JPH034522Y2 - - Google Patents

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JPH034522Y2
JPH034522Y2 JP1983175152U JP17515283U JPH034522Y2 JP H034522 Y2 JPH034522 Y2 JP H034522Y2 JP 1983175152 U JP1983175152 U JP 1983175152U JP 17515283 U JP17515283 U JP 17515283U JP H034522 Y2 JPH034522 Y2 JP H034522Y2
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JP
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iron core
leaf spring
printing hammer
core
printing
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JP1983175152U
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JPS6083748U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は釈放型電磁石を用いたドツトラインプ
リンタの印字ハンマに関するものである。
電子計算機等の出力装置の一種であるドツトラ
インプリンタは周知である。近年、電子計算機等
の処理速度の向上、使用用途の拡大などにともな
い、ドツトラインプリンタの印字速度の高速化、
低消費電力化の要求が強い。この種のプリンタの
印字速度及び消費電力は、印字ハンマの性能によ
るところが大きく、上記要求に対しては印字ハン
マの改良が必要となる。
第1図はドツトラインプリンタに用いられる釈
放型印字ハンマの一例を示すものである。この種
の印字ハンマは、コイル1に永久磁石2の磁力を
打消すような電流を流し、たわんだ状態で吸着保
持されていた板ばね3を釈放させる。この時、板
ばね3に取り付けられた印字ピン4でインクリボ
ン5を介して印字用紙6を打撃し、ドツトを印字
する。電流が切られると、板ばね3は初期状態に
吸着保持される。これが1ドツト印字の一往復動
作である。
ドツトラインプリンタの印字速度の高速化のた
めには、この印字ハンマの一往復動作を高速化し
なければならない。一般に、これを実現するため
には、永久磁石2による板ばね3の磁気吸引力を
増加する必要がある。
磁気吸引力FMは、 FMα(A・BY2 ここでAは鉄心7の断面積、BYは鉄心7の磁
束密度であつて、通常鉄の飽和磁束密度である。
従つて、磁気吸引力FMを増すには、鉄心7の
断面積Aを増す必要があり、これは通常実装上余
裕のある第1図の上下方向に鉄心7の幅を広げる
ことによつて可能である。
しかし、単に鉄心7の幅を広げた場合、吸着面
8での板ばね3と鉄心7の片当りが生じやすくな
り、十分な磁気吸引力が得られなかつたり、異常
摩耗を生じたり、場合によつては板ばね3の折損
を生ずるという欠点がある。
一方消費電力は、単位時間に印字するドツト数
に比例して増加するが、上記のように、単に鉄心
7の幅を広げて印字ハンマの高速化をはかる場
合、それに加え鉄心7の幅が増したことによるう
ず電流損が加わり、消費電力の増加は非常に大き
いという欠点がある。これは、印字ハンマにおけ
る消費電力の約7割が鉄心7のうず電流損による
もので、うず電流損は鉄心7の幅の2乗に比例し
て増加するためである。
以上のように、印字ハンマを高速化する目的
で、単に鉄心7の幅を広げようとすると、上記の
ような欠点を生ずることが分かつた。
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、高速でかつ低消費電力である印字ハンマを
堤供することにある。
本考案は、鉄心の断面積を増加させる場合、そ
の増加部分を薄板を重ねることで実現し、かつそ
の薄板は、板ばねに接触しないように配置すれば
片当りの問題を生じないとともに、積層効果によ
つてうず電流損の増加も少なくできることに着目
し、印字ハンマにおける鉄心の構成を工夫したも
のである。以下実施例図面を参照して本考案を説
明する。
永久磁石2による磁気回路は、継鉄10、鉄心
7、プランジヤ13、継鉄11、継鉄12によつ
て構成される。動作原理は前記したものと同じで
あり、板ばね3は通常鉄心7の吸着面8にたわん
だ状態で吸着されている。吸着面8は、板ばね3
と密着するように精密に加工され、その表面は耐
摩耗処理がなされる。鉄心7は、その先端の吸着
面8にこのような精密加工がなされるので、1部
材で構成するのが好ましく、材質はうず電流損を
少なくする目的で、けい素鋼を用いるのがよい。
一般に、釈放型印字ハンマの磁気回路におい
て、最も磁路の断面積が小さくなるのは、コイル
1の実装によつて制限される鉄心7部分である。
鉄心7の飽和磁束密度と、断面積によつて板ばね
3の吸引磁束は制限され、最大吸引力が定まる。
印字ハンマの一往復動作を高速化し、ドツトライ
ンプリンタの高速化を図るためには、この最大吸
引力を増し、ばね定数の大きな板ばね3を吸着で
きるようにせねばならない。
補助鉄心9は、本考案によるもので、鉄心7の
断面積を増したのと同じ効果を生ずる。その先端
は、板ばね3と適当なギヤツプをもつて配置され
る。実験によれば、このように板ばね3と補助鉄
心9を接触させなくとも、十分吸引力が増加する
ことが分かつた。補助鉄心9は、板ばね3と接触
しないので片当りを生ずることもない。
さらに、消費電力は、補助鉄心9を用いること
により、同じ形状を一体の鉄心で構成したものに
比較して、約2割の低電力化がはかれた。これは
主に、積層構造としたことにより、断面積が増加
してもうず電流損の増加が少ないためである。さ
らにこの目的のためには、補助鉄心9を複数の薄
板で構成するのも良く、本考案と同じ効果を生ず
るであろう。
以上のように本考案によれば、板バネの片当た
りを防止できるため板バネの摩耗、折損が生じな
くなると共に、うず電流の発生を少なくすること
が可能となつたので低電力で磁気吸引力を大きく
することが可能となり、印字ハンマの高速化が図
れる。また、補助鉄心を鉄心に重ねるだけで済む
ので、印字ハンマを簡単に製作、組立できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の印字ハンマの一例を示す一部
断面側面図、第2図は、本考案印字ハンマの一実
施例を示す一部断面側面図である。 図において、1はコイル、2は永久磁石、3は
板ばね、4は印字ピン、7は鉄心、8は鉄心の吸
着面、10,11,12は継鉄、9は補助鉄心、
13はプランジヤである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前面にドツト印字ピンを装着した板バネと、該
    板バネを弾性変形した後退位置に吸着保持する鉄
    心と、吸着力を発生させる永久磁石と、前記吸着
    力を打ち消すように、前記鉄心に巻回された電磁
    コイルからなるインパクトドツトプリンタの印字
    ハンマであつて、 鉄心の上面または下面に重ねられ、その先端が
    板バネに接触しないよう鉄心の吸着保持面まで延
    ばさずに薄板の補助鉄心を設けたことを特徴とす
    る印字ハンマ。
JP17515283U 1983-11-11 1983-11-11 印字ハンマ Granted JPS6083748U (ja)

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JP17515283U JPS6083748U (ja) 1983-11-11 1983-11-11 印字ハンマ

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JP17515283U JPS6083748U (ja) 1983-11-11 1983-11-11 印字ハンマ

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Publication Number Publication Date
JPS6083748U JPS6083748U (ja) 1985-06-10
JPH034522Y2 true JPH034522Y2 (ja) 1991-02-06

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ID=30381133

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JP17515283U Granted JPS6083748U (ja) 1983-11-11 1983-11-11 印字ハンマ

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Citations (3)

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JPS5221914A (en) * 1975-08-09 1977-02-18 Yamura Shinkoseisakusho Kk Electromagnetic drive unit
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JPS5567112A (en) * 1978-11-14 1980-05-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Electromagnet

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53152178U (ja) * 1977-05-09 1978-11-30

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JPS6083748U (ja) 1985-06-10

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