JPS5993413A - 内視鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は処置具挿通用チャンネルに挿通したＷｌ処置具
よって、適切な処置かできるようにした内視鏡に関する
。

近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することにより、体
腔内臓８等を観察したり、必要に応じ処置具用ヂ↑・ン
ネル内を挿通した処置具を用いて生体内組織を採取して
患部を詳しく診断したりすることのできる医療用内視鏡
が広く用いられている。

又、■業用分野においても、ボイラ、化学プラン］・類
等の管内の状態を観察あるいは管内表面の付着物を採取
して検査する等保守面にも内視鏡が利用されている。

上記内視鏡には挿入部が軟性で、湾曲できる構造の軟性
内視鏡と、挿入部が硬性で略直線状の硬性内？Ｊｉ！鏡
がある。

これらの内７１１においては、挿入部を挿入した際、手
元側に供給された照明光を伝達して挿入部先端側から外
部の対象物側に照明光を出射する照明光学系と、該照明
光学系によって照明された対象物を結像して手元側の接
眼部後方から観察できる！！察先光学系が配設されてい
る。

上記内視鏡にお（プる細長の挿入部を体腔内に挿入し、
処置具挿通用チャンネルに挿通した処置具にＪ：って、
注射、生検、レーザ治療等を行う場合、対象物を適切な
角度及び距離にて？Ｊ！野内にとらえると共に、挿入部
先端側を対象物に対してふＩ３りかない様にしな（プれ
ばならない。このよう４【呪臼、従来の内視鏡において
は、第１図に示すＪ、うに）−ドを用いないで、挿入部
１を口ｆ２等から挿入し、挿入部１の先端構成部２（以
下先端部と略す。）側を該先端部２後方の湾曲部３にお
いて湾曲させ、湾曲部３及び先端部２とを体腔壁４に当
接させて、対象物に対して挿入部１先端側を固定してい
た。

しかしながら、第１図に示（ように硬性の先端部２の角
ばった隅部が体腔壁４にもぐり込んでしまい患者に苦痛
を与えたり、もぐり込むために適切な距離にて対象物（
若しくは目的部位）５を照明して観察することができな
くなる等の問題があった。

一方、第２図に示すようにリング状のフード６を用いた
場合には、固定のために大きく湾曲させることができな
くなり、注射針７等の処置具名目的部位５に斜めに挿入
したり、当てたりしなければなくなる。このため、距離
が遠くなりすぎて目的部位５が小さく見得る程度になる
ため、処置具による狙撃を的確に行うことができなり、
作業能率が低下する。従って術者は、処置具による治療
処Ｍ等に手間取り、疲れ易くなると共に、患者側の苦痛
も大きくなる欠点があった。

一方、実開昭５６−７５９１２号公報に開示されている
ように、本出願人によって切欠きを有するフードを設け
た内視鏡がある。この従来例における切欠きは、送気・
送水ノズルから送気あるいは送水された場合における排
出口として設けられたものであるので、送気・送水ノズ
ルに対向するフードの側壁に形成されたものである。

従って、このフードを具備する内視鏡を用いても、上述
の問題点が解決されるものでない。

本発明は上述した点にかんがみてなされたもので、！ｌ
！ｌ置具処置用チャンネルの挿入部先端部における開口
端に近接する円筒ないし円環状側部を切欠いた可撓性の
フードを、前記先端部に突設することにより、適切な距
離にて観察あるいは処置することのできる内視鏡を提供
することを目的とする。

以下、本発明を図面を参照して具体的に説明する。

第３図ないし第５図は本発明の第１実施例に係り、第３
図は第１実施例の軟性内？ＪＡ鏡を示し、第４図は第３
図の挿入部先端側を拡大して示し、第５図は体腔内に挿
入し、使用した様子を示す。

これらの図において、軟性内視鏡１１は細長で可撓性の
挿入部１２と、該挿入部１２１Ｍ端側に大径で湾曲操作
用ノブ１３を設けた操作部１４と、該操作部１４の後端
に設けた接眼部１５と、１軌作部１４側部から外部に延
出した可撓性のライトガイドケーブル１６とより構成さ
れている。

上記軟性内視鏡１１には、ライトガイドケーブル１６の
先端部に取り付けたコネクタ１７を図示しない光源装置
に装着することにより、光源装置側から照明光が供給さ
れ、その照明光はライｌ−ガイドケーブル１６及び挿入
部１２内を挿通されたライトカイトを経て挿入部１２の
先端（構成）部１９のライトガイドのファイバ端面から
照明（光５− 出射）窓２０を経て外部の対象物側に出射される照明光
学系が形成されている。

しかして、上記照明光学系にＪ：つて照明された対象物
を挿入部１２の先端部１９に形成された観察窓（対物窓
）２１の奥に配設された対物レンズにて結像し、像伝達
手段としてのイメージガイドによって接眼部１５側に伝
達し、接眼部１５後方からＩＩできるようになっている
。

上記挿入部１２の先端部１９は金属等の硬性の部材で形
成され、この先端部１９において隣接するように形成さ
れた照明窓２０．観察窓２１の他に、処置具挿通用チャ
ンネルの開口端２２が形成され、操作部１４に設けた処
置具挿通用チャンネルの挿入口部２３から注射針２４等
の処置具を挿通して操作部１４及び挿入部１２を経て前
記開口端２２から突出できるように構成されている。

上記先端部１９には、観察窓２１に隣接して送気・送水
用ノズル２５が、該ノズル２５の送気・送水口が観察窓
２１に向くように設けられており、操作部１４に突設し
た送気・送水用ボタン２６を６− 操作することによって、前記ノズル２５がら空気あるい
は液体を噴出させてＷＩ２＊窓２１に角層したＩＩ察に
障害となる付着物を除去できるようｔＪ４Ｆｉｌ成され
ている。

しかして上記送気・送水用ボタン２６にｖＪ接り、７て
突設した吸引ボタン２７を操作することによって、体腔
内の胃液その他を吸引できるようになっている。

一方、挿入部１２の先端部１９に隣接する部分は湾曲自
在となる湾曲部２８が形成され、操作部１４に設けた湾
曲操作用ノブ１３を回動することによって上下あるいは
左右方向等に湾曲できるよう構成されている。

さらに本発明の第１実施例においては上記先端部１９前
端側外周を若干細径にして略円筒ないし環状で可撓性の
フード３１が先端部１９からぞの端部より前方に突出す
るよう取り付けられており上記処置具挿通用チャンネル
の開口端２２に最も近接するフード３１における側部前
端側に切欠き３２が形成しである。

上記フード３１はポリウレタンゴム、シリコンゴム等の
ゴムあるいはナイロン等可撓性の部材を用いて成形され
ており、このフード３１で囲まれた内側の先端部１９前
端面に上記対物窓２０．観察窓２１．処置具挿通用チャ
ンネルの開口端２２゜ノズル２５等が形成されている。

しかしてフード３１の切欠き３２は、先端部１９の円状
前端面の中心から開口端２２の中心方向に延ばした半径
方向の線がフード３１側部と交わる部分の円筒前端側に
形成されている。つまり処冒具挿通用チャンネルを挿通
した処置具が開口端２２から突出させた場合における突
出させた軸方向に最も近接するフード３１の側部前端側
に切欠き３２が形成されている点が第１実施例の特徴に
なっている。

このように構成された本発明の第１実施例によれば、例
えば食道内壁にできる静脈瘤に対して有効な治療法とし
て知られるエタノラミン・オレートとかエチル２−シア
ノアクリレート等を注射する静脈瘤栓塞療法、又はフェ
ノール及びアーモンド油を注射する静脈瘤硬化療法を想
定し、目的部位に注射針を刺すことを以下に述べる。

第１実施例における挿入部１２を口腔から挿入し、第５
図に示すように食道内壁３３において湾曲部２８をフー
ド３１の切欠き３２が形成された側が内側とするよう湾
曲してフード３１を内壁３３に当接させると共に、切欠
き３２に臨む内型３３０部分が目的部位３４（の中心）
とするようにする。

このようにすると、湾曲部２８が内＠１３３における一
方の壁部（その中心を符号Ａで示す。）に当接し、先端
部１９に取り付けたフード３１が目的部位３４近傍に当
接し、当接した部分のフード３１は可撓性であるので内
！１３３面と平行となる方向に撓み、内壁３３面と広い
面積で接触し、挿入部１２先端側は切欠き３２周囲の面
が接触した状態で充分に固定される。従って、押圧力が
若干大きくなる程度においても大きな苦痛となる端部等
の目的部位３４周辺においては、広い面積で接触するよ
うにしであるので、単位面積当りの押圧力を充分小さく
しても充分固定でき、注躬参１２４９− 等の処置具を安全且つ正確に操作できる。

又、上記第１実施例を固定した状態は、先端部１９の前
端面が内！３３面に対して大きな角度をなす方向（つま
り垂直に近い方向）に設定できるので、（第５図に示す
ように）適切な距離及び適切な観寮視野範囲αにてＨ察
できると共に、注射針２４による穿刺等、処置具の狙撃
性も良好になり、処置操作を能率良く行うことができる
。

さらに処置具を突出させた場合における目的部位３４以
外の部分が、フード３１で覆われることになるので、目
的部位３４以外の部分を穿刺してしまう等の危険を防止
できる。

尚、フード３１を先端部１９に取り付ける場合、フード
３１の取り付は端部（取り付は基部）側における適当な
箇所内側方向に弾性的に若干突出する突部を形成し、−
力先端部１９側に上記突部を受は入れる嵌合凹部を、嵌
合させた場合の状態が第１実施例のようにできる着脱で
きる構造とか、この構造に加えて他方の凹部に嵌合させ
た場合には切欠き３２が送気・送水用ノズル２５に対面
す１０− る位置となり、洗浄水を有効に排出できる構Ａｓ　Ｉ＋
：することもできる。

第６図はフード４１に窓形切欠ぎ（又は窓）４２を設け
た第２実施例におｔプる要部周辺を小７１゜即ち、フー
ド４１は第１実施例にお（）る−ノート３１より長い形
状にして体腔壁に当接する接触面積を太き（し、より充
分に固定できるようにすると共に、切欠き４２がフード
４１（前端に至ら４【い）側部に形成されている。勿論
、この切欠き４２は処置具挿通用チャンネルの開口１２
２に最も近接する側部に形成されている。

この他は第１実施例と殆んど同様であるので、同一要素
には同符号が付りてあり、その作用効果は第１実施例と
略同様のものとなる。

第７図ないし第９図は、本発明の第３実施例の挿入部先
端側の要部を示し、第７図は第３実施例における挿入部
先端側を示し、第８Ｍは第３実施例の使用状態を示し、
第９図は第３実施例を挿入していく様子を示す。

この第３実施例においてはフード５１に形成した切欠き
５２の他に、フード５１の前端面側を斜めに切り落とし
て切欠き５２が形成された側部に対向覆る側となる程切
り落し量が大きくなるテーバ状の切落し部５３が形成さ
れている。

この第３実施例によれば、前述した第１実施例の作用効
果を有すると共に、フード３１前端で視野範囲が多少制
約される第５図に示す視野範囲αの場合とは異り、フー
ド５１前端に切落し部５３が形成しであるので殆んど制
約されることなく、より大ぎな視野範囲β（第８図参照
）を確保できる。

又、第８図に示すように湾曲部２８を湾曲されて内壁３
３に当接して挿入部１２先端側を固定する場合、切欠き
５２を形成した側は広い面積で接触するため、固定する
機能を充分保持することができる。

さらに、第９図に示すように、挿入部１２を口腔等から
挿入していく場合、湾曲した経路が存在する場合フード
５１における切欠き５２を設けた側を内側、切落し部分
が大きくなる切落し部５３側を外側となるように湾曲さ
せれば、切落し部５３を形成しない場合におけるフード
前端が内檗３３等に当たって挿入の障害になるというこ
とｌＪＩ　Ｍ減できるので、湾曲量の大きい経路内にも
挿通できることになり、使用できる範囲を拡大できる。

又挿通が容易にできるという利点を有する。

尚、上記切落し部５３の形状は第７図に承りようにテー
パ状に切り落とさなければならないしのでなく、他の形
状で切落し部を形成しても良い。

又、第２あるいは第３実施例における一７−ド４１．５
１を、第１実ｍＰＡにおいて説明し！ごように先端部１
９に着脱できる＠造にすることらＣきる。。

尚、上述における各フード３１．４１．５１は透明の部
材で形成した方が観察する場合よりｆ１望ｌである。

又、上述における切欠き３２．４２．５２の形状は図示
されている形状に限定されるものでなく、円形状、半球
状その他の形状でも良いことは明らかである。

さらに上述の切欠き３２．４２．５２の他に、１３− 送気・送水用ノズル２５に対向する側の７−ド３２、Ａ
２．５２側部に排水用の切欠きを形成したものも本発明
の範ちゅうに入るものである。

尚、上述の実施例においては処置具が突出される方向及
び観察光学系の視野方向が挿入部１２の直線状にした場
合における軸方向、つまり先端部１９の前端面前方とな
る直視型の軟性内視鏡１１に対して説明しであるが、挿
入部１２の軸方向と傾斜した方向が視野方向となる斜視
型の軟性内視鏡に対しても同様に適用できるものである
。

又、上述の各実施例において、処置具として注射針２４
の例が述べであるが、生検鉗子、レーザ治療の場合等の
処置に対しても有効に適用できるものである。

さらに、上記各フード３１，４１．５１が着脱自在に限
らず、先端部１９に固定できるものに対しても本発明は
適用できるものである。

以上述べたように本発明によれば、処置具挿通用チャン
ネルの開口端に最も近接する可撓性のフード側部に切欠
きを形成しであるので、切欠き周１４− 囲を撓ませて内壁面に広い面積での接触が可ＯＦになっ
て充分に固定できると共に、適切な観宗距頗において切
欠きを通して目的部位を観察Ｃきる。

従って術者は切欠きを通して処置具を突出ざければ目的
部位に穿刺等処置操作を容易且つ的確に行うことができ
る。又切欠き以外の部位をフードで覆うことができるの
で、誤った部位を処置してしまうことを防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はフードを用いない従来例を使用状態で示す説明
図、第２図はフードを用いた従来例を使用状態で示ず説
明図、第３図ないし第５図は本発明の第１実施例に係り
、第３図は第１実施例の軟性内？！鏡全全体示す斜視図
、第４図は第３図の挿入部先端側を拡大して示す斜視図
、第５図は第１実施例の使用状態を示す説明図、第６図
は本発明の第２実施例における挿入部先端側を示す斜視
図、第７図ないし第９図は本発明の第３実施例に係り、
第７図は第３実施例に係るフードを切欠いた断面にて示
す挿入部先端側の側面図、第８図は第３実施例の使用状
態を示す説明図、第９図は第３実施例を湾曲した経路内
を挿通していく様子を示す説明図である。 １１・・・軟性内視鏡　　　　１２・・・挿入部１９・
・・先端〈構成）部　　２０・・・照明窓２１・・・観
察窓 ２２・・・開口端 ２５・・・送気・送水用ノズル ２８・・・湾曲部 ３１．４１．５１・・・フード ３２．４２．５２・・・切欠き ５３・・・切落し部 ６５−

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）挿入部の先端構成部に、処置具挿通用チトンネル
   の開口端ど、ｖＡ察先光学系観察窓とが少くとも形成さ
   れた内？ＩＡ鏡において、前記先端構成部の外周に略円
   筒ないし円環状で、可撓性のフードを取り付け、取り付
   けたフードにおける前記間［１端に最も近接する側部に
   少くとも切欠き又は窓を形成したことを特徴とする内視
   鏡。
2. （２）前記フードは、切欠き又は窓を形成しＩ、：側部
   に対向する側部の突出する端部に切落し部が形成しであ
   ることを特徴とする特許請求の範囲り１１項記載の内視
   鏡。