JP2902399B1 - ジェットバス用安全装置 - Google Patents

ジェットバス用安全装置

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JP2902399B1
JP2902399B1 JP20621598A JP20621598A JP2902399B1 JP 2902399 B1 JP2902399 B1 JP 2902399B1 JP 20621598 A JP20621598 A JP 20621598A JP 20621598 A JP20621598 A JP 20621598A JP 2902399 B1 JP2902399 B1 JP 2902399B1
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Abstract

【要約】 【課題】異物吸込等の異常発生を確実に検知してポンプ
を停止させることにより安全性を十分に高め得ると共
に、装置全体を安価に形成し得るジェットバス用安全装
置を提供する。 【解決手段】バスタブ内の湯水をポンプによって吸込口
から吸引して噴流口からバスタブ内に噴射するジェット
バスにおいて、ポンプと吸込口との間の吸込側配管に設
けられた負圧作動弁と、ポンプの電流値を検出する電流
検出手段と、負圧作動弁の作動状態と電流検出手段で検
出された電流値に基づいてポンプの作動を停止し得る制
御手段と、を具備する。負圧作動弁は、例えば吸込口に
異物等が吸い込まれ吸込側配管内の圧力が予め設定した
所定圧力より下がった際に作動して開いてポンプを空運
転させ、制御手段は、例えば電流検出手段で検出された
ポンプの電流値が、ポンプの空運転時の電流値よりも高
く正常運転時の電流値よりも低い基準値を所定時間継続
して下回った際に、ポンプへの電源供給を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バスタブ内の湯水
を吸込口と噴流口を介して循環させ噴流口からバスタブ
内に噴射するジェットバスに係わり、特にバスタブの吸
込口から異物等を吸い込んだ際に、安全性を十分に確保
するためのジェットバス用安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ジェットバスの異物吸込等に対応
する安全装置としては、一般的に次の3つの装置が提案
されている。先ず、図4に示す第1の安全装置51は、
バスタブ52の側壁52aに設けた吸込口53から吸い
込んだ湯水Wを、ポンプ55を介して噴流口54からバ
スタブ52内に噴射させると共に、ポンプ55の吐出口
と噴流口54との間の配管56内に圧力スイッチ57
(もしくは圧力センサ)を設け、この圧力スイッチ57
の検知信号によってコントローラ58がポンプ55の電
源を遮断するように構成したものである。
【0003】また、図5に示す第2の安全装置61は、
吸込口53とポンプ55の吸引口との間の配管62に負
圧作動弁63を取り付け、この負圧作動弁63を吸込口
53から異物が吸い込まれた際に配管62内の圧力が下
がることによって開弁させる。そして、この負圧作動弁
63の開弁で配管62内に空気が吸い込まれることによ
ってポンプ55を空運転状態とし、ポンプ55の吸引力
を低下させるようにしたものである(特開平6−319
776号公報参照)。
【0004】さらに、第3の安全装置としては、図示は
しないが、特開平7−96020号公報に開示されてい
るもので、この安全装置は、ポンプを駆動する駆動モー
タの回路に電流レベル検出手段を設け、検出した電流値
が一定の範囲から逸脱した場合に、ポンプを停止する
か、または異常の警報を行うか、あるいはポンプを停止
すると共に異常の警報を行うようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
安全装置51にあっては、圧力スイッチ57や圧力セン
サが高価であるため、安全装置51全体がコスト高にな
ると共に、圧力スイッチ57用の配線が必要となりこの
配線が水回りで使用されるため、防水対策や絶縁対策が
必要となって、安全装置51全体のコストをより一層高
めるという問題点があった。
【0006】また、第2の安全装置61にあっては、異
物を吸い込んでもポンプ55が回転し続けるため、バス
タブ52の吸込口53における吸引力は低下するもの
の、吸引力を無くすことは困難で安全性の面で不十分で
あるという問題点があった。
【0007】さらに、第3の安全装置にあっては、ポン
プの駆動モータの電流値を電流レベル検出手段で検出す
ることによりポンプを停止させる構成であるが、異物吸
込時の駆動モータの電流値の変化がさほど大きくない場
合があるため、異物の吸込を確実に検知することが難し
いという問題点があった。そこで、異物吸込時の駆動モ
ータの小さな電流値変化を確実に検出するために、高精
度な検出回路を使用することも考えられるが、この場合
は検出回路自体が複雑化すると共に高精度な電子部品の
使用が必要となって、第1の安全装置51と同様にコス
ト高になり易いという問題点があった。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、請求項1記載の発明の目的は、異物吸込等の異
常発生を確実に検知してポンプを停止させることにより
安全性を十分に高め得ると共に、装置全体を安価に形成
し得るジェットバス用安全装置を提供することにある。
また、請求項2記載の発明の目的は、請求項1記載の発
明の目的に加え、異物等の吸込時に負圧作動弁を確実に
作動させ得るジェットバス用安全装置を提供することに
ある。また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加え、異物吸込等の異常発生をより確実に検
知し得るジェットバス用安全装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、バスタブ内の
湯水をポンプによって吸込口から吸引して噴流口からバ
スタブ内に噴射するジェットバスにおいて、ポンプと吸
込口との間の吸込側配管に設けられた負圧作動弁と、ポ
ンプの電流値を検出する電流検出手段と、負圧作動弁の
作動状態と電流検出手段で検出された電流値に基づいて
ポンプの作動を停止し得る制御手段と、を具備すること
を特徴とする。
【0010】このように構成することにより、バスタブ
内の湯水はポンプの作動によって吸込口と噴流口との間
で循環し、この湯水の循環中に、バスタブの吸込口に例
えば毛髪や手等の異物が吸い込まれると、ポンプ上流側
の吸込側配管内の圧力が低下して、負圧作動弁が作動す
る。また、負圧作動弁が作動するとこの負圧作動弁から
吸込側配管を介してポンプ内に空気が吸引され、ポンプ
が空運転状態となってポンプ電流値が大きく低下し、こ
の電流値が電流検出手段で検出される。
【0011】制御手段は、電流検出手段で検出されたポ
ンプの電流値と所定の基準値とを比較して、例えば電流
値が基準値より低くなった際に、ポンプの作動を停止さ
せる。つまり、ポンプの上流側に負圧作動弁を設けるこ
とにより、異物吸込等の異常発生時のポンプの電流値の
変化が大きくなり、この変化に基づいて制御手段が異常
と判定してポンプの作動を停止させることになる。これ
により、異物吸込等の異常発生が確実に検知されると共
に、負圧作動弁は吸込側配管に単に配置するだけで良い
等、安全装置全体が安価に形成される。
【0012】また、請求項2記載の発明は、負圧作動弁
が、吸込口に異物等が吸い込まれ吸込側配管内の圧力が
予め設定した所定圧力より下がった際に作動して開き、
ポンプを空運転させることを特徴とする。このように構
成することにより、吸込口から異物等が吸い込まれる
と、負圧作動弁の作動でポンプが空運転状態となって、
その電流値が大きく変化することから、吸込口への異物
等の吸込の検知がより確実となる。
【0013】また、請求項3記載の発明は、制御手段
が、電流検出手段で検出されたポンプの電流値が、ポン
プの空運転時の電流値よりも高く正常運転時の電流値よ
り低い基準値を所定時間継続して下回った際に、ポンプ
への電源供給を遮断することを特徴とする。このように
構成することにより、制御手段に予め設定されている基
準値が、ポンプの空運転時の電流値よりも高くかつ正常
運転時の電流値よりも低く設定されていることから、電
流検出手段で検出された電流値をこの基準値と比較する
ことによって、負圧作動弁の作動を介して異物吸込等の
異常発生がより確実に検知される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図3は、本発
明に係わるジェットバス用安全装置の一実施例を示し、
図1がその概略構成図、図2が図1のA部の拡大断面
図、図3が動作を説明するための時間とポンプ電流の関
係を示すグラフである。
【0015】図1において、ジェットバス1の安全装置
2は、バスタブ3の側壁3aに設けられた吸込口4と噴
流口5とをバスタブ3の外部において接続し、湯水Wの
循環路を形成する循環流路6の途中に設けられたポンプ
7と、循環流路6のポンプ7と吸込口4との間の吸込側
配管8に設けられた負圧作動弁9と、ポンプ7に接続さ
れた制御ボックス10等を有している。
【0016】制御ボックス10は、ポンプ7の作動電流
(ポンプ電流)を検出する電流検出手段としての電流検
出回路11と、この電流検出回路11に接続された制御
手段としてのマイコン等からなるコントローラ12と、
電流検出回路11とポンプ7に駆動電流(電源)を供給
する電源回路13との間に接続されたスイッチ14等で
構成されている。そして、電源回路13に接続されたA
C電源コード15のプラグを、例えばAC100V電源
に接続することによって、制御ボックス10が動作可能
な状態となる。
【0017】前記スイッチ14は、例えばリレー接点、
リードスイッチ等の電子式スイッチで形成され、後述す
る如くコントローラ12の制御信号(検知信号)によっ
てその開閉が制御される。すなわち、コントローラ12
の制御信号で、スイッチ14がオンすることによって、
電流検出回路11を介してポンプ7に電源が供給されて
ポンプ7が作動し、スイッチ14がオフすることによっ
て、ポンプ7への電源供給が遮断されてポンプ7が停止
する。なお、コントローラ12には、有線式もしくは無
線式のリモコン装置等からなる操作部16が接続されて
いる。
【0018】前記負圧作動弁9は、図2に示すように、
弁ハウジング17と、この弁ハウジング17の上端内部
の弁座18にコイルバネ19によって押圧されたボール
弁20を有し、このボール弁20は、通常コイルバネ1
9の付勢力によって弁座18を閉じて負圧作動弁9が閉
弁している。なお、コイルバネ19の付勢力は、吸込口
4に異物等が吸い込まれて、吸込側配管8内の圧力が所
定圧力以上の負圧になった場合に撓んで、ボール弁20
が下方に移動して弁座18が開く(開弁する)如く設定
されている。
【0019】また、負圧作動弁9は、弁ハウジング17
の下端外周に雄ネジ21が形成され、この雄ネジ21が
後側ハウジング22の孔に形成された雌ネジ23に螺合
することによって、後側ハウジング22に取り付けられ
ている。この後側ハウジング22は、吸込側配管8の再
上流部を形成し、その前端開口部内側に形成した雌ネジ
24を、吸込口4を形成する前側ハウジング25の雄ネ
ジ26に螺合することによって、バスタブ3の側壁3a
にシール材27a、27bを介して固定されている。
【0020】そして、前側ハウジング25のバスタブ3
の側壁3a内面には、内側に吸込口フィルータ28が脱
着可能に配設され多数の吸込孔29aを有する蓋体29
が取り付けられている。この蓋体29、吸込口フィルタ
ー28及び前側ハウジング25等によって吸込口4が形
成されている。なお、本例では、負圧作動弁9がバスタ
ブ3の吸込口4に極めて近い後側ハウジング22に設け
られているが、吸込側配管8の適宜位置(例えば吸込側
配管8の略中央部分やポンプ7側等)に設けることもで
きる。
【0021】次に、この安全装置2の動作の一例を図3
等に基づいて説明する。先ず、コントローラ12に、ポ
ンプ7の異常を検知するための基準値を設定する。この
基準値としては、ポンプ7の電流値が異常であると判定
する基準電流値Iと、基準時間T等からなり、基準電流
値Iは、例えばポンプ7の空運転時の電流値よりも所定
値高く、正常運転時の電流値よりも所定値低い値に設定
される。
【0022】この基準値が設定された状態で、操作部1
6の操作によってコントローラ12を介して、図3に示
す時間t1でスイッチ14がオンすると、電源回路13
から所定の駆動電流(電源)がスイッチ14、電流検出
回路11を介してポンプ7に供給される。この電源の供
給により、ポンプ7が作動(オン)して電流が流れ、こ
の電流は起動時に突出電流(起動電流)が瞬時流れ、そ
の後略一定の電流値Ioとなる。
【0023】そして、ポンプ7が正常に作動している状
態において、図3の時間t2で異物が吸込口4に吸い込
まれると、吸込口4が詰まった状態となって、吸込側配
管8内の圧力が低下する。この圧力がコイルバネ19の
付勢力に応じた所定値まで低下すると負圧作動弁9が作
動し、ボール弁20が下方に移動して弁座18が開き、
図2の矢印イ、ロの如く、弁ハウジング17及び後側ハ
ウジング22、吸込側配管8を介してポンプ7内に空気
が吸引され、ポンプ7が空運転状態となる。
【0024】ポンプ7が空運転状態となるとその負荷が
軽減されることから、ポンプ7の電流値も正常運転時に
比較して幅ΔI1低下し、この低下した状態で異物の吸
込状態の変化に追従して電流値も例えば幅ΔI2変化
(脈動)することになる。そして、低下した状態の電流
値が基準時間T(略t3−t2)継続すると、コントロ
ーラ12が異常と判定して、異常検知信号をスイッチ1
4に出力して、スイッチ14をオフさせる。このスイッ
チ14のオフにより、電源回路13から電流検出回路1
1を介したポンプ7への電源供給が遮断され、ポンプ7
が停止する。
【0025】つまり、吸込口4に異物が吸い込まれる
と、電流検出回路11で検出されるポンプ7の電流値
は、負圧作動弁9が吸込側配管8に設けられていない場
合は、図3の二点鎖線aで示すように、異物の吸込状態
に応じて例えば幅ΔI2で変化するが、この変化は正常
時のポンプ7の電流値Ioに対して比較的小さい値とな
る。しかし、吸込側配管8に負圧作動弁9を設け、この
負圧作動弁9が異物の吸込で作動することによってポン
プ7が空運転状態になると、ポンプ7の電流値が負荷軽
減によって幅ΔI1一挙に低下する。したがって、異常
検知の基準値となる基準電流値Iがポンプ7の空運転時
の電流値より高く設定されていることから、検出した電
流値によってポンプ7の空運転状態、すなわち異物の吸
込が確実に検知されることになる。
【0026】このように、上記実施例の安全装置1にあ
っては、吸込側配管8に負圧作動弁9を設けると共に、
この負圧作動弁9の作動状態(開弁)に応じて、電流検
出回路11で検出したポンプ7の電流値をコントローラ
12で基準電流値Iや基準時間Tと比較して異常を判定
するため、吸込口4における異物吸込時の異常を確実に
検知してポンプ7を停止させることができる。
【0027】特に、異物が吸い込まれた吸込側配管8内
が所定の圧力以下になると、負圧作動弁9が作動してポ
ンプ7が空運転状態となるため、異物吸込時のポンプ7
の電流値をΔI1低下させることができて、コントロー
ラ12による異常電流の判定(検知)をより確実に行う
ことができると共に、異常電流が基準時間T継続して検
出された場合に異常と判定するため、例えば吸込口4に
人体が触れることによって瞬間的にポンプ7の電流値に
変化が発生した場合等に、異常と判定してしまうことが
なくなり、異物の吸込のみをより確実に検知することが
できる。
【0028】また、負圧作動弁9は、ポンプ7が正常運
転の場合に閉じ、異物が吸い込まれた場合に開くように
設定されているため、吸込口4から異物が吸い込まれた
際に、負圧作動弁9が確実に作動して、ポンプ7を空運
転状態とすることができ、異物の吸い込みによるポンプ
7の空運転をより確実に検知することができる。
【0029】これらのことから、入浴者の髪や手等が吸
込口4に吸い込まれた場合であっても、これを確実に検
知してポンプ7を停止させることができて、入浴時の安
全性をより十分に確保できるジェットバス1の安全装置
2を得ることが可能になる。つまり、上記実施例におけ
る安全装置2にあっては、負圧作動弁9の持つ特徴と電
流検出回路11の持つ特徴を機能的に組み合わせ、かつ
これらにマッチした判定基準を採用することによって、
異物等の吸込時の異常を確実に検知してポンプ7を停止
させることができ、比較的新しい商品であるジェットバ
ス1において、PL法(製造物責任法)に基づいたより
安全な商品の提供が図れる等、大きな効果が期待でき
る。
【0030】またさらに、高価な圧力スイッチ57や圧
力センサを循環流路6の配管内に設ける必要がなくなる
ため、配線関係における防水対策や絶縁対策等が不要に
なると共に、異物吸込時のポンプ7の電流値の変化が大
きいため、コントローラ12によって異常判定を容易に
行うことができて、高精度な検出回路や高精度な電子部
品等が不要となる。また、電流検出回路11、コントロ
ーラ12、電源回路13等が制御ボックス10内に一体
的に組み込まれているため、安全装置2のコンパクト化
と、その設置の容易化が図れる。これらのことから、安
全装置2全体の構成の簡略化を図ることができると共
に、安全装置2を安価に形成することができる。
【0031】なお、上記実施例においては、異物吸込の
判定基準値として基準電流値Iと基準時間Tを設定する
場合を例にして説明したが、本発明はこれに限定される
ものでもなく、例えば基準電流値Iのみを設定して、ポ
ンプ7の電流値が基準電流値I以下になった場合(すな
わちT=0の場合)に、コントローラ12によって直ち
にスイッチ14をオフしてポンプ7を停止させるように
しても良い。
【0032】また、上記実施例においては、制御ボック
ス10内に電流検出回路11やコントローラ12、電源
回路13を一体的に組み込んだ場合を例にして説明した
が、例えば各回路を別体で形成して、バスタブ3回りの
適宜位置に設置することも勿論可能である。さらに、上
記実施例においては、安全装置2が吸込口4への異物の
吸い込みによる異常発生を検知する場合について説明し
たが、本発明の安全装置2によれば、例えば吸込口4部
分の配管の接続不良等による吸引側配管8内の圧力低下
(異常)等も検知することができる。また、上記実施例
における負圧作動弁9の構成等も一例であって、本発明
に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、バスタブ内から吸込口に異物等が吸い込ま
れると、吸込側配管の負圧作動弁の作動でポンプが空運
転状態となってポンプの電流値の変化が大きくなり、こ
の電流値が電流検出手段で検出され、制御手段で異常と
判定された場合にポンプを停止させることができるた
め、異物吸込等の異常を確実に検知することができて、
入浴時の安全性を十分に高めることができると共に、負
圧作動弁は吸込側配管に単に配置するだけで良い等、安
全装置全体を安価に形成することができる。
【0034】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、吸込口から異物が吸い込
まれると、負圧作動弁の作動でポンプが空運転状態とな
ってその電流値が大きく変化するため、吸込口への異物
吸込等の検知を確実に行うことができて、より安全性を
高めることができる。
【0035】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、電流検出手段で検出され
たポンプの電流値が、ポンプの空運転時の電流値よりも
高くかつ正常運転時の電流値よりも低く設定された基準
値と比較され、この基準値を所定時間継続して下回った
際に異常と判定されるため、異物吸込等の異常発生をよ
り確実に検知することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるジェットバス用安全装置の一実
施例を示す概略構成図
【図2】同図1のA部の拡大断面図
【図3】同動作を説明するための時間とポンプ電流の関
係を示すグラフ
【図4】従来の安全装置を示す概略構成図
【図5】従来の他の安全装置を示す概略構成図
【符号の説明】
1・・・・・ジェットバス 2・・・・・安全装置 3・・・・・バスタブ 4・・・・・吸込口 5・・・・・噴流口 6・・・・・循環流路 7・・・・・ポンプ 8・・・・・吸込側配管 9・・・・・負圧作動弁 10・・・・制御ボックス 11・・・・電流検出回路 12・・・・コントローラ 13・・・・電源回路 14・・・・スイッチ 17・・・・弁ハウジング 20・・・・ボール弁 28・・・・吸込口フィルター 29・・・・蓋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61H 23/00 529

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バスタブ内の湯水をポンプによって吸込口
    から吸引して噴流口からバスタブ内に噴射するジェット
    バスにおいて、前記ポンプと吸込口との間の吸込側配管
    に設けられた負圧作動弁と、前記ポンプの電流値を検出
    する電流検出手段と、前記負圧作動弁の作動状態と前記
    電流検出手段で検出された電流値に基づいてポンプの作
    動を停止し得る制御手段と、を具備することを特徴とす
    るジェットバス用安全装置。
  2. 【請求項2】前記負圧作動弁は、前記吸込口に異物等が
    吸い込まれ吸込側配管内の圧力が予め設定した所定圧力
    より下がった際に作動して開き、前記ポンプを空運転さ
    せることを特徴とする請求項1記載のジェットバス用安
    全装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、電流検出手段で検出され
    たポンプの電流値が、ポンプの空運転時の電流値よりも
    高く正常運転時の電流値よりも低い基準値を所定時間継
    続して下回った際に、ポンプへの電源供給を遮断するこ
    とを特徴とする請求項1記載のジェットバス用安全装
    置。
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