JPH0576621U - 携帯用油圧式穿孔機 - Google Patents

携帯用油圧式穿孔機

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JPH0576621U
JPH0576621U JP2258792U JP2258792U JPH0576621U JP H0576621 U JPH0576621 U JP H0576621U JP 2258792 U JP2258792 U JP 2258792U JP 2258792 U JP2258792 U JP 2258792U JP H0576621 U JPH0576621 U JP H0576621U
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JP
Japan
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hydraulic cylinder
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electric pump
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JP2258792U
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正治 荒木
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株式会社ダイア
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 穿孔加工を行う油圧シリンダを電動ポンプユ
ニットに対して回動自在とすることにより作業性を向上
させる。 【構成】 グリップ12、電動モータ16、油タンク1
8、油圧ポンプ要素を内蔵したハンジング20,22か
らなる電動ポンプユニット26から前方へ向かって突き
出す長手部材96を設ける一方、直交して相対回動可能
な第1部材106および第2部材110からなる連結部
材98により、油圧シリンダ24をピストン126の移
動方向と直角で且つ長手部材96の突き出し方向と直角
な軸心Mまわりの回動可能に連結し、連結部材98内に
設けた油路112,114等により油圧シリンダ24の
回動位置に拘らず電動ポンプユニット26側からの作動
油が油圧シリンダ24に供給されるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は携帯用油圧式穿孔機に係り、特に、穿孔加工を行う際の作業性を向上 させる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
片手により把持されるグリップと、電動モータと、前記グリップに設けられた スイッチの操作に応答して前記電動モータが作動させられることにより油圧を発 生する油圧ポンプと、その油圧ポンプに作動油を供給する油タンクとを一体的に 備えた電動ポンプユニットと、その電動ポンプユニットに連結され、前記油圧に よってピストンがシリンダ本体内に引込み駆動されることにより、板材の両側に 配設されたポンチおよびダイスを相互に接近させて穿孔加工を行う油圧シリンダ とを有する携帯用油圧式穿孔機が知られている。このような携帯用油圧式穿孔機 は、作業者がそれを手に持って各々の板材の穿孔加工位置に移動して穿孔作業を 行うことが可能であるため、各種の作業現場において広く普及しつつある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の携帯用油圧式穿孔機は、ピストンの軸心方向におい て油圧シリンダと電動ポンプユニットとが直結状態で配置されているため、かか る携帯用油圧式穿孔機を用いて作業を行う場合、穿孔すべき板材に対して穿孔機 を略垂直に対向させて穿孔作業を行う必要があり、作業スペースが狭いときには 、電動ポンプユニットが他の傷害物と干渉して加工を行うことができなかったり 、不安定で保持しずらい姿勢での作業を強いられたりするなどの問題があった。
【0004】 本考案は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、 油圧シリンダによる加工方向を電動ポンプユニットに対して簡単に変更できるよ うにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案は、(a)片手により把持されるグリッ プと、電動モータと、前記グリップに設けられたスイッチの操作に応答して前記 電動モータが作動させられることにより油圧を発生する油圧ポンプと、その油圧 ポンプに作動油を供給する油タンクとを一体的に備えた電動ポンプユニットと、 (b)その電動ポンプユニットに連結され、前記油圧によってピストンがシリン ダ本体内に引込み駆動されることにより、板材の両側に配設されたポンチおよび ダイスを相互に接近させて穿孔加工を行う油圧シリンダとを有する携帯用油圧式 穿孔機において、(c)前記グリップが把持された状態において前記電動ポンプ ユニットから前方へ突設されて前記油圧を導く突部と、(d)前記油圧シリンダ を、前記ピストンの移動方向と直角で且つ前記突部の突き出し方向と直角な軸心 まわりの回動可能にその突部に連結する連結部材と、(e)その連結部材の内部 に設けられ、前記油圧シリンダの回動位置に拘らず前記突部内の油路とその油圧 シリンダとを連通させる連通油路とを有することを特徴とする。
【0006】
【作用および考案の効果】
このような携帯用油圧式穿孔機においては、電動ポンプユニットから前方へ突 き出すように突部が設けられるとともに、その突部の突き出し方向と直角で且つ ピストンの移動方向と直角な軸心まわりの回動可能に油圧シリンダが連結部材を 介して突部に連結される一方、その連結部材に設けられた連通油路を介して電動 ポンプユニットからの作動油が油圧シリンダの回動位置に拘らずその油圧シリン ダに供給される。このため、電動ポンプユニットの突部の突き出し方向に対して 油圧シリンダの方向を自由に変更できる。従って、板材に対して穿孔機を所望の 姿勢とした状態で穿孔加工を行うことができるので、穿孔加工時における作業者 の姿勢の自由度が高くなり、特に、足場が悪い場所や狭い場所での作業が容易に なるとともに、板材に対して垂直方向の作業スペースが狭い場合でも穿孔加工を 行うことができるようになる。
【0007】
【実施例】 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】 図1は、本考案の一実施例である携帯用油圧式穿孔機10(以下、単に穿孔機 10と言う)の全体の構成を示す図である。この穿孔機10は、専ら片手により 把持されるグリップ12と、そのグリップ12に設けられたスイッチ14が指に よって操作されている間だけONとなるポンプ駆動用電動モータ16と、その電 動モータ16の回転力を伝達する歯車機構等を収容するとともに油タンク18が 取り付けられた第1ハウジング20と、油圧ポンプ要素やバルブ類を収容した第 2ハウジング22とから成る電動ポンプユニット26を備えている。そして、そ の電動ポンプユニット26の前方側において、ポンチ142およびダイス144 等(図9参照)を用いて穿孔加工を行うための油圧シリンダ24が、長手部材9 6および連結部材98を介して上記電動ポンプユニット26と一体的に連結され ている。また、この穿孔機10は、グリップ12の下端部から延び出したコード 15を介して電力が供給されるようになっている。
【0009】 図2は、電動ポンプユニット26の一部を切り欠いて示す部分断面図である。 この図から判るように、第1ハウジング20および第2ハウジング22内には、 電動モータ16の出力軸28の回転が歯車30,32を介して伝達される回転軸 34が回転可能に保持されているとともに、その回転軸34と直交する方向にポ ンプ室36が設けられて油圧ポンプ38のプランジャ40が軸方向の移動可能に 嵌合されている。プランジャ40は、ポンプ室36を形成するプラグ42との間 に介挿された圧縮コイルスプリング44によって常時回転軸34側へ付勢され、 その回転軸34に設けられた偏心カム46にニードルベアリング48を介して当 接させられており、電動モータ16によって回転軸34が回転駆動されることに より往復移動させられてポンプ室36の容積を増減させる。ポンプ室36は、そ の軸心に直角な図2の上方より見た断面を示す図3、およびその図3におけるIV −IV視断面を示す図4から判るように、ポンプ室36内への作動油の流入は許容 するが流出は阻止する逆止弁50を介して吸入油路52に連通させられている一 方、ポンプ室36からの作動油の流出は許容するが流入は阻止する逆止弁54を 介して吐出油路56に連通させられており、上記プランジャ40の往復移動によ る容積の増減に伴って作動油を吸入油路52から吸入して吐出油路56へ吐出す る。
【0010】 上記吸入油路52は、図2に示されている蓄油室58に開口させられており、 その蓄油室58は油路60を介して前記油タンク18に連通させられている。油 タンク18は、開口部が第1ハウジング20に螺合された有底円筒形状の金属製 ハウジング62と、そのハウジング62内に収容されるとともに開口部がシール リング64によってハウジング62の内壁面に固定された有底円筒形状のゴムタ ンク66とを備えており、上記蓄油室58はこのゴムタンク66に連通させられ ている。ゴムタンク66内には作動油が充填されており、その油量に応じて膨張 ,収縮させられる。上記ハウジング62には、内部を大気に連通させる通気孔6 8が形成されている。
【0011】 一方、前記吐出油路56は、図2におけるV−V視断面を示す図5、および図 5におけるVI−VI視断面を示す図6から判るように、逆止弁70を介して給排油 路72に連通させられているとともに、分岐油路74を介してリリーフバルブ7 6に接続されている。上記給排油路72は、電動ポンプユニット26から油圧シ リンダ24側へ作動油を供給したり、油圧シリンダ24側からその作動油を排出 したりするための油路である。リリーフバルブ76は、圧縮コイルスプリング7 8によって常には分岐油路74の開口部を閉塞している弁体80を備えており、 吐出油路56内の油圧が必要以上に高くなった場合にその弁体80が圧縮コイル スプリング78の付勢力に抗して押し戻されることにより、分岐油路74の開口 部を開いて吐出油路56内の作動油を排出油路82から前記蓄油室58へリリー フさせるものである。なお、前記図3は図5における III−III 視断面を示す図 である。
【0012】 また、上記給排油路72には、分岐油路84を介して手動操作式の開閉弁86 が接続されている。この開閉弁86は、戻しレバー88の押圧操作に従って分岐 油路84を排出油路90に接続するもので、圧縮コイルスプリング92によって 常には分岐油路84の開口部を閉塞しているが、戻しレバー88の押圧操作によ り圧縮コイルスプリング92の付勢力に抗して図5の下方へ引き戻されることに より、分岐油路84の開口部を開いて排出油路90に連通させる弁体94を備え ている。排出油路90は前記蓄油室58に接続されており、給排油路72を通し て油圧シリンダ24側へ供給されていた作動油が開閉弁86を経て蓄油室58へ 戻されるようになっている。
【0013】 第2ハウジング22の前面には、図1からも明らかなように、グリップ12が 把持された状態において電動ポンプユニット26から前方へ向かって長手部材9 6が突設されている。本実施例ではこの長手部材96が突部に相当し、フランジ 部100が3本のボルトによって第2ハンジング22に一体的に固定されている 。長手部材96にはその突き出し方向Lに沿って油路102が設けられており、 電動ポンプユニット26の前記給排油路72に連通させられている。これら長手 部材96、連結部材98、および油圧シリンダ24を詳細に示す断面図が図7で ある。
【0014】 図7において、長手部材96の先端接続部104には、螺合により連結部材9 8の第1部材106が接続されており、液密且つ突き出し方向Lまわりの相対回 動不能に連結されている。この第1部材106には、上記長手部材96の突き出 し方向Lと直角で図において上下方向に貫通孔108が形成されており、その貫 通孔108内には、軸状の第2部材110がその軸心Mまわりの回動可能且つそ の軸心M方向の移動不能に嵌合させられており、互いに直交状態で相対回動可能 とされたそれら第1部材106および第2部材110により連結部材98が構成 されている。また、第1部材106および第2部材110の内部には、上記突き 出し方向Lおよび軸心Mに沿ってそれぞれ油路112および114が設けられて おり、それ等の油路112および114は、第2部材110に形成された環状溝 116および径方向通路118によって、それら第1部材106および第2部材 110の相対回動状態に拘らず常に連通させられるようになっている。第2部材 110の外周面であって環状溝116の両側に位置する部分にはそれぞれシール 部材が配設され、貫通孔108の内周面との間を液密にシールしている。
【0015】 そして、その第2部材110の下端接続部120は、油圧シリンダ24のシリ ンダ本体122に接続されており、第2部材110およびシリンダ本体122が 液密且つ相対回動不能に一体的に連結されている。シリンダ本体122は、ピス トン126の移動方向である油圧シリンダ24の軸心Nが前記軸心Mに対して直 交する姿勢で第2部材110に連結されており、これにより、油圧シリンダ24 が電動ポンプユニット26に対して前記長手部材96の突き出し方向Lと直角で 且つピストン126の移動方向と直角な軸心Mまわりの回動可能とされるととも に、油圧シリンダ24の軸心Mまわりにおける回動位置に拘らず、その油圧シリ ンダ24へ油圧ポンプ38からの作動油が供給される。本実施例では上記油路1 12,114、環状溝116および径方向通路118が連通油路に相当する。
【0016】 油圧シリンダ24は、段付き円筒形状の上記シリンダ本体122と、小径のロ ッド部124を一体に備えてシリンダ本体122内に摺動可能に嵌合されるピス トン126と、シリンダ本体122の大径端部側に一体的に螺合させられたキャ ップ部材128と、ピストン126とキャップ部材128との間に配設されてピ ストン126をシリンダ本体122の小径端部側へ付勢する圧縮コイルばねのリ ターンスプリング130とを備えている。ピストン126とシリンダ本体122 とによって形成された加圧室132は、連結部材98の前記油路114と連通さ せられているとともに、ピストン126の大径部外周面およびシリンダ本体12 2の小径部内周面にはそれぞれOリング134および136が嵌着され、ピスト ン126とシリンダ本体122との間が油密にシールされている。このため、油 圧ポンプ38からの作動油が前記各油路を経て加圧室132内へ流入すると、ピ ストン126は、リターンスプリング130の付勢力に抗してシリンダ本体12 2の大径端部側へ向かう方向、すなわちロッド部124がシリンダ本体122内 へ引き込まれる方向へ移動させられる。図8は、本実施例の穿孔機10に備えら れている油圧回路の回路図である。
【0017】 また、ピストン126のロッド部124には、端面138側の内面に雌ねじ1 40が形成されている。この雌ねじ140には、前記ポンチ142を取り付ける ためのシャフト150が図9に示すように螺合されるようになっており、上記の ようにピストン126が引込み駆動されることにより、ポンチ142がシリンダ 本体122との間に介挿されたダイス144に向かって接近させられるようにな っている。以下、上記のように構成された穿孔機10を用いて穿孔加工を行う際 の作業手順を、図9を参照しつつ説明する。
【0018】 先ず、一端および他端にそれぞれ雄ねじ146および148を備えたシャフト 150を、ピストン126のロッド部124に予め螺合させるとともに、中央に 挿通孔152が設けられたダイス144をそのシャフト150に挿し通しておく 。そして、下穴154が予め形成された板材156の加工位置において、油圧シ リンダ24をその板材156に略垂直に対向させてシャフト150をその下穴1 54内に挿し通し、雌ねじ158を備えたポンチ142を上記雄ねじ148に螺 合させて、板材156をポンチ142とダイス144とで挟んだ状態にセットす る。
【0019】 この状態で前記グリップ12を把持している手の指先でスイッチ14を操作す ると前記電動モータ16が作動させられ、油圧ポンプ38からの作動油が前記油 路72,112,114を介して油圧シリンダ24の加圧室132内へ流入する 。これにより、ポンチ142およびダイス144が接近させられて板材156に 所定の穴寸法の打抜き加工が行われる。ポンチ142およびダイス144は、加 工すべき穴径に応じて予め複数種類のものが容易され、適宜選択されて用いられ る。
【0020】 このように、本実施例の穿孔機10においては、電動ポンプユニット26から 前方へ突き出すように設けられた長手部材96の突き出し方向Lと直角で且つピ ストン126の移動方向と直角な軸心Mまわりの回動可能に油圧シリンダ24が 連結部材98を介して長手部材96に連結される一方、その連結部材98に設け られた油路112,114や環状溝116および径方向通路118を介して電動 ポンプユニット26からの作動油が油圧シリンダ24の回動位置に拘らずその油 圧シリンダ24に供給されるようになっているため、油圧シリンダ24を長手部 材96の突き出し方向Lと平行となるように回動させたり、突き出し方向Lに対 して略直角となるように回動させたりすることより、従来と同様に板材156に 対して穿孔機10を略垂直に対向させた状態で穿孔加工を行ったり、板材156 に対して穿孔機10が略平行となる姿勢で穿孔加工を行ったりすることができる 。したがって、穿孔加工時における作業者の姿勢の自由度が高くなり、特に、足 場が悪い場所や狭い場所での作業が容易になるとともに、板材156に対して垂 直方向の作業スペースが狭い場合でも穿孔加工を行うことができるようになる。
【0021】 以上、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本考案は他の態 様で実施することもできる。
【0022】 例えば、前述の実施例においては、油圧シリンダ24が連結部材98によって 長手部材96の突き出し方向Lに対して直角で且つ図1において上下方向となる 軸心Mまわりの回動可能に長手部材96に連結されていたが、例えば図1の紙面 に対して直角な軸心まわりの回動可能に油圧シリンダ24を連結することもでき るなど、突き出し方向Lに対して直角であれば油圧シリンダ24の回動軸心Mの 向きは適宜定められる。また、油圧シリンダ24の軸心Nは軸心Mと直交させら れていたが、図1の紙面に対して直角な方向にオフセットさせても差支えない。
【0023】 また、前述の実施例においては、長手部材96が第2ハンジング22に対して ボルト締結により相対回動不能に固定されるとともに、連結部材98の第1部材 106が長手部材96に対して相対回動不能に固定されていたが、長手部材96 自体、或いは第1部材106を突き出し方向Lと平行な軸心まわりの回動可能に 配設し、連結部材98および油圧シリンダ24が長手部材96の突き出し方向L と平行な軸心まわりの回動可能となるように構成しても良い。
【0024】 また、前述の実施例においては、単動式の油圧シリンダ24が用いられるとと もに、長手部材96および連結部材98に1系統の油路102,112,114 等が設けられた場合であったが、長手部材96および連結部材98に給排油路が 2系統ずつ設けられるとともに、それら2系統の給排油路に作動油を切り換えて 供給する油圧回路を備えることにより、ポンチ142およびダイス144の接近 ・離間駆動をそれぞれ油圧により行う複動式の油圧シリンダを用いることも可能 である。
【0025】 また、前述の実施例においては、戻しレバー88の押圧操作により開閉弁86 が作動させられて油圧シリンダ24内の作動油が排出されるようになっていたが 、これに替えて、例えば図10の油圧回路図に示すように、油圧ポンプ38から の作動油の供給状態によって切り換えられる切換弁160を設け、スイッチ14 のON操作を解除することによって油圧シリンダ24内の作動油がリターンスプ リング130の作用により自動的に排出されるように構成することもできる。
【0026】 また、前述の実施例においては、コード15を介して電動モータ16に電力が 供給される場合であったが、例えばグリップ12内に装填されたりグリップ12 の下部に装着されたりする充電式のバッテリーにより電動モータ16が作動させ られる場合であっても良い。
【0027】 また、前述の実施例においては、シャフト150の雄ねじ148と螺合する雌 ねじ158を備えたポンチ142と、シャフト150が通される挿通孔152を 備えたダイス144とが用いられてポンチ142が油圧シリンダ24側に位置す るダイス144に向かって駆動される場合であったが、上記雄ねじ148と螺合 する雌ねじを備えたれたダイスと、シャフト150が通される挿通孔を備えたポ ンチとが用いられてダイスが油圧シリンダ24側のポンチに向かって駆動される 場合であっても良い。
【0028】 また、前述の実施例においては、シリンダ本体122とダイス144とが軸心 N方向の移動可能に構成されていたが、例えばそれらが螺合させられることによ り、軸心N方向の相対移動が阻止されるように構成されても良い。この場合には 、油圧シリンダ24におけるピストン126の戻り動作時にポンチ142がダイ ス144から確実に離間させられる。
【0029】 その他一々例示はしないが、本考案は当業者の知識に基づいて種々の変更,改 良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である携帯用油圧式穿孔機の
全体を示す正面図である。
【図2】図1の穿孔機の油圧ポンプ付近を示す部分断面
図である。
【図3】図1の穿孔機において油圧ポンプが備えられた
第2ハウジングの断面図であって、図5における III−
III 視断面を示す図である。
【図4】図3におけるIV−IV視断面図である。
【図5】図2におけるV−V視断面図である。
【図6】図5におけるVI−VI視断面図である。
【図7】図1の穿孔機の長手部材、連結部材、および油
圧シリンダの連結状態を説明する断面図である。
【図8】図1の穿孔機に備えられている油圧回路の回路
図である。
【図9】図1の穿孔機とポンチおよびダイスを用いて板
材に穿孔加工を行う際の作業手順を説明する図である。
【図10】図1の穿孔機における油圧回路の他の態様を
示す図である。
【符号の説明】
10:携帯用油圧式穿孔機 12:グリップ 14:スイッチ 16:電動モータ 18:油タンク 24:油圧シリンダ 26:電動ポンプユニット 38:油圧ポンプ 96:長手部材(突部) 98:連結部材 112,114:油路(連通油路) 116:環状溝(連通油路) 118:径方向通路(連通油路) 122:シリンダ本体 126:ピストン 142:ポンチ 144:ダイス 156:板材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片手により把持されるグリップと、電動
    モータと、前記グリップに設けられたスイッチの操作に
    応答して前記電動モータが作動させられることにより油
    圧を発生する油圧ポンプと、該油圧ポンプに作動油を供
    給する油タンクとを一体的に備えた電動ポンプユニット
    と、 該電動ポンプユニットに連結され、前記油圧によってピ
    ストンがシリンダ本体内に引込み駆動されることによ
    り、板材の両側に配設されたポンチおよびダイスを相互
    に接近させて穿孔加工を行う油圧シリンダとを有する携
    帯用油圧式穿孔機において、 前記グリップが把持された状態において前記電動ポンプ
    ユニットから前方へ突設されて前記油圧を導く突部と、 前記油圧シリンダを、前記ピストンの移動方向と直角で
    且つ前記突部の突き出し方向と直角な軸心まわりの回動
    可能に該突部に連結する連結部材と、 該連結部材の内部に設けられ、前記油圧シリンダの回動
    位置に拘らず前記突部内の油路と該油圧シリンダとを連
    通させる連通油路とを有することを特徴とする携帯用油
    圧式穿孔機。
JP2258792U 1992-03-16 1992-03-16 携帯用油圧式穿孔機 Pending JPH0576621U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100857666B1 (ko) * 2007-02-27 2008-09-08 금호타이어 주식회사 휴대용 폐타이어 펀칭기

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH032336U (ja) * 1989-05-30 1991-01-10

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