JP2001088052A - インパクト機構付回転工具 - Google Patents

インパクト機構付回転工具

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JP2001088052A
JP2001088052A JP26981799A JP26981799A JP2001088052A JP 2001088052 A JP2001088052 A JP 2001088052A JP 26981799 A JP26981799 A JP 26981799A JP 26981799 A JP26981799 A JP 26981799A JP 2001088052 A JP2001088052 A JP 2001088052A
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JP
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spindle
hammer
impact
anvil
mode
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Michio Okumura
道男 奥村
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Makita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モード切替を構成部品に負担の少ない簡単な
構造で実現する。 【解決手段】 インパクトモードから切替レバー17を
前進位置へスライドさせると、スライドローラ15が前
進してサンギヤ14と離反し、ホルダ16と噛合する。
又、カム34は、ベアリングホルダ30のカム凹部33
に噛合してベアリングホルダ30と一体回転可能とな
る。よって、モータ4を駆動させると、ベアリングホル
ダ30もスピンドル7と一体回転することとなり、ピン
43,43・・を介して連結されるハンマー35もスピ
ンドル7に追従する。よって、アンビル8に負荷が生じ
てもスピンドル7と相対回転することがなく、ノンイン
パクト(ドリル)で使用可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インパクトドライ
バやインパクトレンチ等、ビットを把持して回転するア
ンビルにインパクト(衝撃)を付加できるインパクト機
構を備えた回転工具に関する。
【0002】
【従来の技術】上記インパクト機構付回転工具(以下
「回転工具」という)は、ハウジング内に、モータによ
り回転するスピンドルと、スピンドルに一体回転可能且
つ軸方向へ往復動可能に結合されるハンマーと、そのハ
ンマーに係止可能なアンビルと、ハンマーをアンビル側
へ付勢するバネ部材と、そのバネ部材の後端を支持する
バネ受け部材とを設け、スピンドルの回転をハンマーを
介してアンビルに伝達し、アンビルに回転速度の低下が
生じると、ハンマーがバネ部材に抗して後退し、ハンマ
ーとの係止部を乗り越えて再びバネ部材の付勢で前進し
てアンビルと衝撃的に係止することで、回転運動と往復
運動とを繰り返す構造となっている。このような回転工
具においては、上記インパクトモードと、ハンマーの往
復運動のないノンインパクトモードとに切り替えること
で、単純なドリルやドライバとしても使用可能として使
い勝手を良くしたものがある。例えば、特許28286
40号には、ハウジングに、ハンマーの後退を任意に阻
止する係合ピンを設けて両モードを切替可能とした発明
が、又、特開平7−40258号公報には、アンビルを
軸方向にスライド可能に設け、スピンドルとはアンビル
のスライド位置によって係脱可能とすることで、アンビ
ルをスピンドルと一体回転させるノンインパクトモード
と、アンビルをスピンドルと相対回転可能としてハンマ
ーからの打撃回転を得るインパクトモードとに切替可能
とした発明が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の発明では、ハン
マーに対して係合ピンを直交状に係合させてハンマーの
後退を強制的に阻止する構造のため、係合ピン等の構成
部品に加わる荷重が大きく、信頼性や耐久性に不安が生
じる。又、後者の発明では、アンビル自体をスライド操
作する構造が別途必要となるため、構造が複雑となって
コストアップに繋がる上、工具全体の寸法が軸方向に長
くなってしまう。
【0004】そこで、請求項1に記載の発明は、インパ
クトとノンインパクトとのモード切替を、構成部品に負
担の少ない簡単な構造で実現するインパクト機構付回転
工具を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、前記バネ受け部材を前記
ハウジング内で回動可能に設けると共に、前記ハンマー
とバネ受け部材との間に、前記バネ受け部材を前記ハン
マーと回転運動のみ一体とする連結手段を設け、前記ス
ピンドルに、前記スピンドルと一体回転し、軸方向への
スライドにより前記バネ受け部材と係脱可能なロック部
材を設け、前記ロック部材のスライド操作により、前記
バネ受け部材を前記スピンドルと別体回転として前記ハ
ンマーの往復動を可能とするインパクトモードと、前記
バネ受け部材を前記スピンドルと連結し、前記ハンマー
を介して前記アンビルを前記スピンドルと一体回転させ
るノンインパクトモードとに切替可能としたことを特徴
とするものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1の目的
に加えて、インパクトとノンインパクトの各モードでの
使い勝手をより向上させるために、スピンドルの前段に
複数段の遊星歯車減速機構を設け、ロック部材のスライ
ドにより、前記スピンドルを、ノンインパクトモードで
は前記遊星歯車減速機構の最終段の出力軸に、インパク
トモードでは前記最終段より前段の出力軸に夫々結合可
能としたものである。請求項3に記載の発明は、請求項
1又は2の目的に加えて、特にノンインパクトモードに
おいて適切なネジ締め作業等を可能とするために、遊星
歯車減速機構の1つのインターナルギヤを回動可能に設
けると共に、前記インターナルギヤを所定の押圧手段で
固定し、ノンインパクトモードで前記押圧手段の押圧力
を調整可能としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、インパクトドライバの縦
断面説明図で、インパクトドライバ1は、ハンドル3を
一体成形して二つ割りで組み付けられるハウジング2の
後端(図の右側を前方とする。以下同じ)にモータ4を
内蔵し、ハンドル3の下端に電源として図示しないバッ
テリーパックを着脱可能に装着する。6はスイッチレバ
ーである。ハウジング2内においてモータ4の前方に
は、スピンドル7、アンビル8が同軸上に配置され、モ
ータ4のモータ軸5とスピンドル7との間には、遊星歯
車減速機構9が設けられている。即ち、モータ軸5に固
着されたピニオンギヤ10に、遊星歯車減速機構9の一
段目の遊星ギヤ11,11・・が噛合して減速を行い、
遊星ギヤ11,11・・を支持して一段目の出力軸とな
るキャリア12の前方に、二段目の遊星ギヤ13,13
・・が噛合して順次減速がなされるものであるが、ここ
では、キャリア12前端に形成されたサンギヤ14とス
ピンドル7の後端とに、ロック部材としての筒状のスラ
イドローラ15が外装されると共に、サンギヤ14及び
スピンドル7の外周とスライドローラ15の内周とには
スプラインが形成されて、スライドローラ15の前後位
置によって、スピンドル7単独と、又はスピンドル7と
サンギヤ14と同時に回転方向で結合可能となってい
る。
【0008】又、スライドローラ15の後方部は、二段
目の遊星ギヤ13,13・・を支持して二段目の出力軸
となるホルダ16を遊挿し、ホルダ16の内周とスライ
ドローラ15の外周とはスプラインによって回転方向で
結合可能となっているが、スライドローラ15側のスプ
ライン15aは後端部分にのみ形成されて、スライドロ
ーラ15の前進位置(スピンドル7にのみ結合する状
態)でのみホルダ16と結合可能となっている。
【0009】一方、ハウジング2には、切替レバー17
が前後へスライド可能に設けられて、スライドローラ1
5とはリング18によって連結されている。19は前後
位置でハウジング2内面の凹部20,20に嵌合して位
置決めとなるクリック片である。又、切替レバー17の
内面には係止凹部21が形成されて、その係止凹部21
に、ハウジング2内で前後へスライド可能に収容された
クラッチ押さえ22の上部が嵌合している。このクラッ
チ押さえ22は、二段目の遊星ギヤ13外周で回動自在
に設けたインターナルギヤ23を、その前方で周方向に
等間隔で配置されたボール24,24・・を介して固定
するもので、切替レバー17の後退位置では、クラッチ
押さえ22は図1のように係止凹部21の前端にあって
前方への移動を規制される一方、スライドローラ15は
後退してキャリア12のサンギヤ14とスピンドル7と
を連結し、遊星ギヤ13のホルダ16とは離反する。そ
して、切替レバー17の前進位置では、クラッチ押さえ
22の移動規制は解除される一方、スライドローラ15
は前進してサンギヤ14とスピンドル7との連結を解除
し、ホルダ16と噛合することになる。
【0010】又、ハウジング2の前端部分は、回動可能
に連結されるハンマーケース25となっており、ハンマ
ーケース25がアンビル8を軸支している。ハンマーケ
ース25の後方にはスリーブ26が延設され、スリーブ
26の外周面に、ハウジング2内で固定されるガイドス
リーブ27内周に螺合するネジスリーブ28の前端が回
転方向でのみ係止し、ハンマーケース25の回動に伴っ
てネジスリーブ28が一体回転して軸方向にネジ送り可
能となっている。又、ネジスリーブ28の前端とクラッ
チ押さえ22との間には、コイルバネ29が介在されて
いる。一方、スピンドル7は、先端がアンビル8の後部
に遊挿され、後方は、バネ受け部材としてのベアリング
ホルダ30が把持するボールベアリング31に軸支され
る。ベアリングホルダ30は、スライドローラ15の前
方でスピンドル7に遊挿され、前方を解放し、後方を閉
塞するカップ形状を呈して、ハンマーケース25が支持
するボールベアリング32によって回動可能に軸支され
ている。又、ベアリングホルダ30の後端面と、対向す
るスライドローラ15の前面とには、互いに噛合可能な
カム凹部33,33及びカム34,34が夫々形成され
ている。
【0011】そして、35はスピンドル7の前方に連結
されるハンマーで、ハンマー35は、スピンドル7が遊
挿する内面へ軸方向に形成した凹溝36と、スピンドル
7外面でV字状に形成したカム溝37との間に跨って嵌
合するボール38によってスピンドル7と連結され、前
面には、アンビル8の後面に形成された係止爪39,3
9・・に回転方向で噛合可能なカム爪40,40・・が
形成されている。又、ハンマー35の後面と、ベアリン
グホルダ30前端のフランジ41との間にはコイルバネ
42が介在されて、ハンマー35をアンビル8後面に押
圧している。更に、ハンマー35の後方でコイルバネ4
2の内周側には、連結手段としての複数のピン43,4
3・・がスピンドル7と平行に且つ円形に並べて圧入さ
れ、各ピン43の後端は、ベアリングホルダ30の内周
面に形成した断面半円形の溝44,44・・に夫々軸方
向へスライド可能に嵌入して、ハンマー35とベアリン
グホルダ30とを回転方向で連結している。
【0012】以上の如く構成されたインパクトドライバ
1においては、まず、切替レバー17を後退位置へスラ
イドさせると、図1の如く、スライドローラ15が後退
してホルダ16と離反すると共に、キャリア12のサン
ギヤ14とスピンドル7とを結合させる。このときスラ
イドローラ15前面のカム34はベアリングホルダ30
のカム凹部33と離反する。よって、この状態でモータ
4を駆動させると、一段目の遊星ギヤ11を介してキャ
リア12が回転し、キャリア12の回転はスライドロー
ラ15を介して連結されるスピンドル7にそのまま伝わ
る。このとき、キャリア12の回転に伴い二段目の遊星
ギヤ13も回転し、ホルダ16を回転させるが、スライ
ドローラ15とは結合していないため、ホルダ16は空
転することになる。又、クラッチ押さえ22は切替レバ
ー17によって前方への移動を規制されているから、こ
こでハンマーケース25を回転操作してネジスリーブ2
8を前方へネジ送りしてもクラッチが作動することはな
い。
【0013】こうしてスピンドル7が回転すると、ボー
ル38を介して連結されるハンマー35も一体に回転
し、係止爪39とカム爪40との噛合によりアンビル8
を回転させ、アンビル8へ一体に挿着される図示しない
ビットを回転させる。ビットへの負荷が増加してアンビ
ル8の回転速度が低下すると、ハンマー35はコイルバ
ネ42の付勢に抗してカム溝37に沿ってボール38と
共に後退し、カム爪40が係止爪39を乗り越えると、
ハンマー35はコイルバネ42の付勢によりカム溝37
に沿って前進し、再び係止爪39と噛合してアンビル8
へ衝撃と共にトルクを伝達する。よって、図1はハンマ
ー35が回転運動と往復運動とを繰り返すインパクトモ
ードとなる。尚、ベアリングホルダ30はピン43によ
ってハンマー35の回転のみに追従する。
【0014】次に、図1の位置から切替レバー17を前
進位置へスライドさせると、図2の如く、スライドロー
ラ15が前進してサンギヤ14と離反する一方、今度は
遊星ギヤ13のホルダ16と噛合する。又、スライドロ
ーラ15のカム34,34は、ベアリングホルダ30の
カム凹部33,33に噛合してベアリングホルダ30と
一体回転可能となる。よって、モータ4を駆動させる
と、キャリア12の回転は、二段目の遊星ギヤ13を介
してホルダ16に伝わり、ホルダ16からスライドロー
ラ15と一体のスピンドル7を回転させる。よってここ
では、二段の遊星ギヤ11,13で減速がなされるた
め、インパクトモードに比べてスピンドル7の回転は低
くなる。こうしてスピンドル7の回転は、図1と同様に
ハンマー35を介してアンビル8に伝わり、アンビル8
を回転させるが、ここでは、ベアリングホルダ30もス
ライドローラ15と結合されてスピンドル7と一体回転
するため、ピン43,43・・を介して連結されるハン
マー35もスピンドル7に追従する。よって、アンビル
8に負荷が生じてもハンマー35が後退せず、アンビル
8とスピンドル7との相対回転を阻止するため、ノンイ
ンパクト(ドリル)モードとして使用可能となる。
【0015】一方、このインパクトドライバ1では、ハ
ンマーケース25の回転操作によりクラッチが働くトル
クを設定可能となる。例えば図2のドリルモードでは、
ハンマーケース25を回転操作してネジスリーブ28の
後端がクラッチ押さえ22の前面に当接するまでネジ送
りしており、この状態では、クラッチ押さえ22はネジ
スリーブ28によって前方への移動が規制され、ボール
24,24を介してインターナルギヤ23は強固に固定
される。よって、アンビル8からハンマー35を介して
スピンドル7に加わる負荷が増大しても、インターナル
ギヤ23は空転せず、クラッチは作動しない。しかし、
ここからハンマーケース25を回転させてネジスリーブ
28を前方へネジ送りすると、図3のようにネジスリー
ブ28はクラッチ押さえ22から離反し、コイルバネ2
9の押圧力でクラッチ押さえ22をボール24側に押圧
することになるから、インターナルギヤ23は、コイル
バネ29の押圧力を超える負荷が加わった場合に空転し
てスピンドル7へのトルク伝達を遮断する。よって、ノ
ンインパクト(クラッチ)モードとして使用可能とな
る。尚、図3は、ネジスリーブ28が最前方位置となる
クラッチ最小トルクの状態である。
【0016】このように上記形態のインパクトドライバ
1によれば、ハンマー35にベアリングホルダ30を回
転方向で連結し、ベアリングホルダ30をスライドロー
ラ15によりスピンドル7との一体回転と別体回転とに
切り替えることで、インパクトモードとノンインパクト
モードとを得る構造としているから、ハンマー35を直
接規制する構造に比べて各部品への負担が少なく、スピ
ンドル7とアンビル8との一体化を合理的に実現するこ
とができ、信頼性や耐久性に優れる。又、元々バネ受け
部材として設けられるベアリングホルダ30をハンマー
35と連結してスライドローラ15と係脱させる簡単な
構造であるから、コストアップも少ない。又、上記形態
では、スライドローラ15のスライドによって遊星歯車
減速機構9内の出力軸の切替も同時に行うようにしてい
るから、インパクトモードとノンインパクトモード(ド
リル、クラッチ双方)との間で回転速度を変更でき、各
モードで適したスピンドル7の回転が得られて使い勝手
が向上する。更に、この形態では、ハンマーケース25
の回転操作でクラッチ作動トルクの調整も可能となるか
ら、ネジ締め作業等でネジ穴を潰すといった不具合の発
生がなくなり、特にノンインパクトモードでの使い勝手
に優れたものとなる。
【0017】尚、ハンマー35とベアリングホルダ30
との連結手段は、上記ピン43に限らず、板体や筒体等
の他の部材によっても差し支えなく、上記形態において
もベアリングホルダ30側では溝44でなく透孔や有底
孔でピン43を受けても良い。又、バネ受け部材として
ベアリングホルダ30を採用しているが、このようなカ
ップ状でなく単純な円盤状等であっても同様に適用可能
である。更に、バネ受け部材とロック部材との係脱構造
をピンの挿脱にしたり、ロック部材とスピンドルとの結
合をスプラインでなくキー結合にしたり等の設計変更も
行うことができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ハンマ
ーとバネ受け部材とを連結手段で回転方向で連結する一
方、スピンドルにロック部材を設け、前記ロック部材の
スライド操作によりバネ受け部材をスピンドルとの一体
回転と相対回転とに切り替えて、インパクトモードとノ
ンインパクトモードとを選択する構造としているから、
ハンマーを直接規制する構造に比べて各部品への負担が
少なく、スピンドルとハンマーとの一体化を合理的に実
現することができ、信頼性や耐久性に優れる。又、元々
設けられるバネ受け部材に対してロック部材を係脱させ
る簡単な構造であるから、コストアップも少ない。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加えて、スピンドルの前段に複数段の遊星歯車
減速機構を設け、ロック部材のスライドにより、前記ス
ピンドルを、ノンインパクトモードでは前記遊星歯車減
速機構の最終段の出力軸に、インパクトモードでは前記
最終段より前段の出力軸に夫々結合可能としたことで、
インパクトモードとノンインパクトモードとで回転速度
を変更でき、各モードで適した回転が得られて使い勝手
が向上する。請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2の効果に加えて、遊星歯車減速機構の1つのイン
ターナルギヤを回動可能に設けると共に、前記インター
ナルギヤを所定の押圧手段で固定し、ノンインパクトモ
ードで前記押圧手段の押圧力を調整可能としたことで、
クラッチの作動が可能となるため、ネジ締め作業等でネ
ジ穴を潰すといった不具合の発生がなくなり、特にノン
インパクトモードでの使い勝手に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インパクトドライバの断面説明図である(イン
パクトモード)。
【図2】インパクトドライバの断面説明図である(ノン
インパクト(ドリル)モード)。
【図3】インパクトドライバの断面説明図である(ノン
インパクト(クラッチ)モード)。
【符号の説明】
1・・インパクトドライバ、2・・ハウジング、4・・
モータ、7・・スピンドル、8・・アンビル、9・・遊
星歯車減速機構、14・・サンギヤ、15・・スライド
ローラ、17・・切替レバー、22・・クラッチ押さ
え、23・・インターナルギヤ、24,38・・ボー
ル、25・・ハンマーケース、28・・ネジスリーブ、
29,42・・コイルバネ、30・・ベアリングホル
ダ、35・・ハンマー、43・・ピン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に、モータにより回転する
    スピンドルと、前記スピンドルに一体回転可能且つ軸方
    向へ往復動可能に結合されるハンマーと、そのハンマー
    の前方にあって前記ハンマーの前面と係止可能なアンビ
    ルと、前記ハンマーを前記アンビル側へ付勢するバネ部
    材と、そのバネ部材の後端を支持するバネ受け部材とを
    設けたインパクト機構付回転工具であって、 前記バネ受け部材を前記ハウジング内で回動可能に設け
    ると共に、前記ハンマーとバネ受け部材との間に、前記
    バネ受け部材を前記ハンマーと回転運動のみ一体とする
    連結手段を設け、前記スピンドルに、前記スピンドルと
    一体回転し、軸方向へのスライドにより前記バネ受け部
    材と係脱可能なロック部材を設け、前記ロック部材のス
    ライド操作により、前記バネ受け部材を前記スピンドル
    と別体回転として前記ハンマーの往復動を可能とするイ
    ンパクトモードと、前記バネ受け部材を前記スピンドル
    と連結し、前記ハンマーを介して前記アンビルを前記ス
    ピンドルと一体回転させるノンインパクトモードとに切
    替可能としたことを特徴とするインパクト機構付回転工
    具。
  2. 【請求項2】 スピンドルの前段に複数段の遊星歯車減
    速機構を設け、ロック部材のスライドにより、前記スピ
    ンドルを、ノンインパクトモードでは前記遊星歯車減速
    機構の最終段の出力軸に、インパクトモードでは前記最
    終段より前段の出力軸に夫々結合可能とした請求項1に
    記載のインパクト機構付回転工具。
  3. 【請求項3】 遊星歯車減速機構の1つのインターナル
    ギヤを回動可能に設けると共に、前記インターナルギヤ
    を所定の押圧手段で固定し、ノンインパクトモードで前
    記押圧手段の押圧力を調整可能とした請求項1又は2に
    記載のインパクト機構付回転工具。
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