JPH0675760B2 - ダイカスト装置 - Google Patents
ダイカスト装置Info
- Publication number
- JPH0675760B2 JPH0675760B2 JP60278410A JP27841085A JPH0675760B2 JP H0675760 B2 JPH0675760 B2 JP H0675760B2 JP 60278410 A JP60278410 A JP 60278410A JP 27841085 A JP27841085 A JP 27841085A JP H0675760 B2 JPH0675760 B2 JP H0675760B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- heat insulating
- die casting
- mouthpiece
- duct
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 この発明はダイカスト装置に関し、一層詳細には、コー
ルドチャンバー型ダイカスト装置において、溶湯を金型
に注入する際、その溶湯の通路となるダクトと、当該溶
湯をキャビティに対して押し出すためのプランジャ用ス
リーブとの間にマウスピースを設け、しかも、このマス
スピースを可及的に熱伝導率が小さな部材で構成するこ
とによって注湯プロセスにおいて溶湯、すなわち、成形
品を得るための溶融材料が冷却しないように構成したダ
イカスト装置に関する。
ルドチャンバー型ダイカスト装置において、溶湯を金型
に注入する際、その溶湯の通路となるダクトと、当該溶
湯をキャビティに対して押し出すためのプランジャ用ス
リーブとの間にマウスピースを設け、しかも、このマス
スピースを可及的に熱伝導率が小さな部材で構成するこ
とによって注湯プロセスにおいて溶湯、すなわち、成形
品を得るための溶融材料が冷却しないように構成したダ
イカスト装置に関する。
金型内部に画成されたキャビテイの中へ溶融した金属、
すなわち、溶湯を圧入し、成形品を得るダイカスト装置
では溶湯の前記キャビテイへの導入のために管状のダク
トを用いているのが一般的である。すなわち、溶湯を貯
留している容器または炉等からダイカスト装置の本体内
部に溶湯を取り込む形式のものでは、前記ダクトの利用
により溶湯の移動が極めて円滑且つ短時間に行われるた
めに、製品に対しての異物、気体等の混入が少なく、従
って、高能率でしかも高品質な製品が得られるとされて
いる。
すなわち、溶湯を圧入し、成形品を得るダイカスト装置
では溶湯の前記キャビテイへの導入のために管状のダク
トを用いているのが一般的である。すなわち、溶湯を貯
留している容器または炉等からダイカスト装置の本体内
部に溶湯を取り込む形式のものでは、前記ダクトの利用
により溶湯の移動が極めて円滑且つ短時間に行われるた
めに、製品に対しての異物、気体等の混入が少なく、従
って、高能率でしかも高品質な製品が得られるとされて
いる。
然しながら、この種のダイカスト装置では、ダクトの先
端部分が温度の低いスリーブに直接接触するように構成
されているために、比較的低温の前記スリーブによって
溶湯が急冷され低温度となってしまう。この結果、ダク
トの内部において溶湯が固化し、ダクト内壁部に付着し
てしまう虞れがある。すなわち、このように固化した成
形材料はダクト内部の通路を閉塞してしまうために、ダ
イカスト装置の運転の中断を惹起し、従って、一連の自
動化されたダイカストプロセスを一時的にせよ停止して
しまう不都合がある。しかも、このようにダクト内壁部
に付着した成形材料を当該ダクトから取り除くために、
その都度ダクトをスリーブから取り外す必要があり、さ
らにまた、手作業によってこの付着した材料を取り除か
なければならず、極めて煩雑である。
端部分が温度の低いスリーブに直接接触するように構成
されているために、比較的低温の前記スリーブによって
溶湯が急冷され低温度となってしまう。この結果、ダク
トの内部において溶湯が固化し、ダクト内壁部に付着し
てしまう虞れがある。すなわち、このように固化した成
形材料はダクト内部の通路を閉塞してしまうために、ダ
イカスト装置の運転の中断を惹起し、従って、一連の自
動化されたダイカストプロセスを一時的にせよ停止して
しまう不都合がある。しかも、このようにダクト内壁部
に付着した成形材料を当該ダクトから取り除くために、
その都度ダクトをスリーブから取り外す必要があり、さ
らにまた、手作業によってこの付着した材料を取り除か
なければならず、極めて煩雑である。
このような欠点に鑑み、従来のダイカスト装置において
は、この注湯プロセスにおけるスリーブ、ダクト等の取
り扱いが極めて煩雑であるという不都合が指摘されてい
た。
は、この注湯プロセスにおけるスリーブ、ダクト等の取
り扱いが極めて煩雑であるという不都合が指摘されてい
た。
そこで、本発明者は該る欠点を除去すべく、スリーブと
ダクトとの接合部位にアダプタを設け、このアダプタ内
にヒータを配設し、このヒータの熱によってアダプタを
予め所定の温度まで高め、この結果、ダクトから注入さ
れてくる溶融材料はダクト先端部で冷却固化されること
なくスリーブへ円滑に導出されるよう構成したダイカス
ト装置を開発し、特開昭第59−73390号として特許出願
を行った。
ダクトとの接合部位にアダプタを設け、このアダプタ内
にヒータを配設し、このヒータの熱によってアダプタを
予め所定の温度まで高め、この結果、ダクトから注入さ
れてくる溶融材料はダクト先端部で冷却固化されること
なくスリーブへ円滑に導出されるよう構成したダイカス
ト装置を開発し、特開昭第59−73390号として特許出願
を行った。
本発明は前記特許出願に関連してなされたものであっ
て、スリーブとダクトとの間にマウスピースを配設し、
このマウスピースの内部に画成される溶湯用通路を少な
くとも熱伝導率の極めて少ない、例えば、ジルコニアセ
ラミックス、窒化珪素等のセラミックス系材料で画成し
てこのマウスピースにおいてダクトから導入される溶湯
が固化することなく、しかも、その構造を一層簡易化す
ることが可能な、従って、製造コストが一層低減させる
ことが可能なダイカスト装置を提供することを目的とす
る。
て、スリーブとダクトとの間にマウスピースを配設し、
このマウスピースの内部に画成される溶湯用通路を少な
くとも熱伝導率の極めて少ない、例えば、ジルコニアセ
ラミックス、窒化珪素等のセラミックス系材料で画成し
てこのマウスピースにおいてダクトから導入される溶湯
が固化することなく、しかも、その構造を一層簡易化す
ることが可能な、従って、製造コストが一層低減させる
ことが可能なダイカスト装置を提供することを目的とす
る。
前記の目的を達成するために、本発明の金型に画成され
るキャビテイにプランジャを介して溶融材料を送給する
スリーブを含むダイカスト装置において、 前記スリーブの一側部に形成された孔部に挿入され、内
部に孔部を画成する熱伝導率の小さいセラミックス材料
からなる断熱ブッシュと、 前記断熱ブッシュが嵌合可能な孔部を画成されたマウス
ピースと、 を備え、炉から延在するダクトが前記断熱ブッシュの端
面に接触して前記断熱ブッシュの孔部と連通することを
特徴とする。
るキャビテイにプランジャを介して溶融材料を送給する
スリーブを含むダイカスト装置において、 前記スリーブの一側部に形成された孔部に挿入され、内
部に孔部を画成する熱伝導率の小さいセラミックス材料
からなる断熱ブッシュと、 前記断熱ブッシュが嵌合可能な孔部を画成されたマウス
ピースと、 を備え、炉から延在するダクトが前記断熱ブッシュの端
面に接触して前記断熱ブッシュの孔部と連通することを
特徴とする。
次に、本発明に係るダイカスト装置について好適な実施
例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
第１図において、参照符号10はコールドチャンバー型ダ
イカスト装置を構成する可動プレートを示し、また、参
照符号12は固定プレートを示す。可動プレート10には可
動金型14が固着され、一方、固定プレート12には固定金
型16が固着される。前記可動金型14と固定金型16とは互
いに接合した時にダイカスト品を得るためのキャビテイ
18を画成する。
イカスト装置を構成する可動プレートを示し、また、参
照符号12は固定プレートを示す。可動プレート10には可
動金型14が固着され、一方、固定プレート12には固定金
型16が固着される。前記可動金型14と固定金型16とは互
いに接合した時にダイカスト品を得るためのキャビテイ
18を画成する。
そこで、前記固定プレート12と固定金型16とを貫通して
キャビテイ18に至るスリーブ20が配設される。すなわ
ち、前記スリーブ20の一端部は前記キャビテイ18に臨
み、一方、スリーブ20の他端部は固定プレート12の外部
に露呈している。そして、前記スリーブ20の他端部側の
一部に凹部21を画成し、この凹部21によって薄肉状とな
った前記スリーブ20の壁部に孔部22が画成されると共に
この孔部22にマウスピース24が嵌合する。従って、スリ
ーブ20の内部に画成される溶湯用通路23に前記マウスピ
ース24が対設されることになる。
キャビテイ18に至るスリーブ20が配設される。すなわ
ち、前記スリーブ20の一端部は前記キャビテイ18に臨
み、一方、スリーブ20の他端部は固定プレート12の外部
に露呈している。そして、前記スリーブ20の他端部側の
一部に凹部21を画成し、この凹部21によって薄肉状とな
った前記スリーブ20の壁部に孔部22が画成されると共に
この孔部22にマウスピース24が嵌合する。従って、スリ
ーブ20の内部に画成される溶湯用通路23に前記マウスピ
ース24が対設されることになる。
そこで、第２図並びに第３図に沿って前記マウスピース
24の詳細について説明する。
24の詳細について説明する。
マウスピース24は、第３図から溶湯に諒解されるよう
に、略矩形体状に形成され、その一方の側壁部には小径
な円筒部26が形成される。この円筒部26は実質的に前記
孔部22の直径と略同一の直径を有し、従って、この孔部
22に嵌合可能である。円筒部26の反対側には湾曲する凹
面部28が形成される。円筒部26から前記凹面部28の中央
部に貫通して段部を有する孔部30が画成され、この孔部
30に断熱ブッシュ32が嵌合する。断熱ブッシュ32は好適
にはジルコニアセラミックス、窒化珪素等の熱伝導性が
可及的に小さいセラミックス材料からなり、しかも、前
記凹面部28に対応する面部34を有すると共にプランジャ
スリーブ20に画成される通路23に連通する孔部36を有す
る。
に、略矩形体状に形成され、その一方の側壁部には小径
な円筒部26が形成される。この円筒部26は実質的に前記
孔部22の直径と略同一の直径を有し、従って、この孔部
22に嵌合可能である。円筒部26の反対側には湾曲する凹
面部28が形成される。円筒部26から前記凹面部28の中央
部に貫通して段部を有する孔部30が画成され、この孔部
30に断熱ブッシュ32が嵌合する。断熱ブッシュ32は好適
にはジルコニアセラミックス、窒化珪素等の熱伝導性が
可及的に小さいセラミックス材料からなり、しかも、前
記凹面部28に対応する面部34を有すると共にプランジャ
スリーブ20に画成される通路23に連通する孔部36を有す
る。
そこで、前記ブッシュ32にはダクト40が嵌合する。すな
わち、ダクト40は円筒形のダクト本体42とその周囲に巻
回する電熱ヒータ43と、前記電熱ヒータ43を囲繞し且つ
ダクト本体42に外嵌する管体44とから基本的に構成され
る。ダクト本体42はその先端部がブッシュ32の面部34に
しっかりと係合するように半球状に膨出させておく。な
お、図中、参照符号46はプランジャを示し、また、参照
符号48はスリーブ20の通路23内を往復動作し、往動作の
際に溶湯50をキャビテイ18側に挿通するためのプランジ
ャチップを示す。
わち、ダクト40は円筒形のダクト本体42とその周囲に巻
回する電熱ヒータ43と、前記電熱ヒータ43を囲繞し且つ
ダクト本体42に外嵌する管体44とから基本的に構成され
る。ダクト本体42はその先端部がブッシュ32の面部34に
しっかりと係合するように半球状に膨出させておく。な
お、図中、参照符号46はプランジャを示し、また、参照
符号48はスリーブ20の通路23内を往復動作し、往動作の
際に溶湯50をキャビテイ18側に挿通するためのプランジ
ャチップを示す。
本発明は基本的には以上のように構成されるものであっ
て、次にその作用並びに効果について説明する。
て、次にその作用並びに効果について説明する。
先ず、図示しない型締機構を介して可動プレート10を矢
印Ａ方向に変位させる。この結果、可動金型14は固定金
型16と接合し、そこにキャビテイ18が画成される。そこ
で、プランジャ46を第１図に示す位置に待機させ、図示
しない給湯管からダクト本体42に対し溶融材料50を送給
する。この時、ダクト本体42に巻回される電熱ヒータ43
は当該ダクト本体42を溶融材料の融点より若干高い温度
に加熱しているために、溶融材料50はダクト本体42から
スリーブ20内の通路23に指向して冷却固化されることな
く、極めて円滑に導出されることになる。すなわち、ダ
クト40からスリーブ20に導出される溶融材料50はマウス
ピース24を通過するが、このマウスピース24に画成され
る孔部36は実質的に熱伝導率の極めて小さいセラミック
ス材料からなる断熱ブッシュ32によって画成されている
ために、特にマウスピース24本体が冷却されていたとし
てもブッシュ32によって低温を維持するマウスピース24
外側部の温度が孔部36内部を冷却することはない。従っ
て、ダクト40から導出される溶融材料50は特に冷却固化
されることなくスリーブ20内の通路23に導出される。そ
こで、プランジャ46を付勢すれば、その先端部のプラン
ジャチップ48はスリーブ20の通路23を移動し、前記溶融
材料50をキャビテイ18に押し出すことになる。キャビテ
イ18を画成する可動金型14と固定金型16とは前記溶融材
料50よりも相当の低温を維持するために、溶融材料50は
キャビテイ18の形状に沿って所定の製品に成形されるに
至る。
印Ａ方向に変位させる。この結果、可動金型14は固定金
型16と接合し、そこにキャビテイ18が画成される。そこ
で、プランジャ46を第１図に示す位置に待機させ、図示
しない給湯管からダクト本体42に対し溶融材料50を送給
する。この時、ダクト本体42に巻回される電熱ヒータ43
は当該ダクト本体42を溶融材料の融点より若干高い温度
に加熱しているために、溶融材料50はダクト本体42から
スリーブ20内の通路23に指向して冷却固化されることな
く、極めて円滑に導出されることになる。すなわち、ダ
クト40からスリーブ20に導出される溶融材料50はマウス
ピース24を通過するが、このマウスピース24に画成され
る孔部36は実質的に熱伝導率の極めて小さいセラミック
ス材料からなる断熱ブッシュ32によって画成されている
ために、特にマウスピース24本体が冷却されていたとし
てもブッシュ32によって低温を維持するマウスピース24
外側部の温度が孔部36内部を冷却することはない。従っ
て、ダクト40から導出される溶融材料50は特に冷却固化
されることなくスリーブ20内の通路23に導出される。そ
こで、プランジャ46を付勢すれば、その先端部のプラン
ジャチップ48はスリーブ20の通路23を移動し、前記溶融
材料50をキャビテイ18に押し出すことになる。キャビテ
イ18を画成する可動金型14と固定金型16とは前記溶融材
料50よりも相当の低温を維持するために、溶融材料50は
キャビテイ18の形状に沿って所定の製品に成形されるに
至る。
次いで、このように冷却された結果得られた製品は、可
動プレート10を矢印Ｂ方向に変位させることによって金
型から離脱し、成形品として得られることになる。
動プレート10を矢印Ｂ方向に変位させることによって金
型から離脱し、成形品として得られることになる。
そこで、以上のような構成からすれば、断熱ブッシュ32
は熱伝導率の極めて小さいセラミックス系材料で構成さ
れているために、断熱ブッシュ32からマウスピース24を
介して行われる外部への熱の放射が可及的に少なくて済
む。すなわち、マウスピース24の内部に挿着された断熱
ブッシュ32の孔部36を通過する溶融材料50は、外部雰囲
気あるいはスリーブ20によって冷却されることはなく、
断熱ブッシュ32の部分で固化される可能性がないことを
意味する。しかも、前記ダクト本体42は断熱ブッシュ32
とのみ接続しているため、マウスピース24に熱を奪われ
て冷却され、内部の溶融材料50を固化させるおそれもな
い。従って、スリーブ20の内部において溶融材料がその
内壁に付着する虞れはなく、このために、プランジャ48
による溶湯の注入動作を確実且つ円滑に達成することが
出来るばかりか、キャビテイ18内において成形される成
形品の品質を常に一定に確保することが出来る効果が得
られる。
は熱伝導率の極めて小さいセラミックス系材料で構成さ
れているために、断熱ブッシュ32からマウスピース24を
介して行われる外部への熱の放射が可及的に少なくて済
む。すなわち、マウスピース24の内部に挿着された断熱
ブッシュ32の孔部36を通過する溶融材料50は、外部雰囲
気あるいはスリーブ20によって冷却されることはなく、
断熱ブッシュ32の部分で固化される可能性がないことを
意味する。しかも、前記ダクト本体42は断熱ブッシュ32
とのみ接続しているため、マウスピース24に熱を奪われ
て冷却され、内部の溶融材料50を固化させるおそれもな
い。従って、スリーブ20の内部において溶融材料がその
内壁に付着する虞れはなく、このために、プランジャ48
による溶湯の注入動作を確実且つ円滑に達成することが
出来るばかりか、キャビテイ18内において成形される成
形品の品質を常に一定に確保することが出来る効果が得
られる。
次に、第４図に本発明の別の実施例を示す。この場合、
前記実施例と同一の参照符号は同一の構成要素を示し、
その詳細な説明は省略する。
前記実施例と同一の参照符号は同一の構成要素を示し、
その詳細な説明は省略する。
この実施例においては、断熱ブッシュ32を円筒状で構成
し、このブッシュ32には、丁度、スリーブ20とマウスピ
ース24本体との間で恰も挟持されるようにフランジ部32
aを形成している。すなわち、マウスピース24には前記
実施例のように円筒部26が形成されることなく、ブッシ
ュ32の先端部のみが孔部22と嵌合してスリーブ20によっ
て画成される通路23に臨むよう構成されている。
し、このブッシュ32には、丁度、スリーブ20とマウスピ
ース24本体との間で恰も挟持されるようにフランジ部32
aを形成している。すなわち、マウスピース24には前記
実施例のように円筒部26が形成されることなく、ブッシ
ュ32の先端部のみが孔部22と嵌合してスリーブ20によっ
て画成される通路23に臨むよう構成されている。
このようにすれば、マウスピース24の構成をより簡素化
することが可能となると共に、実際にマウスピース24と
ピース20との接触する面積が少なくすることが可能とな
るために、スリーブ20の内壁部がマウスピース24によっ
て冷却されるという弊害から回避することが出来るとい
う効果が得られる。
することが可能となると共に、実際にマウスピース24と
ピース20との接触する面積が少なくすることが可能とな
るために、スリーブ20の内壁部がマウスピース24によっ
て冷却されるという弊害から回避することが出来るとい
う効果が得られる。
本発明によれば、以上のようにマウスピースの内部に熱
伝導率の小さいセラミックス製の断熱ブッシュを用いた
ため、当該断熱ブッシュ内部を通過する溶融材料は外部
から冷却されて固化することがない。したがって、マウ
スピース内部に電熱ヒータ等を設ける必要がなく、マウ
スピースの構成および保守管理が簡単になる。また、ダ
クトは前記断熱ブッシュと接続しているため、前記ダク
トが冷却されることもない。この結果、溶融材料が円滑
に移送されるダイカスト装置の製造コストが低減でき
る。
伝導率の小さいセラミックス製の断熱ブッシュを用いた
ため、当該断熱ブッシュ内部を通過する溶融材料は外部
から冷却されて固化することがない。したがって、マウ
スピース内部に電熱ヒータ等を設ける必要がなく、マウ
スピースの構成および保守管理が簡単になる。また、ダ
クトは前記断熱ブッシュと接続しているため、前記ダク
トが冷却されることもない。この結果、溶融材料が円滑
に移送されるダイカスト装置の製造コストが低減でき
る。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに
設計の変更が可能なことは勿論である。
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに
設計の変更が可能なことは勿論である。
第１図は本発明に係るダイカスト装置のスリーブとマウ
スピースとダクトとの相関関係を示す縦断説明図、 第２図は第１図に示すマウスピースの拡大縦断面図、 第３図はマウスピースの一部省略斜視図、 第４図は本発明のさらにまた別の実施例のマウスピース
の縦断面図である。 10……可動プレート、12……固定プレート 14……可動金型、16……固定金型 18……キャビテイ、20……スリーブ 24……マウスピース、32……ブッシュ 40……ダクト、42……ダクト本体 43……ヒータ、46……プランジャ 48……プランジャチップ、50……溶湯
スピースとダクトとの相関関係を示す縦断説明図、 第２図は第１図に示すマウスピースの拡大縦断面図、 第３図はマウスピースの一部省略斜視図、 第４図は本発明のさらにまた別の実施例のマウスピース
の縦断面図である。 10……可動プレート、12……固定プレート 14……可動金型、16……固定金型 18……キャビテイ、20……スリーブ 24……マウスピース、32……ブッシュ 40……ダクト、42……ダクト本体 43……ヒータ、46……プランジャ 48……プランジャチップ、50……溶湯
Claims (4)
- 【請求項１】金型に画成されるキャビテイにプランジャ
を介して溶融材料を送給するスリーブを含むダイカスト
装置において、 前記スリーブの一側部に形成された孔部に挿入され、内
部に孔部を画成する熱伝導率の小さいセラミックス材料
からなる断熱ブッシュと、 前記断熱ブッシュが嵌合可能な孔部を画成されたマウス
ピースと、 を備え、炉から延在するダクトが前記断熱ブッシュの端
面に接触して前記断熱ブッシュの孔部と連通することを
特徴とするダイカスト装置。 - 【請求項２】特許請求の範囲第１項記載の装置におい
て、断熱ブッシュを構成するセラミックス材料はジルコ
ニアセラミックスからなるダイカスト装置。 - 【請求項３】特許請求の範囲第１項記載の装置におい
て、断熱ブッシュを構成するセラミックス材料は窒化珪
素からなるダイカスト装置。 - 【請求項４】特許請求の範囲第１項記載の装置におい
て、ブッシュにフランジを設け、このフランジをスリー
ブ壁部とマウスピース本体で挟持するように構成してな
るダイカスト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60278410A JPH0675760B2 (ja) | 1985-12-11 | 1985-12-11 | ダイカスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60278410A JPH0675760B2 (ja) | 1985-12-11 | 1985-12-11 | ダイカスト装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62137163A JPS62137163A (ja) | 1987-06-20 |
| JPH0675760B2 true JPH0675760B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=17596954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60278410A Expired - Lifetime JPH0675760B2 (ja) | 1985-12-11 | 1985-12-11 | ダイカスト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0675760B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6433355U (ja) * | 1987-08-13 | 1989-03-01 | ||
| JPH0747168Y2 (ja) * | 1987-08-13 | 1995-11-01 | 東芝機械株式会社 | ダイカストマシンのマウスピース |
| JPS6433354U (ja) * | 1987-08-13 | 1989-03-01 | ||
| US5076344A (en) * | 1989-03-07 | 1991-12-31 | Aluminum Company Of America | Die-casting process and equipment |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6032838Y2 (ja) * | 1981-06-30 | 1985-10-01 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和機用タイマ− |
| JPS5933128A (ja) * | 1982-08-19 | 1984-02-22 | Hitachi Metals Ltd | 射出・押出成形機用シリンダ |
| JPS60216961A (ja) * | 1984-04-12 | 1985-10-30 | Toshiba Mach Co Ltd | ダイカスト装置 |
-
1985
- 1985-12-11 JP JP60278410A patent/JPH0675760B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62137163A (ja) | 1987-06-20 |
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