライン、
レベル調整ライン等）が設けられ、その先端部には多く
の場合、ＪＩＳ規格のコネクターが付けられていること
はよく知られている。
ば静脈圧モニター、シリンジ、輸液セット等に接続する
ための分岐ライン（ヘパリンライン、モニターライン、
レベル調整ライン等）が設けられ、その先端部には多く
の場合、ＪＩＳ規格のコネクターが付けられていること
はよく知られている。
従来この種のコネクターは、第１図に示すごとく、チュ
ーブ１の端部にＰ−Ｃ（ポリカーボネート）等硬質樹脂
で成形されたコネクター２を接続し、その開口部には菌
やゴミの侵入を防ぐためＰ−Ｐ（ポリプロピレン）等樹
脂製のキャップ３を嵌合せしめている。
ーブ１の端部にＰ−Ｃ（ポリカーボネート）等硬質樹脂
で成形されたコネクター２を接続し、その開口部には菌
やゴミの侵入を防ぐためＰ−Ｐ（ポリプロピレン）等樹
脂製のキャップ３を嵌合せしめている。
しかしながら、このような従来のコネクターでは、滅菌
工程時に血液回路全体が高圧、高温条件のもと、しかも
この条件が数回にわたり急激に変動する中で滅菌される
と、チューブ１内の圧力が変動をきたし、チューブ端部
のキャップに圧力が加わってコネクター２とキャップ３
の嵌合度合が甘いほどキャップ３がゆるみ、またコネク
ター２とキャップ３の材質が異なる場合には、双方の膨
張度が異なることから、前述の条件と相俟ってキャップ
３のゆるみが生じることになる。
工程時に血液回路全体が高圧、高温条件のもと、しかも
この条件が数回にわたり急激に変動する中で滅菌される
と、チューブ１内の圧力が変動をきたし、チューブ端部
のキャップに圧力が加わってコネクター２とキャップ３
の嵌合度合が甘いほどキャップ３がゆるみ、またコネク
ター２とキャップ３の材質が異なる場合には、双方の膨
張度が異なることから、前述の条件と相俟ってキャップ
３のゆるみが生じることになる。
この結果、滅菌後の血液回路が、たとえば血液透析等に
使用される際、血液回路のチューブ１内にポンプを使っ
て生理食塩水を充満させ、チューブ内の空気抜き（いわ
ゆるプライミング）を行なうと、コネクター２とキャッ
プ３の間隙から生理食塩水が漏れることになる。
使用される際、血液回路のチューブ１内にポンプを使っ
て生理食塩水を充満させ、チューブ内の空気抜き（いわ
ゆるプライミング）を行なうと、コネクター２とキャッ
プ３の間隙から生理食塩水が漏れることになる。
このため一般には鉗子を使って各ラインのコネクター付
近をクランプしなければならず、その準備に時間を要し
ていた。
近をクランプしなければならず、その準備に時間を要し
ていた。
一方、前記したコネクター２が硬質のプラスチックで成
形されている場合、製造工程でキャップ３を嵌合させる
ときや、コネクター２を嵌合すべき外部機器の凸状コネ
クターに少しでも歪みがあると、これを接続する際、コ
ネクター２の側面に割れを生じ、空気や液体の漏出が起
こる欠点もあった。
形されている場合、製造工程でキャップ３を嵌合させる
ときや、コネクター２を嵌合すべき外部機器の凸状コネ
クターに少しでも歪みがあると、これを接続する際、コ
ネクター２の側面に割れを生じ、空気や液体の漏出が起
こる欠点もあった。
本考案はこのような従来の不利欠点を解決するために工
夫されたものである。
夫されたものである。
以下本考案の具体的実施例を第２図に従って説明すると
、１０は中空の硬質樹脂製コネクターであリ、その小径
部１１には軟質樹脂製チューブ１２の一端が接続されて
いる。
、１０は中空の硬質樹脂製コネクターであリ、その小径
部１１には軟質樹脂製チューブ１２の一端が接続されて
いる。
またこのコネクター１０の開口部１３は外方に向かって
徐々に拡径せしめたテーパ状となっており、その長さｌ
は通常のコネクター開口部よりも軸長方向に長く形成さ
れている。
徐々に拡径せしめたテーパ状となっており、その長さｌ
は通常のコネクター開口部よりも軸長方向に長く形成さ
れている。
さらに、この開口部１３の中間部には周方向にわたって
切断溝１４が形成されている。
切断溝１４が形成されている。
こうした開口部１３には密封部材１５が挿嵌されるもの
であるが、本実施例ではこの密封部材１５を硬質樹脂製
のムク棒とし、その外側端部１５ａを開口部１３から突
出せしめており、このようにすれば後述するごとく、切
断溝１４で折る場合便利である。
であるが、本実施例ではこの密封部材１５を硬質樹脂製
のムク棒とし、その外側端部１５ａを開口部１３から突
出せしめており、このようにすれば後述するごとく、切
断溝１４で折る場合便利である。
なお、本考案では前記コネクター１０と密封部材１５と
を同材質とすれば、膨張度の違いから生ずるゆるみ等を
防止することができ、また切断溝１４は密封部材１５の
挿入側端部１５ｂに対応した位置に形成すると、切断溝
１４における切断が容易となる。
を同材質とすれば、膨張度の違いから生ずるゆるみ等を
防止することができ、また切断溝１４は密封部材１５の
挿入側端部１５ｂに対応した位置に形成すると、切断溝
１４における切断が容易となる。
さらに密封部材１５とコネクター開口部１３内面とは高
温・高圧滅菌時に密着した状態となるが、必要に応じて
その接触部に接着剤を塗布してもよい。
温・高圧滅菌時に密着した状態となるが、必要に応じて
その接触部に接着剤を塗布してもよい。
以上説明した本考案によるときは、コネクター開口部１
３に密封部材１５を挿嵌した後、高温・高圧滅菌を行な
うと双方の接触部は軽く接着されて、滅菌中容易に外れ
るようなことはない。
３に密封部材１５を挿嵌した後、高温・高圧滅菌を行な
うと双方の接触部は軽く接着されて、滅菌中容易に外れ
るようなことはない。
また開口部１３に他の機器類側のコネクターを接続する
場合は切断溝１４に沿って開口部１３の密封部材挿入側
端部を折ると開口部長さ１１は通常のコネクターと同じ
になり、この部分に前記他のコネクターを接続するもの
である。
場合は切断溝１４に沿って開口部１３の密封部材挿入側
端部を折ると開口部長さ１１は通常のコネクターと同じ
になり、この部分に前記他のコネクターを接続するもの
である。
このように本考案によれば、高温・高圧条件下の滅菌工
程でも密封部材１５が外れたり、ゆるんだりするような
ことはなく、シたがってプライミング時に生理食塩水の
漏れなどがなくなる。
程でも密封部材１５が外れたり、ゆるんだりするような
ことはなく、シたがってプライミング時に生理食塩水の
漏れなどがなくなる。
また他の機器類側のコネクターを接続する場合にも切断
溝１４に沿って一端を折るだけで容易に行なうことがで
き、さらにまた開口部１３における密封部材１５の挿嵌
部に多少の割れ等が生じてもその部分は切断除去される
ため、他の機器類のコネクターを接続するのに何等支障
はない等種々のすぐれた効果が得られるものである。
溝１４に沿って一端を折るだけで容易に行なうことがで
き、さらにまた開口部１３における密封部材１５の挿嵌
部に多少の割れ等が生じてもその部分は切断除去される
ため、他の機器類のコネクターを接続するのに何等支障
はない等種々のすぐれた効果が得られるものである。
第１図は従来のコネクターを示す断面図、第２図は本考
案の一実施例を示す断面図である。 図中、１０はコネクター、１３は開口部、１４は切断溝
、１５は密封部材である。
案の一実施例を示す断面図である。 図中、１０はコネクター、１３は開口部、１４は切断溝
、１５は密封部材である。
Claims (4)
- （１）チューブの端部に接続された硬質樹脂製コネクタ
ー開口部の長さを軸長方向に延長すると共に、該開口部
に密封部材を挿嵌し、かつこの開口部に切断溝を周方向
にわたって形成したことを特徴とする医療用ディスポー
ザブルチューブのコネクター。 - （２）開口部がテーパ状に形成されることを特徴とする
前記第１項記載の医療用ディスポーザブルチューブのコ
ネクター。 - （３）切断溝が開口部に挿嵌された密封部材の挿入側端
部に対応した位置に形成されることを特徴とする前記第
１項記載の医療用ディスポーザブルチューブのコネクタ
ー。 - （４）密封部材が硬質合成樹脂製のムク棒であることを
特徴とする前記第１項記載の医療用ディスポーザブルチ
ューブのコネクター
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6997181U JPS5850919Y2 (ja) | 1981-05-15 | 1981-05-15 | 医療用デイスポ−ザブルチユ−ブのコネクタ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6997181U JPS5850919Y2 (ja) | 1981-05-15 | 1981-05-15 | 医療用デイスポ−ザブルチユ−ブのコネクタ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57182444U JPS57182444U (ja) | 1982-11-19 |
| JPS5850919Y2 true JPS5850919Y2 (ja) | 1983-11-19 |
Family
ID=29865819
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6997181U Expired JPS5850919Y2 (ja) | 1981-05-15 | 1981-05-15 | 医療用デイスポ−ザブルチユ−ブのコネクタ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5850919Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1988006902A1 (en) * | 1987-03-19 | 1988-09-22 | Terumo Kabushiki Kaisha | Medical branch tube openable upon fracture |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61284254A (ja) * | 1985-06-12 | 1986-12-15 | 川澄化学工業株式会社 | プラズマフエレ−シスバツグ用のコネクタ− |
-
1981
- 1981-05-15 JP JP6997181U patent/JPS5850919Y2/ja not_active Expired
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1988006902A1 (en) * | 1987-03-19 | 1988-09-22 | Terumo Kabushiki Kaisha | Medical branch tube openable upon fracture |
| EP0355160A1 (en) * | 1987-03-19 | 1990-02-28 | Terumo Kabushiki Kaisha | Medical branch tube openable upon fracture |
| AU616401B2 (en) * | 1987-03-19 | 1991-10-31 | Terumo Kabushiki Kaisha | Medical branch tube openable upon fracture |
| EP0355160B1 (en) * | 1987-03-19 | 1994-06-15 | Terumo Kabushiki Kaisha | Medical branch tube openable upon fracture |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57182444U (ja) | 1982-11-19 |
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