JPH0635565U - 運搬容器におけるドア−の開扉位置保持装置 - Google Patents

運搬容器におけるドア−の開扉位置保持装置

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JPH0635565U
JPH0635565U JP7756692U JP7756692U JPH0635565U JP H0635565 U JPH0635565 U JP H0635565U JP 7756692 U JP7756692 U JP 7756692U JP 7756692 U JP7756692 U JP 7756692U JP H0635565 U JPH0635565 U JP H0635565U
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JP
Japan
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door
holding device
hinge
spindle
hole
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Application number
JP7756692U
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English (en)
Inventor
日出男 天野
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Nippon Fruehauf Co Ltd
Original Assignee
Nippon Fruehauf Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 掛け金と取め金による扉保持装置に代え、観
音開き扉開閉用のヒンジを利用した開扉状態の保持装置
を提供することを目的とする。 【構成】 運搬容器の後部開口部にヒンジを介して隅柱
に対し取付けた観音開式扉構造に於て、ヒンジ部分に扉
の開扉位置保持装置を設けた。そしてこの開扉位置保持
装置9は、扉1側のヒンジ部材2に取付けたフランジ7
に扉の90°と270°開扉位置に孔8aと8bを有し、こ
れに対応しヒンジブラケット4側には前記孔8aと8bの中
間位置に孔20と該孔20と同心の支承筒10を有し、
該支承筒10内にはばね18で付勢されたスピンドル1
1が納められ、該スピンドル11は支承筒10の蓋15
に設けた直径方向の開孔16に係脱可能な係止片12を
備え、端部に固着した把手17で回動可能にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、海上コンテナやバン型車両等の運搬容器において、ドア−開扉位置 保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来型の開扉保持装置について図7を参照して説明する。図7で21はバン型 車両、22はバン型車両21の後部側柱23に蝶番結合された観音開扉である。 閉扉時は施錠杆24をハンドル25をもって回動し、上下のカム26を上枠と下 枠に設けたカムキ−パ27に係合して施錠する。又開扉時は観音開扉22の下部 に一端を固着したチェ−ン29の下端に取付けたT型掛け金28をバン型車両の 下部側方に固着した留め具30に設けたT字型引掛穴(図示しない)に掛けて扉 22の開扉状態を保持して荷物の搬出入がおこなわれる。 このようなT型掛け金28及びこれを吊っているチェ−ン29は金属製の為、 車両走行時に振動によって騒音の発生・金属接触による扉の損傷、あるいは掛け 金がチェ−ンの先端で振り回されることによる危険性、さらには掛け金のさびの 発生による見栄えの悪化等の問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上述した問題点に鑑み、掛け金と取め金による扉保持装置に代え、観 音開き扉開閉用のヒンジを利用した開扉状態の保持装置を提供することを目的と する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
運搬容器の後部開口部にヒンジを介して隅柱に対し取付けた観音開式扉構造に 於て、ヒンジ部分に扉の開扉位置保持装置を設けた。 又開扉位置保持装置9は扉1側のヒンジ部材2に取付けたフランジ7に扉の9 0°と270°開扉位置に孔8aと8bを有し、これに対応しヒンジブラケット4側 には前記孔8aと8bの中間位置に孔20と該孔20と同心の支承筒10を有し、該 支承筒10内にはばね18で付勢されたスピンドル11が納められ、該スピンド ル11は支承筒10の蓋15に設けた直径方向の開孔16に係脱可能な係止片1 2を備え、端部に固着した把手17で回動可能にした。
【0005】
【実施例】
本考案はこれを要約すると、扉を隅柱に対し回動可能に取り付けるヒンジ部に 90°と略270°の位置で扉の開位置を保持する扉位置保持装置を設けたもの である。 図1で1は扉で、ヒンジ部材2により隅柱3側に回動可能に取り付けられてい る。隅柱3側には上下1対のヒンジブラケット4が固着され、これらにヒンジピ ン5が取付けられ、このヒンジピン5に前記ヒンジ部材2の環状軸受部6が図2 の如く回動可能に取り付けられている。
【0006】 さて、7はヒンジ部の回動中心である環状軸受部6の下端に固着したフランジ である。フランジ7にはヒンジピン5の中心から半径Rの位置で扉の90°と2 70°の開度位置に2個の孔8aと8bを設ける。この孔は後記する保持装置のスピ ンドル11の径より若干大である。 一方下側のヒンジブラケット4の下面に図4の如く上向きに作用する位置保持 装置9が設けられ、前記フランジ7に設けられた2つの孔8a,8bの中間位置に設 けられている。
【0007】 位置保持装置9についてのべる。 これは支承筒10及びヒンジブラケット4に設けた孔20の中にスピンドル1 1が出没可能に納められていて、ヒンジ部が90°あるいは270°回転したと きにヒンジ部の前記フランジ7にあけた孔8a,8bに前記スピンドル11が嵌入し てヒンジの回動が阻止される。 保持装置9を使用しないとき、即ち扉1の開閉を自由におこなうときにはスピ ンドル11が上方に突出しないようにするため、係止片12がスピンドル11に 設けてある。
【0008】 図3〜図5に示す如く、係止片12はスピンドル11と一体のスピンドル小径 部11a の端部に直径方向に設けた突出片で、その高さ(h)(図4)は前記ヒンジ部 材2に設けたフランジ7の厚さ(H)(図4)以下である。そしてスピンドル11の 端部には円板13がねじ14で取り付けられている。この円板13はスピンドル 11の突出量を制限している。 一方支承筒10の蓋15には前記スピンドル11の係止片12が挿通できる孔 16が設けられている。17は把手、18はばねである。ばね18はスピンドル 11の大径部と支承筒10の蓋15間の環状空間19内にあって、スピンドル1 1を常時上方に向けて付勢している。係止片12は図6の位置では蓋15の孔1 6に挿通した状態でスピンドル11がヒンジブラケット4上に突出する。又ハン ドル17をもって下方にさげながら回動して係止片12が蓋15の孔16と直交 状態で蓋15上に載置されるとスピンドル11は図4の如く孔20内に埋設され る。
【0009】
【作動】
位置保持装置9を使用して扉1を90°あるいは270°開閉するときは次の ようにして行う。最初保持装置9は図4の状態にある。 (A)90°開放の場合 把手17をもってスピンドル11を回転させ係止片12と蓋15の孔16 を整合させる(図6)。 ロックロッド24(図7)のハンドル25を持って回動し、カム26とカ ムキ−パ27の係合を外しながら扉1をさらに開く。 回動途中で位置保持装置9のスピンドル11がヒンジ部のフランジ7に設 けた孔8aに合致すると、ばね18の付勢力で自動的に嵌入される。これにより 扉1の開放はストップされる。これ が90°位置である。
【0010】 (B)270°開放の場合 位置保持装置9は図4の状態にしたまゝで、ロックロッド24のハンドル 25(図7)を持って回動しカム26とカムキ−パ27の係合を外しながら扉 1を回動して開放する。 扉が90°以上開いたところで位置保持装置9の把手17を持って回転さ せ、係止片12と蓋15の孔16の位置を整合させる(図6)。 再びハンドル25を持って開方向に扉を回動すると、位置保持装置9のス ピン ドル11がヒンジ部のフランジ7に設けた孔8bに自動嵌入される。この時 扉の開角 度は270°となる。
【0011】 (C)開位置から扉を閉じるには 位置保持装置9の把手17を持ってスピンドル11を引き抜き、そのまゝ 90°回転させる。 扉1は270°又は90°閉方向に自由に回動できる。 扉1のハンドル25を回動しカム26とカムキ−パ27を係合させハンド ル25を施錠する。
【0012】
【効果】 図7の如きチェ−ンの下端に取付けたT型掛け金28と運搬容器側に取り付け た留め金がなくなったので、車両走行時におけるチェ−ン29の振動音による 騒音がなくなると共に、振動による扉1の損傷も絶無となった。 扉開放時はチェ−ン29に接触することがなく、かつ安全確実に開度位置を保 持できる。 チェ−ン等が垂下しないので扉の見栄えもよくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒンジ部の斜視図。
【図2】図1のA矢視断面図。
【図3】図1のB−B矢視断面図で開扉位置保持装置が
作動している状態。
【図4】図1のB−B矢視断面図で開扉位置保持装置が
非作動状態。
【図5】図4のC矢視断面図。
【図6】図3のD矢視断面図。
【図7】バン型車両の斜視図。
【符号の説明】
1 扉 2 ヒンジ部材 3 隅柱 4 ヒンジブラケッ
ト 5 ヒンジピン 6 軸受部 7 フランジ 8a,8b 孔 9 位置保持装置 10 支承筒 11 スピンドル 11a スピンドル小径
部 12 係止片 13 円板 14 ねじ 15 蓋 16 開孔 17 把手 18 ばね 19 環状空間 20 孔 21 バン型車両 22 観音開扉 23 後部側柱 24 施錠杆 25 ハンドル 26 カム 27 カムキ−パ 28 T型掛け金 29 チェ−ン 30 留め具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運搬容器の後部開口部にヒンジを介して
    隅柱に対し取付けた観音開式扉構造に於て、ヒンジ部分
    に扉の開扉位置保持装置を設けたことを特徴とする運搬
    容器におけるドア−の開扉位置保持装置。
  2. 【請求項2】 開扉位置保持装置(9)は扉(1)側のヒン
    ジ部材(2)に取付けたフランジ(7)に扉の90°と27
    0°開扉位置に孔(8aと8b)を有し、これに対応しヒンジ
    ブラケット(4)側には前記孔(8aと8b)の中間位置に孔(2
    0)と該孔(20)と同心の支承筒(10)を有し、該支承筒(10)
    内にはばね(18)で付勢されたスピンドル(11)が納めら
    れ、該スピンドル(11)は支承筒(10)の蓋(15)に設けた直
    径方向の開孔(16)に係脱可能な係止片(12)を備え、端部
    に固着した把手(17)で回動可能にしたことを特徴とする
    請求項1の運搬容器におけるドア−の開扉位置保持装
    置。
JP7756692U 1992-10-14 1992-10-14 運搬容器におけるドア−の開扉位置保持装置 Pending JPH0635565U (ja)

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JP7756692U JPH0635565U (ja) 1992-10-14 1992-10-14 運搬容器におけるドア−の開扉位置保持装置

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JPH0635565U true JPH0635565U (ja) 1994-05-13

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Cited By (3)

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KR100461061B1 (ko) * 2002-10-02 2004-12-14 현대자동차주식회사 자동차의 테일게이트 열림각 제한장치
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