JPH0675480U - 気泡浴槽装置 - Google Patents
気泡浴槽装置Info
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- JPH0675480U JPH0675480U JP2376893U JP2376893U JPH0675480U JP H0675480 U JPH0675480 U JP H0675480U JP 2376893 U JP2376893 U JP 2376893U JP 2376893 U JP2376893 U JP 2376893U JP H0675480 U JPH0675480 U JP H0675480U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安全装置を備えた気泡浴槽装置の循環ポンプ
として自吸式ポンプを用いた場合に循環ポンプが定常運
転状態になる前に安全装置が働いて循環ポンプが停止し
てしまうのを防止する。 【構成】 循環ポンプ18として自吸式ポンプを用い、
そして循環ポンプ18が起動後エア排出のための自吸動
作を経て定常運転状態に入ったことを圧力センサ22に
よる送出管16内の圧力検知により確認した上で安全装
置を働かせるようにする。
として自吸式ポンプを用いた場合に循環ポンプが定常運
転状態になる前に安全装置が働いて循環ポンプが停止し
てしまうのを防止する。 【構成】 循環ポンプ18として自吸式ポンプを用い、
そして循環ポンプ18が起動後エア排出のための自吸動
作を経て定常運転状態に入ったことを圧力センサ22に
よる送出管16内の圧力検知により確認した上で安全装
置を働かせるようにする。
Description
【0001】
この考案は気泡浴槽装置に関し、詳しくは循環ポンプとして自吸式ポンプを用 いたものに関する。
【0002】
従来、浴槽本体に設けた噴出口より気泡混じりの噴流を噴出する気泡浴槽装置 が広く用いられている。 この気泡浴槽装置は、通常浴槽本体に設けた吸込口と噴出口とを取出管・送出 管を介して循環ポンプと連結し、浴槽水を循環ポンプにより外部循環させた上、 噴出口より気泡とともに浴槽本体内部に噴出する構成となっている。
【0003】 ところでこの気泡浴槽装置においては、一般に循環ポンプの送水作動に異常が 生じたときこれを停止させる安全装置が設けられている。 例えば浴槽本体の吸込口にタオルその他の異物が吸い付いて吸込口が閉鎖され てしまったような場合、そのままポンプ作動を継続すると循環ポンプが空運転状 態となってゴトゴト音を発生させたり、場合によって循環ポンプが損傷してしま う不具合が生ずる。
【0004】 そこで循環ポンプの送水・作動を監視し、上記異物の吸付き等に基づく送水作 動の異常が発生したとき、循環ポンプを停止させて上記不具合を回避するように しているのである。
【0005】 従来、この種気泡浴槽装置においては、循環ポンプとして非自吸式ポンプが用 いられている。非自吸式ポンプは、ポンプ内部が満水状態である場合において本 来の送水機能を発揮し得るもので、このためかかる非自吸式の循環ポンプの設置 に当っては、浴槽本体内部に水を張ったときに自動的にポンプ内部が満水となる ようにこれを浴槽底部より低く設置する等、その設置位置に関して大きな制約が あり、加えて設置位置の寸法精度が厳しく要求されるといった不具合がある。
【0006】 このようなことから、近時気泡浴槽装置の循環ポンプとして自吸式ポンプが注 目されている。自吸式ポンプの場合、内部にエアが溜っていてもこれを自分自身 で排出して内部を満水状態とし得る能力を有しており、従ってこのような自吸式 ポンプを用いた場合、設置に際しての位置的な制約が著しく少なくなって、気泡 浴槽装置の設置・施工に際しての自由度が高まる利点が得られる。
【0007】
しかしながら一方においてこのような自吸式ポンプを用いた場合、上記安全装 置を備えた気泡浴槽装置において次のような不具合が生ずる。 即ち自吸式ポンプの場合、図3に示すようにポンプ起動後、エアを排出し終わ るまでの時間(自吸時間t)ポンプが定常運転状態とならず、エアを排出し終わ ってポンプ内部が満水となって初めて定常運転状態となる。
【0008】 この自吸動作の間、本来の送水作用は行なわれず、従ってこの時に上記安全装 置が作動していると、自吸時に異常発生と認識されてポンプが停止させられてし まう。
【0009】 例えば従来の安全装置は、上記取出管又は送出管内部の圧力を検知し、これに 基づいて循環ポンプの送水状態を正常であるか否か、即ち吸込口等に異物が吸い 付けられていないか等の判断を行なうようにしているが、上記自吸式ポンプを用 いた場合、異物の付着は何ら生じていないにも拘らず、上記自吸式動作に基づい て異常発生と認識し、ポンプ停止させてしまう。
【0010】 これを解決する方法として、ポンプ起動後一定時間を経過した時点で一律に安 全装置を働かせるようにすることが考えられる。 しかしながら気泡浴槽装置の設置現場ごとに取出管・送出管等の配管の長さが 異なっていて、排出すべきエアの量もまちまちであり、このため一律に安全装置 の作動開始時期を一定時間遅らせるといったことは実際には困難であるのが実情 である。
【0011】
本考案はこのような課題を解決するためになされたものである。 而して本願の考案は、浴槽本体の吸込口と噴出口とに取出管・送出管を介して 循環ポンプを連結し、該循環ポンプにて浴槽水を外部循環させた上該噴出口より 気泡混じりの噴流として噴出させるとともに、該循環ポンプの送水作動を監視し て該作動に異常発生したとき警報動作及び/又はポンプ停止させる安全装置を設 けて成る気泡浴槽装置において、前記循環ポンプとして自吸式ポンプを用いると ともに、該循環ポンプの起動後に該循環ポンプが定常運転状態に入ったことを確 認する定常運転確認手段を設け且つその確認信号に基づいて前記安全装置を動作 開始させる開始手段を設けたことを特徴とする(請求項1)。
【0012】 本願の別の考案は、請求項1の気泡浴槽装置において、設定時間内に前記定常 運転確認手段からの確認信号がないときに前記循環ポンプを停止させるポンプ停 止手段を設けたことを特徴とする(請求項2)。
【0013】 本願の更に別の考案は、請求項2の気泡発生装置において、前記設定時間内に 前記循環ポンプを間欠運転させる間欠運転手段を設けたことを特徴とする(請求 項3)。
【0014】
以上のように本考案は、従来の気泡浴槽装置のように循環ポンプ起動と同時に 安全装置を働かせるのでなく、循環ポンプ起動後にポンプが定常運転状態に到達 したことを確認する定常運転確認手段を設け、これによる定常運転確認に基づい て安全装置を働かせるようにしたものである。
【0015】 かかる本考案によれば、自吸式の循環ポンプを用いた場合において同ポンプが 起動後自吸動作に入ったときに異常発生と認識されてポンプ停止させられてしま うといったことを防止できる。 加えてこのようにすれば配管の長さに関係なく、即ち気泡浴槽装置の設置現場 の条件に左右されることなく、適正に安全装置を働かせることができる。
【0016】 ところで循環ポンプが定常運転状態に入ったことを確認した後に安全装置を働 かせるようにした場合、ポンプ起動当初より吸込口に異物が付着していたような 場合、いつまでも循環ポンプが定常運転状態にならず、従って安全装置も働かな いままということになる。このため循環ポンプはこのような状態の下でいつまで も回り続けることになる。
【0017】 請求項2の考案はこの問題を解決するもので、予め設定した時間内において循 環ポンプが定常運転状態に入ったことを確認できない場合に、循環ポンプを自動 的に停止させるようにしたものである。 このようにすれば、起動当初より異物が吸込口に付着して同部分が閉鎖されて いたような場合にも、これに基づく不具合を回避することができる。
【0018】 請求項3の考案は、上記設定時間、つまり循環ポンプ起動後これを自動的に停 止させるまでの設定時間、かかる循環ポンプを間欠運転させるようにしたもので 、このようにすることにより、安全装置が働くまでの間に入浴者の身体が吸込口 に吸い付けられた状態となって危険を招来するといったことを防止できる。
【0019】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1において10は気泡浴槽本体で、その側壁部分に吸込口12と噴出口14 とが設けられている。
【0020】 これら吸込口12,噴出口14には取出管15と送出管16とがそれぞれ接続 されており、更にこれら取出管15,送出管16に対して循環ポンプ18が連結 されている。この例では循環ポンプ18として自吸式ポンプが用いられている。
【0021】 この気泡浴槽装置では、浴槽本体10内の水が循環ポンプ18により取出管1 5,送出管16を通じて外部循環させられた上、エア管19を通じて吸入される エアとともに噴出口14より気泡混じりの噴流として浴槽本体10内部に噴出さ れる。尚20はエア管19からのエアの吸入量を調節するためのエアバルブであ る。
【0022】 22は送出管16内部の圧力を検知する圧力センサで、コントローラ24に電 気的に接続されている。 コントローラ24には、また、リモコン操作部26が電気的に接続されている 。このリモコン操作分26には、気泡発生装置を作動させるためのジェットスイ ッチ28及び吸込口12からの吸込異常が発生したときにこれを表示する警報ラ ンプ30が設けられている。
【0023】 コントローラ24は、リモコン操作部26におけるジェットスイッチ28のオ ン・オフに基づいて循環ポンプ18の起動・停止を制御するとともに、圧力セン サ22による送出管16内の圧力検知に基づいて循環ポンプ18の作動を停止さ せ、併せてリモコン操作部26における警報ランプ30を点灯させる。
【0024】 具体的には、送出管16内の圧力が設定した基準値より低下したときに循環ポ ンプ18の作動を停止させ、また表示ランプ30を点灯させる。例えば吸込口1 2がタオル等にて閉鎖されてしまって循環ポンプ18の送水作動に異常が発生し 、送出管16内の圧力が低下したとき、循環ポンプ18の作動を停止させ、警報 ランプ30を点灯させる。即ち本例では圧力センサ22及びコントローラ24が 安全装置を構成している。
【0025】 コントローラ24は、また、ポンプ18起動後において圧力センサ22による 送出管16内の検知圧力が循環ポンプ18による正常な送水作動時の一定圧力に 到達した後において、その圧力が上記基準値以下に低下したときに循環ポンプ1 8を停止させるように、また循環ポンプ起動後、設定時間経過しても検知圧力が 上記一定圧力に到達しないときに循環ポンプ18を自動的に停止させるように、 更にはその設定時間内にポンプ18を間欠運転させるように制御手順が定められ ている。
【0026】 図2はコントローラ24における上記制御手順を示したものである。この制御 手順を同図に基づいて以下に説明する。 本例では、ジェットスイッチ28がオン操作されると(ステップS10)先ず 所定時間(T1秒間)だけ循環ポンプ18がオン作動させられ(ステップS12 ,S14)、続いてT2秒間だけポンプ作動が停止させられる(ステップS16 ,S18)。そしてこれを設定時間T3秒又はT3分(例えば1分)だけ繰り返す (ステップS20)。
【0027】 即ち自吸式ポンプ18が、ポンプ起動後定常運転に到達するに十分な設定時間 T3分だけ間欠運転させられる。
【0028】 而して設定時間T3分だけ経過したときにおいて未だ送出管16内の検知圧力 が定常圧となっていない場合には、ポンプ起動当初より吸込口12にタオル等の 異物が吸い付いた状態にある等異常が発生しているものと判定されて、警報ラン プ30が点灯されるとともに循環ポンプ18が停止される(ステップS22,S 24,S26,S28)。
【0029】 一方、設定時間経過時に圧力センサ22による検知圧力が定常圧となった場合 には、これより通常の気泡浴槽装置のメイン制御プログラムが実行され(ステッ プS24,S30)、一通り実行され終わると再びステップS24に戻ってこれ が繰り返される。
【0030】 従ってこの間に送出管16内の検知圧力が低下すれば、そこでステップS26 ,S28が実行され、警報ランプ30の点灯と循環ポンプ18停止とが行なわれ る。
【0031】 尚、この例ではステップ30のメインプログラムを実行し終わった後ステップ S24へと戻るようにされているが、S30の一連のプログラムを実行し終わっ た後、再びステップS30の最初に戻るようにし、そしてそのメインプログラム の中で検知圧力が定常圧以下に降下しているか否か、或いは定常圧とは別に設定 した基準圧以下に低下しているか否かの判定及びその結果に基づく循環ポンプ1 8停止,警報ランプ30点灯を行なわせるようにすることも可能である。
【0032】 以上本考案の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示である。 例えば上例においては圧力センサ22が安全装置の一部と定常圧確認手段を兼 ねるように構成されているが、循環ポンプ18が定常運転状態に入ったか否かを 確認する手段として循環ポンプの運転電流を検知する電流検知手段を設けたり、 或いは上記取出管15内に圧力センサを設けてその圧力低下を見るようにするこ とも可能であるなど、本考案はその主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知 識に基づき様々な変更を加えた形態で構成可能である。
【図1】本考案の一実施例である気泡浴槽装置の図であ
る。
る。
【図2】図1のコントローラによる制御手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図3】気泡浴槽装置のポンプとして自吸式ポンプを用
いた場合の不具合の説明図である。
いた場合の不具合の説明図である。
10 浴槽本体 12 吸込口 14 噴出口 15 取出管 16 送出管 18 循環ポンプ 22 圧力センサ 24 コントローラ 30 警報ランプ
Claims (3)
- 【請求項1】 浴槽本体の吸込口と噴出口とに取出管・
送出管を介して循環ポンプを連結し、該循環ポンプにて
浴槽水を外部循環させた上該噴出口より気泡混じりの噴
流として噴出させるとともに、該循環ポンプの送水作動
を監視して該作動に異常発生したとき警報動作及び/又
はポンプ停止させる安全装置を設けて成る気泡浴槽装置
において、 前記循環ポンプとして自吸式ポンプを用いるとともに、
該循環ポンプの起動後に該循環ポンプが定常運転状態に
入ったことを確認する定常運転確認手段を設け且つその
確認信号に基づいて前記安全装置を動作開始させる開始
手段を設けたことを特徴とする気泡浴槽装置。 - 【請求項2】 請求項1の気泡浴槽装置において、設定
時間内に前記定常運転確認手段からの確認信号がないと
きに前記循環ポンプを停止させるポンプ停止手段を設け
たことを特徴とする気泡浴槽装置。 - 【請求項3】 請求項2の気泡発生装置において、前記
設定時間内に前記循環ポンプを間欠運転させる間欠運転
手段を設けたことを特徴とする気泡浴槽装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2376893U JP2586507Y2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 気泡浴槽装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2376893U JP2586507Y2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 気泡浴槽装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0675480U true JPH0675480U (ja) | 1994-10-25 |
JP2586507Y2 JP2586507Y2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=12119532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2376893U Expired - Lifetime JP2586507Y2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 気泡浴槽装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586507Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002195162A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-10 | Yamaha Livingtec Corp | ジェットバス安全装置 |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP2376893U patent/JP2586507Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002195162A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-10 | Yamaha Livingtec Corp | ジェットバス安全装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2586507Y2 (ja) | 1998-12-09 |
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Legal Events
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