JPH0668178B2 - 外壁の防水構造 - Google Patents

外壁の防水構造

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JPH0668178B2
JPH0668178B2 JP4659387A JP4659387A JPH0668178B2 JP H0668178 B2 JPH0668178 B2 JP H0668178B2 JP 4659387 A JP4659387 A JP 4659387A JP 4659387 A JP4659387 A JP 4659387A JP H0668178 B2 JPH0668178 B2 JP H0668178B2
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民雄 小村
正義 吉岡
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喜与士 遠藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建物における外壁の防水構造に関する。
[従来の技術] 一般に、外壁部材とその外壁部材の直下にある部材(以
下壁下部材という)との接合部、例えば外壁部材が外壁
パネルの場合において壁下部材が外壁パネル、床パネ
ル、屋根、庇などの場合の接合部は、水の侵入を防ぐ構
造を採用する必要がある。
従来、上記外壁の防水構造として、特開昭56−150246号
公報に記載されるように、外壁部材と壁下部材の間目地
にパッキングを装填したり、実公昭59−36567号公報に
記載されるように外壁部材と壁下部材の接合部に水切板
を配設する等の構造が提案されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、外壁部材と壁下部材の間に目地にパッキ
ングを装填しても、パッキングと外壁部材の間、パッキ
ングと壁下部材の間のそれぞれに新たな接続部を生じ、
この新たな接続部からの水の浸入を完全に防止するのに
困難をともなう。
また、外壁部材と壁下部材の接合部に水切板を配設して
も、水切板と外壁部材、壁下部材のそれぞれとの間に微
小な間隙をともない易く、水の新入を完全に防止するの
に困難がある。
本発明は、外壁部材と壁下部材の接合部への水の浸入を
確実に防止することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、外壁部材と壁下部材との接合部を水封する外
壁の防水構造において、外壁部材と壁下部材の上記接合
部の両側に位置する外壁部材の外面と壁下部材の外面の
それぞれを平滑処理し、平滑処理された外壁部材の外面
に防水板に一端を添着するとともに、平滑処理された壁
下部材の外面に防水板の他端を添着し、かつ防水板の外
壁部材と壁下部材にまたがる部分に変形吸収部を設ける
ようにしたものである。
[作用] 本発明によれば、防水板の両端が外壁部材の外面と壁下
部材の外面のそれぞれに添着されるから、外壁部材と壁
下部材の接合部が防水板により外界に対して閉塞され、
雨水の浸入を防止可能とされる。
ここで、外壁部材と壁下部材の防水板が添着される部分
は平滑処理されているから、防水板は間隙なく外壁部材
と壁下部材に添着される。したがって、外壁部材を伝わ
り落下もしくは吹上げられてくる雨水が防水板と外壁部
材もしくは壁下部材の間から浸入する可能性がない。
また、防水板の外壁部材と壁下部材にまたがる部分には
変形吸収部が設けられているから、防水板は建築施工時
における外壁部材と壁下部材の相対位置の設定誤差を吸
収して所定の位置に取着でき、また、防水板は建築後に
おける外壁部材と壁下部材の熱変形等による相対変位を
吸収して外壁部材と壁下部材に対する所定の取着状態を
維持できる。
すなわち、本発明によれば、外壁部材と壁下部材の接合
部への水の浸入を確実に防止できる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例が適用されてなる建物構造体
の要部を示す断面図、第2図は第1図の加工過程を示す
断面図である。
建物10は、木質壁式構造からなるユニット建物であり、
下建物ユニット(1階部分)11の上部に上建物ユニット
(2階部分)12を接合して構成されている。下建物ユニ
ット11と上建物ユニット12は工場等において工業的に製
作された後、建築現場に運搬されて据付けられる。
第1図は下建物ユニット11の壁パネル13(本発明の壁下
部材)と上建物ユニット12の壁パネル14(本発明の外壁
部材)との接合部を示している。
下建物ユニット11の壁パネル13は、上枠15、たて枠16、
不図示の下枠、外壁面材17、内壁面材18によって本体部
を形成し、外壁面材17の外面に表層塗膜(表層被覆材)
19を施している。
上建物ユニット12の壁パネル14は、不図示の上枠、たて
枠20、下枠21、外壁面材22、内壁面材23によって本体部
を形成し、外壁面材22の外面に表層塗膜(表層被膜材)
24を施している。
なお、図において、25は床面材、26は端根太、27はつな
ぎ下枠である。壁パネル13の上枠15とつなぎ下枠27は、
それぞれ対応するボルト孔28A、28Bを備え、ボルト29に
よって締結されている。
また、建物ユニット11、12のそれぞれにおける外壁面材
17、22の外面は、平滑塗膜30、31を施されて平滑化され
ている(第2図参照)。すなわち、平滑塗膜30、31は、
外壁面材17、22の外面に施された表層塗膜19、24の凹凸
の上に塗料を塗布することによって、この凹部を目つぶ
し状に平滑化する。
さらに、上記平滑処理された下建物ユニット11の壁パネ
ル13における外壁面材17の外面、すなわち平滑塗膜30に
は防水板32の一端が添着される。また、上記平滑処理さ
れた上建物ユニット12の壁パネル14における外壁面材22
の外面、すなわち平滑塗膜31には防水板32の他端が添着
される。33は釘である。防水板32は、非透水性の、アル
ミニウム板等の金属薄板、合成樹脂薄板等からなり、壁
パネル13と壁パネル14にまたがる部分を弾性変位できる
湾曲状の変形吸収部34としている。すなわち、防水板32
は、変形吸収部34を備える状態で、平滑処理された平滑
塗膜30、31に微細な間隙を残すことなく密着して添着さ
れる。
なお、この実施例では、防水板32と平滑塗膜30、31との
間に非加硫ブチルゴム等の防水クッション材35を挟圧接
着状態で介装し、防水板32と平滑塗膜30、31との密着度
をより高めている。
さらに、建物10は、上記防水板32の外面側に化粧カバー
36を装着している。化粧カバー36は、防水板32の上端係
止部37と下端係止部38に係着されている。化粧カバー36
は防水板32の上端係止部37に止ねじ39によって固定され
るとともに、防水板32の下端係止部38に相対変位可能に
係着されて前記変形吸収部34の変位を吸収可能としてい
る。
なお、建物10は、下建物ユニット11と上建物ユニット12
との接合時に、壁パネル13の上端部と壁パネル14の下端
部との間にパッキング40を挟圧状態で装着している。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例によれば、防水板32の両端が壁パネル14の外
面と壁パネル13の外面のそれぞれに添着されるから、壁
パネル14と壁パネル13の接合部が防水板32により外界に
対して閉塞され、雨水の浸入を防止可能とされる。
ここで、壁パネル14と壁パネル13の防水板32が添着され
る部分は平滑処理された平滑塗膜30、31とされているか
ら、防水板32は間隙なく壁パネル14と壁パネル13に添着
される。したがって、壁パネル14、13を伝わり落下もし
くは吹上げられてくる雨水が防水板32と壁パネル13、14
の外面の間から浸入する可能性がない。
また、防水板32の壁パネル14と壁パネル13にまたがる部
分には変形吸収部34が設けられているから、防水板32は
建築施工時における壁パネル14と壁パネル13の相対位置
の設定誤差を吸収して所定の位置に取着でき、また防水
板32は建築後における壁パネル14と壁パネル13の熱変形
等による相対変位を吸収して壁パネル14と壁パネル13に
対する所定の取着状態を維持できる。
すなわち、上記実施例によれば、壁パネル14と壁パネル
13の接合部への水の浸入を確実に防止できる。
なお、本発明は、外壁部材と壁下部材の凹凸面の凹部に
コーキング剤を装填する等によってそれらの凹凸面を平
滑処理するものであってもよい。
また、本発明は、外壁パネルと床パネルの接合部、外壁
パネルと屋根、庇等との接合部等の防水構造として広く
適用できる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、外壁部材と壁下部材の
接合部への水の浸入を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例が適用されてなる建物構造体
の要部を示す断面図、第2図は第1図の施工過程を示す
断面図である。 10……建物、13……壁パネル(壁下部材)、14……壁パ
ネル(外壁部材)、30、31………平滑塗膜、32……防水
板、34……変形吸収部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外壁部材とその外壁部材の直下にある壁下
    部材との接合部を水封する外壁の防水構造において、外
    壁部材と壁下部材の上記接合部の両側に位置する外壁部
    材の外面と壁下部材の外面のそれぞれを平滑処理し、平
    滑処理された外壁部材の外面に防水板の一端を添着する
    とともに、平滑処理された壁下部材の外面に防水板の他
    端を添着し、かつ防水板の外壁部材と壁下部材にまたが
    る部分に変形吸収部を設けたことを特徴とする外壁の防
    水構造。
JP4659387A 1987-02-27 1987-02-27 外壁の防水構造 Expired - Fee Related JPH0668178B2 (ja)

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