JPH0672806U - 長尺物整列台 - Google Patents

長尺物整列台

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JPH0672806U
JPH0672806U JP2007693U JP2007693U JPH0672806U JP H0672806 U JPH0672806 U JP H0672806U JP 2007693 U JP2007693 U JP 2007693U JP 2007693 U JP2007693 U JP 2007693U JP H0672806 U JPH0672806 U JP H0672806U
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cucumbers
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Abstract

(57)【要約】 【目的】胡瓜、人参、長芋、長茄子等の湾曲変形した長
尺青果物の箱詰め作業に用いることのできる長尺物整列
台を提供する。 【構成】等階級別に選別された多数本の各胡瓜を整列ト
レイの各凹状載置部に載置して、例えば、山形又は谷形
に形成した各凹状載置部の底面形状に対応して各胡瓜の
湾曲部分を沿わせることで、湾曲変形した各胡瓜を同一
方向に整列載置することができる。且つ、整列トレイの
長手側両端部に形成した各整列板に各長尺青果物の前後
端部を夫々当接して、湾曲変形した各胡瓜の前後端部を
横一線に揃えるので、湾曲変形した各胡瓜を所定サイズ
の段ボール箱内部に対して同一方向に整列して箱詰めす
ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、胡瓜、人参、長芋、長茄子等の長尺青果物を機械的に箱 詰めする箱詰め装置に用いられるような長尺物整列台に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のような胡瓜を箱詰めする方法としては、例えば、図10に示す ように、並列に整列された真っ直ぐな各胡瓜K…の上部周面に合成ゴム等の軟質 部材で形成した各吸着パッド42…を夫々押圧し、同各吸着パッド42…に接続 した吸引用ブロワ(図示省略)の負圧で各胡瓜K…を吸着保持する。次に、各吸 着パッド42…で吸着保持した各胡瓜K…を段ボール箱Bに収納したとき吸引用 ブロワ(図示省略)の負圧を遮断又は停止して、各吸着パッド42…で吸着保持 した各胡瓜K…を一括箱詰めする方法がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述の箱詰め方法は、適宜サイズに生育された真っ直ぐな各胡瓜K… を箱詰めする作業には最適であるが、例えば、く字形に変形した各胡瓜K…を箱 詰めする場合、各胡瓜K…の向き及び形状が不揃いであるため、各胡瓜K…と各 吸着パッド42…との吸着位置にズレが起きやすく、所定本数分の各胡瓜K…を 確実に吸着保持することが困難である。且つ、く字形に変形した各胡瓜K…の向 きを揃えずに各吸着パッド42…で吸着保持して箱詰めすると、各胡瓜K…の箱 詰め状態が乱雑となると共に、各胡瓜K…と段ボール箱Bの各フラップBa…と が接触することがあるので、各胡瓜K…の箱詰め作業が妨げられ、所定サイズに 形成された段ボール箱Bに対して各胡瓜K…を整列して箱詰めすることができな いという問題点を有している。
【0004】 この考案は上記問題に鑑み、湾曲変形した各長尺青果物を長尺物整列台の各凹 状載置部に載置して向き及び端部を揃えることにより、所定本数分の各長尺青果 物を同一方向に整列して箱詰めすることができ、長尺青果物の箱詰め作業が安定 して行える長尺物整列台の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の長尺物整列台は、上記長尺物整列台の載置面上に適宜本数の各 長尺青果物を並列して整列載置する各凹状載置部を形成すると共に、該各凹状載 置部の長手側底面を湾曲変形した長尺青果物が整列載置される曲面形状に形成し た長尺物整列台であることを特徴とする。
【0006】 請求項2記載の長尺物整列台は、上記の請求項1記載の構成と併せて、上記長 尺物整列台に形成した凹状載置部の端部側に、該凹状載置部に載置される長尺青 果物の一側端部と対向して整列板を形成した長尺物整列台であることを特徴とす る。
【0007】
【作用】
請求項1記載の長尺物整列台は、等階級別に選別された各長尺青果物を長尺物 整列台の各凹状載置部に載置し、例えば、山形又は谷形等に形成した各凹状載置 部の底面形状に対応して各長尺青果物の湾曲部分を沿わせることで、同各長尺青 果物の載置姿勢が同一方向に向き修正され、湾曲変形した各長尺青果物を同一方 向に整列載置できる。
【0008】 請求項2記載の長尺物整列台は、上記の請求項1記載の作用と併せて、等階級 別に選別された各長尺青果物を長尺物整列台の各凹状載置部に載置して、同各凹 状載置部の端部側に形成した整列板と各長尺青果物の一側端部とを当接すること で、湾曲変形した各長尺青果物の一側端部が横一線に揃えられる。
【0009】
【考案の効果】
この考案によれば、湾曲変形した各長尺青果物を長尺物整列台の各凹状載置部 に載置して、同各凹状載置部の底面形状に対応して各長尺青果物の湾曲部分を沿 わせることで、湾曲変形した各長尺青果物の向きを揃えることができ、同各凹状 載置部に載置された各長尺青果物の所定位置を適宜保持手段により常時正確に保 持することができる。且つ、適宜保持手段で保持した各長尺青果物の一側端部と 箱体の開口側縁部とが接触するのを確実に防止できると共に、湾曲変形した各長 尺青果物を所定サイズの箱体内部に対して同一方向に整列して箱詰めすることが でき、長尺青果物の箱詰め作業が安定して行える。
【0010】 しかも、湾曲変形した各長尺青果物を一括箱詰めするため、多数本の長尺青果 物を1本ずつ手で箱詰めするような手間及び作業が省け、且つ、適宜本数の長尺 青果物を包装容器等で一括包装する箱詰め方法よりも包装単価が安くなり、箱詰 め作業に要する時間及び包装コストを削減して、箱詰め作業の省力化及び能率ア ップを図ることができる。
【0011】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は長尺青果物の一例として等階級別に選別された多数本の各胡瓜を機械的 に箱詰めする胡瓜箱詰め装置に用いられる整列トレイを示し、図1に於いて、こ の胡瓜箱詰め装置1は、周回用コンベア2上に設定した投入位置から整列位置に 合成樹脂製の各整列トレイT…を周回方向に順次搬送する。周回用コンベア2上 の投入位置側部に配設した投入用コンベア3を駆動して、生産者側から持込まれ る多数本の各胡瓜K…を各整列トレイT…に順次移載する。周回用コンベア2上 の整列位置上部に配設した箱詰め機4を駆動して、二つの各整列トレイT…上に 載置された2群の各胡瓜K…を吸着保持して段ボール箱Bに一括箱詰めする構成 である。
【0012】 上述の整列トレイTは、図2及び図4に示すように、例えば、9本分の各胡瓜 K…が並列載置される大きさ及び形状に形成したトレイ本体Taの上面側短手方 向に、1本分の胡瓜Kが載置される大きさ及び形状の凹状載置部Tbを形成し、 同トレイ本体Taの上面側長手方向に9本分の各胡瓜K…を並列載置するための 各凹状載置部Tb…を連続形成すると共に、同トレイ本体Taの長手側両縁部に 各胡瓜K…の前後端部と対向して各整列板Tc,Tcを起立形成している。
【0013】 且つ、く字形に変形した各胡瓜K…を並列載置する場合、図2の山形載置面に 形成した整列トレイTと、図4の谷形載置面に形成した整列トレイTとを選択使 用する。すなわち、山形載置面を有する整列トレイTは、図3に示すように、ト レイ本体Taに形成した各凹状載置部Tb…の長手側底面を、同各凹状載置部T b…の長手方向に対して底面中央部が凸状となる山形断面に形成している。谷形 載置面を有する整列トレイTは、図5に示すように、トレイ本体Taに形成した 各凹状載置部Tb…の長手側底面を、同各凹状載置部Tb…の長手方向に対して 底面中央部が凹状となる谷形断面に形成している。
【0014】 なお、真っ直ぐな各胡瓜K…を並列載置する場合、トレイ本体Taに形成した 各凹状載置部Tb…の長手側底面を、同各凹状載置部Tb…の長手方向に対して 平坦となる平形断面に形成した整列トレイTを使用する。
【0015】 前述の周回用コンベア2は、4本の各コンベア2a,2b,2c,2dを周回 経路上に順次配設し、減速機付きモータ(図示省略)の駆動力により各コンベア 2a,2b,2c,2dを回転駆動して、同各コンベア2a,2b,2c,2d 上に載置された多数個の各整列トレイT…を周回方向に順次搬送する。且つ、各 コンベア2a,2b,2c,2dの搬送側終端部に配設した各プッシャ機構6, 8,10,12を駆動して、同各コンベア2a,2b,2c,2dの搬送側終端 部に搬送される一つ又は二つの整列トレイTを各プッシャ板5,7,9,11で 次段の各コンベア2a,2b,2c,2dに順次移載する。
【0016】 上述のコンベア2bには、同コンベア2b上に設定した整列位置直前にストッ パ21を出没自在に設け、同位置下部に配設した出没用シリンダ22をストッパ 21に連結固定して、同出没用シリンダ22の作動により、コンベア2bの搬送 面上にストッパ21を出没し、後続の各整列トレイT…を整列位置直前に設定し た揃え位置に一旦停止すると共に、同揃え位置直後の整列位置に二つの各整列ト レイT,Tを搬送停止する。且つ、コンベア2b上の揃え位置に二つの各整列ト レイT,Tが搬送停止されたとき、後列側の整列トレイTに載置された各胡瓜K …の後端部を後述する整列機23で横一線に揃える。
【0017】 前述の投入用コンベア3は、周回用コンベア2のコンベア2a上に設定した投 入位置側部に投入用コンベア3を周回方向と直交して配設し、同投入用コンベア 3の搬送面上に1本分の胡瓜Kを整列載置する間隔に隔てて複数本の各突条ガイ ド3a…を形成すると共に、周回用コンベア2上に設定した投入位置側部と、投 入用コンベア3の搬送側終端部との間に2本の各投入用ローラ30,31を投方 向と直交して軸架している。
【0018】 すなわち、生産者側から持込まれる多数本の各胡瓜K…を投入用コンベア3上 に形成した各突条ガイド3a…間に1本ずつ順次移載し、同投入用コンベア3か ら供給される多数本の各胡瓜K…を各投入用ローラ30,31で加速搬送して、 周回用コンベア2上の投入位置に移動される整列トレイTの各凹状載置部Tb… に対して胡瓜Kを1本ずつ順次移載する。同時に、整列トレイTの長手側前端部 に形成した整列板Tcに各胡瓜K…の前端部を夫々当接して、同整列トレイTに 移載される各胡瓜K…の前端部を横一線に揃える。
【0019】 前述の整列機23は、図1及び図6に示すように、周回用コンベア2のコンベ ア2b上に設定した揃え位置の右側部に整列トレイTの右側端面と対向して支持 板13を配設し、同揃え位置の左側部に整列トレイTの左側端面と対向して固定 板14を配設すると共に、同左側部に水平固定した固定用シリンダ15のピスト ンロッド端部を固定板14の背面側中央部に連結固定している。
【0020】 且つ、コンベア2b上に設定した揃え位置上部に取付け枠24を架設し、同取 付け枠24の上面側中央部に水平固定した後退用シリンダ25のピストンロッド 端部を、L字形に形成した支持板26の垂直部に連結固定している。且つ、支持 板26の水平部に垂直固定した押圧用シリンダ27のピストンロッド端部を、整 列トレイTの長手側端部と対応する長さに形成した押圧板28の上面側中央部に 連結固定し、同押圧板28の下面側に、例えば、合成ゴム又は合成樹脂等の軟質 部材で形成した凹凸形状の押圧パッド29を貼着している。
【0021】 すなわち、コンベア2b上の揃え位置に二つの各整列トレイT,Tを搬送停止 したとき、固定用シリンダ15を作動して、後列側の整列トレイTを支持板13 と固定板14とで押圧固定する。直後、押圧用シリンダ27を降下作動して、後 列側の整列トレイTに載置された各胡瓜K…の上部周面に押圧パッド29を押圧 する。同時、後退用シリンダ25を後退作動して、整列トレイTに載置された各 胡瓜K…を押圧パッド29で一括して後退させ、整列トレイTの後端部に形成し た整列板Tcに各胡瓜K…の後端部を当接して、後列側の整列トレイTに載置さ れた各胡瓜K…の後端部を横一線に揃える。
【0022】 前述の箱詰め機4は、図7、図8、図9に示すように、コンベア2b上に設定 した整列位置上方と、同位置側部に設定した箱詰め位置上方との間に各ガイドレ ール32,32を平行して架設し、同各ガイドレール32,32間に移動枠33 を前後移動自在に取付けると共に、箱詰め位置上方に配設した移動用シリンダ3 4のピストンロッドを移動枠33の上面部に連結固定して、同移動用シリンダ3 4の作動により、整列位置上方と箱詰め位置上方とに移動枠33を前後移動する 。且つ、移動枠33の上面側中央部に配設した昇降用シリンダ35のピストンロ ッドを昇降枠36の上面部に連結固定して、同昇降用シリンダ35の作動により 、整列位置直上と箱詰め位置直上とで昇降枠36を垂直昇降する。
【0023】 上述の昇降枠36には、同昇降枠36の両側部に架設した各ガイドレール37 ,37の前端側及び後端側に各スライダ38,38を前後移動自在に夫々取付け 、前端側及び後端側の各スライダ38,38間に架設した各ガイド棒39,39 上に9個の各可動板40…を左右移動自在に取付け、同各可動板40…に垂設し た各吸気管41…の下端部に、二つの各整列トレイT,T上に載置された各胡瓜 K…の前端側上面部と対向して、例えば、合成ゴム又は合成樹脂等の軟質部材に よりベローズ状に形成した各吸着パッド42…を夫々固定している。
【0024】 且つ、昇降枠36の後端側両側部に配設した各進退用シリンダ43,43のピ ストンロッドを後端側の各スライダ38,38に連結固定して、同各進退用シリ ンダ43,43の作動により、前端側に位置固定した各スライダ38,38を箱 詰め基準として、二つの各整列トレイT,T上に載置された前列側の各胡瓜K… と後列側の各胡瓜K…とを各吸着パッド42…で吸着保持する吸着間隔と、同各 吸着パッド42…で吸着保持した前列側の各胡瓜K…と後列側の各胡瓜K…との 対向側端部を上下段違いに重合する箱詰め間隔とに各スライダ38,38を前後 移動する。
【0025】 且つ、左側のガイドレール37上に取付けた各スライダ38,38と、同側に 配列した各可動板40,40とを固定ネジ44及び固定ナット45で連結固定し 、各可動板40…の下端部間に螺合した各調節ネジ46…及び各調節ナット47 …で各吸着パッド42…の拡縮間隔を設定すると共に、昇降枠36の右側部に配 設した各拡縮用シリンダ48,48のピストンロッドを同側の各可動板40,4 0に連結固定して、同各拡縮用シリンダ48,48の作動により、左側に位置固 定した各可動板40,40を箱詰め基準として、二つの各整列トレイT,T上に 載置された前後列の各胡瓜K…を各吸着パッド42…で吸着保持する吸着間隔と 、同各吸着パッド42…で吸着保持した前後列の各胡瓜K…を左右方向に集束し た箱詰め間隔とに各可動板40…を左右移動する。
【0026】 且つ、各吸気管41…の下端部に固定した各取付け板49…の前後下端部に、 例えば、合成ゴム又は合成樹脂等の軟質部材で形成した各支持パッド50,51 を胡瓜Kの上部周面と対向して夫々取付けている。
【0027】 前述の箱詰め位置には、図10に示すように、同位置の前後及び左右に4枚の 各開放板52…を開閉自在に軸支し、各開放板52…の軸端部に固定した傘形の 各ギャ53…を互いに噛合し、一側部に配設した開放用シリンダ54のピストン ロッドを開放板52の軸端部に連結して、同開放用シリンダ54の作動により、 箱詰め位置に供給された段ボール箱Bの各フラップBa…と対向する水平位置と 、同段ボール箱Bの各フラップBa…を四方に開放する傾斜位置とに各開放板5 2…を上下回動する。且つ、箱詰め位置下部の箱搬入側に箱搬入用コンベア55 を配設し、同箱詰め位置下部の箱搬出側に箱搬出用コンベア56を配設して、製 函された空の段ボール箱Bを箱搬入用コンベア55を介して箱詰め位置下部に搬 送供給し、箱詰めされた段ボール箱Bを箱搬出用コンベア56を介して次工程( 例えば、袋封函工程、箱封函工程)に搬送供給する。
【0028】 上述の箱搬出用コンベア56は、同箱搬出用コンベア56上に設定した箱詰め 位置直下に箱昇降台57を昇降自在に設け、同位置の下部中央部に垂直軸受した ネジ軸58と、同箱昇降台57の下部中央部に固定したナット部59とを螺合し て、同位置側部に配設した減速機付き昇降用モータ60の駆動力により、各スプ ロケット61,62及び駆動チェーン63を介してネジ軸58を正逆回転させ、 上述の各吸着パッド42…により吸着保持された各胡瓜K…を箱詰めする箱詰め 位置に段ボール箱Bを供給する上昇位置と、箱搬出用コンベア56上に箱詰め済 みの段ボール箱Bを移載する降下位置との間で箱昇降台57を垂直昇降する。
【0029】 上述の段ボール箱Bは、上面開放形態に組立てられた段ボール箱Bの内部に、 合成樹脂製又は紙製の包装袋Bを上向きに開口して敷設すると共に、同段ボール 箱Bの開放側縁部に起立した各フラップBa…に包装袋Pの投入口Paを二つに 折返して被覆している。
【0030】 図示実施例は上記の如く構成するものとして、以下、湾曲変形した各胡瓜K… を山形の整列トレイTに並列載置して胡瓜箱詰め装置1で箱詰めするときの箱詰 め動作を説明する。 先ず、図1に示すように、等階級別に選別された多数本の各胡瓜K…を投入用 コンベア3に順次移載し、同投入用コンベア3から供給される各胡瓜K…を各投 入用ローラ30,31で加速搬送して、周回用コンベア2上の投入位置に搬送さ れる整列トレイTの各凹状載置部Tb…に対して各胡瓜K…を順次投入する。同 時に、整列トレイTの長手側前端部に形成した整列板Tcに各胡瓜K…の前端部 を当接して横一線に揃える。なお、整列トレイT上に移載される各胡瓜K…に不 揃い及び過不足が生じた場合、作業者の手で胡瓜Kの姿勢及び本数を補正する。
【0031】 且つ、図3に示すように、く字形に変形した各胡瓜K…を整列トレイTの各凹 状載置部Tb…に載置して、整列トレイTに形成した各凹状載置部Tb…の底面 形状に対応して各胡瓜K…の湾曲部分を沿わせるので、湾曲変形した各胡瓜K… の載置姿勢が同一方向に向き修正され、く字形に変形した各胡瓜K…を同一方向 に整列載置して搬送することができる。
【0032】 次に、図6に示すように、周回用コンベア2上の揃え位置に二つの各整列トレ イT,Tを一旦停止した後、整列機23の固定用シリンダ15を作動して、後列 側の整列トレイTを支持板13と固定板14とで位置固定する。同時に、後退用 シリンダ25及び押圧用シリンダ27を作動して、後列側の整列トレイTに載置 された各胡瓜K…を押圧パッド29で一括後退させ、整列トレイTの長手側後端 部に形成した整列板Tcに各胡瓜K…の後端部を当接して横一線に揃える。
【0033】 次に、図7,図8,図9に示すように、周回用コンベア2上の整列位置に二つ の各整列トレイT,Tを搬送停止した後、箱詰め機4の昇降用シリンダ35を降 下作動して、二つの各整列トレイT,T上に載置された各胡瓜K…を同一方向に 整列した状態のまま各吸着パッド42…で吸着保持する。移動用シリンダ34及 び昇降用シリンダ35を作動して、各吸着パッド42…で吸着保持した各胡瓜K …を整列位置から箱詰め位置に移動すると共に、各進退用シリンダ43,43及 び各拡縮用シリンダ48,48を作動して、各吸着パッド42…で吸着保持した 各胡瓜K…を箱詰め間隔に集束する。
【0034】 一方、図10に示すように、箱搬入用コンベア55上に載置された段ボール箱 Bを箱詰め位置下部に搬送供給した後、箱昇降台57を垂直上昇して、同台上に 載置された段ボール箱Bを箱詰め位置に供給すると共に、同台上に載置された段 ボール箱Bの各フラップBa…を4枚の各開放板52…で開放保持する。この後 、箱詰め機4の昇降用シリンダ35を降下作動して、各吸着パッド42…で吸着 保持した各胡瓜K…を同一方向に整列した状態のまま段ボール箱B内の包装袋P に一括収納して吸着解除することで、1段分の各胡瓜K…の箱詰め作業が完了す る。上述と同様にして、各吸着パッド42…を整列位置と箱詰め位置とに往復移 動させ、次の各整列トレイT,T上に載置された各胡瓜K…を各吸着パッド42 …で吸着保持して段ボール箱B内の包装袋Pに一括収納する。
【0035】 次に、所定本数分の各胡瓜K…を箱詰めした後、箱昇降台57を垂直降下して 、同台上に載置された段ボール箱Bを箱搬出用コンベア56に移載すると共に、 同箱搬出用コンベア56上に載置された段ボール箱Bを次工程(例えば、袋封函 工程、箱封函工程)に搬送供給する。以下同様に、各コンベア2a,2b,2c ,2d上に載置された多数個の各整列トレイT…を周回方向に順次搬送して、等 階級別に選別された多数本の各胡瓜K…を各整列トレイT…の各凹状載置部Tb …に順次投入し、同各整列トレイT…の各凹状載置部Tb…に載置された各胡瓜 K…の載置姿勢を同一方向に向き修正して箱詰め作業する。
【0036】 以上のように、く字形に変形した各胡瓜K…を整列トレイTの各凹状載置部T b…に載置して、同各凹状載置部Tb…の底面形状に対応して各胡瓜K…の湾曲 部分を沿わせるので、湾曲変形した各胡瓜K…の向きを揃えることができ、同整 列トレイTの各凹状載置部Tb…に載置された各胡瓜K…の所定位置を各吸着パ ッド42…により常時正確に吸着保持することができる。且つ、各吸着パッド4 2…で吸着保持した各胡瓜K…の前後端部と段ボール箱Bの各フラップBa…と が接触するのを確実に防止できると共に、く字形に変形した各胡瓜K…を所定サ イズの段ボール箱Bに対して同一方向に整列して箱詰めすることができ、特異形 状に変形した各胡瓜K…の箱詰め作業が安定して行える。
【0037】 しかも、く字形に変形した2群の各胡瓜K…を一括箱詰めするため、多数本の 各胡瓜K…を1本ずつ手で箱詰めするような手間及び作業が省け、且つ、2群の 各胡瓜K…を包装容器等で一括包装する箱詰め方法よりも包装単価が安くなり、 箱詰め作業に要する時間及び包装コストを削減して、箱詰め作業の省力化及び能 率アップを図ることができる。
【0038】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の長尺青果物は、実施例の胡瓜Kに対応し、 以下同様に、 長尺物整列台は、整列トレイTに対応し、 長尺物整列台の凹状載置部は、整列トレイTの凹状載置部Tbに対応し、 長尺物整列台の整列板は、整列トレイTの整列板Tcに対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0039】 上述の実施例では、図2及び図3に示す山形載置面の整列トレイTを使用して 各胡瓜K…を搬送しているが、図4及び図5に示す谷形載置面の整列トレイTを 使用して各胡瓜K…を搬送するもよく、上述の実施例と同様に、く字形に変形し た各胡瓜K…を同一方向に整列載置して搬送することができる。
【0040】 また、多数個の各整列トレイT…を、例えば、ベルトコンベア、ベルトコンベ ア、ローラコンベア等の整列用コンベア上に直接連結して長尺物整列台を構成し たり、或いは、山形又は谷形に形成した多数個の各凹状載置部(図示省略)を整 列用コンベア上に直接形成して長尺物整列台を構成するもよく、上述の実施例と 同様に、整列用コンベア上に設けた各凹状載置部(図示省略)の底面形状に対応 して湾曲変形した各胡瓜K…を整列載置することができ、上述の整列トレイTを 使用したときと同等の作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】胡瓜箱詰め装置による胡瓜箱詰め動作を示す全
体構成図。
【図2】山形載置面の整列トレイを示す斜視図。
【図3】山形載置面の整列トレイを示す縦断側面図。
【図4】谷形載置面の整列トレイを示す斜視図。
【図5】谷形載置面の整列トレイを示す縦断側面図。
【図6】整列機による胡瓜揃え動作を示す側面図。
【図7】箱詰め機による胡瓜吸着状態を示す側面図。
【図8】箱詰め機による胡瓜吸着状態を示す正面図。
【図9】吸着パッドの拡縮機構を示す底面図。
【図10】箱詰め機による胡瓜箱詰め動作を示す正面
図。
【符号の説明】
B…段ボール箱 K…胡瓜 T…整列トレイ Ta…トレイ本体 Tb…凹状載置部 Tc…整列板 1…胡瓜箱詰め装置 2…周回用コンベア 3…投入用コンベア 4…箱詰め機 23…整列機 42…吸着パッド

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】等階級別に選別された適宜本数の各長尺青
    果物を整列載置する長尺物整列台であって、 上記長尺物整列台の載置面上に適宜本数の各長尺青果物
    を並列して整列載置する各凹状載置部を形成すると共
    に、該各凹状載置部の長手側底面を湾曲変形した長尺青
    果物が整列載置される曲面形状に形成した長尺物整列
    台。
  2. 【請求項2】上記長尺物整列台に形成した凹状載置部の
    端部側に、該凹状載置部に載置される長尺青果物の一側
    端部と対向して整列板を形成した請求項1記載の長尺物
    整列台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115991011A (zh) * 2023-03-24 2023-04-21 汕头市万腾纸业有限公司 一种轻质高强度瓦楞纸板的生产工艺
CN115991011B (zh) * 2023-03-24 2023-05-19 汕头市万腾纸业有限公司 一种轻质高强度瓦楞纸板的生产工艺

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