JP2001018019A - 油圧作動式パンチャー - Google Patents

油圧作動式パンチャー

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JP2001018019A
JP2001018019A JP11186764A JP18676499A JP2001018019A JP 2001018019 A JP2001018019 A JP 2001018019A JP 11186764 A JP11186764 A JP 11186764A JP 18676499 A JP18676499 A JP 18676499A JP 2001018019 A JP2001018019 A JP 2001018019A
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Japan
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piston
puncher
jaw
processing machine
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JP11186764A
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Minoru Hirozawa
實 廣澤
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SONE KOGU SEISAKUSHO KK
SONE TOOL Manufacturing
Original Assignee
SONE KOGU SEISAKUSHO KK
SONE TOOL Manufacturing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポンチの食いつきの問題が生じない油圧作動式
パンチャーの提供。 【解決手段】油圧シリンダ機構によって前進されるピス
トンの先端に設けられたポンチによって、被加工材料に
孔をあける油圧作動式パンチャーであって、ピストンに
対して前進側に設けられた油槽と、油槽と連通する蓄圧
室をもつアキュムレータとを有することを特徴とする油
圧作動式パンチャー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アングル材等の被加工
材料に孔あけ加工する油圧作動式パンチャーに関する。
【従来技術】従来から、ポンチを往復動させて、アング
ル材等の被加工材に孔あけ加工する油圧作動式パンチャ
ーが知られている。このようなパンチャーとして、例え
ば、特開平7−214192号公報及び特開平9−31
7905号公報に開示のものがある。該パンチャーは、
垂直方向に延びる加工機本体と、該加工機本体の下端に
固定されたコの字形顎型ヘッド部とを有する。顎型ヘッ
ド部の材料受け入れ領域には、ポンチ及びダイスが設け
られている。顎型ヘッド部の上方領域には、ポンチを上
下動させるための液圧シリンダ機構と、液圧シリンダ機
構を駆動するための液圧発生機構とを有する。該液圧シ
リンダ機構は、シリンダ室と、下端にポンチが設けら
れ、シリンダ室内で油圧によって下降するピストンと、
シリンダ室内のピストンの下方に設けられた、ピストン
を上方の初期位置に復帰させるための圧縮ばねとをも
つ。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のパン
チャーを用いて、例えば、アングル材等の被加工材料に
孔あけ加工をする場合には、まず、油圧によって油圧シ
リンダ機構のピストンが下降し、その先端に設けられた
ポンチによって鋼材等に孔があけられる。ピストンが下
降すると、ピストンの下方に設けられた圧縮ばねが圧縮
される。次いで、油圧解除レバーの操作によって油圧シ
リンダ機構の油圧が解除されると、ピストンは圧縮され
た圧縮ばねによる付勢力によって押し上げられ、初期位
置に復帰する。しかし、被加工材料に孔をあける際に孔
の周壁が変形し、ポンチが孔の周壁に強く押し付けられ
て、被加工材がポンチに食いついてしまい、ポンチが初
期位置に戻らない場合がある。一般的に、被加工材料が
軟らかい場合や、ポンチの径が大きい場合、すなわち孔
の径が大きい場合には、食いつきの問題が生じ易い。こ
のような問題が生じると、円滑に孔あけ作業を行うこと
ができない。そこで、本発明は、ポンチの食いつきの問
題が生じない油圧作動式パンチャーを提供することにあ
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、油
圧シリンダ機構によって前進されるピストンの先端に設
けられたポンチによって、被加工材料に孔をあける油圧
作動式パンチャーであって、前記ピストンに対して前進
側に設けられた油槽と、該油槽と連通する蓄圧室をもつ
アキュムレータとを有する、ことを特徴とする油圧作動
式パンチャーによって達成することができる。本発明に
おける油圧作動式パンチャーにおいては、被加工材料に
孔をあけるためピストンが前進すると、それにより、油
槽からアキュムレータの蓄圧室に作動油が流入して蓄圧
される。孔あけ作業が終了すると、蓄圧室に貯えられた
力によって、蓄圧室から流出する作動油を介してピスト
ンが大きな力で押し戻される。本発明にかかる油圧作動
式パンチャーによれば、ポンチの被加工材料に対する食
いつきの問題がなく、円滑に孔あけ作業を行うことがで
きる。
【0004】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しつつ、
本発明にかかる油圧作動式パンチャーの様々な実施の形
態について説明する。図1及び図2は、第1実施形態に
かかるパンチャー全体の部分断面図である。そのうち図
1はパンチャーの加工機本体と顎型ヘッド部が真っ直ぐ
に整列した基本形態を示し、また、図2は、加工機本体
を顎型ヘッド部に対して90°回動させた直角形態を示
す。図1に示すパンチャー2は、垂直方向に長手方向中
心軸線O−Oが延びる、全体的に細長い加工機本体4
と、加工機本体4の下端部に設けられた略コの字形の顎
型ヘッド部6とを有する。加工機本体4と顎型ヘッド部
6は、枢着ピン8を介して互いに回動可能に連結されて
いる。顎型ヘッド部6には、前方に向かって開放した、
被加工材料(図示せず)を挿入して孔あけ加工するため
の材料くわえ領域Aが設けられている。顎型ヘッド部6
の、材料くわえ領域Aを含む前方部分は、加工機本体4
に対して前方に突出しており、材料くわえ領域Aの上方
に非干渉領域Sが形成されている。顎型ヘッド部6の上
面6aは平坦であり、また、加工機本体4の前方側面4
aは垂直方向に略真っ直ぐに延びており、これらの面は
互いにL字形をなしている。
【0005】加工機本体4の上端には、水平方向後方、
すなわち、非干渉領域Sとは反対方向に延びるハンドル
部10が設けられている。更に、加工機本体4の中間部
分には、後述するオイルポンプ12のオイルタンクケー
ス14が、非干渉領域Sとは反対方向にハンドル部10
と平行に延びている。オイルタンクケース14は全体的
に円筒状であり、その長さはハンドル部10と略同じ
で、その径は手で握るのに程よい大きさであり、補助ハ
ンドル部として機能する。ここで、加工機本体4に内装
されている各部のうち、比較的容積を占めるのはオイル
ポンプ12のオイルタンクケース14である。本実施形
態においては、オイルタンクケース14は、長手方向中
心軸線O−Oに対して横方向に延びるように配置されて
いるので、加工機本体4全体を細い形状にすることが可
能になる。これにより、加工機本体4の前方部分に非干
渉領域Sを形成するように、加工機本体4を顎型ヘッド
部6の垂直部分6bと整列させて配置するとき、加工機
本体4が顎型ヘッド部6の後面6cに対して後方に大き
く突出せず、重心のバランスのとれたパンチャー2とす
ることができる。
【0006】加工機本体4の下端部と顎型ヘッド部6と
は、枢着ピン8を介して互いに回動可能に連結されてい
る。より詳細には、加工機本体4の下端部と、略コの字
型の顎型ヘッド部6の上方水平部分6dと垂直部分6b
とが交わる上側後方角部とが互いに連結されている。パ
ンチャー2は、加工機本体4が直立位置にあり、顎型ヘ
ッド部6に対して垂直方向に整列する図1に示す基本形
態と、加工機本体4を枢着ピン8を介して後方又は非干
渉領域Sから遠ざかる方向に90°だけ回転させた水平
位置まで図2に示す直角形態と、基本形態と直角形態と
の間の、垂直軸線に対して45°の角度をなす傾斜形態
(図示せず)との3つの形態をなすことができる。枢着
ピン8の下方には、3つの角度位置固定用孔18が形成
されている。3つの角度位置固定用孔18は、これらの
3つの形態のそれぞれに対応しており、対応する孔にス
ライドピン20を挿入して、加工機本体4を顎型ヘッド
部6に対して固定することができる。
【0007】パンチャー2が図2に示ように直角形態を
とる場合には、顎型ヘッド部6の下方部分は、加工機本
体4のハンドル部10及びオイルタンク14と、同方向
に延びている。顎型ヘッド部6の上面6aは平坦であ
り、また、上述のように、加工機本体4の前方側壁4a
も軸線方向に略真っ直ぐに延びている。加工機本体4の
前方側面4aは直角形態において、顎型ヘッド部6の上
面6aaに対して突出せずに略面一となる。また、顎型
ヘッド部6の上面6aと前面6eとは互いに直角に交わ
っている。従って、加工機本体4の前方側壁4a及び顎
型ヘッド部の上面6aと、顎型ヘッド部6の前面6eと
で下向きのL字形の外形輪郭をなしている。図1を再び
参照すると、加工機本体4は、長手方向上方に配置され
た本体上方部分4bと、その下方に設けられた本体下方
部分4cとを有する。本体上方部分4bと本体下方部分
4cとは、互いにスライドピン22によって着脱自在に
連結されている。本体上方部分4bは、例えばアングル
カッター等、他の油圧作動工具に連結可能であり、互換
性をもつようになっている。本体上方部分4bは、油圧
を発生させる油圧発生機構24と、油圧発生機構24に
よって駆動される駆動側油圧シリンダ機構26とを有す
る。本体下方部分4cは、駆動側油圧シリンダ機構26
による力を顎型ヘッド部6側に伝達するための油圧伝達
シリンダ機構28をもつ。顎型ヘッド部6の上方水平部
分6dには、孔をあけるためのポンチ30が設けられ、
それを上下動させるための工具駆動用シリンダ機構32
と、ポンチ30を上方の初期位置に強制的に戻す力を与
えるためのアキュムレータ34とを有する。
【0008】図3は、加工機本体4の本体上方部分4b
の拡大図である。本体上方部分4bの油圧発生機構24
は、本体下方部分4cの油圧伝達シリンダ機構28に動
力を伝達するための駆動用ピストン36を有する。駆動
用ピストン36は、長手方向中心軸線O−Oに沿って整
列して設けられている。駆動用ピストン36の上端部
は、加工機本体4のハウジングに形成されたシリンダ室
38内に摺動可能に設けられている。駆動用ピストン3
6とシリンダ室38の内壁との間はO−リング37によ
って密封されている。シリンダ室38の駆動用ピストン
36の上方には油圧室40が設けられている。駆動用ピ
ストン36はシリンダ室40に設けられた圧縮ばね42
によって油圧室38に向かって付勢されている。駆動用
ピストン36の下端部はシリンダ室38から下方に突出
している。
【0009】図4を参照すると、油圧発生機構24は、
駆動用ピストン36を油圧によって押し下げるため、油
圧室40に作動油を送出するためのオイルポンプ12
と、オイルポンプ12を駆動するためのモータ44とを
有する。モータ44は、加工機本体4の長手方向中心軸
線O−Oと平行に延びるシャフト46を有する。また、
シャフト46に隣接し、かつ、加工機本体4の長手方向
中心軸線O−Oと整列して配置された回転軸48が設け
られている。この回転軸48の上端と、モータ44のシ
ャフト46の下端とが、一対の歯車50を介して連結さ
れている。回転軸48の下端には、回転軸48に対して
偏心ピン52が取付けられている。偏心ピン52の水平
方向後方には、オイルポンプ12が配設され、オイルポ
ンプ12のオイルタンク16が水平方向に延びている。
また、オイルポンプ12は偏心ピン52に対して水平方
向に延び、一端が軸受54を介して偏心ピン52に当接
するプランジャー56をもつ。プランジャー56の他端
には、オイルタンク16の中に延び、内部に収容された
作動油を吸入するための吸入弁組立体58が設けられて
いる。吸入弁組立体58は、油圧室40に逆止弁60を
もつ流路62を介して連通している。また、オイルポン
プ12のオイルタンク16の中には、吸入弁組立体58
に隣接して圧力規制弁組立体64が設けられている。圧
力規制弁組立体64は、流路62と連通しており、油圧
室40や流路62内の圧力が所定圧力を超えたとき、高
圧作動油をオイルタンク16内に吐出させる調圧弁又は
安全弁として作用する。
【0010】図4は、加工機本体の本体下方部分及び顎
型ヘッド部の拡大断面図であり、受圧ロッドが上方位置
にある状態を示す。図5は、図4に示すVI−VIに沿った
背面部分断面図である。図6は、直角形態における加工
機本体の本体下方部分と顎型ヘッド部とを示す。図4を
参照すると、加工機本体4の本体下方部分4cには、油
圧伝達シリンダ機構28が設けられている。油圧伝達シ
リンダ機構28は、シリンダ室66と、下端部がシリン
ダ室66の中に摺動可能に受け入れられ、駆動用ピスト
ン36によって押し下げられる受圧ロッド68と、シリ
ンダ室66内に設けられ、受圧ロッド68を上方に付勢
するための圧縮ばね70とを有する。シリンダ室66の
受圧ロッド68の下方には油槽72が設けられている。
本体下方部分4cは、受圧ロッド68のシリンダ室66
を画成する円筒状の周壁74をもつ。周壁74は、本体
下方部分4cの連結部75の下端に形成されたボア76
の中に嵌合されている。周壁74とボア76との間に
は、それぞれにピアノ線を受け入れる溝78が周方向に
形成されている。該溝の中にピアノ線80が受け入れら
れて、周壁74がボア76から抜けるのを防止すると共
に、連結部75が周壁74に対して長手方向中心軸線O
−O周りに回転可能になっている。これにより、障害物
がある場合には、加工機本体4のハンドル部10やオイ
ルタンク12を、適宜、別の向きに回転させることがで
きる。
【0011】顎型ヘッド部6の上方水平部分6dには、
上述のように、工具駆動用シリンダ機構32が設けられ
ている。工具駆動用シリンダ機構32には、パンチャー
2が基本形態をなすとき、加工機本体4の長手方向中心
軸線O−Oに平行に往復運動するピストン82が設けら
れている。また、顎型ヘッド部6の上方水平部分6dに
はシリンダ室84が形成されている。ピストン82の上
端部は、シリンダ室84の中に摺動自在に受け入れられ
ている。ピストン82と、シリンダ室84の内壁との間
は、O−リング83で密封されている。ピストン82の
上方には、受圧ロッド68の下方の油槽72と連通する
油圧室86が設けられている。また、ピストン82は、
シリンダ室84内に設けられた圧縮ばね88によって、
油圧室86に向かって付勢されている。また、シリンダ
室84内には、ピストン82の下方に油槽90が設けら
れている。更に、ピストン82の下端部であるピストン
ロッド82aは材料くわえ領域Aの中に突出しており、
その下面にポンチ30が着脱自在に取付けられている。
また、顎型ヘッド部6の下方水平部分6fには、ポンチ
30と軸線方向に整列してダイス92が取付けられてい
る。
【0012】上述のように、加工機本体4の下端部と顎
型ヘッド部6とは互いに枢着ピン8を介して連結されて
いる。図5を参照しつつ詳細に説明すると、より詳細に
は、顎形ヘッド部6の上側後方角部には肉薄の連結部6
gが形成されており、また、加工機本体4の下端部に
は、連結部6gを挟むようにして受け入れる連結部94
が設けられている。枢着ピン8は、顎型ヘッド部6の連
結部6gと加工機本体4の連結部94を貫通して延びて
いる。加工機本体4の連結部94には、受圧ロッド68
の下方の油槽72と連通し、かつ、枢着ピン8まで垂直
方向に延びる流路96が形成されている。一方、顎型ヘ
ッド部6の連結部6gには枢着ピン8から油圧室86ま
で水平方向に延びる流路98が形成されている(図4参
照)。枢着ピン8には、図4及び図5に示すように、枢
着ピン8の径方向に延び、かつ、受圧ロッド68の下方
の油槽72と流路96を介して連通する上流側径方向流
路100と、ピストン82の上方の油圧室86と流路9
8を介して連通する下流側径方向流路102と、上流側
径方向流路100と下流側径方向流路102とを連結し
て、加工機本体4側と顎型ヘッド部6と連通する軸線方
向流路104とが形成されている。また、図5に示すよ
うに、枢着ピン8の周囲には、上流側径方向流路100
を含む断面上に周溝106が形成されている。更に、図
4及図5に示すように、枢着ピン8の周囲には、下流側
径方向流路102を含む断面上に周溝108が形成され
ている。上記流路96の一端は周溝106に、また、上
記流路98の一端は周溝108に向かって開放してい
る。従って、加工機本体4が顎型ヘッド部6に対して図
4に示す基本形態から図6に示す直角形態まで回転され
る間、常に、油槽72と油圧室86とは連通しており、
圧油が送られる。
【0013】顎型ヘッド部6の垂直部分6bには、孔あ
け作業のためにピストン82が押し下げられる際に蓄圧
され、孔あけ作業後に、ピストン82を強制的にもどす
ための押し上げ力を提供するアキュムレータ34が設け
られている。アキュムレータ34は、顎型ヘッド部6の
垂直部分6bの中に設けられている。アキュムレータ3
4は、長手方向軸線が顎型ヘッド部6の垂直部分6bの
長手方向軸線に沿って配置されたシリンダ室110をも
つ。シリンダ室110は全体的に円筒状で、頂壁は円錐
状である。また、円錐状の頂壁の頂点に作動油の流入口
112が設けられている。シリンダ室110の内壁とピ
ストン114との間はO−リング111によって密封さ
れている。シリンダ室110の下端は、大気開放孔11
8が長手方向に形成された付勢力調整手段又はねじ付キ
ャップ120で閉じられている。シリンダ室110内に
は、ピストン114が垂直方向に摺動可能に設けられて
いる。シリンダ室110内には、ピストン114によっ
て、その上方に、油槽90と流路91を介して連通する
蓄圧室116が画成され、その下方には、ピストン11
4に対して付勢力を与える圧縮ばね124が収容された
ばね室又は空気室122が画成されている。ねじ付キャ
ップ120は雄ねじを有し、シリンダ室110の下端の
内壁面90aに形成された雌ねじと螺合している。ねじ
付キャップ120をねじってピストン114に対して進
退させ、圧縮ばね124によってピストン114に対す
る付勢力を調整することができる。
【0014】ピストン82に対するアキュムレータ34
による戻し力Fは、パスカルの原理に基づいて、以下の
式から求めることができる。 F=(A2/A1)× f ここで、F :戻し力 A1:ピストン114の横断面積 A2:ピストン82の受圧面積(ピストン82の横断面
積のうち、ロッド部分64aの横断面積を差し引いた面
積) f:ばね124の付勢力 なお、A2>A1であるように設計されている。上記の
式から、ねじ付キャップ120によって、圧縮ばね12
4によるピストン114の下面に対するばね力fを調整
することにより、ピストンロド64に対する戻し力Fを
調整することができるのが分かる。
【0015】図7は、駆動用ピストンが押し下げられた
状態を示す、図3と同様な図である。また、図8は、駆
動用ピストンが押し下げられたことにより、受圧ロッド
が押し下げられた状態を示す、図4と同様な図である。
以上のように構成されたパンチャー2は、以下のように
作動する。再び図3を参照すると、モータ44のシャフ
ト46が回転すると、一対の歯車50を介して回転軸4
8が回転駆動される。それにより、偏心ピン52が回転
され、図7に示すように、プランジャー56が軸受け5
4を介してオイルタンク16に向かって押される。それ
により、吸入弁組立体58が作動して、オイルタンク1
6内の作動油が流路62を介して油圧室40に送出され
る。偏心ピン52が1回転する度にプランジャー56が
押されて、吸入弁組立体58によって作動油がオイルタ
ンク16から圧送される。図7は、このようにして油圧
室40の中に送出された圧油によって駆動用ピストン3
6が圧縮ばね42のばね力に抗して押し下げられた状態
を示す。
【0016】駆動用ピストン36が押し下げられると、
図4に示す受圧ロッド68は、図8に示すように、圧縮
ばね70のばね力に抗して押し下げられる。これによ
り、油槽72内の作動油が、流路96、周溝106、上
流側径方向流路100、軸線方向流路104、下流側径
方向流路102、周溝108、更に、流路98を介し
て、油圧室86に圧送される。これによりピストン82
が押し下げられる。これに伴って、ピストン82の下端
に取付けられたポンチ30がダイス92に向かって下降
し、材料くわえ領域Aに受け入れられた被加工材料(図
示せず)に孔があけられる。ピストン82の下降によっ
て、油槽90内の作動油が蓄圧室116に送出される。
これにより、図8に示すように、ピストン114が圧縮
ばね124のばね力に抗して押し下げられて蓄圧され
る。なお、パンチャー2が基本形態、傾斜形態及び直角
形態のいずれの形態をとっても、作動油の流れ及び各機
構の作動は同様である。
【0017】図9及び図10は、パンチャー2の具体的
な使用態様を示す図である。図9を参照しつつ、パンチ
ャー2によって、壁に水平に取付けられた複数のアング
ル材のうち下方のアングル材Wに孔をあける作業につい
て説明する。顎型ヘッド部6の垂直部分6bには、材料
くわえ領域Aの近傍から水平方向後方に延び、材料くわ
え領域Aに対して水平方向に進退可能な位置決めプレー
ト128が設けられている。まず、作業者は、パンチャ
ー2を垂直方向に保持しつつ、壁に向かって全体を近づ
け、下方のアングル材Wを顎型ヘッド部6の材料くわえ
領域Aの中に挿入する。位置決めプレート128をアン
グル材Wの縁部に当接させて、ポンチ30をアングル材
に対して位置決めをする。この際、材料くわえ領域Aの
上方に非干渉領域Sが設けられているので、上方のアン
グル材は、パンチャー2の加工機本体4と干渉しない。
次にスイッチ130を押す。これにより、油圧発生機構
24によって、駆動側油圧シリンダ機構26、油圧伝達
シリンダ機構28及び工具駆動用シリンダ機構32が駆
動されて、ポンチ30がダイス92に向かって下降し、
アングル材Wに孔があけられる。工具駆動用シリンダ機
構32の作動により、油槽90から、アキュームレータ
34の油圧室116に流入し、ピストン114によって
圧縮ばね124が圧縮されて蓄圧される。次いで、油圧
解除レバー132を押すと、流路62内の油圧が解放さ
れて、駆動側ピストン36、受圧ロッド68、ピストン
82が、それぞれ圧縮ばね42、圧縮ばね54、及び圧
縮ばね88のばね力によって上方に付勢されて作動油が
逆流し、オイルタンク16に戻される。
【0018】また、パンチャー2のアキュームレータ3
4に貯えられた圧力によって、ピストン82が大きな力
で強制的に押し上げられる。図10は、天井に近くに位
置するアングル材に孔あけ作業を行う場合を示す。この
ような作業環境においては、パンチャー2を直角形態に
するのがよい。従って、図9に示すスライドピン20を
抜き出し、加工機本体4を後方に90°倒し、再度スラ
イドピン20を固定用孔18の中に挿入して、加工機本
体4を顎型ヘッド部6に対して固定する。直角形態のパ
ンチャー2においては、体加工機本体4の前方側壁4a
及び顎型ヘッド部の上面6aと、顎型ヘッド部6の前面
6eとで下向きのL字形の外径輪郭をなしているので、
天井と干渉せず、天井角部近傍での孔あけ作業が可能と
なる。
【0019】図11及び図12は、第2実施形態にかか
るパンチャーの基本形態及び直角形態を示す図である。
図1乃至図10に示す第1実施形態にかかるパンチャー
2においては、本体上方部分4bと本体下方部分4cと
が互いに着脱自在に連結されているのに対して、第2実
施形態にかかるパンチャー200は、全体が一体的にな
っている点で異なる。また、第1実施形態にかかるパン
チャー2は、油圧が、駆動側油圧シリンダ機構26及び
油圧伝達シリンダ機構28を介して、枢着ピン8に、更
に、工具駆動用シリンダ機構32に伝達されるようにな
っている。これに対して、第2実施形態にかかるパンチ
ャー2は、駆動側油圧シリンダ機構26及び油圧伝達シ
リンダ機構28をもたず、圧油が、油圧発生機構24か
ら枢着ピン8を介して工具駆動用シリンダ機構32に供
給される点で異なる。更に、第1実施形態にかかるパン
チャー2においては、オイルタンクケース14がハンド
ル部10と同じ向きに配置されているのに対して、第2
実施形態においては、オイルタンクケース14がハンド
ル部10に対して直交する向きに配置されている点で異
なる。第1実施形態と第2実施形態とは、これらの差異
を除いて同様に構成されているので、同様な部分につい
ては同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
【0020】図11を見て分かるように、パンチャー2
00は、第1実施形態にかかるパンチャー2における、
駆動側油圧シリンダ機構26及び油圧伝達シリンダ機構
28をもたない構造となっているので、全体の長さが比
較的短く、小型となっている。パンチャー200におい
ても、顎型ヘッド部6の前方部分は、加工機本体4に対
して前方に突出しており、顎型ヘッド部6の材料くわえ
領域Aの上方に非干渉領域Sが設けられている。加工機
本体4の真っ直ぐな前方側壁4aと顎型ヘッド部6の平
らな上面6aとでL字形をなしている。図12は、直角
形態におけるパンチャー200を示す。直角形態のパン
チャー2においては、体加工機本体4の前方側壁4a及
び顎型ヘッド部6の上面6aと、顎型ヘッド部6の前面
6eとで下向きのL字形の外径輪郭をなしている。オイ
ルタンクケース14が、ハンドル部10に対して直交す
る向きに配置されているので、直角姿勢において顎型ヘ
ッド部6と干渉しない配置となっている。
【0021】図13は、図12に示すXIII-XIII線に沿
った部分断面図である。第1実施形態にかかるパンチャ
ー2においては、オイルタンク16が駆動側油圧シリン
ダ機構26及び油圧伝達シリンダ機構28を介して枢着
ピン8に連通されているのに対して、図13に示すよう
に、第2実施形態にかかるパンチャー200において
は、オイルタンク16と連通する流路62が、枢着ピン
8の周溝106に直接連通している。流路62は周溝1
06を含む断面上に位置しており、加工機本体4を枢着
ピン8を中心として顎型ヘッド部6に対していずれの角
度位置に回転させても、両者は常に互いに連通関係を維
持している。また、図13に示すように、加工機本体4
のハウジングは、モータ44近傍で、互いに嵌合された
上方半部202と下方半分204とをもつ。これらの間
には、図4に示す第1実施形態と同様に溝78が形成さ
れており、また、その中にピアノ線80が受け入れられ
ており、上方部分を下方部分に対して長手方向中心軸線
O−Oの方向においては固定するとともに、軸線O−O
周りに回転可能になっている。
【0022】図1〜図10に示す第1実施形態にかかる
パンチャー2及び図11〜図13に示す第2実施形態に
かかるパンチャー200によれば、床に近いアングル材
に対して孔あけ作業を行う場合(図9参照)に、作業者
は、パンチャー2を垂直位置に保持して作業をすること
ができるので、しゃがむことなく、立ったままで作業す
ることができる。また、垂直方向に立てて使用可能であ
るので、前方及び後方に障害物があるような縦穴状の空
間においても、穴あけ作業が可能となる。また、第1実
施形態及び第2実施形態においては、加工機本体4の前
方側壁4a及び顎型ヘッド部6の上面6aと、顎型ヘッ
ド部6の前面6eとで下向きのL字形の外径輪郭をなし
ており、突出した部分がないので、例えば、天井角部近
傍における作業が可能となる。更に、第1実施形態及び
第2実施形態においては、容積を占めるオイルタンク1
6が、長手方向中心軸線O−Oに対して横方向に延びる
ように配置されているので、加工機本体4の長手方向部
分を細い形状にすることが可能になる。これにより、加
工機本体4を顎型ヘッド部6の垂直部分6bが長手方向
が整列するように配置したとき、加工機本体4の前方部
分に非干渉領域Sを形成することができるとともに、加
工機本体4が、顎型ヘッド部6の後面6cに対して大き
く突出せず、重心のバランスのとれたパンチャー2、2
00とすることができる。
【0023】更に、第1及び第2実施形態においては、
加工機本体4を顎型ヘッド部6に対して回動させること
ができるので、障害物との干渉や作業の際の姿勢との関
係で、加工機本体4を最適な角度にすることができる。
更に、第1及び第2実施形態においては、加工機本体4
のハウジングがピアノ線80を介して長手方向中心軸線
O−O周りに回転可能であるので、障害物と干渉しない
ように、ハンドル部10及びオイルタンクケース18の
向きを変えることができる。更に、第1及び第2実施形
態によれば、オイルタンクケース18が補助ハンドルと
しても機能するので、障害物の多い狭い空間内での作業
においてパンチャー2,200を確りと保持するのに便
利である。また、第1及び第2実施形態においては、ア
キュムレータ34が設けられており、シリンダ82を大
きな戻し力で復帰させるので、孔あけ作業の際、ポンチ
30の被加工材への食いつきの問題がなく、孔あけ作業
を円滑に行うことができる。特に、図9及び図10に示
すように、作業空間が狭い場合には、ポンチの食いつき
を外すために、パンチャー2,200を上下左右に動か
す空間がないので、アキュムレータ34を設けてピスト
ン82が確実に戻るようにするのが有利である。
【0024】更に、第1及び第2実施形態においては、
アキュムレータ34が顎型ヘッド部6の中に配置され、
また、その長手方向軸線が顎型ヘッド部6の垂直部分6
bの長手方向に配置されているので、装置全体の大きさ
を大きくすることなく、小型な装置とすることができ
る。更に、第1及び第2実施形態においては、アキュム
レータ34が顎型ヘッド部6に設けられているので、顎
型ヘッド部6に設けられた、ポンチ30を駆動する油圧
シリンダ機構32に隣接して配置することができ、これ
らを最短の流路で連結することができる。これにより、
流路の配置の設計的制約が少なくなる。特に、第1及び
第2実施形態におけるパンチャー2、200のように、
枢着ピン8に形成された流路100、102、104、
106,108を介して、加工機本体4と顎型ヘッド部
6の流路が連通され、流路が複雑にならざるおえないよ
うな場合には、アキュムレータ34を顎型ヘッド部6に
配置するのが有利である。更に、第1及び第2実施形態
においては、アキュムレータ34にねじ付キャップ12
0が設けられているので、ばね力fを調整することによ
り、ピストン82の戻し力Fを調整することができる。
ポンチ30の食いつきの度合いは、ポンチ30の径の大
きさや被加工材料の素材によって変化するので、戻し力
を適宜調整することができる。
【0025】更に、第1及び第2実施形態においては、
枢着ピン8の周囲に、上流及び下流側径方向流路10
0、102を含む断面上にそれぞれ周溝106、108
が形成されており、流路96の一端が周溝106に、ま
た、流路98の一端は周溝108に向かって開放してい
る。従って、加工機本体4が顎型ヘッド部6に対して、
基本形態から直角形態まで回転される間、常に、加工機
本体4側の流路62、96と顎型ヘッド部6側の流路9
8とが連通し、圧油の送出が妨げられないようになって
いる。また、第1実施形態においては、本体上方部分4
bが本体下方部分4cと着脱自在に連結され、また、駆
動用ピストン36を介して力を伝達するようになってい
るので、受圧ロッド68をもつ他の顎型ヘッド部との間
で、互換性をもたせることが可能である。また、第2実
施形態においては、圧油をオイルポンプ12から顎型ヘ
ッド部6の工具駆動用シリンダ機構32に送出するよう
になっているので、これらの間に流路92,96を設け
るだけでよく、油圧シリンダ機構26,28を介する必
要がないので、パンチャー200を小型の装置とするこ
とができ、また、機構を簡略なものとすることができ
る。
【0026】本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で
種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包
含されるものであることはいうまでもない。例えば、第
1及び第2実施形態においては、顎型ヘッド部6の上面
6a及び加工機本体4の前方側面4aが平らに形成さ
れ、これらの面はL字形をなしているが、材料くわえ領
域Aの上方に非干渉領域Sが設けられていれば、これら
の面は他の形状であってもよい。また、重心のバランス
の観点から、第1及び第2実施形態におけるように、加
工機本体4の長手方向中心軸線O−Oと、顎型ヘッド部
6の垂直部分6bとが互いに整列しているのが好ましい
が、加工機本体4の前方に非干渉領域Sが設けられてい
れば、軸線O−Oは前後に偏位していてもよい。更に、
第1及び第2実施形態においては、枢着ピンが8が、加
工機本体4の長手方向中心軸線O−O上に位置している
が、加工機本体4の前方に非干渉領域Sが設けられてい
れば、枢着ピン8は、加工機本体4の長手方向中心軸線
O−Oの前後に偏位していてもよい。
【0027】更に、第1及び第2実施形態においては、
パンチャー2、200を基本形態、直角形態及び傾斜形
態の3つの形態にすることができるが、これらの3つの
形態に限らず、加工機本体4を顎型ヘッド部6に対して
後方に回転させたいかなる角度位置の形態にしてもよ
い。更に、第1及び第2実施形態においては、周溝10
6,108は枢着ピン8側に形成されており、機械加工
の観点からはこの方が望ましいが、これらの周溝は、軸
受側(連結部94、6g側)に形成されていてもよい。
更に、第1及び第2実施形態におけるオイルタンクケー
ス14は、非干渉領域Sの外に位置していれば、いずれ
の方向に延びていてもよい。更に、第1及び第2実施形
態におけるオイルタンクケース14は、加工機本体4の
長手方向軸線O−Oに対して横方向に延びているが、加
工機本体4の中に内装されていてもよい。更に、第1及
び第2実施形態におけるアキュムレータにおいては、ば
ねおを利用しているが、気体を利用した形式、その他の
周知の形式のものであってもよい。また、本実施形態に
おいては、ピストンを使用するシリンドリカルアキュム
レータを利用しているが、ブラダタイプやその他の形式
のものであってもよい。
【0028】更に、第1及び第2実施形態における加工
機本体4はピアノ線80を介して連結され、ハンドル部
10等の向きを変更することができるようになってお
り、障害物との干渉を回避する上では望ましいが、ハン
ドル部10等は固定式であってもよい。更に、第1及び
第2実施形態のアキュムレータ34においては、圧縮ば
ね124によるピストン114に対する付勢力はねじ付
キャップ120によって行うようになっているが、ねじ
付キャップ120は、圧縮ばね124の長手方向に進退
するいかなる付勢力調整手段であってもよい。
【発明の効果】本発明によれば、ポンチの食いつきの問
題が生じない油圧作動式パンチャーを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかるパンチャー全体の部分断
面図であり、パンチャーの加工機本体と顎型ヘッド部が
真っ直ぐに整列した基本形態を示す。
【図2】加工機本体を顎型ヘッド部に対して回動させた
直角形態を示す。
【図3】加工機本体4の本体上方部分4bの拡大図であ
る。
【図4】加工機本体の本体下方部分及び顎型ヘッド部の
拡大断面図であり、受圧ロッドが上方位置にある状態を
示す。
【図5】図4に示すVI−VIに沿った背面部分断面図であ
る。
【図6】基本形態における加工機本体の本体下方部分と
顎型ヘッド部とを示す。
【図7】駆動用ピストンが押し下げられた状態を示す、
図3と同様な図である。
【図8】駆動用ピストンが押し下げられたことにより、
受圧ロッドが押し下げられた状態を示す、図4と同様な
図である。
【図9】パンチャー2の具体的な使用態様を示す図であ
る。
【図10】パンチャー2の具体的な使用態様を示す図で
ある。
【図11】第2実施形態にかかるパンチャーの基本形態
及び直角形態を示す図である。
【図12】第2実施形態にかかるパンチャーの基本形態
及び直角形態を示す図である。
【図13】図12に示すXIII-XIII線に沿った部分断面
図である。
【符号の説明】
2 油圧作動式パンチャー 30 ポンチ 32 油圧シリンダ機構 34 アキュムレータ 82 ピストン 90 油槽 110 シリンダ室 114 ピストン 116 油圧室 120 ねじ付キャップ 124 圧縮ばね 200 油圧作動式パンチャー W 被加工材料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダ機構によって前進されるピ
    ストンの先端に設けられたポンチによって、被加工材料
    に孔をあける油圧作動式パンチャーであって、 前記ピストンに対して前進側に設けられた油槽と、該油
    槽と連通する蓄圧室をもつアキュムレータとを有する、
    ことを特徴とする油圧作動式パンチャー。
  2. 【請求項2】 前記ポンチが設けられた実質的にコの字
    形顎型ヘッド部を有し、前記アキュムレータは、前記コ
    の字形顎方ヘッド部に内装されている、ことを特徴とす
    る請求項1に記載の油圧作動式パンチャー。
  3. 【請求項3】 前記蓄圧室は、シリンダ室と、シリンダ
    室内で摺動するピストンとを有し、前記シリンダ室内に
    は、前記ピストンによって、一方の側に前記油槽と連通
    する油圧室が画成され、また、他方の側に、前記ピスト
    ンに対して付勢力を与える圧縮ばねが収容されたばね室
    が画成され、更に、前記圧縮ばねの前記ピストンに対す
    る付勢力を調整するための付勢力調整手段が設けられて
    いる、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の油圧作
    動式パンチャー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104493888A (zh) * 2014-12-20 2015-04-08 芜湖亚奇汽车部件有限公司 一种塑料燃油箱冲孔机
JP2018079478A (ja) * 2016-11-14 2018-05-24 しのはらプレスサービス株式会社 バーリング加工装置

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CN104493888A (zh) * 2014-12-20 2015-04-08 芜湖亚奇汽车部件有限公司 一种塑料燃油箱冲孔机
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