JPH0753773Y2 - 油圧パンチャ - Google Patents

油圧パンチャ

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JPH0753773Y2
JPH0753773Y2 JP698991U JP698991U JPH0753773Y2 JP H0753773 Y2 JPH0753773 Y2 JP H0753773Y2 JP 698991 U JP698991 U JP 698991U JP 698991 U JP698991 U JP 698991U JP H0753773 Y2 JPH0753773 Y2 JP H0753773Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鋼板またはアルミ板な
どからなるパネル等に、下穴を利用して下穴より大径の
パンチ穴を穿設するための油圧パンチャに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、工事現場の配電盤、制御盤等に
おいては、電線管等の部品を取付けるための取付口をパ
ネル等に穿設することが多く、この場合、パネル等に直
径10数mm程度の下穴をドリル等により明けた後、この
下穴を利用して下穴直径の数倍の直径のパンチ穴を明け
る加工が行なわれる。
【0003】このようなパンチング作業には、例えば図
12ないし図15に示すような油圧パンチャが用いられ
ている。この油圧パンチャは、パンチとダイが取付けら
れる油圧シリンダ100と、この油圧シリンダ100を
作動させる手動油圧ポンプ101Aまたは電動油圧ポン
プ101B(図13参照)から構成されている。油圧シ
リンダ100は、図16に示すように、ピストン102
にセットボルト103を接続し、図示矢印のように、セ
ットボルト側からシリンダチューブ104内に作動油を
供給することによりピストン102を引き込み移動さ
せ、ピストンの反セットボルト側に配設した圧縮コイル
ばね105により復帰移動させる構造である。セットボ
ルト103を被処理板Wの下穴に挿入し、シリンダチュ
ーブ104にカラー106を介して固定保持させたダイ
Dに対して、セットボルト103に取付けたパンチPを
引き込み移動させることにより、被処理板Wを円形に剪
断するものである。
【0004】手動油圧ポンプ101Aは、図17に示す
ように、工具の筒状握り部分に収納された油タンク10
7、この油タンク107に接続された油圧ポンプ10
8、この油圧ポンプ108を作動するハンドレバー10
9からなる。油圧ポンプ108はハンドレバー109に
より往復動するプランジャ110を備え、さらに、図1
8に示すように、このプンジャ110の往復動により油
タンク107から作動油を負圧吸引し、かつこの作動油
を図示矢印のように、油圧シリンダ100へ押送し得る
チェック弁付供給油路111、油圧シリンダ100内の
作動油を戻しハンドル114の操作によって、油タンク
107へ戻し得る閉止弁付戻り油路112を備えてい
る。図13に示す電動油圧ポンプ101Bは、図示を
略するが、手動油圧ポンプ101Aと同様の油タンク
油圧ポンプを有し、例えば油圧ポンプのプランジャを電
動モータにより減速機、カムクランク機構を介して往復
動させるように構成されている。
【0005】このような従来の油圧パンチャにおいて、
種々の角度の穴明けに対応できるようにした、あるいは
狭い作業空間でも容易に穴明けができるように工夫が施
されている。
【0006】 図12に示すポンプ・シリンダー体型
の油圧パンチャは、手動油圧ポンプ101Aに油圧シリ
ンダ100を互いの軸線を直交させて回動自在に取付
け、軸線に直交するあらゆる角度の穴明けを可能とした
ものである。
【0007】 図13に示す電動油圧ポンプ一体型の
油圧パンチャは、ピストル型の電動油圧ポンプ101B
の先端に油圧シリンダ100を電動油圧ポンプ101B
の軸線と平行な面内を回転できるように取付けてあり、
軸線と平行面のあらゆる角度から穴明けができるように
したものである。
【0008】 図14に示すポンプ・シリンダ分離型
の油圧パンチャは、油圧シリンダ100と手動油圧ポン
プ101Aとを分離し、それぞれの作動油ポートを高圧
ホース113を介して接続し、油圧シリンダ100のみ
を穴明け箇所に移動させ、狭い作業空間においてあらゆ
る角度から穴明けができるようにしたものである。
【0009】 図15に示す縦横回転型油圧パンチャ
は、実開平1−96225号に開示されたもので、油圧
シリンダ100と手動油圧ポンプ101Aとを互いの軸
線を一致させて配設すると共に、油圧シリンダ100と
手動油圧ポンプ101AとをL字形の連結管部114に
より連結し、手動油圧ポンプ101Aの先端部に連結管
部114の基端部を手動油圧ポンプ101Aの軸線回り
に回転自在に係合し、油圧シリンダ100を連結管部1
14の先端部に連結管部114の回転方向に対して直交
する方向に回動自在に係合し、油圧シリンダ100と手
動油圧ポンプ101Aの相対位置を3次元的に自由に選
択できるようにしたものである。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】前述及びのような
従来の油圧パンチャの場合、一体型構造であるためパン
チング作業が容易であると共に、油圧シリンダを回動さ
せることにより種々の角度でパンチング作業を行えるも
のの、パンチング位置によっては手で保持する握り部分
が無理な姿勢となり操作がやりにくく、また狭い作業空
間では握り部分ほか油圧ポンプ側が被処理板等に当たり
パンチング作業を行えない場合がある。また、の電動
油圧ポンプタイプの場合、商用電源を必要とすると共
に、コードを引き回すことなどから作業性が悪い。
【0011】の分離型の油圧パンチャの場合、比較的
簡便で狭い作業空間においてあらゆる角度のパンチング
作業が可能であるものの、手動油圧ポンプの操作とパン
チング完了後の油圧シリンダの脱落のため、支えを必要
とすることから、補助作業者なしでは作業が困難にな
る。
【0012】の油圧パンチャの場合、油圧シリンダ
対する手動油圧ポンプの回動角度位置を自由に選択でき
るので、手動油圧ポンプを最も操作し易い部分に位置さ
せ、また被処理板と干渉しない位置に位置させることが
できるものの、油圧シリンダと手動油圧ポンプを連結管
部を用いて回動自在に連結するようにしているため、構
造が複雑となると共に、使い勝手が悪いという問題があ
る。また、手動油圧ポンプ方式では、労力を余計に必要
とすると共に作業時間がかかる。
【0013】本考案は、前述のような問題点を解消すべ
くなされたもので、その目的は、比較的シンプルで使い
勝手のよい構造で油圧シリンダ油圧ポンプとの相対位
置関係を自由に選択でき、さらに省力化、作業能率の向
上等を図れる油圧パンチャを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本考案は、油圧ポンプに
油圧シリンダを接続して、作動油を油圧ポンプから油圧
シリンダに供給可能にし、油圧シリンダに接続したダイ
とパンチにより被処理材に穴明けを行う油圧パンチャに
おいて、前記油圧ポンプと油圧シリンダの間にジョイン
トを介在させ、このジョイントの一方は前記油圧ポンプ
に対して油圧ポンプ接続口の軸線の回りに所定角度回転
可能に取り付けるとともに、ジョイントの他方にはヒン
ジ機構が形成されそのヒンジピンを介して前記油圧シリ
ンダを揺動可能に取り付け、さらに前記ヒンジピンの外
周に前記油圧シリンダとジョイントの油路にそれぞれ連
通する環状溝を形成すると共に、これら両環状溝を連通
孔によって連通させた油圧パンチャを構成したものであ
る。
【0015】前記油圧ポンプを電動油圧ポンプとしても
よいし、この電動油圧ポンプの電動モータに電力を供給
するためのバッテリーを内蔵させてもよい。
【0016】
【作 用】ジョイントにおけるヒンジ機構のヒンジピン
によって油圧シリンダがジョイントに対して揺動し、か
油圧ポンプ接続口の軸線の回りをジョイントが油圧ポ
ンプに対して所定角度回転するため、油圧ポンプ側に対
する油圧シリンダの取付角度を前面のあらゆる角度に設
定することができ、狭い作業空間においてあらゆる角度
から穴明けができると共に、油圧ポンプ側の姿勢を操作
し易い位置に位置させ、また被処理材と干渉しないよう
にすることができる。
【0017】油圧ポンプからの作動油は、ジョイントの
油路、ヒンジピンの環状溝および連通孔、油圧シリンダ
の油路を介して油圧シリンダに供給され、油圧シリンダ
がジョイントに対して揺動しても作動油が支障なく供給
・排出される。
【0018】電動油圧ポンプを用いることにより、手動
油圧ポンプのような手動操作が不要となると共に、作業
時間の短縮を図れる。また、電動油圧ポンプにバッテリ
を内蔵させることにより、商用電源が不要となると共
に、コードを引き回すことがなく、作業性の向上を図れ
る。
【0019】
【実施例】以下、本考案を図示する一実施例に基づいて
説明する。これは、図1に示すように、ピストル型の電
動油圧ポンプ3を用いて油圧シリンダ1を作動させる例
であり、この電動油圧ポンプ3の接続口にジョイント2
を介して油圧シリンダ1をそれぞれの軸線が一致するよ
うに取付けて油圧パンチャを構成する。
【0020】ジョイント2は、油圧ポンプ3の接続口に
接続される円筒部分2Aと、ヒンジ機構を形成した板状
部分2Bから構成し、円筒部分2Aを油圧ポンプ3の接
続口に軸線Lの回りに180°だけ回転できるように固
定する。すなわち、図2に示すように、円筒部分2Aの
ポンプ側端部を電動油圧ポンプ3の先端出口部である接
続口に設けた取付孔9に嵌入し、中間部を油圧ポンプ3
側に取り付けたカップラ4に螺合させると共に、2つの
ロックピン11と1つのロックボルト12により、この
円筒部分2Aが180°以上に回転するのを規制する。
【0021】さらに詳しく説明すると、カップラ4はポ
ンプ側端部と中間部の内面に、それぞれリング状取付片
9Aと円筒部分2Aの雄ねじ13,14に螺合する雌ね
じ15,16を形成すると共に、シリンダ側端部におけ
る内面にリング状溝17を形成してあり、このカップラ
4をリング状取付片9Aの外周部に螺着し、カップラ4
のポンプ側端部に設けたボルト18の外部からの螺入に
よってその螺着部分を固定することにより、電動油圧ポ
ンプ3とカップラ4を一体化させることができる2つ
ロックピン11は、円周方向に180°の相互間隔を
おいて、それぞれ対向するカップラのリング状溝17
に頭部が突出するように、円筒部分2Aに埋設してあ
る。また、ロックボルト12はカップラ4のシリンダ側
端部に設けてあり、ジョイント2の円筒部分2Aを所定
位置までカップラ4に螺合させた後、ロックボルト12
の外部からの螺入により先端部を対向するカップラ4の
リング状溝17に突出させるようにしてある。従って、
このロックボルト12の突出状態で、板状部分2B部分
を持ってジョイント2を回転させることにより、2つの
ロックピン11がそれぞれロックボルト12に係止され
る180°の範囲内で、ジョイント2を正逆回転させる
ことができる。
【0022】油圧シリンダ1は、先端に支圧部5Aを有
するシリンダチューブ5、両ロッド形のピストン6、圧
縮コイルばね7、エンドキャップ8からなり、その基端
部をジョイント2先端部のヒンジ機構のヒンジピン10
を介して取付け、軸線Lを含む平面内を揺動可能とす
る。ヒンジ機構は、ジョイント2の板状部分2Bと、こ
の板状部分2Bの幅方向中央部に形成した凹状溝2C
と、板状部分2Bの先端部に軸線Lと直交するように配
設したヒンジピン10と、ピストン6からジョイント側
におけるシリンダ外部に一体的に突出するピストンロッ
ド6Bから構成し、ピストンロッド6Bの端部を凹状溝
2Cに嵌合し、ヒンジピン10をピストンロッド6Bの
端部の取付孔19に挿通させる。
【0023】このようなヒンジ機構により油圧シリンダ
1は、図4に示すように、180°揺動するが、この1
80°の範囲内で自由に回動させてもよいし、図2に示
すように、凹状溝2Cの底部にばね21により押圧され
たストッパ20を設け、ピストンロッド6Bの端部には
ストッパ穴22を回転方向に90°間隔をおいて3箇所
設け、位置決めを行うようにしてもよい。
【0024】油圧シリンダ1には、図3に示すように、
従来と同様にセットボルト23、カラー24が取付けら
れる。セットボルト23は、大小二つのボルト23−
1,23−2を用い、小径のセットボルト23−2を螺
着した大径のセットボルト23−1の端部を、ピストン
6のピストンロッド6Aに螺着させる。大小のセットボ
ルト23−1,23−2は、パンチ・ダイの大きさすな
わちパンチ穴の大きさによって使い分け、またカラー2
4も図示の3個のカラー24−1,24−2,24−3
のように複数用いるか、大中小の長さのカラーを使い分
けるようにする。ダイDは、カラー24を介して、ある
いは直接、油圧シリンダ1の支圧部5Aに固定保持さ
せ、パンチPは被処理板Wを挟んでセットボルト23に
螺着させる。
【0025】図2のように、油圧シリンダ1は、シリン
ダチューブ5を進出移動させて相対的にピストン6を引
き込む方式であり、ピストン6のセットボルト側に作動
油を供給するようにする。そのため、ピストン6とピス
トンロッド6Bに、セットボルト側の油圧室に連通する
油路26を形成する。
【0026】ヒンジ機構の部分は、ピストンロッド6B
がジョイント2、ヒンジピン10に対して回動するた
め、図5にも示すように、ヒンジピン10の外周面に環
状溝27,28を軸方向に間隔をおいて穿設し、ピスト
ンロッド6Bの油路26を一方の環状溝27に連通さ
せ、ジョイント2内に形成した油路29を他方の環状溝
28に連通させる。両方の環状溝27,28は連通孔3
0,31,32により連通させる。またヒンジピン10
の外周にはバックアップリングを有するOリングを施
し、環状溝27,28からの油洩れを防止する。なお、
油圧シリンダ1はシリンダチューブ5が移動する構造と
されているが、シリンダチューブ5をヒンジピン10に
接続し、ピストン6を引き込み移動させる構造のものを
用いることも可能である。但し、シリンダチューブ5を
移動させる構造の方が構造をシンプルなものにすること
ができる。
【0027】電動油圧ポンプ3は、図6に示すようなピ
ストル形でコードレスの駆動装置を用いることができ
る。この電動油圧ポンプ3は、油タンク33、油圧ポン
プ部34、カムクランク機構35、減速機36、モータ
37、バッテリ38を備えている。モータ37の回転は
三段遊星減速機等の減速機36により減速され、カムク
ランク機構35を作動させる。カムクランク機構35
は、減速機36の出力軸に接続されたカム39と、この
カム39が回動自在に嵌入され油圧ポンプ部34のプラ
ンジャ40が一体的に取付けられたリング41とからな
り、プランジャ40を往復動させる。
【0028】油圧ポンプ部34は、チェック弁42,4
3を有し、プランジャ40の往復動により油タンク33
から作動油を負圧吸引し、かつ作動油を先端出口部へ押
送し得る。また、図7に示すように、油圧ポンプ部34
には、先端出口部と油タンク33を連通する閉止弁44
付きの戻り油路47が形成され、リターンレバー48で
閉止弁44を開けることにより、作動油を油タンク33
へ戻せるようにされている。
【0029】バッテリ38は、握り部の下部に着脱可能
に取付けられ、図示しない充電器により充電可能とさ
れ、握り部のスイッチ50をONすることにより、マイ
クロスイッチ51を介してモータ37が回動駆動される
(図6参照)。なお、不時の場合に備え、本考案の油圧
パンチャは、図8に示すように、プラグ38’を介して
バッテリパック49を使用することもでき、また、図示
しないアダプタを利用して商用電源を使用することもで
きるようにしてある。
【0030】以上のような構成において、次のように作
動させる。
【0031】 図9は被処理板Wに対し電動油圧ポン
プ3の軸線が直交している場合の使用状態を示し、穿孔
位置によって握り部分を水平とした場合を仮想線で示し
ている。図10は被処理板Wに対し電動油圧ポンプ3の
軸線を水平に保持して使用した場合を示す。図11は浅
い箱体の側面を被処理板Wとする場合の使用状態例で、
電動油圧ポンプ3の軸線を水平に、且つ穿孔方向と直交
させるように保持して使用した場合を示す。このよう
に、セットボルト23にダイDを挿入し、処理位置に応
じて油圧シリンダ1を揺動させ、セットボルト23を被
処理板Wと直交するように下穴に挿入し、セットボルト
23にパンチPを取付け、被処理板WをパンチPとダイ
Dで挟持する。カップラ4に対して電動油圧ポンプ3を
回転させ、電動油圧ポンプ3の姿勢を操作し易い位置に
位置させ、あるいは被処理板Wと干渉しないようにす
る。
【0032】 この状態でスイッチ50をONさせれ
ば、油圧ポンプ部34からの作動油がカップラ4、ヒン
ジピン10、ピストンロッド6Bを介して油圧シリンダ
1に供給され、シリンダチューブ5が進出移動し、固定
のパンチPに対してダイDが移動することにより、パン
チ穴が打抜かれる。電動油圧ポンプ3を握って行うの
で、パンチやダイ等が打抜時に落下する心配がない。
【0033】 リターンレバー48により閉止弁44
を開けると、圧縮コイルばね7の押圧力によりシリンダ
チューブ5が元位置に復帰すると共に、作動油が油タン
ク33へ戻る。
【0034】
【考案の効果】前述の通り、本考案の油圧パンチャは、
油圧ポンプに油圧シリンダを接続して、作動油を油圧ポ
ンプから油圧シリンダに供給可能にし、油圧シリンダに
接続したダイとパンチにより被処理材に穴明けを行う油
圧パンチャにおいて、前記油圧ポンプと油圧シリンダの
間にジョイントを介在させ、このジョイントの一方は前
記油圧ポンプに対して油圧ポンプ接続口の軸線の回りに
所定角度回転可能に取り付けるとともに、ジョイントの
他方にはヒンジ機構が形成されそのヒンジピンを介して
前記油圧シリンダを揺動可能に取り付け、さらに前記ヒ
ンジピンの外周に前記油圧シリンダとジョイントの油路
にそれぞれ連通する環状溝を形成すると共に、これら両
環状溝を連通孔によって連通させた油圧パンチャを構成
したものである。また、前記油圧ポンプを電動油圧ポン
プとして構成するか、この電動油圧ポンプの電動モータ
に電力を供給するためのバッテリーを内蔵させる構成と
してもよい。 よって、油圧ポンプ側に対する油圧シリン
ダの取付角度を前面のあらゆる角度に設定することがで
き、狭い作業空間においてあらゆる角度から穴明けがで
きると共に、握り部分ほか油圧ポンプ側の姿勢を操作し
易い位置に位置させ、また被処理材と干渉しないように
することができる。油圧ポンプからの作動油は、ジョイ
ントの油路、ヒンジピンの環状溝および連通孔、油圧シ
リンダの油路を介して油圧シリンダに供給され、油圧シ
リンダがジョイントに対して揺動しても作動油が支障な
く供給・排出される。以上のように構成したため、次の
ような効果を奏する。
【0035】 従来のような連結管部を設けることな
く、油圧シリンダと油圧ポンプ側との相対位置関係を自
由に選択でき、比較的シンプルな構造であらゆる角度の
穴明けを行うことができると共に、手で保持する握り部
を適正な位置へ位置させることができる。
【0036】 油圧シリンダとジョイントの軸線が一
致すると共に、ヒンジ機構を介して連結させているた
め、使い勝手がよい。
【0037】 油圧ポンプに、バッテリを内蔵した電
動油圧ポンプを用いることにより、商用電源および人力
による労力作業が不要となり、使い勝手のよい構造と相
まって省力化、作業能率の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るコードレス式油圧パンチャの一実
施例を示す斜視図である。
【図2】図1の油圧パンチャの油圧シリンダ・ジョイン
ト部分を示す縦断面図である。
【図3】図2のセットボルト部分を示す縦断面図であ
る。
【図4】図2の油圧シリンダの揺動状態を示す側面図で
ある。
【図5】図2の油圧シリンダとジョイントのヒンジ機構
を示す斜視図である。
【図6】図1における電動油圧ポンプを示す縦断面図で
ある。
【図7】図6のVII −VII 線断面図である。
【図8】プラグとバッテリパックを示す正面図である。
【図9】本考案の使用状態例を示す側面図である。
【図10】本考案の他の使用状態例を示す側面図であ
る。
【図11】本考案の他の使用状態例を示す正面図であ
る。
【図12】従来のポンプ・シリンダー体型の油圧パンチ
ャを示す概略側面図である。
【図13】従来のピストル型電動油圧ポンプを備えた油
圧パンチャを示す概略側面図である。
【図14】従来のポンプ・シリンダ分離型の油圧パンチ
ャを示す概略側面図である。
【図15】従来の縦・横回転型の油圧パンチャを示す概
略断面図である。
【図16】従来の油圧シリンダ部の一例を示す縦断面図
である。
【図17】手動油圧ポンプの一例を示す部分断面側面図
である。
【図18】図17のXVIII −XVIII 線断面図である。
【符号の説明】
1 油圧シリンダ 2 ジョイ
ント 3 電動油圧ポンプ 4 カップ
ラ 5 シリンダチューブ 6 ピスト
ン 7 圧縮コイルばね 10 ヒンジ
ピン 27,28 環状溝 26,29
油路 30,31,32 連通孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ポンプに油圧シリンダを接続して、作
    動油を油圧ポンプから油圧シリンダに供給可能にし、油
    圧シリンダに接続したダイとパンチにより被処理材に穴
    明けを行う油圧パンチャにおいて、 前記油圧ポンプと油圧シリンダの間にジョイントを介在
    させ、このジョイントの一方は前記油圧ポンプに対して
    油圧ポンプ接続口の軸線の回りに所定角度回転可能に取
    り付けると共に、ジョイントの他方にはヒンジ機構が形
    成されそのヒンジピンを介して前記油圧シリンダを揺動
    可能に取り付け、さらに前記ヒンジピンの外周に 前記油
    圧シリンダとジョイントの油路にそれぞれ連通する環状
    溝を形成すると共に、これら両環状溝を連通孔によって
    連通させたことを特徴とする油圧パンチャ。
  2. 【請求項2】前記油圧ポンプが電動油圧ポンプであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の油圧パンチャ。
  3. 【請求項3】前記電動油圧ポンプの電動モータに電力を
    供給するためのバッテリーを内蔵させたことを特徴とす
    請求項2記載の油圧パンチャ。
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Cited By (1)

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