JPH067200A - 多糖類の精製 - Google Patents

多糖類の精製

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JPH067200A
JPH067200A JP5019800A JP1980093A JPH067200A JP H067200 A JPH067200 A JP H067200A JP 5019800 A JP5019800 A JP 5019800A JP 1980093 A JP1980093 A JP 1980093A JP H067200 A JPH067200 A JP H067200A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/14Ultrafiltration; Microfiltration
    • B01D61/145Ultrafiltration
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L29/00Foods or foodstuffs containing additives; Preparation or treatment thereof
    • A23L29/30Foods or foodstuffs containing additives; Preparation or treatment thereof containing carbohydrate syrups; containing sugars; containing sugar alcohols, e.g. xylitol; containing starch hydrolysates, e.g. dextrin
    • A23L29/35Degradation products of starch, e.g. hydrolysates, dextrins; Enzymatically modified starches
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B37/00Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
    • C08B37/0003General processes for their isolation or fractionation, e.g. purification or extraction from biomass

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多糖類から所望しない風味、臭気及び色を除
去するための方法に関する。 【構成】 a)水性媒体に1〜40%の固形分で多糖類
を分散し;b)前記分散された多糖を溶解し;c)蒸気
ストリッピング装置中に前記溶解された多糖を供給し;
d)前記溶解された多糖に蒸気の流れを供給し;e)前
記装置から蒸気を除去し;そしてf)前記溶解された多
糖を回収する段階を含んで成る方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、所望しない風味、臭気及び/又
は色を除去することによって多糖類を精製するための方
法に関する。その方法は、可溶性スターチ加水分解物と
適合できるように選択される。本発明はまた、風味、臭
気及び/又は色の純度が必要とされる食品及び他の用途
にそれらの精製された多糖の使用にも関する。
【0002】活性炭を通しての濾過は、単糖類及び他の
甘味剤をスターチから製造するための転換工程に広く使
用されて来た。スターチに由来するグルコース又はデキ
ストロースのシロップ及び高いフルクトース含有コーン
シロップは、甘味剤を精製し、そして脱色するために活
性炭を通して濾過される。T.M.W.van Asb
eck,など.,“The Evaluation o
f Activated Carbon in the
Purification of Starch−B
ased Sweetners”,Starch/St
arke33:378〜383(1981)を参照の
こと。
【0003】単に部分的に糖に転換され、そして有意な
量のスターチ加水分解物又はデキストリンを含むスター
チが、そのスターチ加水分解物による炭素微粉末の乳化
により所望しない灰色を取るであろうことは糖精製の業
界において良く知られている。乳化された炭素微粉末の
問題が排除された、スターチ加水分解物を精製するため
の方法は、Walsh、などにより1992年1月10
日に出願されたヨーロッパ特許出願第0495407A
1に開示される。
【0004】蒸気ストリッピング方法が、脂肪及び油並
びに風味及び芳香を精製するために使用されて来た。多
糖類を精製するためへの蒸気ストリッピングの使用はま
だ報告されていない。
【0005】限外濾過を用いてのスターチの精製のため
に当業界において知られている方法は、不溶性形におけ
るスターチの処置に限定され、それによって、その不溶
性スターチは、水性洗浄物から容易に分離され得る。
【0006】同様に、多くの食物成分(たとえば小麦
粉)が、色を除去するために商業的加工の間、漂白段階
にゆだねられたことがあるが、所望しない風味及び臭気
を除去し、そして脱色することによって可溶性スターチ
加水分解物を精製するためへの食品品種の漂白剤の使用
はまだ報告されていない。
【0007】当業界において知られている進歩にもかか
わらず、非吸湿性粉末の形で利用できる、ほとんど又は
まったくの甘さを有さない口あたりの良い味覚を有する
スターチ及び他の単離類の新規加水分解物のために重要
な産業的市場が存在する。これらの加水分解物は、脂肪
模倣物又は脂肪置換物として、及び合成甘味剤、風味剤
及び香料、着色剤及び同様のもののためのキャリヤーと
して有用である。それらはまた、飲料水(たとえばコー
ヒー又は茶)及び風味剤及び香料のための噴霧乾燥添加
剤としても有用である。それらは、食物における増量
剤、増粘剤及び分散剤、たとえばコーヒー漂白剤として
及びパン、ペーストリー及び肉食品、特にそれらの食品
の低脂肪配合物における湿気結合剤としても有用であ
る。加工されていないスターチ、ガム及び他の多糖類は
また、プディング、果物食品及び冷凍デザート及びアイ
スクリームにおける増粘剤、きめ変性剤としても有用で
ある。
【0008】天然形でのスターチ、及び当業界において
知られている酸、熱、酵素及び酸化加水分解方法により
調製されたスターチ加水分解物はそれぞれ、所望しない
風味(たとえば“穀物”風味)、臭気及び色に対して食
物に寄与する種々の汚染物を含む。天然形での多くの他
の多糖類、たとえば食品ガムはまた、所望しない風味、
臭気及び色を含む。さらに、単純な糖の存在又はオリゴ
糖の存在は、多糖加水分解物において所望されない。従
って、多糖加水分解物からそのような不純物を除去する
方法が必要とされる。
【0009】可溶性スターチ加水分解物を包含する多糖
類から風味及び臭気不純物を除去するために適切な蒸気
ストリッピング方法は、本明細書に開示される。この方
法は、他の精製方法、たとえば限外濾過、イオン交換方
法又は活性炭による処理、及び漂白方法と共に使用され
得る。可溶性スターチ加水分解物はまた、限外濾過の組
合せにより、又は活性炭処理及び漂白の組合せにより精
製され得る。これらの方法において、生成される多糖
(又は可溶性スターチ加水分解物)は、風味において口
やわらかであり、異臭を実質的に含まず、そして場合に
よっては、薄色又は白色であり、そしてそれらの特徴を
要する食品システムへの使用のために適切である。
【0010】精製された多糖類は一般的に、食用製品に
有用である。精製されたスターチ加水分解製品は、低脂
肪又は非脂肪スプレッド及びマーガリン、冷凍デザー
ト、低脂肪サワクリーム及びチーズ、強化脱脂乳、ホワ
イト又はクリームソース、たとえばアルフレッドソース
及び他のチーズ含有ソース、凍結され、乾燥した又はジ
ャー入り又はカン入ソース、クリームスープ、低脂肪チ
ーズスプレッド、コーヒー脱色剤、乾燥ココアミックス
及び他の飲料ミックス、泡立てられた乳トッピング、人
工甘味剤、プディング及びパイ充填剤、たとえば低脂肪
プディング及びパイ充填剤、ケーキ、ベークされた製品
及びペーストリー、低脂肪ベーク製品、ケーキ及びペー
ストリー及び他の乳及び低脂肪製品において有用であ
る。スターチ加水分解製品を包含する精製された多糖類
はまた、結合剤、希釈剤及び同様のものとして医薬製品
においても有用である。
【0011】可溶性多糖類からの所望しない風味及び臭
気を除去するための本明細書に開示される蒸気ストリッ
ピング方法は: 1.水性媒体に前記多糖を1〜40%固形分で分散し; 2.前記多糖分散体を蒸気ストリッピング装置に供給
し; 3.所望しない風味及び臭気を除去するために蒸気の流
れに適用し; 4.前記多糖から所望しない風味及び臭気を担持する蒸
気を分離し;そして 5.前記精製された可溶性多糖を回収する段階を含んで
成る。
【0012】不溶性多糖製品が所望される場合、多糖
は、蒸気ストリッピングの前、水にスラリーされ、そし
て前記工程が、多糖が十分に分散され、そして/又は水
溶性になる温度以下の温度(たとえばスターチのゲル化
温度)で、真空下で行なわれる。この方法は、場合によ
っては、多糖を漂白する追加の段階を含む。
【0013】次の追加の精製方法の組合せは、所望しな
い風味、臭気及び/又は色を多糖類から除去するために
本明細書に開示される: 1.限外濾過及び炭素処理; 2.限外濾過及び蒸気ストリッピング; 3.蒸気ストリッピング及び炭素処理; 4.イオン交換処理及び限外濾過; 5.イオン交換処理及び蒸気ストリッピング;及び 6.イオン交換処理及び炭素処理。
【0014】それらの方法はいづれの順序ででも行なわ
れ得る。漂白方法は、いづれかのそれらの方法の後に行
なわれる。オゾン又は過酸化物の漂白剤が使用される場
合、漂白段階はいづれかのそれらの方法の前に行なわれ
る。それらの方法のいづれかは、追加の精製測定を提供
するために本明細書に開示される他の方法と共に組合さ
れ得る。
【0015】蒸気ストリッピング、限外濾過、イオン交
換処理又は漂白が使用される場合、多糖原料は水に溶解
性であっても、又は不溶性であっても良い。本発明のす
べての方法は、可溶性多糖加水分解物、たとえばデキス
トリンの精製のために特に有用である。
【0016】本発明の方法は、いづれの多糖原料に対し
ても行なわれ得るが、但し、炭素処理は水溶性(たとえ
ばゲル化されたスターチ又は分散されたガム)形での多
糖類に限定される。
【0017】本明細書で使用される場合、“可溶性”と
は、粉末形での多糖が、真の分子溶液よりもむしろ複雑
なコロイド状分散体の形で多糖溶液を提供するように水
又は他の水性媒体において容易に水和化され、そして分
散され得ることを意味する。いくつかの多糖類は真の分
子溶液を形成する(たとえばペクチン、高D.E.デキ
ストリン)。多糖を十分に水和化し、そして分散するた
めにはそれを加熱することが必要である。
【0018】本明細書で使用される場合、用語“多糖”
とは、スターチ、ガム、デキストラン、セルロース及び
ヘテロ多糖類、及びその誘導体、その加水分解物、その
架橋された生成物及びそれらの組合せを言及する。
【0019】用語“マルトデキストリン”とは、20以
下のデキストロース(ブドウ糖)等量(D.E.)を有
するグルコースポリマーを言及する。本発明の方法に使
用するのに好ましいマルトデキストリンは、10以下か
又は10に等しいD.E.,好ましくは5以下のD.
E.,最っとも好ましくは0.5〜5のD.E.を有す
る。用語“デキストロース等量”とは、乾量基準に基づ
いてデキストロース(デキストロース又はグルコースは
D.E.=100を有する)として計算されるスターチ
加水分解物の還元力(又は還元糖含有率)を言及する。
高いD.E.を有するマルトデキストリンは、低いD.
E.を有するものよりも低い分子量(より高く転換され
ている)を有する。
【0020】スターチ加水分解物、たとえば当業界にお
いて知られている酸、酵素(たとえばα−アミラーゼ)
又は酸化転換方法により調製される、30〜85の水流
動性(WF)値を有する流動性スターチ;約85%まで
の短鎖アミロースを含んで成る酵素的に脱分枝化された
スターチ;及び8〜1の無水硼砂流動性(ABF)値を
有するデキストリンを得るために、乾燥、熱及び/又は
酸性分解工程にスターチをゆだねることによって、誘導
されたデキストリン(ピロデキストリン)はまた、本発
明の方法において原料として好ましく使用される。(8
のABFを有するデキストリンの粘度はたぶん、70W
Fの酸転換されたスターチの粘度に等しい。)“ABF
値”は、デキストリンが、25℃(77°F)に冷却さ
れる場合、70センチポアズの粘度を有する分散体を付
与するために、デキストリンの重量に基づいて15%の
硼砂と共に90℃(195°F)で5分間、調理される
場合のデキストリンの量に対する水の量の比である。よ
り高いABF値は、より高い分子量のデキストリンに関
連する。
【0021】本発明への使用のために適切な脱分枝され
たスターチは、Chiuにより1990年11月20日
に出願されたアメリカ特許第4,971,723号に記
載される。ここに開示される一部脱分枝されたスターチ
の他に、エンド−α−1,6−グルカノヒドロラーゼ、
たとえばアルラナーゼにより処理された十分に脱分枝さ
れたスターチ(すなわち約85%の短鎖アミロースを含
む)が本明細書の方法に使用され得る。
【0022】低粘度スターチが所望される場合、スター
チ、たとえば約60までの水流動性(WF)に転換され
たロウ状トウモロコシが好ましい。水流動性は、0〜9
0の規模に基づく粘度の実験的な測定であり、そして流
動性は粘度の逆数である。
【0023】本明細書において有用な他の低分子量(た
とえば約500〜500,000の分子量)多糖類は、
分解された又は解重合された食物ガム、及び他のヘテロ
多糖類、ヘミセルロース、セルロース材料、食物繊維及
びデキストランを包含する。“食物繊維”とは、スター
チ、セルロース、ガム又は本明細書に特異的に言及され
るいづれの他の多糖でもない、植物源からの多糖類を言
及する。これらの多糖類のいづれかは、当業界において
知られているいづれかの方法により、好ましくは酸又は
酵素による処理により分解され得る。適切なガムは、グ
アーガム、イナゴマメガム、イナゴマメ種子ガム、タマ
リンド種子ガム、コンジャック(konjac)ガム、
キサンテンガム、アルギネート、寒天、ペクチン、アラ
ビアガム及びカラーゲンを包含する。適切なセルロース
材料は、セルロース、α−セルロース、微結晶性セルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロー
ス、ヒドロキシメチルセルロース、及びヒドロキシエチ
ルセルロースを包含する。
【0024】多糖が、本明細書に記載される方法により
精製の前、変性される場合、そのような変性は、当業界
において知られるいづれかの方法により及びそれらのい
づれかの組合せにより行なわれ得る。好ましい態様にお
いては、転換、誘導体化及び架橋変性が不溶性形(たと
えば顆粒スターチ)で多糖に対して行なわれる。変性
は、精製の後に行なわれ得るが、一般的には、試薬、
塩、及び他の反応副生成物が精製の間に除去され得るよ
うに、まず変性を完結することが所望される。
【0025】多糖主鎖と共にエステル又はエーテル結合
置換基を形成するためのそれらの変性、たとえばスター
チ、セルロース、ヘテロ多糖類及びガムの誘導体化は、
当業界において良く知られており、そして出版物、たと
えばM.W.Rutenberg,“Starch a
nd Its Modifications”p.22
−36,Handbook of Water−Sol
uble Gumsand Resins,R.L.D
avidson、出版者、McGraw Hill,I
nc.,New York,New York,198
0に記載される。
【0026】好ましい態様において、多糖がスターチで
ある場合、スターチは、オクテニルスクシネート0.2
5〜3.0重量%を含むスターチエステル誘導体を形成
するために、蒸気ストリッピング、限外濾過、炭素処理
又はイオン交換処理又はそれらの組合せにより精製の
前、無水オクテニル琥珀酸(OSAA)により処理され
る。OSAA処理された多糖類は好ましくは漂白されな
い。なぜならば漂白剤が極限pHで多糖からオクテニルス
クシネート置換基を除去するからである。漂白は適度な
pH値で行なわれ得る。
【0027】蒸気ストリッピング この工程においては、多糖のスラリー又は分散体が料理
用蒸気の流れに対して不活性固体支持体により充填され
たカラムを通しての流れを可能にする。蒸気の血流が好
ましいが、多糖スラリー又は分散体を通して蒸気を通す
いづれかの方法が使用され得る。蒸気は揮発し、そして
多糖において悪臭(たとえばトウモロコシのような、豆
のような、かび臭い、焼け臭い、どろ臭い、等)を引き
起こすことが知られている、多くの風味化合物及びそれ
らの前駆体を取り去る。風味化合物のその補足物を担持
する蒸気はカラムの上部から除去され、そして冷却され
る。精製された多糖スラリー又は分散体は、好ましくは
カラムの底で、蒸気から回収される。その工程は好まし
くは、連続的であるが、しかしバッチ操作でも行なわれ
得る。
【0028】効果的なカラム精製工程を維持するために
は、蒸気は連続相として維持され、そして過剰の供給材
料によるカラムの“洪水”は避けられるべきである。種
々のタイプの適切な工程条件及び装置企画は、当業界に
おいて知られており、そして出版物、たとえばPerr
y’s Chemical Engineer’sHa
ndbook,第6版、1984、McGraw Hi
ll Book Company,New York,
New York,Chaper18に記載されてい
る。
【0029】供給物、蒸気及びカラム又は他の適切な装
置のための種々の温度及び圧力範囲が多糖原料及び意図
された生成物を補足するために選択され得るが、条件
は、生成物が水溶性形であるか又は不溶性形であるかに
より広く異なる。水溶性生成物のためには、カラム蒸気
圧は、0.35〜21.1kg/cm2 (5〜300psi
g)、好ましくは0.70〜2.8kg/cm2 (10〜4
0psig)であり、供給温度は55〜200℃、好ましく
は80〜200℃であり、そして蒸気温度は55〜20
0℃、好ましくは115〜140℃である。不溶性生成
物のためには、真空下でのカラム圧は−0.35〜−
1.02kg/cm2 (−5〜−14.5psig)、好ましく
は−10〜−14.5psigであり、供給温度は25〜8
0℃、好ましくは55〜80℃であり、そして蒸気流速
は6.3〜1054.6kg/時/M2 (15〜2,50
0ポンド/時/ft2 )、好ましくは63.3〜632.
8kg/時/M2 (150〜1,500ポンド/時/f
t2 )である。可溶性生成物は大気圧で蒸気ストリップ
され得;不溶性生成物は、スターチ又はガムの調理及び
十分に分散され又は溶解性生成物の生成を回避するため
に、大気圧以下で、好ましくは0.35〜−1.02kg
/cm2 (−5〜−14.5psig)下で蒸気ストリップさ
れるべきである。
【0030】供給の速度は、1〜40%の固形分のスラ
リー又は分散体のためには、0.106〜13.2l/
分/M2 (0.03〜3.75ガロン/分/装置の断面
積のft2 (ガロン/分/ft2)) 、好ましくは約10.5
6l/分/m2 (3.0ガロン/分/ft2 )である。適
切な供給速度は、操作の規模(たとえば実験室対製造規
模)、充填材料、蒸気温度及び圧力及びスラリー又は分
散体における多糖原料の粘度及び他のレオロジー特徴に
依存して変化するであろう。たとえば、直径10.2cm
(4″)×高さ91.4cm(36″)〜直径15.2cm
(6″)×高さ304.8cm(120″)の範囲のガラ
スカラムを用いての実験室規模の装置に基づいて、0.
106〜3.52l/分/m2 (0.03〜1.0ガロ
ン/分/ft2 )の供給速度が適切である。
【0031】供給材料の粘度は、カラムの操作温度で3
00cps 以下、好ましくはカラム温度で100cps 以下
及び最っとも好ましくはカラム温度で1〜10cps に調
節されるべきである。約10.56l/分/m2 (3.
0ガロン/分/ft2 )の流速で及び80〜200℃及び
0.70〜2.8kg/cm2 (10〜40psig)の蒸気
で、溶解性スターチ加水分解物分散体の供給固形含有率
は好ましくは、15〜25%である。高い分子量のより
粘性の可溶性多糖類、たとえば十分に分散された高アミ
ロースコーススターチ又はイナゴマメガムのためには、
供給物中の固体含有率は、7.04l/分/m2 (2.
0ガロン/分/ft2 )の供給流速及び80〜200℃及
び0.70〜2.8kg/cm2 (10〜40psig)の蒸気
で10〜20%である。実施者は、低い流速及び供給物
における固体の低い%は経済的ではなく、ところが早い
流速及び固形分は、風味及び臭気の除去のために蒸気ス
トリッピング装置の容量を越えることができることを認
識するであろう。高い固形分は、装置に基づいて作動す
るには高過ぎる供給粘度を創造する。種々の多糖類のた
めに適切な条件は下記例に記載される。
【0032】装置は、当業界において知られている種々
のデザイン、好ましくは蒸気の上方への流れ又は向流に
対するスラリー又は分散体の重力供給を可能にする垂直
カラムデザインから選択され得る。装置は、多糖に悪
臭、臭気又は色又は他の汚染物を付与しないであろう不
活性材料から製造されるべきである。装置のための充填
材料は、種々の市販の適切なデザインのいづれかから選
択され得る。カラム装置は好ましくは、高い接触表面積
を付与し、そして高い流速を可能にする充填材料(たと
えばガラスビーズ、ステンレス鋼リング又は他のステン
レス鋼充填材料)により充填される。蒸気ストリッピン
グ装置は、多糖を調理し、又は乾燥するための装置又は
漂白段階又は他の精製段階を行なうための装置に連結さ
れ得る。料理用蒸気の源、又は臭気、色及び風味汚染物
を他のタイプの蒸気から除去するための手段は、本発明
に使用される装置の不可欠な要素である。適切装置デザ
インは、下記例に記載される。
【0033】蒸気ストリッピング方法は、本明細書に記
載される他の精製方法、たとえば限外濾過、活性炭によ
る処理、漂白及びイオン交換処理又はいづれかのそれら
の組合せと共に行なわれ得る。漂白が、蒸気ストリッピ
ングの後に行なわれる場合、漂白剤は、それがその工程
により消費され、そして残留試薬が悪臭を創造するよう
に残存しないように選択される。すべての他の精製工程
は、蒸気ストリッピングの前又は後で、いづれかの順序
で行なわれ得る。
【0034】好ましい態様において、蒸気ストリッピン
グは、塩及び他の低分子量、非揮発性汚染物及び揮発性
悪臭及び臭気を除去するためにイオン交換処理又は限外
濾過と共に組合される。もう1つの好ましい態様におい
ては、漂白は、色、風味及び臭気汚染物及びそれらの前
駆体を除去するために蒸気ストリッピングの後に行なわ
れる。
【0035】漂白 本発明の方法において、多糖のスラリー又は分散体は、
悪臭、臭気及び/又は色を除去するために選択された漂
白剤と接触される。工程条件は、多糖のいづれか有意な
分解(すなわち低分子量への酸化転換)を回避するのに
十分に温和であるが、しかし多糖の風味、臭気及び場合
によっては色を改良するのに十分に強いように選択され
る。本明細書において有用な漂白剤は、亜塩素酸塩、た
とえば亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸塩、たとえば次
亜塩素酸カルシウム又はナトリウム、過酸化物、たとえ
ば過酸化水素又は過酢酸、過硫酸塩、たとえば過硫酸ナ
トリウム、カリウム又はアンモニウム、過マンガン酸
塩、たとえば過マンガン酸カリウム、二酸化塩素、及び
オゾンを包含する。漂白は他の精製工程と共に行なわれ
る。
【0036】多糖分解を避けるために、多糖類は、変性
された食物スターチを生成するためにスターチを分解す
ることに使用される塩素(たとえば次亜塩素酸塩)につ
いてU.S.Food and Drug Admin
istrationによって設定される限界よりも少な
くとも1/10倍低い程度で存在する濃度の漂白剤によ
り処理される(すなわちスターチ乾量に基づいて最大
5.5%の塩素が可能である)。
【0037】多糖類は好ましくは、所望しない風味及び
臭気を除去し、そして薄色の生成物を創造するための有
効時間、3.0〜4.5の溶液pH及び25〜95℃の温
度で、多糖の乾量に基づいて0.1〜0.5%の亜塩素
酸ナトリウムにより処理される。温度、汚染のレベル及
び亜塩素酸塩濃度に依存して、必要時間は約10又は1
5分〜1又は3日間の範囲である。
【0038】好ましい態様において、約14〜25%の
スターチ加水分解物の分散体が、3.0〜4.5のpH及
び100℃以下、好ましくは80〜95℃の温度で1.
5時間、0.1〜0.5%、好ましくは0.19%の亜
塩素酸ナトリウム(スターチの乾量に基づく)により処
理される。この反応はすべての活性塩素を消費し、そし
て濃くないカッ色、淡カッ色又は黄色を有する、薄色又
は白色生成物を得るためにスターチを漂白する。同じ反
応が25℃で約12〜18時間行なわれる。漂白は、す
べての漂白剤接触表面において、Teflon(登録商
標)被覆された容器又は不活性材料により構成された他
の容器において行なわれる。ステンレス鋼及び他の金属
は一般的に、強い酸化剤、たとえば亜塩素酸ナトリウム
が使用される場合、漂白工程への使用のために適切では
ない。過酸化物はステンレス鋼容器において使用され得
る。
【0039】好ましい態様において、漂白工程は、多糖
からいづれかの残留漂白剤を除去するために、蒸気スト
リッピング、限外濾過、炭素処理又はイオン交換処理、
又はそれらの組合せの前に行なわれる。
【0040】もう1つの好ましい態様において、漂白剤
は、過酸化物、オゾン、及び所望しない副生成物又は汚
染物を生成しないでその工程により消費されるいづれか
他の漂白剤から選択される。この態様において、漂白工
程は、他の精製工程の前又は後又は間、単独で又は組合
して行なわれ得る。
【0041】限外濾過 限外濾過工程は、多糖の風味、臭気及び/又は色の品質
を改良するために、低分子量汚染物(すなわち、1,0
00以下の分子量)から漂白された多糖スラリー又は分
散体を分離するために約1,000の最少分子量カット
オフ(MWCO)を有する半透膜を用いる。“MWC
O”は、溶質が前記膜により90%拒絶される球状溶質
の分子量である。スラリー又は分散体は、適切な量の分
離及び経済的な流速を確保しながら、ポリマー膜の破壊
を避けるために100psig以下の圧力で限外濾過装置を
通して供給され又はポンプで送られる。100psig以上
の圧力は、セラミック又は金属膜と共に使用され得る。
汚染物はその膜を通過し、この間、多糖類は、それらの
分離をもたらすために膜により保持される。多糖スラリ
ー又は分散体が集められ、そしてさらに精製され、又は
乾燥せしめられる。
【0042】好ましい態様において、限外濾過工程は、
濾過の間、追加の連続した多糖洗浄を提供するために一
定量の供給水を維持しながら(すなわちジアフィルトレ
ーション(diafiltration)工程とし
て)、行なわれる。
【0043】装置は、撹拌しながら分散体又はスラリー
を保持するための供給タンク、膜を通して供給物を移動
せしめるためのポンプ、脱イオン水を供給するための手
段、透過物を除去するための手段及び保持物を除去する
ための手段を含んで成る。当業界において知られている
いづれかの限外濾過装置が、低分子量の風味、臭気及び
/又は色の汚染物を効果的に分離できる適切な膜を備え
付けられている条件下で、本発明において使用され得
る。
【0044】適切な膜は、平らな、管状の、螺旋状の、
中空の繊維又は他の形態を有する従来の限外濾過膜を包
含する。膜は、セルロース誘導体(たとえば酢酸セルロ
ース)、ポリアミド、フルオロカーボン、ポリスルホン
及び他の適切な材料から構成され得る。
【0045】好ましい態様において、Prolab U
ltrafiltration Unit(Milli
pore Corporation,Bedford,
Massachusettsから得られる)が、Ami
con(R)100,000MWCOポリスルホンフィ
ルター(Amicon Division,W.R.G
race & Company,Beverly,Ma
ssachusettsから得られる)を備え付けられ
ている。
【0046】可溶性多糖加水分解物の風味改良のために
は、30,000MWCOフィルターが好ましくは使用
され、そして10,000MWCOフィルターが最っと
も好ましくは、使用される。1,000MWCOフィル
ターもまた使用され得る。良好な多糖収率(たとえば8
8%対84%)が、30,000又は10,000対1
00,000MWCOフィルターにより得られる。より
高い流速(すなわち膜を通しての透過物の流速)が、1
00,000又は30,000対10,000MWCO
フィルター(たとえば25ml/分対20ml/分)により
可能である。一般的に、多糖の分子量よりも約1/10
倍低いMWCOを有する膜が好ましい〔たとえば、食物
において脂肪模倣物として使用される可溶性スターチ加
水分解物〔約300,000〜750,000の平均分
子量を有する〕が好ましくは、30,000MWCO膜
により濾過される)。従って、実施者は、適切な膜の選
択において、濾過されるであろう多糖の分子量によりガ
イドされ得る。他の多糖特徴、たとえば分子形状及び凝
集する傾向がまた、実施者をガイドするであろう。
【0047】多糖の精製を完結するためには、限外濾過
工程が、本明細書に開示されるように、漂白工程、又は
蒸気ストリッピング、イオン交換又は炭素処理、又はそ
れらの組合せと共に組合され得る。漂白は好ましくは、
限外濾過の前に行なわれるが、しかし他の工程はいづれ
かの順序でも行なわれ得る。
【0048】イオン交換処理 イオン交換処理は、多糖類から悪臭、臭気及び/又は色
を除去するために、追加の漂白段階を伴って又は伴わな
いで、本明細書に開示される蒸気ストリッピング及び炭
素処理精製段階と共に使用され得る。これらの工程はい
づれかの順序ででも行なわれ得る。イオン交換処理は限
外濾過と一緒に行なわれるが、それは典型的には、限外
濾過の代わりに使用される。イオン交換処理において、
多糖のスラリー又は分散体は、所望しない塩、色及び他
の汚染物が多糖スラリー又は分散体から除去されるよう
に適切な樹脂と接触せしめられる。
【0049】好ましい態様において、多糖スラリー又は
分散体は、アニオンイオン交換樹脂を充填されたカラム
中にそれを供給し、そして次に、カチオン交換樹脂を充
填されたカラム上にそれを供給することによって処理さ
れる。
【0050】“アニオン交換樹脂”は、陽性に荷電され
たマトリックス及び交換できる負のイオン又はアニオン
を有する固体ポリマー材料である。“カチオン交換樹
脂”は、陰性に荷電されたマトリックス及び交換できる
正のイオン又はカチオンを有する固体ポリマー材料であ
る。
【0051】もう1つの好ましい態様においては、たっ
た1種のタイプの樹脂が工程に使用される。たった1種
のタイプの樹脂が使用される場合、アニオン交換樹脂が
好ましい。適切なアニオン交換樹脂は、エポキシ樹脂基
材のポリマー(たとえばエポキシ−アミンポリマー)を
包含する。適切なカチオン交換樹脂は、アクリル酸コポ
リマー(たとえばアクリル酸−ジビニルベンゼンコポリ
マー);及びスチレンジビニルベンゼンのスルホン酸含
有ポリマー組成物を包含する。アニオン交換種の種々の
適切な樹脂、及びそれらの使用及び調製のための条件
は、Christersen,など.,により1991
年1月29日に出願されたアメリカ特許第4,988,
807号(これは引用により本明細書に組込まれる)に
開示される。
【0052】工程の流速及び使用されるカラムの大きさ
は、多糖における所望しない材料の量、使用される樹脂
及び除去される所望しない材料の量の関数である。それ
らのパラメーターの個々のための正確な値は、所望する
結果を満たすように調整されるべきである。一般的に、
所望しない材料の除去の量は、樹脂と多糖スラリー又は
分散体との接触時間の関数であり、そしてより長い接触
時間はより高く精製された多糖類を付与する。所望しな
い材料の一定量の除去のためには、必要とされる接触時
間は、流速及びカラムサイブの多くの組合せにより達成
され得る。典型的には、流速は、約0.0035〜3
5.2l/分/m2 樹脂断面(0.001〜約10.0
ガロン/分/ft2 )(ガロン/分/ft2 )、好ましくは約
0.35〜7.04l/分/m2 (0.1〜約2.0ガ
ロン/分/ft2 )の範囲である。
【0053】処理後に残存する、多糖における所望しな
い材料の許容できるレベル又は処理の間、多糖から除去
されるべき所望しない材料の量は、多糖が意図される特
定の最終使用に依存するであろう。従って、所望しない
材料の除去の有効レベルは、特定の消費者又は最終生成
物の産業的必要条件により意図され、そしてそれ自体、
最終生成物から最終生成物に変化するであろう。
【0054】その工程は典型的には、約50°〜約10
0℃の高温で行なわれる。一定の多糖類、たとえば高温
で沈殿し、又はゲル化するメチルセルロースのために
は、約15°〜約35℃の周囲温度が効果的である。こ
のゲル化又は沈殿は、カラムのブロックを引き起こし;
それによって、カラムを通しての水溶液の流れを阻止す
る。他の多糖類、特に可溶性又は十分に分散された多糖
類(たとえばゲル化されたスターチ)が使用される場
合、高温が好ましい。高温は、ゲル化スターチ及びゲル
化スターチ加水分解物の効果的な処理のために必要とさ
れる。
【0055】いくつかの要因が、そのような所望しない
材料を含む多糖からの所望しない材料の除去の有効性に
影響を及ぼし、そしてその主な関心は、多糖スラリー又
は分散体の粘度、pH及び塩含有率である。多糖スラリー
又は分散体は、本明細書に記載されるように、適切な流
速が、カラムを通してスラリー又は分散体を強制するた
めに過剰のカラム圧を取らなければ、達成され得ないよ
うな粘性であるべきではない。その工程のための典型的
に許容できる圧力は、約0.70〜21.1kg/cm
2 (1〜約300psig)、好ましくは大気圧〜約5.6
2kg/cm2 (80psig)である。
【0056】炭素処理及び漂白と共にイオン交換処理を
用いて糖類を精製するための好ましい態様は、下記例に
開示される。多糖原料特徴及び最終使用の必要条件に依
存して、実施者は、多糖精製工程内でイオン交換段階を
最適化するために当業界において知られている樹脂及び
条件を容易に選択することができる。
【0057】炭素処理 1992年1月10日に出願されたヨーロッパ特許出願
第0495407A1に記載される炭素精製方法は、分
散形で可溶性多糖を精製するために、漂白、及び本明細
書に開示されるいづれか他の精製工程と共に、いづれか
の順序で使用され得る。
【0058】好ましい態様において、スターチ加水分解
物は、所望しない風味、臭気及び色を除去するために漂
白され、蒸気ストリップされ、そして活性炭により処理
される。この態様への使用のために適切な炭素処理のた
めの装置及び工程は、下記例に記載される。
【0059】当業界において知られている炭素精製処理
は、多糖による炭素微粉末の乳化が、灰色が炭素処理さ
れた多糖類に進行しないように調整される場合、蒸気ス
トリッピング、イオン交換、限外濾過及び漂白工程と共
に使用され得る。この灰色は、乳化された炭素微粉末に
より創造され、そしてそこに開示される漂白又は他の精
製のいづれも、この色を除去することができない。
【0060】食物及び医薬 多糖含有食用製品の官能的性質は、本発明の精製された
多糖類と食用製品の従来の多糖類(又は他の成分)と
を、その食用製品の約0.05〜100重量%、好まし
くは1〜50重量%の量で置換することによって改良さ
れ得る。観察される風味、臭気及び/又は色の改良の程
度は、食用製品に使用される多糖の百分率、食用製品に
おける強い風味及び臭気の不在及び食用製品に通常関連
する色の白色度に比例する。
【0061】従って、本発明の方法により精製される多
糖類は好ましくは、次のタイプの食品を配合するために
使用される:低脂肪又は非脂肪スプレッド及びマーガリ
ン、冷凍デザート、低脂肪サワクリーム及びチーズ、強
化脱脂乳、ホワイト又はクリームソース、たとえばアル
フレッドソース及び他のチーズ含有ソース、冷凍され、
乾燥した又はジャー入り又はカン入ソース、クリームス
ープ、低脂肪チーズスプレッド、コーヒー脱色剤、乾燥
ココアミックス及び他の飲料ミックス、泡立てられた乳
トッピング、人工甘味剤、プディング及びパイ充填剤、
たとえば低脂肪プディング及びパイ充填剤、ケーキ、ベ
ークされた製品及びペーストリー、低脂肪ベーク製品、
ケーキ及びペーストリー及び他の乳及び低脂肪製品。
【0062】低脂肪食品又は脂肪を含まない食品(すな
わち、脂肪を実質的に含まないか又は食品に通常関連す
る脂肪30%以下を含む食品)の中では、10以下、好
ましくは0.5〜5のD.E.又は8〜1のABF値を
有し、又は脱分枝の後、少なくとも60%の短鎖アミロ
ースを含むスターチ加水分解物を生成するために、酸、
熱、酸化又は酵素処理により分解され、そして次にここ
に記載されるように精製されたスターチが好ましい。
【0063】特に、下記工程: 1)漂白及び蒸気ストリッピング; 2)漂白、蒸気ストリッピング及び炭素処理;又は 3)漂白、限外濾過及び蒸気ストリッピングにゆだねら
れたそれらのスターチ加水分解物が、脂肪模倣物又は脂
肪置換物として低脂肪食品への使用のために好ましい。
【0064】もう1つの好ましい態様においては、本発
明の方法により精製された多糖類は、増粘剤、結合剤、
コーチング、キャリヤー又は分散剤、栄養物、封入剤、
乳化剤、安定剤、充填剤又は希釈剤として食品又は医薬
に使用される。
【0065】
【実施例】例1 この例は、所望しない風味、臭気及び/又は色を除去す
るためへの可溶性スターチ加水分解物の漂白を示す。α
−アミラーゼ転換され、予備ゲル化されたタピオカマル
トデキストリン(5以下のD.E.を有する)を、脱イ
オン水に35%固形分でスラリーし、そしてそのスラリ
ーを、80〜90℃に加熱し、スターチを分散した。そ
の分散体を120〜130℃(250〜265°F)で
ジェット−調理し(NationalStarch a
nd Chemical Company,Bridg
ewater,New Jerseyから得られたジェ
ット−クッカーで)、そして非金属性ジャケット付タン
クに移した。
【0066】スラリーのpHを、塩酸により3.5に下
げ、そして温度を、デキストリンの乾量に基づいて0.
19%の亜塩素酸ナトリウムでの食品種の亜塩素酸ナト
リウムの水溶液による処理の間、80〜95℃で維持し
た。残留亜塩素酸塩が消費されるまで、漂白を混合しな
がら続けた(漂白は3〜10分で完結した)。94.6
〜132.5l(25〜35ガロン)のバッチにおいて
は、漂白剤は、比色性ヨウ化カリウムスポット試験によ
り測定される場合、1〜1.5時間で完全に消費され
た。(この試験においては、スターチ分散体の試験サン
プルに存在するいづれかの残留漂白剤が、3.5のpHで
ヨウ素を生成するためにヨウ化カリウム試薬を酸化する
であろう。次に、ヨウ素が、青色であるスターチと複合
体を形成する。)過剰の亜塩素酸塩を含むバッチにおい
ては、希亜硫酸水素ナトリウム溶液が、漂白剤を中和す
るために使用された。漂白の後、pHを水酸化ナトリウム
により6.5に上げた。
【0067】例2 所望しない風味及び他の汚染物を、α−アミラーゼ転換
された、予備ゲル化されたタピオカマルトデキストリン
(5以下のD.E.を有する)から、蒸気ストリッピン
グ工程を単独で又は例1の漂白工程と組合して用いて除
去した。
【0068】蒸気ストリッピング工程においては、直径
15cm(6インチ)及び高さ1.22m(4フィート)
のステンレス鋼カラムを、直径1.78cm(0.7イン
チ)の316個のステンレス鋼リング(Nutter
Engineering,Tulsa,Oklahom
aから得られた)により充填した。続く試験において
は、直径15cm(6インチ)及び高さ21.6cm(8.
5インチ)の円柱状片として供給される高い表面積の構
造充填材料(Nutter Engineering,
Tulsa,Oklahomaから得られた、Mont
z B1−400,316個のステンレス鋼充填物)
を、リングの代わりに使用した。続く試験においては、
10フィートのカラムを、4フィートのカラムの代わり
に用いた。
【0069】カラムの底に、0.31cm(0.122イ
ンチ)の穴を開けられた0.16cm(0.062イン
チ)の厚さのステンレス鋼プレート、及び蒸気凝縮液ト
ラップ(TLV America,Charlott
e,North Carolinaから得られた、#2
1のオリフィスを有するTLVモデルSS3V)及びス
ターチ出口に連結された底ドームを固定した。ストリッ
ピング蒸気(脱イオン水から発生される)を、15.8
8kg/時(35ポンド/時)の最大流を伴って、4.2
2kg/cm2 (60psi)の最大圧力でカラムの底ドームの
側で入れた。蒸気は、スターチ流に向流して、カラムを
通して上方に流れた。蒸気は、カラムの上部でドームの
側で1.27cm(1/2インチ)パイプ継手を通してカ
ラムを出た。カラムにおける一定蒸気圧を、ダイヤフラ
ム背圧バルブ(Fisher Controls,Ma
rshalltown,Iowaから得られたFish
erモデル98L)により維持した。
【0070】蒸気ストリッピング装置に使用されるカラ
ム及びすべてのパイプは、熱の損失を防ぐために絶縁さ
れた。分散されたスターチを、噴霧乾燥機のノズル中
に、0.64cm(1/4インチ)のステンレス鋼管を通
してカラムから、圧力下で直接的に供給した。その噴霧
乾燥機は、200〜250℃の空気入口温度及び115
〜120℃の出口温度を伴って、1.22m(4フィー
ト)の直径のNiro実験規模噴霧乾燥機であった。噴
霧乾燥の後、スターチは約4〜5%の湿分を有した。
【0071】蒸気ストリッピング工程は、未処理の対照
に比べて、水性分散体において改良された風味及び官能
性質を有する精製されたタピオカマルトデキストリンを
生成した(5以下のD.E.を有する、α−アミラーゼ
転換され、予備ゲル化されたタピオカデキストリン)。
これらの改良点は、デキストリンが漂白されたかどうか
にかかわらず観察された。(表2を参照のこと。)類似
する改良点が、下記表1及び2に列挙される個々の操作
条件下で調製されたサンプルに観察された。一般的に、
蒸気ストリッピング風味改良点は、少なくとも14%の
スターチ分散固形分で最っとも有意であった(たとえ
ば、味覚パネルは、10%固形分でストリップされたB
atch No.13よりも、それぞれ25%及び14
%の固形分でストリップされたBatch No.11
及び12で好ましかった)。最っとも有意な改良点はま
た、上記の蒸気ストリッピング装置で試験された高い範
囲の温度及び高い蒸気流で蒸気ストリップされたサンプ
ルに観察された。
【0072】漂白され、そして蒸気ストリップされたタ
ピオカデキストリンは、対照のデキストリン及び蒸気ス
トリップのみ行なわれた対照のデキストリンよりも好ま
しかった(口あたりの良い風味を有し、そして灰色、カ
ッ色又は黄カッ色を有さなかった)。
【0073】
【表1】
【0074】a.例2を参照のこと。 b.噴霧乾燥機は、遠心輪状自動ノズルを備え付けられ
た。 c.例3、パートAを参照のこと。 d.Nutter Engineering,Tuls
a,Oklahomaから得られたステンレス鋼充填
物。 e.蒸留水における5%固形分の分散体の味覚パネル評
価において、16人のパネリストのうち10人が、蒸気
ストリップされなかった同じデキストリンの対照サンプ
ルよりも25%固形分のサンプルを好んだ。同じパネリ
ストが、対照よりも一層、口あたりが良いものとして蒸
気ストリップされたサンプルを同定した。
【0075】
【表2】
【0076】a.例3、パートBを参照のこと。 b.例2を参照のこと。 c.Nutter Engineering,Tuls
a,Oklahomaから得られたステンレス鋼充填
物。 d.噴霧乾燥機は、遠心輪状自動ノズルを備え付けられ
た。 e.蒸留水における5%固形分の分散体の味覚パネル評
価において、16人のパネリストのうち12人が、蒸気
ストリップされなかった同じデキストリンの対照サンプ
ルよりも好み、そして口あたりが良いものとして、蒸気
ストリップされた(バッチ“1”)のポテトマルトデキ
ストリンを同定した。 f.例3、パートCを参照のこと。供給速度は、ガロン
/分/カラム断面のft2で表わされた。 g.B1−200充填物(ステンレス鋼)は、Nutt
er Engineering,Tulsa,Okla
homaから得られた。
【0077】例3 パートA :酸化された(40WFの流動性スターチを付
与するために、スターチ乾量に基づいて、5%の活性塩
素で次亜塩素酸ナトリウムにより処理された)ロウ状ト
ウモロコシ流動性スターチのいくつかのバッチを表1に
記載される条件下で蒸気ストリップし、そして蒸気スト
リップされなかった対照と比較した。風味の改良点が、
個々の蒸気ストリップされたバッチに観察された。
【0078】パートB:α−アミラーゼ酵素転換された
ポテトマルトデキストリン(Avebe Compan
y,Veendam,Hollandから得られたPa
selli SA2デキストリン)を、表2に示される
条件下で、例1の方法により、予備漂白処理を伴って及
び伴わないで、蒸気ストリップした。対照サンプル対す
る風味及び色の改良点が、個々の蒸気ストリップされた
サンプルに観察された。漂白され、蒸気ストリップされ
たポテトマルトデキストリンが好ましかった。味覚パネ
ルは、処理されたサンプルに比較して、カビ臭く、渉
く、でんぷん質の且つカッ色であることが、対照のマル
トデキストリンの5%固形分の分散体に見出された。
【0079】パートC:酵素的に脱分枝化され(25℃
及び19%固形分で10〜14秒の漏斗粘度を有し、そ
して約65%の短鎖アミロースを含んで成る生成物を得
るために、スターチ乾量に基づいて、ジェット調理さ
れ、そしてpH5.0及び58〜60℃で、9.4%のプ
ルラナーゼにより処理された)、噴霧乾燥されたロウ状
トウモロコシスターチを、水に分散し、90℃(197
°F)に加熱し、テフロン被覆された容器においてpH
3.0〜3.5で1.5時間、0.19%の亜塩素酸ナ
トリウムにより漂白し、そして表2に記載される条件下
で蒸気ストリップした。この生成物を、漂白も又は蒸気
ストリップもされなかった対照と比較した。風味の改良
点が、蒸気ストリップされたサンプルに観察された。
【0080】
【表3】
【0081】a.例3、パートDを参照のこと。 b.例3、パートEを参照のこと。30%固形分のスラ
リーを、実験室規模の蒸留装置上でバッチ処理した。 c.例3、パートFを参照のこと。 d.例3、パートGを参照のこと。 e.例2を参照のこと。
【0082】パートD:イナゴマメガム(Nation
al Starch and Chemical Co
mpany,Bridgewater,New Jer
seyから得られた)を、脱イオン化水に2%固形分で
スラリーし、そして149℃(300°F)に噴射調理
した(例1におけるようにして)。得られる調理された
0.95%固形分でのガム分散体は過度の粘性であり、
そして蒸気ストリッピングの前、脱イオン水により0.
573%の固形分に希釈した。
【0083】分散されたガムを、例2及び表3に記載さ
れるリング充填の4フィートカラム装置中に36ml/分
の流速及び88℃(190°F)の温度で、100℃で
の35g/分の速度での蒸気流の流れに対して供給し
た。有意な味覚及び臭気改良点は、蒸気ストリップされ
なかった対照に対して、蒸気ストリップされたガムを評
価した6人の味覚パネルにより水性ガム分散体に観察さ
れた。
【0084】パートE:約650〜2,400の分子量
及び23.5のD.E.を有する、噴霧乾燥され、酵素
分解(セルラーゼによる処理により)されたタマリンド
の種子ガム(Dianippon Pharmaceu
ticals,Inc.,Osaka,Japanから
得られたGlyloidガム)を、脱イオン水に30%
固形分で分散し、そして風味、臭気及び色を除去するた
めに、表3に記載される条件下で蒸気ストリップした。
【0085】蒸気ストリップされたタマリンドガス加水
分解物を凍結乾燥し、次に官能的評価のために30%固
形分が水に再構成した。対照に対して、蒸気ストリップ
されたガム加水分解物は、多くのその特徴的な美風味及
び臭気を失ない、そして甘味のあと味がある塩気がかっ
た風味を有し、そして色の還元は存在しなかった。
【0086】パートF:酸転換された(35WF)、高
アミロース(70%アミロース)コーンスターチ(Na
tional Starch and Chemica
lCompany,Bridgewater,New
Jerseyから得られたHylon VIIスター
チ)を、脱イオン水に20%固形分でスラリーし、そし
て138℃(218°F)で噴射調理した。その調理さ
れたスターチ分散体を、表3に記載される条件下で蒸気
ストリップした。レチンパイ充填物を調製するために使
用される場合、蒸気ストリップされたスターチは、いづ
れの不快なあと味も有さなかった。
【0087】パートG:ロウ状トウモロコシスターチか
ら調製され、そして3.5〜7.0のABF粘度を有す
るOSAA処理された(3%)ピロデキストリンを、表
3に列挙される条件下で蒸気ストリップした。風味及び
臭気の改良点は、対照に対して蒸気ストリップされたサ
ンプルに観察された。
【0088】例4 この例は、スターチのゲル化温度以下の温度で、真空下
で蒸気ストリップすることにより不溶性顆粒スターチか
らの悪い風味の除去を例示する。例2の装置を、蒸気供
給物を除去するのに十分な容量の真空ポンプにカラム上
の蒸気排出オリフィスを連結することによって改良す
る。真空は、ポンプとカラムとの間に備え付けられたレ
ギュレーターにより調整される。追加のポンプを、カラ
ムの底上のスターチ分散体出口に備え付ける。
【0089】この低温工程においては、顆粒スターチを
脱イオン水に10〜15%の固形分でスラリーし、55
℃(131°F)に予備加熱し、そして100〜125
ml/分の供給速度でカラム中に供給する。カラムに連結
される真空レギュレーター及びポンプを調整し、−0.
87kg/cm2 〔−12.4psig(343.4インチ当た
り12.4psi の真空)〕のカラム圧を付与する。蒸気
流を13.6〜45.4kg/時(30〜100ポンド/
時)に調整する。
【0090】蒸気ストリップされた顆粒状スターチを、
噴霧乾燥することによって分散体から回収する。粉末化
された顆粒状スターチ生成物は、食品及び医薬製品に使
用される場合、改良された風味及び臭気により特徴づけ
られる。
【0091】例5 デキストリンを、例1の方法を用いての予備漂白処理を
伴って及び伴わないで、色及び風味特徴を改良するため
に、次の活性炭カラム工程により処理した。約600g
の活性炭顆粒(Calgon Carbon Corp
oration,Pittsburgh,PAから得ら
れた(PG LF 12×40)を、4,000mlのビ
ーカーにおいて、約2,000mlの水(イオン交換カラ
ム及び活性炭カラム上で濾過された)により湿潤した。
水及び表面の炭素微粉末をデカントし、水に含浸される
炭素顆粒を残した。炭素顆粒を過剰の前記水のアリコー
トにより、顆粒のまわりをかきまぜる場合、水が透明に
なるまですすいだ。
【0092】ガスケット及び300ミクロンのスクリー
ンを、ジャケット付きガラスカラム(高さ91cm(36
インチ)、内径2.54cm(1インチ))の底上に置き、
そしてその底を入口/出口部分及び入口/出口弁により
キャップした。洗浄された炭素粉末を、その炭素粉末が
カラム内で46cm(18インチ)の高さに達するまで、
カラムの上部に置かれた漏斗を通してカラム中にビーカ
ーからすすいだ。炭素をずっと水に含浸し続け、そして
過剰の水をカラムを満たしながら、排水した。ガスケッ
ト及び300ミクロンのスクリーンをカラムの上部に置
き、そしてカラムを入口/出口部分、サンプル弁、圧力
ゲージ及び入口/出口弁によりキャップした。
【0093】ポンプをカラムの底で前記弁に連結し、そ
してポンプへの入口ラインを、18.9l(5ガロン)
の前記水に置いた。前記出口ラインは、排出のためにカ
ラムの上部で前記弁に連結した。サンプル弁を閉じ、底
及び上部入口/出口弁を開き、そして水を、いづれかの
トラップされた空気バブルを除去するのに十分な早さの
初期速度でカラムの底にポンプで送った。その速度は、
カラムにおける炭素の沈降を可能にするために低めら
れ、次にその速度は、その残る高さの125〜150%
への炭素カラムの拡張を提供するために高められた。
【0094】バック洗浄を、炭素が100ベッド体積
(約25〜24l)の前記水により洗浄されるまで、続
けた。バック洗浄を止め、そして炭素を24時間、放置
した(湿潤のまま)。カラムを65℃に加熱し、閉じ込
められた空気を除去するために65℃の前記水によりバ
ックフラッシュし、そしてポンプをカラムの底から分離
した。ポンプをカラムの上部で弁に連結した。
【0095】合計1,000gのデキストリン(カナリ
アタピオカピロデキストリン)を3,000mlの前記濾
過水にスラリーし、そして4.57kg/cm2 (65psi)
の入口蒸気圧を伴って150℃(300°F)で噴射調
理した。分散されたデキストリンサンプルを煮沸槽に保
持し、そしてカラム上でのポンプへの入口ラインをサン
プル中に置いた。ポンプを3ベッド体積/時の流速で設
定し、そして前記分散されたデキストリンを炭素カラム
にポンプで送った。分散されたデキストリンのアリコー
ト(約100ml)をカラムの底から集め、そして眼によ
り評価した。試験された23個のアリコートのうち、ど
れも眼に見える検出可能な微粉末は含まれなかった。デ
キストリン分散体は、炭素処理に通常関連する灰色を伴
わないで、透明であり、そして対照のデキストリン分散
体よりも一層薄い黄/カッ色であった。炭素処理された
スターチ又はデキストリン分散体に通常観察される炭素
微粉末の乳化はこの処理の後、不在であった。
【0096】デキストリン(1〜3のDEを有する、予
備ゲル化され、α−アミラーゼ転換されたタピオカデキ
ストリン)の2kgサンプルを80lの前記濾過水に分散
し、そして275℃及び422kg/cm2 (60psi)の入
口蒸気圧で噴射調理した。分散されたデキストリンを、
カラム炭素処理の前、及びその間、煮沸水槽に保持し、
そして処理されたサンプルを集め、そして煮沸水槽に保
持し、珪藻土上で濾過し、次に噴霧乾燥せしめた。炭素
微粉末は、珪藻土による濾過の前又は後、その処理され
たサンプルに検出されなかった。風味及び色の改良は、
炭素処理されなかった対照に比べて、個々の炭素処理さ
れたサンプルについて観察された。
【0097】例6 可溶性スターチ加水分解物を、色及び風味特徴を改良す
るために、例1の漂白方法、続いて限外濾過により処理
した。漂白段階において、4のABF値を有する、デキ
ストリン化されたOSAA処理された(3%)ロウ状ト
ウモロコシスターチ1,000gを、蒸留水3,000
mlに分散し、そして149℃(300°F)で噴霧調理
した。このデキストリン分散体を、珪藻土(32cmのブ
フナー漏斗上に被覆されたセライト503フィルター助
剤200g)を通して濾過し、そして煮沸水槽に置い
た。分散体の温度が85〜95℃で平衡化された時、
0.2%亜塩素酸ナトリウム(デキストリン乾量に基づ
いて)をデキストリンに添加し、そして漂白を約2分
間、行なった。酸化の完結を、残留塩素についての比色
ヨウ化カリウムスポット試験により確かめ、そして0.
05gのナトリウムメタビスルフィットを分散体に添加
し、残留活性塩素の除去を確かにした。
【0098】次に漂白されたデキストリン分散体を、A
micon(R)10,000MWCO膜(Amico
n Division,W.R.Grace & Co
mpany,Beverly,Massachuset
tsから得られた)を備えたMillipore Pr
olab Benchtop System(Mill
ipore Corporation,Bedfor
d,Massachusettsから得られた)中に2
0%固形分での分散体を供給することによって限外濾過
した。供給物の体積は、10lの蒸留水の予備により一
定して維持され、そして漂白されたデキストリンを25
℃及び45〜50psi の圧力で限外濾過した。
【0099】多くのデキストリン汚染物が塩形で存在す
るので、限外濾過精製の進行を、濾過される分散体の導
電性を測定することによってモニターした。限外濾過単
位内での分散体の導電性が100μohm /cmに低下した
時、限外濾過を止めた。透過体積は10,000mlであ
った。
【0100】漂白され、限外濾過された分散体を凍結乾
燥せしめ、そして精製されたデキストリンを粉末形で回
収した。精製されたデキストリンを、pH=4で水に10
%固形分で分散し、そして味覚パネリストにより評価し
た。精製されたデキストリンは、対照よりも薄い色であ
り、そしてそのパネリストは漂白も限外濾過もされなか
った対照に比較して風味の改良点を容易に観察した。
【0101】同じパネリストは、30,000MWCO
フィルターにより濾過された実験サンプルに比較して1
0,000MWCOフィルターにより濾過された実験サ
ンプルにわずかな風味改良点を見出し、そしてこのこと
は、100,000MWCOフィルターにより濾過され
た実験サンプルに比較してわずかに改良されたことを示
す。すべての実験サンプルは、漂白も限外濾過もされな
かった対照よりもより良好な風味及び色の特徴を有し
た。
【0102】例7 この例は、限外濾過及び蒸気ストリッピング工程の組合
せを用いての悪い風味、臭気及び色の除去を示す。4A
BFデキストリンを得るためにデキストリン化された
(乾燥加熱条件下で酸により処理された)ロウ状トウモ
ロコシスターチのオクテニル琥珀酸無水物(3%処理)
誘導体を、蒸留水に1:3の比で分散する。その分散体
を149℃(300°F)で噴射調理し、次に珪藻土
(32cmのブフナー漏斗上に被覆されたセライト503
フィルター助剤200g)を通して濾過した。pHを4.
0に調整し、そして調理された分散体を、例6に記載さ
れる限外濾過装置中に14%固形分で供給し、そして3
0,000の分子量カットオフポリスルホン螺旋巻き限
外濾過膜カートリッジを用いてダイアフィルトレーショ
ン(diafiltration)した。その濾過は、
透過レベルが10,000mlに達するまで続けた(スタ
ーチ1,000g及び水300mlから調製されたサンプ
ルから)。
【0103】限外濾過段階からの保留物を次に、Mon
z B1−400充填物により固定された、例2の10
フィートのカラム蒸気ストリッピング装置中に供給す
る。その保留物を、13.6kg/時(30ポンド/時)
の蒸気流に対して、2.11kg/cm2 (30psig)下で
190℃(275°F)で225ml/分の流速で14%
固形分で供給する。生成物を噴霧乾燥する。生成物は、
限外濾過及び蒸気ストリップされなかった対照よりも低
い塩含有率及び改良された風味及び色により特徴づけら
れる。
【0104】例8 この例は、漂白、イオン交換及び炭素処理により酵素分
解されたタマリンドガム(23〜26のD.E.ガムを
得るためにアルラーゼにより処理された)からの悪い風
味、臭気及び色の除去を例示する。
【0105】分解されたガム(1000g)を、水30
00mlに分散し、そしてpHを3%水酸化ナトリウム溶液
により8.8に調節する。その分散されたガムを珪藻土
(24cmのブフナー漏斗上でのセライト503フィルタ
ー助剤40g)を通して濾過し、そしてpHを3:1塩酸
溶液により6.5に低める。
【0106】濾液におけるガムを、30%過酸化水素溶
液68gにより2時間、漂白する。その漂白されたガム
分散体を、3%水酸化ナトリウム溶液により荷電され、
そして多量の水によりすすがれた。400mlのAmbe
rlite(R)IRA400アニオン交換樹脂(Ro
hm and Haas Company,Phila
delphia,Pennsylvaniaから得られ
た)を充填された2.54cm(1インチ)の内径の9
1.44cm(36インチ)の高さのカラム上に57ml/
分の速度で供給する。次に流出液を57ml/分の速度
で、3:1塩酸により荷電され、そして多量の水により
すすがれた、400mlのAmberlite(R)20
0カチオン交換樹脂(Rohm and Haas C
ompany,Philadelphia,Penns
ylvania)により充填された2.54cm(1イン
チ)の内径の91.44cm(36インチ)の高さのカラ
ム上に供給する。
【0107】次にイオン交換流出液を、57ml/分の速
度で、多量の水によりすすがれた400mlのCecic
ard1240+活性炭(Atochem Compa
ny,Pryor,Oklahomaから得られた)に
より充填された2.54cm(1インチ)の内径の91.
44cm(36インチ)の高さのカラム上に供給する。精
製されたガム分散体を凍結乾燥により回収した。精製さ
れ;脱重合された、粉末形でのガムを、評価のために水
に分散する。精製されたガムは、精製されなかった対照
のガムに比較する場合、悪い風味の不在及びより薄い色
により特徴づけられる。
【0108】例9 ホワイトソースを、本発明の可溶性スターチ加水分解物
(デキストリン)を用いて調製し、そして風味及び色を
評価した。次のホワイトソース配合物が使用された。
【0109】
【表4】
【0110】ソースを、低い熱に対してバターを溶融
し、小麦粉及びデキストリンにおいて3〜5分間ブレン
ドし、ミルク及び塩を添加し、そしてソースが増粘する
まで撹拌しながら調理することによって調製した。
【0111】ホワイトソースに使用されるデキストリン
は、ピロデキストリン化により3.5〜7.0の無水B
orax流動性(ABF)粘度に転換された、OSAA
処理された(スターチ乾量に基づいて3%)ロウ状トウ
モロコシスターチであった。対照のデキストリンは、本
発明の方法により処理されなかった。デキストリンのサ
ンプル(表3及び例3、パートGに記載される)を、ホ
ワイトソースに使用する前、例2の方法により蒸気スト
リップした。対照のデキストリンを、ホワイトソースに
使用する前、精製しなかった。
【0112】1%及び2%のデキストリン使用レベル
で、風味及び色の改良は、官能的評価の間、検出されな
かった。4%デキストリン使用レベルで、10人の味覚
パネリストのうち9人が、対照のデキストリンソースよ
りも、この実験デキストリンから製造されたソースがよ
り口あたりが良く且つきれいであることが見出され、そ
して10人の味覚パネリストのうち10人が、この実験
デキストリンから調製されたソースの風味を好んだ。従
って、改良された食品が、本発明の精製され且つ脱風味
化されたデキストリンを用いて調製され得る。
フロントページの続き (72)発明者 ジェイムス カシカ アメリカ合衆国,ニュージャージー 08889,ホワイトハウス ステーション, ウィザースプーン ストリート 124 (72)発明者 レオ ウォルシュ アメリカ合衆国,ニュージャージー 08872,セイヤービル,ザレスキ ドライ ブ 8 (72)発明者 モートン ダブリュ.ルーテンバーグ アメリカ合衆国,ニュージャージー 07063,ノース プレインフィールド,ロ ックビュー アベニュ 587 (72)発明者 ノーマン ラコース アメリカ合衆国,インディアナ 46250, インディアナポリス,フラビア テラス 8659,アパートメント 2エー (72)発明者 ダニエル ソラレク アメリカ合衆国,ニュージャージー 08502,ベル メッド,バークシャー コ ート 1 79

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多糖類からの所望しない風味及び臭気の
    除去のための水蒸気蒸留方法であって、 a)水性媒体に1〜40%の固形分で前記多糖を分散
    し; b)前記分散された多糖を溶解し; c)蒸気−ストリッピング装置中に前記溶解された多糖
    を供給し; d)前記装置における溶解された多糖を通して蒸気の流
    れを供給し; e)前記装置から蒸気を除去し;そして f)前記溶解された多糖を回収する段階を含んで成る方
    法。
  2. 【請求項2】 多糖の実質的な劣化を伴わないで多糖の
    風味、臭気及び/又は色を改良するのに有効な時間、亜
    塩素酸塩、次亜塩素酸塩、過酸化物、過硫酸塩、過マン
    ガン酸塩、二酸化塩素及びオゾンから成る群から選択さ
    れた漂白剤と多糖とを接触することによって、蒸気−ス
    トリッピングの前、前記分散された多糖を漂白する段階
    をさらに含んで成る請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 80〜200℃での前記溶解された多糖
    が、不活性充填材料により固定された蒸気ストリッピン
    グカラム中に、0.106〜13.2l/分m2 (0.
    03〜3.75ガロン/分/ft2)の流速で蒸気の向流に
    対して供給される請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記工程が連続的である請求項1記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 前記蒸気が0.35〜21.1kg/cm2
    (5〜300psig)の蒸気圧及び55〜200℃の温度
    で供給される請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 a)前記蒸気ストリップされた多糖と過
    酸化物及びオゾンから選択された漂白剤とを接触するこ
    とによって前記蒸気ストリップされた多糖を漂白し; b)1,000の最少分子量カットオフを有する膜を固
    定された限外濾過装置中に前記蒸気ストリップされた多
    糖を供給し; c)予備洗浄された顆粒状活性炭を充填された少なくと
    も1つのカラムを通して0.1〜20.0のベッド体積
    /時の流速で前記蒸気ストリップされた多糖を通し、こ
    こで前記カラムは湿潤された炭素顆粒により充填され、
    バック洗浄され、そして予備加熱されており; d)イオン交換装置中に前記蒸気ストリップされた多糖
    を0.0035〜35.2l/分/m2 (0.001〜
    10.0ガロン/分/ft2 )の流速で供給し;そして e)そのいづれかの組合せから成る群から選択された少
    なくとも1つの工程段階をさらに含んで成る請求項1記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 a)前記溶解された多糖と漂白剤とを接
    触せしめることによってその溶解された多糖を漂白し; b)1,000の最少分子量カットオフを有する膜を固
    定された限外濾過装置中に前記溶解された多糖を供給
    し; c)予備洗浄された顆粒状活性炭を充填された少なくと
    も1つのカラムを通して0.1〜20.0のベッド体積
    /時の流速で前記溶解された多糖を通し、ここで前記カ
    ラムは湿潤された炭素顆粒により充填され、バック洗浄
    され、そして予備加熱されており; d)イオン交換装置中に前記溶解された多糖を0.00
    35〜35.2l/分/m2 (0.001〜10.0ガ
    ロン/分/ft2 )の流速で供給し;そして e)そのいづれかの組合せから成る群から選択された少
    なくとも1つの工程段階をさらに含んで成り、ここで前
    記工程段階が、多糖が蒸気ストリップされる前、及び多
    糖が溶解された後、行なわれる請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 多糖からの所望しない風味及び臭気の除
    去のための低温水蒸気蒸留方法であって、 a)水性媒体に1〜40%の固形分で前記多糖のスラリ
    ーを製造し; b)前記多糖スラリーを蒸気ストリッピング装置中に供
    給し; c)前記蒸気ストリッピング装置を真空下で維持し; d)前記装置における多糖スラリーを通して蒸気の流れ
    を100℃以下の温度で供給し; e)前記装置から蒸気を除去し;そして f)蒸気ストリップされた多糖を回収する段階を含んで
    成り、ここで前記多糖が改良された風味又は臭気により
    特徴づけられる方法。
  9. 【請求項9】 多糖の実質的な劣化を伴わないで多糖の
    風味、臭気及び/又は色を改良するのに有効な時間、亜
    塩素酸塩、次亜塩素酸塩、過酸化物、過硫酸塩、過マン
    ガン酸塩、二酸化塩素及びオゾンから成る群から選択さ
    れた漂白剤と多糖とを接触することによって、蒸気−ス
    トリッピングの前、前記分散された多糖を漂白する段階
    をさらに含んで成る請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 300cps 以下の粘度での多糖スラリ
    ーが、不活性充填材料により固定された蒸気ストリッピ
    ングカラム中に、0.106〜13.2l/分/m
    2 (0.03〜3.75ガロン/分/ft2 )の流速及び
    −0.35〜−1.02kg/cm2 (−5〜−14.5ps
    ig)のカラム圧で蒸気の向流に対して供給される請求項
    8記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記工程が連続的である請求項8記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 a)前記蒸気ストリップされた多糖と
    過酸化物及びオゾンから選択された漂白剤とを接触する
    ことによって前記蒸気ストリップされた多糖を漂白し; b)1,000の最少分子量カットオフを有する膜を固
    定された限外濾過装置中に前記蒸気ストリップされた多
    糖を供給し; c)イオン交換装置中に前記蒸気ストリップされた多糖
    を0.0035〜35.2l/分/m2 (0.001〜
    10.0ガロン/分/ft2 )の流速で供給し;そして d)そのいづれかの組合せから成る群から選択された少
    なくとも1つの工程段階をさらに含んで成る請求項8記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 a)前記分散された多糖と漂白剤とを
    接触せしめることによって前記多糖スラリーを漂白し; b)1,000の最少分子量カットオフを有する膜を固
    定された限外濾過装置中に前記多糖スラリーを供給し; c)イオン交換装置中に前記多糖スラリーを0.003
    5〜35.2l/分/m2 (0.001〜10.0ガロ
    ン/分/ft2 )の流速で供給し;そして d)そのいづれかの組合せから成る群から選択された少
    なくとも1つの工程段階をさらに含んで成り、ここで前
    記工程段階が、多糖が蒸気ストリップされる前及び多糖
    がスラリーされた後、行なわれる請求項8記載の方法。
  14. 【請求項14】 多糖類からの所望しない風味、臭気又
    は色除去のための方法であって、 a)水性媒体に1〜40%の固形分で前記多糖を分散
    し; b)多糖の実質的な劣化を伴わないで多糖の風味、臭気
    及び/又は色を改良す るのに有効な時間、亜塩素酸塩、次亜塩素酸塩、過酸化
    物、過硫酸塩、過マンガン酸塩、二酸化塩素及びオゾン
    から成る群から選択された漂白剤と多糖とを接触するこ
    とによって、前記多糖を漂白し; c)1,000の最少分子量カットオフを有する膜を固
    定された限外濾過装置中に前記分散された多糖を供給
    し; d)前記濾過された多糖を回収し、ここで濾過された多
    糖が改良された風味、臭気又は色により特徴づけられ
    る、段階を含んで成る方法。
  15. 【請求項15】 前記工程が連続的である請求項14記
    載の方法。
  16. 【請求項16】 多糖類からの所望しない風味及び臭気
    の除去方法であって: a)水性媒体に1〜40%の固形分で前記多糖を分散
    し; b)1,000の最少分子量カットオフを有する膜を固
    定された限外濾過装置中に前記分散された多糖を供給
    し; c)濾過された多糖を回収し; d)過酸化物及びオゾンから選択された漂白剤と前記濾
    過された多糖を接触せしめることによってその濾過され
    た多糖を漂白し;そして e)前記濾過された漂白多糖を回収する段階を含んで成
    り;ここで前記濾過された漂白多糖が改良された風味、
    臭気及び/又は色によって特徴づけられる方法。
  17. 【請求項17】 前記工程が連続的である請求項14記
    載の方法。
  18. 【請求項18】 溶解性多糖類から所望しない風味及び
    臭気の除去方法であって: a)水性媒体に1〜40%の固形分で前記多糖を分散
    し; b)多糖の実質的な劣化を伴わないで多糖の風味、臭気
    及び/又は色を改良す るのに有効な時間、亜塩素酸塩、次亜塩素酸塩、過酸化
    物、過硫酸塩、過マンガン酸塩、二酸化塩素及びオゾン
    から成る群から選択された漂白剤と多糖とを接触するこ
    とによって、前記多糖を漂白し; c)予備洗浄された顆粒状活性炭を充填された少なくと
    も1つのカラムを通して0.1〜20.0のベッド体積
    /時の流速で前記漂白され、分散された多糖を通し、こ
    こで前記カラムは湿潤された炭素顆粒により充填され、
    バック洗浄され、そして予備加熱されており;そして d)炭素微粉末を実質的に含まない形で、漂白され、分
    散され、炭素処理された多糖を回収する段階を含んで成
    り、ここで前記漂白され、分散され、炭素処理された多
    糖が口あたりのやわらかな、非不愉性の色、臭気及び風
    味により特徴づけられる方法。
  19. 【請求項19】 前記工程が連続的である請求項18記
    載の方法。
  20. 【請求項20】 a)イオン交換装置中に前記分散さ
    れ、炭素処理された多糖を0.0035〜35.2l/
    分/m2 (0.001〜10.0ガロン/分/ft2 )の
    流速で供給し; b)前記濾過された多糖と過酸化物及びオゾンから選択
    された漂白剤とを接触することによって前記炭素及びイ
    オン交換処理された多糖を漂白し; c)そのいづれかの組合せから成る群から選択された少
    なくとも1つの段階をさらに含んで成る請求項18記載
    の方法。
  21. 【請求項21】 溶解性多糖からの所望しない風味及び
    臭気の除去方法であって: a)水性媒体に1〜40%の固形分で前記多糖を分散
    し; b)予備洗浄された顆粒状活性炭を充填された少なくと
    も1つのカラムを通し て0.1〜20.0のベッド体積/時の流速で前記分散
    された多糖を通し、ここで前記カラムは湿潤された炭素
    顆粒により充填され、バック洗浄され、そして予備加熱
    されており; c)炭素微粉末を実質的に有さない形で前記分散され、
    炭素処理された多糖を回収し; d)前記炭素処理された多糖と過酸化物及びオゾンから
    選択された漂白剤とを接触することによって前記炭素処
    理された多糖を漂白し; e)前記炭素処理された漂白多糖を回収する段階を含ん
    で成り、ここで前記漂白され、炭素処理された多糖が改
    良された風味、臭気及び/又は色により特徴づけられる
    方法。
  22. 【請求項22】 前記工程が連続的である請求項20記
    載の方法。
  23. 【請求項23】 溶解性多糖からの所望しない風味及び
    臭気の除去方法であって: a)水性媒体に1〜40%の固形分で前記多糖を分散
    し; b)予備洗浄された顆粒状活性炭を充填された少なくと
    も1つのカラムを通し て0.1〜20.0のベッド体積/時の流速で前記分散
    された多糖を通し、ここで前記カラムは湿潤された炭素
    顆粒により充填され、バック洗浄され、そして予備加熱
    されており; c)炭素微粉末を実質的に有さない形で前記分散され、
    炭素処理された多糖を回収し; d)イオン交換装置中に前記分散され、濾過された多糖
    を0.0035〜35.2l/分/m2 (0.001〜
    10.0ガロン/分/ft2 )の流速で供給し;そして e)前記分散され、炭素及びイオン交換処理された多糖
    を回収する段階を含んで成り、ここで前記炭素及びイオ
    ン交換処理された多糖が改良された風味及び臭気により
    特徴づけられる方法。
  24. 【請求項24】 前記工程が連続的である請求項23記
    載の方法。
  25. 【請求項25】 a)多糖の実質的な劣化を伴わないで
    多糖の風味、臭気及び/又は色を改良するのに有効な時
    間、亜塩素酸塩、次亜塩素酸塩、過酸化物、過硫酸塩、
    過マンガン酸塩、二酸化塩素及びオゾンから成る群から
    選択された漂白剤と多糖とを接触することによって、炭
    素処理の前、前記多糖を漂白し; b)前記炭素処理された多糖と過酸化物及びオゾンから
    選択された漂白剤とを接触することによって前記炭素処
    理された多糖を漂白し;そして c)そのいづれかの組合せから成る群から選択された少
    なくとも1つの段階をさらに含んで成る請求項23記載
    の方法。
  26. 【請求項26】 多糖類からの所望しない風味、臭気及
    び/又は色の除去方法であって: a)水性媒体に1〜40%の固形分で前記多糖を分散
    し; b)予備洗浄された顆粒状活性炭を充填された少なくと
    も1つのカラムを通して0.1〜20.0のベッド体積
    /時の流速で前記分散された多糖を通し、ここで前記カ
    ラムは湿潤された炭素顆粒により充填され、バック洗浄
    され、そして予備加熱されており; c)炭素微粉末を実質的に有さない形で前記分散され、
    炭素処理された多糖を回収し; d)イオン交換装置中に前記漂白された多糖を0.00
    35〜35.2l/分/m2 (0.001〜10.0ガ
    ロン/分/ft2 )の流速で供給し;そして e)前記炭素及びイオン交換処理された多糖を回収する
    段階を含んで成り、ここで前記炭素及びイオン交換処理
    された多糖が改良された風味及び臭気により特徴づけら
    れる方法。
  27. 【請求項27】 前記工程が連続的である請求項26記
    載の方法。
  28. 【請求項28】 a)多糖の実質的な劣化を伴わないで
    多糖の風味、臭気及び/又は色を改良するのに有効な時
    間、亜塩素酸塩、次亜塩素酸塩、過酸化物、過硫酸塩、
    過マンガン酸塩、二酸化塩素及びオゾンから成る群から
    選択された漂白剤と多糖とを接触することによって、炭
    素及びイオン交換処理の前、前記多糖を漂白し;そして b)前記炭素及びイオン交換処理された多糖と過酸化物
    及びオゾンから選択された漂白剤とを接触することによ
    って前記炭素及びイオン交換処理された多糖を漂白する
    ことから成る群から選択される少なくとも1つの段階を
    さらに含んで成る請求項26記載の方法。
  29. 【請求項29】 多糖類からの所望しない風味、臭気及
    び/又は色の除去方法であって: a)水性媒体に1〜40%の固形分で前記多糖を分散
    し; b)イオン交換装置中に前記分散された多糖を0.00
    35〜35.2l/分/m2 (0.001〜10.0ガ
    ロン/分/ft2 )の流速で供給し; c)前記イオン交換処理された多糖と過酸化物及びオゾ
    ンから選択された漂白剤とを接触することによって前記
    イオン交換処理された多糖を漂白し;そして d)前記イオン交換処理され、漂白された多糖を回収す
    る段階を含んで成り、ここで前記イオン交換処理され、
    漂白された多糖が改良された風味、臭気及び/又は色に
    より特徴づけられる方法。
  30. 【請求項30】 前記工程が連続的である請求項29記
    載の方法。
  31. 【請求項31】 溶解性多糖類からの所望しない風味及
    び臭気の除去方法であって: a)水性媒体に1〜40%の固形分で前記溶解性多糖を
    分散し; b)1,000の最少分子量カットオフを有する膜を固
    定された限外濾過装置中に前記溶解性多糖を供給し; c)前記分散され、濾過された溶解性多糖を回収する段
    階を含んで成り、ここで前記濾過された溶解性多糖が改
    良された風味及び臭気により特徴づけられる方法。
  32. 【請求項32】 a)前記濾過された多糖と過酸化物及
    びオゾンから選択された漂白剤とを接触することによっ
    て前記濾過された多糖を漂白し; b)予備洗浄された顆粒状活性炭を充填された少なくと
    も1つのカラムを通して0.1〜20.0のベッド体積
    /時の流速で前記濾過された多糖を通し、ここで前記カ
    ラムは湿潤された炭素顆粒により充填され、バック洗浄
    され、そして予備加熱されており; c)イオン交換装置中に前記濾過された多糖を0.00
    35〜35.2l/分/m2 (0.001〜10.0ガ
    ロン/分/ft2 )の流速で供給し;そして d)そのいづれかの組合せから成る群から選択された少
    なくとも1つの工程段階をさらに含んで成る請求項31
    記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記工程が連続的である請求項32記
    載の方法。
  34. 【請求項34】 a)前記濾過された溶解性の多糖と漂
    白剤とを接触することによって前記濾過された溶解性の
    多糖を漂白し; b)予備洗浄された顆粒状活性炭を充填された少なくと
    も1つのカラムを通して0.1〜20.0のベッド体積
    /時の流速で前記濾過された溶解性の多糖を通し、ここ
    で前記カラムは湿潤された炭素顆粒により充填され、バ
    ック洗浄され、そして予備加熱されており; c)イオン交換装置中に前記濾過された溶解性の多糖を
    0.0035〜35.2l/分/m2 (0.001〜1
    0.0ガロン/分/ft2 )の流速で供給し;そして d)そのいづれかの組合せから成る群から選択された少
    なくとも1つの工程段階をさらに含んで成り、ここで前
    記工程段階が、前記溶解性多糖が限外濾過装置を通して
    濾過される前に行なわれる請求項31記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記工程が連続的である請求項34記
    載の方法。
  36. 【請求項36】 改良された風味、臭気及び/又は色に
    より特徴づけられ、そして請求項1記載の方法により調
    製された、スターチ、ガム、セルロース、微生物、動物
    及び植物源からのヘテロ多糖、及びその誘導体及びその
    架橋された生成物、並びにその加水分解物、及びそれら
    の組合せから成る群から選択された多糖。
  37. 【請求項37】 前記多糖が、加水分解されたスター
    チ、酸化されたスターチ、漂白されたスターチ、転換さ
    れたスターチ、酵素変性されたスターチ、マルトデキス
    トリン、ピロデキストリン、短鎖アミロース、加水分解
    された食物ガム及び加水分解された食物繊維、及びその
    誘導体及びその架橋された生成物、並びにその組合せで
    ある請求項36記載の多糖。
  38. 【請求項38】 前記多糖が、ロウ質トウモロコシ又は
    タピオカデキストリンの無水オクテニル琥珀酸誘導体;
    0.5〜5のDEを有する酵素転換されたタピオカ又は
    ポテトスターチ;又はタピオカ、コーン又はポテトデキ
    ストリンである請求項36記載の多糖。
  39. 【請求項39】 改良された風味、臭気及び/又は色に
    より特徴づけられ、そして請求項8記載の方法により調
    製された、スターチ、ガム、セルロース、微生物、動物
    及び植物源からのヘテロ多糖、及びその誘導体及びその
    架橋された生成物、並びにその加水分解物、及びそれら
    の組合せから成る群から選択された多糖。
  40. 【請求項40】 改良された風味、臭気及び/又は色に
    より特徴づけられ、そして請求項14記載の方法により
    調製された、スターチ、ガム、セルロース、微生物、動
    物及び植物源からのヘテロ多糖、及びその誘導体及びそ
    の架橋された生成物、並びにその加水分解物、及びそれ
    らの組合せから成る群から選択された多糖。
  41. 【請求項41】 改良された風味、臭気及び/又は色に
    より特徴づけられ、そして請求項16記載の方法により
    調製された、スターチ、ガム、セルロース、微生物、動
    物及び植物源からのヘテロ多糖、及びその誘導体及びそ
    の架橋された生成物、並びにその加水分解物、及びそれ
    らの組合せから成る群から選択された多糖。
  42. 【請求項42】 改良された風味、臭気及び/又は色に
    より特徴づけられ、そして請求項18記載の方法により
    調製された、スターチ、ガム、セルロース、微生物、動
    物及び植物源からのヘテロ多糖、及びその誘導体及びそ
    の架橋された生成物、並びにその加水分解物、及びそれ
    らの組合せから成る群から選択された多糖。
  43. 【請求項43】 改良された風味、臭気及び/又は色に
    より特徴づけられ、そして請求項21記載の方法により
    調製された、スターチ、ガム、セルロース、微生物、動
    物及び植物源からのヘテロ多糖、及びその誘導体及びそ
    の架橋された生成物、並びにその加水分解物、及びそれ
    らの組合せから成る群から選択された多糖。
  44. 【請求項44】 改良された風味、臭気及び/又は色に
    より特徴づけられ、そして請求項26記載の方法により
    調製された、スターチ、ガム、セルロース、微生物、動
    物及び植物源からのヘテロ多糖、及びその誘導体及びそ
    の架橋された生成物、並びにその加水分解物、及びそれ
    らの組合せから成る群から選択された多糖。
  45. 【請求項45】 改良された風味、臭気及び/又は色に
    より特徴づけられ、そして請求項29記載の方法により
    調製された、スターチ、ガム、セルロース、微生物、動
    物及び植物源からのヘテロ多糖、及びその誘導体及びそ
    の架橋された生成物、並びにその加水分解物、及びそれ
    らの組合せから成る群から選択された多糖。
  46. 【請求項46】 改良された風味、臭気及び/又は色に
    より特徴づけられ、そして請求項31記載の方法により
    調製された、スターチ、ガム、セルロース、微生物、動
    物及び植物源からのヘテロ多糖、及びその誘導体及びそ
    の架橋された生成物、並びにその加水分解物、及びそれ
    らの組合せから成る群から選択された多糖。
  47. 【請求項47】 多糖0.05〜100%を含んで成る
    改良された食用品であって、前記食用品が: a)多糖から所望しない風味、臭気及び/又は色を、蒸
    気ストリッピング;活性化された顆粒炭素による処理及
    び漂白;活性化された顆粒炭素による処理及び蒸気スト
    リッピング;限外濾過及び漂白;蒸気ストリッピング及
    び漂白;イオン交換処理及び蒸気ストリッピング;イオ
    ン交換処理及び活性化された顆粒炭素による処理;蒸気
    ストリッピング及び限外濾過;及び多糖を精製するのに
    有効なそれらのいづれかの組合せから成る群から選択さ
    れた方法により除去し; b)精製された多糖を回収し;そして c)改良された食用品の調製に活性成分として前記回収
    された多糖を用いる段階を含んで成る工程により調製さ
    れ、ここで前記食用品が多糖からの所望しない風味、臭
    気及び/又は色の除去により改良されることを特徴とす
    る食用品。
  48. 【請求項48】 前記改良された食用品が、医薬及び多
    糖含有食品から成る群から選択される請求項47記載の
    食用品。
  49. 【請求項49】 多糖0.05〜100%を含んで成る
    改良された食品であって、前記食品が: a)0.5〜20のD.E.を有する多糖を得るため
    に、酸、加熱又は酵素処理により多糖を分解し; b)前記多糖を水性媒体に1〜40%の固形分で分散
    し; c)前記分散された多糖から所望しない風味、臭気及び
    /又は色を、蒸気ストリッピング;活性化された顆粒炭
    素による処理及び漂白;限外濾過;限外濾過及び漂白;
    蒸気ストリッピング及び漂白;イオン交換処理及び漂白
    又は多糖を精製するのに有効なそれらのいづれかの組合
    せ方法により除去し; d)精製された多糖を回収し;そして e)改良された食品の調製に活性成分として前記回収さ
    れた多糖を用いる段階を含んで成る工程により調製さ
    れ、ここで前記食品が多糖からの所望しない風味、臭気
    及び/又は色の除去により改良されることを特徴とする
    食品。
  50. 【請求項50】 前記改良された食品が、低脂肪又は脂
    肪を含まないスプレッド、マーガリン、冷凍デザート、
    低脂肪サワークリーム、低脂肪チーズ、強化脱脂乳、ホ
    ワイトソース、クリームソース、アルフレド(alfr
    edo)ソース、チーズソース、冷凍ソース、カン入ソ
    ース、サラダドレッシング、クリームスープ、スープ、
    チーズスプレッド、コーヒーホワイトナー、ドライココ
    アミックス、あわ立ちされた乳トッピング、人工甘味
    剤、プディング、パイ充填剤、ケーキ、ベークされた食
    品、肉入りパイ、低脂肪ベークド食品、低脂肪サラダド
    レッシング、低脂肪乳製品、及び多糖含有食品から成る
    群から選択される請求項49記載の食品。
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