JPH067027Y2 - 自動車用ドアの開放防止治具 - Google Patents

自動車用ドアの開放防止治具

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JPH067027Y2
JPH067027Y2 JP7022688U JP7022688U JPH067027Y2 JP H067027 Y2 JPH067027 Y2 JP H067027Y2 JP 7022688 U JP7022688 U JP 7022688U JP 7022688 U JP7022688 U JP 7022688U JP H067027 Y2 JPH067027 Y2 JP H067027Y2
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door
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公司 野上
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用ドアの開放防止治具に関し、特に、
塗装前のホワイトボデーの搬送時に、該ボデー本体に組
み付けたドアを閉状態に保持固定するのに使用する治具
に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、自動車のホワイトボデーは、ボデー本体にヒン
ジを介してドアを開閉自在に組付けた状態で生産ライン
にそって搬送され、塗装工程において塗装される。とこ
ろが、上記ドアはボデー本体に係止固定されていないた
め、上記ボデーの搬送中にドアが開いて損傷することが
ある。そこで、従来ボデー本体に組付けられたドアが搬
送中に開くのを防止するため、例えば、実開昭58-28083
号公報に記載されたような固定治具を使用している。上
記固定治具を第5図乃至第7図に示す。図面において、
(1)は自動車のボデー本体、(2)はボデー本体
(1)のドア開口部、(3)はドア開口部(2)の周壁
(4)にヒンジ(5)(5)を介して開閉可能に枢着さ
れたドア、(6)は上記ドア(3)を所望の開閉位置で
固定するための固定治具である。上記固定治具(6)に
おいて、(7)は基板、(8)は基板(7)の一側面に
取付固定されたブラケット、(9)(10)は上記ブラケッ
ト(8)に枢着ピン(11)(11)を介して回動可能に枢着さ
れた一対のロックアームで、このロックアーム(9)(1
0)の対向する内端縁を夫々切欠き、一方のロックアーム
(9)の内端縁には直線状のガイド面(12)を形成すると
共に、他方のロックアーム(10)の内端縁には、長手方向
の三位置において保持凹部(13a)(13b)(13c)を有するガ
イド面(13)を形成してある。(14)は上記ロックアーム
(9)(10)の先端突出片(9a)(10a)間に圧縮介在させた
引張スプリングで、この引張スプリング(14)のバネ力に
より上記ロックアーム(9)(10)を閉方向に付勢して閉
じてある。(15)は基端(15a)に案内ピン(16)を突設し、
かつ、先端(15b)に透孔(17)を形成したスライドプレー
トで、このスライドプレート(15)は、上記ロックアーム
(9)(10)の下方位置に略平行に配置して、案内ピン(1
6)をロックアーム(9)(10)のガイド面(12)(13)間に長
手方向に移動可能に保持させてある。(18)は前記ドア開
口部(2)の周壁(4)の所定部位に突設された取付ブ
ラケットで、この取付ブラケット(18)は、上下に対向す
る取付片(19)(19)を形成したもので、該取付片(19)(19)
には夫々貫通孔(20)を形成してある。
而して、上記固定治具(6)を使用する場合は、該固定
治具(6)をドア(3)のインナパネル(21)の開口部(2
2)から内部に挿入し、基板(7)をドア(3)の周壁(2
3)にボルト(24)とナット(25)とで螺着固定すると共に、
スライドプレート(15)の先端(15b)を、基板(7)およ
び上記周壁(23)に形成された貫通孔(26)を介して外部に
突出させ、かつ、透孔(17)と上記取付ブラケット(18)の
貫通孔(20)とを一致させ、この一致した透孔(17)と貫通
孔(20)の係止杆(27)を貫通係止させる。この状態で上記
ドア(3)を開くと、ロックアーム(9)(10)はドア
(3)と一体に移動し、一方スライドプレート(15)はボ
デー本体(1)に固定されているため案内ピン(16)は移
動しない。そして、塗装前におけるホワイトボデーの搬
送時には、上記案内ピン(16)は、ロックアーム(9)(1
0)の先端の保持凹部(13a)に圧縮スプリング(14)のバネ
力で位置決め保持されて、ドア(3)は閉状態に保持さ
れる。また、ドア(3)の開状態時には、上記案内ピン
(16)は、ドア(3)の開度に応じて、ロックアーム
(9)(10)の保持凹部(13b)もしくは(13c)に位置決め保
持される。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の技術によれば、ドア(3)を閉状態に保持固
定するのに、前記固定治具(6)をドア(3)およびボ
デー本体(1)に取付けなけれはならず、脱着作業が煩
雑であって作業性が極めて悪く、しかも、コストが高く
つくという問題があった。
本考案は、ホワイトボデーの搬送時、ドアを閉状態に保
持することのできる簡単な構造の自動車用ドアの開放防
止治具を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するため提案されたもので、
ボデー本体のドア開口部の周壁に取付固定され、かつ、
所定の屈曲形状の基片の先端両側に枢着片を対設した固
定ブラケットと、ドアの周壁に取付固定され、かつ、上
記固定ブラケットの枢着片の先端に枢軸を介して回動自
在に枢着された断面略ハット型形状の可動ブラケットと
からなるヒンジを介してボデー本体に開閉可能に枢着さ
れたドアの開放防止治具であって、取手の先端に、先端
が固定ブラケットの基片の基端部に離反可能に当接する
短片部と、固定ブラケットの基片の先端縁と上記枢軸と
の間に挿脱可能に挿通されてドア閉位置に保持された上
記可動ブラケットの開方向への回動を規制する長片部と
からなる断面略L字形状の本体を固設し、かつ、該本体
に、固定ブラケットの基片の先端縁と枢軸との間への本
体の長片部の挿通時に、固定ブラケットの基片の先端縁
に係止するフック形状の係止杆を上方に向けて突設した
ものである。
〔作用〕
可動ブラケットを枢軸を支点に回動させてドア閉位置に
保持したのち、治具の本体の短片部を固定ブラケットの
基片の基端部に当接させ、かつ、長片部を固定ブラケッ
トの基片の先端縁と枢軸との間に挿通させると共に、係
止杆を固定ブラケットの基片の先端縁に係止させること
により、固定ブラケットに治具を脱着可能に取付ける
と、可動ブラケットは、上記係止具の長片部の存在によ
って枢軸を支点に回動することができず、ドアは閉位置
に保持固定される。
〔実施例〕
以下本考案に係る自動車用ドアの開放防止治具の実施例
を第1図乃至第4図を参照しながら説明すると次の通り
である。尚、第5図に示したものと同一物は同一符号で
示し説明を省略する。図面において、(32)は上記ボデー
本体(1)のドア開口部(2)の周壁(4)に取付固定
される固定ブラケットである。上記固定ブラケット(32)
は、断面略く字形状に折曲成形された基片(33)の両側端
縁に鍔部(34a)(34b)を形成し、かつ、該基片(33)の先端
縁(35)の両側端縁に鍔部(34a)(34b)と一体成形された枢
着片(36a)(36b)を対向させて突設し、該枢着片(36a)(36
a)を基片(33)の先端縁面(37)より突出させたもので、基
片(33)の基端部(38)には複数の取付穴(39)(39)を形成
し、基片(33)の先端端面(37)の両側端には凹部(40a)(40
b)を形成してある。(41)はドア(3)の周壁(23)に取付
固定される断面略ハット型形状の可動ブラケットで、こ
の可動ブラケット(41)は、上記固定ブラケット(32)の枢
着片(36a)(36b)に枢軸(42)を介して回動自在に枢着して
ある。上記可動ブラケット(41)は、対をなす基片(43a)
(43b)に取付穴(44a)(44b)を夫々形成すると共に、該基
片(43a)(43b)の内側端縁より上記固定ブラケット(32)の
枢着片(36a)(36b)を重合する取付片(45a)(45b)を対向さ
せて突出形成し、かつ、取付片(45a)(45b)の先端間に頂
片(46)を設けたもので、上記ドア(3)の閉状態時に
は、各取付片(45a)(45b)の基端内側端縁面(47a)(47b)が
上記固定ブラケット(32)の先端縁面(37)の両側凹部(40
a)(40b)に当接し、開動作時には枢軸(41)を支点に第2
図矢印方向へ回動させるようにしてある。(48)は閉位置
に保持された可動ブラケット(41)の開方向への回動を規
制するため固定ブラケット(32)に脱着可能に係止保持さ
れた治具で、この治具(48)は、短片部(49)と長片部(50)
とからなる断面略L字形状の本体(51)と、該本体(51)の
長片部(50)の外面(50a)に固設された板状の取手(52)
と、上記本体(51)と取手(52)との組付けコーナ部におい
て長片部(50)の外面(50a)に固設され、かつ、上方へ向
けて突出するフック形状の係止杆(53)とで構成されてい
る。そして、上記治具(48)の短片部(49)の先端面(49a)
を、固定ブラケット(32)の基端部(38)の表面(38a)に離
反可能に当接させ、かつ、長片部(50)の先端部(50b)
を、固定ブラケット(32)の先端縁(35)と枢軸(42)との間
に挿脱可能に挿通して固定ブラケット(32)の先端縁面(3
7)に当接させた状態で、本体(51)を可動ブラケット(41)
の取付片(45b)上に載置すると、係止杆(53)の先端フッ
ク部(53a)が、固定ブラケット(32)の基片(33)の先端縁
(35)に外面側から引掛かって係止するようにしてある。
而して、ホワイトボデーは適宜の搬送手段で塗装工程に
向けて搬送される。そして、上記ホワイトボデーの搬送
に先立って、ボデー本体(1)に装着したドア(3)を
閉じ、可動ブラケット(41)の各取付片(45a)(45b)の内側
端縁面(47a)(47b)を固定ブラケット(32)の基端(33)の先
端縁面(37)の両側凹部(40a)(40b)に衝合させ、該可動ブ
ラケット(41)をドア閉位置に保持する。しかる後、上記
固定ブラケット(32)の基端部(38)の表面(38a)に治具(4
8)の短片部(49)の先端面(49a)を離反可能に当接させ、
かつ、固定ブラケット(32)の先端縁面(37)と枢軸(42)と
の間に長片部(50)の先端部(50b)を挿脱可能に挿通保持
して、本体(51)を可動ブラケット(41)の取付片(45b)上
に載置すると、係止杆(53)の先端フック部(53a)が固定
ブラケット(32)の基片(33)の先端縁(35)に係止する。こ
うして上記固定ブラケット(32)に治具(48)を脱着可能に
取付けると、上記可動ブラケット(41)にドア開方向に外
力が加わった場合、可動ブラケット(41)の頂片(46)の内
側端縁面(46a)が治具(48)の長片部(50)の外面(50a)に当
接し、該可動ブラケット(41)は、ドア開方向への回動が
規制されてドア閉位置に保持固定され、ドア(3)は閉
状態に保持される。また、ドア(3)は、治具(48)の取
手(52)を持って該治具(48)を上方へ持ち上げて係止杆(5
3)の係合状態を解除することにより固定ブラケット(32)
から取外せば、簡単に開くことができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、固定ブラケットに治具を係止杆を利用
して脱着可能に係止保持させるという簡単な作業で、ド
アを閉状態に保持固定することができ、作業性の大幅な
向上を図ることができる。しかも、治具の回収が容易で
あると共に、構造が簡単であって、コストの大幅な低減
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る治具の使用状態を示す斜視説明
図、第2図は第1図の横断面図、第3図は第1図の縦断
面図、第4図は固定ブラケットと可動ブラケットとの枢
着部を示す説明図である。第5図はドア要部の斜視説明
図、第6図は従来の固定治具の平面説明図、第7図は固
定治具のボデーへの取付状態を示す縦断面説明図であ
る。 (1)……ボデー本体、(2)……ドア開口部、 (3)……ドア、(4)(23)……周壁、 (32)……固定ブラケット、 (33)……基片、(35)……先端縁、 (36a)(36b)……枢着片、 (41)……可動ブラケット、(42)……枢軸、 (48)……治具、(49)……短片部、 (50)……長片部、(51)……本体、 (52)……取手、(53)……係止杆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボデー本体のドア開口部の周壁に取付固定
    され、かつ、所定の屈曲形状の基片の先端両側に枢着片
    を対設した固定ブラケットと、ドアの周壁に取付固定さ
    れ、かつ、上記固定ブラケットの枢着片の先端に枢軸を
    介して回動自在に枢着された断面略ハット型形状の可動
    ブラケットとからなるヒンジを介してボデー本体に開閉
    可能に枢着されたドアの開放防止治具であって、取手の
    先端に、先端が固定ブラケットの基片の基端部に離反可
    能に当接する短片部と、固定ブラケットの基片の先端縁
    と上記枢軸との間に挿脱可能に挿通されてドア閉位置に
    保持された上記可動ブラケットの開方向への回動を規制
    する長片部とからなる断面略L字形状の本体を固設し、
    かつ、該本体に、固定ブラケットの基片の先端縁と枢軸
    との間への本体の長片部の挿通時に、固定ブラケットの
    基片の先端縁に係止するフック形状の係止杆を上方に向
    けて突設したことを特徴とする自動車用ドアの開放防止
    治具。
JP7022688U 1988-05-26 1988-05-26 自動車用ドアの開放防止治具 Expired - Lifetime JPH067027Y2 (ja)

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