JP4066184B2 - 給水装置 - Google Patents

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Description

本発明は給水装置に係り、特に水道の配水本管から加圧ポンプを介して直接末端給水機器へと連結された、いわゆる直結型の給水装置に関する。
図1は、係る給水装置のシステム構成の一例を示す。ポンプの流入側には、水道の配水本管に接続される給水管12を備えており、ポンプ10の吐出側には、末端給水機器に接続される吐出管13を備えている。ポンプ10の吐出側には逆止弁18が挿入され、ポンプ10が停止している際に、吐出側から流入側に水が逆流しないようになっている。又、ポンプ10の流入側と吐出側は連結管19でバイパスされ、配水本管の圧力が上昇し、ポンプの目標吐出圧力を超えた場合には、ポンプ10を介さずに直接吐出管13側に給水するようになっている。尚、連結管19にも前述と同様の理由により逆止弁18が備えられている。圧力タンク14,15は、ポンプの流入側及び吐出側の圧力の変動を緩やかにするために設けられたものであり、配水本管及び末端給水機器側に対してバッファとしての役割を果たしている。
ポンプ10は、三相交流の商用電源に接続された周波数・電圧変換装置(インバータ)21を備えたモータ11により可変速で駆動される。
制御部22は、流入圧力検出器16及び吐出圧力検出器17の信号に基づき、可変速手段21に信号を送り、ポンプ10の回転数を任意の速度に加速又は減速制御する。
ポンプ10の吐出側には圧力検出器17を備え、ポンプ10の吐出圧力を検出するようになっている。圧力検出器17により検出されたポンプの吐出圧力信号は、制御部22に伝達され、ポンプ10を駆動するモータ11を、インバータ21により可変速運転制御する。即ち、制御部22はポンプ10の流入側の圧力が変動しても、常に一定の水圧を吐出側に接続された末端給水機器に供給するようにモータ11を可変速制御する。
ポンプ10の流入側にも圧力検出器16を備え、ポンプ10の流入側の圧力を常に監視している。一般に水道等の配水本管は多数の給水管に分岐し、そこから多数の末端給水機器に給水を行っている。このため配水本管の水圧が低下すると、多数の給水管の水圧の低下に通じ、末端給水機器で水の出方が十分でなくなる等の問題が生じる。このため、配水本管の圧力が低下した場合には、ポンプの運転を継続すると更にポンプの流入側の水圧が低下することになる。又、ポンプ流入側がポンプの運転により負圧になる場合には、外部より給水管12に排水、雨水等が浸入する恐れがある。これらの事情からポンプ流入側の圧力が一定値以下に低下した場合には、まずこの圧力の低下を検出し、ポンプを停止する等の流入側圧力低下時の対策が行なわれている。
特開平5−118280号公報、特開平5−263444号公報、特開平5−240186号公報等によれば、加圧ポンプの吐出側の圧力を一定に保つことにより、末端給水機器へ安定した一定圧力の水を常に供給できるように、ポンプの速度を増減する技術が開示されている。又、配水本管に水圧の低下をきたさないように、ポンプの流入側圧力が低下した際には、ポンプの速度を減速する、又は停止することにより、配水本管側の圧力の低下を防止する技術等が開示されている。
実願平3−16602号実用新案登録出願に添付された明細書及び図面には、従来の流入側圧力低下時の制御フローの一例が開示されている。この制御フローは、まず流入圧力を検出して、次に流入圧力と設定値の比較を行う。流入圧力が設定値よりも高い場合には、流入圧力が保護されるべきレベルでないので、そのまま運転を継続する。流入圧力が設定値よりも低い場合には、流入圧力保護のレベルであるので、警報信号を出力してポンプを停止する。
しかしながら、ポンプ起動時に流入圧力が一次的に数秒下がる現象がある。従来このポンプ起動時の一次的な流入圧力低下で、ポンプが停止してしまうという不具合があった。ポンプ流入側が設定圧力よりも高くなった時にポンプ停止信号を自動解除するように構成した場合でも、ポンプが起動した時の流入圧力の低下でポンプが停止し、ポンプが停止すると流入圧力が復帰するためポンプがすぐに起動する。ポンプが起動すると、流入圧力が低下するためすぐにまた停止するという動作が繰り返されるという不具合があった。
本発明は、上述した事情に鑑みて為されたもので、直結型給水装置において、流入側圧力が低下した際に、頻繁にポンプの起動停止を繰り返すことなく、安定な流入側圧力低下時の対策を行うことができる給水装置を提供することを目的とする。
本発明の給水装置は、配水管に接続された流入管と、この流入管に接続された加圧ポンプと、この加圧ポンプの吐出側に接続された吐出管と、前記流入管に接続された加圧ポンプの流入圧力を検出する流入圧力検出器と、前記ポンプを制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記流入圧力があらかじめ定めた圧力設定値よりも低い状態が一定時間継続した時に前記ポンプを強制的に停止する停止信号、及び警報信号を出力し、その後前記流入圧力が回復すると前記流入圧力の回復時に一定時間継続したか否かが判断され、継続した時に前記強制停止信号及び前記警報信号を自動解除する動作を行うことを特徴とする。
上述した本発明によれば、ポンプ起動時の一時的な流入圧力の低下は、流入圧力が流入圧力設定値よりも低い状態が一定時間継続することにより、ポンプの強制停止信号、及び、警報信号が出力されるようになっているため、不用意にポンプ停止、或いは警報の発令となることがない。
又、流入圧力が回復した際に、流入圧力が流入圧力設定値を越えている場合に、ポンプの強制停止信号出力を自動解除する動作を行うので、確実に流入圧力が回復した状態でポンプを起動でき、同様に流入圧力設定値付近でのポンプの起動停止の繰返しという問題が防止される。
また、本発明の給水装置は、配水管に接続された流入管と、この流入管に接続された加圧ポンプと、この加圧ポンプの吐出側に接続された吐出管と、前記流入管に接続された加圧ポンプの流入圧力を検出する流入圧力検出器と、前記ポンプを制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記流入圧力があらかじめ定めた圧力設定値よりも低い時に前記ポンプを強制的に停止する停止信号、及び警報信号を出力し、その後前記流入圧力が所定時間以上継続して回復すると前記強制停止信号及び前記警報信号を自動解除することを特徴とする。
前記圧力設定値を98kPa(10mAq)程度としてもよい。
前記流入圧力があらかじめ定めた圧力設定値よりも低い状態が一定時間継続したことを検出するタイマを設け、前記流入圧力の低下及び回復によるポンプの起動頻度が一定値以上である場合は、前記タイマの設定時間を長くしてもよい。
本発明は、直結型の給水装置において、流入圧力が低下した時に、従来のように直ちに警報を出力する、またはポンプを停止するのではなく、一定の確認時間の間、状態が継続していることを条件として、しかる後にポンプの強制停止及び警報の出力をするようにしたものである。従って、流入圧力が低下した場合にも、不用意にポンプを強制停止させないため、安定な給水を確保できる。また、ポンプがゆっくり起動されると、流入側の一時的な圧力の低下がなく、起動停止の繰り返しが防止される。
以下、本発明の一実施例について添付図面を参照しながら説明する。尚、各図中同一符号は、同一又は相当部分を示す。
本実施例においても、給水管12に加圧ポンプ10が直結され、末端給水機器に吐出管13から直結給水するシステム構成は、図1に示すとおりである。そして、加圧ポンプ10は吐出圧力検出器17の信号により、ポンプ吐出側の供給水圧が一定となるようにインバータ等の可変速手段21でポンプ回転速度を増減する吐出圧力制御が行われる。また、流入圧力が低下した場合に、配水本管に悪影響を及ぼさないように、所定の設定圧力以下になると、警報する、又はポンプを強制停止する流入圧力制御が以下に述べるように行われる。
図2は、本発明の第1実施例の給水装置の制御部分の構成を示す。制御部22には、流入圧力検出器16から加圧ポンプ10の流入側の圧力Ps が入力される。制御部22にはタイマT1 ,T2 等の制御時間があらかじめ設定されている。また、ポンプを強制停止する、及び又は、警報を発生する流入圧力設定値P1 が設定される。圧力設定値P1 は、例えば98kPa(10mAq)程度の配水本管に悪影響を及ぼす恐れのある圧力である。
時間T1 は、第一の圧力設定値P1 よりも流入圧力Ps が低い状態が継続した時に警報信号を出力する、または強制停止信号を出力するための継続時間であり、本実施例では30秒程度である。そして、時間T2 は、流入圧力が圧力設定値P1 よりも高い状態が継続した時に強制停止信号あるいは警報信号を自動解除する場合の継続時間であり、本実施例では6秒程度である。
ポンプをゆっくり起動する手段は、通常の給水装置ではインバータ21のソフトスタート・ソフトストップのタイマは3〜5秒に設定されているが、このタイマを10秒以上と長くして、電源の投入からゆっくり加速して所定の速度迄加速するものである。
図3は、本発明の一実施例の流入圧力低下時の制御フローを示す。まず流入圧力Ps を流入圧力検出器16から読み込む。そして流入圧力Ps が、設定圧力P1 よりも高いか低いかが比較される。設定圧力P1 よりも低い場合は、この状態がタイマT1 の時間、継続したか否かが判断される。継続した場合は、”YES”であり、強制停止、及び又は、警報信号が出力される。”NO”である場合は、強制停止、及び又は、警報信号は出力されない。
次に流入圧力が回復して、流入圧力Ps が設定圧力P1 よりも高いか低いかが比較される。流入圧力Ps が設定圧力P1 よりも高い場合には、タイマT2 の時間、この状態が継続したか否かが判断される。”YES”である場合には、流入圧力が回復したと判断してポンプのゆっくり起動、及び又は、警報信号の解除が行われる。継続しない場合には”NO”であり、強制停止、及び又は、警報信号の解除は行われない。
図4は、前述した制御フローに従った流入圧力が低下した時のポンプの運転状態を示す。図示するように時刻tで何らかの状態で流入圧力Ps が突然低下したとする。この場合には、タイマT1 の時間だけ流入圧力Ps が設定圧力P1 よりも低い状態が継続したか否かの確認が為される。この場合には流入圧力が戻り、この時間(T1 )内に設定圧力P1 を越えているので、タイマT1 の時間だけPs <P1 の状態が継続していないので、ポンプ強制停止、及び又は、警報信号の出力には到らない。
次に、時刻tで、流入圧力Ps が低下し、設定圧力P1 よりも低い状態となり、時刻tでタイマT1 の時間が経過したとする。流入圧力Ps が、設定圧力P1 よりも低下した状態が時間T1 継続したので、時刻tでポンプ強制停止、及び又は、警報信号が出力される。ポンプ強制停止信号が出力されると、制御部22はインバータ21に停止信号を送り、ポンプが停止する。警報信号が出力された場合には、制御部22は、制御盤よりブザーを鳴らす、あるいは警報ランプを点灯する等の手段により、監視員に流入側圧力の低下を知らせる。監視員は、状況を判断してポンプ強制停止等の措置をとる。
ポンプ強制停止信号と警報信号とは、及び又は、の関係であるので、双方を同時に行ってもよく、又、いずれか片方のみを単独に行なってもよい。これは、給水装置の個々の状況に応じて適宜選択される。
ポンプが停止すると、流入圧力Ps は一次的に回復する。しかしながら、流入圧力Ps の低下が配水本管から起因しており、その後も継続している場合には、流入圧力Ps は、再び設定圧力P1 より低下した状態となる。時刻tでは、流入圧力Ps が設定圧力P1 を越えるので、タイマT2 が作動し、この時間、流入圧力Ps が設定圧力P1 を上回っているか否かが判断される。
本実施例においては、流入圧力Ps はすぐに設定圧力P1 を下回った状態に戻るので、ポンプの強制停止信号、及び又は、警報信号の解除は行われない。
その後、配水本管の圧力が回復し、ポンプの流入圧力Ps が徐々に上昇し、設定圧力P1 を時刻tで越えたとする。時刻tでタイマT2 が作動し、この時間、流入圧力Ps が設定圧力P1 を越えているか否かが判断される。この場合には、タイマT2 の時間、流入圧力Ps が設定圧力T1 を上回った状態が継続していることが確実であるので、時間T2 経過後の時刻tでポンプのゆっくり起動、及び又は、警報信号の解除を行う。ポンプがゆっくり起動すると、一時的な流入圧力の低下という問題が発生しないので、ポンプの起動停止が繰り返されるという問題が生じない。
ちなみに、従来の運転方式においては、時刻t1 で設定圧力P1 よりも低い状態になると、ポンプが停止し、流入圧力が設定圧力まで回復すると、ポンプが起動する。ポンプが起動すると、数秒間流入側の圧力が低下するので、またポンプが停止する。このようなポンプの起動停止が繰り返される状態が、発生していたが、上述した制御フローに従えば、このような問題が防止される。
図5は、本発明の第2実施例の給水装置の制御部分の構成を示す。制御部22には、流入圧力検出器16から加圧ポンプ10の流入側の圧力Ps が入力される。制御部22にはタイマT1 ,T2 等の制御時間があらかじめ設定されている。また、圧力設定値P1 が設定される。圧力設定値P1 は、例えば147kPa(15mAq)乃至49kPa(5mAq)程度のポンプ吸入保護のための設定圧力である。
タイマ時間T1 は、圧力設定値P1 よりも流入圧力Ps が低い状態がこの時間継続した時に警報信号を出力する、または強制停止信号を出力する継続時間であり、本実施例では6秒程度である。そして、タイマ時間T2 は、流入圧力が圧力設定値P1 よりも高い状態が継続した時に強制停止信号あるいは警報信号を自動解除する場合の継続時間であり、同様に6秒程度である。
本実施例の制御装置22には、起動停止頻度検出手段23及びポンプ速度をゆっくり加速する手段24を備えている。即ち、ポンプの起動停止が頻繁に繰り返されたならば、これを検出してポンプ起動時にポンプ速度をゆっくり加速する。例えば、ポンプの起動停止が1分間に3〜4回程度繰り返されたら、加速時間を通常の3〜5秒から10〜20秒程度に長くする。
図6は、本発明の第2実施例の流入圧力低下時の制御フローを示す。まず流入圧力Ps を読み込む。そして流入圧力Ps が設定圧力P1 よりも高いか低いかが比較される。設定圧力P1 よりも低い場合は、この状態がタイマT1 の時間、継続したか否かが判断される。継続した場合は、”YES”であり、強制停止、及び又は、警報信号が出力される。”NO”である場合は、強制停止、及び又は、警報信号は出力されない。流入圧力Ps が設定圧力P1 よりも高くなった場合には、タイマT2 の時間、この状態が継続したか否かが判断される。”YES”である場合には強制停止、及び又は、警報信号が解除され、継続しない場合には”NO”であり、強制停止、及び又は、警報信号の解除は行われない。
上述した所迄は、第1実施例の制御フローと同様であるが、使用水量が多い場合等で、尚、ポンプの起動停止が頻繁に繰返される場合がある。本実施例では、起動停止頻度をその検出手段23により検出して、一定値(例えば毎分4回)と比較する。そして、一定値以上に起動停止頻度があれば、タイマT1の遅延時間を、例えば10秒程度以上に長くする。
図7(A)は、従来例の制御フローに従った流入圧力が低下したときのポンプの運転状態を示す。図示するように時刻tで何らかの状態で流入圧力が突然低下したとする。この場合には、タイマT1 の継続時間の確認が為されるが、この間にポンプ流入側圧力Ps が回復していないとポンプは停止する(時刻t )。そして、ポンプ流入側圧力Ps が設定圧力P1 に回復し、継続時間T2が経過すると、ポンプは直ちに起動することになる(時刻t)。ポンプが起動すると、特に使用水量が大きい時には、再び流入側の圧力が一時的に低下する。再び時間T1 後に流入側圧力Ps が回復していないとポンプが停止する。このようにして、ポンプの起動停止が繰返される。
図7(B)に示す本実施例においては、このポンプの起動停止の頻度が計測される。そして、一定回数の繰返しが検出されると、ポンプの起動時間が自動的に延長される。即ち、ポンプ速度をゆっくり加速することにより、ポンプをゆっくり起動する。本実施例では、時刻tから時刻tの間のポンプの起動停止の繰返しが検出されると、時刻t からtにおいて、ポンプがゆっくり起動される。ポンプがゆっくり起動されると、流入側の一時的な圧力の低下が少なく、図示するように設定圧力P1 以下に低下しない。このため、以降の起動停止の繰返しが防止される。
尚、ポンプをゆっくり起動する際の起動時間は、起動停止頻度の大きさに対応して設定するようにしてもよい。又、起動停止の繰返しが抑まる迄、段階的に長くしてゆき、最終的には、適切な長さを記憶装置に記憶して、次回のポンプ流入側圧力低下保護に用いるようにしてもよい。
尚、通常の給水装置では、インバータ21のソフトスタート・ソフトストップのタイマは3〜5秒に設定されているのが普通である。この時間をより長くすることが、ポンプ起動時に一次的に流入圧力が低下することを防止するが、一方で末端給水機器側に給水の水圧が上がってこないという不快感を与える。上述した各実施例では、強制停止後の再起動の場合のみ、このゆっくり立ち上がる時間を10秒以上と長くするものである。この場合には、ポンプが一旦強制停止されているという状態なので、末端給水機器の使用者側としても再起動時に立ち上がる時間の長さは、それほど問題とはならない。
また、給水装置では給水する量が少ない時に、ポンプの締切運転を防止するため、ポンプを一時的に停止する少水量停止動作が行われる場合がある。しかしながら、上述した実施例のようなポンプの強制停止からの再起動においては、少水量停止動作とは異なり、末端給水機器の蛇口が開いていて再起動時に大量の水が流れ、流入圧力がポンプの起動時に一時的に低下することが懸念される。このような条件下においては、一刻も早く使用者側に十分な圧力の水を供給することを優先しないで、ポンプを確実にゆっくり起動し、ゆっくり給水を再開することが使用者側にも、また給水装置側にも有利である。
尚、以上の実施例は、水道の配水本管から末端給水機器に接続された、給水装置について説明したが、本発明の趣旨は、広くポンプを用いた給水制御装置全般に適用できるものである。又、上述した実施例においては、可変速モータ駆動による吐出圧力制御を併用する例について説明しているが、必ずしも吐出圧力制御を併用する必要は無く、流入圧力低下時の単独の制御としてもよいのは、勿論のことである。
直結型の給水装置のシステム構成の説明図。 本発明の第1実施例の制御部の構成を示す説明図。 本発明の第1実施例の流入圧力低下時の制御フロー図。 前記制御フロー図に従った給水装置の動作を示すタイムチャート。 本発明の第2実施例の制御部の構成を示す説明図。 本発明の第2実施例の流入圧力低下時の制御フロー図。 (A)は従来例のタイムチャートであり、(B)は前記制御フロー図に従った給水装置の動作を示すタイムチャート。
符号の説明
10 ポンプ
11 モータ
12 給水管
13 吐出管
14,15 圧力タンク
16 流入圧力検出器
17 吐出圧力検出器
18 逆止弁
19 連結管
21 インバータ(可変速手段)
22 制御部
23 起動停止頻度検出手段
24 ポンプ速度をゆっくり加速する手段
Ps 流入側検出圧力
P1 流入側設定圧力
T1 ,T2 タイマ時間

Claims (4)

  1. 配水管に接続された流入管と、この流入管に接続された加圧ポンプと、この加圧ポンプの吐出側に接続された吐出管と、前記流入管に接続された加圧ポンプの流入圧力を検出する流入圧力検出器と、前記ポンプを制御する制御手段とを備え、
    該制御手段は、前記流入圧力があらかじめ定めた圧力設定値よりも低い状態が一定時間継続した時に前記ポンプを強制的に停止する停止信号、及び警報信号を出力し、その後前記流入圧力が回復すると前記流入圧力の回復時に一定時間継続したか否かが判断され、継続した時に前記強制停止信号及び前記警報信号を自動解除する動作を行うことを特徴とする給水装置。
  2. 配水管に接続された流入管と、この流入管に接続された加圧ポンプと、この加圧ポンプの吐出側に接続された吐出管と、前記流入管に接続された加圧ポンプの流入圧力を検出する流入圧力検出器と、前記ポンプを制御する制御手段とを備え、
    該制御手段は、前記流入圧力があらかじめ定めた圧力設定値よりも低い時に前記ポンプを強制的に停止する停止信号、及び警報信号を出力し、その後前記流入圧力が所定時間以上継続して回復すると前記強制停止信号及び前記警報信号を自動解除することを特徴とする給水装置。
  3. 前記圧力設定値は98kPa(10mAq)程度であることを特徴とする請求項1又は2に記載の給水装置。
  4. 前記流入圧力があらかじめ定めた圧力設定値よりも低い状態が一定時間継続したことを検出するタイマを設け、前記流入圧力の低下及び回復によるポンプの起動頻度が一定値以上である場合は、前記タイマの設定時間を長くすることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の給水装置。
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