JPH06747U - ラインドットプリンタにおける印字ハンマバンク揺動装置 - Google Patents
ラインドットプリンタにおける印字ハンマバンク揺動装置Info
- Publication number
- JPH06747U JPH06747U JP5004592U JP5004592U JPH06747U JP H06747 U JPH06747 U JP H06747U JP 5004592 U JP5004592 U JP 5004592U JP 5004592 U JP5004592 U JP 5004592U JP H06747 U JPH06747 U JP H06747U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- hammer bank
- counter balancer
- permanent magnet
- counter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Impact Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 VCM駆動のラインドットプリンタにおける
印字ハンマバンク揺動装置のVCM推力の増強及び消費
電力の減少を図ることを目的とする。 【構成】 カウンタバランサ9の永久磁石6,6’と向
き合っている部分を積層したケイ素鋼板9−2で構成す
る。
印字ハンマバンク揺動装置のVCM推力の増強及び消費
電力の減少を図ることを目的とする。 【構成】 カウンタバランサ9の永久磁石6,6’と向
き合っている部分を積層したケイ素鋼板9−2で構成す
る。
Description
【0001】
本考案はVCM(ボイスコイルモータ)によって駆動されるラインドットプリ ンタにおける印字ハンマバンク揺動装置に関するものである。
【0002】
図1は従来装置の構成を示すもので、1はハンマバンク2に印字行にそって複 数個取付けられた印字ピン、3はハンマバンク2を取付けたハンマバンク取付部 材である。このハンマバンク取付部材3は両端をカウンタバランサ9の両端部に 取付け、2個の回転ホイール4,4’に巻きつけられたスティールベルト5,5 ’に取付けられている。6,6’は永久磁石、7はヨーク、8,8’は通電コイ ルで、永久磁石6,6’とヨーク7を流れる磁束と鎖交しVCMの推力を発生さ せると同時に、ハンマバンク取付部材3とカウンタバランサ9との密着性をよく するための磁気吸引力を発生する作用もそなえている。10,10’は揺動動作 の反転に必要な推力を小さくするための反撥バネである。 この従来の構造は、図3の(b)図に示すように、カウンタバランサ9の長手 方向磁束密度が変化しているため、図3の(c)図に示すようにカウンタバラン サ9にウズ電流が発生し、カウンタバランサ9にウズ電流による逆推力が作用す る。従って、 1) 通電電流当りの推力が小さく電力消費が割高となっている。 2) 推力当りのコイル巻数を大きくしなければならないため、インダクタン スが大きくなり、揺動動作の反転時間が短くならず、プリンタの高速化を阻害し ている。 という問題があった。
【0003】
本考案は上記の問題点を解消し、揺動動作の反転の高速化が実現でき、単位電 流当りの推力も大きく、省エネルギー対策が可能な構造を得ることを課題とする ものである。
【0004】
本考案は上記の課題を解決するためになされたもので、第1の考案はカウンタ バランサの永久磁石と向き合っている側を積層したケイ素鋼板で構成し、ケイ素 鋼板の積層の方向をカウンタバランサの運動方向に対して垂直に、且つ永久磁石 とカウンタバランサ間の磁束の向きに対して垂直な向きに構成したものである。 また、第2の考案はカウンタバランサ材をケイ素含有率が数%のケイ素鉄などの 様に所定の磁気特性をそなえ且つ導電性の小さいものとしたものである。
本考案の構造によると、カウンタバランサに発生するウズ電流が小さくなり、 これとギャップにおいてx方向に変化する磁束との鎖交により、フレミングの左 手の法則で発生していたウズ電流による逆推力が小さくなり、VCMの必要推力 が小さくなり、従って、 1) コイル巻数が小さくできスペースどりが楽になる。 2) 通電電流が小さくでき省エネ、発熱削減ができる。
【0005】
実施例:1 図2は本考案による実施例1を示すもので、図1に示す従来構造と異なる点は カウンタバランサ9の永久磁石6,6’に向い合っている側に凹部を設け、そこ に積層したケイ素鋼板9−2を接着又はネジ止めで埋設する構造とした点である 。なお、ケイ素鋼板の積層の方向は、カウンタバランサ9の運動方向に対して垂 直に、且つ永久磁石6,6’とカウンタバランサの間の磁束の向きに対して垂直 な向きとしている。(図2−aで紙面に対して垂直な向き) 上記の構成にすると、図2の(c)に示すように、発生するウズ電流は各積層 ケイ素鋼板の断面ごとの細長い電気抵抗の大きい回路を流れるので、ウズ電流が 小さくなり、ウズ電流による逆推力はほとんどなくなる。 実施例:2 構造は図1に示す従来構造と全く同じであるが、カウンタバランサ9の材質を 所定の透磁率を備え且つ導電性が小さくなる様にしたケイ素の含有率が数%のケ イ素鉄とすることで、発生ウズ電流を小さくする。
【0006】
本考案の効果を列挙すると次の通りである。 (1) コイルの巻数当りの発生推力が大きくなるので、通電コイルの巻数が 少なくてすみ、電磁気的インダクタンスが小さくなり、揺動ストローク終端での 高速反転が可能となり、プリンタの印字高速化が実現できる。 (2) 電流当りの発生推力が大きくなるので省エネルギーが可能となる。
【図1】従来装置の平面図である。
【図2】本考案の第1の実施例の平面図と、矢視A−A
拡大断面図と、矢視B−B面にできるウズ電流の説明図
である。
拡大断面図と、矢視B−B面にできるウズ電流の説明図
である。
【図3】従来装置の問題点を説明するための図である。
1 印字ピン 2 ハンマバンク 3 ハンマバンク取付部材 4,4’ 回転ホイール 5,5’ スティールベルト 6,6’ 永久磁石 7 ヨーク 8,8’ 通電コイル 9 カウンタバランサ 10,10’ 反撥バネ 11 インクリボン 12 印字用紙 13 プラテン
Claims (2)
- 【請求項1】 印字行に沿って複数個の印字ピンを取付
けた印字ハンマバンクと、通電コイルが巻きつけられた
カウンタバランサとを所定の間隔をもって設けられた回
転ホイールに懸架したスティールベルトの相対する位置
に固定し、且つ前記通電コイルと対向して永久磁石を器
枠に設けたVCM駆動のラインドットプリンタにおける
印字ハンマバンク揺動装置において、 前記カウンタバランサの永久磁石と向き合っている部分
を、積層したケイ素鋼板で構成し、ケイ素鋼板の積層の
方向をカウンタバランサの運動方向に対して垂直に、且
つ永久磁石とカウンタバランサ間の磁束の向きに対して
垂直な向きとしたことを特徴とする印字ハンマバンクの
揺動装置。 - 【請求項2】 印字行に沿って複数個の印字ピンを取付
けた印字ハンマバンクと、通電コイルが巻きつけられた
カウンタバランサとを所定の間隔をもって設けられた回
転ホイールに懸架したスティールベルトの相対する位置
に固定し、且つ前記通電コイルと対向して永久磁石を器
枠に設けたVCM駆動のラインドットプリンタにおける
印字ハンマバンク揺動装置において、 前記カウンタバランサをケイ素の含有率が数%のケイ素
鉄など、所定の磁気特性をそなえて且つで導電性の小さ
な材料で構成したことを特徴とする印字ハンマバンク揺
動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992050045U JP2570509Y2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | ラインドットプリンタにおける印字ハンマバンク揺動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992050045U JP2570509Y2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | ラインドットプリンタにおける印字ハンマバンク揺動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06747U true JPH06747U (ja) | 1994-01-11 |
JP2570509Y2 JP2570509Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=12848027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992050045U Expired - Fee Related JP2570509Y2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | ラインドットプリンタにおける印字ハンマバンク揺動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570509Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5319369U (ja) * | 1976-07-29 | 1978-02-18 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5567112A (en) * | 1978-11-14 | 1980-05-21 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Electromagnet |
JPS6042636U (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-26 | 松下電工株式会社 | ドツトプリンタ |
JPS60174208U (ja) * | 1984-04-25 | 1985-11-19 | 松下電工株式会社 | ドツトプリンタ印字ヘツドの電磁石装置 |
JPH03288657A (ja) * | 1990-04-04 | 1991-12-18 | Y E Data Inc | インパクトドツトラインプリンタ |
-
1992
- 1992-06-09 JP JP1992050045U patent/JP2570509Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5567112A (en) * | 1978-11-14 | 1980-05-21 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Electromagnet |
JPS6042636U (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-26 | 松下電工株式会社 | ドツトプリンタ |
JPS60174208U (ja) * | 1984-04-25 | 1985-11-19 | 松下電工株式会社 | ドツトプリンタ印字ヘツドの電磁石装置 |
JPH03288657A (ja) * | 1990-04-04 | 1991-12-18 | Y E Data Inc | インパクトドツトラインプリンタ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5319369U (ja) * | 1976-07-29 | 1978-02-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2570509Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4445798A (en) | Serial printer with a linear motor printer carriage | |
US7686597B2 (en) | Linear drive device provided with an armature body having a magnet carrier | |
JP2000253640A (ja) | リニア振動モータ | |
US3899699A (en) | Brushless linear DC motor actuator | |
JPS5849100B2 (ja) | 可動コイル型リニアモ−タ | |
JPH06747U (ja) | ラインドットプリンタにおける印字ハンマバンク揺動装置 | |
JP3463766B2 (ja) | プリンタ | |
JPH0956135A (ja) | リニア直流モータ | |
JPH0520990B2 (ja) | ||
JPH0128705B2 (ja) | ||
KR0167409B1 (ko) | 도트 라인 프린터 | |
JPH0539948U (ja) | ラインドツトプリンタにおける印字ハンマバンク揺動装置。 | |
JPS61244559A (ja) | 印字アクチユエ−タ | |
JPH034522Y2 (ja) | ||
JP2855792B2 (ja) | ドットラインプリンタ | |
JPH03222670A (ja) | リニアモータ | |
JPH06165470A (ja) | リニアモータ | |
JPH0717486Y2 (ja) | ワイヤドット印字ヘッド | |
JPH0734678Y2 (ja) | ワイヤドット印字ヘッド | |
KR100434068B1 (ko) | 영구자석형 리니어모터 | |
JP3427390B2 (ja) | ラインプリンタ | |
JPS6270058A (ja) | ラインプリンタのキヤリツジ機構 | |
JP2608182B2 (ja) | ワイヤドット印字ヘッド | |
JP2001178111A (ja) | 超電導アクチュエータ | |
JPH04189147A (ja) | プリンタの印字ヘッド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |