JPH067275B2

JPH067275B2 - 複写装置

Info

Publication number: JPH067275B2
Application number: JP59174340A
Authority: JP
Inventors: 宗一岩尾
Original assignee: Minolta Co Ltd
Current assignee: Minolta Co Ltd
Priority date: 1984-08-21
Filing date: 1984-08-21
Publication date: 1994-01-26
Anticipated expiration: 2009-01-26
Also published as: JPS6151161A

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は複写装置、詳しくは像担持体とその周囲に配置
される現像器等の作像手段とを一体的に組込んだ作像ユ
ニットを複写装置本体に着脱自在に支持する構造に関す
る。

従来技術とその問題点従来、電子写真複写装置にあっては、装置内部の点検、
保全を容易なものとするため、感光体ドラムとその周囲
に配置される現像器、クリーナ等を一体的に組込んでユ
ニットとし、このユニットを装置本体から引き出し可能
なレール上に着脱可能に支持したものが種々提供されて
いる。

しかしながら、前記ユニットは比較的重量があり、レー
ルへの着脱作業特に装着作業はレールが軽く移動自在で
あるだけにユニットを正確に位置決めしてレール上に装
着することは困難である。この問題点は、高速複写に対
応させた複写装着ほど、現像器やクリーナの大型化に起
因してユニットが大型化し、重量化するために顕著であ
る。

そこで、特開昭５９−６１８４７号公報に記載のごと
く、ユニットのフレームを二重構造とし、外フレームを
レールにビス止めする一方、感光体ドラム等を保持した
内フレームを外フレームに載置するようにしたものが提
案されている。

しかしながら、フレームを二重構造とするとコストアッ
プにつながるし、ユニットがより重量化し、それに応じ
てレールの剛性を補強しなければならないという問題点
を有している。

問題点を解決するための手段以上の問題点を解決するため、本発明に係る複写装置
は、像担持体とその周囲に配置される作像手段とを一体
的に組込んだ作像ユニット又はこの作像ユニットを支持
した状態で複写装置本体から引き出し可能なユニット支
持体の少なくともいずれか一方に回転自在な回転体を取
付け、他方に取付けた平担な支持位置決め部材に前記回
転体が係合可能な切欠きを形成したことを要旨とする。

作用即ち、作像ユニットは回転体を介してユニット支持体上
で移動自在であり、かつ回転体が切欠きに係合した場合
には前記移動が阻止されてユニット支持体上に位置決め
されることとなる。

従って、作像ユニットを装着する際には、作像ユニット
を適当な位置でユニット支持体上に載置し、正確な位置
決めは作像ユニットを前後に移動させて回転体を切欠き
に係合させればよい。

実施例以下、添付図面に従って本発明に係る複写装置の一実施
例について説明する。

第１図は複写装置の全体構成を示し、まず、全体構成の
概念を複写動作とともに説明する。

装置本体は複写紙の通路を境いに下ユニット(1)と上ユ
ニット(2)とに分割され、上ユニット(2)は図示しない支
軸を支点として上方に開くことができる。

下ユニット(1)は複写紙の搬送路を構成し、着脱自在な
カセット(10)，(11)に収納されている複写紙は給紙ロー
ラ(12)又は(13)の回転にて１枚ずつ給紙され、中間ロー
ラ対(14)からタイミングローラ対(15)を経て転写チャー
ジャ(16)上に搬送され、ここで感光体ドラム(30)上に形
成されたトナー画像を転写される。その後、複写紙は搬
送ベルト(17)にて定着器(18)に送り込まれ、トナー画像
の熱定着を施された後、排出ローラ対(19)にて装置外に
排出される。

一方、上ユニット(2)は光学系(20)、感光体ドラム(3
0)、その周囲に設けた現像器(33)等で作像部を構成して
いる。光学系(20)は露光ランプ(21)、第１ミラー(22)を
感光体ドラム(30)の周速Ｖと同速で、第２ミラー(23)，
第３ミラー(24)をＶ／２の速度で矢印(a)方向にスキャ
ン可能としたものである。原稿は原稿台ガラス(29)上に
載置され、矢印(a)方向への光学系(20)のスキャンに
て、露光ランプ(21)の光照射を受け、その反射光は第１
ミラー(22)，第２ミラー(23)，第３ミラー(24)から結像
レンズ(25)を介して第４ミラー(26)から感光体ドラム(3
0)上に露光される。

感光体ドラム(30)は矢印(b)方向に回転駆動可能であ
り、まず帯電チャージャ(31)で所定の電荷を付与され、
像間・サイドイレーサ(32)にて非作像部の電荷を消去し
た後、前記光学系(20)にて画像を露光されて静電潜像が
形成される。この静電潜像は周知の磁気ブラシ式現像器
(33)でトナー画像とされた後前記複写紙上に転写され
る。転写後、感光体ドラム(30)上に残留トナーはブレー
ド式のクリーナ(34)で除去され、残留電荷はメインイレ
ーサ(35)で消去される。

一方、前記感光体ドラム(30)と現像器(33)とクリーナ(3
4)は一体的に組込まれて作像ユニット(40)とされ、第１
図に示すように上ユニット(2)を上方に開いたときに上
ユニット(2)から引き出しかつ取外しが可能である。

作像ユニット(40)は、詳しくは、第２図，第７図に示す
ように、前フレーム(41)と後フレーム(45)との間に感光
体ドラム(30)，現像器(33)，クリーナ(34)を保持し、前
後フレーム(41)，(45)を側部フレーム(50)，(51)で連結
したもので、前フレーム(41)には位置決め孔(42)，(42)
が形成されるとともに、両側に段部(43)，突片(44)が形
成され、かつロック手段(55)が設置されてある。後フレ
ーム(45)には位置決め孔(46)，(46)が形成されるととも
に、折り曲げ片(47)，(47)にローラ(48)，(48)が回転自
在に装着されている。側部フレーム(50)，(50)は外側中
央部に切欠き(51)，(51)が形成されている。

ロック手段(55)は第３ａ図，第３ｂ図に示すように、前
フレーム(41)の前面側に設けた取手(56)にブラケット(5
7)を介してロックレバー(58)をピン(59)を支点として回
動自在に装着し、このロックレバー(58)を圧縮コイルば
ね(60)にて矢印(c)方向に付勢したものである。このロ
ック手段(55)はロックレバー(58)の爪部(58a)が上ユニ
ット(2)の前フレーム(3)の端面に係合することによりロ
ック、即ち作像ユニット(40)が前方に引き出されるのを
防止する。また、ロックレバー(58)をばね(60)の撥力に
抗して矢印(c)とは逆方向に回動させると、爪部(58a)の
前フレーム(3)の端面との係合が解除され、作像ユニッ
ト(40)を上ユニット(2)から引き出すことが可能とな
る。

一方、レール６５は上ユニット(2)に固定した固定レー
ル(66)，(66)と長手方向にスライド自在な中間レール(6
7)，(67)及び移動レール(68)，(68)とからなり、スライ
ド機構は周知の構造を有している。移動レール(68)，(6
8)の内側中央部にはローラ(69)，(69)が回転自在に装着
され、かつ移動レール(68)，(68)の先端は連結板(70)で
連結されている。この連結板(70)は以下に説明するよう
に移動レール(68)，(68)上に作像ユニット(40)を載置し
たとき移動レール(68)，(68)が外側に広がるのを防止す
るためである。

以上の構成において、作像ユニット(40)を装置本体に装
着するには、第７図に示すように、上ユニット(2)を上
方に開いた状態で移動レール(68)，(68)を手前に引き出
し、ローラ(48)，(48)を移動レール(68)，(68)上に載置
するとともに、側部フレーム(50)，(50)をローラ(69)，
(69)上に載置する（第５図参照）。ここで作像ユニット
(40)を手前に引張ると、ローラ(48)，(48)が移動レール
(68)，(68)上を転動するとともに、側部フレーム(50)，
(50)がローラ(69)，(69)上を移動し、切欠き(51)，(51)
がローラ(69)，(69)に落ち込むと、前フレーム(41)の段
部(43)，突片(44)が移動レール(68)，(68)上に当接する
（第６図，第８図参照）。即ち、作像ユニット(40)は切
欠き(51)，(51)がローラ(69)，(69)に係合することによ
り、レール(65)に対する出し入れ方向に位置決めされ、
高さは段部(43)，突片(44)及びローラ(48)，(48)が移動
レール(68)，(68)上に当接することによって位置決めさ
れる。この状態で作像ユニット(40)を上ユニット(2)内
に押し込むと、移動レール(68)とともに作像ユニット(4
0)が内方に移動し、後フレーム(45)の孔(46)，(46)が上
ユニット(2)内の図示しない位置決めピンに係合するこ
とにより、かつ前フレーム(41)の孔(42)，(42)が上ユニ
ット(2)の前フレーム(3)に設けた位置決めピン(4)，(4)
に係合することにより、作像ユニット(40)は上ユニット
(2)に対して位置決めされる。また、ロックレバー(58)
の爪部(58a)が前フレーム(3)の端面を乗り越えて、係合
し、自動的にロックされる。

次に、上ユニット(2)を閉じることにより、作像ユニッ
ト(40)が正規の位置にセットされることとなる。

以上の装着工程にあっては、作像ユニット(40)を移動レ
ール(68)，(68)上に取付けるに際して、作像ユニット(4
0)を単に移動レール(68)，(68)上に載置するだけでよ
く、ローラ(48)，(69)の介在にて作像ユニット(40)を簡
単に位置決めのために移動させることができ、この移動
で切欠き(51)がローラ(69)に係合することにより正確か
つ簡単に作像ユニット(40)を位置決めできる。

一方、上ユニット(2)を上方に開けて前方ロックレバー
(58)を矢印(c)とは逆方向に回動させてロックを解除
し、取手(56)を把んで前方に引くと作像ユニット(40)が
前方に引き出される。そして、作像ユニット(40)を構成
する各エレメントのメインテナンスを行う必要がある場
合には、作像ユニット(40)を単に持ち上げるだけで前記
切欠き(51)，(51)がローラ(69)，(69)に対する係合が解
除され、作像ユニット(40)を取り外すことができる。

なお、本発明に係る複写装置は前記の実施例に限定する
ものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更すること
ができる。例えば、作像ユニット(40)には現像器(33)，
クリーナ(34)以外にメインイレーサ(35)，帯電チャージ
ャ(31)等を組込んでもよい。またローラ(48)，(69)は作
像ユニット(40)又はレール(65)のいずれか一方に設けれ
ばよい。

効果以上の説明で明らかなように、本発明は、像担持体とそ
の周囲に配置される作像手段とを一体的に組込んだユニ
ット又はこのユニットを支持した状態で複写機本体から
引き出し可能なユニット支持体の少なくともいずれか一
方に回転自在な回転体を取付け、他方に取付けた平担な
支持位置決め部材に前記回転体が係合可能な切欠きを形
成したため、前記ユニットはユニット支持体上にいった
ん載置し、その後ユニットを移動させて回転体と切欠き
とを係合させるだけで簡単かつ正確に位置決めすること
ができ、特に高速複写に対応させたが故にユニットの重
量が増加した装置に最適である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る複写装置の一実施例を示し、第１図
は複写装置の全体構成を示す断面図、第２図は作像ユニ
ットの断面図、第３ａ図，第３ｂ図はロック手段の動作
を説明する平面図、第４図，第５図，第６図はユニット
装着の工程を説明する側面図、第７図，第８図，第９図
はユニット装着の工程を説明する斜視図である。 (1)…下ユニット、(2)…上ユニット、(20)…光学系、(3
0)…感光体ドラム、(33)現像器、(34)…クリーナ、(40)
…作像ユニット、(41)…前フレーム、(45)…後フレー
ム、(48)…ローラ、(50)…側部フレーム、(51)…切欠
き、(65)…レール、(68)…移動レール、(69)…ローラ。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】像担持体とその周囲に配置される作像手段
とを一体的に組込んだ作像ユニットと、前記作像ユニットを支持した状態で複写装置本体から引
き出し可能なユニット支持体と、前記作像ユニット又はユニット支持体の少なくともいず
れか一方に回転自在に取付けた回転体と、前記ユニット又はユニット支持体の他方に取付けられ、
前記回転体に当接してユニットをユニット支持体上で移
動自在に支持するとともに、前記回転体と係合してユニ
ットをユニット支持体上に位置決めする切欠きを有する
平担な支持位置決め部材と、を備えたことを特徴とする複写装置。