JP2522500Y2 - 防塵ドアの静電防止装置 - Google Patents

防塵ドアの静電防止装置

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JP2522500Y2
JP2522500Y2 JP1989142296U JP14229689U JP2522500Y2 JP 2522500 Y2 JP2522500 Y2 JP 2522500Y2 JP 1989142296 U JP1989142296 U JP 1989142296U JP 14229689 U JP14229689 U JP 14229689U JP 2522500 Y2 JP2522500 Y2 JP 2522500Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両に搭載された音響機器を静電気から保護
するための静電防止装置に関する。
[従来の技術] 一般に、低温低湿、及び着衣などの静電気が発生し易
い条件が揃った状態で車両に乗車すると、体に高レベル
の静電気が帯電する。このようなときに車両に搭載され
た音響機器等を操作すると、操作部を通して機器内部の
半導体等を静電破壊するおそれがある。
このため、車載用再生装置では普通、静電気を防止す
る対策が施されている。
例えば、実公昭63−7998号公報では、人体から放電さ
れる静電気をシャーシに接地することを目的とした再生
装置の防塵ドアが開示されている。
第4図は上記公報に記載された再生装置の断面図を示
すもので、カセットテープ挿入口4を閉塞する防塵ドア
8と、この防塵ドア8を常時閉塞する方向に付勢するば
ね10が示されている。このばね10は、コイル状に巻回さ
れた部分が防塵ドアの枢軸9に軸支され、その一端部10
aは防塵ドアの内面に当接し、他端部10bはシャーシの開
口縁に当接するよう取付けられている。
そして、再生装置にテープを装着するとき、操作者の
手が防塵ドア8に触れると、操作者に帯電している静電
気が防塵ドア8に伝導し、更に防塵ドアに当接するばね
10を介してシャーシに接地して放電されるように構成さ
れている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述したばね部材は、蓄勢された状態
で一端部をシャーシに係止する構造となっており、組み
立て時の係止作業性に難がある。また、組み立て時にば
ねを変形させてしまうこと、及び組み立て後にばねが外
れてしまうなどの不都合がある。
更に、このようなばねは一端部が金属のシャーシに当
接しているため、当接部分の摺接摩擦により異音や電気
回路を通して雑音が発生する欠点がある。
本考案は上記事情に鑑みなされたもので、作業性を損
なうことなく、静電気対策を施すことのできる静電防止
装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案の静電防止装置で
は、防塵ドア及び押し釦背面に一端が接触すると共に、
機器のアースラインに接続された導電体に他端が接触す
る略L字状の樹脂基材の導電シートを操作パネルに備え
ている。
[作用] 導電シートの一端部は防塵ドア支持部と押し釦係止部
に当接し、他端部はその側縁をアースラインに接続され
た導電体に接触するよう取付けられるので、防塵ドアと
該導電体間、及び押し釦と該導電体間は導電シートによ
り電気的に最短距離で接続される。
操作者が体に静電気を帯びた状態で、押し釦を操作し
たとき、またはカセットテープを装着しようとして防塵
ドアに手を触れたとき、静電気は導電性押し釦または防
塵ドアに放電し、更に、これら押し釦及び防塵ドアに当
接する導電シートに伝導し、そして導電シートに当接す
るアースラインに接続された導電体を介して接地されて
放電される。
[実施例] 以下、図面を参照して本考案を説明する。第1図はカ
セットテープ再生装置を裏面側からみた組み立て配置図
である。
図において、10は操作パネル、20は導電性押し釦、30
は防塵ドア、40は導電シートである。
操作パネル10は樹脂成形されたもので、テープを長手
水平方向に挿入するためのカセットテープ挿入口12と、
その両側部にテープ挿入排出を案内する側板14,15が形
成されている。また、テープ挿入口12に隣接して押し釦
20を取付けるための複数の押し釦開口部16a,16b,16cが
形成されている。
複数の押し釦20a,20b,20cは導電性を備えたもので、
例えば樹脂成形された釦の表面に金属メッキ処理したも
の、或いは金属粒体またはカーボン等のフィラーを樹脂
中に混練して形成したもの、または金属を押し出しによ
り形成したもののいずれかが使用される。押し釦20は、
それぞれパネル開口部16の外側に臨ませ取付けられるノ
ブ21と、パネル開口部16の背面に当接し係止される係止
部22と、第2図に示すスイッチ24の頭部を押圧する押圧
竿23とが一体に成形されている。
なお、第2図は上記押し釦20がパネル10に取付けられ
る部分の断面図を示している。第2図において、25はス
イッチ24を固定したプリント基板、26は機器のアースラ
インとして機能するシャーシである。
防塵ドア30はカセットテープ挿入口12から進入する塵
埃を遮断するための蓋体であり、薄い金属板を折り曲げ
て形成される。防塵ドア30の上方は枢支軸33を挿通する
筒状に折り曲げられた支持部32が形成され、軸33を介し
てテープ挿入口12を常時閉塞する位置に取付けられる。
第3図は上記防塵ドア30がテープ挿入口12に取付けら
れた状態を示している。
次に、導電シート40は、例えば可撓性のある金属フィ
ルムからなるシート材、もしくは金属粒体またはカーボ
ン等のフィラーを樹脂中に混練して薄板状に仕上げ可撓
性のあるシートに成形されたものである。そして、この
シート材は略L字状に折り曲げられた図示垂直の一端部
に切欠き部43が設けられ、その両側に防塵ドア30の支持
部32に接触する防塵ドア接触部41と、複数の押し釦20a,
20b,20cのすべてに一括して接触する押し釦接触部42が
形成される。
切欠き部43はガイド板14に差し込み保持されるため、
ガイド板14の厚さに等しい幅を有している。また、第1
図に示す導電シート40の水平部分は、組み立て時にパネ
ル内面に取付けられる貼付部44である。
次に、実施例の組み立て及び動作について説明する。
まず、導電シート40の切欠き部43をガイド板14に差し込
み、防塵ドア接触部41と押し釦接触部42の位置を合わせ
ると共に、貼付部44をパネル内面に接着する。接着方法
としては両面接着テープを使用してもよく、また、導電
シートを直接熱溶着によって接着してもよい。
このとき、貼付部44の先端はシャーシ26の縁部に乗り
上げ、く字状に曲げられシャーシ26に接触して接着され
る。そして、第2図及び第3図に示すように、パネル10
の表面から導電シート40までの寸法Bと寸法Cが異なる
場合でも、導電シートの可撓性により取付けが可能とな
る。
組み立てを完了した機器を操作するとき、もし操作者
の体に静電気が帯電しているならば、カセットテープを
テープ挿入口12に装着する場合防塵ドア30に手が触れ、
防塵ドア30に静電気が放電する。同様に、押し釦20を押
圧操作するならば、押し釦20にも放電する。
防塵ドア30に伝導した静電気は、支持部32と防塵ドア
接触部41とが互いに接触しているため、導電シート40に
伝導し、更に金属シャーシ26に導通し、最短距離でアー
スラインとしてのシャーシ26に放電される。
一方、押し釦20に伝導した静電気も同様に係止部22に
当接する押し釦接触部42に伝導し、更にシャーシ26に放
電される。通常、シャーシ26は供給電源のアースライン
を介して電気的に車体に接続されており、人体に蓄積さ
れた静電気は最終的には車体に接地される。
この場合、従来例のようにばね等の金属で直接的に放
電を行うと、操作者の指先に感電ショックを与えるが、
本考案では放電のための中継部材として導電シートを介
在させたので、操作部材に手を触れたとき感電ショック
は全く与えない。この理由として、導電シートは電気的
に或る抵抗値を有しているので、静電気の放電時間が延
長され、徐々に放電が行われてショックに至らない。
そして、防塵ドアと導電シート、及び押し釦と導電シ
ートが直接的に接触しているが、防塵ドアや押し釦の操
作により、両部材が互いに摺接しても、導電シートの特
性上、摺接に伴う異音や雑音が発生しないという長所も
ある。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の静電防止装置によれ
ば、防塵ドア及び押し釦背面に共に一端が接触すると共
に、機器のアースラインに接続された導電体に他端が接
触する樹脂基材の導電シートを操作パネルに備えている
ので、操作者の体に静電気が帯電した状態で機器を操作
するとき、操作者の指先から防塵ドア及び押し釦に放電
する静電気は樹脂基材の導電シートを中継して機器のア
ースラインに最短距離で接地される。
従って、単一の導電シートで複数の操作部材がカバー
できる簡単な構成にもかかわらず、機器の半導体等の部
品を静電破壊から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は車載用カセット再生装置を後方より見た組み立
て配置図、第2図は押し釦取付部分の断面図、第3図は
防塵ドアが取付けられる部分の断面図である。 第4図は従来の静電防止装置が取付けられた再生装置の
断面図である。 10……操作パネル、12……テープ挿入口、20……導電性
押し釦、26……シャーシ(導電体)、30……防塵ドア、
40……導電シート、41……防塵ドア接触部、42……押し
釦接触部、44……貼付部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性の防塵ドア及び導電性の押し釦が操
    作パネルにおいて近接配置された音響機器において、略
    Lの字状に形成され、該防塵ドア及び押し釦背面に共に
    一端が接触すると共に、機器のシャーシに他端が接触す
    る樹脂基材の導電シートを上記操作パネルに備えたこと
    を特徴とする防塵ドアの静電防止装置。
JP1989142296U 1989-12-08 1989-12-08 防塵ドアの静電防止装置 Expired - Fee Related JP2522500Y2 (ja)

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JPH074796Y2 (ja) * 1988-02-03 1995-02-01 富士通テン株式会社 静電気除去構造

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