JP2023155704A - 内視鏡用フード - Google Patents

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Haruhiro Inoue
靖久 石井
Yasuhisa Ishii
勇人 主濱
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Abstract

【課題】内視鏡用フードを通した内視鏡の視野を良好に確保することが可能な内視鏡用フードを提供する。【解決手段】内視鏡用フード100は、内視鏡110の先端部111が挿入される円筒状の装着部20と、装着部20の先端側に連接されている筒状のフード本体部30と、を備え、全体形状が筒状の内視鏡用フードであって、フード本体部30の先端において開口している先端開口10が、装着部20の中心軸AX1に対して偏心している。【選択図】図3

Description

本発明は、内視鏡用フードに関する。
内視鏡の先端部に装着される内視鏡用フードとしては、例えば、特許文献1に記載のものがある。
特許文献1の内視鏡用フードは、内視鏡の先端部が挿入される筒状のフード本体部を備えて構成されており、フード本体部の先端において開口している先端開口の中心は内視鏡の軸心と同軸に配置されている。
実開昭56-75912号公報
本願発明者の検討によれば、特許文献1の内視鏡用フードの構造では、内視鏡用フードを通した内視鏡の視野を確保する構造について、改善の余地がある。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、内視鏡用フードを通した内視鏡の視野を良好に確保することが可能な内視鏡用フードを提供するものである。
本発明によれば、内視鏡の先端部が挿入される円筒状の装着部と、前記装着部の先端側に連接されている筒状のフード本体部と、を備え、全体形状が筒状の内視鏡用フードであって、前記フード本体部の先端において開口している先端開口が、前記装着部の中心軸に対して偏心している内視鏡用フードが提供される。
本発明の内視鏡用フードによれば、内視鏡用フードを通した内視鏡の視野を良好に確保することが可能である。
実施形態に係る内視鏡用フードを先端側から視た図である。 図1に示すA-A線に沿った断面図である。 実施形態に係る内視鏡用フードを先端側から視た図であり、当該内視鏡用フードが内視鏡に装着された状態を示す。 図3に示すA-A線に沿った断面図である 図3に示すA-A線に沿った断面図であり、このうち図5(a)はフード本体部が生体組織に対して当接している状態を示し、図5(b)は生体組織を吸引している状態を示す。 実施形態の変形例1に係る内視鏡用フードを先端側から視た図である。 図6に示すA-A線に沿った断面図である。 実施形態の変形例2に係る内視鏡用フードを先端側から視た図である 実施形態の変形例2に係る内視鏡用フードを先端側から視た図であり、当該内視鏡用フードが内視鏡に装着された状態を示す。
以下、本発明の各実施形態について、図1から図5(b)を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更又は改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれる。
以下の説明において、内視鏡用フード100の遠位側(内視鏡の操作者から遠い側)を先端側、その近位側(内視鏡の操作者側)を基端側ともいう。また、先端部は、遠位端(最先端)およびその周辺を含む一定の範囲を意味し、基端部とは、近位端(最基端)およびその周辺を含む一定の範囲を意味するものとする。
また、以下において、内視鏡用フード100の軸方向を単に軸方向と称したり、内視鏡用フード100の径方向を単に径方向と称したり、内視鏡用フード100の周方向を単に周方向と称したりする場合がある。
また、以下の説明において、特に断りが無い限り、内周面は内視鏡用フード100の軸心側の面を意味し、外周面は当該内周面に対する裏側の面を意味する。
図1から図4に示すように、本実施形態に係る内視鏡用フード100は、内視鏡110の先端部111(図3及び図4)が挿入される円筒状の装着部20と、装着部20の先端側に連接されている筒状のフード本体部30と、を備え、全体形状が筒状の内視鏡用フードである。
そして、フード本体部30の先端において開口している先端開口10が、装着部20の中心軸AX1(図1及び図2参照)に対して偏心している。
また、図3及び図4に示すように、詳細は後述するが、内視鏡110の先端部111には、対物レンズ120が設けられている。一般的に対物レンズ120は、内視鏡110の軸心に対して偏心している。そして、先端部111が内視鏡用フード100に挿入されている状態において、典型的には、対物レンズ120は装着部20の中心軸AX1に対して偏心した位置に配置される。
本実施形態によれば、先端開口10が装着部20の中心軸AXに対して偏心している。このため、先端開口10が偏心している側(装着部20の中心軸AX1を基準として広がっている側)に対物レンズ120が位置するように内視鏡用フード100の回転位相を調節することによって、内視鏡用フード100が装着された内視鏡110の視野(図5(a)に示すR3)にフード本体部30の一部分が写り込んでしまうことを抑制できる。
更には、径方向において先端開口10の中心と対物レンズ120の中心とが互いに一致又は近接した配置とすることができるので、後述するように生体組織300を負圧吸引する際には、吸引による当該生体組織300の膨らみの中央部と対応する位置に対物レンズ120が配置されるようにできる。よって、生体組織300の表面と対物レンズ120とを良好に密着させることができる。
このように、本実施形態によれば、内視鏡用フード100を通した内視鏡110の視野を良好に確保することができる。
本実施形態の場合、装着部20は、内視鏡用フード100における基端側の部分を構成しており、フード本体部30は、当該内視鏡用フード100における先端側の部分を構成している。
図1及び図2に示すように、装着部20及びフード本体部30の各々は、互いに連通している。
以下の説明において、内視鏡用フード100の基端側における開口を基端開口12と称し、先端側における開口を先端開口10と称する。そして、基端開口12は装着部20の基端側における開口によって構成されており、先端開口10はフード本体部30の先端側における開口によって構成されている。
本実施形態の場合、装着部20の内周面には、周方向において360度周回している複数の溝部22が形成されている。
溝部22は、例えば、装着部20の基端部28において、軸方向における複数箇所にそれぞれ形成されている。
各溝部22に対して後述する内視鏡110の突条部115が係合することによって、装着部20ひいては内視鏡用フード100が内視鏡110に対して装着される。
ただし、本発明において、装着部20は、少なくとも内視鏡110の先端部111に対して装着可能に構成されていればよく、例えば、装着部20の内周面に複数の溝部22が形成されていなくてもよい。
また、装着部20の外径は、例えば、軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。
ただし、本発明において、例えば、装着部20の基端部28の外径が、基端側に向けてテーパー状に縮径していてもよい。
このようにすることにより、基端部28と内視鏡110の先端部111との境界部の段差を小さくすることができる。よって、装着部20を内視鏡110の先端部111に対して装着する際に、例えば、装着部20と先端部111との境界部及びその近傍に固定テープ(不図示)を巻回する場合、当該固定テープを基端部28の外周面と先端部111の外周面とに沿って良好に巻回することができる。
装着部20の内周面の形状は、例えば、内視鏡110の先端部111と対応した形状となっている。図4に示すように、装着部20が内視鏡110の先端部111に対して装着された状態では、先端部111の外周面と装着部20の内周面とが密着するようになっている。
図1に示すように、本実施形態の場合、先端開口10は楕円形状である。
このような構成によれば、対物レンズ120が先端開口10の長軸方向に偏心した配置となるように内視鏡用フード100の回転位相を調節することによって、内視鏡用フード100が装着された内視鏡110の視野R3に当該内視鏡用フードの一部分が映り込んでしまうことをより確実に抑制できる。
より詳細には、先端側から視た先端開口10の形状は、楕円形状である。そして、先端開口10の中心C1(図1参照)は、例えば、中心軸AX1に対して偏心している。
ただし、本発明において、先端開口10の形状は特に限定されず、少なくとも先端開口10が中心軸AX1に対して偏心する形状となっていればよい。
また、本実施形態の場合、フード本体部30の内腔は先端側に向けて拡大している。
これにより、先端開口10の開口幅を十分に確保することができるので、フード本体部30の先端部の一部分が内視鏡110の視野R3に映り込んでしまうことをより一層確実に抑制できる。
より詳細には、フード本体部30は、例えば、先端開口10の長軸方向(以下、単に長軸方向)の一方側におけるフード本体部30の壁部である第1壁部41と、当該長軸方向の他方側におけるフード本体部30の壁部である第2壁部46と、を含む。
一例として、フード本体部30の壁部において、先端開口10の短軸AX3(図1参照)を基準として、長軸方向の一方側(図1及び図2の紙面における上側)の半部が第1壁部41であり、長軸方向の他方側(図1及び図2の紙面における下側)の半部が第2壁部46である。
図2に示すように、本実施形態の場合、第1壁部41の肉厚は先端側に向けて縮小している。
これにより、後述のように生体組織300を負圧吸引する際に、第1壁部41が径方向外方に向けて撓みやすくなるので、対物レンズ120が生体組織300に対して密着しやすくなる。
第1壁部41の肉厚は、例えば、後述するストッパ部35の先端側の面よりも先端側の部分において徐々に縮小している。より詳細には、第1壁部41の肉厚は、例えば、後述するストッパ部35の基端側の面(後述の当接面35a)よりも先端側の部分において徐々に縮小している。
また、第2壁部46の肉厚は、軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。
ただし、本発明はこの例に限らず、例えば、第1壁部41の肉厚も、軸方向における位置にかかわらず略一定となっていてもよい。
また、第1壁部41が、例えば、第2壁部46よりも薄肉に形成されている。
このような構成によれば、第1壁部41と第2壁部46とのうち、第1壁部41の方が径方向外方に向けて撓みやすくなる。
より詳細には、少なくとも第1壁部41の肉厚の平均値が第2壁部46の肉厚の平均値以下である。
また、第1壁部41の最大肉厚が、第2壁部46の最小肉厚以下(例えば、略同等)であり、第1壁部41の最小肉厚が、第2壁部46の最小肉厚よりも小さい。
また、フード本体部30の先端面32は全体に面一となっている。
これにより、後述のようにフード本体部30の先端面32を生体組織300に対して周回状に当接させることができるので、フード本体部30ひいては内視鏡用フード100の内部の気密性を十分に確保することができる。
より詳細には、第1壁部41の先端面と第2壁部46の先端面とは、それぞれ平坦に形成されているとともに互いに面一に配置されている。
更には、本実施形態の場合、先端開口10の長軸AX2と装着部20の中心軸AX1とを含む平面で切断した断面(図2参照)において、先端開口10の長軸方向の一方側におけるフード本体部30の壁部である第1壁部41は、先端開口10の長軸方向の他方側におけるフード本体部30の壁部である第2壁部46と比較して、装着部20の中心軸AX1を基準として外方にオフセットしている。
これにより、対物レンズ120が中心軸AX1に対して長軸方向の一方側(第1壁部41側)に偏心した位置となるように内視鏡用フード100の回転位相を調節することによって、フード本体部30の壁部の一部分が内視鏡110の視野R3に映り込んでしまうことをより確実に抑制できる。
また、先端開口10の長軸AX2と装着部20の中心軸AX1とを含む平面で切断した断面において、第1壁部41の外周面43と内周面45がそれぞれ装着部20の中心軸AX1に対して傾斜している。
そして、第1壁部41の外周面43と装着部20の中心軸AX1とのなす角度R1(図2参照)が、第1壁部41の内周面45と装着部20の中心軸AX1とのなす角度R2(図2参照)よりも小さい。
このような構成によれば、後述のようにフード本体部30を生体組織300に対して当接させた状態で負圧吸引する際に、第1壁部41は、通常状態(図1及び図2等参照)と比較して、先端側に向けてより拡径した形状に弾性変形し易くなる。すなわち、先端開口10の長軸方向における開口幅を十分に確保することができるので、内視鏡用フード100の視野をより良好とすることができる。
より詳細には、図2及び図4に示すように、先端開口10の長軸AX2と装着部20の中心軸AX1とを含む平面で切断した断面において、第1壁部41の外周面43及び内周面45の各々は、装着部20の中心軸AX1に対して先端側に向けて中心軸AX1から遠ざかる方向に傾斜している。
また、長軸方向において、先端開口の中心軸AX4(図2参照)と第1壁部41の内周面との距離は、先端側に向けて徐々に拡大している、同様に、短軸方向において、中心軸AX4と第2壁部46の内周面との距離は、先端側に向けて徐々に拡大している。一方、長軸方向において、中心軸AX4と第2壁部46の内周面との距離は、略一定となっている。
また、先端開口10の長軸AX2と装着部20の中心軸AX1とを含む平面で切断した断面において、第1壁部41は、装着部20の壁部の延長線よりも外方にオフセットしており、第2壁部46は、装着部20の壁部の延長上に配置されている。
これにより、内視鏡110に内視鏡用フード100を装着する際に、中心軸AX1に対して長軸方向の一方側(第1壁部41側)に対物レンズ120が位置するように内視鏡用フード100の回転位相を調節することによって、フード本体部30の壁部の一部分が内視鏡110の視野R3に映り込んでしまうことをより確実に抑制できる。
より詳細には、先端開口10の長軸AX2と装着部20の中心軸AX1とを含む平面で切断した断面において、第1壁部41の外周面43は、装着部20の壁部の外面の延長線L1(図2等参照)よりも外方にオフセットしており、第2壁部46の外周面は、装着部20の壁部の外面と面一に配置されている(当該壁部の外面よりも径方向外側に突出していない)。
また、先端開口10の長軸AX2と装着部20の中心軸AX1とを含む平面で切断した断面において、フード本体部30の内腔は先端側に向けて片テーパー状に拡大している。
このような構成によれば、フード本体部30において対物レンズ120が片テーパー状に拡大した側に配置されるように、内視鏡用フード100の回転位相を調節することによって、内視鏡用フード100が装着された内視鏡110の視野R3に当該内視鏡用フードの一部分が映り込んでしまうことをより確実に抑制できる。
本実施形態では、内視鏡用フード100は、フード本体部30と装着部20とを含むその全体が樹脂材料によって一体成形されている。
フード本体部30および装着部20は、例えば、軟質樹脂材料により構成されている。軟質樹脂材料としては、スチレン系エラストマー、シリコーンゴム、ポリウレタンまたはポリ塩化ビニル等を例示することができるが、これに限定されない。軟質樹脂材料の硬度は特に限定されず、生体組織300に内視鏡用フード100が当接した際に、生体組織を傷つけず、かつ、切除手技中に観察光学系の視野を確保可能な程度の硬さを示すものが適宜選択される。
本実施形態の場合、内視鏡用フード100のデュロメータ硬度が30未満であることが好ましい。
このようにすることにより、後述のように生体組織300を負圧吸引する際に、内視鏡用フード100が生体組織300の表面に追従して良好に変形することができるので、当該表面に対する内視鏡用フード100の気密性を十分に確保することができる。
また、内視鏡用フード100は、例えば、食道粘膜よりも柔軟(低剛性)であることが好ましい。
このようにすることにより、内視鏡用フード100をより低侵襲な構造とすることができる。
ただし、フード本体部30および装着部20は、硬質樹脂材料により一体成形されていても良い。硬質樹脂材料としては、例えば、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリ塩化ビニル等が挙げられるが、透明性、耐薬品性および耐熱性の理由からポリカーボネートを用いるのが好ましい。
また、内視鏡用フード100の外周面は、例えば、親水性処理、撥水性処理又は親油性処理が施されていることが好ましい。
このようにすることにより、食道粘膜や胃壁等の体腔壁面との摩擦をより抑制することができる。
親水性処理は特に限定されないが、例えば、スパッタリングまたは蒸着等の気相法による製膜、ディッピングコーティング、スピンコーティング等の液相法による製膜、親水膜の基となる薬剤を布、脱脂綿等により塗布する製膜、表面の水酸基化を行うプラズマ処理等の方法等を用いることができる。
撥水性処理は特に限定されないが、例えば、シランカップリング剤などの有機金属化合物の処理やアルキル基の化学結合、フッ素化合物を化学吸着させるプラズマ処理等を用いることができる。
親油性処理は特に限定されないが、例えば、シランカップリング剤などの有機金属化合物の処理やアルキル基の化学結合等を用いることができる。
図3に示すように、内視鏡110の先端部111には、例えば、上述の対物レンズ120に加えて、洗浄ノズル140、一対の照明レンズ130及び鉗子口151などが設けられている。
内視鏡用フード100の先端側から視たときに、対物レンズ120、洗浄ノズル140及び鉗子口151は、フード本体部30の先端開口10の内側に位置する。
また、対物レンズ120は、例えば、内視鏡110の軸心(装着部20の中心軸AX1)に対して偏心している。
対物レンズ120、洗浄ノズル140、一対の照明レンズ130及び鉗子口151は、それぞれ内視鏡110の軸心に対して偏心して配置されている。
一例として、内視鏡用フード100の周方向において、対物レンズ120、一対の照明レンズ130のうちの一方、鉗子口151、洗浄ノズル140、一対の照明レンズ130のうちの他方の順番に配置されている。ただし、内視鏡110において、これらの各構成要素の配置はこの例に限定されない。
対物レンズ120は、CCD(Charge Coupled Device)カメラを含み、切除部位などの被写体を観察するものである。
一致の照明レンズ130の各々は、内視鏡110の光源スイッチ(不図示)と接続されたライトガイド(不図示)を含む。各照明レンズ130は、内視鏡110の前方(先端側)に照明光を照射する。
洗浄ノズル140は、内視鏡110の基端操作部(図示せず)と連通しており、基端操作部の操作により洗浄用の流体を噴射する。洗浄用の流体は、水などの液体(洗浄液)や、気体である。洗浄ノズル140は、気体および液体の双方を噴射しても良いし、気体または液体のいずれか一方を噴射しても良い。
洗浄ノズル140から洗浄用の流体を噴射することにより、内視鏡110の先端部111、対物レンズ120およびフード本体部30の内周面などに付着した汚れを取り除くことができる。
図4に示すように、洗浄ノズル140の一部分は、例えば、内視鏡110の先端面110aから先端側に向けて僅かに突出している。また、洗浄ノズル140の吐出口(不図示)は、径方向外方(側方)に向けて開口している。
また、図3に示すように、先端側から視たときに、洗浄ノズル140は、周方向において、対物レンズ120と180度対向した位置からオフセットされた位置に配置されている。
鉗子口151は、内視鏡110の内部に形成された鉗子孔150の先端開口である。
鉗子孔150は、内視鏡110の長軸方向に沿って通孔形成されている。内視鏡110の先端部111において、鉗子口151はストッパ部35に干渉しておらず、軸方向に視たときに当該鉗子口151の全体がフード本体部30から露出している。
鉗子孔150には、高周波メスや注射針などの処置具(図示せず)が進退自在に挿入される。鉗子孔150に挿入された処置具が鉗子口151から突出可能となっている。
鉗子孔150の基端側は、例えば、内視鏡110の吸引機構(不図示)と接続されており、処置具を挿入した状態で鉗子孔150の内部を負圧吸引することができる。これにより、生体組織300を吸引し、当該生体組織300の表面と対物レンズ120とを密着させることができる。
図3及び図4に示すように、内視鏡110の先端部111が装着部20に対して差し込まれる(挿入される)ことにより、内視鏡110に装着部20が装着され、ひいては内視鏡用フード100全体が内視鏡110に装着される。
内視鏡110に内視鏡用フード100が装着された状態で、装着部20の中心軸AX1は、内視鏡110の軸心と略一致している。またこの状態において、対物レンズ120は、例えば、先端開口10が装着部20の中心軸AX1に対して偏心している方向と同方向に偏心して配置されている。
装着部20の内径は、例えば、内視鏡110の先端部111の外径と同じであるか、または当該外径よりも僅かに小さい寸法に設定されている。装着部20の内径が内視鏡110の先端部111の外径より小さい場合、挿入された先端部111により装着部20の内径が押し広げられ、装着部20の内周面が先端部111の外周面に対し良好に密着する。
ここで、本実施形態の場合、内視鏡用フード100の内周面には、装着部20に挿入された内視鏡110の先端(例えば、先端面110a)が突き当たる段差であるストッパ部35が形成されている。
このような構成によれば、内視鏡用フード100に対する内視鏡110の挿入深さを規制することができる。
ストッパ部35は、例えば、フード本体部30の基端部の内周面に形成されている周回状のリブである。ストッパ部35は、例えば、軸方向においてフード本体部30の基端よりも先端側、且つ、軸方向において当該フード本体部30の中間よりも基端側に配置されている。
ストッパ部35は、例えば、軸方向に対して直交する平坦面である先端面と基端面とをそれぞれ有する。そして、ストッパ部35の基端面は、内視鏡110の先端面110aが突き当たる当接面35aを構成している。基端開口12から装着部20に挿入された内視鏡110は、その先端面110aが当接面35aに当接することによって、先端方向への更なる挿入が規制される。
本実施形態の場合、図2及び図4に示すように、先端開口10の長軸AX2と装着部20の中心軸AX1とを含む平面で切断した断面において、第1壁部41の外周面43の傾斜の基端41aが、ストッパ部35の基端(当接面35a)よりも、基端側に位置している。
これにより、フード本体部40の軸方向における長さ寸法を抑制しつつも、フード本体部40が十分に拡径した構造を実現できる。
なお、本発明において、ストッパ部35は、少なくとも内視鏡用フード100に対する内視鏡110の挿入深さを規制可能に構成されていればよく、例えば、内視鏡用フード100の内径が内視鏡110の先端部111の外径よりも小さくなるよう、当該内径が基端方向から先端方向に向けて連続的に縮径していることによりストッパ部35が構成されていてもよい。
このように、内視鏡用フード100の内周面には、装着部20に挿入された内視鏡110の先端が突き当たる段差であるストッパ部35が形成されており、先端開口10の長軸AX2と装着部20の中心軸AX1とを含む平面で切断した断面において、第1壁部41の外周面43が装着部20の中心軸AX1に対して傾斜しており、第1壁部41の外周面の傾斜の基端が、前記ストッパ部の基端よりも、基端側に位置している。
更に、本実施形態の場合、内視鏡用フード100の内周面には、ストッパ部35に加えて、当該内視鏡用フード100の内周面からストッパ部35よりも長い突出長で径方向内側に突出している突出部である第2ストッパ部50が形成されている。
第2ストッパ部50は、例えば、ストッパ部35の内周縁から径方向内側に突出している。
これにより、軸方向において、内視鏡110が内視鏡用フード100に対して前進(先端側に移動)することをより確実に規制することができる。
ストッパ部35と同様に、第2ストッパ部50は、例えば、軸方向に対して直交する平坦面である先端面と基端面とをそれぞれ有する。そして、第2ストッパ部50の基端面は、内視鏡110の先端部111が突き当たる当接面50aを構成している。
内視鏡用フード100は、ストッパ部35と第2ストッパ部50を含むその全体が一体成形されている。
また、ストッパ部35の肉厚(軸方向における寸法)と第2ストッパ部50の肉厚(軸方向における寸法)とは、互いに略同等の寸法に設定されている。
また、第2ストッパ部50は、装着部20の中心軸AX1を基準として、先端開口10が偏心している側とは反対側に位置している。
すなわち、第2ストッパ部50は、短軸AX3を基準として、長軸方向の他方側(図1及び図2の紙面における下側)の半部(第2壁部46)に位置している。
このような構成によれば、第2ストッパ部50を基準とすることにより、内視鏡110に内視鏡用フード100を装着する際に、先端開口10が偏心している側に対物レンズ120が位置するように内視鏡用フード100の回転位相を調節することが容易となる。
より詳細には、図1に示すように第2ストッパ部50は、フード本体部30において、第2壁部46の内周面に形成されている。また、第2ストッパ部50は、周方向において長軸AX2からオフセットした位置に配置されているとともに、当該長軸AX2の近傍に形成されている。
第2壁部46の内周面から第2ストッパ部50の先端(突出方向における先端)までの最大突出長T1(図1参照)は、第2壁部46の内周面からストッパ部35の内周縁までの最大突出長T2(図1参照)よりも長い。
また、図1に示すように、先端側からフード本体部30を視たときに、第2ストッパ部50の突出方向は、例えば、ストッパ部35の内周縁の接線L3に対して斜め傾斜している。
そして、ストッパ部35の内周縁と第2ストッパ部50の周方向における一方側の端部51とのなす角度が、ストッパ部35の内周縁と第2ストッパ部50の周方向における他方側の端部52とのなす角度と、が互いに異なる構成となっている。
このような構成によれば、内視鏡110に内視鏡用フード100を装着する際に、例えば、第2ストッパ部50を、周方向において、洗浄ノズル140に対して位置合わせすることが容易となる。そして、このように第2ストッパ部50を配置することによって、対物レンズ120を、中心軸AX1に対して長軸方向の一方側(第1壁部41側)に偏心した位置に配置することが容易となる。これにより、フード本体部30の壁部の一部分が内視鏡110の視野R3に映り込んでしまうことをより確実に抑制できる。
ただし、本発明において、第2ストッパ部50の突出方向は、例えば、ストッパ部35の内周縁の接線L3に対して直交していてもよい。
また、先端側からフード本体部30を視たときに、第2ストッパ部50は、例えば、先端開口10の中心C1(長軸AX2と短軸AX3との交点)に向けて突出している。
これにより、第2ストッパ部50を、周方向において、洗浄ノズル140に対して位置合わせすることがより容易となるので、より確実に、対物レンズ120を中心軸AX1に対して長軸方向の一方側(第1壁部41側)に偏心した位置に配置することができる。
ただし、本発明はこの例に限らず、例えば、第2ストッパ部50を、周方向において、内視鏡110の先端部111に設けられている洗浄ノズル140以外の部位に対して位置合わせしてもよい。この場合、第2ストッパ部50と位置合わせされる上記部位は、周方向において、対物レンズ120と180度対向した位置又は当該位置からオフセットされた位置に配置されていることが好ましい。
更に、本実施形態の場合、図3及び図4に示すように、内視鏡用フード100が内視鏡110に対して装着されている状態において、第2ストッパ部50は、内視鏡110の洗浄ノズル140の先端面に対して当接している。
このため、第2ストッパ部50と洗浄ノズル140との間に生じる摩擦抵抗によって、内視鏡用フード100が、内視鏡110に対して相対的に回転してしまうことを抑制できる。これにより、内視鏡用フード100が装着された内視鏡110の使用中において、先端開口10が偏心している側に対物レンズ120が位置する状態を良好に維持することができる。
より詳細には、図3に示すように、先端側から内視鏡用フード100が装着された内視鏡110を視たときに、少なくとも第2ストッパ部50の一部分が、洗浄ノズル140の一部分と重なり合っている。また、図4に示すように、第2ストッパ部50の基端面の一部分が、洗浄ノズル140の先端面に対して面接触又は線接触している。
以下、図3から図5(b)を用いて内視鏡用フード100の使用方法の一例を説明する。
まず、内視鏡用フード100に内視鏡110の先端部111を挿入することによって、内視鏡用フード100を内視鏡110に対して装着する。この状態において、図3及び図4に示すように、対物レンズ120は、フード本体部30において、第1壁部41側に配置されている。より詳細には、対物レンズ120は、先端開口10が装着部20の中心軸AX1に対して偏心している方向と同方向に偏心している(長軸AX2上に配置されている)。
このようにすることにより、内視鏡110の視野を良好に確保することができる。
続いて、図5(a)に示すように、生体組織300の表面に対して、フード本体部30の先端面32を押し当てる。そして、鉗子孔150を介して生体組織300を負圧吸引する。これにより、図5(b)に示すように、生体組織300は基端側に向けて凸の形状に変形し、生体組織300の表面が対物レンズ120に対して密着するので、当該生体組織300をより良好に観察することができる。
ここで、本実施形態の場合、内視鏡用フード100を内視鏡110に対して装着されている状態において、軸方向に視たときに、先端開口10の中心が対物レンズ120の中心と一致しているか、又は近接している。
これにより、生体組織300を負圧吸引する際に、吸引による当該生体組織300の膨らみの中央部と対応する位置に対物レンズ120が配置されるようにできる。すなわち、生体組織300の表面と対物レンズ120とを良好に密着させることができる。
また、本実施形態の場合、上述のように第1壁部41の肉厚は先端側に向けて縮小している。また、第1壁部41は、例えば、第2壁部46よりも薄肉に形成されている。
このため、フード本体部30において対物レンズ120が配置されている側である第1壁部41が径方向外方に向けて撓みやすくなるので、生体組織300を吸引する際に対物レンズ120が生体組織300に対して良好に密着するようにできる。
また、本実施形態の場合、上述のように第1壁部41の外周面43と装着部20の中心軸AX1とのなす角度R1が、第1壁部41の内周面45と装着部20の中心軸AX1とのなす角度R2よりも小さい。
このような構成によれば、フード本体部30を生体組織300に対して当接させた状態で負圧吸引する際に、第1壁部41は先端側に向けてより拡径した形状に弾性変形し易くなる。すなわち、先端開口10の長軸方向における開口幅を十分に確保することができるので、内視鏡用フード100の視野をより良好とすることができる。
また、上述のように先端面32は全体に面一となっているので、当該先端面32を生体組織300に対して周回状に当接させることができる。このため、フード本体部30ひいては内視鏡用フード100の内部の気密性を十分に確保することができるので、生体組織300をより良好に吸引することができる。
また、上述のように内視鏡用フード100のデュロメータ硬度が30未満である場合、当該内視鏡用フード100の柔軟性(低剛性)が向上するので、先端面32を生体組織300に対してより密着させることができる。また、内視鏡用フード100をより低侵襲な構造とすることができる。更には、このような観点から、内視鏡用フード100は、生体組織300(例えば、食道粘膜)よりも柔軟(低剛性)であることが好ましい。
<実施形態の変形例1>
次に、図6及び図7を用いて実施形態の変形例1を説明する。
本変形例に係る内視鏡用フード100は、図6及び図7に示すように、内視鏡用フード100の内周面には、第2ストッパ部50は形成されていない点で第1実施形態とは相違しており。その他の点では、上記の実施形態に係る内視鏡用フード100と同様に構成されている。
このような構成であっても、先端開口10が偏心している側(装着部20の中心軸AX1を基準として広がっている側)に対物レンズ120が位置するように内視鏡用フード100の回転位相を調節することによって、内視鏡用フード100が装着された内視鏡110の視野R3にフード本体部30の一部分が写り込んでしまうことを抑制できる。
<実施形態の変形例2>
次に、図8及び図9を用いて実施形態の変形例2を説明する。本変形例に係る内視鏡用フード100は、以下に説明する点で、上記の実施形態に係る内視鏡用フード100と相違しており、その他の点では、上記の実施形態に係る内視鏡用フード100と同様に構成されている。
本変形例の場合も、フード本体部30の先端において開口している先端開口10は、楕円形状に形成されているとともに、装着部20の中心軸AX1に対して偏心している。
ただし、本変形例の場合、図8に示すように、第2ストッパ部50は、中心軸AX4の方向に視たときに楕円形状の先端開口10の短軸AX3が当該第2ストッパ部50と重なる位置に配置されている。
換言すれば、第2ストッパ部50は、先端開口10の周方向において、当該先端開口10の長軸AX2の方向における両側の端部(図8における上端と下端)の中間位置に配置されている。
つまり、第2ストッパ部50は、仮に第2ストッパ部50が無くてもストッパ部35によって概ね内視鏡110の前進規制を図ることが可能な位置(図8における下端の位置)と、内視鏡用フード100の変形時における変形量が大きくなりがちな位置(図8における上端の位置)と、の中間位置に配置されている。
このため、第2ストッパ部50によって内視鏡110を前進規制する作用を十分に発揮できるとともに、内視鏡用フード100が過度に変形したとしても第2ストッパ部50が内視鏡110の先端面110aから脱落してしまうことを抑制することができる。
図9に示すように、一般的に、鉗子孔150は、内視鏡110の軸心に対して偏心している。そして、内視鏡110の先端部111が内視鏡用フード100に挿入されている状態において、典型的には、鉗子孔150は装着部20の中心軸AX1に対して偏心した位置に配置される。
本変形例の場合、内視鏡110に内視鏡用フード100を装着する際に、例えば、先端開口10の中心C1又はその近傍に鉗子孔150が位置するように内視鏡用フード100の回転位相を調節する。
これにより、鉗子孔150を介して生体組織300を負圧吸引する際に、生体組織300において先端開口10と対応する部位をより均一に吸引することができる。
また、内視鏡110の視野に第2ストッパ部50が写り込んでしまうことも抑制できる。
本変形例の場合、図9に示す例では、第2ストッパ部50を、例えば、洗浄ノズル140に対して位置合わせしている。
より詳細には、第2ストッパ部50を洗浄ノズル140に対して位置合わせすることによって、鉗子口151すなわち鉗子孔150が先端開口10の中心C1又はその近傍に位置するようになっている。
ただし、本発明はこの例に限らず、第2ストッパ部50を洗浄ノズル140以外の部位に対して位置合わせしてもよい。
本発明は上述の実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。上記において説明された事項は適宜、他の実施形態に適用することが可能である。
本発明の内視鏡用フード100の構成要素は、個々に独立した存在である必要はない。複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
(1)内視鏡の先端部が挿入される円筒状の装着部と、前記装着部の先端側に連接されている筒状のフード本体部と、を備え、全体形状が筒状の内視鏡用フードであって、
前記フード本体部の先端において開口している先端開口が、前記装着部の中心軸に対して偏心している内視鏡用フード。
(2)前記先端開口は楕円形状である(1)に記載の内視鏡用フード。
(3)前記フード本体部の内腔は先端側に向けて拡大している(1)又は(2)に記載の内視鏡用フード。
(4)前記先端開口の長軸と前記装着部の中心軸とを含む平面で切断した断面において、
前記先端開口の長軸方向の一方側における前記フード本体部の壁部である第1壁部は、前記先端開口の長軸方向の他方側における前記フード本体部の壁部である第2壁部と比較して、前記装着部の中心軸を基準として外方にオフセットしている(1)から(3)のいずれか一項に記載の内視鏡用フード。
(5)前記先端開口の長軸と前記装着部の中心軸とを含む平面で切断した断面において、
前記第1壁部は、前記装着部の壁部の延長線よりも外方にオフセットしており、
前記第2壁部は、前記装着部の壁部の延長上に配置されている(4)に記載の内視鏡用フード。
(6)前記先端開口の長軸と前記装着部の中心軸とを含む平面で切断した断面において、
前記フード本体部の内腔は先端側に向けて片テーパー状に拡大している(5)に記載の内視鏡用フード。
(7)前記第1壁部の肉厚は先端側に向けて縮小している(4)から(6)のいずれか一項に記載の内視鏡用フード。
(8)前記先端開口の長軸と前記装着部の中心軸とを含む平面で切断した断面において、
前記第1壁部の外周面と内周面がそれぞれ前記装着部の中心軸に対して傾斜しており、
前記第1壁部の外周面と前記装着部の中心軸とのなす角度が、前記第1壁部の内周面と前記装着部の中心軸とのなす角度よりも小さい(7)に記載の内視鏡用フード。
(9)当該内視鏡用フードの内周面には、
前記装着部に挿入された前記内視鏡の先端が突き当たる段差であるストッパ部が形成されており、
前記先端開口の長軸と前記装着部の中心軸とを含む平面で切断した断面において、
前記第1壁部の外周面が前記装着部の中心軸に対して傾斜しており、
前記第1壁部の外周面の傾斜の基端が、前記ストッパ部の基端よりも、基端側に位置している(4)から(8)のいずれか一項に記載の内視鏡用フード。
(10)前記第1壁部が前記第2壁部よりも薄肉に形成されている(4)から(9)のいずれか一項に記載の内視鏡用フード。
(11)前記フード本体部の先端面は全体に面一となっている(1)から(10)のいずれか一項に記載の内視鏡用フード。
(12)当該内視鏡用フードのデュロメータ硬度が30未満である(1)から(11)のいずれか一項に記載の内視鏡用フード。
(13)当該内視鏡用フードは、食道粘膜よりも柔軟である(12)に記載の内視鏡用フード。
10 先端開口
12 基端開口
20 装着部
22 溝部
26 先端部
28 基端部
30 フード本体部
32 先端面
35 ストッパ部
35a 当接面
41 第1壁部
41a 基端
43 外周面
45 内周面
46 第2壁部
50 第2ストッパ部
50a 当接面
51、52 端部
100 内視鏡用フード
110 内視鏡
110a 先端面
111 先端部
115 突条部
120 対物レンズ
130 照明レンズ
140 洗浄ノズル
150 鉗子孔
151 鉗子口
300 生体組織
AX1 中心軸
AX2 長軸
AX3 短軸
AX4 中心軸
L1 延長線

Claims (13)

  1. 内視鏡の先端部が挿入される円筒状の装着部と、前記装着部の先端側に連接されている筒状のフード本体部と、を備え、全体形状が筒状の内視鏡用フードであって、
    前記フード本体部の先端において開口している先端開口が、前記装着部の中心軸に対して偏心している内視鏡用フード。
  2. 前記先端開口は楕円形状である請求項1に記載の内視鏡用フード。
  3. 前記フード本体部の内腔は先端側に向けて拡大している請求項1又は2に記載の内視鏡用フード。
  4. 前記先端開口の長軸と前記装着部の中心軸とを含む平面で切断した断面において、
    前記先端開口の長軸方向の一方側における前記フード本体部の壁部である第1壁部は、前記先端開口の長軸方向の他方側における前記フード本体部の壁部である第2壁部と比較して、前記装着部の中心軸を基準として外方にオフセットしている請求項1から3のいずれか一項に記載の内視鏡用フード。
  5. 前記先端開口の長軸と前記装着部の中心軸とを含む平面で切断した断面において、
    前記第1壁部は、前記装着部の壁部の延長線よりも外方にオフセットしており、
    前記第2壁部は、前記装着部の壁部の延長上に配置されている請求項4に記載の内視鏡用フード。
  6. 前記先端開口の長軸と前記装着部の中心軸とを含む平面で切断した断面において、
    前記フード本体部の内腔は先端側に向けて片テーパー状に拡大している請求項5に記載の内視鏡用フード。
  7. 前記第1壁部の肉厚は先端側に向けて縮小している請求項4から6のいずれか一項に記載の内視鏡用フード。
  8. 前記先端開口の長軸と前記装着部の中心軸とを含む平面で切断した断面において、
    前記第1壁部の外周面と内周面がそれぞれ前記装着部の中心軸に対して傾斜しており、
    前記第1壁部の外周面と前記装着部の中心軸とのなす角度が、前記第1壁部の内周面と前記装着部の中心軸とのなす角度よりも小さい請求項7に記載の内視鏡用フード。
  9. 当該内視鏡用フードの内周面には、
    前記装着部に挿入された前記内視鏡の先端が突き当たる段差であるストッパ部が形成されており、
    前記先端開口の長軸と前記装着部の中心軸とを含む平面で切断した断面において、
    前記第1壁部の外周面が前記装着部の中心軸に対して傾斜しており、
    前記第1壁部の外周面の傾斜の基端が、前記ストッパ部の基端よりも、基端側に位置している請求項4から8のいずれか一項に記載の内視鏡用フード。
  10. 前記第1壁部が前記第2壁部よりも薄肉に形成されている請求項4から9のいずれか一項に記載の内視鏡用フード。
  11. 前記フード本体部の先端面は全体に面一となっている請求項1から10のいずれか一項に記載の内視鏡用フード。
  12. 当該内視鏡用フードのデュロメータ硬度が30未満である請求項1から11のいずれか一項に記載の内視鏡用フード。
  13. 当該内視鏡用フードは、食道粘膜よりも柔軟である請求項12に記載の内視鏡用フード。
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