JPH0669599A - 半導体レーザダイオード及びその製造方法 - Google Patents

半導体レーザダイオード及びその製造方法

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JPH0669599A
JPH0669599A JP5146826A JP14682693A JPH0669599A JP H0669599 A JPH0669599 A JP H0669599A JP 5146826 A JP5146826 A JP 5146826A JP 14682693 A JP14682693 A JP 14682693A JP H0669599 A JPH0669599 A JP H0669599A
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laser diode
semiconductor laser
layer
manufacturing
film
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JP5146826A
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Hyung Soo Ahn
亨 洙 安
Min-Soo Noh
敏 秀 盧
Sang K Si
相 基 施
Won Taek Choe
原 澤 崔
Jin H Lim
珍 赫 林
Joo-Ok Seo
周▲オク▼ 徐
Min Yang
▲民▼ 梁
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LG Electronics Inc
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Gold Star Co Ltd
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    • H01S5/00Semiconductor lasers
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    • H01S5/32Structure or shape of the active region; Materials used for the active region comprising PN junctions, e.g. hetero- or double- heterostructures
    • H01S5/3202Structure or shape of the active region; Materials used for the active region comprising PN junctions, e.g. hetero- or double- heterostructures grown on specifically orientated substrates, or using orientation dependent growth
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 半導体レーザダイオードの電流注入溝を選択
的な成長により形成する方法を提供することにある。 【構成】 半導体基板21上のダブルヘテロ(doub
le hetero)接合構造の活性層24を形成する
段階と、活性層上に電流注入溝100を形成するために
前記活性層上に電流制限層31を選択的に形成する段階
と、および前記電流注入溝100および電流制限層31
上に平坦な表面を有するクラッド層を形成する段階と、
を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザダイオー
ド及びその製造方法に関し、特に内部注入溝を選択的な
成長により形成した半導体レーザダイオード及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にレーザダイオードは安定した単一
のモード、低しきい値(threshold )電流における駆動
および高い量子効率を有するために屈折率導波路状の構
造になっている。
【0003】このような屈折率導波路状のレーザダイオ
ード構造は、ほとんどその内部に電流を制限させるため
の内部電流制限層を有ゆうしている。
【0004】このような内部電流制限層は基板の形式
(type)に応じて活性層の上方または下方に位置して電
流を効果的に制限する。
【0005】このような電流制限層を有している従来の
レーザダイオードは、電流制限層に形成される電流注入
溝を、この電流制限層を成長させた後これを選択的にエ
ッチングして形成した。
【0006】図1はエッチングにより電流注入溝を形成
した従来のレーザダイオードの断面構造を示したもので
ある。
【0007】この製造工程は、まず基板1上に第1クラ
ッド層2,活性層3,第2クラッド層4,第1半導体層
5,電流制限層6,および第2半導体層7を順次形成
し、前記第2半導体層7をエッチング溶液で選択的に除
去した後、前記電流制限層6の所定部分を斜め状でエッ
チングして電流注入溝を形成する。
【0008】第3クラッド層8およびキャップ層9を形
成し、キャップ層9の上方面と基板1の下方面とにそれ
ぞれ電極10,11を形成することとなる。
【0009】このような半導体レーザダイオードでは、
前記電流制限層6と第1半導体層5とが同じ性質の半導
体である場合、選択的なエッチングが不能であるので、
初期の第1半導体層5ではなく、第2クラッド層4が露
出された形態で製造された。
【0010】特開昭63−49396号およびEPO特
許第0,132,081号では、MOCVD(Metal Or
ganic Chemical Vapor Deposition )法により成長層を
形成し、前述したようにエッチングにより電流注入溝を
形成する技術が提案されている。
【0011】ここでは、電流制限層6のGaAsと第2
クラッド層4のAlGaAsとを選択的なエッチング溶
液でNH4 OH:HO2 エッチングにより電流制限層6
に電流注入溝を形成したが、この時露出された溝の部分
の第2クラッド層4のAlGaAsが酸化されてレーザ
ダイオードの特性に大きい影響を及ぼすこととなる。
【0012】第2クラッド層4のAlGaAsが酸化さ
れることを防止するために、EPO特許第0,142,
845号では、電流制限層6としてAl0.7 Ga0.3
sを利用した。
【0013】これを図1を参照して説明する。
【0014】N−GaAs基板1上にMBE(Molecula
r Beam Epitaxy)を利用してn−Al0.45Ga0.55As
クラッド層2,アンドープド(undoped )Al0.15Ga
As活性層3,厚さ0.1μmのP−Al0.45GsAs
4,0.005μmの厚さのP−GaAs酸化防止膜
5,0.8μmの厚さのn−Al0.7 Ga0.3 As電流
制限層6,および0.005μmの厚さのn−GaAs
酸化防止膜7を連続的に成長させる。
【0015】その後、フォトレジストを利用したフォト
リソグラフィ工程によりストライプ溝(Stripe groove
)パターン(図示せず)を20μmの幅で形成した
後、このストライプ溝パターンをマスクとしてH
2 2 :NH4 2 =5:1のエッチング溶液で前記N
−GaAs酸化防止膜7を除去する。
【0016】ついでHF溶液により前記n−Al0.7
0.3 As電流制限層6を蝕刻すれば、前記P−GaA
s酸化防止膜5が露出されながらエッチングストップす
る。
【0017】ついでMBE法によりP−Al0.45GaA
s8およびP−GaAs9を成長させた後、電極10,
11を形成する。
【0018】ここに前記電極10,11を介して電流、
すなわちキャリアを注入すれば内部電流制限層6の効果
的な電流制限により、低いしきい値電流を有するレーザ
ダイオードを得られる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エッチングにより電流注入溝を形成する方法は、大量生
産のための大きい面積のウェーハにおいてはその単一性
(Uniformity)の維持が難しい。
【0020】すなわち、電流注入溝を形成するために、
電流制限層をエッチングするので大きい面積のウェーハ
において成長繰を均一に形成することができるMBE
(Molecular Beam Epitaxy)またはMOCVD(Metal
Organic Chemical Vapor Deposition )法の長点を利用
することきない。
【0021】また、前記特開昭63−49396号およ
びEPO特許第0,132,081号の場合では、電流
注入溝を形成するためのエッチングを施した後、露出さ
れたAlGaAs層の酸化により、その上に成長される
層の室(Quality )が低下されることもあり、これによ
りレーザダイオードの信頼性に多大な悪影響を及ぼすこ
ともある。
【0022】前記EPO特許第0,142,845号で
は、このような問題手点を解消するために、電流注入溝
を形成するために2回のエッチングを施しなければなら
ない煩わしさがあり、かつ側方へのエッチングを率の調
節が難しく、またエッチング後に電流注入溝の側面が酸
化する問題が発生する。
【0023】また電流電流制限層としてAl0.7 Ga
0.3 Asいるので、これによりその上にn−GaAs酸
化防止膜7を必ず成長させなければならない問題があ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、半導体
レーザダイオードの電流注入溝を選択的な成長により形
成する方法を提供することにある。
【0025】本発明の他の目的は、選択的な成長により
電流注入溝を形成した半導体レーザダイオードの構造を
提供することにある。
【0026】上記の目的を達成するための本発明の半導
体レーザダイオードの製造方法は、半導体基板上のダブ
ルヘテロ(double hetero )接合構造の活性層を形成す
る段階と、活性層上に電流注入溝を形成するために前記
活性層上に電流制限層を選択的に形成する段階と、およ
び前記電流注入溝および電流制限層上に平坦な表面を有
するクラッド層を形成する段階と、を備えることを特徴
とする。
【0027】上記の目的を達成するための本発明の半導
体レーザダイオードは、半導体基板上と、ダブルヘテロ
接合構造の活性層、前記活性層上に形成された電流制限
層および電流注入繰、前記電流制限層と電流注入溝間に
形成された第1量子ウェル(Quantum well)層、前記活
性層上の前記電流注入溝の領域に形成された第2量子ウ
ェル層および前記電流注入溝および電流制限層上に平坦
な表面を有するクラッド層を備えることを特徴とする。
【0028】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
詳細に説明する。
【0029】図2は、本発明の第1実施例の半導体レー
ザダイオードの構造を示した断面図である。
【0030】本発明の第1実施例の半導体レーザダイオ
ードの構造は、図2に示すように、n型GaAs基板2
1上にn型GaAsバッファ層22,n型Al0.45Ga
Asからなる第1クラッド層23,アンドープAlGa
Asからなる活性層24,厚さ0.2〜0.65μmの
p型Al0.45GaAsからなる第2クラッド層25が順
次形成され、前記p型Al0.45GaAs第2クラッド層
25上の電流注入溝100を除外した領域に厚さ30〜
100μmのアンドープドGaAsまたは低濃度のP−
GaAs,またはn−GaAsからなる量子ウェル層2
6と、選択的に成長させた電流制限層31とが形成され
る。
【0031】前記電流注入溝100および電流制限層3
1上に、p型Al0.45GaAsからなる第3クラッド層
32が形成され、その上にp型GaAsキャップ層33
が形成され、前記キャップ層33の上部と基板21の下
部とにp型電極32およびn型電極35が各々形成され
る。
【0032】図示しないが、電流注入溝100の領域に
電流制限層31の下部に形成された量子ウェル層26の
厚さの1/2以下の量子ウェル層が形成されることもあ
る。
【0033】上記構造の本発明の第1実施例の半導体レ
ーザダイオードの構造を図3を参照して説明する。
【0034】まず、図3(a)に示すように、n型Ga
As基板21上にMOCVD法を利用してn型GaAs
バツィ層22を0.5μm以上の厚さで形成し、その上
にn型Al0.45GaAsからなる第1クラッド層23,
アンドープAlGaAsからなる活性層24を形成す
る。
【0035】次いで、前記活性層24上にp型Al0.45
GaAsからなる第2クラッド層25を0.2〜0.6
5μmの厚さで形成し、アンドープGaAsまたは低濃
度のp型GaAsまたはn型GaAsからなる量子ウェ
ル層26を30〜100オングストロームの厚さで形成
した後、p型Alx GaAs(x≧0.6)からなる不
純物浸透防止膜27を形成する。
【0036】ここで、不純物浸透防止膜27はSiの浸
透を防止するためのので、これを形成する理由は次の通
りである。
【0037】すなわち、量子ウェル層26上に電流注入
溝を電流制限層領域の以外の領域に選択的に成長させる
ために、GaAsとは全く異なる性質のSiO2 または
Si3 4 などの絶縁膜を選択成長させる時にマスクと
して主に用いられる。
【0038】この時、絶縁膜が形成された部分でGaA
s基板に同じの性質の単結晶体として成長されるのでは
なく、多結晶粒子として存在する。このようなSiO2
またはSi3 4 などの絶縁膜が前記Si浸透防止膜2
7がなく、直接量子ウェル層26上に蒸着され、電流制
限層を成長させるための高温状態で長い時間存在する
と、量子ウェル層26がSiO2 またはSi3 4 から
のSi浸透のより破壊されると共に表面粗(grainy tex
ture)現象が発生する。
【0039】これにより、前記量子ウェル層26右上に
Si浸透防止膜27を0.1μm以上の厚さで形成する
ことにより、Siが量子ウェル層26へ浸透することを
防止する。
【0040】図3(b)に示すように、前記Si浸透防
止膜27上にSiO2 またはSi34 のような絶縁膜
28を蒸着する。
【0041】図3(c)に示すように、前記絶縁膜28
上に第1ホトレジスト29を塗布し、ホトリソグラフ工
程により、図3(d)に示すように、一定の長さ(ここ
では1μm程よの幅(W1 )を有するように第1ホトレ
ジスト29をパターニングして電流注入溝領域を定義す
る。
【0042】図4(a)に示すように、前記パターニン
グされた第1ホトレジスト29を利用して絶縁膜を選択
的にエッチングし、第1ホトレジスト29を除去する。
【0043】図4(b)に示すすように、絶縁膜28を
含む全ての表面にわたって前記第1ホトレジスト29同
種の第2ホトレジスト30を塗布し、図4(c)に示す
ように、ホトリソグラフ工程により、一定の長さの幅
(W2 )(ここでは10μm)を有するパターンで前記
第2ホトレジストをパターニングする。
【0044】図4(d)に示すように、パターニンクざ
た前記第2ホトレジスト30をマスクとして利用してH
F溶液Si浸透防止膜27を湿式エッチングする。この
時、Si浸透防止膜27の下方の量子ウェル層26がG
aAs層であるので、量子ウェル層26においてはエッ
チングが停止される。
【0045】Si浸透防止膜27は第1ホトレジスト2
9の幅(W1 )である5μに近似した4μ程の幅を有す
るようにエッチングする。
【0046】次いで、図5(a)に示すように、前記第
2ホトレジストを除去した後、図5(a)の状態のウェ
ハに、図5(b)に示すように、OCVD法により電流
制限層31を成長させて電流注入溝100を形成する。
【0047】これは同種(等しい性質)の結晶体で同一
の物質の結晶体を成長させることができる原理を利用し
たことで、図5(a)の状態のウェハに決定成長を行え
ば、GaAs量子ウェル層26上に残存している絶縁膜
28とSi浸透防止膜27は結晶成長のマスクとして利
用するので、この部分には結晶成長が出来上らなく、量
子ウェル層26が露出された部分、すなわち電流注入溝
領域の以外の領域のみGaAs結晶が選択的に成長され
る。
【0048】したがって、別途の追加工程を必要としな
くて電流制限層を形成すると共に電流注入溝を形成する
ことができる。
【0049】ここで電流注入溝の形状は図5(a)の状
態の製造の際、ウェハの方向により違うことがある。
【0050】すなわち、前記第2ホトレジストのパター
ン形成の時、電流注入溝のストライプ(stripe)方向を
第2ホトレジストの下部層、ここでは量子ウェル層26
の結晶方位<0 1 1 >若しくは<0 −1 −1
>に沿って形成してV字状の電流注入溝を形成するか、
または<0 −1 1>または<0 1 −1>に沿っ
て形成して逆メサ(Mesa)状の電流注入溝を形成するこ
ともある。
【0051】以後、図5(b)状態のウェハをGaAs
またはAlGaAsの選択的なエッチング溶液であるH
F中に浸して図5(c)に示すように、Si浸透防止膜
27および絶縁膜28を除去し、電流注入溝領域の量子
ウェル層26をその厚さの1/2以上を蝕刻する。
【0052】この時、量子ウェル層26および電流制限
層31が空気中に露出され、これにより形成された自然
酸化膜も、同時にHF溶液により除去されるので、HF
溶液によるエッチング後、直に脱イオン水による洗浄を
行い、図5(d)に示すように、LPE(Liquid Phase
Epitaxy)法により電流制限層31上にp型Al0.45
aAsからなる第3クラッド層32とp型GaAsキャ
ップ層33とを順次形成する。
【0053】この時、第3クラッド層32のAl0.45
aAsが量子ウェル層26のGaAsうえで成長される
ので、LPE成長特性によって量子ウェル層26のGa
Asが第3クラッド層32のAl0.45GaAsの中へメ
ルトバック(Melt Back )される現象が発生して“A”
部分の欠陥は全て除去される。
【0054】また本発明において、前記第3クラッド層
32およびキャップ層33は、MOCVD法によっても
成長させることができる。
【0055】前記本羽目対の第1実施例において、量子
ウェル層26を形成しなくて前記Si浸透防止膜27を
アンドープ(undoped)GaAsで形成することができ
る。
【0056】この時、アンドープGaAsからなるSi
浸透防止膜の厚さは前述したようにSiO2 Si3 4
等の絶縁膜によりGaAsの表面粗い(grainy textur
e)現象を防止するために0.1μm以上形成しなけれ
ばならない。
【0057】量子ウェル層を形成しない前記のような場
合においても、前記第3クラッド層32およびキャップ
層33をMOCVD法またはLPE法により成長させる
ことができる。
【0058】上述した本発明の第1実施例の半導体レー
ザダイオードの製造方法において、とSiO2 またはS
3 4 等の絶縁膜28を選択的な成長時のマスクとし
て用いた場合に発生する量子ウェル層26の表面粗現象
を防止するために前述したようにSi浸透防止膜27を
用いなくて、量子ウェル層26上にPSC(Phosphosil
icate Glass )/SiO2 またはPSG/Si3 4
重膜を蒸着してこれを選択的な成長時のマスクとして用
いて本発明の第1実施例の工程を行うこともできる。
【0059】また、SiO2 ,Si3 4 またはPSG
/SiO2 ,PSG/Si3 4 を用いなくて量子ウェ
ル層26を成長させる工程まで進行させた後、これを酸
素雰囲気下で熱処理してGaAsからなる量子ウェル層
26をGaAs−SiO2 膜とより作製してこれを選択
的成長時のマスクとして用いることができる。
【0060】図4は本発明の第2実施例による半導体レ
ーザダイオードの構造を示す断面図である。
【0061】AlGaAs/GaAsの異種接合の構造
において、活性層とクラッド層との間にAlのグレーデ
ッドコポジション(Graded Composition)を有するAl
GaAs/GaAs層を形成することにより、活性層内
への電子の囲いを増大させる漏斗効果と、効果的な電磁
気波の導波効果を得ることがある。したがって、しかい
値電流を得られるレーザダイオードの構造であるGRI
N−SCH(Graded Index Separate Confinement Hete
rostructure )のレーザダイオードを示したものであ
る。
【0062】本発明の第2実施例による半導体レーザダ
イオードの構造は、図6に示すように、n型GaAs基
板21上にn型GaAsバッファ層22,n型Al0.6
0.2 GaAsからなる第1グレーデット層36,アン
ドープGaAsからなる活性層24,p型Al
0.6 →0.2 GaAsからなる第2グレーデッド層37,
p型Al0.6 GaAsからなる第2クラッド層25,が
順次形成された構造である。
【0063】前記第2クラッド層25上にアンドープG
aAsまたは低濃度のp型GaAsまたはn型GaAs
からなる量子ウェル層26が形成されている。
【0064】この量子ウェル層26は電流注入溝の領域
とその以外の領域における厚さとは異なる。
【0065】電流注入溝の量子ウェル層の厚さ(t2
はその以外の領域、すなわち電流制限層領域における厚
さ(t1 )の1/2以下である(0<t2 <1/2
1 )。
【0066】また量子ウェル層26上の電流制限層領域
に電流制限層31および電流注入溝領域にわたってp型
Al0.6 GaAsからなる第3クラッド層32が形成さ
れ、第3クラッド層32上にp型GaAsからなるキャ
ップ層33形成され、前記キャップ層33の上部と基板
21の下部とにそれぞれp型電極34およびn型電極3
5が形成される構造である。
【0067】上記構造の本発明の第2実施例の半導体レ
ーザダイオードの構造方法を図5を参照して説明する。
【0068】まず、図7(a)に示すように、n型Ga
As基板21上にMOCVD法を利用してn型GaAs
バッファ層22を0.5μm以上の厚さで形成し、つい
でn型Al0.6 GaAsからなる第1クラッド層23,
n型Al0.6 →0.2 GaAsからなる第1グレーデッド
層36,を順次形成する。
【0069】ついで、アンドープGaAs活性層24を
50〜100オングストロームの厚さで形成し、p型A
0.2 →0.6 GaAsからなる第2グレーデッド層3
7,p型Al0.6 GaAsからなる第2クラッド層25
を順次形成する。
【0070】第2クラッド層22上にアンドープGaA
sたは低濃度のp型GaAsや低濃度のn型GaAsか
らなる量子ウェル層26を30〜100オングストロー
ムの厚さで形成し、量子ウェル層26へのシリコン浸透
を防止するためにp型AlxGaAs(x≧0.5)か
らなる不純物浸透防止膜27とp型GaAsとからなる
選択的除去膜38を量子ウェル層26上に順次形成す
る。この時前記選択的除去膜38は1000オングスト
ロームの以上の厚さで形成する。
【0071】図7(b)に示すように、選択的除去膜3
8上にPECVD(plasma Enhanced Chemical Vapor D
eposition )法によりSiO2 またはSi3 4 等の絶
縁膜28を500〜3000オングストローム程の厚さ
で蒸着する。
【0072】図7(c)に示すように、絶縁膜28上に
第1ホトレジスト29を塗布した後、図7(d)に示す
ように、一定の場(W1 =3〜7μm)を有するように
第1ホトレジスト29ホトリソグラフィ工程によりパタ
ーニングする。
【0073】図8(a)に示すように、前記パターニン
グされた第1ホトレジスト29をマスクとして絶縁膜2
8を蝕刻する。
【0074】ついで、図8(b)に示すように、第1ホ
トレジストを除去し絶縁膜28を含む全ての表面にわた
って全第1ホトレジスト29の同種の第2ホトレジスト
30を塗布する。
【0075】図8(c)に示すように、一定の幅(W2
=8〜12μm)を有するように第2ホトレジスト30
をホトリソグラフィ工程によりパターニングした後、図
8(d)に示すように、H2 SO4 :H2 2 :C2
4 (OH)2 :=1:2:7溶液に前記選択的除去膜3
8および不純物浸透防止膜27を湿式蝕刻させた後、図
9(a)に示すように、第2ホトレジストを除去する。
【0076】図9(b)に示すように、露出された量子
ウェル層26上にMOCVD法により電流制限層31を
成長させて電流注入溝100を形成し、このように形成
された図9(b)基板をBOE(Buffered Oxide Etcha
nt)に浸して図9(c)に示すように絶縁膜28を除去
し、さらにH2 SO4 :H2 2 :C2 4 (O
H)2 :=1:2:7溶液で前記選択的除去膜38およ
び不純物浸透防止膜27を除去する。
【0077】NH4 OH:H2 2 :H2 O=1:1:
500の溶液を利用して電流注入溝領域の露出された量
子ウェル層26を量子ウェル層の厚さ(t)の1/2以
下である厚さ(0≦t2 ≦1/2t1 )になるように蝕
刻して前記不純物浸透防止膜27と量子ウェル層26と
の間の境界面における欠陥を除去する。
【0078】その後、図9(d)に示すように、MOC
VD法によりp型Al0.6 GaAsからなる第3クラッ
ド層32,p型GaAsからなるキャップ層33を形成
し、キャップ層33上部と基板21下部とにそれぞれp
型電極34およびn型電極35を形成して、本発明の第
2実施例の半導体レーザダイオードを製造する。
【0079】ここで、電流注入溝の形状は第1実施例の
ように図5(I)状態の製造の際、ウェハ製造方向にし
たがって変ることがある。
【0080】すなわち、前記第2ホトレジストパターン
の形成の時、電流注入溝のストライプ(stripe)方向を
第2ホトレジストの下部層である量子ウェル層26の決
定方向<0 1 1>若しくは<0 −1 −1>に沿
って形成して“V”字状の電流注入溝を形成するか、ま
たは<0 −1 1>若しくは<0 1 −1>に沿っ
て形成して“逆メサ(mesa)”状の電流注入溝を形成す
る。
【0081】また、第1実施例のように図9(d)の
“A”部分の欠陥は、量子ウェル層26のGaAsが第
3クラッド層32のAl0.6 GaAsからなるメルトバ
ック(Melt Back )されて全て除去される。
【0082】図10は本発明の第2実施例のGRIN−
SCHレーザダイオードにおいて、活性層(アンドープ
GaAs)24の上下に第1グレーデッド層36として
n型Aly Ga1-y As(y=0.6−0.2)を形成
し、第2グレーデッド層37としてp型Alx Ga1-x
As(x=0.2−0.6)を形成して波長(λ)が8
30である場合を示したので、図11は本発明の第2実
施例のGRIN−SCHレーザダイオード(図6〜図
6)において、他の波長を得るために他の実施例で、活
性層24をAl0.08GaAsで形成し第1グレーデッド
層36としてn型Aly Ga1-x As(y=0.6−
0.3)を形成し、第2グレーデッド層37としてp型
Alx Ga1-x As(x=0.3−0.6)を形成して
波長(λ)が780である場合を示したものである。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体レ
ーザダイオード構造および製造方法は、電流注入溝を蝕
刻ではなく、選択的な成長により形成するようにしたの
で、大きい面積のウェーハ内において一定形状の溝を形
成することができる。また、蝕刻により露出された層の
欠陥が工程の遂行中に自然に除去されるので、レーザダ
イオードの信頼性が向上される。一方、本発明の半導体
レーザダイオードは、第1実施例、第2実施例によるレ
ーザダイオードのI−L曲線図である図6および図7に
示すように、第1実施例による半導体レーザダイオード
が約50mA程度低いしきい値電流を有し、第2実施例
による半導体レーザダイオードが約5〜200mA程度
の非常に低いしきい値電流を有する特性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半導体レーザダイオードの構造を示す断
面図。
【図2】本発明の第1実施例による半導体レーザダイオ
ードの構造を示す断面図。
【図3】本発明の第1実施例による半導体レーザダイオ
ードの製造方法を示す工程別素子断面図。
【図4】図3に示す工程に続く工程を示す工程別素子断
面図。
【図5】図4に示す工程に続く工程を示す工程別素子断
面図。
【図6】本発明の第2実施例による半導体レーザダイオ
ードの構造を示す断面図。
【図7】本発明の第2実施例による半導体レーザダイオ
ードの製造方法を示す工程別素子図。
【図8】図7に示す工程に続く工程を示す工程別素子断
面図。
【図9】図8に示す工程に続く工程を示す工程別素子断
面図。
【図10】本発明の第2実施例のグレーデッド層(Gr
aded layer)の構成図。
【図11】本発明の第3実施例のグレーデッド層の構成
図。
【図12】本発明の第1実施例による半導体レーザダイ
オードの典型的なI−L曲線図。
【図13】本発明の第2実施例による半導体レーザダイ
オードの典型的なI−L曲線図。
【符号の説明】
21 基板 22 バッファ層 23 第1クラッド層 24 活性層 25 第2クラッド層 26 量子ウェル層 27 Si浸透防止膜 28 絶縁膜 29 第1ホトレジスト 30 第2ホトレジスト 31 電流制限層 32 第3クラッド層 33 キャップ層 34,35 電極 36 第1グレーデッド層 37 第2グレーデッド層 38 選択的な除去膜 100 電流注入溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 施 相 基 大韓民国京畿道安養市批山2洞573 三益 アパートメント2−1019 (72)発明者 崔 原 澤 大韓民国ソウル特別市恩平区大棗洞72−19 (72)発明者 林 珍 赫 大韓民国ソウル特別市冠岳区新林9−洞 1555−13 (72)発明者 徐 周▲オク▼ 大韓民国ソウル特別市冠岳区新林2−洞95 −58、21/4 (72)発明者 梁 ▲民▼ 大韓民国ソウル特別市九老区始興4−洞 810−20

Claims (59)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上にダブルヘトロ接合構造の活
    性層を形成する段階と、 活性層上に電流注入溝を形成するために前記活性層上に
    電流制限層を選択的に形成する段階と、 前記電流注入溝および電流制限層上に平坦な表面を有す
    るクラッド層を形成する段階とを備えることを特徴とす
    る半導体レーザダイオードの製造方法。
  2. 【請求項2】前記電流制限層を選択的に形成する段階、 前記活性層上に量子ウェル層、不純物浸透防止膜、絶縁
    膜を順次形成する工程と、 前記絶縁膜を所定の幅(W1 )を有するパターンでパタ
    ーニングする工程と、 前記不純物浸透防止膜を前記絶縁膜の幅(W1 )に近似
    した幅を有するパターンでパターニングする工程と、 前記量子ウェル層上に前記パターニングされた絶縁膜お
    よび不純物浸透防止膜をマスクとして電流制限層を選択
    的に成長させて電流注入溝を形成する工程と、 前記絶縁膜および不純物浸透防止膜を除去する工程と、 からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    半導体レーザダイオードの製造方法。
  3. 【請求項3】前記量子ウェル層は、アンドーブGaA
    s、低濃度のp型GaAs、またはn型GaAsのいず
    れかで形成することを特徴とする特許請求の範囲第2項
    記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  4. 【請求項4】前記不純物浸透防止膜は、Alx GaAs
    (x≧0.6)で形成することを特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  5. 【請求項5】前記絶縁膜は、SiO2 またはSi3 4
    のいずれかで形成することを特徴とする特許請求の範囲
    第2項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  6. 【請求項6】前記絶縁膜パターンの幅(W1 )は、3〜
    7μmであることを特徴とする特許請求の範囲第2項記
    載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  7. 【請求項7】前記電流制限層は、MOCVD法により成
    長させることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
    半導体レーザダイオードの製造方法。
  8. 【請求項8】前記不純物浸透防止膜をパターンニングす
    る工程は、前記パターンニングされた絶縁膜上にホトレ
    ジストを塗布し、所定の幅(W1 =W2 <W1 )を有す
    るパターンで前記ホトレジストをパターニングした後前
    記パターニングされたホトレジストをマスクとして前記
    不純物浸透防止膜を湿式蝕刻して成ることを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載の半導体レーザダイオードの
    製造方法。
  9. 【請求項9】前記ホトレジストは、形成されたパターン
    の長さ方向が前記量子ウェル層の結晶方位<0 1 1
    >若しくは<0 −1 −1>に沿って形成されるよう
    にパターニングすることを特徴とする特許請求の範囲第
    2項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  10. 【請求項10】前記ホトレジストは、形成されたパター
    ンの長さ方向が前記量子ウェル層の結晶方位<0 −1
    1>若しくは<0 1 −1>に沿って形成されるよ
    うにパターニングすることを特徴とする特許請求の範囲
    第8項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  11. 【請求項11】前記ホトレジストのパターンの幅
    (W1 )は、8〜12μmであることを特徴とする特許
    請求の範囲第8項記載の半導体レーザダイオードの製造
    方法。
  12. 【請求項12】前記絶縁膜および不純物浸透防止膜は、
    HFを利用して除去することを特徴とする特許請求の範
    囲第2項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  13. 【請求項13】前記電流制限層を選択的に形成する段階
    後に前記電流注入溝部分の量子ウェル層を蝕刻する段階
    がさらに含まれることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  14. 【請求項14】前記電流注入溝部分の量子ウェル層の蝕
    刻は、量子ウェルの厚さの1/2程度残存するように蝕
    刻することを特徴とする特許請求の範囲第13項記載の
    半導体レーザダイオードの製造方法。
  15. 【請求項15】前記電流制限層を選択的に形成する段階
    が、 前記活性層上に量子ウェル層を形成する工程と、 前記量子ウェル層を酸化させて酸化量子ウェル層を形成
    する工程と、 前記酸化量子ウェル層を所定の幅(W1 )を有するはパ
    ターンでパターニングする工程と、 前記パターニングされた酸化量子ウェル層をマスクとし
    て電流制限層を選択的に成長させて電流注入溝を形成す
    る工程と、 前記酸化量子ウェル層を除去する工程とからなることを
    特徴とする半導体レーザダイオードの製造方法。
  16. 【請求項16】前記酸化量子ウェル層は、形成されたパ
    ターンの長さ方向が前記量子ウェル層の結晶方位<0
    1 1>若しくは<0 −1 −1>に沿って形成され
    るようにパターニングすることを特徴とする特許請求の
    範囲第15項記載の半導体レーザダイオードの製造方
    法。
  17. 【請求項17】前記酸化量子ウェル層は、形成されたパ
    ターンの長さ方向が前記量子ウェル層の結晶方位<0
    −1 1>若しくは<0 1 −1>に沿って形成され
    るようにパターニングすることを特徴とする特許請求の
    範囲第15項記載の半導体レーザダイオードの製造方
    法。
  18. 【請求項18】前記酸化量子ウェル層のパターンの幅
    (W1 )は、3〜7μmであることを特徴とする特許請
    求の範囲第15項記載の半導体レーザダイオードの製造
    方法。
  19. 【請求項19】前記電流制限層を選択的に形成する段階
    が、 前記活性層上に不純物浸透防止膜を形成する工程と、 前記不純物浸透防止膜上に絶縁膜を形成する工程と、 前記不純物浸透防止膜を前記絶縁膜の幅(W1 )と同一
    の幅を有するパターンでパターニングする工程と、 前記活性層上に前記パターニングされたされた絶縁膜お
    よび不純物浸透防止膜をマスクとして電流制限層を選択
    的に成長させて電流注入溝を形成する工程と、 前記絶縁膜および不純物浸透防止膜を除去する工程と、 からなることを特徴とする半導体レーザダイオードの製
    造方法。
  20. 【請求項20】前記不純物浸透防止膜は、アンドープド
    GaAsで形成することを特徴とする特許請求の範囲第
    19項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  21. 【請求項21】前記不純物浸透防止膜は、少くともも
    0.1μmの厚さで形成することを特徴とする特許請求
    の範囲第19項記載の半導体レーザダイオードの製造方
    法。
  22. 【請求項22】前記不純物浸透防止膜は、形成されたパ
    ターンの長さ方向が前記活性層の結晶方位<0 1 1
    >若しくは<0 −1 −1>に沿って形成されるよう
    にパターニングすることを特徴とする特許請求の範囲第
    19項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  23. 【請求項23】前記不純物浸透防止膜は、形成されたパ
    ターンの長さ方向が前記活性層の結晶方位<0 −1
    1>若しくは<0 1 −1>に沿って形成されるよう
    にパターニングすることを特徴とする特許請求の範囲第
    19項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  24. 【請求項24】前記絶縁膜は、SiO2 またはSi3
    4 のいずれかで形成することを特徴とする特許請求の範
    囲第19項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  25. 【請求項25】前記絶縁膜および不純物浸透防止膜は、
    HFを利用して除去することを特徴とする特許請求の範
    囲第19項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  26. 【請求項26】前記絶縁膜のパターンの幅(W1 )は、
    3〜7μmであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    9項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  27. 【請求項27】前記電流制御層を選択的に形成する段階
    が、 前記活性層上に量子ウェル層を形成する工程と、 前記量子ウェル層上に二重膜を形成する工程と、 前記二重膜を所定の幅(W1 )を有するパターンでパタ
    ーニングする工程と、 前記量子ウェル層上に前記パターニングサレタ二重膜を
    マスクとして電流制限層を選択的に成長させて電流注入
    溝を形成する工程と、 前記二重膜を除去する工程とからなることを特徴とする
    半導体レーザダイオードの製造方法。
  28. 【請求項28】前記二重膜は、PSG/SiO2 ,PS
    G/Si3 4 のいずれかで形成することを特徴とする
    特許請求の範囲第27項記載の半導体レーザダイオード
    の製造方法。
  29. 【請求項29】前記二重膜は、形成されたパターンの長
    さ方向が前記量子ウェル層の結晶方位<0 1 1>若
    しくは<0 −1 −1>に沿って形成されるようにパ
    ターニングすることを特徴とする特許請求の範囲第19
    項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  30. 【請求項30】前記二重膜は、形成されたパターンの長
    さ方向が前記量子ウェル層の結晶方位<0 −1 1>
    若しくは<0 1 −1>に沿って形成されるようにパ
    ターニングすることを特徴とする特許請求の範囲第19
    項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  31. 【請求項31】前記二重膜パターンの幅(W1 )は、3
    〜7μmであることを特徴とする特許請求の範囲第27
    項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  32. 【請求項32】前記クラッド層は、Al0.45GaAsで
    形成することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    半導体レーザダイオードの製造方法。
  33. 【請求項33】前記クラッド層は、LPE法またはMO
    CVD法のいずれかにより請求させることを特徴とする
    特許請求の範囲第34項記載の半導体レーザダイオード
    の製造方法。
  34. 【請求項34】前記クラッド層を形成する段階後に、前
    記クラッド層上にキャップ層を形成する段階と、前記キ
    ャップ層の上部と半導体基板の下部とにそれぞれ電極を
    形成する段階とがさらに含まれることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の半導体レーザダイオードの製造
    方法。
  35. 【請求項35】第1導電型基板上に第1導電型バッファ
    層、第1導電型の第1クラッド層、第1導電型の第1グ
    レーデッド層、第2導電型の第2クラッド層、量子ウェ
    ル層、不純物浸透防止膜、選択的な除去膜、絶縁膜を順
    次形成する段階と、 前記絶縁膜を所定の幅(W1 )を有するパターンでパタ
    ーニングする段階と、 前記選択的な除去膜および不純物浸透防止膜を前記絶縁
    膜の幅(W1 )にほぼ等しい幅を有するパターンでパタ
    ーニングする段階と、 前記パターニングされた絶縁膜、選択的な除去膜および
    不純物浸透防止膜をマスクとして前記量子ウェル層上に
    電流制限層を選択的に成長させて電流注入溝を形成する
    段階と、 前記絶縁膜、選択的な除去膜および不純物浸透防止膜を
    除去する段階と、 前記電流注入溝部分と量子ウェル層を所定の厚さが存在
    するように蝕刻する段階と、 前記電流注入溝および電流制限層上に第2導電型第3ク
    ラッド層および第2導電型キャップ層を順次形成する段
    階と、 前記キャップ層上部と基板下部とにそれぞれ第2導電型
    電極および第1導電型電極を形成する段階と、 を備えることを特徴とする半導体レーザダイオードの製
    造方法。
  36. 【請求項36】前記量子ウェル層は、アンドソープGa
    As、低濃度のp型GaAs、または低濃度n型GaA
    sのいずれかで形成することを特徴とする特許請求の範
    囲第35項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  37. 【請求項37】前記不純物浸透防止膜は、p型Alx
    aAs(x≧0.5)で形成するを特徴とする特許請求
    の範囲第35項記載の半導体レーザダイオードの製造方
    法。
  38. 【請求項38】前記選択的な除去膜は、p型GaAsで
    形成することを特徴とする特許請求の範囲第35項記載
    の半導体レーザダイオードの製造方法。
  39. 【請求項39】前記選択的な除去膜は、少くとも100
    オングストロームの厚さを有するように形成することを
    特徴とする特許請求の範囲第38項記載の半導体レーザ
    ダイオードの製造方法。
  40. 【請求項40】前記絶縁膜は、SiO2 またはSi3
    4 のいずれかで形成することを特徴とする特許請求の範
    囲第35項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  41. 【請求項41】前記絶縁膜パターンの幅(W1 )は、3
    〜7μmであることを特徴とする特許請求の範囲第35
    項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  42. 【請求項42】前記選択的な除去膜および不純物浸透防
    止膜をパターニングする段階は、 前記パターニングされた絶縁膜上にホトレジストを塗布
    した後、所定の幅(W2 )を有するパターンでパターニ
    ングする工程と、 前記ホトレジストパターンをマスクとして前記選択的な
    除去膜および不純物浸透防止膜を湿式蝕刻する工程と成
    ることを特徴とする特許請求の範囲第35項記載の半導
    体レーザダイオードの製造方法。
  43. 【請求項43】前記ホトレジストは、形成されたパター
    ンの長さ方向が前記量子ウェル層の結晶方位<0 1
    1>若しくは<0 −1 −1>に沿って形成されるよ
    うにパターニングすることを特徴とする特許請求の範囲
    第42項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  44. 【請求項44】前記ホトレジストは、形成されたパター
    ンの長さ方向が前記量子ウェル層の結晶方位<0 −1
    1>若しくは<0 1 −1>に沿って形成されるよ
    うにパターニングすることを特徴とする特許請求の範囲
    第42項記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  45. 【請求項45】前記ホトレジストのパターンの幅
    (W1 )は、8〜12μmであることを特徴とする特許
    請求の範囲第42項記載の半導体レーザダイオードの製
    造方法。
  46. 【請求項46】前記選択的な除去膜および不純物浸透防
    止膜は、H2 SO4 :H2 2 :C22 (OH)2
    =1:2:7溶液を利用して湿式蝕刻することを特徴と
    する特許請求の範囲第42項記載の半導体レーザダイオ
    ードの製造方法。
  47. 【請求項47】前記電流制限層は、MOCVD法により
    成長させることを特徴とする特許請求の範囲第35項記
    載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  48. 【請求項48】前記絶縁膜は、BOEを利用して除去す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第35項記載の半導
    体レーザダイオードの製造方法。
  49. 【請求項49】前記選択的な除去膜および不純物浸透防
    止膜は、H2 SO4 :H2 2 :C22 (OH)2
    =1:2:7溶液を利用して除去することを特徴とする
    特許請求の範囲第35項記載の半導体レーザダイオード
    の製造方法。
  50. 【請求項50】前記電流注入溝部分の量子ウェル両は、
    量子ウェル層の厚さの1/2程残存するように蝕刻する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第35項記載の半導体
    レーザダイオードの製造方法。
  51. 【請求項51】前記量子ウェル層は、NH4 OH:H2
    2 :H2 O=1:1:500溶液を利用して湿式蝕刻
    することを特徴とする特許請求の範囲第50項記載の半
    導体レーザダイオードの製造方法。
  52. 【請求項52】前記第3クラッド層は、Al0.6 GaA
    sで形成することを特徴とする特許請求の範囲第35項
    記載の半導体レーザダイオードの製造方法。
  53. 【請求項53】前記クラッド層は、MOCVD法または
    LPE法のいずれかにより形成することを特徴とする特
    許請求の範囲第35項記載の半導体レーザダイオードの
    製造方法。
  54. 【請求項54】半導体基板と、 前記半導体基板上に形成されたダブルヘテロ接合構造と
    活性層と、 前記活性層上に形成された電流注入溝および電流制限層
    と、 前記活性層と電流制限層間に形成された第1量子ウェル
    層と、 前記活性層上の前記電流注入溝領域に形成された第2量
    子ウェル層と、 前記電流注入溝および電流制限層上に平坦な表面を有る
    すクラッド層と、 を備えることを特徴とする半導体レーザダイオード。
  55. 【請求項55】前記第1量子ウェル層と第2量子ウェル
    層とは、互に違う厚さを有することを特徴とする特許請
    求の範囲第54項記載の半導体レーザダイオード。
  56. 【請求項56】前記第2量子ウェル層の厚さは、前記第
    1量子ウェル層の厚さの1/2であることを特徴とする
    特許請求の範囲第54項記載の半導体レーザダイオー
    ド。
  57. 【請求項57】前記電流注入溝は、‘V’字状であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第54項記載の半導体レ
    ーザダイオード。
  58. 【請求項58】前記電流注入溝は、逆メサ(Mesa)
    状であることを特徴とする特許請求の範囲第54項記載
    の半導体レーザダイオード。
  59. 【請求項59】前記クラッド層上に形成されたキャップ
    層と;前記半導体基板の下部と前記キャップ層の上部と
    にそれぞれ形成された電極をさらに含まれることを特徴
    とする特許請求の範囲第54項記載の半導体レーザダイ
    オード。
JP5146826A 1992-05-27 1993-05-26 半導体レーザダイオード及びその製造方法 Pending JPH0669599A (ja)

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