JPH0675617U - 油圧式ケーブルカッタ - Google Patents

油圧式ケーブルカッタ

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JPH0675617U
JPH0675617U JP2316393U JP2316393U JPH0675617U JP H0675617 U JPH0675617 U JP H0675617U JP 2316393 U JP2316393 U JP 2316393U JP 2316393 U JP2316393 U JP 2316393U JP H0675617 U JPH0675617 U JP H0675617U
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Japan
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cutter
piston rod
hydraulic
cutters
cable
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JP2316393U
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三郎 落合
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株式会社ダイア
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小径のケーブルを能率良く切断できるととも
に大径のケーブルを切断することも可能な油圧式ケーブ
ルカッタを提供する。 【構成】 圧縮コイルスプリング134の付勢力に従っ
てピストンロッド130が単動式油圧シリンダ24内へ
引き込まれることにより、リンク部材146a,146
bを介して拡開させられるカッタ26a,26bが、支
持フレーム112a,112b間に跨がって着脱可能に
取り付けられたストッパピン154に当接させられるこ
とにより、開き動作が途中で阻止されて開き量W2を小
さくできるようにした。ストッパピン154を取り外せ
ば、ピストン116が底部118に当接する位置まで移
動し、カッタ26a,26bの開き量W2が大きくな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は油圧式ケーブルカッタに係り、特に、小径のケーブルを能率良く切断 できるケーブルカッタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
油圧シリンダのピストンロッドが突き出し引き込み駆動されることにより、そ のピストンロッドに連結されたカッタを開閉してケーブルを切断する油圧式ケー ブルカッタが従来から多用されている。特開平1−301011号公報や実開平 3−59117号公報に記載されているカッタはその一例であり、切断可能なケ ーブルの太さはカッタの開き量、すなわちピストンロッドの移動ストロークによ って定まる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来のケーブルカッタはカッタの開き量が一定で、常に 一定量の作動油を油圧シリンダ内へ供給して切断加工を行っているため、小径の ケーブルを切断する場合には必ずしも能率的でないという問題があった。切断す べきケーブルの太さに応じてカッタの開き量、すなわちピストンロッドの移動ス トロークを予め小さくしておけば、切断に必要な作動油の油量が少なくなって切 断時間を短縮できるが、大径ケーブルの切断には利用できなくなる。
【0004】 本考案は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、 小径のケーブルを能率良く切断できるとともに大径のケーブルを切断することも 可能な油圧式ケーブルカッタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案は、(a)油圧によってピストンロッド を突き出す単動式油圧シリンダと、(b)その単動式油圧シリンダのシリンダハ ウジングに一体的に設けられて前記ピストンロッドの突出方向へ突き出す支持フ レームと、(c)その支持フレームに前記ピストンロッドの突出方向と直角な軸 まわりの回動可能に取り付けられたカッタと、(d)そのカッタと前記ピストン ロッドとを連結し、そのピストンロッドが突き出されることによりカッタを閉じ る一方、ピストンロッドが引き込まれることによりカッタを開くリンク部材と、 (e)前記ピストンロッドを引込み方向へ付勢する付勢手段とを備えた油圧式ケ ーブルカッタにおいて、(f)前記カッタの開き動作を途中で阻止するストッパ 部材を有することを特徴とする。
【0006】
【作用】
このような油圧式ケーブルカッタにおいては、カッタの開き動作を途中で阻止 するストッパ部材を備えているため、小径のケーブルを切断する際には、そのス トッパ部材によってカッタの開き動作が途中で阻止されるようにすれば、そのカ ッタにリンク部材を介して連結されているピストンロッドは、付勢手段の付勢力 に抗して移動ストロークの途中で停止させられる。このため、ピストンロッドの 移動ストロークが短くなり、その分だけ切断に必要な作動油の油量が少なくなっ て切断時間が短縮される。一方、大径のケーブルを切断する際には、ストッパ部 材を取り外すなどしてカッタが完全に開くようにすれば良い。
【0007】 上記ストッパ部材は、カッタ,リンク部材,或いはピストンロッドの移動を阻 止するように、そのカッタ,リンク部材,ピストンロッド、或いは支持フレーム やシリンダハウジング等に配設される。また、必要に応じてカッタの開き動作を 途中で阻止できるように、それ等に着脱可能に取り付けられるか、開き動作を途 中で阻止する係合位置と開き動作を許容する非係合位置との間の移動可能に配設 される。カッタの開き動作を複数位置で阻止できるようにすることも可能である 。
【0008】
【考案の効果】
このように、本考案の油圧式ケーブルカッタによれば、小径のケーブルを能率 良く切断できるとともに大径のケーブルを切断することも可能である。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は、本考案が適用された携帯用の油圧式ケーブルカッタ10の全体構成図 で、図2は、その油圧式ケーブルカッタ10が備えている油圧回路を示す図であ る。かかる油圧式ケーブルカッタ10は、グリップ部12と、そのグリップ部1 2に設けられたスイッチ14が押込操作されている間だけONとなるポンプ駆動 用電動モータ16と、その電動モータ16の回転を減速して伝達する遊星歯車機 構等を収容するとともにタンク18が取り付けられた第1ハウジング20と、プ ランジャ式の油圧ポンプ38や切換バルブ70,リリーフバルブ94等を収容し た第2ハウジング22と、単動式油圧シリンダ24と、一対のカッタ26a,2 6bとを一体的に備えている。電動モータ16は、グリップ部12の下端部に着 脱可能に装着されるバッテリ28によって作動させられる。また、油圧ポンプ3 8は、逆止弁50を介してタンク18内の作動油を吸入するとともに逆止弁54 を介して吐出油路56へ吐出するようになっており、吐出油路56は、図3に示 されている切換バルブ70のバルブ室72に連通させられている。
【0010】 バルブ室72は、第2ハウジング22に穿設された有底の円穴の開口部をプラ グ74によって閉塞したもので、吐出油路56はバルブ室72の下端部すなわち プラグ74側の端部に開口させられている。バルブ室72内には主弁体76が軸 方向の摺動可能に嵌合されており、その主弁体76は圧縮コイルスプリング78 によって常時プラグ74側へ付勢されている。主弁体76にはプラグ74側の端 部から有底の円穴80が形成されており、プラグ74の先端部に設けられた突軸 82に嵌合されるとともに、円穴80の底部には小円穴が形成されてニードルバ ルブ形の副弁体84が軸方向の移動可能に配設されている。この副弁体84は、 突軸82との間に介挿された圧縮コイルスプリング86により常にはプラグ74 と反対方向、すなわち主弁体76から突き出す方向へ付勢されているとともに、 後端部に設けられた鍔部が円穴80の底部に当接させられることにより一定量以 上の突出が阻止されている。圧縮コイルスプリング86のばね力は前記圧縮コイ ルスプリング78よりも充分に弱く、主弁体76は副弁体84を介して作用させ られる圧縮コイルスプリング86の付勢力に抗して常にはプラグ74側へ移動さ せられ、突軸82に嵌合されている。また、バルブ室72の中間部には前記単動 式油圧シリンダ24に連通する給排油路88が開口しているとともに、プラグ7 4と反対側の端部には前記タンク18に連通する排出油路90が開口しており、 主弁体76の円筒部には複数の通油孔92が設けられている。前記副弁体84は 、プラグ74と反対方向へ移動させられることにより排出油路90の開口部に着 座させられ、その排出油路90を閉塞するようになっている。
【0011】 このように構成された切換バルブ70は、前記電動モータ16により油圧ポン プ38が作動させられて吐出油路56からバルブ室72内に作動油が供給される と、その油圧により主弁体76が圧縮コイルスプリング78の付勢力に抗してプ ラグ74から離間する方向へ移動させられ、図4に示されているように、副弁体 84が圧縮コイルスプリング86の付勢力に従って排出油路90の開口部を閉塞 するとともに、主弁体76は突軸82が相対的に円穴80から抜け出す位置まで 移動させられ、その突軸82と円穴80との隙間および通油孔92を介して吐出 油路56が給排油路88に連通させられる。これにより、油圧ポンプ38から圧 送されて来る作動油が単動式油圧シリンダ24へ供給される。前記図2の切換バ ルブ70はこの状態である。また、電動モータ16が停止させられて油圧ポンプ 38から作動油が供給されなくなると、主弁体76は圧縮コイルスプリング78 の付勢力に従ってプラグ74側へ移動させられ、図3に示されているように、主 弁体76の円穴80内に突軸82が相対的に嵌合させられるとともに、その主弁 体76の移動に伴って副弁体84が圧縮コイルスプリング86の付勢力に抗して 排出油路90の開口部から離間させられ、その排出油路90と給排油路88とが 連通させられる。これにより、単動式油圧シリンダ24内の作動油が給排油路8 8および排出油路90を経てタンク18内へ戻ることが許容される。なお、円穴 80の内周面と突軸82の外周面との間には所定の隙間が設けられ、その隙間を 作動油が流通することにより主弁体76がプラグ74に当接する位置まで戻され 得るようになっている。
【0012】 また、上記第2ハウジング22にはリリーフバルブ94が設けられ、分岐油路 96を介して前記給排油路88に接続されている。このリリーフバルブ94は、 圧縮コイルスプリング98によって常には分岐油路96の開口部を閉塞している 逃し弁100を備えており、給排油路88内の油圧が必要以上に高くなった場合 にその逃し弁100が圧縮コイルスプリング98の付勢力に抗して押し戻される ことにより、分岐油路96の開口部を開いて給排油路88内の作動油を排出油路 102から前記タンク18へリリーフさせるものである。
【0013】 一方、前記単動式油圧シリンダ24は、図5および図6に詳しく示されている ように、3本のボルトによって前記第2ハウジング22の端面に固設されるシリ ンダチューブ110と、支持フレーム112a,112bと一体に構成されたシ リンダキャップ114と、シリンダチューブ110内に摺動可能に嵌合されたピ ストン116とを備えている。シリンダチューブ110は有底円筒形状を成して おり、その底部118側において第2ハウジング22に固設されているとともに 、その底部118には、ピストン116と底部118との間に形成される加圧室 120を前記給排油路88に連通させる連通孔122が設けられている。シリン ダキャップ114はシリンダチューブ110に螺合されているとともに、両者の 螺合後に外周面からねじ込まれた止めねじ124がシリンダチューブ110に固 設されたストッパピン126と係合させられることにより、シリンダチューブ1 10からの離脱が阻止されつつ略360゜の相対回転が可能とされている。これ 等のシリンダキャップ114およびシリンダチューブ110によってシリンダハ ウジングが構成されている。なお、シリンダキャップ114の外周側には、上記 支持フレーム112a,112bの中間部分まで達する円筒形状のゴムカバー1 28が取り付けられている。
【0014】 前記ピストン116にはピストンロッド130が一体に設けられており、シリ ンダキャップ114内に螺合されたカラー132内を摺動可能に挿通させられて いる。ピストン116にはOリングが装着されてシリンダチューブ110の内周 面との間が油密にシールされており、前記加圧室120内に作動油が供給される ことによりピストン116は図5における左方向、すなわちピストンロッド13 0を突き出す方向へ移動させられる一方、前記油圧ポンプ38の作動が停止させ られて作動油の油圧が低下すると、ピストン116は上記カラー132との間に 介挿された圧縮コイルスプリング134の付勢力に従って加圧室120内の作動 油を連通孔122から押し出しつつ底部118側、すなわちピストンロッド13 0を引き込む方向へ移動させられる。油圧ポンプ38が停止すると前記切換バル ブ70が切り換えられて給排油路88と排出油路90とが接続されるため、上記 加圧室120内の作動油を押し出すことができるのである。上記圧縮コイルスプ リング134は、ピストンロッド130を引込み方向へ付勢する付勢手段に相当 する。
【0015】 前記一対の支持フレーム112a,112bは、互いに平行にピストンロッド 130の突出方向へ突き出しているとともに、その先端部にはピストンロッド1 30の中心線と直交する向きに支持軸136が配設され、前記一対のカッタ26 a,26bがその支持軸136まわりの回動可能に取り付けられている。一対の カッタ26a,26bは同一形状を成しており、それぞれ円弧形状の切れ刃13 8a,138bおよび連結部140a,140bを備えているとともに、切れ刃 138a,138bが対向する逆向きの姿勢で上記支持軸136に配設されてい る。一方のカッタ26bの先端部には、断面が略コの字形状を成すカッタガイド 142が固設され、ケーブル切断時に他方のカッタ26aの先端部と係合してガ イドするようになっている。
【0016】 上記連結部140a,140bには、前記支持軸136と平行な連結ピン14 4a,144bによりリンク部材146a,146bがそれぞれ相対回動可能に 連結されているとともに、それ等のリンク部材146a,146bは、同じく支 持軸136と平行な共通の連結ピン148により前記ピストンロッド130の先 端部に回動可能に連結されている。これにより、ピストンロッド130が油圧に 基づいて突き出し駆動されると、カッタ26aはリンク部材146aを介して支 持軸136の左まわりに回動させられる一方、カッタ26bはリンク部材146 bを介して支持軸136の右まわりに回動させられ、それ等のカッタ26a,2 6b間に位置させられたケーブルを切断する。また、ピストンロッド130が前 記圧縮コイルスプリング134の付勢力に従って引き込まれると、カッタ26a はリンク部材146aを介して支持軸136の右まわりに回動させられる一方、 カッタ26bはリンク部材146bを介して支持軸136の左まわりに回動させ られ、その切れ刃138a,138bが開かれる。図5および図6は、ピストン ロッド130が圧縮コイルスプリング134の付勢力に従って引込み端まで後退 させられ、一対のカッタ26a,26bが完全に開かれた状態である。なお、上 記カッタ26a,26bの開閉平面は、シリンダチューブ110に対してシリン ダキャップ114を回転操作することにより、作業条件に応じて任意に変更でき る。
【0017】 一方、前記支持フレーム112a,112bの突出方向における中間位置、具 体的には前記一対のカッタ26a,26bの連結部140a,140bが位置す る部分には、それぞれ挿通孔150,雌ねじ152が設けられ、必要に応じて図 7〜図9に示されているようにストッパピン154が取り付けられるようになっ ている。図9は図7におけるIX−IX断面図である。上記ストッパピン154はス トッパ部材に相当するもので、その先端部には、上記雌ねじ152に螺合する雄 ねじ156が設けられているとともに、他端部にはローレット溝158が形成さ れており、雄ねじ156側から上記挿通孔150に挿通して、ローレット溝15 8が形成された部分を手で回転操作することにより、雄ねじ156を雌ねじ15 2に螺合できる。このストッパピン154は、前記ピストンロッド130の中心 線と直交し且つ支持軸136と平行となる姿勢で支持フレーム112a,112 bに跨がって配設されるようになっており、カッタ26a,26bが開かれる際 に連結部140a,140bが対称的にストッパピン154に当接させられるこ とにより、カッタ26a,26bの開き動作が途中で阻止される。すなわち、カ ッタ26a,26bは、圧縮コイルスプリング134の付勢力に従ってピストン ロッド130が引き込まれることにより開かれるが、カッタ26a,26bがス トッパピン154に当接することにより、そのピストンロッド130の移動が途 中で阻止されるのである。図7〜図9は、このようにカッタ26a,26bの開 き動作が途中で阻止された状態で、この場合の開き量W2は、前記図5の開き量 W1より小さい。上記ストッパピン154は、前記スイッチ14をON操作して カッタ26a,26bを閉じた状態で、支持フレーム112a,112bに対し て着脱される。
【0018】 上記のようにストッパピン154が取り付けられ、カッタ26a,26bの開 き量が小さくされるとともにピストンロッド130の移動が途中で阻止されると 、ピストンロッド130が図5に示されている引込み端まで押し戻される場合に 比較して、加圧室120から押し出される作動油量が少なくなる。このため、ス イッチ14をON操作してケーブルを切断加工する際に、加圧室120内に供給 する作動油量が少なくなり、それだけ短時間でケーブルを切断加工できるととも に、スイッチ14をOFFしてカッタ26a,26bを開く時の時間も短くなる 。したがって、開き量W2でも切断加工できる比較的小径のケーブルを切断する 際には、上記ストッパピン154を取り付けて切断加工を行うことにより、切断 に要する時間を短縮できて加工能率が向上する。また、上記ストッパピン154 を取り外せば、カッタ26a,26bの開き量はW1まで大きくなるため、開き 量W2では切断加工できない大径のケーブルを切断加工することもできる。
【0019】 このように、本実施例の油圧式ケーブルカッタ10によれば、ストッパピン1 54を取り付けてカッタ26a,26bの開き量を小さくすることにより、小径 のケーブルを能率良く切断加工できるとともに、ストッパピン154を取り外し てカッタ26a,26bの開き量を大きくすれば、大径のケーブルを切断するこ とも可能なのである。
【0020】 以上、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本考案は他の態 様で実施することもできる。
【0021】 例えば、前記実施例ではストッパピン154を支持フレーム112a,112 bに取り付けてカッタ26a,26bの回動を途中で阻止するようになっていた が、リンク部材146a,146bの回動やピストンロッド130の移動を途中 で阻止するように、支持フレーム112a,112bやシリンダキャップ114 にストッパ部材を着脱可能に配設するようにしても良い。
【0022】 また、上記ストッパ部材を支持フレーム112a,112bやシリンダキャッ プ114に取外し不能に配設し、カッタ26a,26bの開き動作を途中で阻止 する係合位置と開き動作を許容する非係合位置との間を手動操作等で移動させら れるようにしても良い。カッタ26a,26bの開き動作を複数位置で阻止でき るように、ストッパ部材を複数位置に取り付けられるようにしたり、複数の係合 位置で位置決めされるようにしたりすることもできる。
【0023】 また、ストッパ部材をカッタ26a,26bやリンク部材146a,146b 、或いはピストンロッド130に配設して、カッタ26a,26bの開き動作が 途中で阻止されるようにすることも可能である。
【0024】 また、前記実施例では一対のカッタ26a,26bが共に回動させられるよう になっていたが、一方のカッタを支持フレームに一体的に固設し、他方のカッタ のみを回動させるようにしても良い。
【0025】 また、前記実施例ではシリンダキャップ114がシリンダチューブ110に対 して回転可能とされていたが、両者の相対回転を許容する構造は適宜変更され得 るし、両者を相対回転不能に固設しても良い。
【0026】 また、前記実施例ではスイッチ14の操作を解除すれば自動的に切換バルブ7 0が切り換えられてカッタ26a,26bが開くようになっていたが、スイッチ 14とは別個に油圧回路を切り換える切換レバーなどを設けても良い。手動操作 で作動油を圧送する油圧式ケーブルカッタにも本考案は適用され得る。
【0027】 また、前記実施例ではバッテリ28によって電動モータ16が作動するように なっていたが、接続コード等により交流電源に接続して使用する油圧式ケーブル カッタにも本考案は適用され得る。
【0028】 その他一々例示はしないが、本考案は当業者の知識に基づいて種々の変更,改 良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である油圧式ケーブルカッタ
の全体構成図である。
【図2】図1の油圧式ケーブルカッタの油圧回路図であ
る。
【図3】図2の切換ブルブおよびリリーフバルブの具体
的構成図である。
【図4】図3に示されている切換バルブの油路接続状態
が切り換えられた状態を示す断面図である。
【図5】図1の油圧式ケーブルカッタの単動式油圧シリ
ンダおよびカッタ部分を示す断面図である。
【図6】図5の状態における一部を切り欠いた平面図で
ある。
【図7】図1の油圧式ケーブルカッタにストッパピンが
取り付けられた場合のカッタ開き状態を示す図で、図5
に対応する図である。
【図8】図7の状態における一部を切り欠いた平面図で
ある。
【図9】図7におけるIX−IX断面図である。
【符号の説明】
10:油圧式ケーブルカッタ 24:単動式油圧シリンダ 26a,26b:カッタ 110:シリンダチューブ 112a,112b:支持フレーム 114:シリンダキャップ 130:ピストンロッド 134:圧縮コイルスプリング(付勢手段) 146a,146b:リンク部材 154:ストッパピン(ストッパ部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧によってピストンロッドを突き出す
    単動式油圧シリンダと、該単動式油圧シリンダのシリン
    ダハウジングに一体的に設けられて前記ピストンロッド
    の突出方向へ突き出す支持フレームと、該支持フレーム
    に前記ピストンロッドの突出方向と直角な軸まわりの回
    動可能に取り付けられたカッタと、該カッタと前記ピス
    トンロッドとを連結し、該ピストンロッドが突き出され
    ることにより該カッタを閉じる一方、該ピストンロッド
    が引き込まれることにより該カッタを開くリンク部材
    と、前記ピストンロッドを引込み方向へ付勢する付勢手
    段とを備えた油圧式ケーブルカッタにおいて、 前記カッタの開き動作を途中で阻止するストッパ部材を
    有することを特徴とする油圧式ケーブルカッタ。
JP2316393U 1993-04-06 1993-04-06 油圧式ケーブルカッタ Pending JPH0675617U (ja)

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