JP4100171B2 - シリンジ用キャップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬液などの注入や血液などの採取に使用するシリンジ用のキャップに関し、より詳しくは、シリンジ先端の保護、シリンジ内の気密又は液密状態の保持、操作中のキャップの紛失防止、特に汚染の防止、などが改善されたシリンジ用キャップに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、シリンジのバレル先端のノズルと係合して、ノズル先端を保護したり、シリンジ内の気密又は液密状態を保持したりするための、シリンジ用キャップが種々考案されてきた。これらのシリンジ用キャップの多くはゴムやプラスチックなどから成形されるが、小型であったり転がり易かったりするため、ノズル先端から一度外してしまうと、そのまま紛失してしまう恐れがあった。
【0003】
このため、紛失防止に特に留意した、血液採取用シリンジのキャップが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。図15に示される市販のシリンジ用キャップ100では、把持部106を挟む両側に、ノズル係合部102と押し子係合部104とが互いに背を向け合わせて設けられている。通常このシリンジ用キャップ100は、図16(a)に示されるように、バレル110の先端部116に設けたノズル108へ装着されている。そして、シリンジ用キャップ100を外した時には、同図(b)に示されるように、押し子112の後端118に設けられた通気口114に押し子係合部104を嵌入することによって係着させることができるようにされている。このため、シリンジ用キャップ100が自由に転がって紛失することがなくなる。
【0004】
ところが、このようなシリンジ用キャップ100では、ノズル係合部102と押し子係合部104とが互いに反対方向を向いているため、押し子112の後端118に係着させた状態では、ノズル係合部102が外向きに露出されることになり(同図b)、異物や種々の好ましくない菌が付着して汚染される恐れがあった。そして、血液などの採取を終えた後、再びノズル108にシリンジ用キャップ100を取り付ければ、汚れたノズル係合部102と接触して、採取した血液などに汚染が広がる危険性が生じていた。
【0005】
また、取り外したシリンジ用キャップ100を机上に一時的に置く場合でも、ノズル係合部102と押し子係合部104とが両側に突出して露出しているため不安定で転がり易いという問題があった。そして、シリンジ用キャップ100を机上から取り上げたり再度装着したりする際にも、露出したノズル係合部102に指などが触れて汚すことがあった。また、ノズル係合部102と押し子係合部104との判別が難しくて、再度装着する時に戸惑うことが多かった。
【0006】
【特許文献1】
実公昭64−2723号公報 (第2頁、第2図)
【0007】
そこで本発明者は、上述した従来技術の問題点に鑑み、紛失されにくく、作業性が改善され、汚染の危険性が特に解消されたシリンジ用キャップを提供するべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に至ったのである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わるシリンジ用キャップの要旨とするところは、先端部にノズルを備えたバレルと、バレル内にスライド自在に挿入された押し子とからなるシリンジ用のキャップであって、該ノズルを覆ってバレルの先端部と係合可能である凹の円錐台状側面からなるノズル係合部と、該押し子の後端部と係合可能である凸の円錐台状側面からなる押し子係合部とが、同軸上に、かつ、同一方向に向けて設けられたことにある。
【0010】
さらに、ノズル係合部と押し子係合部とが同軸上に設けられたシリンジ用キャップにおいて、この軸を中心とする多角柱状の側面が備えられたことにある。
【0013】
さらにまた、これらのシリンジ用キャップにおいて、押し子係合部が、押し子の後端部に設けられた通気口を気密に封止するようにされたことにある。
【0015】
さらにまた、これらのシリンジ用キャップにおいて、ノズル係合部と押し子係合部が上向きの状態で自立可能とされたことにある。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係わるシリンジ用キャップの実施態様について、図面に基づいて詳しく説明する。
【0017】
図1は、本発明に係わるシリンジ用キャップの特に好ましい一例を示し、シリンジ用キャップ10には、凹の円錐台状側面からなるノズル係合部12と、凸の円錐台状側面からなる押し子係合部14とが、同じ中心軸15上に、かつ、同一方向に向けて設けられている。そして、この中心軸15を中心とする円柱状の側面が把持部16を形成している。ここでいう、ノズル係合部12又は押し子係合部14の向きとは、それぞれの係合相手と対峙する方向を意味する。
【0018】
図2は、このシリンジ用キャップ10が注射器に用いられる場合の一例を説明している。すなわち、注射器34は、先端部26にノズル18を備えるバレル20と、バレル20内にスライド自在に挿入された押し子22とから構成されており、同図(a)では、バレル20の先端部26に、ノズル18を覆ってシリンジ用キャップ10が係着され、同図(b)では、押し子22の後端部28にシリンジ用キャップ10が係着されている。
【0019】
同図(a)での係着は、シリンジ用キャップ10に備えられたノズル係合部12と、バレル20の先端部26の一部を構成するノズル18との係合によるものであり、この係合は、ノズル係合部12の凹の円錐台状テーパー側面と、ノズル18の凸の円錐台状テーパー側面との突合わせによる嵌合である。
【0020】
一方、同図(b)での係着は、シリンジ用キャップ10に備えられた押し子係合部14と押し子22の後端部28に設けられた窪み32との係合によるものであり、この係合は、押し子係合部14の凸の円錐台状テーパー側面と、窪み32の凹の円錐台状テーパー内側面40との突合わせによる嵌合である。
【0021】
同図(a)の状態では、ノズル18はシリンジ用キャップ10によって覆われているので外力から保護され、保管時や運搬時に破損したり変形したりする恐れがない。また、ノズル係合部12とノズル18とを液密に嵌合させることによって、バレル20内の薬液や採取血液などの漏れを防いだり、菌侵入によるバレル20内汚染を防ぐことができる。
【0022】
したがって、本発明のシリンジ用キャップ10の使い方としては、単にノズル18を保護するだけに用いる場合と、併せて、採取血液などをバレル20内に安全に収容するために用いる場合とがある。前者の使用目的に対しては、ノズル18を覆う形状でありさえすればよいが、後者の目的に対しては、ノズル口36を液密に封止しなければならない。
【0023】
本発明のシリンジ用キャップ10を活かして、注射器34により、検査用に血液などの体液を採取する手順を説明する。まず使用前には、図2(a)の状態でバレル20の先端部にシリンジ用キャップ10を係着しておき、ノズル18を外力から保護しておく。次ぎに採取時には、シリンジ用キャップ10を外してノズル18に注射針を取り付け採取を行うのであるが、この時、外したシリンジ用キャップ10を、図2(b)に示されるように、押し子22の後端部28に係着させる。押し子22の押し引きは、押し子22の後部に設けた鍔状突起27を引っ掛けて引いたり、シリンジ用キャップ10の後部を押したりすることでスムーズに行える。バレル20内への血液などの採取を終えたら、シリンジ用キャップ10を再びバレル20の先端部26に戻してノズル18に係合させ、ノズル口36を液密に封止する。バレル20内に採取された血液などは、漏れることも雑菌などで汚染されることもなく検査室に運ばれ、正しく検査を受けることができる。
【0024】
同図(b)で示されるように、血液などを採取する時に外したシリンジ用キャップ10を押し子22の後端部28に係着させる目的は、作業中にシリンジ用キャップ10が紛失することを防ぐためである。シリンジ用キャップ10は小さいため、机上から転げ落ちて見失われることが多い。押し子22の後端部28に係着させることによって、紛失を確実に防止できるようになる。
【0025】
本発明のシリンジ用キャップ10の特別な効果は汚染防止にあり、血液などを採取した後に再びバレル先端部に係合される使われ方で特に顕著である。すなわち、採取作業中のシリンジ用キャップ10は、押し子22の後端部28に係着されており(同図b)、ノズル係合部12は押し子22の窪み32内にあって外部に露出されていない。このため、シリンジ用キャップ10を机上から取り上げたり再度装着したりする際にも、採取作業中にも、ノズル係合部12に指などが触れて汚すことがないので、ノズル係合部12に異物や種々の好ましくない菌が付着する恐れがない。採取を終えた後、再びノズル18にシリンジ用キャップ10を取り付けても、採取した血液などが汚染されることがないのである。
【0026】
また、本発明のシリンジ用キャップ10によれば、ノズル係合部12と押し子係合部14とが同じ方向を向いているので、ノズル係合部12と押し子係合部14とを判別して押し当て側を選定する必要がなくなり、バレル20の先端部26に対しても、押し子22の後端部28に対しても、同じ側を当てればよいので、シリンジ用キャップ10の装着が非常に容易になる。
【0027】
図3は、シリンジ用キャップ10が血液採取器に用いられる場合の一例を説明している。すなわち、血液採取器42は、先端部26にノズル18を備えるバレル20と、バレル20内にスライド自在に挿入された押し子22とから構成されており、同図(a)では、バレル20の先端部26に、ノズル18を覆ってシリンジ用キャップ10が係着され、同図(b)では、押し子22の後端部28にシリンジ用キャップ10が係着されている。
【0028】
本例では、押し子22を貫通する空気排出ルート44が設けられ、その一端は後端部28に設けられた窪み32内に開口して通気口50を形成し、他の一端はフィルター48を介しガスケット30に設けられた通気孔46に通じている。フィルター48は水膨潤性材料などからなり、乾いた状態では空気が通過できるが、血液などが触れると膨潤してその通路を閉じるようにされている。
【0029】
この血液採取器42を用いて採血を行うには、シリンジ用キャップ10を外してノズル18に注射針を取り付け、押し子22を引いてバレル20内に空間35を形成させ、動脈などに穿刺を行う。すると、血圧に押されて血液が空間35内に自動的に進入する。空間35内の空気は血液に押し出されて、通気孔46、フィルター48、空気排出ルート44、通気口50を経て外部に排出されるが、やがて、血液がフィルター48に触れるようになって空気排出ルート44が閉じられ、採血が終了する。この常圧下で採血する方法は血液ガス分析などの血液検査に広く用いられている。
【0030】
採血後の血液採取器42は、シリンジ用キャップ10によってノズル口36が再び液密に封止される。そして、検査室に運ばれて所定の検査に供されるのであるが、注射器34の場合に上述したように、採血作業中のシリンジ用キャップ10が清潔に保たれるので、シリンジ用キャップ10から採取血液へ汚染が広がる恐れはない。
【0031】
本発明の特に好ましい実施態様では、通気口50が気密に封止されるようにして、押し子後端部28と押し子係合部14とが係合する。血圧を利用して常圧のバレル20内に血液を導く上述の採血方法では、小児や高齢者などの血圧が低い患者に対しての採血が難しい場合がある。通気口50が気密に閉ざされていれば、通常の注射器のように、押し子22を引くことにより陰圧の空間35を形成することができるので、血圧だけによるよりも確実に採血できるようになる。
【0032】
シリンジ用キャップ10は、ノズル係合部12と押し子係合部14とが同一方向を向いていれさえすればよく、図1に示される形状に限定されない。例えば、ノズル係合部12の内側にあってノズル18内に挿入される突起13が省かれた、図4に示されるような形状であってもよい。あるいは、背面の凹部17が省かれた、図5に示されるような形状であってもよい。あるいはまた、前面の環状窪み19が省かれた、図6に示されるような形状であってもよい。
【0033】
図7に示されるシリンジ用キャップ10では、ノズル係合部12が押し子係合部14としても機能する。したがって、押し子係合部14を別に設ける必要がない。このシリンジ用キャップ10が用いられる注射器の一例を図8に示し、同図(a)は、バレル20の先端部26にシリンジ用キャップ10が係着されている状態を、同図(b)は、押し子22の後端部28にシリンジ用キャップ10が係着されている状態を示している。押し子22の後端部28の側面54が、ノズル18の側面38と同形状とされているため、ノズル係合部12と係合可能であり、ノズル係合部12がそのまま押し子係合部14としても機能するのである。
【0034】
ノズル係合部12が押し子係合部14としても機能するシリンジ用キャップ10の他の例を図9に示し、このシリンジ用キャップ10とバレル20の先端部26との係合状態を図10に示す。ノズル係合部12は、雄ねじ56を配した円筒側面として設けられ、バレル20の先端部26に設けられたカラー60の内側面の雌ねじ58と螺合する。深く螺合させて、シリンジ用キャップ10の底面62をノズル口36に押し当て、ノズル口36を液密に封止することもできる。シリンジ用キャップ10との係合のため、雄ねじ56と螺合可能な雌ねじが押し子後端部28に設けられる。
【0035】
また、図11に例示されるシリンジ用キャップ10では、ノズル18と嵌合する凹の円錐台状ノズル係合部12と、雄ねじ56を備え、押し子後端部28に設けられた雌ねじと螺合する押し子係合部14とが別々に設けられている。
【0036】
また、図12に例示されるシリンジ用キャップ10では、ノズル18と嵌合する凹の円錐台状ノズル係合部12と、環状突起64を備え、押し子後端部28に設けられた環状溝と嵌り合う押し子係合部14とが別々に設けられている。
【0037】
上述したように、バレル20の先端部26とノズル係合部12との係合、あるいは、押し子後端部28と押し子係合部14との係合は、テーパー面どうしの突合せ嵌合、螺合、凹凸嵌合等々により実行されるが、特に好ましくは、テーパー面どうしの突合せ嵌合による。テーパー面どうしを密着させることにより、液密又は気密の封止を容易に行うことができる。また、突合せなので、押し引きという単純な動作で係合させたり外したりでき、片手での係合作業も可能である。
【0038】
図1に示されるシリンジ用キャップ10と同様に、すでに例示した幾つかのシリンジ用キャップ10では、いずれも、ノズル係合部12と押し子係合部14とが同軸上に設けられている。同軸上に設けることは、コンパクトな形状を可能にし成形を容易にする効果があるので、特に好ましいことである。しかしながら本発明は、両者を同軸上に設けることに限定されない。
【0039】
例えば、図13に示されるシリンジ用キャップ10では、ノズル係合部12の中心軸15から離れて偏った位置に、点状の突起66からなる押し子係合部14が設けられている。係合相手の押し子後端部28には、突起66と凹凸嵌合する点状の窪みが設けられる。あるいは畝状突起が設けられ、シリンジ用キャップ10を回転することによって突起66をその奥側に進入させ、畝状突起に引っ掛けてシリンジ用キャップ10が抜け落ちないようにすることもできる。
【0040】
シリンジ用キャップ10の側面に形成される把持部16は、作業中に手指が触れる場所である。その形状は特に限定されないが、ノズル係合部12や押し子係合部14と同じ軸上に設けられるのが好ましい。図1又は図13に示されるシリンジ用キャップ10では、中心軸15を同じくする円柱状側面からなる把持部16であった。
【0041】
そして本発明の特に好ましい実施態様では、ノズル係合部12と押し子係合部14とが同軸上に設けられたシリンジ用キャップ10において、この軸を中心とする多角柱状の側面を備え、これを把持部16とするのである。多角柱状のため滑りにくくなり確実に把持できるようになる。また、シリンジ用キャップ10を装着した注射器などが机上に置かれた時に、把持部16が多角柱状で回転しにくいため、注射器などが転げ落ちたりしなくなる。三角〜八角の正多角柱状とされるのが特に好ましい。
【0042】
また本発明の特に好ましい別の実施態様では、ノズル係合部12と押し子係合部14が上向きの状態で自立可能なシリンジ用キャップ10とされる。自立させることによって机上から転がり落ちたりするのを防ぐことができる。また、ノズル係合部12や押し子係合部14が上向きで静止しているので、バレル20の先端部26や押し子22の後端部28との係合作業が楽になり、片手でも行えるようになる。その結果、採血後のバレル20にシリンジ用キャップ10を装着させる場合などには、手指への血液接触の危険性が避けられるようになって、安全性が格別に向上する。
【0043】
シリンジ用キャップ10の材質は特に限定されないが、低コストなポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアセタールなどの熱可塑性樹脂、封止性に優れた天然ゴム、イソプレンゴム、シリコンゴム、ポリウレタン、熱可塑性エラストマーなどのゴム状弾性体、等々が好ましく用いられる。
【0044】
以上、本発明に係わるシリンジ用キャップについて詳細に説明してきたが、本発明は上述の引用・例示に限定されず、シリンジ用キャップの形状や材質、用いられる注射器や体液採取器などの種類や構成、バレル先端部とノズル係合部との係合手段、押し子後端部と押し子係合部との係合手段などにつき、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変化を加えた態様で実施し得るものである。
【0045】
【発明の効果】
本発明に係わるシリンジ用キャップによれば、ノズルを覆うノズル係合部が設けられているので、外力から保護されて、ノズルが損傷したり変形したりする危険性が低減する。また、押し子係合部が設けられて、採血中などは押し子の後端部に係着されるので、紛失などの恐れがなくなる。
【0046】
また、ノズル係合部と押し子係合部とが同一方向を向いているので、採血中などに押し子後端部に係着されたシリンジ用キャップでは、ノズル係合部は押し子後端の窪み内にあって外部に露出されていない。このため、採血中や、再度装着する時や、シリンジ用キャップを机上から取り上げたりする際にも、ノズル係合部に指などが触れて汚すことがないので、ノズル係合部に異物や種々の好ましくない菌が付着する恐れがない。したがって、採血などを終えた後に、再びノズルにシリンジ用キャップを取り付けても、シリンジ用キャップを介して採取した血液などが汚染されることがない。
【0047】
また、ノズル係合部と押し子係合部とが同じ方向を向いているので、バレルの先端部に係合させる時、押し子後端部に係合させる時、のそれぞれに合わせてノズル係合部と押し子係合部とを判別しシリンジ用キャップの向き決める必要がなくなり、シリンジ用キャップの装着作業が非常に楽になる。
【0048】
そして特に、ノズル係合部と押し子係合部とを同軸上に設けることにより、コンパクトな形状を可能にし成形を容易にすることができる。
【0049】
また特に、ノズル係合部と押し子係合部とが同軸上に設けられたシリンジ用キャップにおいて、この軸を中心とする多角柱状の側面を備えることにより、滑りにくくなるため確実に把持できるようになり、また、シリンジ用キャップを装着した注射器などが机上で回転しにくくなるので、机上から転げ落ちるなどのトラブルが発生しないようになる。
【0050】
また特に、ノズル係合部がノズル口を液密に封止するようにして、バレル内に採取された血液などの漏れや、雑菌の侵入などによる汚染をより確実に防止することができる。
【0051】
また特に、バレルの先端部とノズル係合部との係合、あるいは、押し子後端部と押し子係合部との係合を、テーパー面どうしの突合せ嵌合とすることにより、液密又は気密の封止を容易に行うことができるようになる。また、押し引きという単純な動作で係合させたり外したりできるので、片手での係合作業も可能になる。
【0052】
また特に、バレル内と通じる通気口を備えた押し子に対し、その通気口が気密に封止されるようにして、押し子後端部と押し子係合部とを係合することにより、押し子を引くことによるバレル内陰圧空間の形成を可能とし、血圧だけを利用した常圧下採血よりも、血圧の低い患者に対してより確実に採血できるようになる。
【0053】
また特に、ノズル係合部と押し子係合部が上向きの状態で自立可能なシリンジ用キャップとすることにより、机上などからの転落を防ぐことができ、バレル先端部や押し子後端部との係合作業を楽にして片手でも行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるシリンジ用キャップの一例を示し、同図(a)は斜視図、同図(b)は縦断面図である。
【図2】本発明に係わり、図1に示されるシリンジ用キャップの使用方法の一例を説明し、同図(a)はバレル先端への装着状態、同図(b)は押し子への装着状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明に係わり、図1に示されるシリンジ用キャップの使用方法の他の一例を説明し、同図(a)はバレル先端への装着状態、同図(b)は押し子への装着状態を示す縦断面図である。
【図4】本発明に係わるシリンジ用キャップの他の一例を示す縦断面図である。
【図5】本発明に係わるシリンジ用キャップの他の一例を示す縦断面図である。
【図6】本発明に係わるシリンジ用キャップの他の一例を示す縦断面図である。
【図7】本発明に係わるシリンジ用キャップの他の一例を示す縦断面図である。
【図8】本発明に係わり、図7に示されるシリンジ用キャップの使用方法の一例を説明し、同図(a)はバレル先端への装着状態、同図(b)は押し子への装着状態を示す縦断面図である。
【図9】本発明に係わるシリンジ用キャップの他の一例を示す縦断面図である。
【図10】本発明に係わり、図9に示されるシリンジ用キャップの使用方法の一例を説明する縦断面図である。
【図11】本発明に係わるシリンジ用キャップの他の一例を示す縦断面図である。
【図12】本発明に係わるシリンジ用キャップの他の一例を示す縦断面図である。
【図13】本発明に係わるシリンジ用キャップの他の一例を示す斜視図である。
【図14】本発明に係わるシリンジ用キャップの他の一例を示す斜視図である。
【図15】従来例に係わるシリンジ用キャップの一例を示す縦断面図である。
【図16】従来例に係わり、図15に示されるシリンジ用キャップの使用方法の一例を説明し、同図(a)はバレル先端への装着状態、同図(b)は押し子への装着状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10、100:シリンジ用キャップ
12、102:ノズル係合部
13、66:突起
14、104:押し子係合部
15:中心軸
16、106:把持部
17:凹部
18、108:ノズル
19:環状窪み
20、110:バレル
22、112:押し子
26、116:先端部
27:鍔状突起
28、118:後端部
30、124:ガスケット
32:窪み
34:注射器
35:空間
36、132:ノズル口
38、130:ノズル側面
40:窪みの内側面
42,122:血液採取器
44:空気排出ルート
46:通気孔
48、126:フィルター
50、114:通気口
54:側面
56:雄ねじ
58:雌ねじ
60、128:カラー
62:キャップの底面
64:環状突起
120:通気口の内側面
Claims (4)
- 先端部にノズルを備えたバレルと、バレル内にスライド自在に挿入された押し子とからなるシリンジ用のキャップであって、該ノズルを覆ってバレルの先端部と係合可能である凹の円錐台状側面からなるノズル係合部と、該押し子の後端部と係合可能である凸の円錐台状側面からなる押し子係合部とが、同軸上に、かつ、同一方向に向けて設けられたシリンジ用キャップ。
- ノズル係合部と押し子係合部とが設けられた前記軸を中心とする多角柱状の側面を備えた、請求項1に記載のシリンジ用キャップ。
- 前記押し子係合部が、押し子の後端部に設けられた通気口を気密に封止するようにされた、請求項1または2に記載のシリンジ用キャップ。
- 前記ノズル係合部と押し子係合部が上向きの状態で自立可能な、請求項1から請求項3のいずれかに記載のシリンジ用キャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002378789A JP4100171B2 (ja) | 2002-12-27 | 2002-12-27 | シリンジ用キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002378789A JP4100171B2 (ja) | 2002-12-27 | 2002-12-27 | シリンジ用キャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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