JPH0673489B2 - 炊飯ジャーの保温制御装置 - Google Patents

炊飯ジャーの保温制御装置

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JPH0673489B2
JPH0673489B2 JP63022628A JP2262888A JPH0673489B2 JP H0673489 B2 JPH0673489 B2 JP H0673489B2 JP 63022628 A JP63022628 A JP 63022628A JP 2262888 A JP2262888 A JP 2262888A JP H0673489 B2 JPH0673489 B2 JP H0673489B2
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、炊飯機能と保温機能とを有する炊飯ジャー
において採用されるものであって、保温中のご飯のベタ
つきを防止する、炊飯ジャーの保温制御装置に関する。
<従来の技術> 従来から、1台で炊飯と保温とを行える便利さに着目し
て、炊飯ジャーが広く使用されている。
これら従来の炊飯ジャーにおいては、保温動作中に、保
温ヒータ及び蓋ヒータに通電する構成が採用されてい
る。すなわち、むらし動作終了後の保温期間中は、内鍋
を通して検出したご飯の温度に応じて保温ヒータに通電
するとともに、鍋蓋下面における結露を防止するために
蓋ヒータにも所定電力を供給するようにしている。
上記の保温手順について具体的に説明すると、第5図に
示すように、炊飯が終了して保温動作に入る段階で保温
LEDを点灯し(ステップS11)、炊飯ヒータをOFFする
(ステップS12)これにより、ご飯の温度Tが降下して
いき、ご飯の温度Tが所定の保温温度(例えば71℃)よ
りも降下したかどうかを検出し(ステップS13)、所定
温度よりも降下すれば保温ヒータおよび蓋ヒータをONす
る(ステップS15)。保温温度より高いうちは、保温ヒ
ータ及び蓋ヒータをOFFしておく(ステップS14)。以上
の手順(ステップS〜12ステップS15)は、所定の保温
終了操作がなされるまで繰り返される。
以上のようにして、保温ヒータ及び蓋ヒータによってむ
らし動作終了後のご飯を保温温度付近に保ち、保温を行
うことができる。
<発明が解決しようとする課題> ところが、上記の手順により保温を長時間続けている
と、ご飯中の水分が降下してきて内鍋の底部に溜まり、
この底部付近のご飯がベタつき気味となるという問題が
あった。
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであ
り、ご飯の状態に悪影響を及ぼすことのない良好な保温
状態を達成できる炊飯ジャーの保温制御装置を提供する
ことを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明による課題解決手段は、むらし動作終了後、ご飯
の温度を保温温度まで降温させ、保温温度になった後
は、ご飯の温度に応じて保温ヒータへの通電を制御して
保温状態を保つ炊飯ジャーの保温制御装置において、保
温温度とは関係なく、保温中の一定時間ごとに報知信号
を送り出す時間報知手段と、上記時間報知手段からの報
知信号を受けて、内鍋の外底面に配置された炊飯ヒータ
に上記一定時間ごとに通電を繰り返して、内鍋の温度
を、保温温度以上に繰り返し上昇させ、内鍋の底部に溜
まっているご飯中の水分を気化させ得る炊飯ヒータ通電
制御手段とを具備するものである。
<作用> 上記課題解決手段において、むらし動作終了後、炊飯ジ
ャーは保温工程に入るが、この保温工程に入った後、保
温温度とは関係なく、一定時間ごとに、時間報知手段か
ら報知信号が送り出される。
そして、この報知信号をうけて、炊飯ヒータ通電制御手
段は、内鍋の温度を、保温温度以上の、内鍋の底部に溜
まっているご飯中の水分を気化させ得る温度まで上昇さ
せるべく。一定時間ごとに繰り返し、炊飯ヒータに通電
する。
このように、保温温度に関係なく、一定時間ごとに炊飯
ヒータへの通電を繰り返して、内鍋の底部に所定の熱量
を与え、内鍋の底部に溜まっているご飯中の水分を気化
させているので、ご飯中の水分が低下してきて内鍋の底
部に溜まるのを防止することができる。
よって、内鍋の底部付近のご飯がベタつき気味となるこ
とがなく、ご飯をおいしく保てる良好な保温を達成する
ことができる。
<実施例> 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。
第1図は、この発明の炊飯ジャーの一部切欠側面図であ
り、外装ケース1内に断熱材を介在させて内鍋2を取出
し可能に収納するとともに、外装ケース1にヒンジ部9
にて開閉可能に連結された蓋ユニット3の下面に鍋蓋4
を取外し可能に取付けている。また内鍋2の底面に接し
て感温センサ5を取付け、内鍋2の外周に対向して保温
ヒータ6を取付け、鍋蓋4の上面に蓋ヒータ7を取付け
てある。8は内鍋2の外底面に接触するよう取付けられ
た炊飯ヒータである。17は炊飯スイッチ、18は保温状態
を示すLED灯である。
第2図(a)は要部の電気的構成を示す図である。図に
おいて、14はCPU、RAM、I/Oポート、クロック発生器、
タイマ等を有するマイクロコンピュータであって、マイ
クロコンピュータ14は、主に保温機能、及び保温温度と
は関係なく、保温中の一定時間ごとに報知信号を送り出
す時間報知機能、前期報知信号を受けて、内鍋の外底面
に配置された炊飯ヒータに上記一定時間ごとに通電を繰
り返して、内鍋の温度を、保温温度以上に繰り返し上昇
させ、内鍋の底部に溜まっているご飯中の水分を気化さ
せる炊飯ヒータ通電機能を備えている。
そして、マイクロコンピュータ14の入力ポートに炊飯ス
イッチ17、LED18及び感温センサ5を接続し、出力ポー
トにトライアック16のゲート端子、リレースイッチ15b
をON/OFF制御するリレーコイル15aを接続している。そ
して、トライアック16と直列に保温ヒータ6、蓋ヒータ
7及び炊飯ヒータ8をそれぞれ接続し、商用交流電源13
によってこの直列回路に交流電圧を印加している。さら
に、炊飯ヒータ8と保温ヒータ6との接点をリレースイ
ッチ15bを仲介させて商用交流電源13の一方の極に接続
し、リレースイッチ15bがONしたときに炊飯ヒータ8の
みに商用交流電源13をかけることができるようになって
いる。
したがって、感温センサ5で検出した検出温度、炊飯経
過時間、及び炊飯スイッチ17のON/OFFに応じて、リレー
コイル15aへの通電及びトライアック16へのゲート信号
を制御し、炊飯ヒータ8及び/又は保温ヒータ6の電力
を調節し、もって吸水工程、炊き上げ工程、むらし工程
を最適の発熱電力で行わせることができる。そして、む
らし工程が終了した後は、ご飯の温度を保温温度まで降
温させ、保温温度になった後はリレースイッチ15bをOFF
し、ご飯の温度に応じてトライアック16へのゲート信号
を制御する。これによって、保温ヒータ6及び蓋ヒータ
7への通電を調節し保温状態に保つが、上記むらし動作
終了から一定時間(ここでは1時間)が経過するごとに
リレースイッチ15bをONして炊飯ヒータ8に交流電圧を
そのまま印加することとしている。
さらに詳述すると、まず、炊飯スイッチ17をONし、炊飯
ヒータ8に通電することにより、ちょろちょろ工程、ぱ
っぱ工程、沸騰工程等を行ってご飯を炊上げた後、フロ
ーチャート(第3図)に示すように、ステップS1におい
て保温LED18を点灯して保温状態であることを外部に表
示し、ステップS2においてマイクロコンピュータ14内蔵
のタイマをセットして時間計測を開始する。そして、ス
テップS3においてリレースイッチ15bをOFFして炊飯ヒー
タ8の発熱を停止する。これにより、ご飯の温度Tが降
下して行く。そして、ステップS4においてご飯の温度T
が所定の保温温度(例えば71℃)よりも降下したかどう
かを検出し、保温温度よりも降下すれば、ステップS6に
おいてトライアック16へのゲート信号を制御し、各ヒー
タ6〜8をONする。なお、保温温度より高いうちは、各
ヒータ6〜8をOFFしておく(ステップS5)。以上の保
温手順(ステップS3〜ステップS6)は、タイマが1時間
を計測するまで繰り返される。
保温温度とは関係なく、一定時間が経過すれば、ステッ
プS8の、一定時間ごとに報知信号を送り出し、上記一定
時間ごとに炊飯ヒータに通電を繰り返して、内鍋の温度
を、保温温度以上に繰り返し上昇させ、内鍋の底部に溜
まっているご飯中の水分を気化させるといった炊飯ヒー
タ通電工程に入る。この実施例では、ステップS81にお
いてタイマを再びセットし、ステップS82において炊飯
ヒータ8のON/OFFを一定の周期で繰り返している。
つまり、炊飯ヒータ8に通電するに際して、連続的に通
電するのではなく、ON/OFFを繰り返すという断続的な通
電方式を採用しているのである。この断続はステップS8
3で所定時間t秒が経過するまで行われる。この時間t
や炊飯ヒータ8のON/OFF周期等は、内鍋2の容量、炊飯
合数等に応じて最適値に設定されるものである。t秒経
過すると、ステップS2に戻りタイマを再度セットして、
新たに1時間経過するまでにステップS3〜ステップS6の
保温工程を繰り返す。ステップS7で1時間が経過したと
判断すると、再びステップS8の炊飯ヒータ8の通電工程
を実行する。
以上のように、保温温度とは関係なく、一定時間ごと
に、t秒間にわたり炊飯ヒータ8に通電を繰り返し、内
鍋の温度を、保温温度に繰り返し上昇させ、鍋の底部に
溜まっているご飯中の水分を気化させるので、内鍋の底
部付近のご飯のベタつきを防止することができる。
次に、上記ステップS8の炊飯ヒータ8の通電工程につい
て、さらに具体的な例を挙げて説明する(第4図参
照)。上記ステップS7において1時間が経過したことが
判別すると、ステップS801に進み、カウント値nを0と
おく。このカウント値nは後の説明から明らかなよう
に、炊飯ヒータ8の断続回数に相当するものである。次
にステップS802においてタイマをセットし、炊飯ヒータ
8を2秒間にわたってONする(ステップS803,ステップS
804)。そして、次にステップS805においてタイマを再
度セットし、ステップS806において炊飯ヒータ8をOFF
し、ステップS807において14秒が経過するまで待つ。以
上ステップS802〜ステップS807の手順により、炊飯ヒー
タ8を2秒間ONし、引き続き14秒間OFFすることにな
る。これをもってするヒータ8の断続回数1回とする。
次にステップS808に進み、上記カウント値nを1だけイ
ンクリメントし、ステップS809において、nが5に達し
たかどうかを判別し、5に達していなければステップS8
02に戻り、再度炊飯ヒータ8のON/OFFを行う。カウント
値nが5に達すれば、炊飯ヒータ8の断続回数が5回繰
り返されたと判断できるので、ステップS2に戻る。以上
のように、炊飯ヒータ8のON/OFFの断続通電は5回、延
べ(2+14)×5=90秒間にわたって続けられる。
このように、1時間ごとに、炊飯ヒータ8の2秒間ON,1
4秒間OFFの断続通電動作を連続5回繰り返すことによ
り、所定合数のご飯をベタつかせないで保温することが
できる。なお、上記各数値は、ご飯の合数等が異なる場
合、適宜変更すればよい。
なお、この発明は上記の実施例に限定されるものではな
く、例えば、第2図(b)に示すようにマイクロコンピ
ュータ14の出力ポートにトライアック15′及び16のゲー
ト端子を接続し、トライアック15′と直列に炊飯ヒータ
8を、トライアック16と直列に保温ヒータ6、蓋ヒータ
7をそれぞれ接続し、商用交流電源13によって両直列回
路に交流電圧を印加する構成であってもよい。この場
合、感温センサ5で検出した検出温度、炊飯経過時間、
及び炊飯スイッチ17のON/OFFに応じて上記各トライアッ
ク15′,16を断続し、炊飯ヒータ8、保温ヒータ6及び
蓋ヒータ7の電力を制御することができる。
また第2図bに示す回路を採用した場合、炊飯ヒータ通
電手段により炊飯ヒータに通電する際には、炊飯ヒータ
8を繰り返し断続通電する代わりにトライアック15′の
ゲートに導通角制御信号を供給し、交流の導通角を制御
してもよく、要は、保温工程中の一定時間おきに鍋底に
所定の熱量を与えて、底部に溜まっている水分を、ご飯
が硬くならない程度に気化させることができればよい。
その他この発明の要旨を変更しない範囲内において、種
々の設計変更を施すことが可能である。
<発明の効果> 以上の説明から明らかな通り、本発明では、保温温度に
関係なく、一定時間ごとに炊飯ヒータへの通電を繰り返
して、内鍋の底部に所定の熱量を与え、内鍋の底部に溜
まっているご飯中の水分を気化させているので、内鍋の
底部付近のご飯がベタつき気味となることがなく、ご飯
をおいしく保てる良好な保温を達成することができると
いった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は炊飯ジャーの一部切欠側面図、 第2図(a)は要部の電気回路図、 第2図(b)は上記電気回路図の他の実施例、 第3図はこの発明の炊飯ジャーによる保温制御手順を示
すフローチャート、 第4図は上記フローチャートの一部をより具体的に説明
するフローチャート、及び 第5図は従来例の保温制御手順を示すフローチャートで
ある。 8……炊飯ヒータ、14……時間放置手段、及び炊飯ヒー
タ通電手段を構成するマイクロコンピュータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】むらし動作終了後、ご飯の温度を保温温度
    まで降温させ、保温温度になった後は、ご飯の温度に応
    じて保温ヒータへの通電を制御して保温状態を保つ炊飯
    ジャーの保温制御装置において、保温温度とは関係な
    く、保温中の一定時間ごとに報知信号を送り出す時間報
    知手段と、上記時間報知手段からの報知信号を受けて、
    内鍋の外底面に配置された炊飯ヒータに上記一定時間ご
    とに通電を繰り返して、内鍋の温度を、保温温度以上に
    繰り返し上昇させ、内鍋の底部に溜まっているご飯中の
    水分を気化させ得る炊飯ヒータ通電制御手段とを具備す
    ることを特徴とする炊飯ジャーの保温制御装置。
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