JPH0719445Y2 - 内視鏡用鉗子栓 - Google Patents

内視鏡用鉗子栓

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JPH0719445Y2
JPH0719445Y2 JP1987079393U JP7939387U JPH0719445Y2 JP H0719445 Y2 JPH0719445 Y2 JP H0719445Y2 JP 1987079393 U JP1987079393 U JP 1987079393U JP 7939387 U JP7939387 U JP 7939387U JP H0719445 Y2 JPH0719445 Y2 JP H0719445Y2
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JP
Japan
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forceps plug
slit
endoscope
forceps
plug
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JP1987079393U
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JPS63188001U (ja
Inventor
一郎 中村
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、内視鏡用鉗子栓、詳しくは、内視鏡の処置具
挿入口に取り付けられて、同挿入口の気密を保持する内
視鏡用鉗子栓に関する。
[従来の技術] 第5図に示すように、従来の内視鏡用鉗子栓21は、鉗子
挿入口の鉗子栓保持枠24に嵌着されており、鉗子栓保持
枠24は内視鏡25の操作部本体26内および体腔内挿入部27
内を貫通して設けられている鉗子チャンネル(図示され
ず)の基端部の上記操作部本体26に設けられている。こ
の内視鏡用鉗子栓21は、周知のように吸引操作等を行な
うときは処置具挿通口で外部に対してチャンネル内を気
密的にシールすると共に、処置具や送液のための注射筒
等を挿入する際には開口するという機能が要求されてい
る。なお、第5図において、符号28は接眼部、29は吸引
チューブ、30は吸引装置をそれぞれ示している。
従来、この種の内視鏡用鉗子栓21としては、第6,第7図
に示すように、縦断面形状がM字状のゴム材等の弾性部
材からなり、その上面中央の球面状凹部22の底壁の中心
部には直径方向のスリット23が穿設されているも、平生
は、その弾力性によりスリット23の両壁は密着して閉じ
られるようになっている。そして、この鉗子栓21は、鉗
子挿入口の鉗子栓保持枠24に弾力的に着脱自在に嵌着さ
れるようになっている。このように鉗子栓21が嵌着され
た内視鏡の鉗子挿入口に、第6図に示すように生検鉗子
31等を挿入する場合は、同生検鉗子31の先端部を上記鉗
子栓21のスリット23内にその弾力に抗して進入させる
が、鉗子31を挿入しても両者は弾力的に密着しているの
で、外部に対する気密性は保持されるようになってい
る。また、上記従来技術において、更に気密性を高める
ためにスリット部分の肉厚を変形したもの(特開昭61−
131723号公報参照)や、スリット部の密着が弾性栓体の
ヘタリによって低下するのを防止するために弾性栓体の
スリット部外周全周に保持枠内周を密着、あるいは押圧
させたもの(実開昭61−57901号公報参照)等が提案さ
れている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上述したように、鉗子栓の気密性を確保する
ために従来、種々の対策は採られてはいるものの、内視
鏡チャンネルには、施術処置や送液・施薬のために頻繁
に処置具や注射筒がスリットを押し広げて挿入・挿脱さ
れるので、スリット部が摩耗やヘタリによって密着生が
悪化し、気密性が低下してしまう。その結果として、吸
引操作を行なった場合に、外部からの気体をスリットか
ら吸引してチャンネル先端の吸引能力を低下させたり、
また、患者の体内より吸引した汚物がスリットから外部
に洩れたり、気管支鏡では患者が咳こむと気管支内の汚
物が吹き出したりして術者を汚染するという不具合があ
った。また、上記スリット部の摩耗やヘタリによる気密
性の低下を防止するために、スリット部の肉厚を更に厚
くしたり、弾性栓体のスリット部外周全周に保持枠内周
を更に密着または押圧させるようにすると、スリットの
密着性については向上し改善されるものの、今度はスリ
ットの開口性が悪化してしまうので、処置具や注射筒等
の挿入性が悪くなってしまい、処置具の破損や送液操作
性を低下させてしまうという問題点があった。
従って、本考案の目的は、気密性を更に向上させると共
に、上述したような操作性の低下も生じない内視鏡用鉗
子栓を提供するにある。
[問題点を解決するための手段および作用] 本考案は、上記目的を達成するために、弾性栓体のスリ
ットを閉じる方向に押圧すると共に、同スリットを長手
方向に引き延ばす付勢手段を設けるようにしたことを特
徴とするもので、このようにして、スリットの開口性を
損うことなく密着性を向上し、操作性の低下も生じない
ようにしたものである。
[実施例] 以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図(A)は、本考案の第1実施例を示す内視鏡用鉗
子栓の斜視図、第1図(B)は上記内視鏡用鉗子栓が嵌
着される内視鏡の鉗子栓保持枠の要部を縦断して示した
斜視図、第2図は上記第1図の内視鏡用鉗子栓が鉗子栓
保持枠に嵌着された状態を示す縦断面図である。
本実施例における内視鏡用鉗子栓は、第1図(A),
第2図に示すように、その断面形状がM字状のゴム,軟
質のプラスチック材等の弾性材からなり、その上面中央
部の球面状凹部2の底壁中心部には直径方向のスリット
3が穿設されている。そして、同鉗子栓の周側面上方
寄りの位置、即ち、上記スリット3に相対する高さ位置
には、同スリット3とほぼ直交する位置に、スリット3
の長さより小さい区間に半球状の突起4が両側に相対し
て設けられている。また、鉗子栓の上部フランジ1aの
上記突起4の上方位置に相対する位置には一対の切欠5
が設けられている。
一方、上記鉗子栓が嵌着される金属や硬質プラスチッ
ク材からなる円筒状の鉗子栓保持枠6の上面には、第1
図(B)に示すように、上記鉗子栓の切欠5に相対
し、同切欠5に嵌入する一対の突出部7(一方は図示さ
れず)が設けられている。そして、上記突出部7の幅b
は、上記鉗子栓の切欠5の幅aより広くしてあり、上
記突出部7は上記切欠5に対して圧入して鉗子栓は鉗
子栓保持枠6に嵌着されるようになっている。なお、第
2図中の符号8は、上記鉗子栓の下位に同鉗子栓
共に鉗子栓保持枠6内に嵌着される内弁、符号9は鉗子
の突起4が設けられている外周面とこれが嵌着され
る鉗子栓保持枠6の内周面間に形成される空隙をそれぞ
れ示している。
以上のように構成された本実施例における鉗子栓は、
次のように作用する。即ち、鉗子栓は、第2図に示す
ように、鉗子栓保持枠6に着脱自在に取り付けられた状
態では、鉗子栓は、その両突起4が鉗子栓保持枠6の
突出部7の左右内側面に押圧されるため、スリット3の
中央部は直角方向にだけ押圧付勢されると共に、上記鉗
子栓の切欠5の幅aより、突出部7の幅bが広いた
め、スリット3の両側を同スリットを開口方向に引き延
ばすよう付勢される。従って、スリット3の密着性は高
く、処置具や注射筒等が繰り返し挿入され、スリット面
が摩耗したり、ヘタリが生じるような場合でも気密性を
保持することができる。一方、上記鉗子栓の切欠5と
鉗子栓保持枠6の突出部7との係合により、スリット3
は開口方向に付勢されるので、処置具や注射筒を斜めに
引き抜いたときに生じるスリットの両側の膜部が重なり
合ってしまうという現象の発生も防止でき、吸引力の低
下や吸引時の汚物の洩れや吹き出し等も生ずることはな
い。更に、スリット3は、その中央部の小さい区間での
み押圧付勢されているだけであり、直角方向以外は変形
自在であるため、処置具や注射筒の挿入性を著しく妨げ
るようなことはない。
第3図は、本考案の第2実施例を示す内視鏡用鉗子栓と
鉗子栓取付口金を示す縦断面図であり、第4図は上記第
3図の鉗子栓の平面図である。
この鉗子栓11は、第3図に示すように、その断面形状が
M字状のゴムや軟質プラスチック材等の弾性材からな
り、その平面形状は、第4図に示すように楕円形状に成
形されていて、その凹部12も楕円形であり、その短軸方
向にスリット13が設けられている。また、内周面に設け
られていて、硬質材からなる鉗子栓取付口金15の上端部
フランジ16に嵌合する口金取付用溝14も外形と同様楕円
形となっている。
一方、この鉗子栓11が嵌着される鉗子栓取付口金15は円
筒形状であり、同口金15の上端部の上記鉗子栓11の口金
取付用溝14に嵌入するフランジ16も円形状である。従っ
て、上記鉗子栓11を上記鉗子栓取付口金15に嵌着する
と、弾力性を有する鉗子栓11は、その弾力に抗して第4
図の点線で示すように変形して円形状となる。このよう
に円形状に変形した鉗子栓11は、自らの復元弾力により
第4図における矢印で示すように、スリット13には、閉
じる方向へ押圧する力と、開口方向に引き伸ばす力が同
時に作用し、上記第1図の鉗子栓1と全く同様な作用,
効果を得ることができる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、 従来の鉗子栓に比し、スリットの密着性が増加して
気密性が大幅に向上し、吸引操作等の吸引能力の低下
や、スリットから患者の吸引汚物が洩れたり吹き出した
りして術者を汚染するようなことは解消される。
処置具や注射筒を繰り返し挿入することによってス
リットが摩耗したりヘタリが生ずるようなことがあって
も密着性は維持され、気密性は損なわれない。
更に気密性を維持しつつ、スリットの開口性を著し
く損なうようなことはなく、処置具や注射筒の挿通性を
良好に維持することができる。
等の顕著な効果を有する鉗子栓を提供することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は、本考案の第1実施例を示す内視鏡用鉗
子栓の斜視図、 第1図(B)は、上記第1図(A)の内視鏡用鉗子栓が
嵌着される内視鏡の鉗子栓保持枠の要部を縦断して示し
た斜視図、 第2図は、上記第1図の内視鏡用鉗子栓が鉗子栓保持枠
に嵌着された状態を示す縦断面図、 第3図は、本考案の第2実施例を示す内視鏡用鉗子栓を
内視鏡の鉗子栓取付口金に嵌着した状態を示す縦断面
図、 第4図は、上記第3図の内視鏡用鉗子栓の平面図、 第5図は、内視鏡の斜視図、 第6図は、鉗子栓が嵌着された鉗子挿入口に鉗子が挿入
される状態を示す斜視図、 第7図は、従来の鉗子栓の一例を示す縦断面図である。11121……内視鏡用鉗子栓 3,13,23……スリット 4……突起(付勢手段) 5……切欠(付勢手段) 7……突出部(付勢手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】処置具,送液筒等の挿入されるスリットが
    穿設された弾性栓体からなり、内視鏡の処置具挿入口に
    取り付けられて、同挿入口の気密を保持する内視鏡用鉗
    子栓において、 上記弾性栓体のスリットを閉じる方向に押圧すると共
    に、同スリットを長手方向に引き延ばす付勢手段を設け
    たことを特徴とする内視鏡用鉗子栓。
JP1987079393U 1986-11-19 1987-05-26 内視鏡用鉗子栓 Expired - Lifetime JPH0719445Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987079393U JPH0719445Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26 内視鏡用鉗子栓
US07/107,946 US4809679A (en) 1986-11-19 1987-10-13 Forceps plug for endoscopes

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987079393U JPH0719445Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26 内視鏡用鉗子栓

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Publication Number Publication Date
JPS63188001U JPS63188001U (ja) 1988-12-01
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4544562B2 (ja) * 2001-03-22 2010-09-15 富士フイルム株式会社 内視鏡用鉗子栓
US8540677B2 (en) 2006-11-02 2013-09-24 Becton, Dickinson And Company Vascular access device chamber venting

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816722Y2 (ja) * 1978-04-12 1983-04-05 富士写真光機株式会社 内視鏡の鉗子導入装置
JPS60184507U (ja) * 1984-05-21 1985-12-07 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡

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JPS63188001U (ja) 1988-12-01

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