JPH067599Y2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH067599Y2
JPH067599Y2 JP1987128830U JP12883087U JPH067599Y2 JP H067599 Y2 JPH067599 Y2 JP H067599Y2 JP 1987128830 U JP1987128830 U JP 1987128830U JP 12883087 U JP12883087 U JP 12883087U JP H067599 Y2 JPH067599 Y2 JP H067599Y2
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JP
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outer casing
electronic device
static electricity
battery
conductive
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正秀 中沢
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Sony Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、合成樹脂により形成された外筺を有する電子
機器に関し、特に、上記外筺内に内蔵された電子部品
が、上記外筺の外部から印加される静電気によって破壊
されることを防止するようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来、ラジオ受信機やセットテープレコーダ等の電子機
器において、外筺を電気的な絶縁材料である合成樹脂で
形成したものが広く用いられている。
この種の電子機器は、合成樹脂からなる外筺の外部に、
この外筺の内部に収納した電子部品に電気的に接続され
た導電性を有する金属材料を主たる構成材料とするスイ
ッチやピンジャックの如き導電部が臨まされている。
このような電子機器を、地面や金属テーブル等の接地電
位面上に載置した状態で、スイッチ等の導電部に手指等
が触れた場合、操作者が帯電していると、静電気が導電
部を介して電子機器内部に流れ、そして、地面や金属テ
ーブル等の接地電位面へ放電することがある。この際、
静電気は、電子機器内の電流の通りやすい所を流れるた
め、導電部から外筺内に収納されているプリント基板の
電気回路を通過する。操作者の帯電電圧は相当高い場合
もあり、この高電圧がプリント基板上の電気回路を構成
する電子部品内を流れると、耐電圧性の低いICやLS
I等の電子部品が損傷されてしまう虞れがある。特に、
小型、薄型化された携帯用のラジオ受信機の如き電子機
器にあっては、外筺の外部に一部が臨まされたスイッチ
等の導電部と電子部品とが極めて近接されて配設される
ため、静電気による上述したような問題の発生が起こり
易い。
そこで、このような問題を解決するため、電子機器に設
けられた手指が触れる導電材料を主たる構成材料とした
スイッチの如き導電部と電子機器の接地面とを導通する
導通部を外筺の外周面又は内周面に設け、この導通部に
高電圧を通すことにより外筺内部の電子部品の損傷を防
止しようとしている。
上述のごとき導通部を設けた電子機器として、実公昭5
8−40629号公報に記載される如きものが提案され
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記公報に記載される電子機器は、電子機器の外筺に導
電性を有する金属メッキを施し、あるいは導電性ゴムを
嵌着し、これらを静電気の導通部としたものや、導電部
と外筺を突き合わせ固定するための止めネジ間を接続す
る導通線を電子機器の内部に設け、止めネジのネジ頭か
ら接地電位面に放電することができるようにしたもので
ある。
しかし、上述のように電子機器の外筺に金属メッキを施
したり、導電性ゴムを嵌着させることは、材料費、加工
費がかかり又作業効率も悪い。
また、電子機器内部に導通線を設け止めネジから接地電
池面へ放電させるものにあっては、上述の問題点は解消
できるが、接地電位面との対向面側に外筺の止めネジの
ネジ頭が配設されないもの、すなわち、電子機器の外筺
が機器収納部と背面側蓋体から構成され、その突合せ面
に対して垂直となるように接地電位面に載置して用いる
電子機器にあっては、止めネジから接地電位面までに大
きな距離が生じ十分な放電を行うことができないという
問題点がある。
そこで、本考案は、上述の如き実情に鑑み案出されたも
のであって、極く簡単な構造で上述の問題点を解消し
て、静電気による電子部品の損傷を確実に防止し得る電
子機器を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る電子機器は、上述の問題点を解決し、上記
目的を達成するため、電子部品を収納した合成樹脂製の
外筺に、外部に通じる空隙部を設け、この空隙部に上記
外筺内に収納される電池の負極側端子を臨ませるように
したものである。
〔作用〕
本考案い係る電子機器は、外筺の外部に臨まされた導電
性を有する金属材料を主たる構成材料とするスイッチや
ピンジャックの如き導電部機器内に流れる静電気は、機
器内の電気回路内において電流の最も流れ易い接地側を
負極へと流れて電池接続端子の負極側に至る。そして、
電池接続端子の負極側は、外筺に設けた空隙部に臨まさ
れてなるので、機器内部中の導電部材中において接地電
位面に最も近い位置に位置することになり、静電気は電
気回路内の電子部品内を流れることなく電子機器害に放
電され得る。
〔実施例〕
以下、本考案を電子機器であるカセツトテープレコーダ
に適用した例を挙げて説明する。
本考案が適用されたカセットテープレコーダ(以下、単
にレコーダと言う。)1の外筺2は、電気的に絶縁材料
である合成樹脂により形成されてなる。そして、このレ
コーダ1の外筺2は、機器収納ハーフ3とこれを閉蓋す
る背面側ハーフ4とからなり、機器収納ハーフ3に種々
の部品を収納している。すなわち、テープカセットを収
納装着するカセットホルダー部5と、テープカセット内
の磁気テープを走行操作するテープ駆動機構及び上記磁
気テープに情報信号の記録及び/又は再生を行う記録及
び/又は再生部が取付けられるメカシャーシ6と、スピ
ーカと、駆動源であるモータと、これらを駆動制御する
電子部品7が取付けられるプリント基板8と、駆動電源
である電池9を収納する電池収納部10等の各種機構が
収納配設されている。
また、カセットテープレコーダ1の外筺2には、導電性
を有する金属材料を主たる構成材料とした導電部として
のスイッチ釦11やピンジャック12等が上面側や側面
側から外部に臨まされて手指による操作を可能となすよ
うに設けられている。これら導電性を有する金属材料を
主たる構成材料としたとして構成されるスイッチ釦11
やピンジャック12等は、外筺2内でメカシャーシ6や
プリント基板8と電気的に接続されている。
そして、プリント基板8は、導電性を有する金属ボス1
3及び止めネジ14により導電性を有する金属性のメカ
シャーシ6に一体的に取付けられており、プリント基板
8に形成された回路パターン16はその一部がそれぞれ
導電性を有する金属ボス13又は止めネジ14により接
地側である金属性のメカシャーシ6と導通している。こ
れら一体のプリント基板8とメカシャーシ6を初めとし
て上述の種々の機構が、外筺2の機器収納ハーフ3に収
納され、背面側ハーフ4をネジ軸15で閉蓋して取付け
ることにより、外筺2内部に種々の機構が収納配設され
る。
次に、外筺2の内部に構成される電池収納部10には、
機器収納ハーフ3の両側に対向して接続端子基板17,
18が対向して設けられている。これら接続端子基板1
7,18は、背面側ハーフ4に設けられる電池収納枠1
9の両側端に臨み、この電池収納枠19に収納される電
池9の両側に設けられる接続端子と対向している。な
お、この電池収納枠19には、蓋体20が取付けられて
おり、この電池収納枠19を閉蓋する。
そして、電池9の接続端子と接続する接続端子基板1
7,18の内の一方の接続端子基板17に設けられる正
極の端子21及び負極の端子22がプリント基板8から
延在されるリード線23,24によって上記プリント基
板8と電気的に接続されている。
このプリント基板8に電気的に接続された一方の接続端
子基板17は、その一側に突出部25が設けられてお
り、この突出部25には、上記負極の端子22から導電
パターン26が延在されている。
そして、一方の接続端子基板17は、外筺2の機器収納
ハーフ3の側面に設けられた支持部材27と機器収納ハ
ーフ3の底面側の溝部28間に支持されて機器収納ハー
フ3内に位置決めされて取付けられている。すなわち、
電池端子基板17の突出部25は、外筺2の機器収納ハ
ーフ3の背面側ハーフ4との突合せ面3の底面側コーナ
部に切欠かれた空隙部29から外部に突出されて取付け
られるとともに、背面側ハーフ4のコーナ部により覆わ
れて外部からは直接接触されることができないように取
付けられており、このレコーダ1の接地面と突出部25
が僅かに間隙を有している。
上述のように構成された外筺2を有するレコーダ1を、
地面や金属テーブル等の接地電位面に対して第2図に示
すように、背面側ハーフ4が接しないように載置した状
態で、帯電した操作者の手指が触ると、この操作者に帯
電した静電気は金属材料により形成されたスイッチ釦1
1等からレコーダ1内部を次のように流れて接地電位面
へ放電されることになる。
すなわち、レコーダ1内を流れる静電気は、このレコー
ダ1内の最も電流の流れ易い所を通って接地電位面に至
る。例えば、スイッチ釦11に帯電した手指が触れる
と、このスイッチ釦11からメカシャーシ6に伝わり、
このメカシャーシ6からプリント基板8の回路パターン
16へと流れて、静電気がレコーダ1内に流れ込む。し
かし、上記静電気は回路パターン16のうち最も電流の
流れ易い所を通るので、回路パターン16の中に流れ込
む。しかし、上記静電気は回路パターン16のうち最も
電流の流れ易い所を通るので、回路パターン16の中の
接地側を通り、この接地側の回路パターン16を介して
電池の負極一方の接続端子基板17の負極端子22側に
流れる。この接続端子基板17の負極の端子22は、突
出部25まで導通パターン26により延在されている。
従って、上述突出部25は、このレコーダ1の外筺2内
に配設される他の部材よりも接地電位面に最も近い位置
となるので、この突出部25から外筺2の突合せ面の僅
かな空隙部29を通って簡単に接地電位地面に静電気が
放電される。
従って、静電気がプリント基板8を流れるに際して上述
のようにプリント基板8の接地側の回路パターン16を
通ることとなり、ICやLSI等の電子部品7が取付け
られる回路パターン16に静電気が流れることが防止さ
れる。
よって、プリント基板8内に配設される電子部品7内を
静電気が流れることがなくなり、この静電気による電子
部品7の損傷が防止される。
なお、このレコーダ1は、背面側が接地電位面に接する
ように載置された場合には、外筺2の機器収納ハーフ3
に背面側ハーフ4を取付けるためのネジ軸15がメカシ
ャーシ6やプリント基板8と導通しているので、ネジ軸
15の接地電位面と接触するネジ頭からもこのレコーダ
1内に流れる静電気を放電することができる。
〔考案の効果〕
上述したように、本考案に係る電子機器は、帯電した操
作者が触れること等により、絶縁材料で形成された外筺
の外部に臨まされた導電性を有する金属材料を主たる構
成材料として形成されたスイッチ等の導電部から機器内
に流れる静電気は、機器内の電気回路内において電流の
最も流れ易い接地側から外筺内部に収納される電池の負
極側端子へと流れる。そして、電池の負極側端子は、外
筺内に配設される他の導電性を有する部材より接地電位
面に最も近い位置に臨ませられるため、静電気は電気回
路内の電子部品内を流れることなく電子機器外に確実に
放電させることができる。
よって、本考案は、極く簡単な構造で静電気による電子
部品の損傷を確実に防止することができ、電子機器の安
全性、信頼性を向上することができる。そして、電池接
続端子の負極側を接地面に臨ませるという簡単な構造で
あるので、材料費、加工費に負担をかけることなく又作
業効率を低下させることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案をカセットテープレコーダに適用した例
を示す分解斜視図である。 第2図は第1図に示すカセットテープレコーダの側面図
であり、第3図はその一部切欠背面図である。 1……カセットテープレコーダ 2……外筺 3……機器収納ハーフ 4……背面側ハーフ 6……メカシャーシ 8……プリント基板 17,18……接続端子基板 22……負極の端子 25……突出部 26……導電パターン 29……空隙部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品を収納した合成樹脂製の外筺に、
    外部に通じる空隙部を設け、この空隙部に上記外筺内に
    収納される電池の負極側端子を臨ませてなる電子機器。
JP1987128830U 1987-08-25 1987-08-25 電子機器 Expired - Lifetime JPH067599Y2 (ja)

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JP1987128830U JPH067599Y2 (ja) 1987-08-25 1987-08-25 電子機器

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JP1987128830U JPH067599Y2 (ja) 1987-08-25 1987-08-25 電子機器

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JPS6433197U JPS6433197U (ja) 1989-03-01
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ID=31382542

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JPS6240476Y2 (ja) * 1980-07-24 1987-10-16

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