JPH067402B2 - 信号再生方法及びこれに用いる波形等化回路 - Google Patents
信号再生方法及びこれに用いる波形等化回路Info
- Publication number
- JPH067402B2 JPH067402B2 JP57062426A JP6242682A JPH067402B2 JP H067402 B2 JPH067402 B2 JP H067402B2 JP 57062426 A JP57062426 A JP 57062426A JP 6242682 A JP6242682 A JP 6242682A JP H067402 B2 JPH067402 B2 JP H067402B2
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- Japan
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- signal
- waveform
- reproducing
- delay
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
- G11B20/10009—Improvement or modification of read or write signals
- G11B20/10046—Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter
- G11B20/10212—Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter compensation for data shift, e.g. pulse-crowding effects
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/22—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor for reducing distortions
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/02—Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
- G11B5/027—Analogue recording
- G11B5/035—Equalising
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Digital Magnetic Recording (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、磁気記録装置のヘッド読出し波形を処理し、
等価的に記録再生特性の向上をはかるための波形等化回
路に関するものである。
等価的に記録再生特性の向上をはかるための波形等化回
路に関するものである。
磁気ディスク装置等の磁気記録装置では、年々大容量
化、高記録密度化がはかられており、高記録密度化を達
成するため、ビット密度の向上、トラック密度の向上が
はかられている。高ビット密度化の達成は、主として磁
気ヘッド、磁気記録媒体の高性能化、およびヘッドと媒
体間のスペーシングの短縮に依存している。
化、高記録密度化がはかられており、高記録密度化を達
成するため、ビット密度の向上、トラック密度の向上が
はかられている。高ビット密度化の達成は、主として磁
気ヘッド、磁気記録媒体の高性能化、およびヘッドと媒
体間のスペーシングの短縮に依存している。
しかしながら、これらのヘッド、媒体等の改良は困難に
なりつつあるため、最近、ヘッドで読出した波形を再生
回路で処理することにより、等価的に記録再生特性を改
良する手法が用いられるようになってきている。
なりつつあるため、最近、ヘッドで読出した波形を再生
回路で処理することにより、等価的に記録再生特性を改
良する手法が用いられるようになってきている。
この手法の一つに、第1図のような遅延線4、減衰器5
及び差動増幅器3の組み合わせからなる波形等化回路が
知られている。この波形等化回路は、第2図に孤立反転
波形に対して示すように、読出し入力波形1(実線で図
示)の裾の部分を取除いて細くし、波形の広がりの小さ
い出力2(点線で図示)を得ることにより、第3図に示
すように、孤立反転波形の重ね合せとして得られる再生
周波数特性を、実線で図示する曲線6から点線で図示す
る曲線7のように改良し、パターンピークシフトを減少
させるものである。このパターンピークシフトは、主に
読出し波形の符号間干渉によって生ずるものであって、
大まかに言えば波形が細かく鋭い程パターンピークシフ
トが小さい。
及び差動増幅器3の組み合わせからなる波形等化回路が
知られている。この波形等化回路は、第2図に孤立反転
波形に対して示すように、読出し入力波形1(実線で図
示)の裾の部分を取除いて細くし、波形の広がりの小さ
い出力2(点線で図示)を得ることにより、第3図に示
すように、孤立反転波形の重ね合せとして得られる再生
周波数特性を、実線で図示する曲線6から点線で図示す
る曲線7のように改良し、パターンピークシフトを減少
させるものである。このパターンピークシフトは、主に
読出し波形の符号間干渉によって生ずるものであって、
大まかに言えば波形が細かく鋭い程パターンピークシフ
トが小さい。
パターンピークシフトの大きさは符号識別誤りの発生率
に密接に関連するので、パターンピークシフトはなるべ
く小さくしなければならない。ただし、等化回路により
波形細めは第3図で分かる通り一種の高域強調であるの
で、過度の波形細めは再生信号中のノズル成分を強調す
ることにもなり、誤り発生率を却って増大させる。さら
に、過度の波形細めは孤立反転波形ピークの両側にアン
ダーシュートを作ることになり、このアンダーシュート
が識別誤りの原因となったり、また通常現われるパター
ンピークシフトと逆方向のピークシフトの原因となる。
つまり、再生信号の特性、とくに独立反転波形の広がり
に応じた適正な補正量(パターンピークシフトの軽減
量)が存在する。
に密接に関連するので、パターンピークシフトはなるべ
く小さくしなければならない。ただし、等化回路により
波形細めは第3図で分かる通り一種の高域強調であるの
で、過度の波形細めは再生信号中のノズル成分を強調す
ることにもなり、誤り発生率を却って増大させる。さら
に、過度の波形細めは孤立反転波形ピークの両側にアン
ダーシュートを作ることになり、このアンダーシュート
が識別誤りの原因となったり、また通常現われるパター
ンピークシフトと逆方向のピークシフトの原因となる。
つまり、再生信号の特性、とくに独立反転波形の広がり
に応じた適正な補正量(パターンピークシフトの軽減
量)が存在する。
ところで、磁気記録装置においては、ヘッド及び媒体の
特性のばらつきや、特に磁気ディスク装置ではさらに内
周と外周の差等によって、波形の特性(特に太さ)が異
なるために、パターンピークシフトの大きさが異なり、
良好な記録再生特性を得るのが困難であった。すなわ
ち、従来の等化回路では、遅延時間や減衰率の回路定数
が固定であるため、等化の効果すなわちパターンピーク
シフトの軽減量が一定となり、等化の程度に過不足が生
ずる。
特性のばらつきや、特に磁気ディスク装置ではさらに内
周と外周の差等によって、波形の特性(特に太さ)が異
なるために、パターンピークシフトの大きさが異なり、
良好な記録再生特性を得るのが困難であった。すなわ
ち、従来の等化回路では、遅延時間や減衰率の回路定数
が固定であるため、等化の効果すなわちパターンピーク
シフトの軽減量が一定となり、等化の程度に過不足が生
ずる。
本発明は、上記の欠点を除去し、読出し波形の特性の相
違によるパターンピークシフトへの影響を低域し、安定
に良好な記録再生特性を得ることのできる波形等化回路
を提供することを目的とする。
違によるパターンピークシフトへの影響を低域し、安定
に良好な記録再生特性を得ることのできる波形等化回路
を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明は複数のヘッドか
らヘッドを選択し、選択されたヘッド記録媒体から再生
信号を再生し、選択されたヘッドからの再生信号の孤立
反転波形の裾の部分を取り除いて細くする波形等化処理
を行う信号再生方法において、複数のヘッドのうちどの
ヘッドで信号を再生しているかに応じて上記波形等化処
理の等化特性を変化させることを特徴とする。また、記
録媒体は磁気ディスクを用いることができ、複数のヘッ
ドは上記磁気ディスクの内周側領域を再生する内周ヘッ
ドと外周側領域を再生する外周ヘッドを含み、再生して
いるヘッドが内周ヘッドであるか外周ヘッドであるかに
応じて波形等化処理の等化特性を変化させることができ
る。
らヘッドを選択し、選択されたヘッド記録媒体から再生
信号を再生し、選択されたヘッドからの再生信号の孤立
反転波形の裾の部分を取り除いて細くする波形等化処理
を行う信号再生方法において、複数のヘッドのうちどの
ヘッドで信号を再生しているかに応じて上記波形等化処
理の等化特性を変化させることを特徴とする。また、記
録媒体は磁気ディスクを用いることができ、複数のヘッ
ドは上記磁気ディスクの内周側領域を再生する内周ヘッ
ドと外周側領域を再生する外周ヘッドを含み、再生して
いるヘッドが内周ヘッドであるか外周ヘッドであるかに
応じて波形等化処理の等化特性を変化させることができ
る。
また、複数のヘッドからヘッドを選択して、該選択され
たヘッドで記録媒体から信号を再生する記録装置に用い
る等化回路において、選択されたヘッドからの再生信号
を分岐する手段と、分岐された一方の再生信号を遅延さ
せる遅延手段と、分岐されたもう一方の再生信号を減衰
させる減衰手段と、遅延手段により遅延された再生信号
と減衰手段により減衰された再生信号を入力する差動増
幅器と、複数のヘッドのうちどのヘッドを選択している
か示すヘッド選択信号に応じて上記遅延手段の遅延量及
び減衰手段の減衰量の少なくとも一方を可変とする手段
を有することを特徴とする。
たヘッドで記録媒体から信号を再生する記録装置に用い
る等化回路において、選択されたヘッドからの再生信号
を分岐する手段と、分岐された一方の再生信号を遅延さ
せる遅延手段と、分岐されたもう一方の再生信号を減衰
させる減衰手段と、遅延手段により遅延された再生信号
と減衰手段により減衰された再生信号を入力する差動増
幅器と、複数のヘッドのうちどのヘッドを選択している
か示すヘッド選択信号に応じて上記遅延手段の遅延量及
び減衰手段の減衰量の少なくとも一方を可変とする手段
を有することを特徴とする。
複数のヘッドのうちどのヘッドで信号を再生しているか
に応じて波形等化処理の等化特性を変化させることによ
り、ヘッドごとの特性バラツキや、当該ヘッドの記録再
生する記録媒体の領域の特性バラツキに簡単に対応でき
る。具体的には遅延時間や減衰率等の回路定数をヘッド
に応じて切換えることにより、等化の過不足を低減し、
より効果的な等化を行なうものである。
に応じて波形等化処理の等化特性を変化させることによ
り、ヘッドごとの特性バラツキや、当該ヘッドの記録再
生する記録媒体の領域の特性バラツキに簡単に対応でき
る。具体的には遅延時間や減衰率等の回路定数をヘッド
に応じて切換えることにより、等化の過不足を低減し、
より効果的な等化を行なうものである。
以下、本発明を説明する。
まず、第1図の等化回路において、遅延時間τ、減衰率
Kを変化させた時、パターンピークシフトがどのように
変化するかを第4図に示す。図から明らかにように、遅
延時間τ、減衰率Kを変えることによりパターンピーク
シフトが変化する。したがって、読出し波形の特性が異
なり、パターンピークシフトの大きさが違う場合には、
異なる遅延時間τ、減衰率Kを用いればよいことがわか
る。本発明では、同一の再生回路を用いながら、遅延時
間τ、減衰率Kを切換えることによって、ヘッド読出し
波形に適した効果的な等化が行なえることが特徴であ
る。
Kを変化させた時、パターンピークシフトがどのように
変化するかを第4図に示す。図から明らかにように、遅
延時間τ、減衰率Kを変えることによりパターンピーク
シフトが変化する。したがって、読出し波形の特性が異
なり、パターンピークシフトの大きさが違う場合には、
異なる遅延時間τ、減衰率Kを用いればよいことがわか
る。本発明では、同一の再生回路を用いながら、遅延時
間τ、減衰率Kを切換えることによって、ヘッド読出し
波形に適した効果的な等化が行なえることが特徴であ
る。
第5図に本発明の一実施例の回路構成を示す。2つの遅
延線21,22の一端が切換スイッチ回路13の端子
a,bにそれぞれ接続され、該切換スイッチ回路13は
差動増幅器40のプラス端子に接続されており、遅延線
21,22は互いに異なる遅延時間τ1,τ2を有する。
2つの減衰器31,32の一端が切換スイッチ回路14
の端子a,bにそれぞれ接続され、該切換スイッチ回路
14は差動増幅器40のマイナス端子に接続されてお
り、減衰器31,32は互いに異なる減衰率K1,K2を
有する。遅延線21,22の他端は切換スイッチ回路1
1の端子a,bに接続され、減衰器31,32の他端は
切換スイッチ回路12の端子a,bに接続され、切換ス
イッチ回路11,12は共通に切換スイッチ回路15に
接続される。かかる構成によれば、切換スイッチ回路1
1〜14を制御信号によって切換えることにより、遅延
時間τ、減衰率Kを切換えることができる。読出し波形
に適した等化が行なえる。
延線21,22の一端が切換スイッチ回路13の端子
a,bにそれぞれ接続され、該切換スイッチ回路13は
差動増幅器40のプラス端子に接続されており、遅延線
21,22は互いに異なる遅延時間τ1,τ2を有する。
2つの減衰器31,32の一端が切換スイッチ回路14
の端子a,bにそれぞれ接続され、該切換スイッチ回路
14は差動増幅器40のマイナス端子に接続されてお
り、減衰器31,32は互いに異なる減衰率K1,K2を
有する。遅延線21,22の他端は切換スイッチ回路1
1の端子a,bに接続され、減衰器31,32の他端は
切換スイッチ回路12の端子a,bに接続され、切換ス
イッチ回路11,12は共通に切換スイッチ回路15に
接続される。かかる構成によれば、切換スイッチ回路1
1〜14を制御信号によって切換えることにより、遅延
時間τ、減衰率Kを切換えることができる。読出し波形
に適した等化が行なえる。
本発明を実施するに際して重要なことは、上記制御信号
として、どのような信号を用いるかである。かかる制御
信号の1つとしては、磁気ディスク装置に適用した場
合、内周ヘッドと外周ヘッドのどちらのヘッドを用いて
読出しているかというヘッド選択信号を用いることがで
きる。
として、どのような信号を用いるかである。かかる制御
信号の1つとしては、磁気ディスク装置に適用した場
合、内周ヘッドと外周ヘッドのどちらのヘッドを用いて
読出しているかというヘッド選択信号を用いることがで
きる。
通常の磁気ディスク装置においては、第5図に示すよう
に、高速化の点から磁気ディスク51の内周及び外周に
対応して、それぞれ専用の磁気ヘッド52,53を具備
しており、磁気ヘッドが目的トラックにシークするのに
要する時間を短縮できるようになっている。どちらのヘ
ッドを選択するかのヘッド選択信号は、磁気ディスク装
置のコントローラ54で生成されているので、このヘッ
ド選択信号55を切換スイッチ回路の制御信号として用
いればよい。すなわち、磁気ヘッド52,53で読出し
た波形を切換スイッチ回路15に供給し、コントローラ
54で生成されるヘッド選択信号55に従って切換スイ
ッチ11〜15を切換える。例えば、内周ヘッド52を
選択している場合であれば、切換スイッチ回路15を端
子b側に接続して、内周ヘッド52の読出し波形を選択
し、切換スイッチ回路11〜14を端子a側に接続し
て、遅延時間τ1の遅延線21と減衰率K1の減衰器31
を選択する。一方、外周ヘッド53を選択している場合
であれば、切換スイッチ回路15を端子a側に接続し
て、外周ヘッド53の読出し波形を選択し、切換スイッ
チ回路11〜14を端子b側に接続して、遅延時間τ2
の遅延線22と減衰率K2の減衰器32を選択する。し
たがって、各遅延線の遅延時間τ及び各減衰器の減衰率
Kを適切に設定しておくことにより、内周ヘッド及び外
周ヘッドのそれぞれの読出し波形に適した波形等化が行
なえ、もって内周ヘッドと外周ヘッドでの読出し波形特
性の相違による影響を低減でき、より高記録密度化を達
成できる。本発明者の実験によれば、内周ヘッドの場
合、 τ1=35ns、K1=0.2で、外周ヘッドの場合、τ
2=30ns、K2=0.1で良好な出力波形が得られ
た。磁気ディスク装置では、内周と外周とではパターン
ピークシフトの大きさがかなり違い、遅延時間と減衰率
を2種類切換ただけでもその効果は極めて大きい。
に、高速化の点から磁気ディスク51の内周及び外周に
対応して、それぞれ専用の磁気ヘッド52,53を具備
しており、磁気ヘッドが目的トラックにシークするのに
要する時間を短縮できるようになっている。どちらのヘ
ッドを選択するかのヘッド選択信号は、磁気ディスク装
置のコントローラ54で生成されているので、このヘッ
ド選択信号55を切換スイッチ回路の制御信号として用
いればよい。すなわち、磁気ヘッド52,53で読出し
た波形を切換スイッチ回路15に供給し、コントローラ
54で生成されるヘッド選択信号55に従って切換スイ
ッチ11〜15を切換える。例えば、内周ヘッド52を
選択している場合であれば、切換スイッチ回路15を端
子b側に接続して、内周ヘッド52の読出し波形を選択
し、切換スイッチ回路11〜14を端子a側に接続し
て、遅延時間τ1の遅延線21と減衰率K1の減衰器31
を選択する。一方、外周ヘッド53を選択している場合
であれば、切換スイッチ回路15を端子a側に接続し
て、外周ヘッド53の読出し波形を選択し、切換スイッ
チ回路11〜14を端子b側に接続して、遅延時間τ2
の遅延線22と減衰率K2の減衰器32を選択する。し
たがって、各遅延線の遅延時間τ及び各減衰器の減衰率
Kを適切に設定しておくことにより、内周ヘッド及び外
周ヘッドのそれぞれの読出し波形に適した波形等化が行
なえ、もって内周ヘッドと外周ヘッドでの読出し波形特
性の相違による影響を低減でき、より高記録密度化を達
成できる。本発明者の実験によれば、内周ヘッドの場
合、 τ1=35ns、K1=0.2で、外周ヘッドの場合、τ
2=30ns、K2=0.1で良好な出力波形が得られ
た。磁気ディスク装置では、内周と外周とではパターン
ピークシフトの大きさがかなり違い、遅延時間と減衰率
を2種類切換ただけでもその効果は極めて大きい。
なお、以上の説明では、遅延時間と減衰率の両方を切換
えたが、どちらか一方のみを切換えても良いことは勿論
である。
えたが、どちらか一方のみを切換えても良いことは勿論
である。
また、以上の説明では、遅延時間と減衰率の値を2段階
に切換える場合についてのみ述べたが、本発明はこれに
何等限定されるものではなく、例えば、選択使用される
ヘッドの数が3以上であれば、これに対応して減衰器、
遅延線及び切換スイッチ回路の切換端子を3種以上にし
て、3段階以上に切換えることも可能である。
に切換える場合についてのみ述べたが、本発明はこれに
何等限定されるものではなく、例えば、選択使用される
ヘッドの数が3以上であれば、これに対応して減衰器、
遅延線及び切換スイッチ回路の切換端子を3種以上にし
て、3段階以上に切換えることも可能である。
また、第5図では、2つの減衰器31,32を、その両
端に接続した2つの切換スイッチ回路12,14を用い
て切換えたが、第6図のような構成にして、切換スイッ
チ回路を片側にのみ接続することも可能である。
端に接続した2つの切換スイッチ回路12,14を用い
て切換えたが、第6図のような構成にして、切換スイッ
チ回路を片側にのみ接続することも可能である。
以上述べた如く、本発明によれば、読出し波形の特性に
応じて、等化特性を切換えることができるので、読出し
波形の変動、バラツキによるパターンピークシフトへの
影響を軽減でき、等化回路の有効性を格段に向上させる
ことができる。
応じて、等化特性を切換えることができるので、読出し
波形の変動、バラツキによるパターンピークシフトへの
影響を軽減でき、等化回路の有効性を格段に向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来の等化回路の一例を示す図、第2図は第1
図の回路の入出力波形を示す図、第3図は等化回路の効
果を説明するための周波数特性を示す図、第4図は遅延
時間及び減衰率とパターンピークシフトとの関係を示す
図、第5図は本発明の実施例を示す図、第6図は本発明
に用いられる減衰器の一例を示す図である。
図の回路の入出力波形を示す図、第3図は等化回路の効
果を説明するための周波数特性を示す図、第4図は遅延
時間及び減衰率とパターンピークシフトとの関係を示す
図、第5図は本発明の実施例を示す図、第6図は本発明
に用いられる減衰器の一例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中林 和良 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所小田原工場内 (72)発明者 内山 敬雅 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所小田原工場内 (56)参考文献 特開 昭55−34304(JP,A)
Claims (9)
- 【請求項1】複数のヘッドからヘッドを選択して、該選
択されたヘッドで記録媒体から信号を再生する記録装置
に用いる等化回路において、上記選択されたヘッドから
の再生信号を分岐する手段と、分岐された一方の再生信
号を遅延させる遅延手段と、分岐されたもう一方の再生
信号を減衰させる減衰手段と、上記遅延手段により遅延
された再生信号と減衰手段により減衰された再生信号を
入力する差動増幅器と、上記複数のヘッドのうちどのヘ
ッドを選択しているか示すヘッド選択信号に応じて上記
遅延手段の遅延量及び減衰手段の減衰量の少なくとも一
方を可変とする手段を有することを特徴とする波形等化
回路。 - 【請求項2】前記遅延量および減衰量の両方を可変とし
たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の波形等
化回路。 - 【請求項3】前記遅延手段は複数個の遅延線よりなり、
該複数個の遅延線を切り換えることにより遅延量を可変
とすることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2
項記載の波形等化回路。 - 【請求項4】前記減衰手段は複数個の減衰器よりなり、
該複数個の減衰器を切り換えることにより減衰量を可変
とすることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3
項のうちいずれかに記載の波形等化回路。 - 【請求項5】前記記録媒体は磁気ディスクであり、前記
複数個のヘッドは上記磁気ディスクの内周側領域を再生
する内周ヘッドと外周側領域を再生する外周ヘッドを含
み、前記ヘッド選択信号は、前記選択されたヘッドが内
周ヘッドであるか外周ヘッドであるかを示す信号である
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項のう
ちいずれかに記載の波形等化回路。 - 【請求項6】複数のヘッドからヘッドを選択し、該選択
されたヘッドで記録媒体から再生信号を再生し、上記選
択されたヘッドからの再生信号の孤立反転波形の裾の部
分を取り除いて細くする波形等化処理を行う信号再生方
法において、上記複数のヘッドのうちどのヘッドで信号
を再生しているかに応じて上記波形等化処理の等化特性
を変化させることを特徴とする信号再生方法。 - 【請求項7】前記ヘッドからの再生信号を分岐し、分岐
された各再生信号を遅延または減衰し、これら遅延また
は減衰された再生信号同士を演算して前記波形等化処理
を行なうことを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の
信号再生方法。 - 【請求項8】前記再生信号の遅延量または減衰量を変化
させて前記波形等化処理の等化特性を変化させることを
特徴とする特許請求の範囲第7項記載の信号再生方法。 - 【請求項9】前記記録媒体は磁気ディスクであり、前記
複数のヘッドは上記磁気ディスクの内周側領域を再生す
る内周ヘッドと外周側領域を再生する外周ヘッドを含
み、再生しているヘッドが内周ヘッドであるか外周ヘッ
ドであるかに応じて波形等化処理の等化特性を変化させ
ることを特徴とする特許請求の範囲第6項乃至第8項の
うちいずれかに記載の信号再生方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57062426A JPH067402B2 (ja) | 1982-04-16 | 1982-04-16 | 信号再生方法及びこれに用いる波形等化回路 |
US06/817,037 US4651236A (en) | 1982-04-16 | 1986-01-08 | Waveform equalizing circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57062426A JPH067402B2 (ja) | 1982-04-16 | 1982-04-16 | 信号再生方法及びこれに用いる波形等化回路 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24449492A Division JPH0770016B2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 記録装置及び波形等化回路 |
JP24449592A Division JPH05197910A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 磁気ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58182114A JPS58182114A (ja) | 1983-10-25 |
JPH067402B2 true JPH067402B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=13199817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57062426A Expired - Lifetime JPH067402B2 (ja) | 1982-04-16 | 1982-04-16 | 信号再生方法及びこれに用いる波形等化回路 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4651236A (ja) |
JP (1) | JPH067402B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1986
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Also Published As
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