JPH10155734A - 内視鏡用鉗子栓 - Google Patents
内視鏡用鉗子栓Info
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- JPH10155734A JPH10155734A JP8332715A JP33271596A JPH10155734A JP H10155734 A JPH10155734 A JP H10155734A JP 8332715 A JP8332715 A JP 8332715A JP 33271596 A JP33271596 A JP 33271596A JP H10155734 A JPH10155734 A JP H10155734A
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- JP
- Japan
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- endoscope
- treatment tool
- forceps
- treatment
- stopper
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- Pending
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/00131—Accessories for endoscopes
- A61B1/00137—End pieces at either end of the endoscope, e.g. caps, seals or forceps plugs
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 曲がりやすく又は曲がりぐせがついている場
合であっても処置具を容易に挿通可能な内視鏡用鉗子栓
を提供する。 【解決手段】 鉗子口部材24の処置具挿入口24fを
閉塞する閉塞部25aと、閉塞部25aを貫通するよう
に設けられ処置具を外部から押入した場合に鉗子口部材
24の内部へ挿通させるスリット25eと、閉塞部25
aのチャンネル入口側に設けられスリット25eにより
鉗子口部材24の内部へ挿通された処置具をチャンネル
入口の方向へ誘導する内壁を有する誘導部25fを備え
た。
合であっても処置具を容易に挿通可能な内視鏡用鉗子栓
を提供する。 【解決手段】 鉗子口部材24の処置具挿入口24fを
閉塞する閉塞部25aと、閉塞部25aを貫通するよう
に設けられ処置具を外部から押入した場合に鉗子口部材
24の内部へ挿通させるスリット25eと、閉塞部25
aのチャンネル入口側に設けられスリット25eにより
鉗子口部材24の内部へ挿通された処置具をチャンネル
入口の方向へ誘導する内壁を有する誘導部25fを備え
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡の先端部か
ら外部へ突出させて患部への処置等を行う鉗子等の処置
具を内部に通す処置具用チャンネルへ処置具を挿入する
ための処置具挿入口を閉塞する弾性材料製の内視鏡用鉗
子栓に関するものである。
ら外部へ突出させて患部への処置等を行う鉗子等の処置
具を内部に通す処置具用チャンネルへ処置具を挿入する
ための処置具挿入口を閉塞する弾性材料製の内視鏡用鉗
子栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、医療分野において、患者の体内の
各種内蔵等を、生体を傷つけることなく外部から視認に
より検査し、内視鏡を通して患者の体内の病変部位(患
部)等を切除・採取し、あるいは患部に薬液等を注入・
投与するなどの処置を行う手段として、内視鏡が用いら
れている。
各種内蔵等を、生体を傷つけることなく外部から視認に
より検査し、内視鏡を通して患者の体内の病変部位(患
部)等を切除・採取し、あるいは患部に薬液等を注入・
投与するなどの処置を行う手段として、内視鏡が用いら
れている。
【0003】図2(A)に、内視鏡の一例の全体構成を
示す。図2(A)に示すように、この内視鏡100は、
体内挿入部1と、操作部2と、コネクターコード部3を
備えて構成されている。体内挿入部1は、先端部10
と、彎曲部11と、柔軟で屈曲可能な管体である軟性部
12を有している。また、操作部2は、グリップ部20
と、上下アングルツマミ21aと、左右アングルツマミ
21bと、吸引ボタン22aと、送気・送水ボタン22
bと、鉗子口部材24と、鉗子口基部23を有してい
る。また、コネクターコード部3は、図示しない光源と
映像処理装置と吸引源と送気・送水源に接続されてい
る。
示す。図2(A)に示すように、この内視鏡100は、
体内挿入部1と、操作部2と、コネクターコード部3を
備えて構成されている。体内挿入部1は、先端部10
と、彎曲部11と、柔軟で屈曲可能な管体である軟性部
12を有している。また、操作部2は、グリップ部20
と、上下アングルツマミ21aと、左右アングルツマミ
21bと、吸引ボタン22aと、送気・送水ボタン22
bと、鉗子口部材24と、鉗子口基部23を有してい
る。また、コネクターコード部3は、図示しない光源と
映像処理装置と吸引源と送気・送水源に接続されてい
る。
【0004】また、図2(B)に、この内視鏡100の
先端部10の正面構成を示す。図2(B)に示すよう
に、先端部10は、照明用レンズ13,13と、対物レ
ンズ14と、送気・送水ノズル15と、吸引・処置口1
6を有している。
先端部10の正面構成を示す。図2(B)に示すよう
に、先端部10は、照明用レンズ13,13と、対物レ
ンズ14と、送気・送水ノズル15と、吸引・処置口1
6を有している。
【0005】上記光源からの光は、光ファイバー束から
なるライトガイド(図示せず)内に導かれる。ライトガ
イドはコネクターコード部3及び体内挿入部1の内部に
挿通され、先端部10に設けられた照明用レンズ13,
13から光が照射され、後述する対物レンズ14の視野
内が照明される。
なるライトガイド(図示せず)内に導かれる。ライトガ
イドはコネクターコード部3及び体内挿入部1の内部に
挿通され、先端部10に設けられた照明用レンズ13,
13から光が照射され、後述する対物レンズ14の視野
内が照明される。
【0006】上記の彎曲部11内には、蛇腹状機構(図
示せず)と操作用ワイヤー(図示せず)等が設けられて
おり、操作用ワイヤーは軟性部12内に挿通され上下ア
ングルツマミ21a及び左右アングルツマミ21bに接
続されている。このため、操作者がグリップ部20を握
り、指で各ツマミを回動することにより、彎曲部11は
上下左右のいずれの方向にも自在に屈曲又は回動し、先
端部10を360度いずれの方向へも向かせることがで
きる。
示せず)と操作用ワイヤー(図示せず)等が設けられて
おり、操作用ワイヤーは軟性部12内に挿通され上下ア
ングルツマミ21a及び左右アングルツマミ21bに接
続されている。このため、操作者がグリップ部20を握
り、指で各ツマミを回動することにより、彎曲部11は
上下左右のいずれの方向にも自在に屈曲又は回動し、先
端部10を360度いずれの方向へも向かせることがで
きる。
【0007】また、先端部10には対物レンズ14が配
置されており、視野内の映像をとらえる。この映像は、
光ファイバー束(図示せず)によって体内挿入部1から
操作部2及びコネクターコード部3を経て映像処理装置
(図示せず)に送られるか、あるいは、先端部10に配
置された図示しないCCD(Charge Cuppled Device:
電荷結合撮像素子)によって多数の画素の画像信号に変
換された後、リード線(図示せず)等により、体内挿入
部1から操作部2及びコネクターコード部3を経て上記
の映像処理装置に送られ、映像となる。
置されており、視野内の映像をとらえる。この映像は、
光ファイバー束(図示せず)によって体内挿入部1から
操作部2及びコネクターコード部3を経て映像処理装置
(図示せず)に送られるか、あるいは、先端部10に配
置された図示しないCCD(Charge Cuppled Device:
電荷結合撮像素子)によって多数の画素の画像信号に変
換された後、リード線(図示せず)等により、体内挿入
部1から操作部2及びコネクターコード部3を経て上記
の映像処理装置に送られ、映像となる。
【0008】また、上記した送気・送水源からの空気又
は水は、それぞれ独立に送気・送水管路(図示せず)内
に導かれる。この送気・送水管路はコネクターコード部
3及び体内挿入部1の内部に挿通され、送気・送水ボタ
ン22bの操作により、先端部10に設けられた送気・
送水ノズル15から空気又は水がそれぞれ独立に噴射さ
れる。このような構成により、空気圧を付与し臓器内を
押し拡げて対物レンズ14の視野を確保したり、対物レ
ンズ14の洗浄・乾燥等を行うことができる。
は水は、それぞれ独立に送気・送水管路(図示せず)内
に導かれる。この送気・送水管路はコネクターコード部
3及び体内挿入部1の内部に挿通され、送気・送水ボタ
ン22bの操作により、先端部10に設けられた送気・
送水ノズル15から空気又は水がそれぞれ独立に噴射さ
れる。このような構成により、空気圧を付与し臓器内を
押し拡げて対物レンズ14の視野を確保したり、対物レ
ンズ14の洗浄・乾燥等を行うことができる。
【0009】また、上記した吸引源には吸引管路(図示
せず)が接続されており、この吸引管路は、コネクター
コード部3及び体内挿入部1の内部に挿通されており、
体内挿入部1内では後述する処置具用チャンネル(図示
せず)を兼ねている。このような構成により、吸引ボタ
ン22aを操作すると、先端部10に設けられた吸引・
処置口16から出血や体液等が吸引源へ吸引される。
せず)が接続されており、この吸引管路は、コネクター
コード部3及び体内挿入部1の内部に挿通されており、
体内挿入部1内では後述する処置具用チャンネル(図示
せず)を兼ねている。このような構成により、吸引ボタ
ン22aを操作すると、先端部10に設けられた吸引・
処置口16から出血や体液等が吸引源へ吸引される。
【0010】また、上記した鉗子口部材24は鉗子口基
部23に取り付けられている。この鉗子口部材24には
管路状の処置具用チャンネル(図示せず)の入口が接続
されている。この処置具用チャンネルは、体内挿入部1
内における吸引管路を兼ねており、操作部2から体内挿
入部1の内部に挿通され、先端部10に設けられた吸引
・処置口16に接続している。このような構成により、
鉗子口部材24に設けられた処置具挿入口24fから吸
引・処置口16までは管路が連通している。したがっ
て、患部に切除や縫合等の処置を施すための鉗子類や、
麻酔薬や薬剤等を注入・投与するカテーテルやチューブ
類等の処置具を処置具挿入口24fから挿入し、処置具
用チャンネルの内部に挿通させて内視鏡先端の吸引・処
置口16から突出させることにより、内視鏡からの映像
を視認しつつ、処置具による手術や生体組織採取等を行
うことができる。
部23に取り付けられている。この鉗子口部材24には
管路状の処置具用チャンネル(図示せず)の入口が接続
されている。この処置具用チャンネルは、体内挿入部1
内における吸引管路を兼ねており、操作部2から体内挿
入部1の内部に挿通され、先端部10に設けられた吸引
・処置口16に接続している。このような構成により、
鉗子口部材24に設けられた処置具挿入口24fから吸
引・処置口16までは管路が連通している。したがっ
て、患部に切除や縫合等の処置を施すための鉗子類や、
麻酔薬や薬剤等を注入・投与するカテーテルやチューブ
類等の処置具を処置具挿入口24fから挿入し、処置具
用チャンネルの内部に挿通させて内視鏡先端の吸引・処
置口16から突出させることにより、内視鏡からの映像
を視認しつつ、処置具による手術や生体組織採取等を行
うことができる。
【0011】しかし、内視鏡における撮像時には、上記
したように、送気を行って体腔内等に大気圧よりも高い
空気圧を付与し、臓器内壁等を押し拡げることにより視
野を確保している。このため、処置具挿入口24fを開
口させたままにしておくと、空気圧の高い体腔内から空
気圧の低い処置具挿入口24fへ向って体液や汚物が逆
流しようとし、体液等が吸引・処置口16から処置具用
チャンネル内を通って処置具挿入口24fに到達し外部
へ漏れ出すおそれがある。
したように、送気を行って体腔内等に大気圧よりも高い
空気圧を付与し、臓器内壁等を押し拡げることにより視
野を確保している。このため、処置具挿入口24fを開
口させたままにしておくと、空気圧の高い体腔内から空
気圧の低い処置具挿入口24fへ向って体液や汚物が逆
流しようとし、体液等が吸引・処置口16から処置具用
チャンネル内を通って処置具挿入口24fに到達し外部
へ漏れ出すおそれがある。
【0012】患部からの体液や汚物が処置具挿入口24
fから外部へ漏れ出すと、衛生上好ましくないうえ、図
2(A)に示すような構成の内視鏡の場合には、操作用
のツマミ21a,21bが濡れて滑りやすくなり、内視
鏡操作上も不都合が生じる。
fから外部へ漏れ出すと、衛生上好ましくないうえ、図
2(A)に示すような構成の内視鏡の場合には、操作用
のツマミ21a,21bが濡れて滑りやすくなり、内視
鏡操作上も不都合が生じる。
【0013】そこで上記の逆流漏出を防止するため、従
来は、鉗子口部材24のフランジ部24aに、ゴム等の
弾性材料からなり略皿状に形成され中央部にスリット2
5e′を有する鉗子栓25′の外縁部を嵌合させて装着
していた。このようにすれば、処置具を挿入していない
場合にはスリット25e′は閉じているため、処置具挿
入口24fは閉塞され、体液等の漏出は防止される。一
方、処置具を挿入する場合にはスリット25e′により
処置具を押入すれば容易に内部へ挿通させることができ
るうえ、処置具が挿通している箇所以外のスリット25
e′は閉じているため、同様に処置具挿入口24fは閉
塞され、体液等の漏出を防止しつつ処置具の挿通を行う
ことができる。
来は、鉗子口部材24のフランジ部24aに、ゴム等の
弾性材料からなり略皿状に形成され中央部にスリット2
5e′を有する鉗子栓25′の外縁部を嵌合させて装着
していた。このようにすれば、処置具を挿入していない
場合にはスリット25e′は閉じているため、処置具挿
入口24fは閉塞され、体液等の漏出は防止される。一
方、処置具を挿入する場合にはスリット25e′により
処置具を押入すれば容易に内部へ挿通させることができ
るうえ、処置具が挿通している箇所以外のスリット25
e′は閉じているため、同様に処置具挿入口24fは閉
塞され、体液等の漏出を防止しつつ処置具の挿通を行う
ことができる。
【0014】しかしながら、挿通させる処置具が大径の
生検鉗子などの場合には、処置具が挿通している箇所の
近傍のスリットはかなり押し拡げられるため隙間がで
き、この部分からの漏出が無視できなくなる。そこで、
このような場合に対処するため、鉗子栓の鉗子口部材内
部側のスリット部分に下方から当接し根元部分が鉗子栓
内面に一体形成された舌状片(図示せず)を有する鉗子
栓(図示せず)が開発された。このような構造の鉗子栓
を用いれば、処置具を挿入させた場合には、処置具はス
リットを通ったのち舌状片を押し下げて処置具用チャン
ネルの内部へ入る。この際、舌状片は、処置具によって
押し下げられた変位量に応じた弾性反発力によって処置
具を逆に押し上げ、処置具の周囲に密着しようとする。
したがって、舌状片は、処置具挿通時に一種の逆流防止
弁の機能を果たす。このため、このような構造の鉗子栓
(以下、「弁付き鉗子栓」という。)を用いれば、処置
具が大径のものであっても、小径のものの場合と同様な
漏出防止性能を発揮することができる。
生検鉗子などの場合には、処置具が挿通している箇所の
近傍のスリットはかなり押し拡げられるため隙間がで
き、この部分からの漏出が無視できなくなる。そこで、
このような場合に対処するため、鉗子栓の鉗子口部材内
部側のスリット部分に下方から当接し根元部分が鉗子栓
内面に一体形成された舌状片(図示せず)を有する鉗子
栓(図示せず)が開発された。このような構造の鉗子栓
を用いれば、処置具を挿入させた場合には、処置具はス
リットを通ったのち舌状片を押し下げて処置具用チャン
ネルの内部へ入る。この際、舌状片は、処置具によって
押し下げられた変位量に応じた弾性反発力によって処置
具を逆に押し上げ、処置具の周囲に密着しようとする。
したがって、舌状片は、処置具挿通時に一種の逆流防止
弁の機能を果たす。このため、このような構造の鉗子栓
(以下、「弁付き鉗子栓」という。)を用いれば、処置
具が大径のものであっても、小径のものの場合と同様な
漏出防止性能を発揮することができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の弁付き鉗子栓では、挿通させる処置具が小径の場合、
例えば十二指腸鏡として用いる場合のカニュレーション
チューブのように直径が約1.7mm程度である場合に
は、チューブ自体が非常に曲がりやすいため、挿通時に
舌状片の押し付け力を受けると、チューブの先端が鉗子
口部材の内壁へ向って進んでしまい、処置具用チャンネ
ルの内部へ向って挿通させ難い場合がある、という問題
があった。
の弁付き鉗子栓では、挿通させる処置具が小径の場合、
例えば十二指腸鏡として用いる場合のカニュレーション
チューブのように直径が約1.7mm程度である場合に
は、チューブ自体が非常に曲がりやすいため、挿通時に
舌状片の押し付け力を受けると、チューブの先端が鉗子
口部材の内壁へ向って進んでしまい、処置具用チャンネ
ルの内部へ向って挿通させ難い場合がある、という問題
があった。
【0016】上記の挿通性不良の問題は、舌状片を持た
ないスリットだけの鉗子栓(例えば、図2(A)に示す
鉗子栓25′)においても、例えば、カニュレーション
チューブの先端に曲がりぐせがついている場合には、発
生することがあった。
ないスリットだけの鉗子栓(例えば、図2(A)に示す
鉗子栓25′)においても、例えば、カニュレーション
チューブの先端に曲がりぐせがついている場合には、発
生することがあった。
【0017】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の解決しようとする課題は、曲
がりやすく又は曲がりぐせがついている場合であっても
処置具を容易に挿通可能な内視鏡用鉗子栓を提供するこ
とにある。
れたものであり、本発明の解決しようとする課題は、曲
がりやすく又は曲がりぐせがついている場合であっても
処置具を容易に挿通可能な内視鏡用鉗子栓を提供するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る内視鏡用鉗子栓は、内視鏡の先端部か
ら突出させて患部への処置等を行う処置具を内部に通す
管路である処置具用チャンネルへの入口であるチャンネ
ル入口に取り付けられる略筒状の処置具挿入口部材にお
ける処置具挿入口に着脱可能で、弾性材料からなる内視
鏡用鉗子栓において、前記処置具挿入口を閉塞する閉塞
部と、前記閉塞部を貫通するように設けられ前記処置具
を外部から押入した場合に前記処置具挿入口部材の内部
へ挿通させる処置具挿通手段と、前記閉塞部の前記チャ
ンネル入口側に設けられ、前記処置具挿通手段により前
記処置具挿入口部材の内部へ挿通された処置具を前記チ
ャンネル入口の方向へ誘導する内壁を有する誘導部を備
えたことを特徴とする。
め、本発明に係る内視鏡用鉗子栓は、内視鏡の先端部か
ら突出させて患部への処置等を行う処置具を内部に通す
管路である処置具用チャンネルへの入口であるチャンネ
ル入口に取り付けられる略筒状の処置具挿入口部材にお
ける処置具挿入口に着脱可能で、弾性材料からなる内視
鏡用鉗子栓において、前記処置具挿入口を閉塞する閉塞
部と、前記閉塞部を貫通するように設けられ前記処置具
を外部から押入した場合に前記処置具挿入口部材の内部
へ挿通させる処置具挿通手段と、前記閉塞部の前記チャ
ンネル入口側に設けられ、前記処置具挿通手段により前
記処置具挿入口部材の内部へ挿通された処置具を前記チ
ャンネル入口の方向へ誘導する内壁を有する誘導部を備
えたことを特徴とする。
【0019】上記の内視鏡用鉗子栓において、好ましく
は、前記誘導部は、前記閉塞部の前記チャンネル入口側
において前記処置具挿通手段を囲むように配置され前記
チャンネル入口の方向へ突設されかつ突端側が開放され
た略筒状に形成される。
は、前記誘導部は、前記閉塞部の前記チャンネル入口側
において前記処置具挿通手段を囲むように配置され前記
チャンネル入口の方向へ突設されかつ突端側が開放され
た略筒状に形成される。
【0020】また、上記の内視鏡用鉗子栓において、好
ましくは、前記処置具挿入口部材の内部の前記チャンネ
ル入口付近には、前記チャンネル入口の方向へ向かうに
従って内径が絞り込まれる傾斜内壁部が形成され、前記
誘導部の突端の位置は、前記傾斜内壁部の形成されてい
る領域の範囲内となるように設定される。
ましくは、前記処置具挿入口部材の内部の前記チャンネ
ル入口付近には、前記チャンネル入口の方向へ向かうに
従って内径が絞り込まれる傾斜内壁部が形成され、前記
誘導部の突端の位置は、前記傾斜内壁部の形成されてい
る領域の範囲内となるように設定される。
【0021】また、上記の内視鏡用鉗子栓において、好
ましくは、前記誘導部が前記処置具の先端を前記チャン
ネル入口の方向へ誘導する際に最大限彎曲した場合の前
記誘導部の突端の位置は、前記傾斜内壁部の形成されて
いる領域の範囲内となるように設定される。
ましくは、前記誘導部が前記処置具の先端を前記チャン
ネル入口の方向へ誘導する際に最大限彎曲した場合の前
記誘導部の突端の位置は、前記傾斜内壁部の形成されて
いる領域の範囲内となるように設定される。
【0022】また、上記の内視鏡用鉗子栓において、好
ましくは、前記処置具挿通手段は、前記閉塞部に略一文
字状に開設されたスリットである。
ましくは、前記処置具挿通手段は、前記閉塞部に略一文
字状に開設されたスリットである。
【0023】また、上記の内視鏡用鉗子栓において、好
ましくは、前記処置具挿通手段は、前記閉塞部に開設さ
れた小孔である。
ましくは、前記処置具挿通手段は、前記閉塞部に開設さ
れた小孔である。
【0024】また、上記の内視鏡用鉗子栓において、好
ましくは、前記処置具は、前記内視鏡を十二指腸鏡とし
て使用する場合のカニュレーションチューブである。
ましくは、前記処置具は、前記内視鏡を十二指腸鏡とし
て使用する場合のカニュレーションチューブである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施形態である内視鏡用鉗子栓の構成と、鉗子口
部材への装着状態を示す断面図である。鉗子栓25の構
成の説明に先立ち、鉗子栓25が装着される鉗子口部材
24の詳細な構成について説明する。
て、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施形態である内視鏡用鉗子栓の構成と、鉗子口
部材への装着状態を示す断面図である。鉗子栓25の構
成の説明に先立ち、鉗子栓25が装着される鉗子口部材
24の詳細な構成について説明する。
【0026】図1に示すように、この鉗子口部材24
は、合成樹脂、金属、セラミックス等からなり、両端が
開放された略円筒状の部材である。鉗子口部材24は、
図の上部となる外径が大径の部分と、図の下部となる外
径が小径の部分を有している。大径部側の端部から図の
左右側に向けては、円環鍔状のフランジ部24aが突出
するように形成されている。図においてフランジ部24
aの下方となる大径部の外側部分には、外周を取り巻く
ように、略台形断面の溝部24bが形成されている。鉗
子口部材24のフランジ部24aと、その下方に接続し
溝部24bを含む部分とで構成された部分は、断面が略
「逆L」字状で平面投影形状が略円環状となる鉗子口部
材の上端部分(以下、「嵌合端部」という。)を形成す
る。
は、合成樹脂、金属、セラミックス等からなり、両端が
開放された略円筒状の部材である。鉗子口部材24は、
図の上部となる外径が大径の部分と、図の下部となる外
径が小径の部分を有している。大径部側の端部から図の
左右側に向けては、円環鍔状のフランジ部24aが突出
するように形成されている。図においてフランジ部24
aの下方となる大径部の外側部分には、外周を取り巻く
ように、略台形断面の溝部24bが形成されている。鉗
子口部材24のフランジ部24aと、その下方に接続し
溝部24bを含む部分とで構成された部分は、断面が略
「逆L」字状で平面投影形状が略円環状となる鉗子口部
材の上端部分(以下、「嵌合端部」という。)を形成す
る。
【0027】また、小径部の外側面には、雄ネジ部24
cが設けられている。この雄ネジ部24cは、上記した
鉗子口基部23に開設された雌ネジ孔(図示せず)に螺
合可能となっている。
cが設けられている。この雄ネジ部24cは、上記した
鉗子口基部23に開設された雌ネジ孔(図示せず)に螺
合可能となっている。
【0028】また、鉗子口部材24の大径部の内面側
は、図の垂直方向に内径が一定な円筒内壁状の垂直内壁
部24dとなっている。また、小径部の内面側は、図の
下方に向うに従って内径が小さくなるように絞り込まれ
る凹円錐面状の傾斜内壁部24eとなっている。図にお
ける傾斜内壁部24eの上端の線24hは、垂直内壁部
24dと傾斜内壁部24eの境界線となっている。以
下、24hを「傾斜内壁上端線」という。垂直内壁部2
4dに囲まれた空間は処置具挿入口24fを構成してい
る。また、図における傾斜内壁部24eの下端の開口2
4gは、上記した内視鏡の処置具用チャンネル(図示せ
ず)の入口(図示せず。以下、「チャンネル入口」とい
う。)と連通するように構成されている。以下、24g
を「チャンネル入口連通口」という。
は、図の垂直方向に内径が一定な円筒内壁状の垂直内壁
部24dとなっている。また、小径部の内面側は、図の
下方に向うに従って内径が小さくなるように絞り込まれ
る凹円錐面状の傾斜内壁部24eとなっている。図にお
ける傾斜内壁部24eの上端の線24hは、垂直内壁部
24dと傾斜内壁部24eの境界線となっている。以
下、24hを「傾斜内壁上端線」という。垂直内壁部2
4dに囲まれた空間は処置具挿入口24fを構成してい
る。また、図における傾斜内壁部24eの下端の開口2
4gは、上記した内視鏡の処置具用チャンネル(図示せ
ず)の入口(図示せず。以下、「チャンネル入口」とい
う。)と連通するように構成されている。以下、24g
を「チャンネル入口連通口」という。
【0029】上記のような構成により、上記した鉗子口
基部23の雌ネジ孔(図示せず)に、鉗子口部材24の
雄ネジ部24cをねじ込むことにより、図2(A)に示
した状態となり、処置具挿入口24fは処置具用チャン
ネルの内部の管路空間と連通する。
基部23の雌ネジ孔(図示せず)に、鉗子口部材24の
雄ネジ部24cをねじ込むことにより、図2(A)に示
した状態となり、処置具挿入口24fは処置具用チャン
ネルの内部の管路空間と連通する。
【0030】一方、鉗子栓25は、図1に示すように、
シリコンゴム、フッ素ゴム、ニトリルブチルゴム等のゴ
ム材料を含む弾性材料からなる略皿状の部材である。鉗
子栓25は、閉塞部25aと、鍔部25bと、垂下部2
5cと、鈎部25dと、スリット25eと、誘導部25
fを備えて構成されている。閉塞部25aは、図におい
て中央に位置する部分であり、略円盤状に形成されてい
る。図において閉塞部25aの上方となる部分には略半
球状又は略すり鉢状の凹部25gが形成され、閉塞部2
5aの肉厚は、外周へ向うに従って厚くなっている。こ
のように肉厚に差をつけた理由は、中央部ではスリット
の挿通方向長さを短くして処置具を挿通しやすくするた
めであり、外周部では鉗子口部材24の垂直内壁部24
dとの接触面積を大きくして閉塞性能あるいは抜け難さ
を向上させるためである。
シリコンゴム、フッ素ゴム、ニトリルブチルゴム等のゴ
ム材料を含む弾性材料からなる略皿状の部材である。鉗
子栓25は、閉塞部25aと、鍔部25bと、垂下部2
5cと、鈎部25dと、スリット25eと、誘導部25
fを備えて構成されている。閉塞部25aは、図におい
て中央に位置する部分であり、略円盤状に形成されてい
る。図において閉塞部25aの上方となる部分には略半
球状又は略すり鉢状の凹部25gが形成され、閉塞部2
5aの肉厚は、外周へ向うに従って厚くなっている。こ
のように肉厚に差をつけた理由は、中央部ではスリット
の挿通方向長さを短くして処置具を挿通しやすくするた
めであり、外周部では鉗子口部材24の垂直内壁部24
dとの接触面積を大きくして閉塞性能あるいは抜け難さ
を向上させるためである。
【0031】また、上記の閉塞部25aの中心付近に
は、閉塞部25aを図の上下方向に貫通する略一文字状
のスリット25eが設けられている。また、図において
閉塞部25aの下方となる部分、すなわち閉塞部25a
のチャンネル入口側の部分には、誘導部25fが形成さ
れている。誘導部25fは、閉塞部25aの図の下面側
においてスリット25eを取り囲むように配置された略
円筒状の部分である。誘導部25fの図における上端は
閉塞部25aの下面と一体となり、図の下方へ向けて垂
下するように形成され、図における下端は開放されてい
る。この誘導部25fの内径については、特に制限はな
く、使用する処置具の外径よりも大きな内径であれば十
分である。
は、閉塞部25aを図の上下方向に貫通する略一文字状
のスリット25eが設けられている。また、図において
閉塞部25aの下方となる部分、すなわち閉塞部25a
のチャンネル入口側の部分には、誘導部25fが形成さ
れている。誘導部25fは、閉塞部25aの図の下面側
においてスリット25eを取り囲むように配置された略
円筒状の部分である。誘導部25fの図における上端は
閉塞部25aの下面と一体となり、図の下方へ向けて垂
下するように形成され、図における下端は開放されてい
る。この誘導部25fの内径については、特に制限はな
く、使用する処置具の外径よりも大きな内径であれば十
分である。
【0032】また、閉塞部25aの外側面の図における
上部から外方に向けては、略円環状の鍔部25bが突出
するように形成されている。また、鍔部25bの外周か
ら図の下方に向けては、略円環状の垂下部25cが垂下
するように形成されている。また、垂下部25cの図の
下端から図の中央側へ向けては、略円環状の鈎部25d
が突出するように形成されている。このような構成によ
り、閉塞部25aの外側面と、鍔部25bの下面と、垂
下部25cの内壁面と、鈎部25dの内面に囲まれた部
分は、断面が略「逆L」字状で平面投影形状が略円環状
の空間(以下、「嵌合空間」という。)を形成する。
上部から外方に向けては、略円環状の鍔部25bが突出
するように形成されている。また、鍔部25bの外周か
ら図の下方に向けては、略円環状の垂下部25cが垂下
するように形成されている。また、垂下部25cの図の
下端から図の中央側へ向けては、略円環状の鈎部25d
が突出するように形成されている。このような構成によ
り、閉塞部25aの外側面と、鍔部25bの下面と、垂
下部25cの内壁面と、鈎部25dの内面に囲まれた部
分は、断面が略「逆L」字状で平面投影形状が略円環状
の空間(以下、「嵌合空間」という。)を形成する。
【0033】また、上記した閉塞部25aの外径は、鉗
子口部材24の垂直内壁部24dの内径よりもやや大き
くなるように設定されている。また、鉗子栓25におけ
る嵌合空間の断面形状は、鉗子口部材24の上端の嵌合
端部の断面形状よりも小さくなるように設定されてい
る。
子口部材24の垂直内壁部24dの内径よりもやや大き
くなるように設定されている。また、鉗子栓25におけ
る嵌合空間の断面形状は、鉗子口部材24の上端の嵌合
端部の断面形状よりも小さくなるように設定されてい
る。
【0034】このような構成により、鉗子栓25の鈎部
25dを図の左右側へ押し拡げ、誘導部25fを鉗子口
部材24の処置具挿入口24fの内部側へ向け、閉塞部
25aを処置具挿入口24f内へ押し込むと、鉗子栓2
5の弾性により、鉗子口部材24の嵌合端部が鉗子栓2
5の嵌合空間と確実に嵌合し、鉗子栓25が鉗子口部材
24に装着され、図1の状態となる。
25dを図の左右側へ押し拡げ、誘導部25fを鉗子口
部材24の処置具挿入口24fの内部側へ向け、閉塞部
25aを処置具挿入口24f内へ押し込むと、鉗子栓2
5の弾性により、鉗子口部材24の嵌合端部が鉗子栓2
5の嵌合空間と確実に嵌合し、鉗子栓25が鉗子口部材
24に装着され、図1の状態となる。
【0035】この状態においては、鉗子口部材24の処
置具挿入口24fの上部は、鉗子栓25の閉塞部25a
により閉塞される。また、鉗子栓25の誘導部25f
は、鉗子口部材24のチャンネル入口側となる閉塞部2
5aの下面から下方に垂下し、チャンネル入口連通口2
4gの方向へ突設された状態となる。また、チャンネル
入口連通口24gの方向への誘導部25fの突端、すな
わち図の下端は、傾斜内壁上端線24hよりも下方、す
なわち傾斜内壁部24eが形成されている領域の範囲内
に位置する。誘導部25fの下端位置は、図に示す位置
だけでなく、それよりも上方あるいは下方であってもよ
い。
置具挿入口24fの上部は、鉗子栓25の閉塞部25a
により閉塞される。また、鉗子栓25の誘導部25f
は、鉗子口部材24のチャンネル入口側となる閉塞部2
5aの下面から下方に垂下し、チャンネル入口連通口2
4gの方向へ突設された状態となる。また、チャンネル
入口連通口24gの方向への誘導部25fの突端、すな
わち図の下端は、傾斜内壁上端線24hよりも下方、す
なわち傾斜内壁部24eが形成されている領域の範囲内
に位置する。誘導部25fの下端位置は、図に示す位置
だけでなく、それよりも上方あるいは下方であってもよ
い。
【0036】上記のような状態で、図におけるスリット
25eの上端から処置具(図示せず)を図の下方に向け
て押入すれば、処置具の先端は、スリット25eを押し
拡げて図の下方へ進入し、スリット25eの下端から下
方に突出する。この部分においては、スリット25eの
周囲を誘導部25fの筒体が囲んでいる。誘導部25e
の内壁は、垂直な円筒内壁状となっているから、処置具
の先端が、図における斜め下方へ進行した場合であって
も、誘導部25eの内壁の表面が処置具先端を垂直下方
へ向うように誘導する。
25eの上端から処置具(図示せず)を図の下方に向け
て押入すれば、処置具の先端は、スリット25eを押し
拡げて図の下方へ進入し、スリット25eの下端から下
方に突出する。この部分においては、スリット25eの
周囲を誘導部25fの筒体が囲んでいる。誘導部25e
の内壁は、垂直な円筒内壁状となっているから、処置具
の先端が、図における斜め下方へ進行した場合であって
も、誘導部25eの内壁の表面が処置具先端を垂直下方
へ向うように誘導する。
【0037】また、誘導部25eの下端は、鉗子口部材
24の内部の傾斜内壁部24eの領域内に位置してい
る。したがって、処置具先端が、誘導部25fの下端か
ら、図における斜め下方へ進んだとしても、傾斜内壁部
24eの表面が、処置具先端をチャンネル入口連通口2
4gへ向うように誘導する。
24の内部の傾斜内壁部24eの領域内に位置してい
る。したがって、処置具先端が、誘導部25fの下端か
ら、図における斜め下方へ進んだとしても、傾斜内壁部
24eの表面が、処置具先端をチャンネル入口連通口2
4gへ向うように誘導する。
【0038】したがって、処置具が、十二指腸鏡として
用いる場合のカニュレーションチューブのように直径が
小径でチューブ自体が非常に曲がりやすい場合であって
も、あるいはさらにカニュレーションチューブの先端に
曲がりぐせがついている場合であっても、チューブ先端
を処置具用チャンネルの内部へ向って誘導することがで
き、つねに良好な挿通性能を発揮させることができる。
用いる場合のカニュレーションチューブのように直径が
小径でチューブ自体が非常に曲がりやすい場合であって
も、あるいはさらにカニュレーションチューブの先端に
曲がりぐせがついている場合であっても、チューブ先端
を処置具用チャンネルの内部へ向って誘導することがで
き、つねに良好な挿通性能を発揮させることができる。
【0039】また、閉塞部25aは、鉗子口部材24の
処置具挿入口24fを閉塞しており、貫通している部分
はスリット25eのみである。したがって、処置具を挿
入していない場合にはスリット25eは閉じており、処
置具挿入口24fは閉塞され、体液等の漏出は防止され
る。一方、処置具を挿入する場合にはスリット25eに
より処置具を押入すれば上記のように容易に内部へ挿通
させることができるうえ、処置具が挿通している箇所以
外のスリット25eは閉じているため、同様に処置具挿
入口24fは閉塞され、体液等の漏出を防止しつつ処置
具の挿通を行うことができる。また、処置具の径が中
径、大径のものであっても、従来の場合と同様な漏出防
止性能を発揮することができる。誘導部25fの内径に
比べて処置具の外径が相対的に大きくなると、誘導部2
5f内の空間に体液等が入り込み難くなり、漏出防止性
能の向上も期待できる。
処置具挿入口24fを閉塞しており、貫通している部分
はスリット25eのみである。したがって、処置具を挿
入していない場合にはスリット25eは閉じており、処
置具挿入口24fは閉塞され、体液等の漏出は防止され
る。一方、処置具を挿入する場合にはスリット25eに
より処置具を押入すれば上記のように容易に内部へ挿通
させることができるうえ、処置具が挿通している箇所以
外のスリット25eは閉じているため、同様に処置具挿
入口24fは閉塞され、体液等の漏出を防止しつつ処置
具の挿通を行うことができる。また、処置具の径が中
径、大径のものであっても、従来の場合と同様な漏出防
止性能を発揮することができる。誘導部25fの内径に
比べて処置具の外径が相対的に大きくなると、誘導部2
5f内の空間に体液等が入り込み難くなり、漏出防止性
能の向上も期待できる。
【0040】上記した実施形態において、鉗子栓25は
内視鏡用鉗子栓に相当している。また、鉗子口部材24
は処置具挿入口部材に相当している。また、スリット2
5eは処置具挿通手段に相当している。
内視鏡用鉗子栓に相当している。また、鉗子口部材24
は処置具挿入口部材に相当している。また、スリット2
5eは処置具挿通手段に相当している。
【0041】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明
の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同
一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いか
なるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
るものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明
の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同
一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いか
なるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0042】例えば、上記実施形態においては、処置具
挿通手段として閉塞部(25a)に略一文字状に開設さ
れたスリット(25e)を例に挙げて説明したが、本発
明はこれには限定されず、閉塞部(25a)を貫通する
ように設けられ処置具を外部から押入した場合に処置具
挿入口部材(24)の内部へ挿通させる手段であればど
のようなものであってもよく、他の形状の処置具挿通手
段、例えば、閉塞部に開設された小孔、あるいは閉塞部
に略十文字状に開設されたスリット等であってもよい。
また、中央部を小孔とし側部をスリットとした組み合わ
せであってもよい。
挿通手段として閉塞部(25a)に略一文字状に開設さ
れたスリット(25e)を例に挙げて説明したが、本発
明はこれには限定されず、閉塞部(25a)を貫通する
ように設けられ処置具を外部から押入した場合に処置具
挿入口部材(24)の内部へ挿通させる手段であればど
のようなものであってもよく、他の形状の処置具挿通手
段、例えば、閉塞部に開設された小孔、あるいは閉塞部
に略十文字状に開設されたスリット等であってもよい。
また、中央部を小孔とし側部をスリットとした組み合わ
せであってもよい。
【0043】また、上記実施形態においては、誘導部と
して、閉塞部(25a)の内部側において処置具挿通手
段(25e)を囲むように配置されチャンネル入口の方
向へ突設されかつ突端側が開放された略円筒状の部分
(25f)を例に挙げて説明したが、本発明はこれには
限定されず、閉塞部(25a)の内部側に設けられ、処
置具挿通手段(25e)により処置具挿入口部材(2
4)の内部へ挿通された処置具をチャンネル入口の方向
へ誘導する内壁を有するものであればどのような構成の
部分であってもよく、他の形状の誘導部、例えば、四角
形や多角形等の他の断面形状を有する筒状部、あるいは
筒を構成する壁の根元側(閉塞部側)の肉厚が厚く突端
側に向うに従って肉厚が薄くなるような筒状部等であっ
てもよい。あるいは、筒状部ではなく、閉塞部の下面側
(チャンネル入口側)において垂直上方に向けて凹部を
形成し、天井に相当する部分にスリット出口が位置する
ようにしてもよい。
して、閉塞部(25a)の内部側において処置具挿通手
段(25e)を囲むように配置されチャンネル入口の方
向へ突設されかつ突端側が開放された略円筒状の部分
(25f)を例に挙げて説明したが、本発明はこれには
限定されず、閉塞部(25a)の内部側に設けられ、処
置具挿通手段(25e)により処置具挿入口部材(2
4)の内部へ挿通された処置具をチャンネル入口の方向
へ誘導する内壁を有するものであればどのような構成の
部分であってもよく、他の形状の誘導部、例えば、四角
形や多角形等の他の断面形状を有する筒状部、あるいは
筒を構成する壁の根元側(閉塞部側)の肉厚が厚く突端
側に向うに従って肉厚が薄くなるような筒状部等であっ
てもよい。あるいは、筒状部ではなく、閉塞部の下面側
(チャンネル入口側)において垂直上方に向けて凹部を
形成し、天井に相当する部分にスリット出口が位置する
ようにしてもよい。
【0044】また、上記実施形態においては、誘導部
(25f)の突端の位置が傾斜内壁部(24e)の形成
されている領域の範囲内となるように設定された例につ
いて説明したが、本発明はこれには限定されず、他の形
態の誘導部、例えば、誘導部が処置具の先端をチャンネ
ル入口の方向へ誘導する際に、弾性により彎曲した場合
に、最大限彎曲したときの誘導部の突端の位置が、傾斜
内壁部の形成されている領域の範囲内となるように設定
された誘導部であってもよい。
(25f)の突端の位置が傾斜内壁部(24e)の形成
されている領域の範囲内となるように設定された例につ
いて説明したが、本発明はこれには限定されず、他の形
態の誘導部、例えば、誘導部が処置具の先端をチャンネ
ル入口の方向へ誘導する際に、弾性により彎曲した場合
に、最大限彎曲したときの誘導部の突端の位置が、傾斜
内壁部の形成されている領域の範囲内となるように設定
された誘導部であってもよい。
【0045】また、上記実施形態においては、処置具挿
入口部材として、処置具挿入口部材(24)の内部のチ
ャンネル入口付近に、チャンネル入口の方向へ向かうに
従って内径が絞り込まれる傾斜内壁部(24e)が形成
されたものを例に挙げて説明したが、本発明はこれには
限定されず、他の形状の処置具挿入口部材、例えば、処
置具挿入口部材の内部のチャンネル入口付近の内壁の内
径がチャンネル入口の方向へ向って一定となるようなも
のであってもよい。
入口部材として、処置具挿入口部材(24)の内部のチ
ャンネル入口付近に、チャンネル入口の方向へ向かうに
従って内径が絞り込まれる傾斜内壁部(24e)が形成
されたものを例に挙げて説明したが、本発明はこれには
限定されず、他の形状の処置具挿入口部材、例えば、処
置具挿入口部材の内部のチャンネル入口付近の内壁の内
径がチャンネル入口の方向へ向って一定となるようなも
のであってもよい。
【0046】また、上記実施形態においては、処置具挿
入口部材である鉗子口部材24が、内視鏡100の操作
部2において、図2(A)における最も上方位置、ある
いは接眼側に近い位置に配置された例について説明した
が、本発明はこれには限定されず、処置具挿入口部材
は、他の位置、例えば、図2(A)におけるAの位置、
すなわち操作部2の下方位置、あるいは対物側に近い位
置に設けられてもよい。また、内視鏡100の全体の構
成、処置具挿入口部材である鉗子口部材24の構成につ
いても、上記実施形態に示した構成以外の構成であって
もよい。
入口部材である鉗子口部材24が、内視鏡100の操作
部2において、図2(A)における最も上方位置、ある
いは接眼側に近い位置に配置された例について説明した
が、本発明はこれには限定されず、処置具挿入口部材
は、他の位置、例えば、図2(A)におけるAの位置、
すなわち操作部2の下方位置、あるいは対物側に近い位
置に設けられてもよい。また、内視鏡100の全体の構
成、処置具挿入口部材である鉗子口部材24の構成につ
いても、上記実施形態に示した構成以外の構成であって
もよい。
【0047】また、上記実施形態においては、内視鏡用
鉗子栓(25)が単体で構成された例について説明した
が、本発明はこれには限定されず、他の形態の内視鏡用
鉗子栓、例えば、処置具挿入口(24f)を1つの鉗子
栓で閉塞し、さらにその上に鉗子栓に類似した略皿状の
弾性材料からなる被覆体を被覆させるようにしてもよ
い。この被覆体は、閉塞部の下部に誘導部は設けず、中
央にスリットや小孔を設けておく。このように構成すれ
ば、二重構造の鉗子栓として使用することができ、鉗子
栓の漏出防止性能をさらに高めることができる。あるい
は、処置具が曲がりやすい場合には被覆体をはずして鉗
子栓単体で使用し、処置具が曲がり難いものの場合には
上記した二重構造の鉗子栓として使用するようにしても
よい。この被覆体にはスリット等を設けず、処置具を挿
通する時以外のための鉗子栓用蓋として使用してもよ
い。さらに、被覆体と鉗子栓は別体でもよいし、両者が
略帯状の連結部材で連結されるような構成として両者を
一体形成してもよい。また、被覆体が別体の場合に、被
覆体を処置具挿入口部材(24)の外側面に係止・保持
させるための環状部を設け、被覆体と環状部を略帯状の
連結部材で連結し、両者を一体形成してもよい。
鉗子栓(25)が単体で構成された例について説明した
が、本発明はこれには限定されず、他の形態の内視鏡用
鉗子栓、例えば、処置具挿入口(24f)を1つの鉗子
栓で閉塞し、さらにその上に鉗子栓に類似した略皿状の
弾性材料からなる被覆体を被覆させるようにしてもよ
い。この被覆体は、閉塞部の下部に誘導部は設けず、中
央にスリットや小孔を設けておく。このように構成すれ
ば、二重構造の鉗子栓として使用することができ、鉗子
栓の漏出防止性能をさらに高めることができる。あるい
は、処置具が曲がりやすい場合には被覆体をはずして鉗
子栓単体で使用し、処置具が曲がり難いものの場合には
上記した二重構造の鉗子栓として使用するようにしても
よい。この被覆体にはスリット等を設けず、処置具を挿
通する時以外のための鉗子栓用蓋として使用してもよ
い。さらに、被覆体と鉗子栓は別体でもよいし、両者が
略帯状の連結部材で連結されるような構成として両者を
一体形成してもよい。また、被覆体が別体の場合に、被
覆体を処置具挿入口部材(24)の外側面に係止・保持
させるための環状部を設け、被覆体と環状部を略帯状の
連結部材で連結し、両者を一体形成してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る内視
鏡用鉗子栓によれば、処置具挿入口を閉塞する閉塞部
と、閉塞部を貫通するように設けられ処置具を外部から
押入した場合に処置具挿入口部材の内部へ挿通させる処
置具挿通手段と、閉塞部のチャンネル入口側に設けられ
処置具挿通手段により処置具挿入口部材の内部へ挿通さ
れた処置具をチャンネル入口の方向へ誘導する内壁を有
する誘導部を備えたので、処置具が曲がりやすい場合で
あっても、あるいは処置具に曲がりぐせがついている場
合であっても、つねに処置具を処置具用チャンネルの内
部に向けて容易に挿通することができ、かつ所定の漏出
防止性能を発揮することができる。
鏡用鉗子栓によれば、処置具挿入口を閉塞する閉塞部
と、閉塞部を貫通するように設けられ処置具を外部から
押入した場合に処置具挿入口部材の内部へ挿通させる処
置具挿通手段と、閉塞部のチャンネル入口側に設けられ
処置具挿通手段により処置具挿入口部材の内部へ挿通さ
れた処置具をチャンネル入口の方向へ誘導する内壁を有
する誘導部を備えたので、処置具が曲がりやすい場合で
あっても、あるいは処置具に曲がりぐせがついている場
合であっても、つねに処置具を処置具用チャンネルの内
部に向けて容易に挿通することができ、かつ所定の漏出
防止性能を発揮することができる。
【図1】本発明の一実施形態である内視鏡用鉗子栓の構
成と、鉗子口部材への装着状態を示す断面図である。
成と、鉗子口部材への装着状態を示す断面図である。
【図2】図2(A)は、内視鏡用鉗子栓が装着される内
視鏡の一例の全体構成、及び従来の内視鏡用鉗子栓の構
成を示す斜視図であり、図2(B)は、図2(A)に示
す内視鏡の先端部の構成を示す正面図である。
視鏡の一例の全体構成、及び従来の内視鏡用鉗子栓の構
成を示す斜視図であり、図2(B)は、図2(A)に示
す内視鏡の先端部の構成を示す正面図である。
1 体内挿入部 2 操作部 3 コネクターコード部 10 先端部 11 彎曲部 12 軟性部 13 照明用レンズ 14 対物レンズ 15 送気・送水ノズル 16 吸引・処置口 20 グリップ部 21a 上下アングルツマミ 21b 左右アングルツマミ 22a 吸引ボタン 22b 送気・送水ボタン 23 鉗子口基部 24 鉗子口部材 24a フランジ部 24b 溝部 24c 雄ネジ部 24d 垂直内壁部 24e 傾斜内壁部 24f 処置具挿入口 24g チャンネル入口連通口 24h 傾斜内壁上端線 25,25′ 鉗子栓 25a 閉塞部 25b 鍔部 25c 垂下部 25d 鈎部 25e,25e′ スリット 25f 誘導部 25g 凹部 100 内視鏡
Claims (7)
- 【請求項1】 内視鏡の先端部から突出させて患部への
処置等を行う処置具を内部に通す管路である処置具用チ
ャンネルへの入口であるチャンネル入口に取り付けられ
る略筒状の処置具挿入口部材における処置具挿入口に着
脱可能で、弾性材料からなる内視鏡用鉗子栓において、 前記処置具挿入口を閉塞する閉塞部と、 前記閉塞部を貫通するように設けられ前記処置具を外部
から押入した場合に前記処置具挿入口部材の内部へ挿通
させる処置具挿通手段と、 前記閉塞部の前記チャンネル入口側に設けられ、前記処
置具挿通手段により前記処置具挿入口部材の内部へ挿通
された処置具を前記チャンネル入口の方向へ誘導する内
壁を有する誘導部を備えたことを特徴とする内視鏡用鉗
子栓。 - 【請求項2】 請求項1記載の内視鏡用鉗子栓におい
て、 前記誘導部は、前記閉塞部の前記チャンネル入口側にお
いて前記処置具挿通手段を囲むように配置され前記チャ
ンネル入口の方向へ突設されかつ突端側が開放された略
筒状に形成されることを特徴とする内視鏡用鉗子栓。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の内視鏡用鉗
子栓において、 前記処置具挿入口部材の内部の前記チャンネル入口付近
には、前記チャンネル入口の方向へ向かうに従って内径
が絞り込まれる傾斜内壁部が形成され、 前記誘導部の突端の位置は、前記傾斜内壁部の形成され
ている領域の範囲内となるように設定されることを特徴
とする内視鏡用鉗子栓。 - 【請求項4】 請求項3記載の内視鏡用鉗子栓におい
て、 前記誘導部が前記処置具の先端を前記チャンネル入口の
方向へ誘導する際に最大限彎曲した場合の前記誘導部の
突端の位置は、前記傾斜内壁部の形成されている領域の
範囲内となるように設定されることを特徴とする内視鏡
用鉗子栓。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のうちのいずれ
か1項に記載の内視鏡用鉗子栓において、 前記処置具挿通手段は、前記閉塞部に略一文字状に開設
されたスリットであることを特徴とする内視鏡用鉗子
栓。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項4のうちのいずれ
か1項に記載の内視鏡用鉗子栓において、 前記処置具挿通手段は、前記閉塞部に開設された小孔で
あることを特徴とする内視鏡用鉗子栓。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項5のうちのいずれ
か1項に記載の内視鏡用鉗子栓において、 前記処置具は、前記内視鏡を十二指腸鏡として使用する
場合のカニュレーションチューブであることを特徴とす
る内視鏡用鉗子栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8332715A JPH10155734A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 内視鏡用鉗子栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8332715A JPH10155734A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 内視鏡用鉗子栓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10155734A true JPH10155734A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18258064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8332715A Pending JPH10155734A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 内視鏡用鉗子栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10155734A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009254631A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-05 | Takashi Toyonaga | 内視鏡用脱気防止弁 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6037303U (ja) * | 1983-08-22 | 1985-03-14 | 富士写真光機株式会社 | 内視鏡 |
JPS6154801U (ja) * | 1984-09-13 | 1986-04-12 | ||
JPS63148304U (ja) * | 1987-03-19 | 1988-09-29 | ||
JPH023740U (ja) * | 1988-06-22 | 1990-01-11 |
-
1996
- 1996-11-28 JP JP8332715A patent/JPH10155734A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6037303U (ja) * | 1983-08-22 | 1985-03-14 | 富士写真光機株式会社 | 内視鏡 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009254631A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-05 | Takashi Toyonaga | 内視鏡用脱気防止弁 |
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