JPS62152429A - 内視鏡の処置具挿通チヤンネル気密装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、内視鏡の処置具挿通チャンネルを通じて体
腔内の空気等が洩れないようにするだめの、内視鏡の処
置具挿通チャンネル気密装置に関するものである。

［従来の技術］ 内視鏡により生体腔内を観察する際には、体腔壁との距
離を確保するために、空気などを送り込んで、腔内を幾
分か高圧に維持する必要がある。

そこで、処置具挿通チャンネルを通じて内部の圧力が抜
けてしまわないように、チャンネルの操作部側開口には
、一般に栓体が設けられて、チャンネルの開口部を気密
に保持している。しかし、処置具を挿入する度にその栓
体を手で開閉するのでは、操作が極めて繁雑になるので
１通常はチャンネルの開口部を気密に保ち、処置具を挿
入する際には、＃＋Ｆ別な操作を何ら行うことなく処置
具を通過させることができる方式の気密装置が種々開発
されてきた。しかしながら、気密性、耐久性その他の要
因から、なかなか完全な気密装置は実現されず、結局、
第７図に示されるように、内視鏡の操作部ａ　（−を近
に開口する処置具挿通チャンネルｂの、その開口Ｃに、
中央に線状の切れ目ｄが穿設された弾性体よりなる栓体
ｅを、チャンネルの開口Ｃを塞ぐように着脱自在に冠着
した、非常に単純な形式のものが、実用性に優れ、一般
に用いられてきた。

［発明が解決しようとする問題点］ １；記の従来の気密装置は、処置共を使用しない通常の
状態での気密性がよく、また栓体ｅの切れ口ｄへ処置具
をまっすぐに挿入すれば、空気洩れもほとんど発生せず
、良好な気密性を得ることができる。

しかし、実際の内視鏡検査の場面では、第８図に示され
れるように、処置具ｆの操作部ｇは補助者りによって保
持され、処置具ｆは横方向に引っ張られて、栓体ｅの切
れ目ｄに対して斜めに挿入された状態になることが多い
ので、第９図の（Ａ）又は（Ｂ）に示されるように、栓
体ｅの切れ１８部分に隙間ｉが発生し、そこから、体腔
内の空気が洩れて体腔内圧が低下し、観察に支障をきた
したり、あるいは、体腔内の粘液などが噴出、飛散して
周囲を汚染し、場合によっては不慮の感染事故をまねく
ことになる等の欠点があった。

未発明は、このような従来の欠点を解消し、栓体の切れ
目に対して、処置具が、常にまっすぐに挿入された状態
になるようにして、処置具挿通時においても気密性の優
れた、内視鏡の処置具挿通チャンネル気密装置を提供す
ることを目的とする。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記問題点を解決するための、本発明の内視鏡の処置具
挿通チャンネル気密装置を、実施例に対応する第１図に
もとづいて説明すると、内視鏡の操作部３付近に一端が
開口するように、処置具挿通チャンネル５が設けられて
おり。

その間口６を塞ぐように、中央に線状の切れ目８が穿設
された栓体７が設けられている。そして、その栓体に対
向して、チャンネルの開口６と略同軸に形成された案内
路１３を有する処置具挿通ガイド１０が設けられている
。

［作用］ 処置具を、処置具挿通ガイド１０の案内路１３に通して
処置具挿通チャンネル５に挿入すれば。

処置具は、栓体７の切れ目８に、常にまっすぐに挿通さ
れ、処置具を挿通したときにも、切れ目８部分に隙間が
発生しない。

［実施例］ 未発明の第１の実施例を、第１図及び第２図にもとづい
て説明する。

■は、生体腔内等に挿入される、ｎｒ撓性を有する挿入
管部であり、その先端には、対物光学系などを内蔵した
先端部本体２が取着されている。

３は、上記挿入管部１の基端に連結された操作部であり
、送気スイッチ４その他の各種操作装置が慇けられてい
る。

５は、例えば四フフ化エチレン樹脂製のチューブなどよ
りなる、処置具挿通チャンネルであり、そのチャンネル
５の一端は上記操作部３において、外面に開口し、他端
は上記先端部本体２において外面に開口している。そし
て、その操作部側の開口６を塞ぐように、例えばゴム等
の弾性体よりなる栓体７が、その開口６部に着脱自在に
冠着されており、その栓体７の中央には、線状の切れ目
８が栓体７を貫通して穿設されている。

１０は上記栓体７に対向して、操作部３に着脱自在に配
設された処置具挿通ガイドである。

第２図中の処置具挿通ガイド１０の斜視図は。

処置具挿通ガイドｌＯを操作部３から取り外した状態を
示しており、処置具挿通ガイドｌＯは例えば骨性を有す
る合成樹脂製であり、その根部１１はＣリング状に形成
されて、操作部３に形成された溝１２に着脱自在に係合
するようになっている。

上記処置具挿通ガイドｌＯには、上記チャンネルの開口
６と同軸に、処置具１５が挿通される案内路１３が形成
されており、処置具１５を、その案内路１３を通ってチ
ャンネル５内に挿入すれば、第２図に示されるように、
栓体７の切れ目８部分に常にまっすぐに挿通される。

本実施例は、このように構成されているので、処置具挿
通チャンネル５は、通常は栓体７により閉塞されており
、処置具１５を処置具挿通チャンネ５に挿通した際には
、処置具１５が栓体７の切れ目８に常にまっすぐに挿通
された状態となって、第３図に示される［−１１Ｉ線切
断面図のように、切れ目８部分には、はとんど隙間が発
生せず、良好な気密状態が維持される。

第４図は本発明の第２の実施例を示し、処置具挿通ガイ
ド２０を操作部３にビス止めなどの手段により、一体重
に設けたものである。２３は案内路である。

第５図は本発明の第３の実施例を示し、処置具挿通ガイ
ド３０の案内路３３を、可撓性を有するチューブで形成
したものである。このようにすることにより、挿通され
た処置具１５が横方向へ引っ張られても、案内路３３の
人口部分で急激に曲げられず、処置具１５の破損を未然
に防ぐことができる。

第６図は、案内路４３を、可撓性を有する金属コイルで
形成したものであり、この場合にも上記第３の実施例と
同様の効果が得られる。

［発明の効果］ 本発明の内視鏡の処置具挿通チャンネル気密装置によれ
ば、処置具が、栓体の切れ目に対して、常にまっすぐに
挿通されるので、処置具を挿入した際切れ目部分に隙間
が発生せず、したがって、処置具挿通時にも良好な気密
状態が維持されて、体腔内の圧力が下らず１体腔壁と所
定の距離を保って観察を続けることができると共に、体
腔内の粘液等が噴出せず、清潔な環境下で検査を行なう
ことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の断面図、第２図はその実施
例を採用した内視鏡の全体側面図、第３図はその■−ｍ
線切断面図、第４図は本発明の第２の実施例を採用した
内視鏡の側面図、第５図は本発明の第３の実施例の一部
を示す断面図、第６図は案内路をコイルで形成した場合
の断面図、第７図は従来の内視鏡の処置具挿通チャンネ
ル気密装置の断面図、第８図は従来の使用状態を示す側
面図、第９図はそのＩＸ−ＩＸ線切断面図である。 ３・・・操作部、５・・・処置具挿通チャンネル、６・
・・開口、７・・・栓体、８・・・切れ目、ｌＯ・・・
処置具挿通ガイド、１３・・・案内踏代　理　人　弁理
士　三井和彦

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、内視鏡の操作部付近に一端が開口する処置具挿通チ
   ャンネルと、そのチャンネルの上記開口を塞ぐように設
   けられ中央に線状の切れ目が穿設された弾性体よりなる
   栓体と、その栓体に対向して上記チャンネルの開口と略
   同軸に形成された案内路を有する処置具挿通ガイド、よ
   りなることを特徴とする内視鏡の処置具挿通チャンネル
   気密装置。 ２、上記栓体が上記処置具挿通チャンネルの開口部に着
   脱自在に冠着されている特許請求の範囲第１項記載の内
   視鏡の処置具挿通チャンネル気密装置。 ３、上記処置具挿通ガイドが着脱自在に設けられている
   特許請求の範囲第１項記載の内視鏡の処置具挿通チャン
   ネル気密装置。 ４、上記案内路が可撓性を有する管体により形成されて
   いる特許請求の範囲第１項記載の内視鏡の処置具挿通チ
   ャンネル気密装置。