JPH05334804A - ディジタルvtrのイコライザ - Google Patents

ディジタルvtrのイコライザ

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Publication number
JPH05334804A
JPH05334804A JP16223692A JP16223692A JPH05334804A JP H05334804 A JPH05334804 A JP H05334804A JP 16223692 A JP16223692 A JP 16223692A JP 16223692 A JP16223692 A JP 16223692A JP H05334804 A JPH05334804 A JP H05334804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delay line
equalizer
tape speed
switching circuit
characteristic
Prior art date
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Pending
Application number
JP16223692A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Nochida
薫 後田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH05334804A publication Critical patent/JPH05334804A/ja
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  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】パーシャル・レスポンス(1,0,−1)方式
のイコライザであって、その周波数特性がディジタルV
TRのテープ速度に応じて変化し、等化を良好に行なう
ことができる。 【構成】受動遅延線14に設けられた中間タップD1〜
D4および出力端D5がスイッチング回路17によって
選択的に接地される。遅延線14の入力端では、入射波
と逆相の反射波とが加算され、1−D2 の伝達特性が得
られる。スイッチング回路17は、テープ速度に関連し
て形成された制御信号Scで制御される。ノーマル再生
時の遅延時間Dを基準とし、テープ速度が速い時には、
スイッチング回路17によって遅延時間がDより短いも
のに切り換えられる。テープ速度が遅い時には、その逆
の制御がされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタルVTRに
おけるデータ伝送のためのパーシャル・レスポンス
(1,0,−1)方式に使用される1−D2 の伝達特性
のイコライザに関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルビデオ信号を磁気記録/再生
するディジタルVTRでは、記録/再生の過程で符号間
干渉が生じても、正しい波形を再生側で復元することを
可能とするために、パーシャル・レスポンス方式が採用
されている。パーシャル・レスポンス方式の一つとし
て、PR(1,0,−1)方式が知られている。これ
は、直流成分を持たないものである。
【0003】図3は、ディジタルVTRの再生回路に設
けられるPR(1,0,−1)方式の構成を示す。1が
磁気テープからディジタルビデオデータを再生するため
の再生ヘッドであり、再生信号が再生アンプ2を介して
積分型のイコライザ3に供給される。ディジタルVTR
では、普通、再生ヘッド1が複数の回転ヘッドで構成さ
れるが、図1では、簡単のため、一つのヘッドと一つの
イコライザとを示す。イコライザ3は、再生ヘッド1の
微分特性を補正するために設けられている。
【0004】イコライザ3の出力信号が1−D2 特性の
イコライザ4およびPLL5に供給される。このイコラ
イザ4によって再生データが3値信号に変換され、3レ
ベル検出回路6によって再生信号の3値が検出される。
この3レベル検出回路6の出力信号がラッチ7に供給さ
れる。ラッチ7には、PLL5で再生信号から抽出され
たクロックパルスが供給される。ラッチ7の出力端子8
に再生データが発生する。この再生データは、図示しな
いが、ディジタルTBC(時間軸補償回路)に供給され
る。
【0005】イコライザ4に関する従来の構成を図4に
示す。入力端子21からの再生信号がバッファアンプ2
2およびインピーダンスZ0 のインピーダンス素子23
を介して受動遅延線24に供給される。この遅延線24
の特性インピーダンスがZ0である。遅延線24の出力
端がZ0 のインピーダンス素子26を介して接地される
とともに、高入力インピーダンスのバッファアンプ27
に接続される。バッファアンプ27を介した遅延線24
の出力信号が減算回路28に供給される。この減算回路
28には、バッファアンプ22の出力信号がインピーダ
ンス素子23、バッファアンプ25を介して供給され
る。遅延線24の入力端から出力端までの遅延時間が2
D(Dは遅延演算子)に設定されている。従って、減算
回路28の出力では、1−D2 の伝達特性を得ることが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ディジタルVTRで
は、記録時のテープ速度と異なるテープ速度で再生を行
なう動作(スタント/シャトル再生と称される)が可能
とされるのが普通であり、再生データのレートがテープ
速度によって変化する。これに対して、1−D2 イコラ
イザの特性が固定であると、符号間干渉の増加を引き起
こすような等化誤差が発生する。
【0007】従って、この発明の目的は、ディジタルV
TRの変速再生動作時でも、等化誤差の発生を防止する
ことが可能な1−D2 特性のイコライザを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の中間
タップを有し、特性インピーダンスがZ0 の受動遅延線
と、受動遅延線の一端に接続され、受動遅延線をインピ
ーダンスZ0 を介して駆動する入力回路と、受動遅延線
の一端に接続され、受動遅延線の出力信号を高インピー
ダンスで受けて出力する出力回路と、中間タップを選択
的に接地するスイッチング回路と、スイッチング回路を
ヘッド・テープ相対速度に応答して制御する回路からな
り、受動遅延線の入射波に対する反射波の遅延量をスイ
ッチング回路を制御することによって可変し、周波数−
利得特性がヘッド・テープ相対速度に応答して変更され
ることを特徴とするイコライザ。である。
【0009】
【作用】スイッチング回路によって中間タップを切り換
えると、遅延線の反射位置が切り換えられ、遅延時間が
変更できる。テープ・ヘッド相対速度の変化に応答して
遅延時間を制御することによって、再生データのレート
が変化しても、良好な1−D2 特性を得ることができ
る。
【0010】
【実施例】以下、この発明による1−D2 イコライザの
一例について図面を参照して説明する。図1において、
11が従来の構成と同様に、積分型イコライザを介され
た再生データの入力端子である。この入力データがバッ
ファアンプ12およびインピーダンス素子13を介して
受動遅延線14の入力端に供給される。遅延線14の特
性インピーダンスをZ0 とすると、インピーダンス素子
13の値がZ0 とされる。また、インピーダンス素子1
3と遅延線14の入力端との接続点がバッファアンプ1
5を介して出力端子16に導かれる。
【0011】遅延線14は、4個の中間タップD1〜D
4と出力端D5とを有する。これらの中間タップおよび
出力端がスイッチング回路17の端子t1〜t5とそれ
ぞれ接続される。スイッチング回路17は、これらの端
子t1〜t5を選択的に接地する。スイッチング回路1
7を制御する制御信号Scが端子18から供給される。
この制御信号Scは、ヘッド・テープ間の相対速度に応
答してスイッチング回路17を制御する。
【0012】遅延線14に対しては、再生データと対応
する入射波が発生し、この入射波が接地位置で反射さ
れ、逆相の反射波が入力端に戻る。この入力端には、イ
ンピーダンス素子Z0 が設けられているので、2回以上
反射しない。従って、入力端では、入射波と入力端から
接地位置迄の遅延時間の2倍遅延した反射波が加算され
たものとなる。この遅延時間をDとすると、1−D2
性が実現される。ここでは、入力端から中間タップD4
迄の遅延時間がDに設定されている。
【0013】スイッチング回路17を制御する制御信号
Scは、図示しないが、テープ速度を制御するサーボ回
路からのテープ速度信号に基づいて形成される。スタン
ト/シャトル再生時には、サーボ回路がテープ速度がノ
ーマル速度の何倍かを知っている。このテープ速度情報
から制御信号Scが形成される。この制御信号Scによ
って、テープ速度がノーマルのものより速くなり、その
結果、データレートが高くなる時には、遅延線14の中
間タップD3、D2、D1の何れかを選択し、短くなる
方向に遅延量が制御される。テープ速度が遅くなる時に
は、出力端D5が選択される。
【0014】図2は、図1に示すイコライザの周波数特
性である。図2において、破線で示す周波数特性F4が
中間タップD4をスイッチング回路17が選択し、遅延
量が2Dの場合のものである。この周波数特性F4は、
ディジタルVTRのノーマル再生動作時に適用される。
図2の周波数特性F1、F2、F3は、それぞれ中間タ
ップD1、D2、D3と対応するものである。これらの
周波数特性は、テープ速度がノーマル再生時よりも速い
時に適用される。特性F1が最もテープ速度が速い時に
適用されるものである。さらに、周波数特性F5は、出
力端D5が選択される時のものであり、テープ速度がノ
ーマル時よりも遅い時に適用される。
【0015】スイッチング回路17を制御するための制
御信号Scは、サーボ回路から得る以外に、再生データ
からクロックを抽出するためのPLLのロック周波数を
弁別すること、テープ速度検出器の検出信号等から形成
しても良い。また、遅延線のタップ数は、速度変化範囲
等を考慮して適当なものに設定できる。
【0016】
【発明の効果】この発明は、ディジタルVTRの変速再
生時に、ヘッド・テープ相対速度に適応して1−D2
性を可変するので、変速再生時の等化誤差を減少でき
る。また、従来のイコライザと比較して減算器を必要と
せず、遅延線の遅延量も半分で良く、回路規模をより小
さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】この発明の一実施例の周波数特性を示す略線図
である。
【図3】この発明を適用できるディジタルVTRの再生
回路のブロック図である。
【図4】従来のイコライザの一例のブロック図である。
【符号の説明】
13 インピーダンス素子 14 受動遅延線 17 スイッチング回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の中間タップを有し、特性インピー
    ダンスがZ0 の受動遅延線と、上記受動遅延線の一端に
    接続され、上記受動遅延線をインピーダンスZ0 を介し
    て駆動する入力回路と、上記受動遅延線の一端に接続さ
    れ、上記受動遅延線の出力信号を高インピーダンスで受
    けて出力する出力回路と、上記中間タップを選択的に接
    地するスイッチング手段と、上記スイッチング手段をヘ
    ッド・テープ相対速度に応答して制御する手段からな
    り、 上記受動遅延線の入射波に対する反射波の遅延量を上記
    スイッチング手段を制御することによって可変し、周波
    数−利得特性が上記ヘッド・テープ相対速度に応答して
    変更されることを特徴とするディジタルVTRのイコラ
    イザ。
JP16223692A 1992-05-28 1992-05-28 ディジタルvtrのイコライザ Pending JPH05334804A (ja)

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