JP3059415B2 - チャック - Google Patents

チャック

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JP3059415B2
JP3059415B2 JP10116049A JP11604998A JP3059415B2 JP 3059415 B2 JP3059415 B2 JP 3059415B2 JP 10116049 A JP10116049 A JP 10116049A JP 11604998 A JP11604998 A JP 11604998A JP 3059415 B2 JP3059415 B2 JP 3059415B2
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chuck
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Inventor
栄一 松本
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松本機械工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工物を把握爪で
把握するチャックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のチャックは、図6に示すように、
把握爪Aを有するマスタージョーBをシフターCにより
移動させているが、このシフターCを動かすためにドロ
ーバーDが設けられると共に、ドローバーDを動かすた
めの回転油圧シリンダーEが設けられている。又、この
把握爪Aの駆動源としての回転油圧シリンダーEとは別
に、加工物の回転、切削の駆動源として旋盤の主軸Fを
使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のチャック
は、把握爪Aの移動のための駆動源としての回転油圧シ
リンダーEと、加工物を把握したチャック本体が回転
し、加工物の加工時のための駆動源としての旋盤の主軸
Fとの双方の駆動源を有していたので、回転油圧シリン
ダーEの使用により、回転油圧シリンダーEを駆動する
油圧ユニット及び油圧制御装置が必要となり、設備が大
型化していた。
【0004】上記点より本発明は、把握爪移動の駆動源
と加工物の加工時の駆動源とを同一駆動とし、設備の小
型化を可能としたチャックを提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明チャックは、チャックボデーと、主軸と一体に回
動するチャック受板が、チャックボデーと係合するクラ
ッチで離接可能に連結され、前記チャック受板にクラッ
チをチャックボデーに接続する押圧バネが設けられると
共に、押圧バネの押圧力に抗してクラッチをチャックボ
デーより離開するピストンがチャックボデーに設けら
れ、該チャックボデーに前記ピストンを押圧する加圧空
気の注入口が設けられ、前記チャック受板とチャックボ
デーの双方に噛合し、クラッチの接続時は主軸の回動を
チャックボデーに伝達し、クラッチの離開時は主軸の回
動をマスタージョーと係合しているスクロールに減速し
て伝達する遊星歯車がチャックボデー内に設けられてい
ることを特徴とするものである。
【0006】上記構成を有する本発明は、チャックボデ
ーが主軸と一体に回動するチャック受板とクラッチで離
接可能に連結されているため、クラッチの接続時は主軸
の回動によりチャックボデーが回動し、加工物の加工を
行う。そして、クラッチの離開時は主軸の回動はチャッ
クボデーに伝達せず、チャック受板から遊星歯車に伝達
し、この遊星歯車の回動によりスクロールが回動し、把
握爪を装着したマスタージョーを進退して把握爪の移動
を行う。
【0007】クラッチの接続は、押圧バネの押圧力によ
りクラッチがチャックボデーに接続し、クラッチの離開
はチャックボデーの加圧空気の注入口から加圧空気を注
入し、空気圧によりピストンを押圧して、押圧バネの押
圧力に抗してクラッチをチャックボデーより離開する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づき説明する。図1は本発明チャックの断面図、
図2は同上の正面図、図3は同上のクラッチの正面図、
図4は同上のチャック受板の正面図、図5は同上のスク
ロールの正面図、図6は従来のチャックの一部を縦断し
た側面図である。
【0009】而して、図中1は旋盤の主軸、2は主軸1
とボルト3で固定されたリヤプレート、4はチャック受
板であり、リヤプレート2とボルト5で固定され、主軸
1と一体に回動する。又、チャック受板4の先方の筒部
の外周に、円周方向にセンター歯車4Aが形成されてい
る。
【0010】又、チャック受板4の正面に円周方向に複
数の円形の凹部4Bが設けられ、この凹部4Bにコイル
状の押圧バネ6の一方の端部付近が嵌入されていると共
に、チャック受板4の正面に三箇所ピン孔4Cが穿設さ
れ、ピン7が挿通されている。
【0011】8は、チャック受板4の正面とチャックボ
デー9の背面の間に設けたリング形状のクラッチであ
り、該クラッチ8の背面に前記チャック受板4の凹部4
Bに対応して凹部8Bが設けられ、この凹部8Bに前記
押圧バネ6の他方の端部付近が嵌入され、押圧バネの押
圧力によりクラッチ8をチャックボデー9側に押圧して
いる。又、クラッチ8の背面に前記ピン孔4Cと対応し
てピン孔8Cが穿設され、前記ピン7が挿通されてい
る。
【0012】又、クラッチ8の正面に円周方向にクラッ
チ歯8Aが設けられ、該クラッチ歯8Aは前記チャック
ボデー9の背面に円周方向に設けた後部歯9Aと離接可
能に噛合する。10は、チャックボデー9の背面に設け
たリング形状の凹溝9B内に嵌入したリング形状のピス
トンであり、該ピストン10の背面にリング形状の凸条
10Aが形成され、この凸条10Aは前記クラッチ8の
正面に当接している。
【0013】又、チャックボデー9の側部に加圧空気の
注入口9Cが設けられ、この加圧空気の注入口9Cにエ
アー挿入口付ピン(図示せず)を挿入し、加圧空気をチ
ャックボデー9に設けた空気流通路9Dより前記ピスト
ン10の正面に送り込む。この加圧空気の空気圧は前記
押圧バネ6の押圧力より強くなっている。
【0014】11は、チャックボデー9内に設けた遊星
歯車であり、この遊星歯車11は前記チャック受板4の
センター歯車4Aと、チャックボデー9の内側に円周方
向に形成した内歯歯車9Eの双方に噛合している。そし
て、遊星歯車11の正面に突軸11Aが設けられ、この
突軸11Aはスクロール12の背面に設けた円形溝12
A内に回動可能に嵌合している。円形溝12Aは三箇所
設けられ、遊星歯車11も三個設けられている。
【0015】13は、正面に把握爪14をボルト15止
めしたマスタージョーであり、該マスタージョー13の
裏面に設けた爪13Aがスクロール12の正面に設けた
渦巻状のスクロール溝12Bに係合している。
【0016】このような構成を有する本発明チャックの
作動は、加工物の把握は主軸1を規定の位置に回転停止
し、チャックボデー9の加工空気の注入口9Cにエアー
挿入口付ピンを挿入し、エアー挿入口付ピンより加圧空
気を供給することにより、空気圧でピストン10を後方
へ押して、ピストン10に当接しているクラッチ8を後
退させ、クラッチ歯8Aとチャックボデー9の後部歯9
Aとの係合を解き、クラッチ8をチャックボデー9より
離開する。
【0017】次に、把握爪14間に加工物(図示せず)
を挿入し、主軸1を回動すれば、チャック受板4のセン
ター歯車4Aと噛合する遊星歯車11はチャックボデー
9がクラッチ8の離開により回動しないので、自転しな
がら公転し、遊星歯車11の突軸11Aと嵌合している
スクロール12は遊星歯車11の公転により主軸1の回
動より減速されて回動し、このスクロール12の回動に
よりマスタージョー13がチャックボデー9の中心に向
け移動し、加工物を把握爪15で把握する。
【0018】加工物の把握完了により、エアー挿入口付
ピンを抜き取れば、今度は押圧バネ6の押圧力によりク
ラッチ8が前方へ押圧され、クラッチ歯8Aがチャック
ボデー9の後部歯9Aと係合してクラッチ8とチャック
ボデー9が連結する。そして、主軸1を回動すればチャ
ックボデー9は同一回転し、スクロール12は遊星歯車
11が回動しないのでロックされた状態となり、チャッ
クボデー9の回動により加工物の加工を開始する。
【0019】次に、加工物の取り出しは主軸1を規定の
位置に回転停止し、チャックボデー9の加圧空気の注入
口9Cにエアー挿入口付ピンを挿入し、エアー挿入口付
ピンより加圧空気を供給し、クラッチ8をチャックボデ
ー9より離開する。そして、主軸1を逆回転させ、遊星
歯車11によりスクロール12を減速させて回動し、マ
スタージョー13を外側に向け移動し、把握爪15を開
放する。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、把握爪移動の駆動源
と、加工物の加工時の駆動源とが同一の主軸を駆動源と
しているので、従来のチャックのような把握爪の移動の
ための駆動源としての回転油圧シリンダーが不要とな
り、これに伴い油圧ユニット及び油圧制御装置は不要と
なり、設備が小型化すると共に製作コストも格段に低減
でき経済的である。又、駆動源が同一であるため、加工
プログラムが旋盤のメイン制御装置に組み込めるので、
回転シリンダーの駆動及び確認の制御の組込等、個別の
加工プログラムは不要である。又、把握爪の移動は主軸
を駆動源とし、従来のようなシフターによらないので、
加工物把握爪の可動ストロークが大きく、大小の各サイ
ズの加工物に対応可能である。又、主軸を駆動源として
いるので、把握力制御、把握位置の制御等が電気的に行
える等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明チャックの一実施の形態を示す断面図で
ある。
【図2】本発明チャックの一実施の形態を示す正面図で
ある。
【図3】本発明チャックのクラッチの正面図である。
【図4】本発明チャックのチャック受板の正面図であ
る。
【図5】本発明チャックのスクロールの正面図である。
【図6】従来のチャックの一部を縦断した側面図であ
る。
【符号の説明】
1 主軸 4 チャック受板 4A センター歯車 4B 凹部 4C ピン孔 6 押圧バネ 7 ピン 8 クラッチ 8A クラッチ歯 8B 凹部 8C ピン孔 9 チャックボデー 9A 後部歯 9B 凹溝 9C 加圧空気の注入口 9D 空気流通路 9E 内歯歯車 10 ピストン 10A 凸状 11 遊星歯車 11A 突軸 12 スクロール 12A 円形溝 13 マスタージョー 14 把握爪

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャックボデーと、主軸と一体に回動す
    るチャック受板が、チャックボデーと係合するクラッチ
    で離接可能に連結され、前記チャック受板にクラッチを
    チャックボデーに接続する押圧バネが設けられると共
    に、押圧バネの押圧力に抗してクラッチをチャックボデ
    ーより離開するピストンがチャックボデーに設けられ、
    該チャックボデーに前記ピストンを押圧する加圧空気の
    注入口が設けられ、前記チャック受板とチャックボデー
    の双方に噛合し、クラッチの接続時は主軸の回動をチャ
    ックボデーに伝達し、クラッチの離開時は主軸の回動を
    マスタージョーと係合しているスクロールに減速して伝
    達する遊星歯車がチャックボデー内に設けられているこ
    とを特徴とするチャック。
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